JP3473888B2 - 入力装置 - Google Patents

入力装置

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JP3473888B2
JP3473888B2 JP20942397A JP20942397A JP3473888B2 JP 3473888 B2 JP3473888 B2 JP 3473888B2 JP 20942397 A JP20942397 A JP 20942397A JP 20942397 A JP20942397 A JP 20942397A JP 3473888 B2 JP3473888 B2 JP 3473888B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パーソナルコンピ
ュータ、アミューズメント用入力装置及び携帯端末等の
情報機器におけるディスプレイ上のカーソル等の移動制
御のために使用される入力装置に関し、より詳しくは、
信頼性及び操作性(耐環境性)の向上に寄与できる入力
装置の改良構造に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の入力装置の一例として、ポイン
ティングデバイスと称せられるものがある。ポインティ
ングデバイスの一従来例として、図27及び図28に示
される光学式のタッチパネルがある。図27のタッチパ
ネルは、ディスプレイ100の周辺部に多数の発光素子
101と多数の受光素子102をそれぞれアレイ状に対
向配置し、オペレータの指により遮光されたポイントを
X−Y2次元座標として検出する構成をとる。
【0003】図28に示すタッチパネルは、上記の受光
素子アレイの代わりに光ガイド103、103を設け、
各光ガイド103、103の光終端部に受光素子10
2、102を設ける構成をとり、その検出原理は上記同
様である。
【0004】しかしながら、これらの光学式のタッチパ
ネルは、部品点数が多く、構造が複雑になるという難点
がある。また、小型化を図るのが困難である。
【0005】また、他の方式のタッチパネルとして、抵
抗感圧式、歪方式、静電容量式及びメンブレンスイッチ
がある。
【0006】しかしながら、これらの方式のタッチパネ
ルは、いずれも一長一短があり、操作性、信頼性及び耐
久性を同時に満足し得るものがなかったのが現状であ
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】このような要請に応え
るものとして、本願出願人が、例えば特願平7−161
157号や特願平7−066071号等で先に提案した
光学式のポインティングデバイスがある。
【0008】これらの光学式のポインティングデバイス
は、発光素子及び受光素子からなる1つの反射型センサ
と反射部を持つ可動体(操作部材)又は透過型のセンサ
とピンホールを持つ可動体で構成されており、シンプル
な構造と検出原理を実現している。
【0009】しかしながら、これらの光学式のポインテ
ィングデバイスでは、可動体に連動した反射部の動きを
検出する構成をとるため、可動部が必要であり、それ
が、信頼性の低下及び構造の複雑化の原因となってお
り、またまだ改善する余地があるのが現状である。
【0010】また、光学式のポインティングデバイスの
他の従来例として、特開平6−9195168号公報に
開示されたものがある。このポインティングデバイス
は、可動体である操作部がボール形状であり、これに反
射のパターンが形成されており、ボール形状の操作部の
動きを反射型センサで検出する構成をとっている。
【0011】しかしながら、この反射型方式によるポイ
ンティングデバイスも操作部は可動するため、本願出願
人が先に提案したポインティングデバイスと同様の改善
点を有する。
【0012】本発明は、このような現状に鑑みてなされ
たものであり、可動部をなくすことにより、操作性、信
頼性及び耐久性を同時に満足し得る入力装置を提供する
ことを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明の入力装置は、情
報機器等のディスプレイ上のカーソル等の移動制御を行
うための入力情報を入力するために使用される光学式の
入力装置において、透光性材料からなる半球状の操作部
が固定配置され、該操作部内の底面近傍には、中央部に
発光素子が内蔵されるとともに、該発光素子を中心とす
る円周方向の4等配位置にそれぞれ受光素子が内蔵さ
れ、該発光素子から照射され、該操作部上を接触しなが
ら移動する指又は操作器具からなる入力手段によって反
射され、該複数の受光素子に結像される反射光スポット
を光電変換した信号を信号処理することにより該カーソ
ル移動制御のための入力情報を得るように構成され、
記操作部は、透光性材料からなる半球状の操作部本体
と、該操作部本体の表面に膨出形成された小半球状の多
数のレンズ部と、該操作部本体および該レンズ部を覆う
透光性樹脂とによって構成されており、そのことにより
上記目的が達成される。
【0014】
【0015】
【0016】
【0017】
【0018】また、好ましくは、前記透光性部材の前記
レンズ部と対向する部分が光透過部であり、その他の部
分が光遮光部である構成とする。
【0019】
【0020】
【0021】また、好ましくは、前記受光素子からの信
号を移動方向及び移動量としてのベクトル情報として
号処理する
【0022】また、好ましくは、前記ベクトル情報は、
ある一定期間の現在情報と過去情報との差分を演算処理
してなる
【0023】
【0024】また、好ましくは、前記受光素子からの信
号を前記移動方向及び移動量のベクトル情報の他に、移
動速度情報としても信号処理する
【0025】また、好ましくは、前記移動速度情報を一
定期間内に前記受光素子を横切る前記反射光スポットの
数によって算出する
【0026】以下に本発明の作用を説明する。
【0027】まず、本発明のポインティングデバイス
(入力装置)は、光学式であるため、信頼性(耐環境
性)及び耐久性を向上できる。
【0028】加えて、操作部は固定配置されており、可
動部がないので、信頼性を向上でき、且つ構造を簡潔化
できる。即ち、タッチパネルのように多数個の発光素
子、受光素子を必要としないので、構造を簡潔化でき
る。また、小型化も可能である。
【0029】また、受光素子からの信号を移動方向、移
動量のベクトル情報として取り出し、ある一定期間の現
在情報と過去情報の差分を演算処理する構成によれば、
パーソナルコンピューター等のカーソル制御を行う場合
において、操作部のどこの位置からでも動かしたいカー
ソルの方向と移動量を制御できるので、操作性を大幅に
向上できる。
【0030】また、受光素子上の反射光スポットの位置
で得られる情報とディスプレイ上の座標とを1対1対応
とする構成によれば、受光素子からの信号をパーソナル
コンピューター等のディスプレイ上の絶対座標情報とし
て取り出すことができるため、操作性を大幅に向上でき
る。
【0031】また、移動方向、移動量のベクトル情報に
加え、移動速度情報をも得る構成によれば、人が操作す
る際の繰り返しの早い動きの入力に対応することが可能
となる利点がある。
【0032】この移動速度情報は、一定期間内に前記受
光素子を横切る前記反射光スポットの数によって得るこ
とができる。
【0033】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を図面
に基づき具体的に説明する。
【0034】(実施形態1)図1〜図11は本発明入力
装置であるポインティングデバイスの実施形態1を示
す。本実施形態1のポインティングデバイスは、光学式
のポインティングデバイスであり、半球面状(ドーム
状)の操作部1上を接触しながらスライド的に変位する
オペレータの指4又は後述のアタッチメント8(図26
参照)の位置及び移動量、移動速度の情報、即ち入力情
報を得るために用いられる。この入力情報は信号処理さ
れてパーソナルコンピューター等のカーソル制御を行う
ために用いられる。以下にその詳細を説明する。
【0035】図1に示すように、このポインティングデ
バイスは、透明樹脂等の透光性材料からなる半球状の操
作部1を有する。操作部1は図示しないプレート上に固
定配置されている。
【0036】操作部1の底面近傍には1個の発光素子2
と4個の受光素子31〜34が2次元的に配置されてい
る。即ち、図2に示すように、操作部1の底面近傍の中
央部に発光素子2が配置され、その周囲に受光素子31
〜34が配置されている。より具体的には、各受光素子
31〜34は発光素子2を中心とする円周方向の4等配
位置に配置されている。なお、一例として、発光素子2
は発光ダイオードにより構成され、受光素子31〜34
はフォトダイオードにより構成されている。
【0037】ここで、操作部1はその形状よりレンズ機
能を有し、発光素子2から照射される光を図1に示す光
路で操作部1外へ導く。パーソナルコンピューター等の
オペレータは、このポインティングデバイスの使用にあ
たっては、図5に示すように、その指4を操作部1上で
スライド移動させる。すると、発光素子2から照射され
