JP3473415B2 - 回路基板用コネクタ - Google Patents

回路基板用コネクタ

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JP3473415B2
JP3473415B2 JP18075698A JP18075698A JP3473415B2 JP 3473415 B2 JP3473415 B2 JP 3473415B2 JP 18075698 A JP18075698 A JP 18075698A JP 18075698 A JP18075698 A JP 18075698A JP 3473415 B2 JP3473415 B2 JP 3473415B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、交差コイル型指示
計器等の各種計器その他電気機器に用いられる回路基板
用コネクタに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の回路基板用コネクタとし
ては、特開平3−182067号公報にて開示されたプ
リント基板用コネクタがある。このコネクタは、四角板
形状の基部の各隅角部からそれぞれ下方へ延出する脚部
にて、プリント基板の各貫通穴部に挿通されてこのプリ
ント基板に電気的に接続されている。また、当該コネク
タは、基部上にて互いに対向して位置する両挟持部を備
えており、これら両挟持部は、基部の両対向端部から各
脚部とは逆方向へ上に凸な形状となるように湾曲状に延
出している。
【0003】そして、このコネクタに対する棒状ターミ
ナルの電気的接続は、当該ターミナルをプリント基板の
貫通穴部及びこれに対向する基部の貫通穴部を通して両
挟持部の間に挿通挟持することで、行っている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記プリン
ト基板用コネクタにおいては、その偏平化が要請されて
いるため、両挟持部が基部から各脚部とは逆方向に延出
していることを考慮して、各脚部のプリント基板上の長
さは必然的に短くなっている。しかし、これによってコ
ネクタの偏平化を確保し得るとしても、ターミナルのコ
ネクタに対する挿入位置が横方向にずれている場合に、
このずれに応じて各脚部が撓もうとしても、上述のごと
く各脚部の長さが短いため、撓み難い。
【0005】このため、上記ずれ量が大きい場合に、こ
のずれ量を各脚部の撓みでもって吸収しようとしても、
撓み量が不足してずれ量の吸収が困難であるという不具
合がある。これに対して、各脚部の撓み量を増大させよ
うとすると、必然的にプリント基板上の当該各脚部の長
さを長くすることとなる。しかし、このようにすると、
上述のごとく、両挟持部が各脚部とは逆方向に延出して
いるため、コネクタの偏平化の妨げとなる。
【0006】そこで、本発明は、以上のようなことに対
処するため、回路基板に接続される脚部の長さを、偏平
化を確保しつつ、できるだけ長くするように工夫した回
路基板用コネクタを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題の達成にあた
り、請求項1に記載の発明によれば、長手状ターミナル
(14)を回路基板(20)に電気的に接続するコネク
タにおいて、前記ターミナルを挿通する開口部(31
a)を有する上壁(31)と、この上壁の外周部から間
隔をおいて前記回路基板の表面に向け延出された複数の
脚であってその各先端部(32a乃至35a)にて前記
回路基板の各一部(22)に支持されて前記上壁を前記
回路基板の表面に対向させて維持するとともにこの回路
基板に電気的に接続される複数の脚(32乃至35)
と、前記上壁の裏面側にて互いに対向して位置する第
1、第2の挟持部(36、37)とを備え 前記複数の
脚のうち第1、第2の脚(32、33)および第3、第
4の脚(34、35)は、それぞれ前記第1、第2の挟
持部(36、37)の対向する方向に互いに対向し、前
記第1、第3の脚(32、34)および第2、第4の脚
(33、35)は、それぞれ隣接しており、前記上壁の
外周部のうち前記第1、第3の脚の間に位置する第1の
外周部と前記第2、第4の脚の間に位置する第2の外周
部は、前記第1、第2の挟持部の対向する方向に互いに
対向しており、 前記第1挟持部(36)は、前記上壁の
第1の外周部から当該上壁の裏面中央側にかけて前記回
路基板の表面に向け凸な湾曲形状となるように延出し、
前記第2の挟持部(37)は、前記上壁の第2の外周部
から当該上壁の裏面中央側にかけて前記回路基板の表面
に向け凸な湾曲形状となるように延出しており、前記長
手状ターミナルをその先端部(14a)にて前記上壁の
開口部を通し前記両挟持部の間に挟持することで前記回
路基板に電気的に接続するようにしたことを特徴とする
回路基板用コネクタが提供される。
【0008】このように構成した本発明では、ネクタ
の偏平化を適正に確保しつつ各脚の回路基板の表面から
の延出部の長さを、各脚の撓み量が充分に確保できるよ
うに、設定できる。
【0009】その結果、上壁の開口部に対するターミナ
ルの挿入時にその先端部が上壁の開口部から位置ずれし
ていても、各脚の撓み量の充分な撓みにより、コネクタ
の偏平化を確保しつつ、ターミナルの先端部を上壁の開
口部を通し両挟持部の間に円滑に挿入挟持することがで
きる。また、請求項2に記載の発明によれば、請求項1
に記載の回路基板用コネクタにおいて、各脚の長手方向
中間部位から回路基板の表面に向けて延出されて当該各
脚のその長手方向に交差する方向への撓みに応じて回路
基板の表面に当接したとき各脚の撓みを規制する各スト
ッパ(32c乃至35c)を備える。
【0010】これにより、上壁の開口部に対するターミ
ナルの挿入時にその先端部が上壁の開口部から位置ずれ
しているために、各脚がその長手方向に交差する方向に
撓んでも、この撓み量をストッパにより適正な範囲に規
制できる。従って、各脚が撓み過ぎることなく原形に復
帰するので、請求項1に記載の発明の作用効果を達成し
つつ、ターミナルのコネクタによる回路基板への電気的
接続を正常に維持できる。
【0011】また、請求項3に記載の発明によれば、請
求項1又は2に記載の回路基板用コネクタにおいて、上
記上壁のうちその開口部以外の部分が平面部(31b)
となっている。このため、上壁の開口部に対するターミ
ナルの挿入時にその先端部が上壁の平面部に当たってい
るか否かにより、ターミナルの先端部の上壁の開口部へ
の挿入の良否を明確に判断できる。なお、請求項3に記
載の発明は、請求項1又は2に記載の発明の作用効果を
達成できることは勿論である。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図面
に基づいて説明する。図1及び図2は、本発明が車両用
スピードメータ等として採用される交差コイル型指示計
器に適用された例を示している。この指示計器は、計器
本体10と、プリント基板20と、コネクタ30とを備
えている。
【0013】計器本体10は、ハウジングとしてのボビ
ン11と、このボビン11に巻装した両交差コイル12
と、ボビン11を両交差コイル12と共に収容したシー
ルドケーシング13とを備えている。ボビン11は、複
数のターミナルピン14を備えており、これら各ターミ
ナルピン14は、ボビン11の底壁からシールドケーシ
ング13の底壁13aを通り延出されている。なお、各
ターミナルピン14は、その内端部にて、両交差コイル
12の各接続端子に接続されている。また、図1にて符
号15は、指針軸を示す。
【0014】プリント基板20は、シールドケーシング
13の底壁13aに沿いこの底壁に間隔をおいて配設さ
れるもので、このプリント基板20には、後述のよう
に、コネクタ30を介し、各ターミナルピン14が電気
的に接続される。コネクタ30は、図2にて示すごと
く、プリント基板20の貫通穴部21に対向するよう
に、プリント基板20にその表面(計器本体10側の
面)側から組み付けられているもので、このコネクタ3
0は、図3にて示す形状となるように、一枚の良導電性
金属板を折り曲げて形成されている。
【0015】このコネクタ30は、図2乃至図5にて示
すごとく、上壁31を備えており、この上壁31には、
ターミナルピン14を挿入する開口部31aが、図2及
び図3にて示すごとく形成されている。ここで、開口部
31aの内周面は、図2にて示すごとく、ターミナルピ
ン14の挿入を容易にするように、上壁31の表面から
裏面側にかけて、緩やかな末すぼまり形状に形成されて
いる。
【0016】また、上壁31のうち開口部31a以外の
部分は、平面部31bとして形成されており、この平面
部31bは、ターミナルピン14の先端部14aの上壁
31の開口部31aへの挿入の良否を判断するために利
用される。また、コネクタ30は、前後左右の4本の長
手状脚32、33、34及び35を備えている。左右の
両前側脚32、33は、図3及び図4にて示すごとく、
上壁31の前縁左右両端部からプリント基板20の表面
に向けそれぞれ垂下しており、左右の後側両脚34、3
5は、図2、図3及び図5にて示すごとく、上壁31の
後縁左右両端部からプリント基板20の表面に向けそれ
ぞれ垂下している。
【0017】ここで、両前側脚32、33は、その各先
端部を構成する各接続端子32a、33aにて、プリン
ト基板20の貫通穴部21の前側近傍に位置する両支持
穴部22に挿通されており、これら両接続端子32a、
33aは、その先端部分32b、33bにて、プリント
基板20の裏面にはんだ付け(図4にて符号S参照)さ
れている。
【0018】一方、両後側脚34、35は、図2、図3
及び図5にて示すごとく、その各先端部を構成する各接
続端子34a、35aにて、プリント基板20の貫通穴
部21の後側近傍に位置する両支持穴部22に挿通され
ており、これら両接続端子34a、35aは、その先端
部分34b、35bにて、プリント基板20の裏面には
んだ付け(図2にて符号S参照)されている。
【0019】また、前側脚32は、図3及び図4にて示
すごとく、撓み過ぎ防止用腕部32cを備えており、こ
の腕部32cは、図3にて示すごとく、前側脚32の前
縁の長手方向中間部位から前側脚33の前縁の長手方向
中間部位側へかつプリント基板20の表面側に向けL字
状に延出している。一方、前側脚33は、図3及び図4
にて示すごとく、撓み過ぎ防止用腕部33cを備えてお
り、この腕部33cは、図3にて示すごとく、前側脚3
3の前縁の長手方向中間部位から前側脚32の腕部32
c側へかつプリント基板20の表面側に向けL字状に延
出している。
【0020】これにより、両腕部32c、33cは、コ
ネクタ30の左右方向中心を基準に対称的に位置してい
る。また、腕部32cの先端32d及び腕部33cの先
端33dとプリント基板20の表面との間には、所定の
間隙Gがそれぞれ設けられており、これら各間隙Gは、
両脚32、33のプリント基板20の表面に沿う方向へ
の撓み量を一定の範囲に制限するためのものである。
【0021】また、後側脚34は、図2にて示すごと
く、撓み過ぎ防止用腕部34cを備えており、この腕部
34cは、図2及び図3により容易に理解されるごと
く、後側脚34の後縁の長手方向中間部位から後側脚3
5の後縁の長手方向中間部位側へかつプリント基板20
の表面側に向けL字状に延出している。一方、後側脚3
5は、図3及び図5にて示すごとく、撓み過ぎ防止用腕
部35cを備えており、この腕部35cは、図4及び図
5により容易に理解されるごとく、後側脚35の後縁の
長手方向中間部位から後側脚34の腕部35c側へかつ
プリント基板20の表面側に向けL字状に延出してい
る。
【0022】これにより、両腕部34c、35cは、コ
ネクタ30の左右方向中心を基準に対称的に位置してい
る。また、腕部34cの先端34d及び腕部35cの先
端35dとプリント基板20の表面との間には、上述し
た所定の間隙Gがそれぞれ設けられている。但し、本実
施形態では、両前側脚32、33は、その長手方向中間
部位に形成した端部32e、33e(図3及び図4参
照)にて、プリント基板20の表面に着座している。ま
た、両前側脚34、35は、その長手方向中間部位に形
成した端部34e、35e(図2、図3及び図4参照)
にて、プリント基板20の表面に着座している。これら
各端部32e、33e、34e、35eは、上壁31を
プリント基板20の表面に対して平行に位置させる役割
を果たす。
【0023】また、コネクタ30は、図2乃至図5にて
示すごとく、左右の両湾曲状挟持部36、37を備えて
いる。これら両挟持部36、37は、コネクタ30の左
右方向中心を基準に、上壁31の裏面側にて互いに対向
して対称的に位置しているもので、左側挟持部36は、
左側の前後両脚32、34の間にて上壁31の左端部か
ら図2、図3及び図4にて示すごとく下方へ垂下した
後、挟持部37側へ湾曲しさらに上壁31の裏面に向け
湾曲している。
【0024】一方、左側挟持部37は、右側の前後両脚
33、35の間にて上壁31の右端部から図2、図4及
び図5にて示すごとく下方へ垂下した後、挟持部36側
へ湾曲しさらに上壁31の裏面に向け湾曲している。こ
こで、両挟持部36、37の両対向部36a、37a
(以下、コネクタ部36a、37aという)の間には、
ターミナル14の径よりも幾分小さい間隙Gaが設けら
れている。また、両挟持部36、37のプリント基板2
0の表面に対する各対向部とプリント基板20の表面と
の間には、上記間隙Gにほぼ等しい間隙が与えられてい
る。
【0025】なお、コネクタ30は、残りのターミナル
ピン14に対しても同様に採用されている。以上のよう
に構成した本実施形態において、計器本体10の各ター
ミナルピン14のプリント基板20に対する電気的接続
は、次のようにして行う。なお、ここでは、図2のコネ
クタ30に対応するターミナルピン14のプリント基板
20への電気的接続を例にとり説明する。
【0026】まず、コネクタ30及びプリント基板20
を別々に準備する。そして、コネクタ30をプリント基
板20の貫通穴部21にその表面側から対向させる。つ
いで、このコネクタ30の各脚32乃至35の接続端子
32a乃至35aを、プリント基板20の各支持穴部2
2にそれぞれ挿通する(図3参照)。
【0027】このような状態にて、各脚32乃至35の
接続端子32a乃至35aを、その各先端部分32b乃
至35bにて、プリント基板20の裏面側に折り曲げる
(図2、図4及び図5参照)。そして、プリント基板2
0にその裏面からはんだ用フラックスの噴流工程処理を
施してプリント基板20の裏面にはんだ用フラックスを
塗布する。ついで、プリント基板20にその裏面から噴
流はんだ付け工程処理を施してコネクタ30の各接続端
子32a乃至33aの先端部32b、33bにはんだ付
け処理を施す。これにより、図2、図4及び図52にて
示すはんだ付けSが終了する。これにより、コネクタ3
0の回路基板20への電気的接続及び取り付けが終了す
る。
【0028】その後、計器本体10のターミナルピン1
4をコネクタ30にその上方から押し込む。具体的に
は、ターミナルピン14を、その先端部14aから、コ
ネクタ30の上壁31の開口部31aを通して両挟持部
36、37に向け挿入する。ここで、上述のごとく、開
口部31aの内周面は、ターミナルピン14の挿入を容
易にするように、上壁31の表面から裏面側にかけて、
緩やかな末すぼまり形状に形成されている。従って、タ
ーミナルピン14の先端部14aは、両コネクタ部36
a、37aの間に向け円滑に案内され得る。
【0029】これに伴い、ターミナルピン14の先端部
14aは、両挟持部36、37の弾力に抗して、両コネ
クタ部36a、37aの間に挿入挟持される。これによ
り、ターミナルピン14はコネクタ30に電気的に接続
される。なお、ターミナルピン14をさらにコネクタ3
0内に押し込むと、ターミナルピン14の先端部14a
はプリント基板20の貫通穴部21内に挿通される。
【0030】また、上述のようにターミナルピン14を
コネクタ30に電気的に接続するにあたり、ターミナル
ピン14の先端部14aが、コネクタ30の上壁31の
開口部31aから位置ずれしているものとする。このよ
うな場合には、ターミナルピン14の先端部14aを上
壁31の開口部31aに押し込む力がコネクタ30の上
壁31に対してその表面に沿う方向に作用する。
【0031】このため、各脚32乃至35が、例えば、
図6にて示すごとく、その弾力に抗して上壁31の表面
に沿う方向に傾斜状に撓む。しかし、コネクタ30の各
脚32乃至35には、各腕部32c乃至35cが上述の
ごとく形成されている。従って、各脚32乃至35の撓
みが大きくなると、各腕部32c及び34cが、図6に
て例示するごとく、その先端部分にて、プリント基板2
0の表面に当接する。
【0032】このことは、各腕部32c及び34cが回
路基板20の表面との当接により各脚32乃至35の撓
み量を規制するストッパとしての役割を果たすことを意
味する。なお、各脚32乃至35が、図6にて示す方向
とは逆方向に傾斜状に撓む場合には、各腕部33c及び
35cが、その先端部分にて、プリント基板20の表面
に当接し、各脚32乃至35の撓み量を規制するストッ
パとしての役割を果たす。これにより、各脚32乃至3
5は、撓み過ぎることなく、ターミナルピン14の両コ
ネクタ部36a、37aの間への挿入後、容易に原形に
復帰し得る。その結果、ターミナル14のコネクタ30
を介する回路基板20への電気的接続が良好に維持され
得る。
【0033】この場合、各腕部32c乃至35cは各脚
32乃至35の長手方向中間部位から延出されているの
で、各脚32乃至35の回路基板20の表面からの長さ
を長くしても、各腕部32c乃至35cを長くする必要
もない。また、コネクタ30においては、両挟持部3
6、37が、上壁31の裏面側に位置しているので、コ
ネクタ30の偏平化を確保しつつ、各脚32乃至35の
長さを、各脚32乃至35の撓み量が充分に確保できる
ように、充分に確保することができる。また、このよう
に各脚32乃至35の長さを長くすることで、これら各
脚32乃至35の撓み易さをも確保できる。
【0034】従って、これら各脚32乃至35の撓み量
を、コネクタ30の偏平化を確保しつつ、容易にかつ充
分に確保できるのは勿論のこと、ターミナルピン14の
先端部14aが、コネクタ30の上壁31の開口部31
aからずれていても、この先端部14aの両コネクタ部
36a、37aの間への挿入が円滑になされ得る。ま
た、上述のごとく、上壁31には平面部31bが形成さ
れているから、上壁31の開口部31aに対するターミ
ナル14の挿入時にその先端部14aが上壁31の平面
部31bに当たっているか否かにより、ターミナル14
の先端部14aの上壁の開口部への挿入の良否を明確に
判断できる。
【0035】これにより、この明確な判断のもと、ター
ミナル14の両挟持部36、37間への挿入挟持をより
一層円滑に行える。なお、本発明の実施にあたっては、
交差コイル型指示計器にに限らず、計器本体の底部から
プリント基板20等の回路基板へのターミナルピンが突
出している種類の計器その他の電気機器であれば、どの
ようなものにも本発明を適用してもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態における計器本体の拡大斜
視図である。
【図2】図3の2−2線に沿う断面図である。
【図3】図2のコネクタの斜視図である。
【図4】図2のコネクタの正面図である。
【図5】図2のコネクタの右側側面図である。
【図6】各脚が傾斜状に撓む状態を示すコネクタの正面
図である。
【符号の説明】
10…計器本体、14…ターミナルピン、14a…ター
ミナルピンの先端部、20…プリント基板、21…貫通
穴部、22…支持穴部、30…コネクタ、31…上壁、
31a…開口部、31b…平面部、32乃至35…脚、
32a乃至35a…接続端子、32b乃至35b…接続
端子の先端部、36、37…挟持部、36a、37a…
コネクタ部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01R 1/04 G01R 5/16 H01R 12/32

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 長手状ターミナル(14)を回路基板
    (20)に電気的に接続するコネクタにおいて、 前記ターミナルを挿通する開口部(31a)を有する上
    壁(31)と、 この上壁の外周部から間隔をおいて前記回路基板の表面
    に向け延出された複数の脚であってその各先端部(32
    a乃至35a)にて前記回路基板の各一部(22)に支
    持されて前記上壁を前記回路基板の表面に対向させて維
    持するとともにこの回路基板に電気的に接続される複数
    の脚(32乃至35)と、前記上壁の裏面側にて互いに対向して位置する第1、第
    2の 挟持部(36、37)とを備え 前記複数の脚のうち第1、第2の脚(32、33)およ
    び第3、第4の脚(34、35)は、それぞれ前記第
    1、第2の挟持部(36、37)の対向する方向に互い
    に対向し、前記第1、第3の脚(32、34)および第
    2、第4の脚(33、35)は、それぞれ隣接してお
    り、前記上壁の外周部のうち前記第1、第3の脚の間に
    位置する第1の外周部と前記第2、第4の脚の間に位置
    する第2の外周部は、前記第1、第2の挟持部の対向す
    る方向に互いに対向しており、 前記第1挟持部(36)は、前記上壁の第1の外周部か
    ら当該上壁の裏面中央側にかけて前記回路基板の表面に
    向け凸な湾曲形状となるように延出し、前記第2の挟持
    部(37)は、前記上壁の第2の外周部から当該上壁の
    裏面中央側にかけて前記回路基板の表面に向け凸な湾曲
    形状となるように延出しており、 前記長手状ターミナルをその先端部(14a)にて前記
    上壁の開口部を通し前記両挟持部の間に挟持することで
    前記回路基板に電気的に接続するようにしたことを特徴
    とする回路基板用コネクタ。
  2. 【請求項2】 前記各脚の長手方向中間部位から前記回
    路基板の表面に向けて延出されて当該各脚のその長手方
    向に交差する方向への撓みに応じて前記回路基板の表面
    に当接したとき前記各脚の撓みを規制する各ストッパ
    (32c乃至35c)を備えることを特徴とする請求項
    1に記載の回路基板用コネクタ。
  3. 【請求項3】 前記上壁のうち前記開口部以外の部分が
    平面部(31b)となっていることを特徴とする請求項
    1又は2に記載の回路基板用コネクタ。
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