JPH0915734A - 画像焼付方法 - Google Patents

画像焼付方法

Info

Publication number
JPH0915734A
JPH0915734A JP16599995A JP16599995A JPH0915734A JP H0915734 A JPH0915734 A JP H0915734A JP 16599995 A JP16599995 A JP 16599995A JP 16599995 A JP16599995 A JP 16599995A JP H0915734 A JPH0915734 A JP H0915734A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image
printed
printing
information
exposure
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP16599995A
Other languages
English (en)
Inventor
Shuji Ajimi
修二 安心院
Koichi Hosoya
光一 細矢
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Photo Film Co Ltd filed Critical Fuji Photo Film Co Ltd
Priority to JP16599995A priority Critical patent/JPH0915734A/ja
Priority to US08/670,579 priority patent/US5729329A/en
Publication of JPH0915734A publication Critical patent/JPH0915734A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Projection-Type Copiers In General (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 複数の露光部を有する装置により、写真フィ
ルム上の画像を効率よく同一感光材料上に焼付けする。 【構成】 ネガキャリアの搬送路上をネガフィルムが搬
送するときに、磁気ヘッド部によって磁気情報が読み取
られ(102) 、センサ部の光学センサによって画像の濃度
が測定されて(104) 、素抜けコマ及び露光不良コマを検
出して、焼付けする対象となる画像を選別し(120) 、選
別された画像のプリントサイズを決定して(122) 、選別
された画像から最後に焼付けされる画像P1 及びその1
つ前に焼付けされる画像P2 を特定し(124) 、これらの
プリントサイズに基づいて、焼付けする順序を決定して
焼付けする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、画像焼付方法に関し、
特に写真フィルム上の記録領域に記録された画像を感光
材料上に焼付けするための画像焼付方法に関する。
【0002】
【従来の技術】本来、1本の写真フィルムには記録可能
な領域にできるだけ多くの画像が連続して記録されてい
る。このため、現像処理において写真フィルムの焼付領
域の搬送方向端部から順に連続して感光材料上に焼付け
されている。
【0003】また近年、1本の現像済フィルムにどのよ
うな写真が撮影されているかを簡単に検索できるよう
に、各コマをマトリクス状に並べて縮小プリントしたイ
ンデックスプリントが知られている(例えば、特開昭6
1−122639号公報参照)。また、本出願人は、上
記のようなインデックスプリントの焼付露光と各画像コ
マ毎の焼付露光とを連続して処理し、写真プリントの高
速処理性能を低下させることなくインデックスプリント
の作成を可能にした写真プリンタを提案している(例え
ば、特開平6−190586号公報参照)。
【0004】この写真プリンタでは、例えば、フィルム
1本分毎のプリント画像を印画紙に焼付けする主プリン
ト部と、インデックスプリントの画像(インデックスプ
リント画像)を印画紙に焼付けする副プリント部とを有
している。
【0005】この副プリント部では、インデックスプリ
ント画像をカラーCRTに表示し、この表示画像が焼付
レンズを介して感光材料上に結像されて、インデックス
プリント画像の焼付露光を行なっている。また、写真プ
リンタのサイズの小型化を図るために、上記のカラーC
RTの代わりに電流制御によって各画素の階調(透過濃
度)を制御することができる液晶パネルを備え、焼付露
光対象の画像のRGB各々の色成分の画像を該液晶パネ
ルに形成し、RGB各々の光による露光を順次行うこと
も提案されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、記録可能な最
大画像数に満たない状態で現像処理される写真フィルム
が約3割ある。この場合に写真フィルムの搬送方向端部
から順に焼付けを行うと、記録されていない部分の写真
フィルムに対応する感光材料上には何も焼付けされな
い。一方、このような写真フィルムからインデックスプ
リントを得る場合に、このような画像コマまでインデッ
クスとして構成することは意味がない。また、画像の記
録状態によっては焼付けを行っても画像を判別できない
ものもある。例えば露光状態が良好でない画像は焼付け
をしても全体として暗すぎる又は白すぎる画像となって
しまうためにプリントとして活用されないことがある。
これらの最終的に利用されることがない画像に対して、
逐次焼付処理を施すと処理に時間がかかり、また、その
プリントサイズの分だけ感光材料上に無駄が生じる。更
に、このような無駄な領域を焼付け後に除去することは
手間がかかる。
【0007】本発明は上記事実を考慮して成されたもの
で、複数の露光部を有する装置により、写真フィルム上
の画像を効率よく同一感光材料上に焼付けすることがで
きる画像焼付方法を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の画像焼付
