JP3470714B2 - 電池充放電装置 - Google Patents

電池充放電装置

Info

Publication number
JP3470714B2
JP3470714B2 JP2002076528A JP2002076528A JP3470714B2 JP 3470714 B2 JP3470714 B2 JP 3470714B2 JP 2002076528 A JP2002076528 A JP 2002076528A JP 2002076528 A JP2002076528 A JP 2002076528A JP 3470714 B2 JP3470714 B2 JP 3470714B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
charging
battery
voltage
current
discharge
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2002076528A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2002374631A (ja
Inventor
実 飯島
守 鈴木
俊巳 安部
浩一 古海
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP2002076528A priority Critical patent/JP3470714B2/ja
Publication of JP2002374631A publication Critical patent/JP2002374631A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3470714B2 publication Critical patent/JP3470714B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/10Energy storage using batteries

Landscapes

  • Charge And Discharge Circuits For Batteries Or The Like (AREA)
  • Secondary Cells (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電池充放電装置に
関し、特に、電池の充電もしくは放電またはこれら双方
を行う電池充放電装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の電池充電装置は、電池に対し電圧
及び電流を供給して、電池の充電を行っている。
【0003】従来の電池放電装置は、設定電流により所
定の放電を行って、電池の端子電圧を低下させている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の電池充電装置に
は、次のような問題がある。 1.実際に供給されている電圧値および電流値が、製造
仕様に対してどの程度の誤差があるか把握できず、製造
に於ける品質管理を徹底して行うことができない。 2.自己診断機能および異常チャンネルへの電源供給を
自動的にシャットオフする機能がないため製造における
安全性が確保できない。 3.異常が発生したときにその異常内容を(異常が発生
したチャンネルおよびその時の電圧値および電流値等)
を外部コンピュータに通報する機能を持たないため、異
常処理が遅れ不良品を大量に作る危険性がある。
【0005】従来の電池放電装置には、次のような問題
がある。 1.実際に放電されている電流値が、製造仕様に対して
どの程度の誤差があるか把握できず、製造に於ける品質
管理を徹底して行うことができない。 2.自己診断機能および異常チャンネルへの電流入力を
自動的にシャットオフする機能がないため製造における
安全性が確保できない。 3.異常が発生したときにその異常内容(異常が発生し
たチャンネルおよびその時の電流値等)を外部コンピュ
ータに通報する機能を持たないため、異常処理が遅れ不
良品を大量に作る危険性がある。
【0006】また、従来、充電用と放電用にそれぞれに
個別に回路を設けているため、多くの調整工数を要する
ので、コストが高くなるとともに、回路規模が大きくな
るために、装置が大型化する問題がある。
【0007】さらに、従来、充電対象電池の最大容量に
合わせて主電源を選定し、出力電圧を固定しているた
め、充電電圧が低い電池に対しては、熱損失が大きく、
発熱量が多くなっていた。
【0008】本発明は、充電条件の変更に対して容易に
対応できるとともに、多品種混流生産を実現できる電池
充放電装置を提供することを第1の目的とする。
【0009】本発明の第2の目的は、充電および放電の
ための回路規模を縮小することにある。
【0010】本発明の第3の目的は、充電のための熱損
失を最小にすることにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の電池充放電装置
は、充電条件に基づいて、電池の定電流充電後に定電圧
充電を制御する充電制御手段と、放電条件に基づいて、
電池の定電流放電を制御する放電制御手段と、通信路を
介して接続され、充電制御手段および放電制御手段に対
して充電条件および放電条件を設定するコンピュータと
を備えることを特徴とする。
【0012】コンピュータは、さらに、充電制御手段お
よび放電制御手段に対して充電と放電の切り替え指令を
与えるようにすることができる。
【0013】コンピュータは、さらに、電池の充電用電
源を充電に必要な最小の電圧値に設定するようにするこ
とができる。
【0014】本発明の電池充放電装置においては、通信
路を介して接続されたコンピュータにより設定された充
電条件に基づいて、電池の定電流充電後に定電圧充電が
制御され、通信路を介して接続されたコンピュータによ
り設定された放電条件に基づいて、電池の定電流放電が
制御される。
【0015】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の電池充電装置の
一実施例の構成を示す。この実施例は、Li(リチウ
ム)二次電池の充電に関するものである。外部コンピュ
ータ2と充電装置4とは、通信路6および8を介して接
続されている。外部コンピュータ2は、通信路6を介し
て、充電装置4に対して電圧、電流および時間等の充電
条件の設定を行うとともに、制御指令の送信を行う。
【0016】外部コンピュータ2によって設定される充
電条件すなわち充電特性曲線は、例えば、図3に示され
ているように、初期設定された電流により定電流充電を
行い、電池の端子電圧の上昇に伴って電流を減少させて
いくものである。外部コンピュータ2は、図3に示され
た例の他、例えば、図5に示されているように、種々の
充電条件を設定できる。図5(a)は、徐々に電流を流
して、緩やかに電池の活性化を行う例であり、図5
(b)は、初期は緩やかに、途中から急速に充電する例
であり、図5(c)は、最初から急速に充電する例であ
る。
【0017】外部コンピュータ2は、また、充電装置4
から通信路8を介して送られてくる稼動状況(電圧、電
流および時間等)の監視データおよび異常内容(異常が
発生したチャンネルおよびその時の電圧値および電流値
等)を示すデータを受けて、稼動状況および異常内容を
表示するとともに、充電装置4から通信路8を介して送
られてくる電圧値および電流値等の測定データを集計す
る。
【0018】充電装置4は、主電源部(図1には図示せ
ず)、CPU部10、および8つの電圧/電流制御部V
C1乃至VC8を備えている。主電源部は、充電用主電
源、アナログ回路用電源、デジタル回路用電源、および
外部入出力用電源から構成されている。
【0019】CPU部10は、外部コンピュータ2と通
信路6および8を介して通信を行う通信部12と、CP
U14と、CPU14が演算を行うのに必要なデータ例
えば、図4に示されているような良品の電池の充電特性
データおよび演算結果等を記憶するメモリ15と、外部
入出力用インターフェース16および内部バスインター
フェース18とにより構成されている。
【0020】CPU部10は、外部コンピュータ2から
の指示に基づいて電圧/電流制御部VC1乃至VC8に
充電電圧および電流を設定し、電圧/電流制御部VC1
乃至VC8が正常に動作しているか否かすなわち充電電
圧、電流および時間を監視し、電池の端子電圧を測定
し、異常発生時は、該当チャンネルへの給電を速やかに
カットオフし、異常内容を外部コンピュータ2に通報す
る機能を有する。また、CPU部10は、充電時に、電
池と充電装置との接続を行うためのアクチュエーターの
制御機能も有している。なお、CPU部10は、外部コ
ンピュータ2からの指示に基づかず、自らに設けられた
スイッチのオペレータによる操作に従って、充電電圧お
よび電流を設定し、充電電圧、電流および時間を監視
し、電池の端子電圧を測定し、異常発生時は、該当チャ
ンネルへの給電を速やかにカットオフする機能を有す
る。
【0021】電圧/電流制御部VC1乃至VC8は、C
PU部10の指示に従って充電電流および電圧を制御す
るものである。電圧/電流制御部VC1は、それぞれ1
つずつ電池が接続される32チャンネルの電圧/電流制
御回路を有する充電部C1と、CPU部10と内部バス
20および22を介して接続されるI/Oユニットとか
ら構成されている。I/Oユニットには、CPU部10
から内部バス20を介して充電電圧および電流が設定さ
れる電圧/電流設定用D/AコンバータS1と、充電電
圧および電流ならびに電池の端子電圧を測定するための
電圧/電流測定用A/DコンバータM1とが含まれる。
実際に電池に供給されている電圧および電流値が、A/
DコンバータM1から内部バス22を介してCPU部1
0に通知される。なお、電圧/電流設定用A/Dコンバ
ータS1には、32個分の充電電圧および電流が設定さ
れ、電圧/電流測定用A/DコンバータM1には、32
個分の電池の充電電圧および電流ならびに電池の端子電
圧を測定するための回路を含んでいる。電圧/電流制御
部VC2乃至VC8も、電圧/電流制御部VC1と同様
な構成がとられている。
【0022】なお、外部コンピュータ2の通信部を拡張
することにより充電装置4の台数を増やすことができ
る。
【0023】図2は、図1の実施例のCPU部10の動
作例を示す。まず、CPU部10は、スイッチにて初期
設定された電圧および電流値を電圧/電流制御部VC1
乃至VC8のD/AコンバータS1乃至S8に設定する
(ステップS1)。次に、CPU部10は、ステップS
1で設定した電圧および電流値の精度を確認する(ステ
ップS2)。精度が十分でなければ(ステップS3のN
O)、CPU部10は、ステップS4において異常処理
を行う。異常処理は、該当チャンネルへの給電のカット
オフおよび異常チャンネル番号の外部コンピュータ2へ
の通報である。精度が十分ならば(ステップS3のYE
S)、CPU部10は、外部コンピュータ2にレディ信
号を送出する(ステップS5)。
【0024】外部コンピュータ2は、レディ信号を受け
取ると、通信路6を介して、CPU部10に、充電装置
4に対する電圧、電流および時間等の充電条件の設定デ
ータを送出し、CPU部10は、この設定データを、内
部バス20を介して電圧/電流制御部VC1乃至VC8
の電圧/電流設定用D/AコンバータS1乃至S8に送
出する。電圧/電流制御部VC1乃至VC8の充電部C
1乃至C8は、電圧/電流設定用D/AコンバータS1
乃至S8に設定されたデータに従って充電を行う。
【0025】次に、CPU部10は、充電電圧および充
電電流の測定(監視)、電池の端子電圧の測定およびこ
れらの測定に基づく電池の良否判断を行う(ステップS
6)。
【0026】まず、充電中の電池の良否判断から説明す
ると、CPU部10は、電圧/電流測定用A/Dコンバ
ータM1乃至M8および内部バス22を介して充電電圧
および電流を常時監視しており、図4に示されるている
ように、予めメモリ15に記憶されている良品の充電電
圧および電流特性と、設定された時間単位で比較し、そ
の差が所定量を越えると不良を判定する(ステップS7
のNO)。そして、不良品と判定した電池のチャンネル
に対してのみ給電のカットオフを行う(ステップS
8)。このように、他の電池の製造になんら影響をおよ
ぼすことなく、不良品に対する充電を速やかに停止する
ことにより安全性を確保することができる。
【0027】また、CPU部10は、電圧/電流測定ま
たは異常処理後、外部コンピュータ2との通信を行う
(ステップS9)。通信内容は、充電電圧および電流の
測定結果、時間経過状況、異常時の状況報告、異常チャ
ンネル番号の通報である。
【0028】次に、電池の端子電圧の測定について説明
する。充電最終電圧は、電池の良/不良判別の一項目で
あり、その測定精度は品質確保の上で重要である。図1
の実施例では、前述のように、各チャンネル毎にすなわ
ち電池毎に高精度A/Dコンバータを設けているため、
高精度な電圧測定器としても用いることができる。図6
は、図1の実施例に組み込まれる電池端子電圧測定回路
の一構成例を示す。充電用主電源62と電池68との間
には、トランジスタ64が設けられ、電池68の両端に
は、電圧/電流測定用A/Dコンバータ66が接続され
ている。高精度な端子電圧測定を実現する為に、充電中
オン状態とされるトランジスタ64をカットオフし、A
/Dコンバータ66の出力ディジタル値を読み取る。そ
の結果、電池の端子電圧を正確に測定することができ
る。
【0029】測定された電池の端子電圧が、所定範囲か
ら逸脱しているときには(ステップS7のNO)、異常
と判断し(ステップS8)、異常内容および異常チャン
ネル番号を外部コンピュータ2に通報する(ステップS
9)。
【0030】なお、図6の回路では、給電を停止するた
めにトランジスタを使用しているが、他の種々のスイッ
チング素子を使用することができる。
【0031】図7は、本発明の電池放電装置の一実施例
の構成を示す。この実施例は、Li(リチウム)二次電
池の放電に関するものである。外部コンピュータ2と放
電装置4Dとは、通信路6および8を介して接続されて
いる。外部コンピュータ2は、通信部6を介して、放電
装置4Dに対して電流および時間等の放電条件の設定を
行うとともに、制御指令の送信を行う。
【0032】外部コンピュータ2によって設定される放
電条件すなわち放電特性曲線は、例えば、図9に示され
ているように、所定電流Iにより定電流放電させて電池
の端子電圧を低下させていくものである(なお、Li二
次電池の場合、完全に放電すると電池としての機能劣化
が生ずる為、設定電圧v以下には放電しないようにす
る)。外部コンピュータ2は、図9に示された例の他、
例えば、図11に示されているように、種々の放電条件
を設定できる。図11(a)は、放電電流Iを最初大き
くし徐々に小さくする例であり、図11(b)は放電電
流Iを最初小さくし徐々に大きくする例である。
【0033】外部コンピュータ2は、また、放電装置4
Dから通信路8を介して送られてくる稼動状況(電流お
よび時間等)の監視データおよび異常内容(異常が発生
したチャンネルおよびその時の電流値および時間等)を
示すデータを受けて、稼動状況および異常内容を表示す
るとともに、放電装置4Dから通信路8を介して送られ
てくる電流値等の測定データを集計する。
【0034】放電装置4Dは、主電源部(図7には図示
せず)、CPU部10D、および8つの電流制御部CC
1乃至CC8を備えている。主電源部は、アナログ回路
用電源、デジタル回路用電源、および外部入出力電源か
ら構成されている。
【0035】CPU部10Dは、外部コンピュータ2と
通信路6および8を介して通信を行う通信部12Dと、
CPU14Dと、CPU14Dが演算を行うのに必要な
データ、例えば、図10に示されているような良品の電
池の放電特性データおよび演算結果等を記憶するメモリ
15Dと、外部入出力用インターフェース16Dおよび
内部バスインターフェース18Dにより構成されてい
る。
【0036】CPU部10Dは、外部コンピュータ2か
らの指示に基づいて電流制御部CC1乃至CC8に放電
電流を設定し、電流制御部CC1乃至CC8が正常に動
作しているか否かすなわち放電電流および時間を監視
し、電池の端子電圧を測定し、異常発生時は、該当チャ
ンネルの放電を速やかに中止し、異常内容を外部コンピ
ュータ2に通報する機能を有する。また、CPU部10
Dは、電池と放電装置との接続を行うためのアクチュエ
ーターの制御機能も有している。なお、CPU部10D
は、外部コンピュータ2からの指示に基づかず、自らに
設けられたスイッチのオペレータによる操作に従って、
放電電流を設定し、放電電流および時間を監視し、電池
の端子電圧を測定し、異常発生時は、該当チャンネルの
放電を速やかに中止する機能を有する。
【0037】電流制御部CC1乃至CC8は、CPU部
10Dの指示に従って充電電流を制御するものである。
電流制御部CC1は、それぞれ1つずつ電池が接続され
る32チャンネルの電流制御回路を有する放電部D1
と、CPU部10Dと内部バス20Dおよび22Dを介
して接続されるI/Oユニットとから構成されている。
I/Oユニットには、CPU部10Dから内部バス20
Dを介して放電電流が設定される電流設定用D/Aコン
バータSD1と、放電電流および電池の端子電圧を測定
するための電圧/電流測定用A/DコンバータMD1と
が含まれる。実際に電池から流出している電流の値が、
A/DコンバータMD1から内部バス22Dを介してC
PU部10に通知される。なお、電流設定用A/Dコン
バータSD1には、32個分の放電電流が設定され、電
圧/電流測定用A/DコンバータMD1には、32個分
の電池の放電電流および電池の端子電圧を測定するため
の回路を含んでいる。電流制御部CC2乃至CC8も、
電流制御部CC1と同様な構成がとられている。
【0038】なお、外部コンピュータ2の通信部を拡張
することにより放電装置4Dの台数を増やすことができ
る。
【0039】図8は、図7の実施例のCPU部10Dの
動作例を示す。まず、CPU部10Dは、スイッチにて
初期設定された電流値を電流制御部CC1乃至CC8の
D/AコンバータSD1乃至SD8に設定する(ステッ
プS11)。次に、CPU部10Dは、ステップS11
で設定した電流値の精度を確認する(ステップS1
2)。精度が十分でなければ(ステップS13のN
O)、CPU部10Dは、ステップS14において異常
処理を行う。異常処理は、該当チャンネルへの放電の中
止および異常チャンネル番号の外部コンピュータ2への
通報である。精度が十分ならば(ステップS13のYE
S)、CPU部10Dは、外部コンピュータ2にレディ
信号を送出する(ステップS15)。
【0040】外部コンピュータ2は、レディ信号を受け
取ると、通信路6を介して、CPU部10Dに、放電装
置4Dに対する電流および時間等の放電条件の設定デー
タを送出し、CPU部10Dは、この設定データを、内
部バス20Dを介して電流制御部CC1乃至CC8の電
流設定用D/AコンバータSD1乃至SD8に送出す
る。電流制御部CC1乃至CC8の放電部D1乃至D8
は、D/AコンバータSD1乃至SD8に設定されたデ
ータに従って放電を行う。
【0041】次に、CPU部10Dは、放電電流の測定
(監視)、電池の端子電圧の測定およびこれらの測定に
基づく電池の良否判断を行う(ステップS16)。
【0042】まず、放電中の電池の良否判断から説明す
ると、CPU部10Dは、電圧/電流測定用A/Dコン
バータMD1乃至MD8および内部バス22Dを介して
放電特性すなわち端子電圧Vを常時監視しており、図1
0に示されているように、予めメモリ15Dに記憶され
ている良品の放電特性すなわち端子電圧特性と、設定さ
れた時間単位で比較し、その差が所定量を越えると不良
と判定する(ステップS17のNO)。そして、不良品
と判定した電池のチャンネルに対してのみ放電の中止を
行う(ステップS18)。このように、他の電池の放電
になんら影響をおよぼすことなく、不良品に対する放電
を速やかに中止することにより安全性を確保することが
できる。
【0043】また、CPU部10Dは、電圧/電流測定
または異常処理後、外部コンピュータ2との通信を行う
(ステップS19)。通信内容は、電池端子電圧および
放電電流の測定結果、時間経過状況、異常時の状況報
告、異常チャンネル番号の通報である。
【0044】次に、電池の端子電圧の測定について説明
する。放電最終電圧は、電池の良/不良判別の一項目で
あり、その測定精度は品質確保の上で重要である。図7
の実施例では、前述のように、各チャンネル毎にすなわ
ち電池毎に高精度A/Dコンバータを設けているため、
高精度な電圧測定器としても用いることができる。図1
2は、図7の実施例に組み込まれる電池端子電圧測定回
路の一構成例を示す。放電用電流制御回路62Dと電池
68との間には、スイッチ64Dが設けられ、電池68
の両端には、電圧/電流測定用A/Dコンバータ66が
接続されている。高精度な端子電圧測定を実現する為
に、放電中オン状態とされるスイッチ64Dをカットオ
フし、A/Dコンバータ66の出力ディジタル値を読み
取る。その結果、電池の端子電圧を正確に測定すること
ができる。
【0045】測定された電池の端子電圧が、所定範囲か
ら逸脱しているときには(ステップS17のNO)、異
常と判断し(ステップS18)、異常内容および異常チ
ャンネル番号を外部コンピュータ2に通報する(ステッ
プS19)。
【0046】なお、図7の実施例は、放電を行う装置だ
けでなく、図13に示すように、充電および放電を交互
に行う装置にも適用可能である。
【0047】図14は、本発明の電池充放電装置の一実
施例の構成を示す。主電源62の正極端子は、スイッチ
SW1、例えばFET等からなる制御素子72、例えば
抵抗等からなる電流検出素子74およびダイオード92
を介して電池68の正極端子に接続される。また、制御
素子72、電流検出素子74およびダイオード92から
なる直列回路に並列に、ダイオード91が接続されてい
る。ダイオード91および92は、充電電流および放電
電流の切り替え用ダイオードであり、互いに逆極性に接
続されており、ダイオード91のアノードとダイオード
92のカソードとが電池68の正極端子に接続されてい
る。
【0048】主電源62の負極端子は、電池68の負極
端子に接続されている。電流検出素子74とダイオード
92のアノードとの接続点は、スイッチSW2を介し
て、電池68の負極端子に接続されている。CPU10
0は、スイッチSW1およびSW2に接続指令および非
接続指令を出力するが、CPU100から出力された接
続指令または非接続指令は、スイッチSW2に直接供給
されるとともに、スイッチSW1に、反転器76を介し
て供給される。すなわち、スイッチSW1およびSW2
は、どちらか一方がオンとされ、他方がオフとされる。
【0049】より具体的に述べると、充電時には、スイ
ッチSW2は、CPU100から出力される非接続指令
によりオフ状態(非接続状態)とされ、スイッチSW1
は、CPU100から出力された非接続指令が反転器7
6により反転されて接続指令として供給され、オン状態
(接続状態)とされる。放電時には、スイッチSW2
は、CPU100から出力される接続指令によりオン状
態(接続状態)とされ、スイッチSW1は、CPU10
0から出力された接続指令が反転器76により反転され
て非接続指令として供給され、オフ状態(非接続状態)
とされる。
【0050】CPU100は、主電源62を、充電に必
要な最小の電圧値に設定する。すなわち、CPU100
は、制御素子72の電圧降下をV1、電流検出素子74
の電圧降下をV2、ダイオード92の電圧降下をV3、
電池68の充電電圧をVBとすると、主電源62を次の
(式1)で示される電圧Vに設定する。
【0051】 V=V1+V2+V3+VB ・・・(式1)
【0052】CPU100は、設定電圧値を内部バス1
02を介して電圧設定用D/Aコンバータ78に供給す
る。D/Aコンバータ78は、設定電圧値をアナログ信
号に変換して、比較器80の一方の入力端子に供給す
る。CPU100は、設定電流値を内部バス102を介
して電流設定用D/Aコンバータ81に供給する。D/
Aコンバータ81は、設定電流値をアナログ信号に変換
して、比較器82の一方の入力端子に供給する。
【0053】電池68の端子電圧は、増幅器84を介し
て比較器80の他方の入力端子に供給する。比較器80
は、両入力端子の差電圧を制御素子72に供給する。電
流検出素子74の端子電圧は、増幅器86を介して比較
器82の他方の入力端子に供給する。比較部82は、両
入力端子の差電圧を制御素子72に供給する。
【0054】また、増幅器84および増幅器86の出力
電圧は、電圧/電流設定用モニター用A/Dコンバータ
88および内部バス102を介してディジタル値として
CPU100に供給される。
【0055】上述のように構成された図14の電池充放
電装置の実施例において、充電時には、CPU100か
ら出力された充電指令に相当する非接続指令に応じて、
スイッチSW1がオン状態となり、スイッチSW2がオ
フ状態となる。従って、主電源62の正極端子から、ス
イッチSW1、制御素子72、電流検出素子74および
ダイオード92を介して、電池68の正極端子に供給さ
れる。
【0056】放電時には、CPU100から出力された
放電指令に相当する接続指令に応じて、スイッチSW1
がオフ状態となり、スイッチSW2がオン状態となる。
従って、電池68の正極端子から放出される放電電流
は、ダイオード91、制御素子72、電流検出素子74
およびスイッチSW2を介して、電池68の負極端子に
流れ込む。
【0057】図15は、本発明の電池充放電装置の別の
実施例の構成を示す。この例は、n(nは、正の整数)
個の電池を充電する例である。充放電装置200は、n
個の電池B1乃至Bnのそれぞれに対応させて電圧電流
制御部VIC1乃至VICnを備えている。電圧電流制
御部部VIC1乃至VICnは、それぞれ、図14のス
イッチSW1、反転器76、制御素子72、電圧設定用
D/Aコンバータ78、比較器80、電流設定用D/A
コンバータ81、増幅器84および86、電圧/電流モ
ニター設定用A/Dコンバータ88、ならびにスイッチ
SW2に相当する構成要素を含んでいる。
【0058】電池充放電装置200のCPU100は、
充電時の発熱量を最小にするために、n個の電池B1乃
至Bnのそれぞれに対応させて、充電用主電源62を、
充電に必要な最小の電圧値に設定する。また、CPU1
00は、電圧設定値および電流設定を電圧電流制御部V
IC1乃至VICnに与えて、電池B1乃至Bnへの電
圧供給を制御する。
【0059】充電時には、CPU100は、電圧電流制
御部VIC1乃至VICnに充電指令を与える。これに
より、電圧電流制御部VIC1乃至VICnは、充電電
圧電流制御回路として作用し、電池B1乃至Bnに充電
を行う。
【0060】放電時には、CPU100は、電圧電流制
御部VIC1乃至VICnに放電指令を与える。これに
より、電圧電流制御部VIC1乃至VICnは、放電電
圧電流制御回路として作用し、電池B1乃至Bnは、放
電を行う。
【0061】
【発明の効果】以上の如く、本発明によれば、充放電条
件の変更に対して容易に対応できるとともに、多品種混
流生産を実現できる。さらに、回路規模を縮小でき、コ
ストを低減できる。また、熱損失を小さくでき、発熱量
を少なくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電池充電装置の一実施例の構成を示す
ブロック図である。
【図2】図1の実施例のCPU部10の動作例を示すフ
ローチャートである。
【図3】図1の実施例の充電対象であるリチウム二次電
池の充電特性の一例を示す特性図である。
【図4】予め記憶されている良品の充電特性と、実際の
電池の充電特性との比較態様を示す特性図である。
【図5】図1の実施例に適用可能な種々の充電特性を示
す特性図である。
【図6】図1の実施例の電池の端子電圧測定回路の一構
成例を示す回路図である。
【図7】本発明の電池放電装置の一実施例の構成を示す
ブロック図である。
【図8】図7の実施例のCPU部10Dの動作例を示す
フローチャートである。
【図9】図1の実施例の放電対象であるリチウム二次電
池の放電特性の一例を示す図である。
【図10】予め記憶されている良品の放電特性と、実際
の電池の放電特性との比較態様を示す特性図である。
【図11】図7の実施例に適用可能な種々の放電特性を
示す特性図である。
【図12】図7の実施例の電池の端子電圧測定回路の一
構成例を示す回路図である。
【図13】充電および放電を交互に行って充電を行う例
を示す特性図である。
【図14】本発明の電池充放電装置の一実施例の構成を
示すブロック図である。
【図15】本発明の電池充放電装置の別の実施例の構成
を示すブロック図である。
【符号の説明】
2 外部コンピュータ,4 充電装置,6,8 通信
路,10 CPU部,12 通信部,14 CPU,1
5 メモリ,16 I/Oインターフェース,18 内
部バスインターフェース,VC1乃至VC8 電圧/電
流制御部,S1乃至S8 電圧/電流設定用D/Aコ
ンバータ,M1乃至M8 電圧/電流測定用A/Dコン
バータ,C1乃至C8 充電部,62 充電用主電源,
64 トランジスタ,66 電圧/電流測定用A/D
コンバータ,68 電池,4D 放電装置,10D C
PU部,12D 通信部,14D CPU,15D メ
モリ,16D I/Oインターフェース,18D 内部
バスインターフェース,CC1乃至CC8 電流制御
部,SD1乃至SD8 電流設定用D/Aコンバータ,
MD1乃至MD8 電圧/電流測定用A/Dコンバー
タ,D1乃至D8 放電部,62D 放電用電流制御回
路,64D スイッチ,72 制御素子,74 電流検
出素子,76 反転器,78 電圧設定用D/Aコンバ
ータ,80 比較器,81 電流設定用D/Aコンバー
タ,82 比較器,84,86 増幅器,88 電圧/
電流モニター用A/Dコンバータ,91,92 ダイオ
ード,100CPU,SW1,SW2 スイッチ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 古海 浩一 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソ ニー株式会社内 (56)参考文献 特開 平4−364475(JP,A) 特開 平4−217826(JP,A) 特開 昭63−299061(JP,A) 特開 昭63−299062(JP,A) 実開 平3−86749(JP,U) 特表 平6−511310(JP,A) 国際公開92/022822(WO,A1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H02J 7/00 H01M 10/44

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電池の製造時に、前記電池の充放電を行
    う電池充放電装置において、 充電条件に基づいて、前記電池の定電流充電後に定電圧
    充電を制御する充電制御手段と、 放電条件に基づいて、前記電池の定電流放電を制御する
    放電制御手段と、 通信路を介して接続され、前記充電制御手段および前記
    放電制御手段 に対して前記充電条件および前記放電条件
    を設定するコンピュータとを備えることを特徴とする電
    池充放電装置。
  2. 【請求項2】 前記コンピュータは、さらに、前記充電
    制御手段および前記放電制御手段に対して充電と放電の
    切り替え指令を与えることを特徴とする請求項1に記載
    の電池充放電装置。
  3. 【請求項3】 前記コンピュータは、さらに、前記電池
    の充電用電源を充電に必要な最小の電圧値に設定するこ
    とを特徴とする請求項1に記載の電池充放電装置。
JP2002076528A 1992-05-13 2002-03-19 電池充放電装置 Expired - Fee Related JP3470714B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002076528A JP3470714B2 (ja) 1992-05-13 2002-03-19 電池充放電装置

Applications Claiming Priority (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4-146377 1992-05-13
JP14637692 1992-05-13
JP4-146376 1992-05-13
JP14637792 1992-05-13
JP2002076528A JP3470714B2 (ja) 1992-05-13 2002-03-19 電池充放電装置

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10642293A Division JP3586285B2 (ja) 1992-05-13 1993-05-07 電池充放電装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2002374631A JP2002374631A (ja) 2002-12-26
JP3470714B2 true JP3470714B2 (ja) 2003-11-25

Family

ID=27319171

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002076528A Expired - Fee Related JP3470714B2 (ja) 1992-05-13 2002-03-19 電池充放電装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3470714B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20140059284A (ko) * 2011-09-09 2014-05-15 도요타지도샤가부시키가이샤 이차 전지의 검사 방법

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4834521B2 (ja) * 2006-11-13 2011-12-14 株式会社日立製作所 電源装置および電子装置
KR101027314B1 (ko) * 2009-03-27 2011-04-06 주식회사 뉴티씨 (Newtc) 다중 배터리 충전 시스템

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20140059284A (ko) * 2011-09-09 2014-05-15 도요타지도샤가부시키가이샤 이차 전지의 검사 방법
US9261565B2 (en) 2011-09-09 2016-02-16 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Method of testing secondary battery
KR101670562B1 (ko) * 2011-09-09 2016-11-09 도요타지도샤가부시키가이샤 이차 전지의 검사 방법

Also Published As

Publication number Publication date
JP2002374631A (ja) 2002-12-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7245469B2 (en) DC backup power supply device and method for diagnosing the same
US6163086A (en) Power supply circuit and a voltage level adjusting circuit and method for a portable battery-powered electronic device
US6060864A (en) Battery set structure and charge/discharge control apparatus for lithium-ion battery
US5825155A (en) Battery set structure and charge/ discharge control apparatus for lithium-ion battery
US5557188A (en) Smart battery system and interface
US6340889B1 (en) Battery state monitoring circuit and battery apparatus
US20100013442A1 (en) Charging system, electronic circuit device including secondary cell, and power supply device for charging
US5786682A (en) Battery charging circuit including a current limiter which compares a reference current to a charging current to ensure operation of a load
JPH07230829A (ja) バッテリー充電装置,バッテリーパック,バッテリー充電方法及びバッテリー評価装置
JPH11273747A (ja) バッテリ装置および情報処理装置
JPH11308776A (ja) バッテリー状態監視回路及びバッテリー装置
US11862998B2 (en) Battery management device and integrated circuit
US6066939A (en) Secondary battery pack
JP2008064520A (ja) 電圧測定装置
JP3470714B2 (ja) 電池充放電装置
JPH0630528A (ja) 電池充放電装置
JP2002354698A (ja) 制御回路
JPH05227676A (ja) 装置に属する蓄電池の制御アセンブリ用給電コントローラモジュール及びこのようなモジュールを備えた蓄電池
JP2001118607A (ja) 電池パック
JPH06233468A (ja) 二次電池の充電方法及び充電装置
JP3997707B2 (ja) 監視装置、制御装置及び電池モジュール
JP3479872B2 (ja) 充放電装置
JPH11332111A (ja) バッテリー状態監視回路及びバッテリー装置
JPH11187586A (ja) 二次電池の充電方法および充電システム
JPH10271699A (ja) 組電池の充電装置

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20030812

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080912

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090912

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100912

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110912

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110912

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120912

Year of fee payment: 9

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees