JP3473702B2 - エアポートの運転方法 - Google Patents
エアポートの運転方法Info
- Publication number
- JP3473702B2 JP3473702B2 JP00084593A JP84593A JP3473702B2 JP 3473702 B2 JP3473702 B2 JP 3473702B2 JP 00084593 A JP00084593 A JP 00084593A JP 84593 A JP84593 A JP 84593A JP 3473702 B2 JP3473702 B2 JP 3473702B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- air
- burner
- air port
- amount
- combustion
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、低NOx燃焼ボイラ火
炉に係わり、特に能率良く排ガス中のNOx濃度を低減
するに有効なエアポートの運転方法に関する。
炉に係わり、特に能率良く排ガス中のNOx濃度を低減
するに有効なエアポートの運転方法に関する。
【0002】
【従来の技術】今日の事業用ボイラは排ガス中に含まれ
る有害なNOxを低減するために、燃焼炉の後流側に脱
硝装置を設けているが、加えて低NOx燃焼法を用い
て、火炉内で発生するNOx量を抑えているのが一般的
である。低NOx燃焼法には排ガス再循環をするかまた
は二段燃焼法を火炉で行う方法と、バーナに低NOxバ
ーナを用いる方法との二つがあるが、最近ではこれらを
併用している例が多い。
る有害なNOxを低減するために、燃焼炉の後流側に脱
硝装置を設けているが、加えて低NOx燃焼法を用い
て、火炉内で発生するNOx量を抑えているのが一般的
である。低NOx燃焼法には排ガス再循環をするかまた
は二段燃焼法を火炉で行う方法と、バーナに低NOxバ
ーナを用いる方法との二つがあるが、最近ではこれらを
併用している例が多い。
【0003】図4に代表的な出力300MWの微粉炭燃
焼火炉の概略図を示す。水壁で構成された火炉1には3
段の低NOxバーナ2と、2段のエアポート3とがそれ
ぞれ4列前後壁に対向して取り付けられている。低NO
xバーナ2では空気比(空気量/理論空気量)を0.8
程度で燃焼させ、エアポート3でその不足分の空気を吹
き込み、最終の空気比が約1.2程度の空気過剰の状態
にして完全燃焼を行わせる。
焼火炉の概略図を示す。水壁で構成された火炉1には3
段の低NOxバーナ2と、2段のエアポート3とがそれ
ぞれ4列前後壁に対向して取り付けられている。低NO
xバーナ2では空気比(空気量/理論空気量)を0.8
程度で燃焼させ、エアポート3でその不足分の空気を吹
き込み、最終の空気比が約1.2程度の空気過剰の状態
にして完全燃焼を行わせる。
【0004】2段燃焼法では排ガス中のNOx濃度は図
5に示したようにバーナ空気比の減少と共に低くなる性
質があるので、バーナ空気比を変化させてNOx濃度の
調整を行う。これは、エアポート3の段数が1段でもあ
っても2段であっても同じである。次に、2段燃焼を行
う火炉1では図6に示したように、最上段のバーナ2と
エアポート3間の距離が長くなるほどNOx濃度は低く
なる傾向を有している。図4に示した2段エアポート3
はこの現象を利用したもので、NOx濃度を下げたい場
合には上段のエアポート3の空気量を増やし、逆にNO
x濃度は上がっても未燃分を下げたい場合には下段のエ
アポート3の空気量を増やすように使い分ける。
5に示したようにバーナ空気比の減少と共に低くなる性
質があるので、バーナ空気比を変化させてNOx濃度の
調整を行う。これは、エアポート3の段数が1段でもあ
っても2段であっても同じである。次に、2段燃焼を行
う火炉1では図6に示したように、最上段のバーナ2と
エアポート3間の距離が長くなるほどNOx濃度は低く
なる傾向を有している。図4に示した2段エアポート3
はこの現象を利用したもので、NOx濃度を下げたい場
合には上段のエアポート3の空気量を増やし、逆にNO
x濃度は上がっても未燃分を下げたい場合には下段のエ
アポート3の空気量を増やすように使い分ける。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】以上のように、ボイラ
の低NOx燃焼法としての2段燃焼法はNOxの発生量
を低減するのに有効な方法である。しかし、反面、排ガ
ス中の未燃分が増加したり、NOx濃度が計画値ほど下
がらない等の問題を残している。この理由を図7で説明
する。図7は図4の火炉1内における流れの様子を示し
た側断面で、実物を1/30に縮小した水流模型実験で
観察した結果を基にしている。
の低NOx燃焼法としての2段燃焼法はNOxの発生量
を低減するのに有効な方法である。しかし、反面、排ガ
