JP3469683B2 - 電気炊飯器 - Google Patents

電気炊飯器

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JP3469683B2
JP3469683B2 JP21899495A JP21899495A JP3469683B2 JP 3469683 B2 JP3469683 B2 JP 3469683B2 JP 21899495 A JP21899495 A JP 21899495A JP 21899495 A JP21899495 A JP 21899495A JP 3469683 B2 JP3469683 B2 JP 3469683B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電磁波(光)を発生
するハロゲンヒータ等のランプヒータを加熱源として使
用した電気炊飯器、特に、ランプヒータから放射される
電磁波の遮蔽性能を改良した電気炊飯器に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】現在、電気炊飯器は、加熱源としてシー
ズヒータを用いたものが広く普及している。図20に、
従来のシーズヒータ使用の電気炊飯器の一例を示す。こ
の図に示すように従来の電気炊飯器は、パッキン101
付の開閉自在な蓋体102によって密封される炊飯器本
体100内に、保持具103を介して内鍋104を収容
保持するとともに、この内鍋104内に、底部が開口す
る鋳物容器状に形成された加熱板105を配し、この加
熱板105内に内釜106が着脱自在に装着されるよう
になっている。
【0003】加熱板105には炊飯用のシーズヒータ1
07が埋設されている一方、底部中央開口には、内釜温
度検知用の感熱素子108を備えた感熱体109が設け
られており、感熱体109からの内釜温度データに基づ
き炊飯、保温等の各シーケンスが実行される。110は
蓋体102の内面に設けられた保温ヒータ、111は内
鍋104の外周面に設けられた保温ヒータ、112は電
源コードを巻取収納する電源コードリールであって、炊
飯器本体100の底部に配されている。
【0004】このような構成の従来例の電気炊飯器で
は、加熱板105内に内釜106を装着し、蓋体102
を閉じることにより、パッキン101が内釜106と蓋
体102との隙間を密封し、この状態からシーズヒータ
107によって加熱板105を加熱し、これによって内
釜106を加熱して炊飯を行うものである。
【0005】しかしながら、上記のようなシーズヒータ
107を用いた電気炊飯器においては、加熱源であるシ
ーズヒータ107自体の加熱開始時の温度立ち上がり特
性が悪いうえ、内釜106は加熱板105を介して加熱
されるものであるため、熱容量が大きく高温になるまで
可成な時間を要するため、炊飯時間が長くなるだけでな
く、応答性が悪く、炊飯時の精細な温度制御が困難であ
る。また、掃除がしにくいといった取扱性の問題点も指
摘されている。
【0006】このようなシーズヒータを用いた電気炊飯
器の問題点が抜本的に改善され、しかも比較的安価で提
供し得るものとして、近年、加熱源として主としてハロ
ゲンヒータを用いた輻射加熱方式の電気炊飯器が例えば
特開平6−327552号公報(以下、第1先行技術例
と呼ぶ)等に開示されている。
【0007】このランプヒータとしてのハロゲンヒータ
は光、つまり電磁波の放射によって加熱を行うものであ
るため、炊き上がりまでの時間が短縮され、ヒータの温
度上昇が極めて迅速であり、したがって応答性に優れ、
精細なシーケンス制御も可能となって美味しいご飯を得
ることができるという優れた利点を有しているが、反
面、ハロゲンヒータはシーズヒータと比較して強度的に
弱いだけでなく、更に重大な問題点として、強烈な光を
発するため、遮光対策が十分に施されていないと目を傷
めたり、急激な温度上昇のために炊飯器本体内部の樹脂
部分が溶ける等の危険性がある。
【0008】上記第1先行技術例の電気炊飯器において
は、ハロゲンヒータから放射される電磁波(光)の一部
が、断熱機能を有するヒータカバーから外部へ透過する
が、その電磁波の漏洩防止のための対策は示されておら
ず、ヒータカバー外部の過熱防止構造及び遮光構造に問
題点を残している。
【0009】図21は、第2先行技術例を示している。
この図に示された輻射加熱方式の電気炊飯器は、蓋体2
01によって密封される炊飯器本体200内に、内釜2
02を着脱自在に収納する内鍋203と、内釜202の
下方に配されたハロゲンヒータ204と、内釜202と
ハロゲンヒータ204との間に配されハロゲンヒータ2
04からの電磁波を透過するガラス製の保護板205と
を設けている。保護板205の下方には反射板206が
配され、この反射板206を覆うように断熱カバー20
7が配されている。
【0010】これらハロゲンヒータ204、保護板20
5、反射板206及び断熱カバー207は一体的に組み
込まれてヒータユニット208とされ、ヒータユニット
208は、断熱カバー207が炊飯器本体200の底部
に装着されることにより支持されている。
【0011】ところで、ハロゲンヒータ204の口元封
止部204aは、溶接部分が溶けないように約250℃以
下のところに配置する必要があるが、反射板206と保
護板205とで囲まれたヒータ収納室209内の温度は
400℃前後になるため、口元封止部204aをヒータ収
納室209の外部に配置する必要がある。このため、ハ
ロゲンヒータ204の口元封止部204aは、反射板2
06及び断熱カバー207を貫通してヒータユニット2
08の外部に配置されている。
【0012】この場合、口元封止部204aから漏れた
電磁波のために直接炊飯に関係のない炊飯器本体200
内部の各部材が加熱されて悪影響を受けたり、さらには
炊飯器本体200の外部にまで電磁波が漏れる虞れがあ
るため、ヒータユニット208の外部に配置されたハロ
ゲンヒータ204の口元封止部204aを遮光性を有す
る端子キャップ210で覆っている。
【0013】211は内釜202に接触してその温度を
検知する感熱体であって、保護板205を回避した部位
に配されている。そして、炊飯器本体200の前部には
感熱体211等の各検知部からの出力信号により予熱工
程、炊飯工程、蒸らし工程、保温工程からなる炊飯シー
ケンスを実行する制御部212が内装されている。
【0014】上記構成の電気炊飯器においては、炊飯動
作を開始すると、通電されたハロゲンヒータ204から
光が放射され、この光が直接あるいは反射板206で反
射されて保護板205を透過し、さらに直接あるいは内
鍋203で反射されて内釜202を均一に輻射加熱す
る。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】上記第2先行技術例に
おいては、ハロゲンヒータ204から放射される電磁波
(光)の遮光対策は施されてはいるが、未だ十分な遮光性
を有するものとは言えない。すなわち、感熱体211か
ら出力される内釜202の温度データは、炊飯シーケン
スを実行するうえで基本となる重要データであるが、図
21から明らかなように、ハロゲンヒータ204の光の
一部は保護板205を透過した後、内釜202と内鍋2
03との隙間から感熱体211に達し、これによって該
感熱体211が輻射熱を受けるため、誤動作を引き起こ
す虞れが大きい。
【0016】また、ハロゲンヒータ204の口元封止部
204aから電磁波が漏洩するのを防止するために、該
口元封止部204aを遮光性を有する端子キャップ21
0で覆っているが、ハロゲンヒータ204の温度上昇に
よって、端子キャップ210や断熱カバー207が熱膨
張によって伸縮するため、口元封止部204aに被せら
れた端子キャップ210と、断熱カバー207に設けら
れたハロゲンヒータ204を通すための切欠孔207a
との相対移動によって、両者210,207a間に隙間
が生じて電磁波が断熱カバー207の外部に漏れること
を防止しきれない。
【0017】そのうえ、断熱カバー207の外部に強い
電磁波が透過すると、主として樹脂成型品で構成されて
いる炊飯器本体200を光が透過し、外観上、美観を損
なうという問題点もある。さらに、ハロゲンヒータ20
4、保護板205、反射板206及び断熱カバー207
は一体的に組み込まれてヒータユニット208としてユ
ニット化されてはいるが、保護板205がガラス製であ
るため熱伝導性が悪く、このためハロゲンヒータ204
の熱が保護板205の上部に存在する内鍋203に十分
に伝わらず、ヒータ熱の有効活用が未だ不十分であると
言える。また、ヒータユニット208自体の組立作業性
にも改善の余地が残されている。
【0018】本発明は、上記のような問題点を解決する
ためになされたもので、ランプヒータから放射される電
磁波の漏洩による感熱体等の誤動作を防止するととも
に、ランプヒータの口元封止部及びその周囲の熱膨張に
よる相対移動に対応して断熱カバーの切欠孔からの光の
漏洩を防止し、さらにランプヒータの発熱を炊飯のため
に有効活用できる電気炊飯器を提供することを目的とす
るものである。
【0019】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の第1の構成では、炊飯器本体に内装された炊
飯部を、この炊飯部に間隔を置いて配置されたランプヒ
ータから放射される電磁波によって加熱するように構成
されたヒータユニットと、前記炊飯器本体内におけるヒ
ータユニットの外周域に配された炊飯部温度制御系とを
有する電気炊飯器において、前記ヒータユニット、ラ
ンプヒータで発生した電磁波から炊飯部温度制御系を遮
蔽する手段を設けたことにより、該炊飯部温度制御系の
誤動作を防止するようにしている。
【0020】具体的には、前記ランプヒータを有する
ータユニットの外殻は炊飯部に着脱自在に装着される内
釜の外周面を覆う内鍋を含んでいる。一方、炊飯部温度
制御系は内鍋に形成された貫通孔を通じて内釜に当接
し、その温度を検知する温度検知手段を含んでいる。そ
して、内鍋の貫通孔とヒータユニットのランプヒータと
の間の内鍋部分、該ランプヒータから放射される電磁
波及びその反射光から前記温度検知手段を遮蔽する遮光
壁部を設けているので、漏洩光を受けることによる温度
検知手段、つまり感熱体の誤動作を極力防止することが
できる。
【0021】本発明の第2の構成では、炊飯器本体に内
装された炊飯部と、この炊飯部に間隔を置いて配置され
且つ開ループ状に形成されたランプヒータと、このラン
プヒータと炊飯部との間に配置されランプヒータから放
射される電磁波を透過する保護板と、この保護板を支持
しランプヒータからの電磁波を炊飯部の方向に反射させ
る反射板と、この反射板を覆うように配置された断熱カ
バーとを備え、且つ、断熱カバーにランプヒータの一対
の口元封止部を通す切欠孔を形成し、さらに該ランプヒ
ータを断熱カバー外部で制御系に電気的に接続した電気
炊飯器において、断熱カバーの切欠孔から外部へ透過す
るランプヒータからの電磁波を遮蔽する2枚の遮光板を
設け、各遮光板をそれぞれランプヒータの対応する口元
封止部に嵌着している。
【0022】この場合、一方の遮光板はランプヒータの
一方の口元封止部の外周面上半部に嵌合する逆U字形状
の切欠部と、この切欠部から延出されて前記ランプヒー
タの他方の口元封止部の外周面上端に接する位置規制片
とを備え、他方の遮光板は前記ランプヒータの他方の口
元封止部の外周面下半部に嵌合するU字形状の切欠部
と、この切欠部から延出されて前記ランプヒータの一方
の口元封止部の外周面下端に接する位置規制片とを備え
ているものとすることにより、ランプヒータの一方の口
元封止部に一方の遮光板の切欠部を上方から嵌め、ラン
プヒータの他方の口元封止部に他方の遮光板の切欠部を
下方から嵌めて、両方の遮光板及び一方の遮光板と断熱
カバーが密接するように配置することにより、ランプヒ
ータの口元封止部の熱膨張による移動にも対応でき、断
熱カバーの切欠孔から透過する電磁波を確実に遮蔽する
ことができる。
【0023】また、ランプヒータの各口元封止部に、遮
光性塗膜または外套体による遮光手段を設けるように
し、これを前記遮光板の取付と併せて実施すれば更に遮
光の効果が大となる。
【0024】本発明の第3の構成では、内釜を着脱自在
に収納支持する内鍋と、この内鍋の下方に配されたラン
プヒータと、内鍋の下端開口を閉塞しランプヒータから
放射される電磁波を透過する保護板と、この保護板を支
持し前記ランプヒータからの電磁波を内鍋内の内釜収納
空間の方向に反射させる反射板と、前記内鍋に連続して
その下方に配されてランプヒータ、保護板及び反射板を
覆う断熱カバーとを備えた電気炊飯器において、内鍋下
端開口に形成されたフランジ部と、保護板の周縁部と、
反射板の外周端部と、断熱カバーの上端開口に形成され
たフランジ部とを重合した状態で良熱伝導性の環状バン
ド部材によって一体的に締着することにより、ランプヒ
ータによって加熱された反射板及び断熱カバーから環状
バンド部材を通じて直接的に内鍋に伝達され、内釜の加
熱に寄与する。
【0025】また、内鍋フランジ部、保護板周縁部、反
射板外周端部及び断熱カバーフランジ部を重合して、環
状バンド部材によって締着するだけで、内鍋及びヒータ
ユニットを一体的に組み立てることができるので、組立
作業性に優れたものとなる。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照しながら説明する。本実施形態に係る電気炊飯器
は図1に示すように、短筒状の外装ケース1a及び外装
ケース1aの下端部に係合固定された底ケース1bとか
ら外殻が形成された炊飯器本体1と、その上面開口を覆
う開閉自在な蓋体2とを備え、炊飯器本体1内に内釜3
が着脱自在に装着されている。
【0027】蓋体2は外殻を形成する外蓋4と、外蓋4
の内側に取り付けられ、内釜3の上面開口を覆う内蓋5
とからなり、炊飯器本体1の端部に設けられた図示しな
い枢軸回りに回転自在に支持されている。
【0028】外蓋4には内蓋5と内釜3の上端部との間
の隙間を密封するゴム製のパッキン6が設けられてい
る。このパッキン6は外蓋4の下面に形成された円環状
の溝部4aに嵌入された状態でねじ止めされており、パ
ッキン6の内部に水等が溜まることがなくて劣化が抑制
され、また、パッキン6の表面だけを清掃すればよいの
で、清掃性に優れたものとなる。また、外蓋4及び内蓋
5には蒸気孔7が上下方向に貫通して形成されており、
外蓋4の内部には断熱材(図示せず)が充填され、内蓋
5の上面には蓋ヒータ8が装着されている。この蓋ヒー
タ8は炊飯時には内蓋5の結露を防止し、保温時には内
釜3内の温度むらを防止する。
【0029】炊飯器本体1内には内釜3を収納する内鍋
9と、内鍋9の下端に着脱自在に装着されたヒータユニ
ット10と、内鍋9及びヒータユニット10を覆うよう
に空隙を空けて配された外鍋11とが設けられている。
【0030】内釜3は底面がやや窪んだ曲面状に形成さ
れた有底短円筒状に形成され、アルミニウムまたはアル
ミニウム合金等の高熱伝導性、耐熱性及び耐衝撃性を有
する金属を母材とするものである。そして、内釜3の内
面には、清掃性の向上を図るためにフッ素樹脂系のコー
ティング層が形成されており、これによって内釜3に付
着した炊飯米も容易に洗い落とすことができる。また、
内釜3の外面には、波長0.3〜5.6μmまでの可視光線か
ら遠赤外線の電磁波を吸収するとともに、波長5.6〜25
μmの電磁波を反射する特性を備えた黒色の選択吸収膜
が形成されている。
【0031】内鍋9は、下部を絞り込んだ短円筒状に形
成され、この内鍋9によって後述するヒータユニット1
0のハロゲンヒータ13からの電磁波を内釜3の外周に
反射させるようになっており、少なくとも内面が反射効
率のよい光輝平滑表面仕上げを施した鏡面光沢を有する
アルミニウムまたはアルミニウム合金、あるいは光輝ア
ルミニウムメッキ鋼板等からなる反射面とされ、さらに
その反射面側に耐熱性及び耐食性を有するアルマイト皮
膜が施されている。この内鍋9は、上端が保持具12を
介して炊飯器本体1に保持されており、内部に収容され
た内釜3の側面を覆うように空隙を空けて配されてい
る。また、内鍋9の下端開口周縁には水平方向外方に張
り出すフランジ部9aが形成されている。なお、内鍋9
の形状についての詳細は後述する。
【0032】ヒータユニット10は、内釜3の下方に配
され環状に曲成された電磁波を放射するランプヒータと
してのハロゲンヒータ13と、該ハロゲンヒータ13と
内釜3との間に配された電磁波を透過するガラス製の保
護板14と、ハロゲンヒータ13から放射される電磁波
を内釜3の方向に反射させる反射板15と、該反射板1
5を覆うように空隙を空けて配された断熱カバー13と
からなり、後述するように内鍋9とともに、保護板1
4、反射板15及び断熱カバー16が環状バンド部材1
7によって一体的に締着されてなるものである。
【0033】ハロゲンヒータ13は、可視光線から遠赤
外線領域の波長を含む電磁波を発生する発熱体からなる
もので、図2に示すように、直管状の両端部分が平行に
近接するように中央部分が環状に曲成された開ループ状
を呈し、直管状両端部は反射板15、断熱カバー16及
び外鍋11を貫通して、外鍋11の外側に突出する状態
で配されており、環状の中央部分は、反射板15とで囲
まれたヒータ収納室18の中央において、その環の中心
が内釜3の底面の中心を通る垂線上にあって、内釜3に
対して平行になるように配置されている。
【0034】そして、ハロゲンヒータ13の中央部分に
おける管部13Aが反射板15に設けられた後述するヒ
ータアングル19に支持されている。なお、ランプヒー
タとしては、ハロゲンヒータの他、石英ガラス管ヒータ
等が適している。また、ハロゲンヒータを使用した場
合、炊飯容量が1〜1.8リットルのときはAC100Vで8
00〜1200W定格のものを用いるのが一般的であ
る。
【0035】保護板14は、ハロゲンヒータ13から放
射される可視光線から遠赤外線領域の波長の電磁波を透
過する高耐熱衝撃性を有する結晶化ガラスからなる無着
色透明ガラス板または着色透明ガラス板を用いて円盤状
に成形されており、ハロゲンヒータ13からの距離が遠
いほど電磁波の透過率がより大きくなるように設定され
ている。また、保護板14の周縁部は反射板周縁の載置
部15aに載置されて内鍋9の下面開口部を塞ぐように
配置されている。
【0036】このように、保護板14が内釜3とハロゲ
ンヒータ13との間に位置することにより、異物落下に
よるハロゲンヒータ13の破損を防止するとともに、水
滴や煮汁等がハロゲンヒータ13に付着するのを防止し
ている。なお図示してはいないが、保護板14の外周部
からヒータ収納室18内に水等が浸入しないように、保
護板14の外周部下面と反射板15の載置部15aとの
間をシール材でシールしてもよい。また、保護板14を
赤色、茶色、紫色、白色等の着色透明ガラス板とする
と、内釜3を炊飯器本体1から取り外したときにハロゲ
ンヒータ13が見えにくくなってデザイン性を高めると
いった効果がある。
【0037】ここで、電磁波の透過率を変化させた理由
について説明すると、一般に、加熱による内釜3の温度
分布は、内釜3の厚み、ハロゲンヒータ13と内釜3と
の距離、ハロゲンヒータ13の形状、保護板14の厚
み、保護板14における電磁波の透過率等の影響を受け
る。そのなかでもハロゲンヒータ13と内釜3との距離
が最も影響度が高く、ハロゲンヒータ13の直上が最も
加熱されやすく、ハロゲンヒータ13から遠ざかるほど
加熱されにくくなる。
【0038】この温度分布の不均一は、そのまま炊きむ
らにつながるので、温度分布を均一にする、すなわち内
釜3を均一に加熱することが望ましい。このため、上述
のように、保護板14における電磁波の透過率を変化さ
せることにより、内釜3に到達する電磁波の強さを均一
にして内釜3が均一な輻射熱を受けるようにし、均一加
熱を図っている。
【0039】この保護板14における電磁波の透過率の
設定は、電磁波を減衰して透過率を低下させる高温セラ
ミックインク等を、保護板14におけるハロゲンヒータ
13の直上近傍に位置する部分を中心として距離が遠く
なるほど膜厚が薄くなるようにリング状に印刷すること
によりなされている。すなわち、図3及び図4に示すよ
うに、1回の印刷の膜厚を1μm程度として、ハロゲン
ヒータ13に比較的近い近接位置Aには1回の印刷を行
い、ハロゲンヒータ13の直上近傍位置Bには更にもう
1度、つまり2回の印刷を行っている。なお、図5は印
刷の膜厚と電磁波の透過率との関係を示しており、膜厚
を薄くするほど電磁波の透過率が高くなっている。
【0040】反射板15は有底逆截頭円錐形状に形成さ
れ、ハロゲンヒータ13の環状の中央部分を囲むように
配されており、内鍋9と同様に少なくとも内面が反射効
率のよい光輝平滑表面仕上げを施した鏡面光沢を有する
アルミニウムまたはアルミニウム合金、あるいは光輝ア
ルミニウムメッキ鋼板等からなる反射面とされ、さらに
反射面に耐熱性及び耐食性を有するアルマイト皮膜が施
されている。これによりハロゲンヒータ13からの電磁
波を内釜3の方向に効率良く反射して熱効率を向上を図
っているとともに、反射板15の周辺部分の断熱効果が
高められるようにしている。
【0041】ところで、加熱時においては、前述のガラ
ス製の保護板14はさほど熱膨張しないが、金属製の反
射板15は大きく熱膨張する。このため、常温状態で組
み立てられた保護板14と反射板15との間に加熱時と
加熱終了後の冷却時に保護板14が反射板15上でガタ
ついて異音が発生したり、水滴や煮汁の浸入により反射
板15が汚れ、反射効率が低下するという不具合が生じ
る虞れがある。
【0042】このような不具合をなくすために、本実施
形態では、反射板15の外周端部に図6に拡大して示す
ように、保護板14の周縁部が載置される円環状の平
面、すなわち前記載置部15aと、この載置部15aよ
りも外周に位置して保護板14の端部から下方に漏れた
水滴や煮汁を溜める水溜部15bとを一体的に屈曲形成
している。また、水溜部15bを円環溝状とし、その下
面に一定間隔毎に複数の第1水抜孔15cを形成してい
る。さらに、水溜部15bの周面は載置部15aに載置
された保護板14の周側面に微小隙間を設けて対向させ
ている。
【0043】このように反射板15の外周縁に水溜部1
5bとして本体部分よりも1段低い底部を有する環状の
溝を形成することにより、内鍋9と保護板14間から毛
細管現象等によって水漏れがあっても、その水分が反射
板15の本体部分に及ぶことはなく、水溜部15bを通
じて排水される。また、保護板14と反射板15は加熱
時において載置部15a上で相対移動するので、異音等
の発生を極力防止することができる。
【0044】反射板15上には前述のヒータアングル1
9は都合2個、取り付けられている。このヒータアング
ル19の構成材料としては、ハロゲンヒータ13からの
電磁波による放射熱に耐え得るものである必要があり、
例えば、ばね鋼、ステンレス鋼、チタン合金、ニッケル
クロム鋼、あるいはリン青銅等の弾性を有する耐熱板材
が使用されている。
【0045】このヒータアングル19は図7に示すよう
に、反射板15の底面にねじ20によって固着された取
付片19aと、該取付片19aから外方向に向かって立
設された起立片19bとが一体的に屈曲形成された加工
が簡単な構造となっている。そして、起立片19bに
は、円弧状の切欠19cが形成され、この切欠19cの
周りに弧状片19dが突出形成されて管部13Aを嵌合
させる円弧状の支持構造が構成されており、これによっ
てハロゲンヒータ13の管部13Aの支持を容易にする
とともに、管部13Aの傷つきを防止してハロゲンヒー
タ13の寿命アップを図っている。
【0046】断熱カバー16は有底短円筒状に形成さ
れ、アルミニウムまたはアルミニウムのほぼ同量比合金
によりメッキされた鉄板、もしくはステンレス鋼等から
なり、断熱カバー16と反射板15との間の空隙が断熱
層となって、この断熱層と相俟って断熱効果及び熱効率
の向上を図り、安全性を高めている。
【0047】そして、断熱カバー16の周縁部には図6
に示すように、反射板下面周縁の水溜部15bの底面が
載置される円環状平面部分であるフランジ部としての載
置部16aと、該載置部16aから水溜部15bの外側
面に沿って立ち上がって反射板15を位置決めする短円
筒状の位置決め部16bとが一体的に屈曲形成されてい
る。載置部16aには、水溜部15bの第1水抜孔15
cに対応してこぼれ落ちた水滴や煮汁等を断熱カバー1
6の外側に排出するための第2水抜孔16cが形成され
ている。
【0048】さらに、断熱カバー16には図8〜図10
に示すように、ハロゲンヒータ13の端子部13Bを支
持するヒータ支持枠22が設けられている。このヒータ
支持枠22としてはハロゲンヒータ13からの電磁波に
よる輻射熱に耐え得る素材を使用する必要があり、ヒー
タアングル19と同様にばね鋼、ステンレス鋼、チタン
合金、ニッケルクロム鋼あるいはリン青銅等の耐熱板材
が使用されている。
【0049】このヒータ支持枠22は、図7及び図8に
示すように、断熱カバー16の側面にねじ23によって
固着された一対の取付片24と、各取付片24から外方
向に向かって突出して外鍋11の側面を貫通した側面視
ほぼL字形状の一対のアーム片25と、各アーム片25
の先端を連結する連結片26とからなっている。
【0050】取付片24には、断熱カバー16の側面に
形成された位置決め用孔16dに嵌合する位置決め用突
起24aが形成されている。また、連結片26には、ハ
ロゲンヒータ13の一対の端子部13Bに対応して上部
が開放した円形の切欠26aが形成され、この上部の開
放した部分を除く切欠26aの周りに円弧片26bが突
出形成されて端子部13Bを嵌合させる円弧状の支持部
27が構成されており、この円弧状の支持部27によっ
てハロゲンヒータ13の端子部13Bの支持を容易にす
るとともに、端子部13Bの傷つきを防止してハロゲン
ヒータ13の寿命アップを図ることができる。
【0051】また、端子部13Bを支持部27で支持す
る際に、端子部13Bの先端に接続された電線接続端子
28a付の電線28を切欠26a、すなわち支持部27
に挿通させる必要があり、環状の支持部27であると、
電線28を挿通しようとするとき、電線接続端子28a
が邪魔になって、挿通が困難またはできないことがある
が、切欠26aの上部の開放した部分から電線28を嵌
め込むと、簡単に配線することができる。
【0052】そして、連結片26とハロゲンヒータ13
の管部13Aとの間に図11に示すような板ばね29が
介装されており、この板ばね29の両端には、端子部1
3Bを嵌め込むU字形状の切欠29aが形成され、中央
には、連結片26に当接する平面視U字形状の突起29
bが形成されている。この板ばね29は、連結片26と
管部14の端面との間に挟着された状態となっており、
これによってハロゲンヒータ13の寸法公差のバラツキ
を吸収するとともに、反射板12の熱膨張によるハロゲ
ンヒータ13のガタツキをなくし、炊飯器の移動中にガ
タツキ音が発生するといった不具合を防止している。
【0053】より詳しくは、従来のハロゲンヒータの支
持構造は図22に示すように、ハロゲンヒータ13の管
部13Aの中央部と曲げ方向が変化する2箇所の都合3
箇所を前記ヒータアングル19と同様の機能を果たすヒ
ータアングル119によって支持していた。しかしなが
ら、加熱時においては、ハロゲンヒータ13はさほど熱
膨張しないが、反射板15等は金属製であるため可成り
熱膨張するため、加熱時と加熱終了後の冷却時にハロゲ
ンヒータ13がヒータアングル119上でガタついて異
音が発生したりするという問題点があった。
【0054】これに対し、本実施形態のものでは、ハロ
ゲンヒータ13の管部13Aが板ばね29の付勢力によ
って常時ヒータアングル19に押し付け付勢されている
ため、加熱時においてヒータアングル19が熱膨張した
場合にも、ヒータアングル19とハロゲンヒータ13の
管部13Aとの密着状態が維持され、ガタツキ音等の発
生が効果的に抑制されることになる。
【0055】環状バンド部材17は図6及び図12に示
すように、アルミニウムまたはアルミニウム合金等の良
熱伝導性金属材からなる断面コ字形状の一対の半円弧状
部材17A,17Bを組み合わせ結合してなるもので、
各部材17A,17Bの一端部には係合爪17aが切り
起こしにより形成されている一方、他端部には係合孔1
7bを有する係合片17cが延出されている。
【0056】そして、この環状バンド部材17によって
ヒータユニット10を組み立てるときは、断熱カバー1
6の載置部16aと、反射板15の水溜部15bとを重
合するとともに、反射板15の載置部15a上に保護板
14を載置重合し、さらに保護板14の周縁部上に内鍋
9のフランジ部9aを重合した状態で、両側から半円弧
状部材17A,17Bを嵌着し、図12(B)に示すよう
に、一方の部材17Aの係合爪17aを他方の部材17
Bの係合孔17bに挿入するとともに、他方の部材17
Bの係合爪17aを一方の部材17Aの係合孔17bに
挿入した後、各係合爪17aを上向きに折り曲げる。こ
れにより内鍋9、保護板14、反射板15及び断熱カバ
ー16が環状バンド部材17によって一体的に挟持され
た状態で締着される。
【0057】このように内鍋フランジ部9aと、保護板
14の周縁部と、反射板15の外周端部と、断熱カバー
16の載置部16aとが重合された状態で良熱伝導性の
環状バンド部材17によって一体的に締着されることに
より、ハロゲンヒータ13の熱が反射板15及び断熱カ
バー16から環状バンド部材17を通じて直接的に内鍋
9に伝達されるので、内釜3の加熱効率を向上させるこ
とができ、また、組立作業性にも優れている。
【0058】ハロゲンヒータ13の口元封止部13a,
13bは溶接部分が溶けないように約250℃以下のとこ
ろに配置する必要があるが、ヒータ収納室18内の温度
は400℃前後になるため、口元封止部13a,13bを
ヒータ収納室18の外部に配置する必要がある。このた
めハロゲンヒータ13の口元封止部13a,13bは反
射板15及び断熱カバー16を貫通してヒータユニット
10の外部に配置されている。
【0059】この場合、口元封止部13a,13bから
漏れた電磁波のために直接炊飯に関係のない炊飯器本体
1内部の各部材が加熱されて悪影響を受けたり、さらに
は炊飯器本体1の外部にまで電磁波が漏れると、例えば
夜中の炊飯時等においてユーザーに不安を与えるといっ
た不具合が生じる。そこで本実施の形態では、図13に
示すように、ヒータユニット10の外部に配置されたハ
ロゲンヒータ13の口元封止部13a,13bにおける
図1及び図10上網掛け部で示した断熱カバー16の外
部に突出した部分に、遮光性を有する塗料を塗布して遮
光塗膜30を形成し、さらに、一対の遮光板31a,3
1bをハロゲンヒータ13の口元封止部13a,13b
に嵌着している。
【0060】すなわち、図10及び図13に示すよう
に、断熱カバー16にはハロゲンヒータ13の一対の口
元封止部13a,13bを通すための切欠孔32が形成
されている。一方の遮光板31aはハロゲンヒータ13
の一方の口元封止部13bの外周面上半部に嵌合する逆
U字形状の切欠部33aと、この切欠部33aから延出
されてハロゲンヒータ13の他方の口元封止部13bの
外周面上端に接する位置規制片34aとを備えている。
また、他方の遮光板31bはハロゲンヒータ13の他方
の口元封止部13bの外周面下半部に嵌合するU字形状
の切欠部33bと、この切欠部33bから延出されてハ
ロゲンヒータ13の一方の口元封止部13aの外周面下
端に接する位置規制片34bとを備えている。
【0061】そして、ハロゲンヒータ13の一方の口元
封止部13aに一方の遮光板31aの逆U字型切欠部3
3aを上方から嵌め、ハロゲンヒータ13の他方の口元
封止部13bに他方の遮光板31bのU字型切欠部33
bを下方から嵌めて、両方の遮光板31a,31b及び
一方の遮光板31aと断熱カバー16が密接するように
配置されている。また、遮光板31a,31bの位置決
めは断熱カバー16に設けた切り起こし片16eによ
る。
【0062】こうしてハロゲンヒータ13の口元封止部
13a,13bからの電磁波は遮光性を有する塗料で遮
光され、ヒータ収納室18から断熱カバー16の切欠孔
32を通る電磁波は遮光板31a,31bによって遮光
される。また、遮光板31a,31bをハロゲンヒータ
13の口元封止部13a,13bにそれぞれ分けて嵌め
たので、ハロゲンヒータ13が熱膨張で伸縮し、口元封
止部13a,13bの間隔が移動しても遮光板31a,
31bによってハロゲンヒータ13が破損することがな
い。また、ハロゲンヒータ13の電線接続部への過熱を
防止でき、安全性に優れたものとなる。
【0063】なお、遮光板31a,31bの形状は効果
が同じであれば上記のものとは異なる形状であってもよ
い。また、図14に示すように、遮光塗膜30に代えて
ハロゲンヒータ13の一方の口元封止部13aを遮光性
を有する端子キャップ35で覆うようにしても、優れた
遮光効果が得られる。
【0064】外鍋11は、図1に示すように、内鍋9を
覆うように配された短円筒状の上鍋11aと、ヒータユ
ニット10を覆うように配された有底短円筒状の下鍋1
1bとからなり、上鍋11aの下端と下鍋11bの上端
とがボルト36によって固着されており、上鍋11aの
上端が保持具12を介して炊飯器本体1に保持されてい
る。この外鍋11は、内鍋9やヒータユニット10から
外方向へ放射した電磁波や高温空気を阻止する仕切り板
として機能しており、素材としては、熱反射効率のよい
耐熱性の鏡面光沢のあるSUS430などのステンレス
鋼板、アルミニウムメッキ鋼板、アルミニウムが適して
いる。
【0065】そして、内鍋9及びヒータユニット10と
外鍋11との空隙が断熱層となって、炊飯器本体1の外
表面の高温化を防止している。すなわち、図1の破線矢
印で示すように、炊飯器本体1の底ケース1bにほぼ均
等間隔で設けられた複数個の水抜き兼用通気孔37から
進入した外気は、外鍋11内に進入した後、ヒータユニ
ット10で加熱されて該ヒータユニット10と外鍋11
間の空隙を通って上昇し、上鍋11aと内鍋9間の隙間
を通じて外鍋11の外部へ自然排気され、最終的に前記
通気孔37等の外部との連通部分を経て炊飯器本体1の
外部へと排出されるものであり、その空気流が前記空隙
に形成されることによって、有効な遮熱効果を得ること
ができる。
【0066】また、底鍋1b内にはハロゲンヒータ13
とほぼ同心で、それよりも大径のシーズヒータからなる
底ヒータ38が配されている。この底ヒータ38は蓋ヒ
ータ8とともに保温時における内釜3内の温度むらを防
止するものである。
【0067】また、外鍋11の保護板14を回避した位
置、具体的には上鍋11aには、内釜3に接触して内釜
3の温度を検知する感熱体39がアングル40を介して
装着されている。この感熱体39は図15に示すよう
に、内釜3の曲率中心に向かう軸線に沿って配された固
定軸41に管状スライド部材42を軸方向に摺動自在に
嵌合し、このスライド部材42の先端部にサーミスタ等
の感熱素子43を装着するとともに該感熱素子43を感
熱キャップ44によって被覆し、さらにスライド部材4
2とアングル40との間にコイルスプリング45を介装
してスライド部材42を内釜3側へ付勢したものであっ
て、この感熱体39によって検知された温度はマイコン
等からなる制御部に伝えられ、ハロゲンヒータ13、蓋
ヒータ8、底ヒータ38及び横ヒータ48の通電制御が
行われる。
【0068】この感熱体39は、内釜の有無を検知する
機能も有しており、アングル40上に取り付けられたマ
イクロスイッチからなる内釜検知スイッチ46と連動し
て、該電源スイッチ46をON/OFFする。すなわ
ち、この感熱体39は内鍋9に形成された貫通孔として
の突入口9bに臨んで傾斜状に配されており、内鍋9に
内釜3が装填されていないときは、スライド部材42が
コイルスプリング45の付勢力によって図15の想像線
で示す位置まで内鍋9内に突出しており、この状態では
内釜検知スイッチ46がOFFとなって、電源ONでき
ない状態を保持する。そして、内釜3を装填すると該内
釜3の自重によって実線位置まで押し下げられ、これに
より内釜検知スイッチ46を閉じて電源ON可能な状態
とする。
【0069】ところで、例えば図21に示す態様の電気
炊飯器のように、ハロゲンヒータ204と内釜202間
の空隙が感熱体211の設置部位まで広がっているもの
では、ハロゲンヒータ204から放射された電磁波が内
鍋203と内釜202間の空隙、を通じて感熱体211
に直接的に照射され、そのときの複写加熱によって感熱
素子が誤動作する虞れがある。また、内釜202の着脱
による感熱体211の突没動作を案内する手段が施され
ていないので、該突没動作が正確な直線動とはならず、
多少ふらつくことが避けられない。このため感熱キャッ
プ44が内釜3に安定して接触しないことにより検知温
度にバラツキが生じる不都合がある。
【0070】そこで本実施形態では、内鍋9の突入口9
bとハロゲンヒータ13との間の内鍋部分に、保護板1
4から内釜3近傍までほぼ垂直に立ち上がる遮光壁部9
cを形成し、この遮光壁部9cによってハロゲンヒータ
13から放射される電磁波及びその反射光から感熱体3
9を遮蔽している。また、感熱体39の突没動作精度を
高めるために、アングル40からスライド部材42を案
内するための直管状のガイドパイプ47を設け、このガ
イドパイプ47にスライド部材42を摺動自在に嵌合す
ることでスライド部材42の直線動の精度を高め、感熱
体39が内釜3に常時安定して当接するようにしてい
る。
【0071】このように構成することで、感熱体39は
ガイドパイプ47に案内されて常時正確に動作し、ま
た、該ガイドパイプ47と内鍋9の遮光壁部9cとによ
ってハロゲンヒータ13の輻射加熱から2重に保護され
るので、感熱体39の動作精度が大幅に向上する。
【0072】図1において、内鍋9の外周面上部には保
温用の横ヒータ48が配されている。また、内鍋9の保
護板14を回避した位置、具体的には感熱体39とほぼ
同じ高さで位相の異なる位置には、炊飯器本体1が不測
に過熱した場合等の安全対策として、外鍋11の底鍋1
1bから立ち上がるサポート部材49に支持され、常時
内鍋9に当接する温度ヒューズ50が配されている。な
お、51は蓋体2のロック及びロック解除操作用のラッ
チボタンである。
【0073】52は電源コードを随時、巻き取り収納及
び引き出すための電源コードリールであって、炊飯器本
体1内の外鍋11外方の縦長空間を利用して設置されて
いる。このコードリール52は巻取軸52aが水平に配
されており、炊飯器本体1の底部から引き出すことがで
きるように構成されている。
【0074】例えば図20に示す従来例の電気炊飯器で
は、コードリール112は炊飯器本体1の内底部に空隙
を設けて、その空隙部分に巻取軸が垂直になるように横
倒し姿勢で配していたが、このような形態とすると、必
然的に炊飯器本体1の高さ方向の寸法が嵩むうえ、炊飯
器本体1内に発生した蒸気の冷却による水分が内鍋10
4等を伝ってコードリール112上に落下するため、別
途防水対策を施す必要がある。これに対し、本実施形態
のように電源コードリール52を遮熱空間である炊飯器
本体1内の外鍋11外方の縦長空間を有効利用すれば、
特別な防水対策を施す必要もなく、省スペースにもな
る。
【0075】53は回路基板であって、炊飯器本体1内
の外鍋11外方の空間に配されており、炊飯器本体1の
前部に臨む操作パネル(図示せず)の操作によって出力
された信号と、各検知部からの出力信号により図16に
示す予熱工程、炊飯工程、蒸らし工程、保温工程からな
る炊飯プロセスを実行するマイクロコンピュータからな
る制御部54が内装されている。
【0076】図17及び図18に蓋ヒータ8、ハロゲン
ヒータ13、底ヒータ38及び横ヒータ48の制御回路
を示し、図19に炊飯シーケンスを示す。図17におい
て、TD1,TD2はトライアック、RY1,RY2,
RY3はリレースイッチ、CTはカレントトランス、S
W1は炊飯をスタートさせる炊飯スタートスイッチであ
る。また、図18において、55〜57はリレースイッ
チRY1,RY2,RY3を駆動するためのドライバで
ある。60は制御基板であり、図18に示すものがこの
制御基板60に装着されている。ただし、内釜の温度を
感知する感熱素子39はこの基板60に接続されてい
る。
【0077】次に、上記構成の動作を説明すると、ま
ず、所望量の洗米した米及び水を内釜3に投入し、この
内釜3を内鍋9に収納して蓋体2を閉じた上で、炊飯ス
タートスイッチSW1を押して炊飯動作を開始する。な
お、このとき、蓋体2が閉まっていなかったり、内釜3
の装着が不完全であると、ハロゲンヒータ13には通電
されず、ランプ等の報知部(図示せず)で使用者に異常
を知らせる。これは蓋体2が閉まっていないと、ハロゲ
ンヒータ13からの電磁波(光)が炊飯器本体1の外部に
放出されて目に入り、目を傷める恐れがあり、また、内
釜3が入っていないのに炊飯動作を開始すると、保持具
12や内蓋5等の樹脂が溶ける等の危険性があるので、
これらを防止するために内釜3が完全に装着され、且
つ、蓋体19がきっちり閉まった状態のときに初めて炊
飯動作を開始させている。
【0078】内釜3を内鍋9内に装着した時点で、内釜
3の自重で感熱体39が退入し、図17に示す内釜検知
スイッチ46がONとなる。この状態で炊飯スタートス
イッチSW1をONすると、制御部54によってリレー
スイッチRY1,RY2が閉じ、ハロゲンヒータ13
と、これに直列に接続された底ヒータ38が同時にON
する。このときトライアックTD1,TD2は制御部5
4の制御により蓋ヒータ8及び横ヒータ48をOFF状
態としている。
【0079】このように通電開始初期においてはハロゲ
ンヒータ13と同時にシーズヒータからなる底ヒータ3
8を同時にONするのは、ラッシュ電流防止のためであ
る。すなわち、ハロゲンヒータ13は通電開始当初は電
気抵抗値が低いため、回路に電源ON時定格の5〜6倍
のラッシュ電流が流れるという不具合がある。これを解
決するために、従来では例えば特開平6−327552
号公報に示されているように、ランプヒータの通電開始
初期においては、ランプヒータへの入力電力を小とし、
一定時間経過後に入力電力を大とするために、電力制御
素子を用いてインバータ制御を行っていた。しかしなが
ら、電力制御素子は高価につくうえ、該素子に依存して
いるため、素子自体に動作不良が発生すると、炊飯時に
ラッシュ電流が流れてしまうという不具合がある。
【0080】これに対し、本実施形態では、抵抗値が安
定しているシーズヒータ製の底ヒータ38をハロゲンヒ
ータ13と直列に挿入し、通電開始当初はハロゲンヒー
タ13の抵抗値に底ヒータ38の抵抗値を加算して電流
を制限することによりラッシュ電流を防止している。こ
のような構成によると、保温用として必須構成のひとつ
に数えられるシーズヒータがラッシュ電流防止機能を兼
ねているので、高価な電力制御素子が不要となり、ま
た、動作不良も生じにくく、高い信頼性と経済性を兼備
したものとなる。
【0081】そして、一定時間が経過してハロゲンヒー
タ13の抵抗値が増大した時点で、リレースイッチRY
3が閉じて回路が短絡し、底ヒータ38への通電が停止
され、専らハロゲンヒータ13のみによる加熱動作が開
始される。このようにして炊飯動作が開始されると、米
に十分吸水させるための予熱工程に入り、ハロゲンヒー
タ13から色温度2300〜2500K程度の光が放出され、こ
の光が直接あるいは反射板15で反射されて保護板14
を透過する。
【0082】予熱工程は、米と水の温度が60℃以下のと
きに行われる。これは米が60℃以上になると糊化が始ま
り、米が吸水しないためである。したがって、感熱体3
9で検知される内釜3の温度が60℃を超えないように、
ハロゲンヒータ13の通電を制御する。
【0083】この予熱工程以降、ハロゲンヒータ13を
点灯する炊飯動作時を通じて、保護板14における透過
率の違いにより、図3,図4に示すハロゲンヒータ13
の直上近傍位置Bに到達した強い光は減衰されて透過
し、ハロゲンヒータ13に比較的近い近接位置Aに到達
した光はやや減衰されて透過し、それ以外のハロゲンヒ
ータ13から遠い位置に到達した弱い光は減衰されずに
透過する。これにより、保護板14を透過した光の強さ
は均一になり、直接あるいは内鍋9で反射されて内釜3
に到達し、内釜3を均一に輻射加熱する。
【0084】また、反射板15及び断熱カバー16の断
熱効果により、ヒータユニット10の周辺が高温となる
のを防止することができ、さらに外鍋11の断熱効果に
よって炊飯器本体1の外表面の高温化を防止することが
できる。さらに、ハロゲンヒータ13の口元封止部13
a,13bに設けた遮光塗膜30及び遮光板31a,3
1bの遮光作用によって、ハロゲンヒータ13からの電
磁波の炊飯器本体1内への漏れを確実に防止して、炊飯
器本体1内部の各部材が加熱されたり、炊飯器本体1の
外部にまで電磁波が漏れ、炊飯器本体1の一部が明るく
なって使用者に不安感を与えたり、炊飯器本体1の外表
面が高温となるのを防ぐことができ、安全性を高めるこ
とができる。
【0085】米の吸水が完了した時点で予熱工程が終了
し、炊飯工程に移り、炊飯容量に応じた加熱シーケンス
で米を炊き上げる。炊飯水の温度が上昇することにより
発生した蒸気は、外蓋4及び内蓋5の蒸気孔7を通って
外部に排出される。炊飯が進行すると、内釜3内の水分
がなくなって内釜3の底部温度が100℃以上に急上昇
し、これを感熱体39が検知すると、ハロゲンヒータ1
3への通電を停止して炊飯工程を終了する。この時点か
ら保温工程に至る間、内釜3内を温度むらなく均一に加
熱するために、感熱体39からの温度検知データに基づ
きトライアックTD1,TD2をハンチング制御して蓋
ヒータ8の通電を行い、炊きむらのない美味しい炊飯米
を炊き上げる。
【0086】なお、この炊飯工程中に保護板14が汚れ
ていて光の透過率が悪いと、保護板14の温度は異常に
上昇し、内釜3の加熱効率は悪くなるとともに、最悪の
場合には保持具12や外装ケース1aが溶けるといった
危険性がある。このため、図示してはいないが保護板温
度検知部を設け、その動作で保護板14の温度が安全許
容温度(800℃)以上になったことを検知すると、一時的
または恒久的にハロゲンヒータ13への通電を停止して
安全を確保している。
【0087】また、反射板15が汚れたり曇ったりして
いて光の反射効率が悪いと、反射板15の温度が異常に
上昇し、最悪の場合には反射板15自体が溶けるといっ
た危険性がある。このため、図示してはいないが、反射
板温度検知部を設け、その動作で反射板15の温度が安
全許容温度(500℃)以上になったことを検知すると、一
時的または恒久的にハロゲンヒータ13への通電を停止
して安全を確保している。
【0088】炊飯工程が終了すると、蒸らし工程に移
り、感熱体39で検知される内釜3の温度が98℃を超え
ず、約20分間温度を保持するように、ハロゲンヒータ1
3への通電を制御する。このとき、内釜3内には水分が
殆どないので、加熱は熱伝導で行われ、炊飯米のアルフ
ァ化を完全に行う。感熱体39で内釜3の温度が炊き上
がり温度になったことを検知すると、ハロゲンヒータ1
3への通電を停止して炊飯を完了する。
【0089】その後、内釜3の温度が低下して保温温度
になったことを感熱体39で検知すると、リレースイッ
チRY1〜RY3を開き、蓋ヒータ8、横ヒータ48及
び底ヒータ38に通電し、内釜3内の炊飯米を73℃前後
で保温し、以上で炊飯プロセスが終了する。
【0090】炊飯が終了して内釜3を炊飯器本体1から
取り外したとき、保護板14によってヒータユニット1
0内への異物や煮汁等の浸入が阻止される。また、保護
板14を伝って保護板14の端部から下方に漏れた水滴
や煮汁等は、反射板15の水溜部15bに溜められてか
ら第1水抜孔15c及び第2水抜孔16cを通って断熱
カバー16の外側に排出され、これによりヒータユニッ
ト10内に水滴や煮汁が浸入して反射板15やハロゲン
ヒータ13が汚れたり劣化するなどして加熱効率が低下
すること防止している。
【0091】また、感熱体39はハロゲンヒータ13の
口元封止部13a,13bの遮光構造、内鍋9の遮光壁
部9a及びガイドパイプ47によって効果的に遮光され
ているので、ハロゲンヒータ13による熱影響(輻射熱
及び伝導熱)が大幅に低減されるうえ、ガイドパイプ4
7に案内されて常時、正しく内釜3に当接するので、誤
動作がなく、内釜3の温度を正確に検知することができ
る。また、該感熱体39は保護板14を回避した位置に
配されているので、ハロゲンヒータ13によって内釜3
を加熱する際に感熱体39が邪魔にならず、中央部にも
電磁波が到達し、加熱効率の向上及び均一加熱が可能に
なる。さらには保護板14上に感熱体39が存在してい
ないので保護板14の表面の清掃性も向上する。
【0092】なお、本発明は、上記実施の形態に限定さ
れるものではなく、本発明の範囲内で上記実施形態に多
くの修正及び変更を加え得ることは勿論である。
【0093】
【0094】
【0095】
【発明の効果】 請求項によるときは、断熱カバーの切
欠孔から外部へ透過するランプヒータからの電磁波を遮
蔽する2枚の遮光板を設け、各遮光板をそれぞれランプ
ヒータの対応する口元封止部に嵌着したものとしたの
で、ランプヒータの口元封止部の熱膨張による移動にも
対応でき、断熱カバーの切欠孔から透過する電磁波を確
実に遮蔽することができる。したがって、ランプヒータ
による外観部への光漏れがなく、美観を損なわない。ま
た、ランプヒータの電線接続部への過熱を防止でき、安
全性に優れたものとなる。
【0096】請求項によるときは、ランプヒータの一
方の口元封止部の外周面上半部に嵌合する逆U字形状の
切欠部と、この切欠部から延出されて前記ランプヒータ
の他方の口元封止部の外周面上端に接する位置規制片と
を備えた一方の遮光板と、ランプヒータの他方の口元封
止部の外周面下半部に嵌合するU字形状の切欠部と、こ
の切欠部から延出されて前記ランプヒータの一方の口元
封止部の外周面下端に接する位置規制片とを備えた他方
の遮光板との組み合わせによる簡単な構造で、確実な遮
光効果を得ることができる。
【0097】
【0098】
【0099】
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態を示す電気炊飯器の断面
図。
【図2】 ヒータユニットを示す平面図。
【図3】 保護板の印刷の膜厚を模式的に示す平面図。
【図4】 その要部拡大断面図。
【図5】 印刷の膜厚と透過率との関係を模式的に示す
線図。
【図6】 ヒータユニットの環状バンド部材による締着
部分の拡大断面図。
【図7】 ヒータアングルを示し、(A)は平面図、(B)
は側面図。
【図8】 ヒータ支持枠の平面図。
【図9】 その正面図。
【図10】 ハロゲンヒータの口元封止部及びその周辺
構造を示す要部拡大断面図。
【図11】 板ばねの正面図。
【図12】 環状バンド部材を示し、(A)は一部切欠斜
視図、(B)は組立状態の要部平面図。
【図13】 ハロゲンヒータの口元封止部への遮光板の
取付状態を示す外観斜視図。
【図14】 端子キャップを設けた遮光構造を示す要部
正面図。
【図15】 感熱体を示す平面図。
【図16】 炊飯プロセスを示すフローチャート。
【図17】 ヒータ制御系を示す回路図。
【図18】 同ブロック図。
【図19】 炊飯シーケンスにおける温度制御状態を示
す線図。
【図20】 第1先行技術例を示す電気炊飯器の要部断
面図。
【図21】 第2先行技術例を示す電気炊飯器の要部断
面図。
【図22】 従来のハロゲンヒータの支持構造を示す平
面図。
【符号の説明】
1 炊飯器本体 3 内釜 8 蓋ヒータ 9 内鍋 9a フランジ部 9b 突入口 9c 遮光壁部 10 ヒータユニット 11 外鍋 13 ハロゲンヒータ 13a,13b 口元封止部 14 保護板 15 反射板 15a 載置部 15b 水溜部 15c 水抜孔 16 断熱カバー 16c 水抜孔 16e 切り起こし片 17 環状バンド部材 19 ヒータアングル 22 ヒータ支持枠 28 電線 29 板ばね 30 遮光塗膜 31a,31b 遮光板 32 切欠孔 33a,33b 切欠部 34a,34b 位置規制片 35 端子キャップ 38 底ヒータ 39 感熱体 47 ガイドパイプ 48 横ヒータ 52 電源コードリール 54 制御部

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 炊飯器本体に内装された炊飯部と、この
    炊飯部に間隔を置いて配置され且つ開ループ状に形成さ
    れたランプヒータと、このランプヒータと前記炊飯部と
    の間に配置されランプヒータから放射される電磁波を透
    過する保護板と、この保護板を支持し前記ランプヒータ
    からの電磁波を前記炊飯部の方向に反射させる反射板
    と、この反射板を覆うように配置された断熱カバーとを
    備え、且つ、前記断熱カバーに前記ランプヒータの一対
    の口元封止部を通す切欠孔を形成し、さらに該ランプヒ
    ータを前記断熱カバー外部で制御系に電気的に接続した
    電気炊飯器において、前記断熱カバーの切欠孔から外部
    へ透過する前記ランプヒータからの電磁波を遮蔽する2
    枚の遮光板を設け、各遮光板をそれぞれ前記ランプヒー
    タの対応する口元封止部に嵌着したことを特徴とする電
    気炊飯器。
  2. 【請求項2】 一方の遮光板はランプヒータの一方の口
    元封止部の外周面上半部に嵌合する逆U字形状の切欠部
    と、この切欠部から延出されて前記ランプヒータの他方
    の口元封止部の外周面上端に接する位置規制片とを備
    え、他方の遮光板は前記ランプヒータの他方の口元封止
    部の外周面下半部に嵌合するU字形状の切欠部と、この
    切欠部から延出されて前記ランプヒータの一方の口元封
    止部の外周面下端に接する位置規制片とを備えている請
    求項の電気炊飯器。
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