方法は、同一の感光材料上に所定距離離して2つの露光
ステージを設け、感光材料搬送方向の下流側露光ステー
ジで写真フィルム上の画像を順次焼付け、予め定められ
た1区切りの最終画像に連続して、感光材料搬送方向の
上流側露光ステージで焼き付けられる画像が配置される
ように画像を焼付ける画像焼付方法において、前記写真
フィルム上の画像情報に基づく判断により焼付けする画
像を選別し、前記選別された画像の内、最後に焼付けさ
れる最終画像及びその1つ前に焼付けされる画像を特定
し、前記最終画像及びその1つ前の画像のサイズに基づ
いて前記最終画像が焼付けされる前に前記上流側露光ス
テージで焼付けされる画像領域を決定すること、を特徴
としている。
【0009】請求項2記載の画像焼付方法は、請求項1
において、前記写真フィルム上に記録された磁気情報又
は光学情報であり、該写真フィルムを往復搬送すると共
に、往路で該情報を読み取り、復路で画像の焼付けを行
うことを特徴としている。
【0010】請求項3記載の画像焼付方法は、請求項1
又は2において、前記上流側露光ステージで焼付けされ
る画像が前記選別された画像から構成されるインデック
スプリント画像であり、該インデックスプリント画像が
予め複数に分割され、この各分割画像単位について最終
画像前に焼付けするか否かを決定すること、を特徴とし
ている。
【0011】
【作用】請求項1記載の画像焼付方法によれば、写真フ
ィルム上の画像情報に基づいて焼付けする画像を選別
し、これらの画像から最後に焼付けされる画像とその1
つ前に焼付けされる画像とが特定される。例えば未使用
部分を有する写真フィルムであっても記録された画像の
みを選別する。また、写真フィルム上の記録された画像
間に画像が記録されていない領域(素抜けコマ)が存在
する場合には、そのコマを選別しないようになってい
る。
【0012】また2つの露光ステージを1の感光材料が
搬送する場合に、感光材料は上流側の露光ステージを通
過してから下流側の露光ステージを通過する。このとき
に、上記の作業において抽出された画像群を1つの単位
として、この単位における最終画像及びその1つ前の画
像のサイズに基づいて、最終画像が焼付けされる前に上
流側露光ステージで焼付けされる画像領域が決定され
る。決定された画像領域が最終画像の露光前に上流側露
光ステージによって焼付けされ、残りの領域の画像の露
光は最終画像の露光後に行う。なお、決定された領域内
に上流側露光ステージの画像が全て含まれる場合には1
回の露光でよい。
【0013】このため、素抜けコマ等を排除して真に焼
付けが所望される画像のみを選別し、選別された最終画
像及びその1つ前の画像のサイズに基づいて露光ステー
ジを切り換えて焼付けを行い、必要な最小量の感光材料
を予め設定することができ、感光材料上の無駄な領域を
排除し、また処理時間を短縮することができる。
【0014】従って、写真フィルム上の画像を、効率よ
く同一感光材料上に焼付けすることができる。
【0015】請求項2記載の画像焼付方法によれば、画
像の選別の判断には、写真フィルムに記録された磁気情
報又は光学情報の画像情報が用いられる。磁気情報は、
写真フィルムに設けられた磁気記録層に記録されてお
り、この磁気記録層を例えば磁気ヘッドで摺接して磁気
情報を読み取り、記録することができる。一方、光学情
報により透過濃度等の情報が提供され、これにより画像
の有無及び画像の透過濃度を確認することができる。画
像の透過濃度によって、露光時間を調整しても十分な画
像を焼付けすることができない画像が選別可能である。
また、写真フィルムは往復搬送可能であり、往路におい
てこれらの情報を読み取り、復路において読み取られた
情報の基づいて焼付けを行う。これにより、真に焼付け
が所望される画像のみを選別すると共に、往路において
収集された各種の情報に基づいて適正な画像を焼付けす
ることができ、従って、所望されない画像の領域を感光
材料から排除すると共に、適正な画像を一層迅速に処理
することができる。
【0016】請求項3記載の画像焼付方法によれば、選
別された画像からインデックスプリント画像が構成さ
れ、選別された画像と共に感光材料上に焼付けされる。
従って、焼付けされなかった画像をインデックスプリン
ト画像として含むことがなく、また、選別された画像の
みの分割単位毎に判断して、最終画像のサイズに基づい
て効率よく画像を焼付けすることができる。
【0017】
【実施例】以下に図面を参照して、本発明の実施例を詳
細に説明する。
【0018】図1には、本発明が適用可能なプリンタプ
ロセッサ10が示されており、このプリンタプロセッサ
10は、プリンタ部12とプロセッサ部14とによって
構成されている。
【0019】図2に示されるように、プリンタ部12に
は、ネガキャリア20に装着されたネガフィルム18
(図3参照)上の画像コマ18Aを露光する主露光部1
6と、ネガフィルム18上の画像に対するインデックス
プリントを作製するために配置された液晶パネル62を
有する副露光部60とが配設されている。
【0020】プリンタ部12では、主露光部16及び副
露光部60の各々の光源部から照射された光が焼付部7
0に到達するようになっている。焼付部70には、マガ
ジン78から引き出された印画紙72が配置されてお
り、ネガキャリア20及び液晶パネル62を透過した光
が印画紙72に結像されて、所定の画像が焼付けられる
ようになっている。画像が焼付けられた印画紙72は、
プロセッサ部14へ送られて、発色現像、漂白定着、水
洗及び乾燥等の所定の現像処理が行われた後、画像コマ
毎に切断されて写真プリントとして排出されるようにな
っている。
【0021】図3に示されるように、ネガキャリア20
に装着されるネガフィルム18は、一端がカートリッジ
22のスプール軸24に係止され層状に巻き取られて収
容されており、長手方向に沿って所定間隔で画像が記録
された多数の画像コマ18Aが設けられている。このネ
ガフィルム18は、幅方向の所定の一端に各画像コマ1
8Aの位置に合わせてパーフォレーション26が形成さ
れている。それぞれのパーフォレーション26の間で画
像コマ18Aに隣接する位置には、磁気情報が記録され
る磁気トラック28が設けられている。また、このパー
