JP3472354B2 - 手袋の製造方法 - Google Patents

手袋の製造方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ゴムまたは軟質熱可
塑性樹脂からなる手袋、あるいは縫製または編成し、そ
の表面にゴムまたは軟質熱可塑性樹脂を被覆した手袋の
新規な製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術と発明が解決しようとする課題】従来、ゴ
ムまたは軟質熱可塑性樹脂からなる手袋(いわゆるゴム
手袋)は、手の形に形成された雄型を、ゴムラテックス
や樹脂の溶液等の中に浸漬したのち引上げ、乾燥させ
る、いわゆるディップ成形法で製造される。しかし上記
ディップ成形法では、使用できる材料に制限があり、ま
た形成できる厚みにも限界がある。具体的には、せいぜ
い3mm程度の厚みが限界であり、それ以上の厚みを有
する手袋は製造が困難であるという問題がある。
【0003】また上記ディップ成形法では、手袋の各部
の厚みを違えたり、あるいは割れガラス等の処理作業用
として、指先や手のひら等の特定部分のみを、ケブラー
等の強化繊維等で補強したりすることもできない。一
方、縫製または編成した繊維製の手袋の表面の少なくと
も一部(たとえば手のひらや指のはら等の部分)に、ゴ
ムまたは軟質熱可塑性樹脂を被覆した手袋(いわゆるゴ
ム張り手袋)は作業用としての需要が多いが、かかる手
袋は一般には手作業で製造されるため、品質のばらつき
や生産性、コスト等の点で問題がある。すなわち上記ゴ
ム張り手袋は、手の形に形成された雄型に繊維製の手袋
を被せるとともに、その表面に、裁断した加硫済みゴム
シートをゴム糊等の接着剤によって貼り合わせることで
製造されており、上記の工程が全て手作業で行われるた
め、上記のような問題が生じる。
【0004】また上記の方法では、繊維製の手袋を雄型
に履かせたり脱がせたりする作業が厄介であるととも
に、曲面の手袋に平面状のシートを貼るので、その接着
に無理があり、シートが剥がれやすく耐久性が低いとい
う問題もある。さらに、上記の方法で製造されたゴム張
り手袋は、上記シートの剥がれを極力防止すべく、シー
トの全面に接着剤を厚めに塗るため、接着剤の硬化によ
って柔軟性が低下し、ものを掴む作業等に使用しにくい
ものとなってしまう。
【0005】そこで雄型を使用せず、平面プレスを用い
て繊維製の手袋の表面にゴムシートを貼り合わせる方法
が提案された。具体的には、繊維製の手袋の表面に未加
硫のゴムシートを直接に重ね合わせるか、または加硫済
みのゴムシートを接着剤を介して重ね合わせた後、平面
プレスを用いて加圧、加熱すると、未加硫のゴムシート
の場合は、加硫と接着とが同時に進行し、また加硫済み
のゴムシートの場合は接着剤による接着が行われて、ゴ
ム張り手袋が製造される(たとえば特開昭53−880
72号公報、特公昭55−45641号公報、特公昭6
3−60701号公報、特公平5−62584号公報等
参照)。かかる方法によれば、品質のばらつきや生産
性、コスト、耐久性等の問題が解決される。
【0006】ところが、上記の方法で製造されたゴム張
り手袋は平面形状であって、雄型を用いて立体的に製造
したもののように手のひらが凹状でない上、指部も曲が
っていないため手になじまず、手への装着が困難である
とともに、ものを掴む作業等に使用しにくいという問題
がある。前述したディップ成形法の応用として、雄型に
繊維製の手袋を履かせて、それをゴムラテックスや樹脂
の溶液等の中に浸漬したのち引上げ、乾燥させてゴム張
り手袋を製造する方法も提案されている(特開平2−2
6906号公報参照)。
【0007】しかしこの方法では、前記のようにゴムの
厚みに限界があることや、使用できる材料が制限される
こと等の問題がある。また手袋の各部におけるゴム張り
層の厚みを違えたり、あるいは特定部分のゴム張り層の
みを強化繊維等で補強したりすることもできない。さら
に上記方法では、ゴム張り手袋の表面に、たとえば滑り
止めのための凹凸等の、立体的な模様をつけることもで
きない。
【0008】この発明の目的は、いわゆるゴム手袋やゴ
ム張り手袋の、新規な製造方法を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の、この発明の手袋の製造方法は、可撓性を有する袋体
からなる、手の形に形成された中子の外側に、未加硫ゴ
ム製または軟質熱可塑性樹脂製のシートを重ね合わせた
状態で、手袋の外形に対応した凹部を有する雌型内に装
着し、ついで中子内に圧力流体を注入して、シートを雌
型の凹部に圧接しつつ当該雌型を加熱して、上記シート
を手袋の形に成形することを特徴とするものである。
【0010】またこの発明の他の手袋の製造方法は、可
撓性を有する袋体からなる、手の形に形成された中子
に、あらかじめ縫製または編成した繊維製の手袋を履か
せ、さらにその外側に、未加硫ゴム製または軟質熱可塑
性樹脂製のシートを重ね合わせた状態で、手袋の外形に
対応した凹部を有する雌型内に装着し、ついで中子内に
圧力流体を注入して、手袋およびシートを雌型の凹部に
圧接しつつ当該雌型を加熱して、上記手袋の表面にシー
トを被覆することを特徴とするものである。
【0011】なお、かかる手袋の製造方法においては、
中子内に、手指に対応する、屈曲自在の挿入部材を備え
た内型を装着するのが好ましい。
【0012】
【作用】上記構成からなる、この発明の製造方法によれ
ば、未加硫ゴム製または軟質熱可塑性樹脂製のシートか
ら、雌型の凹部に対応した外形を有する、手の形にフィ
ットした立体的なゴム手袋を、流れ作業で製造すること
ができる。したがって、ディップ成形法で製造されるゴ
ム手袋のように材料が制限されることがなく、シート化
できて熱成形可能な種々のゴム製または軟質熱可塑性樹
脂製のゴム手袋を製造することが可能となる。
【0013】また材料がシート状であるため、たとえば
各部の厚みを違えたり、あるいは特定部分のみを強化繊
維等で補強することも可能である。さらに雌型の表面に
凹凸を形成しておけば、ゴム手袋の表面に、たとえば滑
り止めのための凹凸等の立体的な模様をつけることも可
能である。なお上記製造方法において、中子内に、手指
に対応する、屈曲自在の挿入部材を備えた内型を装着し
た場合には、圧力流体注入前の、柔軟な状態の中子の各
指部を、間違いなく、雌型の各指部に対応する凹部に挿
入できるので、不良品の発生を防止して、生産性をさら
に向上することができる。
【0014】一方、この発明の他の製造方法によれば、
繊維製の手袋と、未加硫ゴム製または軟質熱可塑性樹脂
製のシートから、雌型の凹部に対応した外形を有する、
手の形にフィットした立体的なゴム張り手袋を、流れ作
業で製造することができる。したがって、手作業で製造
されるゴム張り手袋のように品質がばらつくことがない
上、生産性やコスト点で有利である。
【0015】また、平面プレスを用いて製造されるゴム
張り手袋のように手になじまず、装着が困難であった
り、ものを掴む作業等に使用しにくいという問題も生じ
ない。しかも、ディップ成形法を応用した方法で製造さ
れるゴム張り手袋のように材料が制限されることがな
く、シート化できて熱成形可能な種々のゴム製または軟
質熱可塑性樹脂製のゴム張り手袋を製造することが可能
となる。
【0016】また、材料がシート状であるため、たとえ
ばゴム張り層各部の厚みを違えたり、あるいはゴム張り
層の特定部分のみを強化繊維等で補強することも可能で
ある。さらに、雌型の表面に凹凸を形成しておけば、ゴ
ム張り層の表面に、たとえば滑り止めのための凹凸等
の、立体的な模様をつけることも可能である。
【0017】なお上記製造方法において、中子内に、手
指に対応する、屈曲自在の挿入部材を備えた内型を装着
した場合には、圧力流体注入前の、柔軟な状態の中子の
各指部を、間違いなく、繊維製の手袋の各指部、および
雌型の各指部に対応する凹部に挿入できるので、不良品
の発生を防止して、生産性をさらに向上することができ
る。
【0018】
【実施例】以下にこの発明を、実施例を示す図面を参照
しつつ説明する。まず、図1の実施例について説明す
る。図の実施例は、未加硫ゴム製または軟質熱可塑性樹
脂製のシートSから、ゴム手袋を製造する場合を示して
いる。
【0019】まず図にみるように、可撓性を有する袋体
からなる、手の形に形成された中子1内に、図中黒矢印
で示すようにその口10から、内型2を装着するととも
に、当該中子1の外側には、上記シートSを重ね合わせ
る。この場合シートSは、手のひら側と手の甲側の2枚
を用意し、それぞれのシートSを、中子1の手のひら側
と手の甲側に重ね合わせるようにする。
【0020】上記中子1は、シートSの加熱成形時に、
当該シートSと融着しない、ゴムまたは軟質熱可塑性樹
脂材料等にて形成される。また内型2は、中子1の口1
0の付近に装着される、金属ブロック製の柱状のベース
20の先端面20aに、手指に対応して中子1の各指部
11内に挿入される屈曲自在の挿入部材21を5本植設
したもので、ベース20の、上記挿入部材21が植設さ
れた側と反対側の端面20bには、中子1内に圧力流体
(たとえば高圧のエアー等)を注入するための配管が接
続される、バルブ付きの配管用ソケット22が接続され
ている。
【0021】上記のうち挿入部材21は、たとえば金属
等の帯材を螺旋状に組み上げたチューブ等の、屈曲自在
の管状部材21aからなる。またこの管状部材21aの
先端には、指部11内への挿入を容易にすべく、球形の
カバー21bが取り付けられている。また配管用ソケッ
ト22は、図中破線で示すベース20内の配管20cを
介して、挿入部材21が植設された側の端面20aに繋
がれている。
【0022】さらにベース20の、配管用ソケット22
側の基部20dは、内型2を中子1に装着した際に、中
子1の口10より外に突出するようになっているが、こ
の部分の外形は、後述する雌型3,4の、手袋の外形に
対応した凹部31,41の基部31a,41aと合致す
る形状になっている。これは、中子1の位置合わせと、
型内の気密維持のためである。
【0023】なお、中子1に内型2を装着する際には、
内型2の配管用ソケット22および配管20cを介して
中子1内に注入される圧力流体が、中子1の口10から
外へ漏れるのを防止すべく、中子1の、上記口10の付
近を、内型2のベース20とともに、ベルト(図示せ
ず)等で縛る必要がある。つぎに、上記のように組み合
わされた中子1、内型2および2枚のシートSを、手袋
の手のひら側の外形に対応した凹部31を有する雌型3
に対して、前記ベース20の基部20dと、凹部31の
基部31aとで位置合わせしつつ、雌型3に装着すると
ともに、この雌型3に、さらに手袋の手の甲側の外形に
対応した凹部41を有する雌型4を、両雌型3,4のパ
ーティング面同士、ならびに上記基部20dと、凹部4
1の基部41aとによって位置合わせしつつ、合わせ
る。なお実施例の場合、手袋の指先の外形に対応した凹
部32は手のひら側も手の甲側もともに、図中破線で示
すように、上記凹部31とともに、雌型3の側に形成さ
れている。このようにすると、指先に型のパーティング
線がでないという利点がある。また上記雌型3,4の凹
部31,41の基部31a,41aは、型内の気密を保
つために、内型2のベース20と合致する形状に形成さ
れている。
【0024】つぎに、内型2の配管用ソケット22に圧
力流体注入のための配管を接続し、バルブを開いて、図
中黒矢印で示すように、圧力流体を配管用ソケット22
および配管20cを介して中子1内に注入すると、中子
1が膨らんで、当該中子1の外側に重ね合わせた2枚の
シートSが、雌型3,4の型面である凹部31,41に
圧接される。
【0025】そしてこの状態で、雌型3,4を、2枚の
シートSの軟化点以上、とくに未加硫ゴム製のシートの
場合はゴムの加硫温度以上に加熱すると、当該両シート
Sが、雌型3,4の凹部31,41に対応した手袋の形
に成形されるとともに、互いに接着され、さらに未加硫
ゴム製のシートの場合は加硫されて、いわゆるゴム手袋
が製造される。
【0026】このようにして製造されたゴム手袋G1
は、たとえば図3(a) に示すように、手の形にフィット
した立体形状を有している。そして上記ゴム手袋G1
は、ディップ成形法で製造されるゴム手袋のように材料
が制限されることがなく、シート化できて熱成形可能な
種々のゴム製または軟質熱可塑性樹脂製にて形成され
る。
【0027】また材料がシート状であるため、たとえば
各部の厚みを違えたり、あるいは特定部分のみを強化繊
維等で補強することも可能である。しかも雌型3,4の
各凹部31,32,41の表面に凹凸等の模様の型を形
成しておけば、上記ゴム手袋G1の表面に、上記模様の
型に態様した、滑り止め用の凹凸等の模様を形成するこ
ともできる。
【0028】つぎに、図2の実施例について説明する。
図の実施例は、繊維製の手袋gと、未加硫ゴム製または
軟質熱可塑性樹脂製のシートSから、手のひらおよび指
のはらの部分に上記シートSからなるゴム張り層が形成
されたゴム張り手袋を製造する場合を示している。この
場合、中子1、内型2および雌型3,4としては、図に
みるように前記と同様のものが使用される。
【0029】まず図にみるように、可撓性を有する袋体
からなる、手の形に形成された中子1内に、図中黒矢印
で示すようにその口10から、内型2を装着するととも
に、当該中子1の外側には、繊維製の手袋gを被せる。
中子1と内型2のベース20とは、前記と同様にベルト
(図示せず)等て縛られる。つぎに、上記手袋gの外側
の、手のひらおよび指のはらの部分にシートSを重ね合
わせる。シートSは、図にみるように、手のひらおよび
指のはらの部分に対応させて、あらかじめ裁断してお
く。この際、シートSと手袋gの間に接着剤を介在させ
てもよいが、両者は加熱成形時に熱接着されるので、接
着剤を省略するのがより好ましい。
【0030】つぎに、上記のように組み合わされた中子
1、内型2、手袋gおよびシートSを、手袋の手のひら
側の外形に対応した凹部31を有する雌型3に対して、
前記と同様にして位置合わせしつつ、雌型3に装着する
とともに、この雌型3に、さらに手袋の手の甲側の外形
に対応した凹部41を有する雌型4を、前記と同様にし
て位置合わせしつつ、合わせて加圧する。
【0031】つぎに、内型2の配管用ソケット22に圧
力流体注入のための配管を接続し、バルブを開いて、図
中黒矢印で示すように、圧力流体を配管用ソケット22
および配管20cを介して中子1内に注入すると、中子
1が膨らんで、当該中子1に被せた手袋gおよびシート
Sが、雌型3,4の型面である凹部31,41に圧接さ
れる。
【0032】そしてこの状態で、雌型3,4を、シート
Sの軟化点以上、とくに未加硫ゴム製のシートの場合は
ゴムの加硫温度以上に加熱すると、当該シートSが、手
袋gに熱接着されるとともに、雌型3の凹部31に対応
した形に成形されるとともに、未加硫ゴム製のシートの
場合は加硫されて、いわゆるゴム張り手袋が製造され
る。
【0033】このようにして製造されたゴム張り手袋G
2は、たとえば図3(b) に示すように、手の形にフィッ
トした立体形状を有しており、その手のひらおよび指の
はらの部分に、上記シートSからなるゴム張り層G2a
が形成されている。そして上記ゴム張り手袋G2は、手
作業で製造されるものように品質がばらつくことがない
上、生産性やコスト点で有利である。
【0034】また上記ゴム張り手袋G2は、平面プレス
を用いて製造されるもののように手になじまず、装着が
困難であったり、ものを掴む作業等に使用しにくいとい
う問題も生じない。しかも、ディップ成形法を応用した
方法で製造されるもののように材料が制限されることが
なく、シート化できて熱成形可能な種々のゴム製または
軟質熱可塑性樹脂製のゴム張り手袋を製造することが可
能となる。
【0035】また、材料がシート状であるため、たとえ
ばゴム張り層各部の厚みを違えたり、あるいはゴム張り
層の特定部分のみに強化繊維等を配合することも可能で
ある。しかも雌型3の凹部31,32の表面に凹凸等の
模様の型を形成しておけば、上記ゴム張り手袋G2の、
ゴム張り層G2aの表面に、上記模様の型に態様した、
滑り止め用の凹凸等の模様を形成することもできる。
【0036】なお、この発明の構成は、以上で説明した
2つの実施例には限定されない。たとえば屈曲自在の挿
入部材21を備えた内型2は、この発明では必ずしも必
要ではない。また雌型は、実施例のように2つに分割さ
れていなくてもよい。さらにこの発明の製造方法で製造
されるゴム張り手袋は、手のひらおよび指のはらだけで
なく、全体にゴム張り層を形成してもよく、逆に指のは
らや指の先だけ、あるいは手のひらだけにゴム張り層を
形成してもよい。
【0037】その他、この発明の要旨を変更しない範囲
で、種々の変更を施すことができる。
【0038】
【発明の効果】以上、詳述したようにこの発明によれ
ば、従来法では製造できないすぐれた特性を有するゴム
手袋またはゴム張り手袋を製造することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の製造方法のうち、ゴム手袋を製造す
るための方法を説明する平面図である。
【図2】この発明の製造方法のうち、ゴム張り手袋を製
造するための方法を説明する平面図である。
【図3】同図(a) は、図1の方法で製造されるゴム手袋
の1例を示す斜視図、同図(b)は、図2の方法で製造さ
れるゴム張り手袋の1例を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 中子 2 内型 21 挿入部材 3,4 雌型 31,32,41 凹部 S シート g 手袋
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平7−155682(JP,A) 実公 昭40−35878(JP,Y2) 国際公開94/9965(WO,A2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A41D 19/04

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】可撓性を有する袋体からなる、手の形に形
    成された中子の外側に、未加硫ゴム製または軟質熱可塑
    性樹脂製のシートを重ね合わせた状態で、手袋の外形に
    対応した凹部を有する雌型内に装着し、ついで中子内に
    圧力流体を注入して、シートを雌型の凹部に圧接しつつ
    当該雌型を加熱して、上記シートを手袋の形に成形する
    ことを特徴とする手袋の製造方法。
  2. 【請求項2】上記中子内に、手指に対応する、屈曲自在
    の挿入部材を備えた内型を装着する請求項1記載の手袋
    の製造方法。
  3. 【請求項3】可撓性を有する袋体からなる、手の形に形
    成された中子に、あらかじめ縫製または編成した繊維製
    の手袋を履かせ、さらにその外側に、未加硫ゴム製また
    は軟質熱可塑性樹脂製のシートを重ね合わせた状態で、
    手袋の外形に対応した凹部を有する雌型内に装着し、つ
    いで中子内に圧力流体を注入して、手袋およびシートを
    雌型の凹部に圧接しつつ当該雌型を加熱して、上記手袋
    の表面にシートを被覆することを特徴とする手袋の製造
    方法。
  4. 【請求項4】上記中子内に、手指に対応する、屈曲自在
    の挿入部材を備えた内型を装着する請求項3記載の手袋
    の製造方法。
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