ス中の未燃分が増加したり、NOx濃度が計画値ほど下
がらない等の問題を残している。この理由を図7で説明
する。図7は図4の火炉1内における流れの様子を示し
た側断面で、実物を1/30に縮小した水流模型実験で
観察した結果を基にしている。
【0006】図7の(a)、(b)、(c)はそれそれ
バーナ空気比が0.9、0.8、0.7の時の気体の流
れの様子を示している。また、火炉1の前壁4と後壁5
にそれぞれバーナ2とエアポート3が配置されており、
エアポート3は上段エアポート10と下段エアポート1
1からなっている。ここで、図7(b)は計画通りの運
転状態におけるもので、エアポート3の噴流は火炉1の
中央までほとんど湾曲せずに到達している。この場合、
排ガス中のNOx濃度と排ガス中の未燃分は計画値どお
りである。また、図7(a)はバーナ空気比が0.9の
場合で、バーナ2の部分の空気比が高いためエアポート
3からの噴出空気量が少なく、噴流は火炉1の中央まで
到達していない。この結果、バーナ2の未燃分は完全燃
焼しないため排ガス中の未燃分が著しく増加する。ここ
で、過剰空気量を多くすればエアポート3の噴流の量が
増えるため排ガス中の未燃分は少なくなるが、過剰な空
気を流すため所内動力が増えてしまう。
バーナ空気比が0.9、0.8、0.7の時の気体の流
れの様子を示している。また、火炉1の前壁4と後壁5
にそれぞれバーナ2とエアポート3が配置されており、
エアポート3は上段エアポート10と下段エアポート1
1からなっている。ここで、図7(b)は計画通りの運
転状態におけるもので、エアポート3の噴流は火炉1の
中央までほとんど湾曲せずに到達している。この場合、
排ガス中のNOx濃度と排ガス中の未燃分は計画値どお
りである。また、図7(a)はバーナ空気比が0.9の
場合で、バーナ2の部分の空気比が高いためエアポート
3からの噴出空気量が少なく、噴流は火炉1の中央まで
到達していない。この結果、バーナ2の未燃分は完全燃
焼しないため排ガス中の未燃分が著しく増加する。ここ
で、過剰空気量を多くすればエアポート3の噴流の量が
増えるため排ガス中の未燃分は少なくなるが、過剰な空
気を流すため所内動力が増えてしまう。
【0007】一方、図7(c)はバーナ2部分の空気比
が0.7の場合でバーナ2部分の空気比が低いため、エ
アポート3からの噴出空気量が多い。そのため、噴流は
火炉1の中央部で激しく衝突し、その一部はバーナ2部
分に逆流している。こうなると、バーナ2のゾーンのガ
スがエアポート3の噴流と混合するまでの距離が短いた
め図6に示したようにNOxは増加する傾向を持つ。つ
まり、バーナ空気比を下げてNOx濃度を低くしようと
しても思ったほど下がらないことになる。
が0.7の場合でバーナ2部分の空気比が低いため、エ
アポート3からの噴出空気量が多い。そのため、噴流は
火炉1の中央部で激しく衝突し、その一部はバーナ2部
分に逆流している。こうなると、バーナ2のゾーンのガ
スがエアポート3の噴流と混合するまでの距離が短いた
め図6に示したようにNOxは増加する傾向を持つ。つ
まり、バーナ空気比を下げてNOx濃度を低くしようと
しても思ったほど下がらないことになる。
【0008】このように、2段燃焼を行う火炉1では計
画空気比から外れると排ガス中の未燃分が増えたり、N
Ox濃度が高くなったりする問題がある。そこで、本発
明の目的は、2段燃焼を行うボイラ等の火炉1における
空気比が計画値から外れても、排ガス中の未燃分の発生
量を抑え、NOx濃度を低下させることを目的とする。
画空気比から外れると排ガス中の未燃分が増えたり、N
Ox濃度が高くなったりする問題がある。そこで、本発
明の目的は、2段燃焼を行うボイラ等の火炉1における
空気比が計画値から外れても、排ガス中の未燃分の発生
量を抑え、NOx濃度を低下させることを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の上記目的は次の
構成により達成される。すなわち、バーナの下流にエア
ポートを2段以上有するボイラ火炉において、バーナ空
気比が1に近い比較的弱い還元燃焼時には、上段側のエ
アポートの空気量を下段側のエアポートの空気量より増
加させ、バーナ空気比が0.7又はその近傍の比較的強
い還元燃焼時にはエアポート各段の空気量をほぼ等しく
するようにしたエアポートの運転方法である。
構成により達成される。すなわち、バーナの下流にエア
ポートを2段以上有するボイラ火炉において、バーナ空
気比が1に近い比較的弱い還元燃焼時には、上段側のエ
アポートの空気量を下段側のエアポートの空気量より増
加させ、バーナ空気比が0.7又はその近傍の比較的強
い還元燃焼時にはエアポート各段の空気量をほぼ等しく
するようにしたエアポートの運転方法である。
【0010】また、本発明の上記目的は次の構成により
達成される。すなわち、バーナとその下流側のエアポー
トを用いて2段階燃焼法を行うボイラ火炉において、バ