た光は指4によって受光素子31〜34側に向けて反射
される。
【0038】図3に示すように、反射板5を使用した場
合を例にとって説明すると、受光素子31〜34の受光
焦点位置は、反射光が所定のスポット径で受光素子31
〜34の受光面上に結像されるように、受光素子31〜
34の配置位置からずらされている。図4は受光素子3
1〜34上の反射光スポット6を示す。
【0039】この反射光スポット6は指4の移動に伴っ
て移動する。即ち、図5に示すように、指4が横方向に
直線状にスライド移動すると、図6に示すように、反射
光スポット6も同一方向に移動する。
【0040】次に、図7〜図11に基づき、操作部1上
を指4が動いたときの受光素子31〜34上の反射光ス
ポットの動き及び受光素子31〜34からの信号を移動
方向、移動量のベクトル情報として取り出すための演算
方法並びに処理方法について説明する。
【0041】今、図7に示すように、操作部1上の指4
がAの位置からBの位置に移動した場合を仮定すると、
図8に示すように、受光素子31〜34上の反射光スポ
ット6もAの位置からBの位置へ移動する。
【0042】ここで、各受光素子31〜34で得られる
光電流を電圧変換した電圧値をV1,V2,V3,V4
とすると、操作部1上の指4のX−Y2次元方向の移動
方向と移動量は、X軸方向及びY軸方向について、それ
ぞれ下記(1)式、(2)式で表され、リニアな特性が
得られる(図9(a)、(b)参照)。
【0043】 Vx=(V3+V4)−(V1+V2) …(1) Vy=(V2+V4)−(V1+V3) …(2) なお、この演算処理は、ポインティングデバイスのホス
トであるパーソナルコンピューターが行う。
【0044】ここで、パーソナルコンピューターは、実
際にベクトル量として、大きさ|Z|及び方向θ(図1
0参照)を得るために、下記(3)〜(6)式で示され
る演算処理を行う。
【0045】 X=(Bx−Ax) …(3) Y=(By−Ay) …(4) |Z|=√X2+Y2 …(5) θ=tan(X/Y) …(6) 更に、本実施形態1では、ポインティングデバイスの操
作性を向上すべく、固定配置された操作部1のどこの位
置からでも動かしたいカーソルの方向と移動量を制御で
きることを可能にするために、図11に一例を示すよう
に、ある一定期間の現在情報と過去情報の差分を演算処
理することにより、パーソナルコンピューター等のカー
ソル制御を行うこととしている。
【0046】例えば、データの取り込みが図11に示す
タイミングで行われているとしたら、現在Aという位置
に指4があるとき、Aの位置における指4の位置情報
と、その前(過去)のZの位置における指4の位置の情
報とに基づき演算処理を実行し、Z→Aへのベクトル情
報とし、これをパーソナルコンピューター等へ伝送し、
カーソル制御を行う。
【0047】そして、以下順次、Z→A→B→Cへと指
4の位置が変化すると、その状態変化を検出(データ取
り込み)し、パーソナルコンピューター等へ伝送する。
【0048】本実施形態1のポインティングデバイスに
よれば、光学式であるため、信頼性(耐環境性)及び耐
久性を向上できる。加えて、操作部は固定配置されてお
り、可動部がないので、信頼性を向上でき、且つ構造を
簡潔化できる。即ち、タッチパネルのように多数個の発
光素子、受光素子を必要としないので、構造を簡潔化で
きる。また、小型化も可能である。
【0049】(実施形態2)図12及び図13は本発明
ポインティングデバイスの実施形態2を示す。本実施形
態2のポインティングデバイスは、動かしたいカーソル
の方向と移動量をパーソナルコンピューター等のディス
プレイ上に直接表示できるようになっており、この点
で、実施形態1のポインティングデバイスとは異なって
いる。
【0050】即ち、実施形態1のポインティングデバイ
スでは、操作性の向上を図るべく、操作部1のどこの位
置からでも動かしたいカーソルの方向と移動量を制御で
きることを可能にするために、ある一定期間の現在情報
と過去情報の差分を演算処理し、パソナルコンピュータ
ー等のカーソル制御を行うこととしているが、本実施形
態2のポインティングデバイスでは、受光素子からの信
号をパーソナルコンピューター等のディスプレイ上の絶
対座標情報として取り出し、受光素子上の反射光スポッ
トの位置で得られる情報と、ディスプレイ上の座標とを
1対1対応とし、パーソナルコンピューター等のカーソ
ル制御を行う構成をとっている。
【0051】今少し具体的に説明すると、ポインティン
グデバイスの操作部1の指の位置A、B(図12(a)
参照)を表示部としてのディスプレイ7上の座標A、B
に対応させる(図12(b)参照)構成をとっている。
【0052】即ち、ポインティングデバイスの操作部1
の指の位置Aは、ディスプレイ7上のAの位置に対応
し、ポインティングデバイスの操作部の指の位置Bは、
ディスプレイ7上のBの位置に対応する。このため、本
実施形態2によれば、動かしたいカーソルの方向と移動
量は、ポインティングデバイスの操作部1上の指の動き
に直接的に対応し、ディスプレイ7上に表示される。
【0053】なお、図13は本実施形態2における反射
光スポット6の動きを示しており、図8の場合と同様で
ある。従って、本実施形態2では、上記(1)式、
(2)式同様の演算を行うことにより、操作部1上の指
のX−Y2次元方向の移動方向と移動量を求め、その値
をディスプレイ7上に直接表示する構成をとることにな
る。
【0054】(実施形態3)図14〜図22は本発明ポ
インティングデバイスの実施形態3を示す。本実施形態
3のポインティングデバイスは、操作部10の構造が実
施形態1の操作部1とは異なっている。
【0055】即ち、図14〜図16に示すように、この
操作部10は、透明樹脂等の透光性材料からなる半球状
の操作部本体11と、操作部本体11の表面に膨出形成
された小半球状の多数のレンズ部12と、操作部本体1
1を覆う半球殻状の透光性樹脂13とで構成されてお
り、その内部に実施形態1同様の配置形態(図2参照)
で1個の発光素子2と4個の受光素子31〜34が配設
されている。
【0056】また、本実施形態3においても、図17に
示すように、受光素子31〜34の受光焦点位置は、反
射光が所定のスポット径で受光素子31〜34の受光面
上に結像されるように、受光素子31〜34の配置位置
からずらされている。なお、図18は受光素子31〜3
4上の反射光スポット6を示す。
【0057】この操作部10は、操作部本体11の表面
に多数のレンズ部12を有するため、図16に示すよう
に、複数の指向性を放射状に有する。なお、この操作部
10も実施形態1の操作部1同様に固定配置されてい
る。
【0058】本実施形態3において、操作部10上を指
4が動いたときの受光素子31〜34上の反射光スポッ
トの動き及び受光素子31〜34からの信号を移動方
向、移動量のベクトル情報として取り出すための演算方
法並びに処理方法は、実施形態1同様である。
【0059】即ち、本実施形態3においても、図19に
示すように、指4を操作部10上でAの位置からBの位
置にスライド移動させると、図20に示すように、反射
光スポット6もAの位置からBの位置に移動するので、
上記(1)式〜(6)式同様の演算処理を行う。
【0060】また、本実施形態3のポインティングデバ
イスにおいても、操作性の向上を図るべく、図11同様
にして、ある一定期間の現在情報と過去情報の差分を演
算処理し、パーソナルコンピューター等のカーソル制御
を行う構成をとっている。
【0061】加えて、本実施形態3のポインティングデ
バイスでは、操作性の向上を図るために、上記したベク
トル情報の他に、移動速度の情報を検出し、この情報を
パーソナルコンピューター等のカーソル制御に反映させ
る構成をとっている。即ち、そのようにすることで、オ
ペレータがポインティングデバイスを操作する際におい
て、繰り返しの早い動きの入力に対応することが可能に
なるからである。以下に移動速度の情報の検出方法を図
19〜図22に基づき説明する。
【0062】今、図19に示すように、オペレータの指
4が操作部10上をAの位置からBの位置、即ちA→B
にスライド移動すると、図20に示すように、反射光ス
ポット6もAの位置からBの位置に移動する。
【0063】図21は、そのときの、各受光素子31の
出力電圧信号V1〜V4の総和S(=V1+V2+V3
+V4)と指4の動きの時間tとの関係を示す。カーソ
ル移動速度の算出は、指の動きの時間tによる出力電圧
信号V1〜V4の総和Sがあるスレッシュレベルを越え
たときを検出し(同図(a)参照)、検出信号を出力す
る(同図(b)参照)。
【0064】そして、この検出信号が一定時間内に何個
あるかによって、移動速度の情報とする。即ち、本実施
形態3の操作部10の構造によれば、移動速度が速けれ
ば速いほど単位時間内に受光素子31〜34を横切る反
射光スポット6の数が多く、検出信号の本数も多くなる
からである。それ故、本実施形態3のポインティングデ
バイスでは、検出信号の数が多いと速く、少ないと遅い
スピードでカーソルを制御することになる。
【0065】図22は本実施形態3によるデータの取り
込みタイミングとホストとの通信例を示す。同図に示す