フォレーション26によりネガフィルム18上に設けら
れている画像コマ18Aの領域がわかるようになってい
る。
【0022】また、ネガフィルム18のパーフォレーシ
ョン26が設けられていない側にはコード17が付与さ
れており、ネガフィルム18がコード17によって特定
することができるようになっている。
【0023】この磁気トラック28は、カートリッジ2
2に巻き取られた状態で外側となるネガフィルム18の
裏面に形成されており、各画像コマ18Aに記録された
画像の撮影時の情報、プリント処理を行うときのプリン
トサイズ、露光条件等の種々の情報が記録される。な
お、パーフォレーション26と反対側の端部に設けられ
ている磁気トラック28には、主にカメラ等の撮影装置
によって撮影時の情報等が記録されている。ネガフィル
ム18には、裏面側(カートリッジ22に巻き取られて
いるときの外面側)に磁気記録層が塗布されており、ネ
ガフィルム18の裏面側から磁気ヘッドを摺接させるこ
とにより、磁気トラック28への磁気情報の記録及び読
み取りが可能となっている。
【0024】図4に示されるように、主露光部16にお
いて光源と印画紙72との間に配設されるネガキャリア
20は、一方の端部にカートリッジ22が装填されるカ
ートリッジ装填部30と、カートリッジ22から引き出
されたネガフィルム18を収容可能なフィルム収容部3
2が設けられている。カートリッジ装填部30とフィル
ム収容部32との間であって、主露光部16の光軸と一
致する位置に開口部34が設けられている。開口部34
に配置されたネガフィルム18の画像コマ18Aの透過
光は、主露光部16の下流の光軸上に配置された印画紙
72上に結像するようになっている。
【0025】また図5に示されるように、ネガキャリア
20には、カートリッジ装填部30とフィルム収容部3
2との間の台座部36の上面に、開口部34を横切るよ
うに搬送路38が設けられている。搬送路38の幅方向
両端部に複数の搬送ローラ40が所定間隔で配置されて
いる。これによりネガフィルム18は、カートリッジ装
填部30から引き出されて、搬送路38上を、開口部3
4を通過してフィルム収容部32まで搬送(往路)さ
れ、搬送ローラ40の回転方向が変更されることによっ
てフィルム32からカートリッジ装填部30まで巻き戻
される(復路)ようになっている。またネガキャリア2
0の中央部はカバー37により覆われている。
【0026】また、ネガキャリア20は、開口部34と
カートリッジ装填部30との間の搬送路38上に磁気ヘ
ッド部42及びセンサ部44を備えている。
【0027】図5に示されるように、磁気ヘッド部42
のカバー37側には、各々、ネガフィルム18の磁気ト
ラック28に記録された磁気情報を読み取る読取ヘッド
44と、ネガフィルム18の磁気トラック28へ磁気情
報を記録する記録ヘッド46とが設けられている。これ
らの読取ヘッド44及び記録ヘッド46は搬送路38上
に配設された図示しないバックアップローラと共にネガ
フィルム18を挟持して、ネガフィルム18の裏面に設
けられた磁気トラック28と摺接するようになってい
る。
【0028】図5に示されるように、磁気ヘッド部42
において記録ヘッド46は、開口部34に画像コマ18
Aが配置されたときに、露光される画像コマ18Aから
2コマ手前の画像コマ18Aと3コマ手前の画像コマ1
8Aとに各々対応する磁気トラック28の間に対して配
置されている。従って、画像コマ18Aが開口部34に
配置しているときは、記録ヘッド46は画像コマ18A
に隣接する磁気トラック28の間の非記録領域上に接触
した状態にあるため情報の記録は行わない。一方、画像
コマ18Aを露光するためにネガフィルム18を間欠搬
送するときは、読取ヘッド44は、露光と露光との間隙
において、1の画像コマ18Aに対応する1単位の磁気
トラック28上を一定速度で摺接して、磁気トラック2
8に記録されている磁気情報を記録するようになってい
る。
【0029】一方、磁気ヘッド部42において読取ヘッ
ド44は、記録ヘッド46に隣接して配設している。こ
のため、画像コマ18Aが開口部34に配置していると
きは、磁気トラック28上の一部に接触するようになっ
ている。画像コマ18Aをコマ毎に開口部34に配置し
ながら搬送する間欠搬送の場合には、読取ヘッド44は
非記録領域を挟んで2つの磁気トラック28を跨がって
摺接し、1単位の磁気トラック28に対して一定速度で
摺接しない。このため、画像コマ18Aの露光のために
間欠搬送する場合には、読取ヘッド44は磁気トラック
28上に磁気情報の読み取りを行わず、ネガフィルム1
8を一定速度で搬送する定速搬送の場合に磁気トラック
28に記録されている磁気情報を読み取るようになって
いる。
【0030】図2に示されるように、これらの読取ヘッ
ド44及び記録ヘッド46は、プリンタプロセッサ10
の焼付制御部80に接続され、読取ヘッド44により読
み取られ蓄積された情報に基づいて焼付処理を行うと共
に焼付した条件等を記録ヘッド46に送り対応する磁気
トラック28へ記録するようになっている。
【0031】一方、磁気ヘッド部40と開口部34との
間にはセンサ部50が設けられ、光学センサ50A、5
0B及び50Cが図示しないLEDと各々対向してい
る。
【0032】光学センサ50Aは、ネガフィルム18に
形成された画像コマ18Aの位置を示すパーフォレーシ
ョン26を検出して、読取ヘッド44により読み取られ
た磁気情報に対応する画像コマ18A及び記録ヘッド4
6により記録される磁気情報に対応する画像コマ18A
を特定すると共に、各々の画像コマ18Aを正確に開口
部34へ配置させるようになっている。光学センサ50
Bは、ネガフィルム18上のコード17を検出するよう
になっている。搬送路38の中央に対向して設けられた
光学センサ50Cは、記録されている画像コマ18Aの
画像濃度を測定するようになっている。
【0033】これにより、ネガフィルム18は、往路で
は定速搬送されて、磁気ヘッド部42の読取ヘッド44
によってネガフィルム18上の磁気トラック28に記録
されている各画像コマ18Aの磁気情報が読み取られる
と共にセンサ部50により各情報が探知されて、焼付制
