JP3474420B2 - モデム装置 - Google Patents

モデム装置

Info

Publication number
JP3474420B2
JP3474420B2 JP35167297A JP35167297A JP3474420B2 JP 3474420 B2 JP3474420 B2 JP 3474420B2 JP 35167297 A JP35167297 A JP 35167297A JP 35167297 A JP35167297 A JP 35167297A JP 3474420 B2 JP3474420 B2 JP 3474420B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
circuit
signal
modem
digital signal
converter
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP35167297A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH11187140A (ja
Inventor
康祐 新井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu Ltd filed Critical Fujitsu Ltd
Priority to JP35167297A priority Critical patent/JP3474420B2/ja
Priority to US09/098,618 priority patent/US6167121A/en
Priority to TW087110372A priority patent/TW392408B/zh
Publication of JPH11187140A publication Critical patent/JPH11187140A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3474420B2 publication Critical patent/JP3474420B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L25/00Baseband systems
    • H04L25/02Details ; arrangements for supplying electrical power along data transmission lines
    • H04L25/0264Arrangements for coupling to transmission lines
    • H04L25/0266Arrangements for providing Galvanic isolation, e.g. by means of magnetic or capacitive coupling
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L27/00Modulated-carrier systems
    • H04L27/0002Modulated-carrier systems analog front ends; means for connecting modulators, demodulators or transceivers to a transmission line
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04MTELEPHONIC COMMUNICATION
    • H04M11/00Telephonic communication systems specially adapted for combination with other electrical systems
    • H04M11/06Simultaneous speech and data transmission, e.g. telegraphic transmission over the same conductors

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Telephonic Communication Services (AREA)
  • Communication Control (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】電話回線と端末装置との間に
設けたモデム装置に関する、特に、電話回線と端末装置
との間の直流絶縁を確保したモデム装置に関する。
【0002】
【従来の技術】アナログ回線のモデム装置は、電話回線
と端末装置との間に設けられ、端末からの信号は、電話
回線による伝送を考慮した信号に変換して回線に送出
し、電話回線からの信号は、端末で処理しやすいような
ディジタル信号に変換して端末に送出するものである。
【0003】一般にモデム装置は、接続する回線網にダ
メージを与えないために電話回線との間に直流絶縁耐圧
を維持しなければならない。日本規格では、JATE
(Japan Approvals institute for Telecommunica
tions Equipnent)規格が「耐圧250V以上」と規定
しており、米国ではFCC(Federal Communication
Commission) 68規格が「耐圧1500V以上」を規
定している。
【0004】これらの回線規格を満たすために、モデム
は通常「回線トランス」が使われ、前記耐圧を維持して
いる。図1は、トランスで絶縁耐圧を維持した従来のモ
デムの例である。端末であるパソコン1の信号は、モデ
ム装置2を介して、電話回線5に送信される。モデム装
置2はモデム回路4、回線トランス3、リレー及びホト
カプラを有し、トランスが所望の絶縁を維持していた。
モデム装置2は、フックオフ制御回路(フックオフ/オ
ン信号自体は、パソコン1から発せられるが、その信号
処理はモデム装置に組み込まれている。)を有してお
り、リレーを制御して、電話回線5の回線をフックオフ
/オン信号で制御している。又、モデム装置2は、リン
ガ信号検出回路をも有しており、回線のリンガ信号をホ
トカプラで検出して、パソコン1に伝達している。
【0005】モデム装置の小型化を可能にする方法とし
て、本出願人よる「特開平5−26832号」にみられ
るような、高耐圧コンデンサを利用した方式もある。図
2は、高耐圧コンデンサにより、直流の絶縁耐圧を維持
した例である。端末であるパソコン1の信号は、モデム
装置2を介して、電話回線5に送信される。モデム装置
2はモデム4、高耐圧コンデン10、11、オペレーシ
ョンアンプ12〜14を有し、コンデンサ10、11が
所望の絶縁を維持していた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図1に
示すものは、回線トランスが鉄心及びコイルからなる構
造であることからLSI(大規模集積回路)パッケージ
に封入することができず、モデム装置の小型化に限界が
あった。また、図2に示すものは、回線トランスを必要
としないものでPCMCIA(Personal Computer M
emory Card International Association)カード等
のモデムの薄型化に大きく寄与した。しかし、電話回線
で用いるとすると、300HZまたはそれ以下の低周波
数の音声信号を伝送する必要があるので、コンデンサと
して数μFもの大容量のものが必要となり、この方式で
も小型化に限界があり、1パッケージ化したモデム装置
の実現は困難であった。
【0007】本発明は、直流の高耐圧絶縁を維持しつつ
小型化を図り、単一のLSIパッケージに封入できるモ
デム装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載されたモ
デム装置に関する発明は、電話回線5と端末装置(パソ
コン1)との間で変・復調を行うモデム装置2におい
て、モデム回路4及びアナログ信号とディジタル信号の
変換を行うコーデック回路18とを有し、前記端末装置
(パソコン1)からの信号及びコーデック回路18から
の信号を印加する前記モデム回路4と、前記電話回線5
側からの信号及び前記モデム回路4からの信号を印加す
る前記コーデック回路18との間にコンデンサ16、1
7を設けたことを特徴とする。
【0009】請求項1記載の発明によれば、回線トラン
スを用いずに、モデム回路4とコーデック回路18との
間に設けた小容量高耐圧コンデンサにより、直流的に高
耐圧絶縁を維持しつつ小型化を図ることができる。ま
た、コンデンサをディジタル信号回路中に設けたので、
請求項2に示すように、コンデンサの前後において信号
処理することが容易となる。
【0010】請求項2に記載された発明は、請求項1記
載のモデム装置において、第1の変換器14及び第2の
変換器15を有し、前記第1の変換器14は、第1のデ
ィジタル信号を、該第1のディジタル信号より高周波の