ーナ空気比が1に近い比較的弱い還元燃焼時には、エア
ポートの噴出角を小さくし、バーナ空気比が0.7又は
その近傍の比較的強い還元燃焼時には、エアポートの噴
出角を大きくするエアポート運転方法である。
達成される。すなわち、バーナとその下流側のエアポー
トを用いて2段階燃焼法を行うボイラ火炉において、バ
ーナ空気比が1に近い比較的弱い還元燃焼時には、エア
ポートの噴出角を小さくし、バーナ空気比が0.7又は
その近傍の比較的強い還元燃焼時には、エアポートの噴
出角を大きくするエアポート運転方法である。
【0011】
【作用】バーナ部の空気比が高い場合にはエアポート噴
流の量が少ないので、一方のエアポートからの噴出量を
他方より多くする。例えば、上段の噴出量を下段より多
くする。こうすれば、各段から等量づつ噴出するよりエ
アポート噴流の貫通力が大きくなる。次に、バーナ空気
比が下がりエアポートの噴出量が多い場合には、エアポ
ート噴流の衝突によってバーナゾーンに噴流が逆流しな
いように各エアポートからの噴出量を同じにして、エア
ポートの噴流を弱くする。この結果、バーナゾーンのエ
アポートの距離は計画どおり維持できるので、さらなる
低NOx運転を行うことができる。
流の量が少ないので、一方のエアポートからの噴出量を
他方より多くする。例えば、上段の噴出量を下段より多
くする。こうすれば、各段から等量づつ噴出するよりエ
アポート噴流の貫通力が大きくなる。次に、バーナ空気
比が下がりエアポートの噴出量が多い場合には、エアポ
ート噴流の衝突によってバーナゾーンに噴流が逆流しな
いように各エアポートからの噴出量を同じにして、エア
ポートの噴流を弱くする。この結果、バーナゾーンのエ
アポートの距離は計画どおり維持できるので、さらなる
低NOx運転を行うことができる。
【0012】前記各段のエアポートからの噴出量を調整
する代わりに、一段以上設けたエアポートの噴流の噴出
角をバーナの空気比に対応して調整することでもエアポ
ート噴流の貫通力を変えることができる。
する代わりに、一段以上設けたエアポートの噴流の噴出
角をバーナの空気比に対応して調整することでもエアポ
ート噴流の貫通力を変えることができる。
【0013】
【実施例】本発明の一実施例である出力300MWの微
粉炭焚きボイラ火炉の燃焼用空気系統を図1に示す。火
炉1の基本構成は図4に示したものと同じであるが、フ
ァン6から供給される上段エアポート10、下段エアポ
ート11の空気量はバーナ空気比に応じて任意にプログ
ラムで変えられるようになっている。図1に示すボイラ
におけるバーナ空気比に対する排ガス中のNOx濃度変
化を図2に示す。
粉炭焚きボイラ火炉の燃焼用空気系統を図1に示す。火
炉1の基本構成は図4に示したものと同じであるが、フ
ァン6から供給される上段エアポート10、下段エアポ
ート11の空気量はバーナ空気比に応じて任意にプログ
ラムで変えられるようになっている。図1に示すボイラ
におけるバーナ空気比に対する排ガス中のNOx濃度変
化を図2に示す。
【0014】図2において、実線で示す従来法は各々の
バーナ2の空気比におけるエアポート3の上段エアポー
ト10と下段エアポート11にエアポート空気量をそれ
ぞれ70%、30%づつ固定して配分した場合を示し、
破線で示す本実施例では、前記従来法と同一の各々のバ
ーナ2の空気比において、上段エアポート11の空気量
を50%から70%、下段エアポート10の空気量を5
0%から30%と可変することで、バーナ空気比が変わ
ってもNOx濃度を低下させることができる。本実施例
により、NOx濃度は最大20%低減しているのが分か
る。
バーナ2の空気比におけるエアポート3の上段エアポー
ト10と下段エアポート11にエアポート空気量をそれ
ぞれ70%、30%づつ固定して配分した場合を示し、
破線で示す本実施例では、前記従来法と同一の各々のバ
ーナ2の空気比において、上段エアポート11の空気量
を50%から70%、下段エアポート10の空気量を5
0%から30%と可変することで、バーナ空気比が変わ
ってもNOx濃度を低下させることができる。本実施例
により、NOx濃度は最大20%低減しているのが分か
る。
【0015】また、本実施例の効果が最も大きかったと
きのエアポート3の空気量の配分を図3に示す。バーナ
空気比が1に近いときにはエアポート空気量の70%を
上段エアポート10に、残りの30%を下段エアポート
11に流している。この比率はバーナ空気比が低下する
に連れて変化させ、バーナ空気比が0.7の時にはそれ
ぞれ上段エアポート10の空気量50%、下段エアポー
ト11の空気量50%と等しくしている。
きのエアポート3の空気量の配分を図3に示す。バーナ
空気比が1に近いときにはエアポート空気量の70%を
上段エアポート10に、残りの30%を下段エアポート
11に流している。この比率はバーナ空気比が低下する
に連れて変化させ、バーナ空気比が0.7の時にはそれ
ぞれ上段エアポート10の空気量50%、下段エアポー
ト11の空気量50%と等しくしている。
【0016】本発明はエアポート3の空気量によらず常
にバーナゾーンからの未燃分と適切な混合状態を達成す
ることにある。従って、1段しかエアポート3を有しな
い火炉1の場合でも、旋回式のレジスタのように噴流の
噴出角を調整できるエアポート3であれば、バーナ空気
比に応じて噴出角を変えても前記実施例と同じ効果が得
られる。すなわち、バーナ空気比が1に近い場合にはエ
アポート3の噴出量が少ないので噴出角を小さくして貫
通力を維持し、反対にバーナ空気比が低い場合にはエア
ポート3の噴出角を大きくすることで対応できる。多段
エアポートの場合にもこの方法は併用できる。
にバーナゾーンからの未燃分と適切な混合状態を達成す
ることにある。従って、1段しかエアポート3を有しな
い火炉1の場合でも、旋回式のレジスタのように噴流の
噴出角を調整できるエアポート3であれば、バーナ空気
比に応じて噴出角を変えても前記実施例と同じ効果が得
られる。すなわち、バーナ空気比が1に近い場合にはエ
アポート3の噴出量が少ないので噴出角を小さくして貫
通力を維持し、反対にバーナ空気比が低い場合にはエア
ポート3の噴出角を大きくすることで対応できる。多段
エアポートの場合にもこの方法は併用できる。
【0017】また、図1にはバーナ2を火炉1の対向壁
にそれぞれ配置する対向燃焼の火炉1を示しているが本
発明はコーナファイアリングの火炉(図示せず)にも適
用できる。コーナファイアリングの火炉ではバーナ、エ
アポートをコーナ部に多重に積み上げる。この方式の火
炉ではファイアボールと呼ばれる火炉の中心に渦状に回
転するガス体を形成するのが特徴であるが、側断面で見
れば図1と同じなので本発明が適用できる。
にそれぞれ配置する対向燃焼の火炉1を示しているが本
発明はコーナファイアリングの火炉(図示せず)にも適
用できる。コーナファイアリングの火炉ではバーナ、エ
アポートをコーナ部に多重に積み上げる。この方式の火
炉ではファイアボールと呼ばれる火炉の中心に渦状に回
転するガス体を形成するのが特徴であるが、側断面で見
れば図1と同じなので本発明が適用できる。
【0018】本発明はエアポートの運転方法に着目した
ものなので、装置等の敷設のために新たな費用は発生し
ない。また、自動制御にする場合でも、流量制御装置は
ボイラには通常の場合、すでに設置されているので既設
のボイラでもプログラム変更だけでできる。
ものなので、装置等の敷設のために新たな費用は発生し
ない。また、自動制御にする場合でも、流量制御装置は
ボイラには通常の場合、すでに設置されているので既設
のボイラでもプログラム変更だけでできる。
【0019】
【発明の効果】本発明を使用すれば排ガス中のNOx濃
度を従来より、同一2段燃焼比率において20%以上低
減できる。また、エアポート噴流の混合状態を常に適正
にしているので未燃分の発生量も低くボイラの燃焼効率
を高くすることができる。
度を従来より、同一2段燃焼比率において20%以上低
減できる。また、エアポート噴流の混合状態を常に適正
にしているので未燃分の発生量も低くボイラの燃焼効率
を高くすることができる。
【図1】 本発明の一実施例の火炉の側断面図である。
【図2】 本発明の一実施例におけるバーナ空気比とN
Ox濃度との関係を示す図である。
Ox濃度との関係を示す図である。
【図3】 本発明の一実施例と従来法におけるバーナ空
気比に対するエアポートの流量を示す図である。
気比に対するエアポートの流量を示す図である。
【図4】 ボイラの対向燃焼炉の正面図である。
【図5】 従来法のバーナ空気比とNOxの関係を示し
た図である。
た図である。
【図6】 従来法のバーナとエアポート間の距離とNO
x濃度との関係を示した図である。
x濃度との関係を示した図である。
【図7】 従来法のバーナ空気比による炉内の流動様式
の変化を示した図である。
の変化を示した図である。
1…火炉、2…バーナ、3…エアポート、4…火炉前
壁、5…火炉後壁、6…ファン、10…上段エアポー
ト、11…下段エアポート
壁、5…火炉後壁、6…ファン、10…上段エアポー
ト、11…下段エアポート
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(56)参考文献 特開 昭62−134405(JP,A)
特開 昭60−174408(JP,A)
特開 昭59−95308(JP,A)
実開 平2−122910(JP,U)
実開 平3−56011(JP,U)
特公 昭48−3761(JP,B1)
(58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名)
F23C 11/00
Claims (2)
- 【請求項1】 バーナの下流にエアポートを2段以上有
するボイラ火炉において、バーナ空気比が1に近い比較
的弱い還元燃焼時には、上段側のエアポートの空気量を
下段側のエアポートの空気量より増加させ、バーナ空気
比が0.7又はその近傍の比較的強い還元燃焼時にはエ
アポート各段の空気量をほぼ等しくするようにしたこと
を特徴とするエアポートの運転方法。 - 【請求項2】 バーナとその下流側のエアポートを用い
て2段階燃焼法を行うボイラ火炉において、バーナ空気
比が1に近い比較的弱い還元燃焼時には、エアポートの
噴出角を小さくし、バーナ空気比が0.7又はその近傍
の比較的強い還元燃焼時には、エアポートの噴出角を大
きくするエアポート運転方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP00084593A JP3473702B2 (ja) | 1993-01-06 | 1993-01-06 | エアポートの運転方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP00084593A JP3473702B2 (ja) | 1993-01-06 | 1993-01-06 | エアポートの運転方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06201104A JPH06201104A (ja) | 1994-07-19 |
JP3473702B2 true JP3473702B2 (ja) | 2003-12-08 |
Family
ID=11484977
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP00084593A Expired - Fee Related JP3473702B2 (ja) | 1993-01-06 | 1993-01-06 | エアポートの運転方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3473702B2 (ja) |
-
1993
- 1993-01-06 JP JP00084593A patent/JP3473702B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH06201104A (ja) | 1994-07-19 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP3099109B2 (ja) | 微粉炭バーナ | |
JP2756098B2 (ja) | 微粉炭バーナ | |
JPH07260106A (ja) | 微粉炭燃焼バーナ及び微粉炭燃焼装置 | |
JP2004205161A (ja) | 固体燃料ボイラ及びボイラ燃焼方法 | |
EP1580485B1 (en) | Combustion apparatus | |
JPH10213309A (ja) | 微粉炭バーナ | |
JP3643461B2 (ja) | 微粉炭燃焼バーナおよびその燃焼方法 | |
JPH09170714A (ja) | 微粉炭焚バーナ | |
JP3473702B2 (ja) | エアポートの運転方法 | |
JPH049511A (ja) | 微粉炭燃焼法および微粉炭ボイラ | |
JP3434096B2 (ja) | ガス焚きバーナ | |
JPH11304109A (ja) | ボイラ燃焼装置 | |
JP2009250532A (ja) | 微粉炭焚きボイラ | |
JP2005114285A (ja) | バーナ | |
JP2537451B2 (ja) | 低NOxバ−ナ | |
JP2001355832A (ja) | エアポート構造 | |
JPH07310903A (ja) | 微粉炭燃焼方法及び微粉炭バーナー | |
JP2530920B2 (ja) | ボイラ用高負荷窒素酸化物低発生バ―ナ | |
JP3258041B2 (ja) | ボイラおよびその運転方法 | |
JP3261509B2 (ja) | エアポートを有するボイラ火炉 | |
KR0181527B1 (ko) | 저 질소산화물 버너 | |
JPH0318808Y2 (ja) | ||
JPH0921506A (ja) | 微粉炭燃焼装置および微粉炭燃焼方法 | |
JPH09318014A (ja) | 微粉炭燃焼バーナ | |
JPH08200618A (ja) | 微粉炭燃焼バーナ |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080919 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080919 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090919 Year of fee payment: 6 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |