JP3473084B2 - インクジェットヘッド - Google Patents

インクジェットヘッド

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JP3473084B2
JP3473084B2 JP1466094A JP1466094A JP3473084B2 JP 3473084 B2 JP3473084 B2 JP 3473084B2 JP 1466094 A JP1466094 A JP 1466094A JP 1466094 A JP1466094 A JP 1466094A JP 3473084 B2 JP3473084 B2 JP 3473084B2
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ink
diaphragm
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ink jet
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恵一 向山
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J2/00Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
    • B41J2/005Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by bringing liquid or particles selectively into contact with a printing material
    • B41J2/01Ink jet
    • B41J2/135Nozzles
    • B41J2/14Structure thereof only for on-demand ink jet heads
    • B41J2/14314Structure of ink jet print heads with electrostatically actuated membrane

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はオン・デマンド型のイン
クジェットヘッドに関し、特にその駆動手段として静電
気力を利用するものに係わる。
【0002】
【従来の技術】インクジェット記録装置は、記録時の騒
音が極めて小さいこと、高速印字が可能であること、イ
ンクの自由度が高く安価な普通紙を使用できることなど
多くの利点を有する。この中でも記録の必要な時にのみ
インク液滴を吐出する、いわゆるインク・オン・デマン
ド方式が、記録に不要なインク液滴の回収を必要としな
いため、現在主流となってきてきている。
【0003】従来のオン・デマンド型インクジェットヘ
ッドの駆動方法において、例えば、特公平2−2421
8号により公知の駆動方法では、インク噴射圧力を発生
する圧力室の容積を変化させる圧電素子を備え、圧電素
子には待機状態で圧電素子の分極電圧と同方向の電気的
パルスが印加され圧電素子を充電して圧力室の容積を減
少させておき、インク噴射時には圧電素子を徐々に放電
させて圧力室の容積を増大させた後、再び圧電素子に電
気的パルスを印加して圧電素子を急速に充電させ圧力室
の容積を減少させることによりノズルよりインクを噴射
させる方法が開示されている。更に同号証には、インク
液滴を低電圧で最も効率よく噴射させるために圧力室へ
のインクの吸入時に起きるインク系の減衰振動の極大値
近傍で圧電素子に再び電圧を印加し急速に圧力室の容積
を減少させる方法が開示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述の
従来のインクジェットヘッドの駆動方法は駆動手段に圧
電素子を用いたものには最適な方法の一つであるが、流
路の一部に設けられた振動板と、振動板に対向して設け
られた電極間に電気パルスを印加し、振動板を静電気力
により変形させ、ノズルからインク液滴を吐出させる方
法、即ち、例えば特開平2−289351号に開示され
ている様な駆動手段に静電気力を用いたものに、単純に
適用したのでは、以下に述べるような問題が生じ、実用
化が困難であった。
【0005】駆動素子に圧電素子を用いたものでは、振
動板は圧電素子に加えられたエネルギ(電圧、通電幅)
に比例して精度よく撓むため、現状の加工精度で得られ
るインクジェットヘッドにおいて、一定のエネルギを各
圧電素子に加えることに留意すれば、各ノズルの一回当
たりのインク吐出量はほぼ同量となり、十分な印字品質
が得られる。
【0006】これに対し、駆動手段に静電気力を用いた
ものでは、振動板と電極間の距離を必要以上に大きくと
ると、振動板と電極間に発生する静電気力はそのギャッ
プの距離の2乗に比例して小さくなるため、プリンタと
して用いられる標準的な電圧では、インクを吐出もしく
は、流路内のインクを吸引するだけの圧力の発生が得ら
れないため、ギャップを極めて小さく(およそ2μ以
下)せねばならない。
【0007】更に、駆動手段に圧電素子を用いたものと
異なり、振動板と電極間に発生する静電気引力が強すぎ
ると、即ち振動板と電極間に印加する電気パルスの電圧
が高すぎるか通電幅が長すぎると、振動板と電極が接
触、短絡しヘッドが破壊するという静電気力を用いたイ
ンクジェットヘッド特有の問題があり、振動板と電極が
接しない程度のエネルギを加え駆動せねばならなかっ
た。
【0008】このため、現状の加工精度でギャップを極
めて精度よく(±0.05μ)で加工し、振動板、これ
に対向する電極間に一定のエネルギを加えても、各振動
板の歪量を精度よく一定に制御することが困難であり、
従って、各ノズルから吐出される一回当たりのインク吐
出量は一定に安定せず、記録画像のドット抜け、ドット
の大きさの不揃い等印字品質上の不具合が多発した。ま
た更に、特に振動板の材質が半導体の場合、振動板、電
極間に充放電を繰り返すと、振動板内に残留電界が発生
し、常に振動板の撓み量を一定にする事が更に困難にな
る。
【0009】したがって、本発明の目的は上述の問題を
解決し、静電気力を利用した方式のインクジェットヘッ
ドにおいて、安定した高印字品質を得るために常に安定
したインクの吐出が得られ、かつ長時間使用しても破壊
等の不具合の生じない信頼性の高いインクジェットヘッ
ドが得られ、低い駆動電圧で効率よく駆動することがで
きるインクジェットプリンタを提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明のインクジェット
ヘッドは、ノズルと、該ノズルに連通するインク流路
と、該流路の一部に設けられた半導体の振動板と、該振
動板を挟み前記流路の反対側に、前記振動板に対向して
設けられた酸化物導電体の電極とを有し、前記振動板と
前記電極間に電気パルスを印加し、前記振動板を静電気
力により変形させ、前記ノズルからインク液滴を記録紙
に向け吐出し印刷を行うインクジェットヘッドにおい
て、前記振動板の表面の前記電極に対向する側には、前
記振動板と前記電極間に電気パルスを印加した際に、前
記酸化物導電体と接触し、前記振動板と前記電極間の短
絡を防止する絶縁膜が形成され、更に、前記絶縁膜は、
酸化膜、窒化膜、酸化マグネシウム膜のいずれかで形成
したことを特徴とするものである。
【0011】また、本発明のインクジェットヘッドの好
ましい態様によると、前記酸化物導電体はインジウム、
すず、亜鉛、カドミウムの酸化物、もしくは該酸化物の
2以上の合成体からなり、前記酸化物導電体の抵抗率が
5×10-4Ωcm以下であることを特徴とするものであ
る。
【0012】また更に、本発明のインクジェットヘッド
の好ましい態様によると、前記絶縁膜の厚みが500〜
3000オングストロームであることを特徴とするもの
である。
【0013】
【作用】本発明のインクジェットヘッドは、電極に電気
パルスを印加することにより該電極とこれに対向して配
置された振動板との間に静電気力による引力あるいは斥
力が働き、この静電気力と振動板自体の弾性力によって
振動板を振動させ、インク液滴をノズルより吐出させる
ものであり、振動板と電極との対向間隔は、インク吐出
体積が印字に必要な画素サイズを得るために、下限が
0.05μm程度、実用的な駆動電圧から上限が2.0
μm程度に設定されており、好ましくは、駆動電圧を低
く設定するために振動板と電極との対向間隔は下限に近
い方がよい。
【0014】この時、振動板を電極に接するまで引きつ
けるので、各ノズルから吐出される1回当たりのインク
吐出量は、振動板と電極との対向間隔により一義的に決
定されるため、各ノズルの吐出量は一定になり、安定し
た印字品質が得られる。
【0015】また、振動板は電極に対向する面に酸化膜
または窒化膜が形成されたシリコン等の半導体で、振動
板は絶縁体である酸化膜を介して電極に接するため、短
絡によってヘッドが破壊されることがなく、更に電極の
材質がITO等の酸化導電体であるため、耐電圧性が優
れ、長期の駆動においてもヘッドが破壊される不具合が
生じにくい。
【0016】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に従って詳細に
説明する。
【0017】図1は本発明の第1の実施例によるインク
ジェットヘッドの分解斜視図で、一部断面図で示してあ
る。本実施例はインク液滴を基板の端部に設けたノズル
から吐出させるエッジエジェクトタイプの例を示すもの
である。図2は組み立てられた全体装置の断面側面図、
図3は図2のA−A線矢視図である。
【0018】本実施例のインクジェットヘッド10は、
下記に詳述する構造を持つ3枚の基板1、2、3を重ね
て接合した積層構造となっている。中間の第1の基板1
は、シリコン基板であり、複数のノズル孔4を構成する
ように基板1の表面に一端より平行に等間隔で形成され
た複数のノズル溝11と、各々のノズル溝11に連通し
底壁を振動板5とする吐出室6を構成することになる凹
部12と、凹部12の後部に設けられたオリフィス7を
構成することになるインク流入口のための細溝13と、
各々の吐出室6にインクを供給するための共通のインク
キャビティ8を構成することになる凹部14を有する。
また、振動板5の下部には後述する電極を装着するため
振動室9を構成することになる凹部15が設けられてい
る。また、S部に示した振動板5の断面図の様に、基板
1には一様な厚みで熱酸化膜24(SiO2)が設けら
れ、後述するように、電極21と振動板5が接触した時
に、これらを電気的に絶縁する機能を有している。
【0019】本実施例においては、振動板5とこれに対
向して配置される電極との対向間隔、すなわちギャップ
部16の長さGが凹部15の深さと電極の厚さとの差に
なるように、間隔保持手段を第1の基板1の下面に形成
した振動室用の凹部15により構成したものである。こ
こでは、凹部15の深さをエッチングにより0.3μm
としている。なお、ノズル溝11のピッチは0.72mm
であり、その幅は70μmである。
【0020】第1の基板1の下面に接合される下側の第
2の基板2にはパイレックスガラス(ホウ珪酸系ガラ
ス)を使用し、この基板2の接合によって振動室9を構
成するとともに、基板2を前記振動板5に対応する各々
の位置に振動板形状と類似した形状にITO(スズ(S
n)を添加した酸化インジウム(In23))を0.1μ
mスパッタし、ほぼ振動板5と同じ形状にITOパター
ンを形成して電極21としている。電極21はリード部
22及び端子部23を持つ。
【0021】第1の基板1の上面に接合される上側の第
3の基板3には第2の基板2と同じくパイレックスガラ
スを用いている。この基板3の接合によって、前記ノズ
ル孔4、吐出室6、オリフィス7及びインクキャビティ
8が構成される。そして、基板3にはインクキャビティ
8に連通するインク供給口31を設ける。インク供給口
31は接続パイプ32及びチューブ33を介して図示し
ないインクタンクに接続される。
【0022】上述した各基板の接合については、第1の
基板1と第2の基板2を温度300℃,電圧500Vの
印加で陽極接合し、また同条件で第1の基板1と第3の
基板3を接合し、図2のようにインクジェットヘッドを
組み立てる。
【0023】図4は図2において主に振動板5、電極2
1からなるアクチュエータ部Tの詳細断面図である。陽
極接合後の振動板5と電極21との空隙間隔16は0.
2μmとなり、振動板5の電極21に対向する面には、
厚さ0.1μm程度の絶縁膜24が形成されている。絶
縁膜24はシリコンの熱酸化膜で、振動板5が電極21
に接した時、短絡を防止し、更に電極21、振動板5の
破壊を防止する。絶縁膜は電極21に対向する面のみに
形成してもよいし、第1の基板1の全面に形成してもよ
い。
【0024】また、酸化膜の代替として窒化膜を形成し
ても良い。シリコン酸化膜は900℃程度の比較的低い
温度でシリコンの熱酸化により、比較的容易に安定して
形成することができる。また、窒化膜は、シリコンを窒
素雰囲気中で加熱することにより形成されるが、酸素膜
に比べ誘電率が高いため、比較的厚く(2倍程度)形成
しても、振動板と電極間の電界強度の低下、すなわち駆
動電圧の上昇を防止できる。また更に、酸化膜の代替と
してMgO(酸化マグネシウム、マグネシア)等の耐電
界強度の高い材料をスパッタ等により形成して絶縁膜と
して用いいれば、更にインクジェットヘッドの耐久性
(寿命)を向上させることが可能である。
【0025】更に、上述した絶縁膜の厚みに言及する
と、これら絶縁膜の厚みは500〜3000オングスト
ローム程度が望ましい。これは、500オングストロー
ム以下であると、フォウラーノルドハイムのトンネル電
流の発生により、絶縁膜の耐久性が著しく低下し、逆に
3000オングストローム以上であると、振動板と電極
間の電界強度が低下し、すなわち駆動電圧が上昇するた
めである。
【0026】電極21の材質としては、ITOの他に酸
化スズ(SnO2)を主成分とするFTO膜、アルミニウ
ムを添加した酸化亜鉛(ZnO)を成分とするAZO
膜、その他にCdSnO3、Cd2SnO4、CdIdO4を成分
とする導電性酸化膜を形成してもよいが、ITO膜が最
も体積抵抗率が低く、安全性の観点からも好ましい。
【0027】また、これらの酸化膜は酸素の含有量に応
じて光を透過する性質をもつため、目視、光センサ等の
光学的検知手段を用いて、製造時における振動板、流路
等の穴、歪、欠落、異物混入等の不良を検出したり、使
用時においても流路内のインクの有無、気泡・異物等の
入り込みを検出するのが容易であるという効果も有す
る。
【0028】ここで、電極21の抵抗率について言及す
ると、電極21の抵抗率は5×10-4Ωcm以下であるこ
とが望ましい。これは、例えば、1000オングストロ
ーム程度の厚みでかつ、パターン幅80μm、配線長さ
1cm程度の高密度配線を、抵抗率が5×10-4Ωcm以上
の材料で構成した場合、配線抵抗は6.25Ω以上とな
り、その結果、これ以上の抵抗率をもつものでは、配線
抵抗と振動板−対向電極が形成する容量から決定される
時定数が増大し、通常プリンタの駆動に常用される50
V以下の電圧では、インクを吐出するに十分な振動板の
変形を得ることが不可能となるためである。
【0029】上記のようにインクジェットヘッドを組み
立てた後は、基板1と電極21の端子部23間にそれぞ
れ配線49により駆動回路40を接続し、インクジェッ
ト記録装置を構成する。
【0030】図示しないインクタンクよりインク供給口
31を経て基板1の内部に供給され、インクキャビティ
8、吐出室6、ノズル溝11等で形成されたいわゆるイ
ンク流路内には、インク103が充填される。
【0031】図2において、104はノズル孔4より吐
出されるインク液滴、105は記録紙である。そして、
インク液滴104の吐出の基本的なメカニズムは以下の
様に説明される。電極21に適度な電圧を印加し、電極
21の表面がプラスに帯電すると、対応する振動板5の
下面はマイナス電位に帯電する。したがって、振動板5
は静電気の吸引作用により下方へ撓む。 次に、電極2
1をOFFにすると、振動板5は振動板自体の弾性によ
り復元する。そのため、吐出室6内の圧力が急激に上昇
し、ノズル孔4よりインク液滴104を記録紙105に
向けて吐出する。そして次に、振動板5が再び下方へ撓
むことにより、インク103がインクキャビティ8より
オリフィス7を通じて吐出室6内に補給される。
【0032】図5、図6は電極21に電圧を印加し、振
動板5が静電気の吸引作用により下方へ撓んだ状態を示
す断面側面図である。図5は振動板5が電極21に接触
しないように、電圧を印加し振動板5を駆動する(以下
非接触駆動と呼ぶ)ものであり、図6は振動板5と電極
21が当接するように十分充電して振動板5を駆動する
(以下当接駆動と呼ぶ)ものであり、何れの場合も、複
数のノズルを有するインクジェットヘッドにおいて、各
ノズルから吐出される1回当たりのインクの吐出量は、
振動板5が最も撓んだ状態、即ち吐出室6の最大容積変
化量dVで決定される。
【0033】非接触駆動の場合、電極21、振動板5に
かかる電気的、機械的ストレスが小さいため、比較的ヘ
ッドが壊れにくいというメリットがあるものの、振動板
5の厚み等の形状の違いによる各振動板5のバネ定数の
不均一、電極21、振動板5に印加される通電パルスの
電圧、通電幅の僅かな違いによって、充電される電荷量
に不均一が生じる等の要因により、吐出室6の最大容積
変化量dV、つまり各ノズルから吐出されるインク量を
一定にすることが非常に困難で、従ってドット抜け、記
録画像におけるドット径を均一にすることも難しい。ま
た、長時間連続して、振動板5を駆動すると、振動板5
内に徐々に残留電界が形成され、常に一定のエネルギ
(電圧、通電幅)を振動板5に与えても、時間と共にイ
ンクの吐出量が変化してしまう。
【0034】これに対して、当接駆動では、非接触駆動
に比べ、電極21、振動板5にかかる電気的、機械的ス
トレスが大きいため、ヘッドが壊れやすくなるが、常
に、振動板5が電極21に接触する電圧(当接電圧)以
上の電圧を印加しているので、各ノズルから吐出される
1回当たりのインクの吐出量、即ち吐出室6の最大容積
変化量dVは、ギャップ長Gで一義的に決定されるた
め、ギャップ長G及び振動板の厚さを精度良く加工すれ
ばインク吐出量は安定し、良好な印字品質が得られる。
【0035】図7は、パイレックスガラス(ホウ珪酸ガ
ラス)からなる第2の基板2上クロムを下塗りした層2
6上に金からなる個別電極25を形成したアクチュエー
タ部Aの詳細断面図である。図4、図7のようにアクチ
ュエータ部Aを構成したインクジェットヘッド10を駆
動電圧41V、駆動周期3kHzにて当接駆動によって
駆動し、耐久度を比較実験した結果、図4に示される個
別電極をITOで形成したものが、2億パルス以上パル
スを加えてもインクジェットヘッド10の性能になんら
変化が生じなかったのに対し、図7に示される個別電極
を金で形成したものは、1300万パルスで、個別電極
25と振動板5間が短絡し、インクジェットヘッド10
が機能しなくなった。この様に個別電極の材質で耐久性
に有意差が生じたのは、金属に対し導電性を有する酸化
物が分子的に安定でかつ硬度も高く電気的・機械的スト
レスに強いためであり、前述した構造のアクチェータの
電極として適し、当接駆動を実用的に使用でき、前述し
た当接駆動の利点を得ることができる。
【0036】上記のように構成された本実施例の更に詳
細な動作を説明する。
【0037】図8は本発明のインクジェットヘッドの駆
動方法を示すブロック図であり、図9はそのタイミング
チャートあり、図10に示す様なシリアル型のプリンタ
に適用した例である。
【0038】図10において、インクジェットヘッド1
0はキャリッジ302上に搭載され、キャリッジ302
をステッピングモータ等のキャリッジ駆動手段310に
より桁方向に移動させ、この移動に同期させてインクジ
ェットヘッド10のノズル列からインクを適宜吐出し、
文字等を記録紙105上に形成する。なお、300はプ
ラテン、301はインクタンク、302はインクジェッ
トヘッド10のキャリッジ、303はポンプ、304は
キャップ、305は排インク溜、306はインク供給チ
ューブ、307はインク排出チューブ、308は噴射口
排出チューブである。
【0039】図8において、タイミング回路61から出
力される基準信号S1に同期してキャリッジ302はキ
ャリッジ駆動回路62によって、桁方向に周期Tで1ド
ットずつ送られる。スイッチング回路63は基準信号S
1に同期して、時刻t0でトランジスタ等で構成された
の3相のスイッチング素子65を充電回路66と電極2
1が接続するように切り換える。タイマー64で充電時
間を計時し、予め設定された電極21と振動板5が接触
し、インク吐出に充分な吸引ができる時刻t1でスイッ
チング回路63はスイッチング素子65を放電回路67
と電極21が接続するように切り換え、振動板5−電極
21間に蓄えられた電荷は急速に放電されインクが吐出
される。時刻t0から周期T分経過した時刻t2で再び
スイッチング回路63は基準信号S1に同期して、スイ
ッチング素子65を充電回路66と電極21が接続する
ように切り換え、充電を開始し、以降印字桁が終了する
まで上記のサイクルを繰り返す。
【0040】図11は、振動板5の電気制御を行う駆動
回路図であり、図12は、この駆動回路への入力信号5
1、52と振動板5−電極21間の電圧波形53と、ノ
ズル4先端に形成されたインク103のメニスカス10
2の振動を示すものであり、図13は、振動板5駆動時
の吐出室6近傍の各段階の状態を示すものである。
【0041】時刻t0の以前、即ち待機状態ではトラン
ジスタ42、45共にOFFしているので、振動板5−
電極21間に電圧は印加されず、従って振動板5は変位
せず吐出室6の状態は図13(a)に示される様にイン
ク103に全く圧力を与えない状態にある。
【0042】t0の時刻において、充電信号51の立ち
上がりでトランジスタ41がONしてトランジスタ42
もONするので、振動板5−電極21間に電圧は印加さ
れ、矢印A方向に電流が流れ、振動板5−電極21間に
充電された電荷によって、振動板5−電極21間に働く
静電引力により振動板5は電極21に振動板5が電極2
1に当接するまでひきつけられ、図13(b)に示され
る様に吐出室6の容積は増大し、吐出室6近傍のインク
103は矢印方向に引きつけられる。この時、振動板5
−電極21間の電圧53は、抵抗43とヘッド自体が持
つ容量から決定される時定数によって図12のC部に示
す如く変化し、振動板の変位に伴ってメニスカス102
は図12のE部の様に変化する。
【0043】t1の時刻において、充電信号51をOF
Fし、同時に放電信号52をONする。この時、トラン
ジスタ41はOFFし、トランジスタ42がOFFする
ので、振動板5−電極21間の充電が停止し、一方トラ
ンジスタ44がOFFし、トランジスタ45がONする
ので、振動板5−電極21間に蓄えられた電荷は抵抗4
6を介して矢印B方向に放電される。抵抗46は抵抗4
3に比べかなり小さく設定され、放電時の時定数は小さ
いため、図12のD部に示すように充電に比べわずかな
時間で放電される。この時、振動板は静電引力から一気
に解放され、図13(c)に示す様に、振動板5自体の
弾性力により待機位置に戻り、急激に吐出室6を押圧
し、吐出室6内に発生した圧力によりインク液滴104
をノズル4から吐出する。また、この時、メニスカス1
02の変位54は、図12のF部に示す様に変化し、イ
ンク103の粘性や表面張力等によりノズル4内に引き
戻す力に比べ、吐出圧力が大きい点で吐出し、以後前者
の及ぼす力によって周期τの減衰振動をする。尚、図1
1において、抵抗47は、抵抗43、抵抗46に比べ極
めて大きな値を持つ抵抗で、ヘッド駆動時の充放電には
ほとんど影響せず、電源投入時等に、振動板5、電極2
1間に初期的にたまっている電荷をゆっくりと逃がす抵
抗である。また、以上述べたように、ヘッドへの充電の
停止と同時に放電する場合、入力信号は1つでよく、充
電信号51の立ち上がりで充電を開始し立ち下がりで充
電の停止と放電を開始するように回路を簡略化してもよ
い。
【0044】本願のインクジェットヘッド10を図11
記載の駆動回路で印字試験を行ったところ、駆動電圧3
0V、駆動周期Tを3kHz、抵抗43を50Ω〜5k
Ω、充電信号51のパルス幅15μsec〜45μse
cの駆動条件で安定した吐出が確認できた。
【0045】以上述べたように、振動板5が電極21に
当接するまで引きつけるように電気パルスを印加するこ
とで、常に各ノズルからほぼ同量のインク液滴を吐出す
るので、安定した印字品質が得られる。
【0046】次に、本発明の他の実施様態について説明
する。
【0047】図12のt1の時刻において、充電信号5
1のOFFのみを行い、放電信号52をOFFのまま維
持すると、メニスカス102の変位54は、図12の破
線部の様に減衰振動する。これらの減衰振動の周期τは
流路の粘性抵抗、インクの粘性等に起因するもので、イ
ンクの吸引を減衰振動の周期τの1/4のt2付近、好
ましくは1/4周期t2よりやや経過した時点まで行
い、吸引終了と同時のタイミングでインクを加圧する
と、インク系の振動エネルギをインクの吐出に有効に用
いることができ、最も効率的で、低い電圧でインクを吐
出できる。
【0048】図14は、図11の駆動回路において、上
述のインク系の減衰振動を加味し、充電終了後一定の時
間充電状態をホールドした後放電を開始する駆動方式を
示すタイミングチャートである。時刻t0からt1まで
振動板5−電極21間に充電された電荷によって、振動
板5−電極21間に働く静電引力により、振動板5が電
極21に当接した後、時刻t1で、充電信号51のOF
Fのみを行い、放電信号52をOFFのまま維持する
と、トランジスタ41はOFFし、トランジスタ42が
OFFするので、振動板5−電極21間の充電が停止
し、一方トランジスタ44はON状態で、トランジスタ
45がON状態を保っているので、振動板5−電極21
間には、充電も放電も行われなく、時刻t0からt1ま
でに蓄えられた電荷によって、振動板5は電極21に当
接した状態を保つ。
【0049】次に、インク系の減衰振動の周期τの1/
4のt2付近、好ましくは1/4周期t2よりやや経過
した時刻t3で、放電信号52をONする。この時、ト
ランジスタ44がOFFし、トランジスタ45がONす
るので、振動板5−電極21間に蓄えられた電荷は抵抗
46を介して図11の矢印B方向に放電される。前述し
たように、抵抗46は抵抗43に比べかなり小さく設定
され、放電時の時定数は小さいため、充電に比べわずか
な時間で放電される。この時、振動板は静電引力から一
気に解放され、振動板5自体の弾性力により待機位置に
戻り、急激に吐出室6を押圧し、吐出室6内に発生した
圧力により、インク系の減衰振動に同期して、インク液
滴104をノズル4から吐出する。
【0050】以上の駆動方法によると、インク流路の粘
性抵抗、イナータンス、インクの粘性等により、振動板
5の振動に遅れてインク系が振動するため、振動板5が
電極21に当接した時刻t1より、やや経過した時刻t
3でインク液滴の吐出すれば、インク系の振動エネルギ
をインクの吐出に最も効率的に用いることができる。更
に、このためには、時刻t3まで、振動板5−電極21
間の充電を行えば良いが、時刻t2までに、振動板5が
インク液滴の吐出に十分行える程度に撓んでいるため、
本来これ以上の充電は不必要であるし、過充電による振
動板5と電極21の短絡、破壊等が懸念される。
【0051】よって、振動板5が電極21に当接した時
刻t1から時刻t3までの一定の時間充電動作を停止し
た後、放電を開始する駆動方式を用いてインク液滴の吐
出を行えば、振動板5と電極21間の過充電を防ぎ、ヘ
ッド自体の破壊を防止すると共に、インク系の振動エネ
ルギをインクの吐出に有効に用いることができ、最も効
率的で、低い電圧でインクを吐出できる。
【0052】次に、振動板5を電極21に引きつける速
度について詳述する。
【0053】図15は充電時の電極21−振動板5間の
電荷量の変化を示すグラフである。
【0054】図11に示される駆動回路において、充電
時の時定数を決定する抵抗43の値が小さいと電荷量の
変化は線91の如く変化し、抵抗43の値が大きいと電
荷量の変化は線93の如く変化する。
【0055】電荷量の変化が線93のように緩慢に変化
すると、時刻t1ではインク吸引に充分な電荷が得られ
ないため、充分なインク吐出のための吐出室6の容積変
化が得られず、この状態でインク吐出を行うと著しく印
字品質が劣化する。そこで充分な電荷を得るためには充
電パルス幅を時刻t2まで伸ばさなければならず、その
ためにヘッドの応答性が損なわれ、所望の印字速度が得
られない。実験及び計算で確認された値によると、振動
板5−電極21から構成されるコンデンサの容量に対し
て9割程度の電荷q1が充電されれば吐出に充分なイン
ク吸引が行われる。従って、充電回路の時定数は充電パ
ルス幅P1の1/2以下であればよい。
【0056】電荷量の変化が線91のように急激に変化
すると、図16に示すように、流路内のインクを振動板
周辺に引き寄せることになり、インクを吸引する方向に
働く負方向の圧力(負圧)により、流路と連通したノズ
ルから気泡106が入り込むか、インク内に溶け込んで
存在する窒素等が流路内の急激な振動により気泡106
となって流路内に現れるため、振動板と電極間に蓄えら
れた電荷を放電し、流路の容積を待機状態に戻しても発
生したインクを押し出す方向に働く圧力が気泡106に
よって吸収され、インクが吐出しない事態が生じる。こ
のため、充電回路の時定数の下限も規定する必要もあ
る。実験で確認された値によると、インク内に含まれる
窒素等を脱気処理した泡立ちにくいインクを用いた場
合、2×105パスカル以上の負方向の圧力をかける
と、インク流路内に気泡が発生しインクの吐出が不可能
になる。
【0057】また、他の実験を、ヘッド印加電圧30
V、充電パルス幅P1を15μsec〜45μsec、
抵抗43を50Ωの回路条件にて行ったところ充分安定
した吐出が得られた。この時、電極21−振動板5で構
成されるコンデンサの容量測定したところおよそ270
pF程度で、時定数を計算すると、0.135μsec
程度になる。
【0058】従って、本発明のインクジェットヘッドの
駆動方法は、充電回路の時定数の上限を充電パルス幅の
1/2以下に規定し、下限をインク吸引時にインクにか
かる負圧を2×105パスカル以下になるように規定し
たことにより、安定したインク吐出を得られるものであ
る。
【0059】
【発明の効果】上述した本発明のインクジェットヘッド
によれば、電極に電気パルスを印加することにより電極
とこれに対向して配置された振動板との間に静電気力に
よる引力あるいは斥力が働き、この静電気力と振動板自
体の弾性力によって振動板を振動させ、インク液滴をノ
ズルより吐出させるインクジェットヘッドにおいて、振
動板が電極に対向する面に酸化膜又は窒化膜等の絶縁膜
が形成されたシリコン等の半導体で、振動板は絶縁体で
ある酸化膜を介して電極に接するため、短絡によってヘ
ッドが破壊されることがなく、更に電極の材質がITO
等の酸化導電体であるため、耐電圧性が優れ、長期の駆
動においてもヘッドが破壊される不具合が生じにくい。
【0060】このため、振動板を電極に接するまで引き
つけて駆動(当接駆動)することが可能であり、各ノズ
ルから吐出される1回当たりのインク吐出量は、振動板
と電極との対向間隔により一義的に決定されるため、各
ノズルの吐出量は一定になり、安定した印字品質が得ら
れる。
【0061】また、更に、振動板と電極が接しても短絡
によってヘッドが壊れることがないため、振動板と電極
間のギャップを小さく形成でき、比較的低電圧で駆動で
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のインクジェットヘッドを示す分解斜視
図である。
【図2】図1の断面側面図である。
【図3】図1のA−A線矢視図である。
【図4】図2の振動板・電極部の断面詳細図である。
【図5】振動板が静電気の吸引作用により下方へ撓んだ
状態を示す断面側面図である。
【図6】振動板が静電気の吸引作用により下方へ撓んだ
状態を示す断面側面図である。
【図7】従来の振動板・電極部の断面詳細図である。
【図8】本発明のインクジェットヘッドの駆動方法を示
すブロック図である。
【図9】図8の駆動回路への入力信号と振動板−電極の
電圧波形を示すタイミングチャートである。
【図10】本発明のインクジェットヘッドを組み込んだ
プリンタを示す概要図である。
【図11】本発明のインクジェットヘッドの駆動回路図
である。
【図12】図11の駆動回路への入力信号と振動板−電
極の電圧波形と、ノズル先端に形成されたインクのメニ
スカスの振動を示すタイミングチャートである。
【図13】本発明のインクジェットヘッドの動作原理を
示す断面側面図である。
【図14】図8の駆動回路への入力信号と振動板−電極
の電圧波形を示す他の実施例におけるタイミングチャー
トである。
【図15】本発明のインクジェットヘッドの振動板−電
極の電圧波形を示すグラフである。
【図16】流路内に気泡が発生したインクジェットヘッ
ドの断面側面図である。
【符号の説明】
1 第1の基板 2 第2の基板 3 第3の基板 4 ノズル孔 5 振動板 6 吐出室 9 振動室 10 インクジェットヘッド 21 電極 24 熱酸化膜 41、42、44、45 トランジスタ 43、46、47 抵抗 51 充電信号 52 放電信号 53、V1 電極−振動板間電圧
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 羽片 忠明 長野県諏訪市大和3丁目3番5号 セイ コーエプソン株式会社内 (72)発明者 小枝 周史 長野県諏訪市大和3丁目3番5号 セイ コーエプソン株式会社内 (56)参考文献 特開 平4−65247(JP,A) 特開 平4−163049(JP,A) 特開 平5−8395(JP,A) 特開 平6−23980(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B41J 2/015 B41J 2/045 B41J 2/055

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ノズルと、該ノズルに連通するインク流
    路と、該流路の一部に設けられた半導体の振動板と、
    振動板を挟み前記流路の反対側に、前記振動板に対向し
    て設けられた酸化物導電体の電極とを有し、前記振動板
    と前記電極間に電気パルスを印加し、前記振動板を静電
    気力により変形させ、前記ノズルからインク液滴を記録
    紙に向け吐出し印刷を行うインクジェットヘッドにおい
    て、 前記振動板の表面の前記電極に対向する側には、前記振
    動板と前記電極間に電気パルスを印加した際に、前記酸
    化物導電体と接触し、前記振動板と前記電極間の短絡を
    防止する絶縁膜が形成されており、 更に、前記絶縁膜は、酸化膜、窒化膜、酸化マグネシウ
    ム膜のいずれかであることを特徴とするインクジェット
    ヘッド。
  2. 【請求項2】 前記酸化物導電体は透明導電膜であるこ
    とを特徴とする請求項1記載のインクジェットヘッド。
  3. 【請求項3】 前記酸化物導電体はインジウム、すず、
    亜鉛、カドミウムの酸化物、もしくは該酸化物の2以上
    の合成体からなることを特徴とする請求項1記載のイン
    クジェットヘッド。
  4. 【請求項4】 前記酸化物導電体はITO膜からなるこ
    とを特徴とする請求項1記載のインクジェットヘッド。
  5. 【請求項5】 前記酸化物導電体の抵抗率が5×10-4
    Ωcm以下であることを特徴とする請求項1記載のインク
    ジェットヘッド。
  6. 【請求項6】 前記絶縁膜の厚みが500〜3000オ
    ングストロームであることを特徴とする請求項1記載の
    インクジェットヘッド。
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