御部80に情報が蓄積され、ネガフィルム18の搬送が
終了して搬送方向が反転し、復路では間欠搬送を行って
画像コマ18Aを開口部34に配置しながら、往路にお
いて蓄積した各画像コマ18A毎の情報に基づいて露光
し、また記録ヘッド46が1単位の磁気トラック28上
を一定速度で摺接して磁気情報を記録するようになって
いる。
【0034】図2に示されるように、プリンタプロセッ
サ10には主露光部16の光軸上に挿入離脱可能なミラ
ー52が配置され、ネガフィルム18の透過画像の一部
を反射するようになっている。
【0035】また、ミラー52による反射光軸上の下流
側には濃度測定部54が配設され、ミラー52によって
反射されて提供されるネガフィルム18の画像コマ18
Aの透過画像の濃度を測定するようになっている。
【0036】濃度測定部54には濃度演算部56が接続
され、平均透過濃度(LATD)を測定するようになっ
ている。濃度演算部56にはモニタ58が接続され露光
結果の画像を表示し、更に検定することができるように
なっている。
【0037】一方、図2に示されるように、副露光部6
0には画像表示手段としての液晶パネル62が備えら
れ、液晶パネルドライバ64を介して焼付制御部80に
接続されている。
【0038】液晶パネル62は、その表示面に電気的な
手段によって白色、黒色及びそれらの中間色を表示可能
な多数の画素(一例として約51万画素)が規則的に配
列されている。液晶パネルドライバ64は、図示しない
ネガ画像記憶部を介して焼付制御部80に接続されてい
る。ネガフィルム18の画像情報は、ネガ画像記憶部に
一時記憶された後、焼付制御部80において、所定の規
則に従ってコマ画像を配置してインデックスプリント画
像XPを構成するようになっている。液晶パネルドライ
バ64は、インデックスプリント画像データのうちの所
定の数コマ分の画像データに対応する画像データを表示
画像Xとして、液晶パネル62上に形成させることがで
きるようになっている。
【0039】これにより、ネガフィルム18の画像は、
図示しないネガ画像記憶部により画像情報として蓄積さ
れ、各画像について縮小されて所定の規則に従って配列
され、インデックスプリント画像XPを構成するように
なっている。構成されたインデックスプリント画像XP
は、所定数の画像コマから成る表示画像Xに分割されて
液晶パネルドライバ64を介して液晶パネル62上に形
成され、副露光部60の光源によって光軸を中心に焼付
部70の印画紙72に焼付けされるようになっている。
【0040】図2に示されるように、主露光部16及び
副露光部60の各々の光軸の最下方となる焼付部70に
は、長尺状の印画紙72が配置されている。
【0041】印画紙72は、印画紙搬送ローラ74によ
り挟持されて、主露光部16及び副露光部60の焼付位
置に位置決めされると共に、図示しない搬送モータの駆
動により印画紙搬送ローラ74が回転して図2矢印方向
に搬送されるようになっている。
【0042】印画紙搬送ローラ74は、搬送制御部76
を介して焼付制御部80に接続されている。これによ
り、搬送制御部76からの指示に従って、印画紙搬送ロ
ーラ74が搬送して、画像が焼付けされる位置を正確に
主露光部16及び副露光部60の各々の光軸下に配置で
きるようになっている。
【0043】焼付制御部80には、上述したように各種
の画像情報が入力し、入力された情報に基づいて適正な
露光量で画像が印画紙72上に焼付けされるように制御
するようになっている。また、後述するように画像の焼
付順序を決定し、決定された画像が正確に印画紙72上
に焼付けされるように、印画紙72の搬送量を調整する
ようになっている。
【0044】従って、主露光部16では、ネガフィルム
18の画像コマ18Aは、ネガキャリア20において往
路で記録されている磁気情報を読み取られて蓄積され、
全ての画像コマ18Aについての読み取りが終了する
と、復路で開口部34に位置決めされて、濃度の測定及
び適正な修正が行われた後に、印画紙搬送ローラ74に
より所定量で搬送されて光軸上に配置された印画紙72
上の所定の焼付位置に焼付けされるようになっている。
【0045】副露光部60では、焼付制御部80に蓄積
されたネガフィルム18の選別された画像から構成され
るインデックスプリント画像XPの表示画像Xが液晶パ
ネル62上に形成されて、印画紙搬送ローラ74により
所定量で搬送されて光軸を中心とする焼付領域下に配置
された印画紙72上の所定の焼付位置に焼付けされるよ
うになっている。ここでインデックスプリント画像XP
には、ネガフィルム18上に記録された画像と見出し部
分が含まれている。
【0046】焼付制御部80では、入力された各種の情
報に基づいて焼付けする画像を選別する。ネガフィルム
18において画像が焼付けされていない画像コマ18A
(素抜けコマ)及び露光時間の一定の延長及び短縮によ
っては適正な画像として焼付けできない画像コマ18A
(露光不良コマ)は、印画紙72上に焼付けされたとき
に適正なプリントになることができないため、ネガフィ
ルム18の焼付対象となる画像群から外されるようにな
っている。
【0047】ネガキャリア20の搬送路38上をネガフ
ィルム18が搬送するときに、センサ部50の光学セン
サ50Cによって画像の濃度が測定されて、画像焼付制
御部80に入力する。素抜けコマは、ネガフィルム18
に対する最大の透過濃度の画像として特定し、また、露
光不良コマは、予め設定された最大の及び最小の延長露
光時間によって適正な画像Pを印画紙72に焼付けるこ
とが可能な画像の透過濃度の範囲外の画像として検出す
ることができるようになっている。これにより、所定の
範囲内の透過濃度を有する画像コマ18Aに記録された
画像Pを焼付けする対象となる画像として選別するよう
になっている。
【0048】印画紙72の搬送量は、焼付けされる画像
Pのプリントサイズに基づいて決定される。また、選別
されなかった画像コマ18Aに対しては、印画紙72の
搬送量は0に設定される。選別された画像Pがネガキャ
リア20における開口部34上に配置され焼付けされて
次の選別された画像Pが開口部34に配置されるまでの