第2のディジタル信号によって、該第2のディジタル信
号より高周波の第3のディジタル信号に変換し、前記第
2の変換器15は、前記第3のディジタル信号を、前記
第2のディジタル信号によって、前記第1のディジタル
信号を再生し、前記コンデンサ16は、前記第1の変換
器及び前記第2の変換器の間に設けたことを特徴とす
る。
【0011】請求項2記載の発明によれば、第1のディ
ジタル信号を、該第1のディジタル信号より高周波の第
2のディジタル信号によって、該第2のディジタル信号
より高周波の第3のディジタル信号に変換し、前記第2
の変換器15は、前記第3のディジタル信号を、前記第
2のディジタル信号によって、前記第1のディジタル信
号を再生し、コンデンサの前段で信号を高周波に変換し
たので、コンデンサの容量を小さくすることができ、第
1の信号が低周波でも、直流的に高耐圧絶縁を維持しつ
つ小型化を図ることができる。
【0012】請求項3に記載された発明は、請求項1又
は2記載のモデム装置において、前記第2のディジタル
信号は、前記端末装置(パソコン1)、前記モデム回路
4又は前記コーデック回路18で生成されたクロック信
号であり、前記第1の変換器14及び前記第2の変換器
15は、排他的論理和回路であることを特徴とする。請
求項3記載の発明によれば、第1の変換器をクロック信
号と排他的論理和回路で簡単に構成することができる。
【0013】請求項4に記載された発明は、請求項1な
いし3いずれか一項記載のモデム装置において、前記第
2の変換器15の後段にローパスフィルタを設けたこと
を特徴とする。請求項4記載の発明によれば、第2の変
換器15の後段に、ローパスフィルタを設けたので、第
1のディジタル信号の再生時に発生する高周波数の雑音
を除去することができる。
【0014】請求項5に記載された発明は、請求項1な
いし4いずれか一項記載の記載のモデム装置において、
整流回路99を設け、該整流回路99を前記コンデンサ
16と前記第1の変換器14との接続点に接続し、前記
整流回路99の出力を前記第1の変換器14、前記第2
の変換器15及び前記コーデック回路18の電源として
用いることを特徴とする。
【0015】請求項5記載の発明によれば、第1の変換
器の出力を整流することにより電源を生成し、第1の変
換器14、第2の変換器15及びコーデック回路18に
供給することにより、モデム装置2への電源供給を零ま
たは少なくすることができる。請求項6に記載された発
明は、請求項1ないし5いずれか一項記載のモデム装置
において、集積回路技術を用いて回路を構成したことを
特徴とする。
【0016】請求項6記載の発明によれば、モデム装置
を集積回路技術を用いて構成するので、パソコンに内蔵
できるような小型化が可能となる。請求項7に記載され
たリンガ信号検出回路に関する発明は、電話回線5の上
り回線55又は56の信号及び下り回線55又は56の
信号を差動増幅器45の二つの入力端子に印加し、前記
差動増幅器45と前記各電話回線5との間にコンデンサ
46、47を設け、前記差動増幅器の出力信号をリンガ
信号検出信号とすることを特徴とする。
【0017】請求項7記載の発明によれば、リンガ信号
検出を行う差動増幅器45と電話回線5との間にコンデ
ンサ46、47を設けたので、リンガ信号検出回路と電
話回線との間を、直流的に高耐圧絶縁を維持しつつ小型
化を図ることができる。請求項8に記載された発呼者I
D信号検出回路に関する発明は、電話回線5の上り回線
70又は71の信号及び下り回線70又は71の信号を
差動増幅器64の二つの入力端子に印加し、前記差動増
幅器64と前記各電話回線5との間にコンデンサ68、
69を設け、前記差動増幅器64の出力信号を発呼者I
D信号検出信号とすることを特徴とする。
【0018】請求項8記載の発明によれば、発呼者ID
信号検出を行う差動増幅器64と電話回線5との間にコ
ンデンサ68、69を設けたので、発呼者ID信号検出
回路と電話回線との間を、直流的に高耐圧絶縁を維持し
つつ小型化を図ることができる。請求項9に記載された
フックオフ/オン制御回路に関する発明は、上り回線9
0又は91及び下りの回線90又は91の一方の回線に
直列にスイッチ回路89を挿入し、該スイッチ回路89
をフックオフ/オン信号により開閉するフックオフ/オ
ン制御回路において、論理積回路80、コンデンサ81
及び整流回路84を順に直列に設け、前記論理積回路8
0では、フックオフ/オン信号とクロック信号との論理
積をとり、前記コンデンサ81では、直流分をカット
し、前記整流回路84では、フックオフ/オン信号を再
生し、該再生されたフックオフ/オン信号により、前記
スイッチ回路を開閉することを特徴とする。
【0019】請求項9記載の発明によれば、論理積回路
80、コンデンサ81及び整流回路84を順に直列に設
け、前記論理積回路80では、フックオフ/オン信号と
クロック信号との論理積をとり、前記コンデンサ81で
は、直流分をカットし、前記整流回路84では、フック
オフ/オン信号を再生し、該再生されたフックオフ/オ
ン信号により、前記スイッチ回路を開閉するようにした
ので、フックオフ/オン信号制御回路と電話回線との間
を、直流的に高耐圧絶縁を維持しつつ小型化を図ること
ができる。
【0020】請求項10に記載されたモデムLSI装置
に関する発明は、請求項1記載のモデム装置2、請求項
7記載のリンガ信号検出回路及び請求項9記載のフック
オフ/オン信号制御回路92を単一のパッケージに収容
したことを特徴とする。請求項10記載の発明によれ
ば、リンガ信号検出回路及びフックオフ/オン信号制御
回路が単一のパッケージに収容された、直流的に高耐圧
絶縁を維持しつつ小型化を図ったモデム装置を提供する
ことができる。
【0021】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て図面と共に説明する。図3が本発明の構成図の例であ
る。端末であるパソコン1のディジタル信号は、モデム
装置2により、伝送に適した信号に変換され電話回線5
に送出される。一方、電話回線5からのアナログ信号
は、モデム装置2により端末であるパソコン1で処理し
やすいディジタル信号に変換されて、パソコン1に送出
される。
【0022】モデム装置2は、モデム回路4、スクラン
ブル14、デスクランブル15、コーデック回路18、
回線給電回路19及び小容量高耐圧コンデンサ16、1
7により構成される。ここでは、パソコン1からのディ
ジタル信号を電話回線5に送出する例についての回路構
成が記載されているが、逆の信号の流れである電話回線
5からパソコン1への送出のためのスクランブル及びデ
スクランブルが省略されている。
【0023】モデム回路4は、デジタル信号処理回路
(DSP)で、データの変復調機能として、振幅や位相
の変調データの圧縮等を行う。一般的には、モトローラ
社製の「MOTOROLADSP 5600」又はテキ
サス インスツルメント社製の「TEXASINSTR
UMENTSDSP TMS320C5xDSP」を用
いることにより実現される。又、コーデック回路18
は、アナログ信号とディジタル信号の変換を行うもの
で、一般的なものが利用されるが、トムソン社(SGS
−THOMSON)製の「SIMPLIFIED AN
ALOG FRONT−END ST7546]を用い
ることにより実現される。さらに、回線給電回路19
は、電話回線5の回線電流から電源を生成する回路で、
一般的なものが利用されるが、ローム社製の電話機用ス
ピーチネットワーク「BA8216」を用いることによ
り実現される。
【0024】端末であるパソコン1からのディジタル信
号は、モデム回路4を介して、スクランブル14に印加
される。ここで、クロック信号でスクランブルされ、高
周波に変換される。高周波数に変換されたディジタル信
号は、コンデンサ16を通過し、デスクランブル15で
クロック信号により元のディジタル信号に再生される。
この再生されたディジタル信号は、コーデック回路18
によりアナログ信号に変換され、電話回線5に送出され
る。
【0025】モデム回路4からコーデック回路18への
信号には、「チップセレクト」、「フレーム信号」など
の長時間、同一極性を維持する信号も含まれ、これらの
低周波数を有する信号はコンデンサを通過することがで
きない。ここでは、クロック信号により、スクランブル
をかけて、高周波数としてコンデンサを伝送することに
より、改善している。つまり、回線トランスを用いず
に、モデム回路4とコーデック回路18との間に設けた
小容量高耐圧コンデンサにより、パソコン1又はモデム
装置2と電話回線5との高耐圧絶縁を維持しつつ小型化
を図ることができる。
【0026】ここでは、スクランブル及びデスクランブ
ルとして説明したが、ディジタル信号を高い周波数に変
換しそれを元に戻す回路であれば、これに限らない。例
えば、単なる論理積回路、排他的論理和回路等の一般的
論路回路で構成することができる。図4に本発明の実施
例を示す。図5はその回路の波形図である、図5の○数
字は、図2の○数字に対応する。
【0027】左側が二次側で、モデム回路4であり、右
側が一次側で、コーデック回路18である。モデム回路
4とコーデック回路18の間に絶縁耐圧維持用コンデン
サ20〜24が設けられている。論理積回路26〜33
は、排他的論理和回路である。抵抗R1〜R4及びコン
デンサC1〜C4はローパスフィルタを構成する。MC
LK1、MCLK2はクロック信号である。このクロッ
ク信号は、端末、モデム回路4、コーデック回路18の
何れで生成されたものでも良い。DIN1、DIN2
は、パソコン1からの信号で、ディジタル・アナログ変
換される前のディジタル信号である。DOUT1、DO
UT2は、回線からの信号で、アナログ・ディジタル変
換されたディジタル信号である。HCO1、HCO2
は、チップセレクト等の信号を伝送する回線で、必須の
ものではない。FSI1、FSI2は、フレーム信号等
の回線である。グランドGを含めて、全ての回線は、コ
ンデンサにより、直流的絶縁が図られている。
【0028】図5を用いて説明する。モデム回路4から
の信号DIN2は、スクランブル回路である排他的論
理和回路26において、例えば1MHz 程度のクロック
信号MCLK2と排他的論理和がとられて、信号が
得られる。この信号の周波数は、クロック信号の周
波数と同じかそれよりも高い周波数である。図の場合
は、信号DIN2とクロック信号MCLK2とが同
期しているので、信号の周波数は、クロック信号MC
LK2の周波数と同じである。しかし、信号DIN2
とクロック信号MCLK2とが非同期の場合は、信
号の周波数は、クロック信号MCLK2の周波数よ
り高周波数となる。信号は、直流の絶縁のためのコン
デンサ21に印加される。コンデンサ21を通過した信
号は、デスクランブル回路である排他的論理和回路3
0において、クロック信号MCLK1と排他的論理和
がとられ、信号を得る。信号は、図に示されるよう
に、高周波数の髭状の雑音が存在するので、抵抗R1及
びコンデンサC1により構成されるローパスフィルタを
通過して雑音の除去を行う。その結果、点において、
元のディジタル信号であるDIN1を得ることができ
る。同じように、信号HCO2のディジタル信号も、モ
デム回路4からコーデック回路18へ、スクランブル回
路27、コンデンサ22及びデスクランブル回路31よ
り、直流的絶縁を維持して、伝送することができる。伝
送すべき信号を、クロック信号により高い周波数に上げ
た上で、コンデンサに印加するようにしたために、コン
デンサは、小容量のもの(例えば、従来の1μFに対し
て、本発明のものは、クロック信号MCLK2が1MH
z 程度である場合、約50pFである。)が使用できる
こととなった。
【0029】コーデック回路18からの信号DOUT1
及び信号FSI1についても、同様に、スクランブル回
路30、31、コンデンサ23、24及びデスクランブ
ル28、29により、コンデンサ32、33により直流
的絶縁を維持して、伝送することができる。図7は、パ
ソコン又はモデム装置と電話回線55(#1)、56
(#2)との直流的絶縁維持を図ったリンガ(16HZ
、85V)信号検出回路である。直流の絶縁耐圧維持
は、コンデンサ46、47で行われる。ツエナーダイー
オド50、51はツエナー電圧が35V程度のものであ
る。小さい信号はこのツエナーダイーオドで遮断し、リ
ンガ信号のような大きな信号を通過させる。二つのダイ
オードを逆方向に並列接続した回路48は、回線間の電
圧を一定値以上、確保している。保護ダイオード40〜
43は差動増幅器45を保護するためのダイオードであ
る。
【0030】電話回線55(#1)、56(#2)に現
れたリンガ信号を差動増幅器45で検出し、コンデンサ
46、47により電話回線との直流的絶縁を維持して、
差動増幅器45の出力にリンガ信号検出出力信号を得
る。図8は、電話回線70(#1)、71(#2)と直
流の絶縁耐圧維持を図った発呼者ID信号検出回路であ
る。直流の絶縁耐圧維持は、コンデンサ68、69で行
われる。二つのダイオードを逆方向に並列接続した回路
67は、回線間の電圧を一定値以上、確保している。保
護ダイオード60〜63は差動増幅器を保護するための
ダイオードである。
【0031】電話回線70(#1)、71(#2)に現
れた発呼者ID信号を差動増幅器64で検出し、コンデ
ンサ68、69により直流的絶縁を維持して、差動増幅
器64の出力に発呼者ID信号検出信号を得る。図9
に、フックオフ/オン制御回路92とそれにより制御さ
れる回線切断手段93を示す。回線切断手段93は、ト
ランジスタ87のON/OFFにより、スイッチ回路9
1を制御して、上り又は下りの電話回線の一つの回線#
1の開閉を行う。フックオフ/オン制御回路92は、直
流の絶縁耐圧維持用コンデンサ81、82、反転増幅器
83、整流回路84(交流信号を全波整流するダイオー
ドブリッジ)、ローパスフィルタである抵抗85、コン
デンサ86より構成されている。
【0032】この回路は、フックオフ/オン信号回線に
おいて、モデム回路と電話回線を直流遮断するものであ
る。回線との直流の絶縁耐圧維持は、コンデンサ81、
82によって行われる。この回路の動作を説明する。フ
ックオフ/オン信号は、アンド回路80により、クロッ
ク信号と論理積がとられる。その論理積の信号はコンデ
ンサ81を介して、整流回路84に印加される。整流回
路84は、前記論理積の信号と反転し遅延された信号と
掛け合わせる(遅延検波)。ローパスフィルタ(抵抗8
5、コンデンサ86)で高周波成分を取り除いて、もと
のフックオフ/オン信号を得て、トランジスタ87を制
御し、回線#2の開閉を行う。
【0033】上記リンガ信号検出回路、発呼者ID信号
検出回路及びフックオフ/オン制御回路は、何れも、電