ように、本実施形態3では、移動量|Z|、移動方向θ
の算出に加え、移動速度の算出を行っている。
【0066】(実施形態4)図23〜図25は本発明ポ
インティングデバイスの実施形態4を示す。本実施形態
4の操作部10’は、透光性樹脂13に光透過部13a
と光遮光部13bとを形成した点のみが実施形態3の操
作部10とは異なっている。即ち、図23〜図25に示
すように、透光性樹脂13のレンズ部12と対向する部
分に円形の光透過部13aを形成し、その他の部分に光
遮光部13bを形成した構成になっている。なお、実施
形態3と対応する部分には同一の符号を付してある。
【0067】本実施形態4の操作部10’によれば、光
透過部13aの周囲に光遮光部13bが形成されている
ため、信号光の回り込みによるノイズ成分をカットでき
るので、S/Nを向上できる利点がある。
【0068】(その他の実施形態)上記各実施形態では
オペレータの指を操作部上でスライド移動させ、これに
追従して移動する反射光スポットを検出することによ
り、パーソナルコンピューター等のディスプレイ上のカ
ーソルの移動制御の入力情報としているが、指の代わり
に、一例として、図26に示すアタッチメント8をスラ
イド移動させて入力情報を得る構成をとることも可能で
ある。
【0069】また、発光素子の本数は2個以上であって
もよいし、受光素子は1個の発光素子に対して5個以上
設けることも可能である。
【0070】また、実施形態3及び実施形態4におい
て、レンズ部の配置、数量等は、操作性と密接な関係に
あり、必要とする用途により決定されるものであり、上
記の例に限定されるものではなく、一般に、高分解能の
必要とされる場合には、レンズ部の数を多くして、配置
は、ピッチを密にする。
【0071】また、操作部の形状としては、上記の半球
状に限定されるものではなく、平面形状やその他の曲面
形状とすることも可能である。但し、半球状にすると、
平面形状の場合比べて、指等の移動量を大きくとれる利
点がある。
【0072】また、図17等に示す例のものでは、透光
性樹脂のみを方形状に形成することも可能である。
【0073】
【発明の効果】以上の本発明入力装置によれば、光学式
であるため、信頼性(耐環境性)及び耐久性を向上でき
る。加えて、操作部は固定配置されており、可動部がな
いので、信頼性を向上でき、且つ構造を簡潔化できる。
即ち、タッチパネルのように多数個の発光素子、受光素
子を必要としないので、構造を簡潔化できる。また、小
型化も可能である。
【0074】また、特に請求項6記載の入力装置によれ
ば、透光性部材のレンズ部と対向する部分が光透過部で
あり、その他の部分が光遮光部である構成をとるので、
信号光の回り込みによるノイズ成分をカットできるの
で、S/Nを向上できる利点がある。このため、信頼性
を一層向上できる。
【0075】また、特に請求項10記載の入力装置によ
れば、ベクトル情報をある一定期間の現在情報と過去情
報との差分を演算するために用いる構成をとるので、パ
ーソナルコンピューター等のカーソル制御を行う場合に
おいて、操作部のどこの位置からでも動かしたいカーソ
ルの方向と移動量を制御できるので、操作性を大幅に向
上できる。
【0076】また、特に請求項11記載の入力装置によ
れば、受光素子上の反射光スポットの位置と、前記ディ
スプレイ上の座標とを1対1対応させる構成をとるの
で、受光素子からの信号をパーソナルコンピューター等
のディスプレイ上の絶対座標情報として取り出すことが
できるため、操作性を大幅に向上できる。
【0077】また、特に請求項12及び請求項13記載
の入力装置によれば、受光素子からの信号を移動方向及
び移動量のベクトル情報の他に、移動速度情報としても
信号処理するように構成しているので、人が操作する際
の繰り返しの早い動きの入力に対応することが可能とな
る利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態1を示す、ポインティングデ
バイスの正面図。
【図2】本発明の実施形態1を示す、ポインティングデ
バイスの平面図。
【図3】本発明の実施形態1を示す、受光焦点位置を説
明するための正面図。
【図4】本発明の実施形態1を示す、反射光スポットを
示す平面図。
【図5】本発明の実施形態1を示す、操作部上の指の動
きを示す正面図。
【図6】本発明の実施形態1を示す、反射光スポットの
移動を示す平面図。
【図7】本発明の実施形態1を示す、操作部上の指の動
きを示す正面図。
【図8】本発明の実施形態1を示す、反射光スポットの
移動を示す平面図。
【図9】本発明の実施形態1を示す、(a)、(b)共
に信号処理方法を示す図。
【図10】本発明の実施形態1を示す、移動ベクトルを
示す図。
【図11】本発明の実施形態1を示す、データの取り込
みタイミングとホストとの通信例を示す図。
【図12】本発明の実施形態2を示す、(a)は指の位
置を示す図、(b)はカーソルの動きを示す図。
【図13】本発明の実施形態2を示す、反射光スポット
の移動を示す図。
【図14】本発明の実施形態3を示す、ポインティング
デバイスの正面図。
【図15】本発明の実施形態3を示す、ポインティング
デバイスの平面図。
【図16】本発明の実施形態3を示す、レンズ部の機能
を示す正面図。
【図17】本発明の実施形態3を示す、受光焦点位置を
説明するための正面図。
【図18】本発明の実施形態3を示す、反射光スポット
の移動を示す図。
【図19】本発明の実施形態3を示す、指の動きを示す
正面図。
【図20】本発明の実施形態3を示す、反射光スポット
の移動を示す図。
【図21】本発明の実施形態3を示す、(a)、(b)
共にカーソルの移動速度の算出方法を示す図。
【図22】本発明の実施形態3を示す、データの取り込
みタイミングとホストとの通信例を示す図。
【図23】本発明の実施形態4を示す、ポインティング
デバイスの正面断面図。
【図24】本発明の実施形態4を示す、ポインティング
デバイスの平面図。
【図25】本発明の実施形態4を示す、指の動きを示す
正面断面図。
【図26】アタッチメントを用いたポインティングデバ
イスを示す正面断面図。
【図27】光学式タッチパネルの一従来例を示す平面
図。
【図28】光学式タッチパネルの他の従来例を示す平面
図。
【符号の説明】
1 操作部 2 発光素子 4 オペレータの指 5 反射板 6 反射光スポット 7 ディスプレイ 8 アタッチメント 10 操作部 10’ 操作部 11 操作部本体 12 レンズ部 13 透光性樹脂 13a 光透過部 13b 光遮光部 31〜34 受光素子
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平8−179878(JP,A) 特開 平5−313816(JP,A) 特開 昭53−3199(JP,A) 特開 平9−15036(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06F 3/02 - 3/033 G01B 11/00 - 11/30 H01H 35/00

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 情報機器等のディスプレイ上のカーソル
    等の移動制御を行うための入力情報を入力するために使
    用される光学式の入力装置において、 透光性材料からなる半球状の操作部が固定配置され、 該操作部内の底面近傍には、中央部に発光素子が内蔵さ
    れるとともに、該発光素子を中心とする円周方向の4等
    配位置にそれぞれ受光素子が内蔵され、 該発光素子から照射され、該操作部上を接触しながら移
    動する指又は操作器具からなる入力手段によって反射さ
    れ、該複数の受光素子に結像される反射光スポットを光
    電変換した信号を信号処理することにより該カーソル移
    動制御のための入力情報を得るように構成され、前記操作部は、透光性材料からなる半球状の操作部本体
    と、該操作部本体の表面に膨出形成された小半球状の多
    数のレンズ部と、該操作部本体および該レンズ部を覆う
    透光性樹脂とによって構成されている、 入力装置。
  2. 【請求項2】 前記透光性部材の前記レンズ部と対向す
    る部分が光透過部であり、その他の部分が光遮光部であ
    る請求項1記載の入力装置。
  3. 【請求項3】 前記受光素子からの信号を移動方向及び
    移動量としてのベクトル情報として信号処理する請求項
    1または請求項2に記載の入力装置。
  4. 【請求項4】 前記ベクトル情報は、ある一定期間の現
    在情報と過去情報との差分を演算処理してなる請求項3
    記載の入力装置。
  5. 【請求項5】 前記受光素子からの信号を前記移動方向
    及び移動量のベクトル情報の他に、移動速度情報として
    信号処理する請求項4記載の入力装置。
  6. 【請求項6】 前記移動速度情報を一定期間内に前記受
    光素子を横切る前記反射光スポットの数によって算出す
    請求項5記載の入力装置。
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