間に、これらの2画像のプリントサイズの総和の半量の
分だけ印画紙72が搬送されるようになっている。
【0049】また焼付制御部80では、インデックスプ
リント画像XPが、焼付制御部80に入力されたネガフ
ィルム18上の全ての画像から選別された画像のみを選
別し、これをマトリクス状に配列してインデックスプリ
ント画像XPを構成するようになっている。構成された
インデックスプリント画像XPは、液晶パネル62の大
きさの基づいて分割された複数の表示画像Xを順次液晶
パネル62上に表示して焼付けることによって作製され
るようになっている。
【0050】プリンタプロセッサ10における主露光部
16及び副露光部60の位置は所定の距離で離間して配
設され、印画紙72は副露光部60の露光領域を先に通
過するようになっている。
【0051】即ち、プリンタプロセッサ10における主
露光部16及び副露光部60は、主露光部16により最
後に焼付けされる選別画像(最終画像)P1 の画像のプ
リントサイズをL1 とし、その1つ前に選別された画像
2 のプリントサイズをL2としたときに、主露光部1
6の光軸からL1 +L2 /2の最小値を越える位置に副
露光部60の露光領域が配置されるように配設されてい
る。これにより、画像P2 が主露光部16の光軸下に配
置されて露光された後は、少なくともインデックスプリ
ント画像XPの最初の分割画像X1 の焼付位置が最終画
像P1 よりも先に副露光部60の露光領域下に配置され
るようになっている。
【0052】主露光部16及び副露光部60の各々の画
像の焼付けは、下記の式に基づいて、画像P1 及びP2
並びにインデックスプリント画像XPの分割画像Xの各
プリントサイズから導き出された順序に従って行われ
る。
【0053】 L1 +L2 /2≧M ・・・(1) L1 /2+Ia+ΣI(n-1) <M ・・・(2) L1 /2+Ia+ΣIn ≧M ・・・(3) M :主露光部16の光軸から副露光部60の露光領域
までの距離 L1 :画像P1 のプリントサイズ L2 :画像P2 のプリントサイズ Ia:インデックスプリントの見出し部分Xaのサイズ In :インデックスプリント画像XPの分割画像IXの
プリントサイズ XMAX :最後の分割画像 式(1)は主露光部16と副露光部60の位置関係を示
した式である。式(2)及び(3)は、最終画像である
画像P1 よりも先に露光される分割画像Xn を求める式
である。これに基づいてP2 、Xa、X1 、X2 ・・・
n-1 、P1 、Xn 、Xn+1 ・・・XMAX の順で焼付さ
れる。インデックスプリント画像の見出し等を構成する
部分Xaはなくてもよい。
【0054】なお、画像P1 よりも先に焼付けされる分
割画像Xの数は、画像P1 のプリントサイズに依存して
いるため、インデックスプリント画像XPの分割画像X
及び見出し部Xaのプリントサイズを固定した場合、画
像P1 のプリントサイズが小さくなると画像P1 よりも
先に焼付けされる分割画像Xの数が増加し、画像P1
プリントサイズが大きくなると分割画像Xの数は増加す
る。
【0055】次に本発明の作用について説明する。主露
光部16において、ネガキャリア20にネガフィルム1
8をセットして搬送路38上をカートリッジ装填部30
からフィルム収容部32まで定速搬送させる(往路)。
このときネガフィルム18上の各画像コマ18Aの磁気
情報及び画像サイズ、画像の有無等の情報を読取り焼付
制御部80に送信する。また往路において磁気情報の記
録の確認を行う。
【0056】一方、ネガフィルム18上に記録された全
ての画像は図示しないネガ画像記憶部に記憶されて焼付
制御部76に送られ、インデックスプリント画像XPが
構成されて、インデックスプリント画像XPを印画紙7
6上に焼き付けるための複数の表示画像Xに分割され
る。
【0057】全ての画像コマ18Aについて読み取りが
終了すると、焼付けのために画像コマ18Aを開口部3
4に位置決めして搬送を停止する。位置決めされた画像
コマ18Aについて焼付濃度の調整が行われた後、磁気
トラック28に記録されていた磁気情報及び濃度調整結
果に基づいて、光軸を有する光源によって印画紙72の
所定の位置に焼付けされる。焼付けが終了すると、開口
部34よりもフィルム収容部32側にある次に選別され
た画像Pの画像コマ18Aが開口部34に位置決めされ
るようにネガフィルム18が間欠搬送され、焼付けが終
了した画像コマ18Aは、順次カートリッジ装填部30
に向けて順次引き戻される(復路)。復路において焼付
けが終了した画像コマ18Aは、磁気ヘッド部42の記
録ヘッド46によって各種の情報が対応する磁気トラッ
ク28に記録される。
【0058】画像Pの焼付けが終了すると、搬送制御部
76からの指示に従って、次の画像Pを焼き付けるため
に設定された必要な量の印画紙72が印画紙搬送ローラ
74によって順次搬送される。
【0059】副露光部60では、焼付制御部76の指示
に従って選別された画像から構成したインデックスプリ
ント画像XPを作製するための複数の表示画像Xを液晶
パネル62に表示し露光し、露光後にはプリントサイズ
の基づいた所定の搬送量で印画紙72が搬送される。
【0060】次に図6を参照して、ネガキャリア20に
おけるネガフィルム18の往復搬送の内、往路において
行われる焼付制御部80の画像選別処理について説明す
る。
【0061】ネガキャリア20にネガフィルム18がセ
ットされると、ステップ100において、ネガフィルム
18が搬送路38上をカートリッジ装填部30からフィ
ルム収容部32に向かって定速搬送(往路搬送)を開始
する。
【0062】ネガフィルム18の往路搬送が開始する
と、ステップ102において、読取ヘッド44に対して
磁気情報の読み取り、読み取った磁気情報を焼付制御部
80へ出力するように指示する。読取ヘッド44はネガ
フィルム18の磁気トラック28に摺接し、磁気トラッ
ク28上に磁気情報が記録されていればこれを読み取り
出力する。
【0063】磁気情報の読取、出力が指示されると、ス
テップ104において、センサ部50に対して光学情報
を感知し、感知した情報を焼付制御部80へ出力するよ
うに指示する。センサ部50では指示されると、光学セ
ンサ50A、50B、50Cが作動状態となり、各種の
光学情報が感知されるようになり、感知した場合にはこ
の情報を焼付制御部80へ出力する。
【0064】光学情報の感知、出力が指示されると、ス
テップ106において、画像コマ18Aの搬送方向前側
のパーフォレーション26が検出されたか否かが判断さ
れる。ネガフィルム18の画像コマ18Aに対して対応
する磁気トラック28を挟んで形成されている2つのパ
ーフォレーション26(図3参照)の内、ネガフィルム
18の搬送(往路)方向前側のパーフォレーション26
が搬送路38上を搬送して光学センサ50A下を通過す
ると、光学センサ50Aがこれを感知して判断が肯定さ
れ、ステップ108に移行し、読取ヘッド44及びセン
サ部50によって連続的に出力された各種の情報に加え
て、1つの画像の情報であることを特定するための情報
始点信号が出力される。パーフォレーション26が検出
されない場合には、後述するステップ112に移行す
る。
【0065】情報始点信号が出力されると、ステップ1
10において、ネガフィルム18の搬送(往路)方向後
側のパーフォレーション26が検出されたか否かが判断
される。前側のパーフォレーション26と同様に搬送路
38において光学センサ50A下を通過した際に光学セ
ンサ50Aによって検出されると判断が肯定されてステ
ップ112に移行し、1つの画像の情報であることを特
定するための情報終点信号が各種の情報に加えて出力さ
れる。
【0066】情報終点信号が出力された場合及びステッ
プ106において前側のパーフォレーション26が検出
されない場合には、ステップ114において、ネガフィ
ルム18における最終のパーフォレーションを検出した
か否かが判断される。最終のパーフォレーション26が
検出されない場合には判断が否定されてステップ106
に戻り、前側のパーフォレーションが検出されたか否か
について判断が行われる。
【0067】一方、予め設定されたネガフィルム18上
の画像コマ18A数の一対のパーフォレーション26を
検出した場合には、最後の画像コマ18Aの後ろ側のパ
ーフォレーション26が最後のパーフォレーション26
として認識され、このパーフォレーション26により最
終のパーフォレーション26が検出されると判断が肯定
される。
【0068】最終パーフォレーション26が検出される
と、ステップ116において、読取ヘッド44及びセン
サ部50の各種光学センサ50A、50B、50Cに対
して、情報の出力の停止が指示される。各々の出力停止
が指示されると、読取ヘッド44は磁気情報の読取作業
を中止して磁気情報を出力しなくなる。一方、センサ部
50では、光学センサ50A、50B、50Cが非作動
状態となり、各種の光学情報が出力されなくなる。
【0069】情報の出力の停止が指示されると、ステッ
プ118において、これら出力された情報を各画像コマ
18Aに対応する情報として特定する。特定は、パーフ
ォレーション26によって出力された情報の始点信号及
び終点信号によって行われる。磁気情報と情報の始点及
び終点信号とは、読取ヘッド44と光学センサ50Aの
位置関係により、時間的なズレ(オフセット)を伴って
焼付制御部80に出力される。従って、ネガフィルム1
8の搬送速度及びこのオフセット量に基づいて時間的に
連続した一連の情報を各画像コマ18A毎に区切ること
ができ、これによって、各画像コマ18Aに対応する情
報が特定される。
【0070】各画像コマ18Aに対応する情報が特定さ
れると、ステップ120において、特定された情報に基
づいて、焼付けする画像を選別する。選別される画像P
は、所定濃度値の範囲内の画像としてネガフィルム18
上に記録されている画像であり、所定濃度値の範囲外の
画像が記録された画像コマ18A及び素抜けコマは選別
されない。
【0071】1群の画像Pが選別されると、ステップ1
22において、選別された各画像Pについて各々のプリ
ントサイズが決定される。また、これに伴って搬送制御
部76により画像Pの焼付けする際に必要な印画紙72
の搬送量と、焼付制御部80によりインデックスプリン
ト画像XPを作製するための分割画像Xとが決定され
る。
【0072】各々の画像Pのプリントサイズが決定され
ると、ステップ124において、これらの選別された画
像P群から、一般プリント画像P及びインデックスプリ
ント画像XPとして印画紙72に焼付けるための画像P
及び分割画像Xの焼付順序の基準となる最終画像(主露
光部16によって最後に焼付けされる画像)P1 及びそ
の1つ前の画像P2 が特定される。
【0073】画像P1 及びP2 が特定されると、ステッ
プ126において、画像P1 を焼き付ける際に基準とな
り、画像P1 の直後に焼付が行われる分割画像の番号n
が決定されて、搬送往路において行われる画像選別処理
を終了する。
【0074】次に図7を参照して、ネガキャリア20に
おけるネガフィルム18の往復搬送の内、復路において
行われる画像P及び表示画像Xの焼付けについて説明す
る。
【0075】ステップ200においてkの値をリセット
(0)すると、ステップ202に移行して、選別処理を
終えて選別された画像Pのうち、最後に選別された画像
P(即ち、最初に焼付けされる画像PMAX )が開口部3
4に配置するまでネガフィルム18をそのままネガキャ
リア20の搬送路38上に搬送する。
【0076】画像Pが開口部34に到達すると、ステッ
プ204において定速搬送を停止して、ステップ206
に移行して、必要な量の印画紙72が焼付制御部80か
らの信号に従って搬送されて、主露光部16によって露
光されて印画紙72の所定の位置に焼付けされる。、画
像Pの焼付けが終了すると、ステップ208おいて、焼
付けが終了した画像Pが基準となる画像P2 であるか否
かが判断される。ステップ206において焼付けされた
画像Pが画像P2 でない場合には判断は否定されてステ
ップ202に戻り、ネガキャリア20における搬送路3
8での間欠搬送が行われて次に選別された画像Pの焼付
処理が行われる。
【0077】ステップ202において焼付けされた画像
が画像P2 である場合には、判断が肯定されてステップ
210に移行してkの値をインクリメントした後、ステ
ップ212に移行して、副露光部60においてインデッ
クスプリント画像XPの最初の分割画像X1 が液晶パネ
ル62上に表示されて、ステップ214において副露光
部60の光源による焼付処理が行われる。
【0078】副露光部60による分割画像X1 の焼付け
が終了すると、ステップ216において、kの値が(n
−1)を越えたかが判断される。即ち、画像P1 を焼き
付ける直前の分割画像X(n-1) が焼付けされたか否かが
判断される。kの値が(n−1)を越えていない場合、
即ち画像P1 を焼き付ける直前の分割画像X(n-1) が焼
付けされていない場合には判断は否定されてステップ2
10に戻り、副露光部60によって次の分割画像Xの焼
付けが行われる。
【0079】kの値が(n−1)を越えた場合、即ち直
前の分割画像X(n-1) が焼付けされた場合には判断が肯
定されて、ステップ218に移行し、主露光部16にお
いてネガフィルム18が搬送路38を搬送されて画像P
1 が記録された画像コマ18Aを開口部34に位置決め
し、ステップ220において、主露光部16による画像
1 の焼付けが行われる。
【0080】画像P1 の焼付けが完了すると、ステップ
222に移行して、副露光部60により焼付けされてい
ない分割画像Xが残っているかが判断される。
【0081】焼付けされていない残りの分割画像Xがま
だある場合には判断は肯定されて、ステップ224に移
行し、分割画像Xの焼付けが行われる。分割画像Xの焼
付けが終了するとステップ222に戻り、焼付けが完了
していない分割画像Xがなくなるまで繰り返される。
【0082】焼付けされていない分割画像Xがなくなる
と、ステップ126における判断が否定されて、搬送復
路において行われる焼付処理を終了して、一連の処理を
完了する。
【0083】これにより、画像が焼付けされていない画
像コマ18Aに対して焼付処理を施すことなく、迅速に
処理を行うと共に、焼付けされない画像コマ18Aに対
応する印画紙72上の領域を排除して、印画紙72を無
駄なく使用することができる。
【0084】また、印画紙72の焼付位置の順序に拘わ
らずインデックスプリント画像XPの表示画像X及びネ
ガフィルム18の画像コマ18Aの画像Pの焼付けを行
うことができ、また、印画紙72における非焼付領域を
作ることなく、効率よく画像Pとインデックスプリント
画像XPとを同一の印画紙72上に焼付けすることがで
きる。
【0085】本実施例では、光学情報及び磁気情報に基
づいて画像を選別する判断を行ったが、これに限定され
ず、いずれか一方により判断してもよい。また、判断を
行うことができれば他の情報であってもよい。また、画
像Pの選別の基準となる画像コマ18Aの情報の特定
を、本実施例ではパーフォレーション26の検出に伴う
情報の始点及び終点信号の出力とオフセット量の基づい
て行ったが、これに限定されない。例えば各画像コマ1
8Aに対応する磁気トラック28上の搬送(往路)方向
先頭部分に番号を記録することによって情報を特定して
も、また読取ヘッド44による磁気情報の読み取りにお
いて、各画像コマ18Aの間に相当する所定の長さの無
記録部分(図3参照)の出力によって特定しても、同様
の効果を得ることができる。
【0086】本実施例では、1本のネガフィルム18を
最後まで往路搬送した後に焼付けする画像を選別してい
るが、撮影終了時においてカメラ等により磁気トラック
28上にネガフィルム18上の最後の画像Pであること
を記録することができる場合には、ネガフィルム18の
往路搬送が最後まで完了する前であっても、最終画像で
あることを示す信号が読み取られた場合に読取作業を停
止して、即時に画像の選別を行ってもよい。これによ
り、ネガフィルム18を最後まで定速搬送させて情報の
入力を行わず、処理時間を一層短縮することができる。
【0087】なお、本実施例では印画紙72の搬送方向
上流側に位置する露光部を副露光部60としてインデッ
クスプリント画像の焼付けを行っているが、これに限定
されない。最終画像P1 のサイズにより、最終画像P1
が主露光部16における露光ステージに到達するまでに
副露光部60から離脱しない領域に分割して焼付けでき
る画像であれば、本発明を用いて焼付けすることができ
る。この場合、予め1の露光処理によって焼付可能とな
る画像単位に分割された画像としてもよく、1つ前の画
像のプリントサイズによって焼付可能となる画像領域を
決定して、決定された領域について先に焼付けを行って
もよい。
【0088】本実施例では、ネガフィルム18の往復搬
送において往路で各情報の読取及び蓄積を行い、復路で
これらの情報に基づいて焼付けを行っているが、これに
限定されない。磁気ヘッド部42における読取ヘッド4
4及び記録ヘッド46の位置を入れ換えることによっ
て、往路で情報の読み取りと読み取られた情報に基づく
焼付けを行い、復路で情報の記録を行うようにすること
ができる。この場合には、往路において情報の読み取り
を行った直後に各画像コマ18Aについて逐次焼付けす
るために選別される画像であるか否かを判断する。
【0089】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、複
数の露光部を有する装置により、写真フィルム上の画像
を効率よく同一感光材料上に焼付けする画像焼付方法を
提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係るプリンタプロセッサを示
す斜視図である。
【図2】プリンタプロセッサの概略構成図である。
【図3】本発明に係るネガフィルムの概略平面図であ
る。
【図4】本発明の係るプリンタプロセッサに装着可能な
ネガキャリアを示す斜視図である。
【図5】ネガキャリアの搬送路周辺を示す概略平面図で
ある。
【図6】本発明に係る画像の選別方法を示すフローチャ
ートである。
【図7】本発明に係る画像の焼付方法を示すフローチャ
ートである。
【符号の説明】
10 プリンタプロセッサ 16 主露光部 20 ネガキャリア 60 副露光部 62 液晶パネル 72 印画紙 76 搬送制御部 80 焼付制御部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 同一の感光材料上に所定距離離して2つ
    の露光ステージを設け、感光材料搬送方向の下流側露光
    ステージで写真フィルム上の画像を順次焼付け、予め定
    められた1区切りの最終画像に連続して、感光材料搬送
    方向の上流側露光ステージで焼き付けられる画像が配置
    されるように画像を焼付ける画像焼付方法において、 前記写真フィルム上の画像情報に基づく判断により焼付
    けする画像を選別し、 前記選別された画像の内、最後に焼付けされる最終画像
    及びその1つ前に焼付けされる画像を特定し、 前記最終画像及びその1つ前の画像のサイズに基づいて
    前記最終画像が焼付けされる前に前記上流側露光ステー
    ジで焼付けされる画像領域を決定すること、 を特徴とする画像焼付方法。
  2. 【請求項2】 前記判断に用いられる画像情報が、前記
    写真フィルム上に記録された磁気情報又は光学情報であ
    り、該写真フィルムを往復搬送すると共に、往路で該情
    報を読み取り、復路で画像の焼付けを行うことを特徴と
    する請求項1記載の画像焼付方法。
  3. 【請求項3】 前記上流側露光ステージで焼付けされる
    画像が前記選別された画像から構成されるインデックス
    プリント画像であり、該インデックスプリント画像が予
    め複数に分割され、この各分割画像単位について最終画
    像前に焼付けするか否かを決定することを特徴とする請
    求項1又は2記載の画像焼付方法。
JP16599995A 1995-06-30 1995-06-30 画像焼付方法 Pending JPH0915734A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16599995A JPH0915734A (ja) 1995-06-30 1995-06-30 画像焼付方法
US08/670,579 US5729329A (en) 1995-06-30 1996-06-26 Image printing method

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16599995A JPH0915734A (ja) 1995-06-30 1995-06-30 画像焼付方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0915734A true JPH0915734A (ja) 1997-01-17

Family

ID=15823003

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP16599995A Pending JPH0915734A (ja) 1995-06-30 1995-06-30 画像焼付方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0915734A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5865194A (en) * 1996-02-14 1999-02-02 L'oreal Case for a cosmetic care product with a flexible bottom
USRE38398E1 (en) 1996-02-14 2004-01-27 L'oreal S.A. Case for a cosmetic care product with a flexible bottom

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5865194A (en) * 1996-02-14 1999-02-02 L'oreal Case for a cosmetic care product with a flexible bottom
USRE38398E1 (en) 1996-02-14 2004-01-27 L'oreal S.A. Case for a cosmetic care product with a flexible bottom

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH04283734A (ja) 写真フィルムへの情報記録方法
US5729328A (en) Photographic film inspection apparatus
US5729329A (en) Image printing method
JPH0915734A (ja) 画像焼付方法
US5438389A (en) Photographic printing method and system
JP3476596B2 (ja) 画像焼付方法
JP3665121B2 (ja) インデックスプリントの露光方法及びインデックスプリンタ
JPH0545714A (ja) 写真フイルム
JPH09152660A (ja) 画像プリンタ
JP2851173B2 (ja) 写真フィルムの画像コマサイズ判定方法及びその判定装置
JP2602582B2 (ja) オートプリンタのコマ番号印字方法
JP2820079B2 (ja) 写真プリント方法
JP3620752B2 (ja) スキャナのフイルム送り装置
JP3315257B2 (ja) 写真プリントシステム
JPH11265030A (ja) 印画紙の処理方法
JP2752526B2 (ja) 写真処理方法
JPH04291249A (ja) 写真フィルム及び情報記録方法
JP2731306B2 (ja) 写真処理装置
JPH08179446A (ja) 写真プリントの作成方法
JP3183029B2 (ja) 写真焼付装置
JPH1073887A (ja) 種々の条件下でのフィルムの複写
JP2962540B2 (ja) 写真焼付装置
JPH0934024A (ja) 画像検出装置及び画像検出方法
JP2724254B2 (ja) 写真処理システム用価格印字装置
JPH04318831A (ja) 写真用プリンタプロセッサ