話回線5とモデム回路4又は端末であるパソコン1との
直流的絶縁をコンデンサにより行うものである。これら
は、回線トランスを用いておらず、モデム回路4ととも
にLSI化し、一つのパッケージに封入することができ
る。
【0034】図11は、モデム回路4、コーデック回路
18、回線給電回路、リンガ信号検出回路101、発呼
者ID信号検出回路102及びフックオフ/オン制御回
路103をLSI化し、一つのパッケージに封入したも
のである。図10は、図3及び図11に記載されている
回線給電回路の具体的回路である。回線給電回路とし
て、ローム社の「BA8216」を使用した例で、VC
C端子に電話回線の電流を整流したものを印加し、回線
給電用電源を端子TOから得る。
【0035】
【発明の効果】上述の如く本発明によれば、次に述べる
種々の効果を実現することができる。請求項1記載の発
明によれば、回線トランスを用いずに、モデム回路4と
コーデック回路18との間に設けた小容量高耐圧コンデ
ンサにより、直流的に高耐圧絶縁を維持しつつ小型化を
図ることができる。また、コンデンサをディジタル信号
回路中に設けたので、請求項2に示すように、コンデン
サの前後において信号処理することが容易となる。
【0036】請求項2記載の発明によれば、第1のディ
ジタル信号を、該第1のディジタル信号より高周波の第
2のディジタル信号によって、該第2のディジタル信号
より高周波の第3のディジタル信号に変換し、前記第2
の変換器15は、前記第3のディジタル信号を、前記第
2のディジタル信号によって、前記第1のディジタル信
号を再生し、コンデンサの前段で信号を高周波に変換し
たので、コンデンサの容量を小さくすることができ、第
1の信号が低周波でも、直流的に高耐圧絶縁を維持しつ
つ小型化を図ることができる。
【0037】請求項3記載の発明によれば、第1の変換
器をクロック信号と排他的論理和回路で簡単に構成する
ことができる。請求項4記載の発明によれば、第2の変
換器15の後段に、ローパスフィルタを設けたので、第
1のディジタル信号の再生時に発生する高周波数の雑音
を除去することができる。
【0038】請求項5記載の発明によれば、第1の変換
器の出力を整流することにより電源を生成し、第1の変
換器14、第2の変換器15及びコーデック回路18に
供給することにより、モデム装置2への電源供給を零ま
たは少なくすることができる。請求項6記載の発明によ
れば、モデム装置を集積回路技術を用いて構成するの
で、パソコンに内蔵できるような小型化が可能となる。
【0039】請求項7記載の発明によれば、リンガ信号
検出を行う差動増幅器45と電話回線5との間にコンデ
ンサ46、47を設けたので、リンガ信号検出回路と電
話回線との間を、直流的に高耐圧絶縁を維持しつつ小型
化を図ることができる。請求項8記載の発明によれば、
発呼者ID信号検出を行う差動増幅器64と電話回線5
との間にコンデンサ68、69を設けたので、発呼者I
D信号検出回路と電話回線との間を、直流的に高耐圧絶
縁を維持しつつ小型化を図ることができる。
【0040】請求項9記載の発明によれば、論理積回路
80、コンデンサ81及び整流回路84を順に直列に設
け、前記論理積回路80では、フックオフ/オン信号と
クロック信号との論理積をとり、前記コンデンサ81で
は、直流分をカットし、前記整流回路84では、フック
オフ/オン信号を再生し、該再生されたフックオフ/オ
ン信号により、前記スイッチ回路を開閉するようにした
ので、フックオフ/オン信号制御回路と電話回線との間
を、直流的に高耐圧絶縁を維持しつつ小型化を図ること
ができる。
【0041】請求項10記載の発明によれば、リンガ信
号検出回路及びフックオフ/オン信号制御回路が単一の
パッケージに収容された、直流的に高耐圧絶縁を維持し
つつ小型化を図ったモデム装置を提供することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来のモデムの構成(トランスでの絶縁耐圧維
持)を説明するための図である。
【図2】従来のモデムの構成(コンデンサでの絶縁耐圧
維持)を説明するための図である。
【図3】本発明の原理構成図(コンデンサでの絶縁耐圧
維持)を説明するための図である。
【図4】本発明の変復調信号伝送部の回路図である。
【図5】図4の波形図である。
【図6】電源生成回路を説明するための図である。
【図7】本発明のリンガ検出回路の回路図である。
【図8】本発明の発呼者ID信号検出回路の回路図であ
る。
【図9】本発明のフックオフ/オン制御回路の回路図で
ある。
【図10】回線供給回路を説明するための図である。
【図11】1パッケージ化したLSIモデム装置を説明
するための図である。
【符号の説明】
1 パソコン(端末) 2 モデム装置 4 モデム回路 5 電話回線 14 第1の変換器(排他的論理和回路) 15 第2の変換器(排他的論理和回路) 16、17 コンデンサ 92 フックオフ/オン制御回路

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 モデム回路及びアナログ信号とディジタ
    ル信号の変換を行うコーデック回路とを有し、 前記端末装置からの信号及び前記コーデック回路からの
    信号を印加する前記モデム回路と、前記電話回線からの
    信号及び前記モデム回路からの信号を印加する前記コー
    デック回路との間にコンデンサを設けた電話回線と端末
    装置との間で変・復調を行うモデム装置において第1の変換器及び第2の変換器を有し、 前記第1の変換器は、第1のディジタル信号を、該第1
    のディジタル信号より高周波の第2のディジタル信号に
    よって、該第2のディジタル信号より高周波の第3のデ
    ィジタル信号に変換し、 前記第2の変換器は、前記第3のディジタル信号を、前
    記第2のディジタル信号によって、前記第1の信号を再
    生し、 前記コンデンサは、前記第1の変換器及び前記第2の変
    換器の間に設けたことを特徴とするモデム装置。
  2. 【請求項2】 前記第2のディジタル信号は、前記端末
    装置、前記モデム回路又は前記コーデック回路で生成さ
    れたクロック信号であり、 前記第1の変換器及び前記第2の変換器は、排他的論理
    和であることを特徴とする請求項記載のモデム装置。
  3. 【請求項3】 前記第2の変換器の後段にローパスフィ
    ルタを設けたことを特徴とする請求項1又は2項記載の
    モデム装置。
  4. 【請求項4】 整流回路を設け、該整流回路を前記コン
    デンサと前記第2の変換器との接続点に接続し、 前記整流回路の出力を前記第1の変換器、前記第の変
    換器及び前記コーデック回路の電源として用いることを
    特徴とする請求項1乃至3いずれか一項記載のモデム装
    置。
  5. 【請求項5】 集積回路技術を用いて回路を構成したこ
    とを特徴とする請求項乃至いずれか一項記載のモデ
    ム装置。
  6. 【請求項6】 請求項1記載のモデム装置を単一のパッ
    ケージに収容したことを特徴とするモデムLSI装置。
JP35167297A 1997-12-19 1997-12-19 モデム装置 Expired - Fee Related JP3474420B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP35167297A JP3474420B2 (ja) 1997-12-19 1997-12-19 モデム装置
US09/098,618 US6167121A (en) 1997-12-19 1998-06-17 Modem apparatus
TW087110372A TW392408B (en) 1997-12-19 1998-06-26 Modem apparatus

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP35167297A JP3474420B2 (ja) 1997-12-19 1997-12-19 モデム装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH11187140A JPH11187140A (ja) 1999-07-09
JP3474420B2 true JP3474420B2 (ja) 2003-12-08

Family

ID=18418847

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP35167297A Expired - Fee Related JP3474420B2 (ja) 1997-12-19 1997-12-19 モデム装置

Country Status (3)

Country Link
US (1) US6167121A (ja)
JP (1) JP3474420B2 (ja)
TW (1) TW392408B (ja)

Families Citing this family (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6714590B1 (en) 1999-07-23 2004-03-30 Silicon Laboratories, Inc. Integrated modem and line-isolation circuitry and associated method
US6724891B1 (en) 1998-03-04 2004-04-20 Silicon Laboratories Inc. Integrated modem and line-isolation circuitry and associated method powering caller ID circuitry with power provided across an isolation barrier
US6735246B1 (en) 1999-07-23 2004-05-11 Silicon Laboratories Inc. Integrated modem and line-isolation circuitry with data flow control and associated method
US6826225B1 (en) 1999-07-23 2004-11-30 Silicon Laboratories, Inc. Integrated modem and line-isolation circuitry with selective raw data or modem data communication and associated method
US7020187B1 (en) 1999-07-23 2006-03-28 Silicon Laboratories Inc. Integrated modem and line-isolation circuitry with HDLC framing and associated method
DE60135067D1 (de) * 2000-06-28 2008-09-11 Agere Syst Guardian Corp Induktive Kopplung für Silizium-Datenzugriffsanordnung
US7409626B1 (en) 2004-07-28 2008-08-05 Ikanos Communications Inc Method and apparatus for determining codeword interleaver parameters
US10348418B1 (en) * 2014-07-22 2019-07-09 Esker Technologies, LLC Transient and spurious signal filter
US10417143B2 (en) 2015-10-08 2019-09-17 Esker Technologies, LLC Apparatus and method for sending power over synchronous serial communication wiring
US10128906B2 (en) 2016-07-11 2018-11-13 Esker Technologies, LLC Power line signal coupler
US10560154B2 (en) 2016-07-11 2020-02-11 Esker Technologies, LLC Power line signal coupler

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4570034A (en) * 1984-06-18 1986-02-11 Novation, Inc. Phone line ring signal detection circuit
US5131025A (en) * 1987-11-25 1992-07-14 Omron Tateisi Electronics Co. Intelligent modem system which determines proper access thereto
JP2728594B2 (ja) * 1992-03-19 1998-03-18 富士通株式会社 モデム装置
US5442694A (en) * 1994-04-12 1995-08-15 Dialogic Corporation Ring tone detection for a telephone system
US5655010A (en) * 1995-08-11 1997-08-05 Paradyne Corporation Line-powered modem with capacitive isolation

Also Published As

Publication number Publication date
US6167121A (en) 2000-12-26
TW392408B (en) 2000-06-01
JPH11187140A (ja) 1999-07-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3474420B2 (ja) モデム装置
US5875235A (en) Transformerless data access arrangement
US5369687A (en) Apparatus for electrically isolating a telephone line from a data device
US5500895A (en) Telephone isolation device
JP3872115B2 (ja) コンデンサを経る信号の通信方法及びそのための装置
US5991335A (en) Method and system for line isolation
AU2001253761A1 (en) System and method for providing power over a home phone line network
JP4024415B2 (ja) 電話回線からのデータの受信装置
US4817204A (en) Optical communication apparatus and method for telephone supervisory and audio signals
KR910013025A (ko) 도어폰의 신호 전송장치
JP3048189B2 (ja) コードレスファクシミリ装置
JP3768776B2 (ja) 回線インタフェース回路及びそれを用いた情報通信装置
JP2001069251A (ja) ドアホン装置
JP2004229031A (ja) ファクシミリ用モデム装置
JP4062030B2 (ja) ファクシミリ用モデムdsp装置
TW442946B (en) Communication interface device
KR960014159B1 (ko) 음성/데이타 전송 장치
JPS6150434A (ja) デイジタル型秘話電話機
KR970009699B1 (ko) 휴대용 단말기의 유,무선 모델 인터페이스 장치
JP3002301B2 (ja) ファクシミリ装置
KR100276700B1 (ko) 일반공중전화망용디지털음성전용전화기및이를이용한전화접속방법
CN1352499A (zh) 一种对语音和传真信号进行保密的方法及设备
EP0856219B1 (en) Telephone isolation device
JPH05268379A (ja) モデム装置
JPH08186650A (ja) 共通線式インターホン装置

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20030909

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080919

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080919

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090919

Year of fee payment: 6

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees