JP3470492B2 - 風呂自動給湯装置 - Google Patents

風呂自動給湯装置

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JP3470492B2 JP09775796A JP9775796A JP3470492B2 JP 3470492 B2 JP3470492 B2 JP 3470492B2 JP 09775796 A JP09775796 A JP 09775796A JP 9775796 A JP9775796 A JP 9775796A JP 3470492 B2 JP3470492 B2 JP 3470492B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は風呂自動給湯装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、いわゆるセミ貯湯式等の貯湯式缶
体を備え、該貯湯式缶体からの温水に対して上水道から
の水を適当に混水し、風呂設定温度に調節して浴槽に自
動給湯する風呂自動給湯装置が提供されている。また前
記従来の風呂自動給湯装置における風呂自動給湯の構成
として、貯湯缶体内の温水温度については常に一定の高
温、例えば80℃に設定した状態を保持し、その一定温度
にされた高温の貯湯缶体の温水を風呂自動給湯路に供給
し、一方、前記風呂自動給湯路に混水する水の流量を混
水流量調節器で調節することで、風呂自動給湯温度を所
定の風呂設定温度に調節するようにしたものが一般的で
あった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが上記のような
風呂自動給湯装置においては、例え混水流量調節器によ
る混水量を風呂自動給湯運転開始当初において最大とす
る制御構成をとるようにしたものであっても、混水され
る水の温度そのものが夏場等において高温となっている
場合には、実際の風呂自動給湯温度が風呂設定温度を超
えた状態のままになるという問題があった。即ち、混水
される水の温度は通常時においては十分に冷たいことか
ら、貯湯缶体から成り行きまかせ(特別な流量調節を行
わない)に供給されてくる高温の温水に対しても十分な
混水効果が期待できる。が、その一方、混水される水の
温度が高くなった場合には、成り行きまかせに流れてる
貯湯缶体からきた温水に対しては、温水と水の混水比率
の増加に限界があることから、風呂自動給湯温度を風呂
設定温度に調節することができなくなる場合が生じてく
るのである。
【0004】そこで本発明は、上記従来における風呂自
動給湯装置の問題を解消し、風呂自動給湯路に流れる貯
湯缶体からの温水に対して混水される水の温度が高くな
った場合でも、所定の風呂設定温度の温水を浴槽に自動
給湯することができる風呂自動給湯装置の提供を課題と
する。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の風呂自動給湯装置は、貯湯缶体と、該貯湯
缶体への上水道からの入水路と、前記貯湯缶体の温水を
浴槽へ自動給湯するための風呂自動給湯路と、前記入水
路の途中から分岐されて前記風呂自動給湯路に接続する
バイパス路と、該バイパス路の途中に設けられて風呂自
動給湯路への混水流量を調節する混水流量調節器と、該
混水流量調節器を制御するコントローラとを少なくとも
有する風呂自動給湯装置であって、前記コントローラに
よる混水流量調節器の制御構成として、風呂自動給湯運
転が開始されると、先ず前記混水流量調節器を全開に
し、しかる後に風呂自動給湯温度と風呂設定温度とを比
較し、風呂自動給湯温度が風呂設定温度を超える場合に
は、前記貯湯缶体の設定温度を一定温度下げ、風呂自動
給湯温度が風呂設定温度以下になった時点から混水流量
調節器による混水流量制御を開始する構成としたことを
第1の特徴としている。また本発明の風呂自動給湯装置
は、上記第1の特徴に加えて、コントローラによる混水
流量調節器の制御構成として、風呂自動給湯運転が開始
されると、先ず前記混水流量調節器を全開にし、しかる
後に風呂自動給湯温度と風呂設定温度とを比較し、風呂
自動給湯温度が風呂設定温度を一定時間継続して超える
場合には、前記貯湯缶体の設定温度を一定温度下げ、風
呂自動給湯温度が風呂設定温度以下になった時点から混
水流量調節器による混水流量制御を開始する構成とした
ことを第2の特徴としている。また本発明の風呂自動給
湯装置は、上記第1の特徴に加えて、コントローラによ
る混水流量調節器の制御構成として、風呂自動給湯運転
が開始されると、先ず前記混水流量調節器を全開にし、
しかる後に風呂自動給湯温度と風呂設定温度とを比較
し、風呂自動給湯温度が風呂設定温度を、一定流量が流
れる間継続して、超える場合には、前記貯湯缶体の設定
温度を一定温度下げ、風呂自動給湯温度が風呂設定温度
以下になった時点から混水流量調節器による混水流量制
御を開始する構成としたことを第3の特徴としている。
【0006】上記本発明の第1の特徴によれば、風呂自
動給湯運転が開始されると、浴槽への給湯が開始される
と共にコントローラによって先ず混水流量調節器が全開
になされる。これによって貯湯缶体からの温水に対して
最大流量の水が混水される。そしてコントローラによっ
て給湯中の風呂自動給湯温度と風呂設定温度とが比較さ
れ、風呂自動給湯温度が風呂設定温度以下であれば、缶
体設定温度、即ち貯湯設定温度が変更されることなく、
コントローラによって混水流量調節器による混水流量調
節が開始される。一方、前記風呂自動給湯温度と風呂設
定温度との比較において風呂自動給湯温度が風呂設定温
度を超えている場合には、コントローラによって貯湯缶
体の缶体設定温度が現行の設定温度から一定温度だけ低
い設定温度に変更され、更に風呂自動給湯温度と風呂設
定温度との比較がなされる。そして風呂自動給湯温度が
風呂設定温度以下になるまで、缶体設定温度の一定温度
づづの低減と、温度比較が繰り返される。風呂自動給湯
温度が風呂設定温度以下になった時点で、混水流量調節
器による混水流量調節が開始される。また上記本発明の
第2の特徴によれば、上記第1の特徴による作用に加え
て、風呂自動給湯温度と風呂設定温度との比較におい
て、現に一定時間継続して風呂自動給湯温度が風呂設定
温度を超えている場合にのみ、コントローラによって風
呂自動給湯温度が風呂設定温度を超えると判定される。
このようにすることで、風呂自動給湯運転開始初期にお
ける過渡的な誤判定を予防することができる。また上記
本発明の第3の特徴によれば、風呂自動給湯温度が風呂
設定温度を超えているという判定が、上記第2の特徴に
おける一定時間の継続を条件とする代わりに、一定流量
が流れる間の継続を条件としてなされる。これによって
も運転開始初期における風呂自動給湯温度の不安定な状
況を排除して、誤判定を予防できる。
【0007】上記第1の特徴において、缶体設定温度を
下げる場合の一定温度、即ち下げ幅は、例えば20℃とす
ることができるが、数度から30℃程度の範囲の温度を適
当に定めることができる。また上記第2の特徴におい
て、継続条件としての一定時間は、例えば60秒とするこ
とができるが、数秒から数分程度の範囲で適当に定める
ことができる。また上記第3の特徴において、継続条件
としての一定流量は、数リットルから数十リットルとす
ることができる。また風呂自動給湯においては、浴槽水
位が追い焚き循環用の循環口に達するまでは、一定流量
づつ給湯しては浴槽水位が循環口に達するかの循環判定
を行う構成とすることが多いが、その場合にその初回の
給湯量をもって前記継続条件の一定流量とすることがで
きる。また浴槽水位が循環口に達する流量をもって前記
条件としての一定流量とすることができる。また例えば
浴槽水位が追い焚き循環用の循環口に達するまでの流量
が10リットルである場合には、その10リットルよりも多
少少ない流量である9リットルを持って前記一定流量と
することができる。また上記第1〜第3の特徴におい
て、風呂自動給湯温度が風呂設定温度以下になった時点
から混水流量調節器による混水流量制御を開始すると
は、実際には混水流量調節器を全開の状態から絞り込む
のを開始することを意味する。
【0008】
【発明の実施の形態】図1は本発明の風呂自動給湯装置
の実施の形態例を示す全体構成図で、図2はコントロー
ラによる風呂自動給湯運転時の制御構成を説明するフロ
ーチャートである。
【0009】図1において、貯湯缶体10は比較的小さな
貯湯槽11を備えたいわゆるセミ貯湯缶体として構成され
ている。石油バーナ等のバーナ12が設備され、燃焼室13
内での燃焼によって貯湯槽11内の水が加熱される。貯湯
槽11内の貯湯温度は缶体温度センサ14によって検出され
る。前記貯湯缶体10の貯湯槽11に対して、入水路21と給
湯路22とが接続されている。前記入水路21を通って上水
道からの水が貯湯槽11に導入される。前記給湯路22はそ
の途中で一般給湯路22a と風呂自動給湯路22b とに分岐
している。風呂自動給湯路22b に対して前記入水路21の
途中からバイパス路23が分岐して接続し、バイパス路23
の途中には混水流量調節器30が設けられている。
【0010】浴槽40と前記貯湯缶体10との間には風呂追
い焚き加熱用の循環路が配設されている。即ち、浴槽40
の追い焚き循環口を構成する循環金具41からは貯湯缶体
10への循環戻し路51が設けられ、貯湯缶体10からは浴槽
40への循環往き路52が設けられている。前記循環戻し路
51と循環往き路52とはその途中においてバイパス路53で
接続されており、バイパス路53と循環戻し路51とは三方
切り換え弁54を介して接続されている。循環戻し路51に
は、前記バイパス路53の接続点よりも浴槽40側に風呂水
位センサ55、循環ポンプ56、風呂温度センサ57、風呂水
流スイッチ58が設けられている。また循環往き路52に
は、バイパス路53の分岐点よりも浴槽40側に注水温度セ
ンサ59が設けられている。循環ポンプ56を駆動すること
で浴槽水が循環戻し路51を通って貯湯缶体10に戻り、加
熱されて循環往き路52を通って浴槽40に導入される。
【0011】前記風呂自動給湯路22b は、途中に開閉弁
24、流量センサ25、2つの逆流防止弁26を介して前記風
呂追い焚き加熱用の循環路のバイパス路53に接続されて
いる。開閉弁24が開かれることで、風呂自動給湯路22b
からの温水はバイパス路53に流れ込み、循環往き路52を
通って浴槽40内に片搬送にて導入される。また三方切り
換え弁54をバイパス53側と接続することで循環戻し路51
も利用して、両搬送で浴槽40内に導入される。
【0012】60はコントローラで、図示しないリモコン
からの指令により、前記缶体温度センサ14、流量センサ
25、風呂温度センサ57、注水温度センサ59等の装置各部
のセンサからの情報、及び自己が内蔵する制御ソフトウ
エアに基づいて、前記バーナ12、開閉弁24、混水流量調
節器30、三方切り換え弁54等に所定の動作制御指令を出
力する。
【0013】前記コントローラ60による風呂自動給湯運
転時の制御構成を、図2のフローチャートに沿って説明
する。今、装置のメインの運転スイッチがオンしている
状態で、風呂自動給湯運転スイッチがオンされると(ス
テップS1でイエス)、先ずコントローラ60はバイパス
路23の混水流量調節器30を全開状態になるように指令す
ると共に風呂自動給湯路22b の開閉弁24を開放する。そ
してこれによって、風呂自動給湯路22b に温水が流れ且
つ混水流量調節器30が全開状態になると(ステップS2
でイエス)、コントローラ60は注水温度センサ59から得
られる風呂自動給湯温度TQ が予め設定されている風呂
設定温度TF を超えているか否かを判断し(ステップS
3)、ノーの場合、即ち風呂自動給湯温度TQ が風呂設
定温度TF 以下である場合は、コントローラ60は混水流
量調節器30による通常の混水流量制御を開始する(ステ
ップS4)。即ち、コントローラ60は混水流量調節器30
を全開の状態から絞り込んでゆき、風呂自動給湯温度T
Q を風呂設定温度TF 等になるようにする。一方、前記
ステップS3において、イエスの場合、即ち風呂自動給
湯温度TQが風呂設定温度TF を超える場合には、コン
トローラ60は缶体設定温度TK を現行の温度から一定温
度TO 下げる(ステップS5)。これによって貯湯槽11
内の温水温度は新しく設定された缶体設定温度TK に調
整される。そして前記缶体設定温度TK を新しい缶体設
定温度TK に変更した後、再び一定のタイミングでステ
ップS3に戻り、風呂自動給湯温度TQ と風呂設定温度
F とを比較する。風呂自動給湯温度TQ が風呂設定温
度TF 以下となるまでステップS3とS5とが繰り返さ
れる。上記において、缶体設定温度TK は当初において
80℃とする。が、これに限定されるものではない。また
上記ステップS3において、風呂自動給湯温度TQ が風
呂設定温度TF を超える場合とは、温度検出の精度に応
じて、例えば検出精度が0.5 ℃以上超える場合とするこ
とができる。また缶体設定温度TK を下げる前記一定温
度TO は20℃とする。が、これに限定されるものではな
い。また下げ幅を次第に変えるようにしてもよい。また
上記において、缶体設定温度TK は風呂自動給湯運転が
終了した時点で当初の缶体設定温度TK に自動的に戻る
ようにすることができる。図2に示す制御構成によれ
ば、混水されるべき水の温度が高い場合でも、缶体設定
温度TK を下げることで、所定の風呂設定温度TF にな
るように風呂自動給湯を行うことが可能となる。また、
風呂自動給湯が風呂設定温度通り行えるか否かの判断
を、風呂自動給湯温度TQ と風呂設定温度TF とを比較
することで判断するようにしているので、混水すべき水
の温度そのものを検出するための入水温度センサ等は設
ける必要がなくなり、部品点数を減らしてコストの低下
を図ることができる。
【0014】図3はコントローラ60による風呂自動給湯
運転時の制御構成の他の実施の形態を示すフローチャー
トである。この図3に示す制御構成は、前記図2で示す
制御フローにおいて、風呂自動給湯温度TQ が予め設定
されている風呂設定温度TF を超えているか否かの判断
(ステップS3)に時間的継続の条件を加えたものであ
る。即ち、図3において、ステップS1〜S4は上記図
2でのステップS1〜S4と同じ制御フローである。本
実施の形態においては、ステップS3において、風呂自
動給湯温度TQ が風呂設定温度TF を超える場合には
(ステップS3でイエス)、コントローラ60は、その状
態が一定時間S継続するか否かを判定し(ステップS
5)、一定時間S継続する場合にのみ(ステップS5で
イエス)、缶体設定温度TK を現行の温度から一定温度
O 下げる(ステップS6)構成としている。図3に示
す実施の形態例において、前記一定時間Sは60秒とす
る。が、これに限定されない。一定時間Sが継続したか
否かは、ステップS3でイエスと判定した時からのイエ
ス状態の継続時間をコントローラ60内蔵の時計で計るこ
とで行うことができる。一定時間Sの継続を条件とする
ことで、自動給湯運転開始初期における自動給湯温度の
不安定な状態に伴う誤判定的な状況を防止することがで
きる。
【0015】図4はコントローラ60による風呂自動給湯
運転時の制御構成の、更に他の実施の形態を示すフロー
チャートである。この図4に示す制御構成は、前記図2
で示す制御フローにおいて、風呂自動給湯温度TQ が予
め設定されている風呂設定温度TF を超えているか否か
の判断(ステップS3)に、一定流量がその状態で流れ
たかという継続の条件を加えたものである。即ち、図4
において、ステップS1〜S4は上記図2でのステップ
S1〜S4と同じ制御フローである。本実施の形態にお
いては、ステップS3において、風呂自動給湯温度TQ
が風呂設定温度TF を超える場合には(ステップS3で
イエス)、コントローラ60は、その状態で一定流量Q以
上が流れたか否かを判定し(ステップS5)、一定流量
Q以上が流れた場合にのみ(ステップS5でイエス)、
缶体設定温度TK を現行の温度から一定温度TO 下げる
(ステップS6)構成としている。図4に示す実施の形
態において、一定流量Qは数リットルから数十リットル
の範囲で適当に決めることができる。また風呂自動給湯
を行う場合には、水位が循環金具41の循環口位置になる
までは、所定の給湯流量づつを給湯しては、循環ポンプ
56を駆動して浴槽水が循環するか否かを判定する循環判
定をすることが多いことから、その各一回ごとの給湯流
量をもって一定流量Qとすることができる。また浴槽水
位が循環金具41の循環口の水位になるまでの流量が予め
判っている場合は、その循環金具41の循環口の水位に達
する少し手前の流量を持って一定流量Qとしてもよい。
即ち、循環金具41の位置の水位となるのに10リットル必
要な場合は、その10リットルよりも少し少ない9リット
ルをもって一定流量Qとすることができる。また一定流
量Q以上が流れたか否かは、ステップS3でイエスと判
定した時からの風呂自動給湯の給湯量を流量センサ25で
検出することで行うことができる。一定流量Qを条件と
することで、自動給湯運転開始初期における自動給湯温
度の不安定な状態に伴う誤判定的な状況を防止すること
ができる。
【0016】
【発明の効果】本発明は以上の構成よりなり、請求項1
に記載の風呂自動給湯装置によれば、コントローラによ
る混水流量調節器の制御構成として、風呂自動給湯運転
が開始されると、先ず前記混水流量調節器を全開にし、
しかる後に風呂自動給湯温度と風呂設定温度とを比較
し、風呂自動給湯温度が風呂設定温度を超える場合に
は、前記貯湯缶体の設定温度を一定温度下げ、風呂自動
給湯温度が風呂設定温度以下になった時点から混水流量
調節器による混水流量制御を開始する構成としたので、
風呂自動給湯運転の際において、貯湯缶体から供給され
る温水に混水されるべき水の温度が高い場合において
も、浴槽温度が所定の風呂設定温度TF になるように風
呂自動給湯を行うことが可能となる。また、風呂自動給
湯が風呂設定温度通り行えるか否かの判断を、風呂自動
給湯温度と風呂設定温度とを比較することで判断するよ
うにしているので、混水すべき水の温度そのものを検出
するための入水温度センサ等は設ける必要がなくなり、
部品点数を減らしてコストの低下を図ることができる。
また請求項2に記載の風呂自動給湯装置によれば、請求
項1に記載の構成による効果に加えて、一定時間継続し
て風呂自動給湯温度が風呂設定温度を超えている場合に
のみコントローラによって風呂自動給湯温度が風呂設定
温度を超えると判定するようにしているので、運転開始
初期における風呂自動給湯温度の不安定な状況を排除し
て、缶体設定温度を変更する場合の自動給湯運転開始初
期における過渡的な誤判定を予防することができる。ま
た請求項3に記載の風呂自動給湯装置によれば、請求項
1に記載の構成による効果に加えて、一定流量が流れる
間継続して風呂自動給湯温度が風呂設定温度を超えてい
る場合にのみコントローラによって風呂自動給湯温度が
風呂設定温度を超えると判定するようにしているので、
運転開始初期における風呂自動給湯温度の不安定な状況
を排除して、缶体設定温度を変更する場合の運転開始初
期における過渡的な誤判定を予防することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の風呂自動給湯装置の実施の形態例を示
す全体構成図である。
【図2】コントローラによる風呂自動給湯運転時の制御
構成を説明するフローチャートである。
【図3】コントローラによる風呂自動給湯運転時の制御
構成の他の実施の形態を示すフローチャートである。
【図4】コントローラによる風呂自動給湯運転時の制御
構成の更に他の実施の形態を示すフローチャートであ
る。
【符号の説明】
10 貯湯缶体 11 貯湯槽 14 缶体温度センサ 21 入水路 22 給湯路 22b 風呂自動給湯路 23 バイパス路 24 開閉弁 25 流量センサ 30 混水流量調節器 40 浴槽 41 循環金具 51 循環戻し路 52 循環往き路 53 バイパス路 54 三方切り換え弁 55 風呂水位センサ 56 循環ポンプ 57 風呂温度センサ 59 注水温度センサ 60 コントローラ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 朝野 公明 兵庫県神戸市中央区江戸町93番地 株式 会社ノーリツ内 (72)発明者 長尾 英也 兵庫県神戸市中央区江戸町93番地 株式 会社ノーリツ内 (56)参考文献 特開 平5−34007(JP,A) 特公 平2−60947(JP,B2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F24H 1/00

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 貯湯缶体と、該貯湯缶体への上水道から
    の入水路と、前記貯湯缶体の温水を浴槽へ自動給湯する
    ための風呂自動給湯路と、前記入水路の途中から分岐さ
    れて前記風呂自動給湯路に接続するバイパス路と、該バ
    イパス路の途中に設けられて風呂自動給湯路への混水流
    量を調節する混水流量調節器と、該混水流量調節器を制
    御するコントローラとを少なくとも有する風呂自動給湯
    装置であって、前記コントローラによる混水流量調節器
    の制御構成として、風呂自動給湯運転が開始されると、
    先ず前記混水流量調節器を全開にし、しかる後に風呂自
    動給湯温度と風呂設定温度とを比較し、風呂自動給湯温
    度が風呂設定温度を超える場合には、前記貯湯缶体の設
    定温度を一定温度下げ、風呂自動給湯温度が風呂設定温
    度以下になった時点から混水流量調節器による混水流量
    制御を開始する構成としたことを特徴とする風呂自動給
    湯装置。
  2. 【請求項2】 コントローラによる混水流量調節器の制
    御構成として、風呂自動給湯運転が開始されると、先ず
    前記混水流量調節器を全開にし、しかる後に風呂自動給
    湯温度と風呂設定温度とを比較し、風呂自動給湯温度が
    風呂設定温度を一定時間継続して超える場合には、前記
    貯湯缶体の設定温度を一定温度下げ、風呂自動給湯温度
    が風呂設定温度以下になった時点から混水流量調節器に
    よる混水流量制御を開始する構成としたことを特徴とす
    る請求項1に記載の風呂自動給湯装置。
  3. 【請求項3】 コントローラによる混水流量調節器の制
    御構成として、風呂自動給湯運転が開始されると、先ず
    前記混水流量調節器を全開にし、しかる後に風呂自動給
    湯温度と風呂設定温度とを比較し、風呂自動給湯温度が
    風呂設定温度を、一定流量が流れる間継続して、超える
    場合には、前記貯湯缶体の設定温度を一定温度下げ、風
    呂自動給湯温度が風呂設定温度以下になった時点から混
    水流量調節器による混水流量制御を開始する構成とした
    ことを特徴とする請求項1に記載の風呂自動給湯装置。
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