JP3469510B2 - 自励式スイッチング電源回路 - Google Patents

自励式スイッチング電源回路

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、過電圧入力保護機能を
備えた自励式スイッチング電源回路に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】図4は従来の自励式スイッチング電源回
路を示すもので、トランスTと、トランスTの一次巻線
1 に接続されたマルチバイブレータ型の発振回路3
と、トランスTの二次巻線N2 に接続された整流平滑回
路4と、直流出力を一定の値に保持する為の制御回路5
から構成されている。入力端子1には平滑用のコンデン
サC 1 とトランスTの一次巻線N1 の一端が接続され、
スイッチング・トランジスタQ1 のコレクタに一次巻線
1 の他端とコンデンサC2 が接続されている。
【0003】トランジスタQ2 のコレクタは、一端を入
力端子1に接続した抵抗R1 と、抵抗R2 と、トランジ
スタQ1 のベースに接続されている。トランジスタQ2
のベースは抵抗R2 、R3 、R4 の接続点に接続されて
いる。抵抗R3 の他端はコンデンサC2 の他端に接続さ
れて時定数回路を形成している。トランジスタQ2 のベ
ースはダイオードD2 と定電圧ダイオードD3 の直列回
路を介して接地されている。トランスTの二次巻線N2
の一端にはダイオードD1 とコンデンサC3 からなる整
流平滑回路4が接続され、他端は接地されている。
【0004】ダイオードD1 のカソードには定電圧ダイ
オードD4 のカソードが接続され、そのアノードが抵抗
5 を介して接地されて定電圧回路を形成している。ト
ランジスタQ3 は、エミッタが抵抗R5 と定電圧ダイオ
ードD4 の接続点に接続され、ベースが抵抗R7 を介し
て出力端子2に接続されるとともに抵抗R6 を介して接
地され、コレクタが抵抗R4 に接続されて直流出力を一
定の電位に保持するための制御回路5を形成している。
抵抗R4 の他端は抵抗R2 と抵抗R3 の接続点に接続さ
れている。なお、定電圧ダイオードD3 はトランジスタ
2 のエミッタ、ベース間電圧の逆バイアス保護用であ
り、ダイオードD2 はトランジスタQ2 のベースが順バ
イアスされる際に定電圧ダイオードD3 に順方向電流が
流れるのを阻止する為のものである。コンデンサC1
3 の他端は接地されている。
【0005】次に、この自励式スイッチング電源回路の
動作を説明する。入力端子1に入力電圧Vinが加わると
スイッチング・トランジスタQ2 はオフ状態を維持し、
スイッチング・トランジスタQ1 はオン状態となる。ト
ランジスタQ1 のコレクタ電流がトランスTの一次巻線
1 に供給され、トランジスタQ1 のコレクタ電圧が誘
起電圧によって上昇し、コンデンサC2 は充電される。
トランジスタQ1 のコンデンサ電流が飽和状態に達する
と、一次巻線N1 の磁束の増加がなくなるので、トラン
ジスタQ1 はオフ方向に転じる。すると一次巻線N1
は逆起電圧が発生しコンデンサC2 が逆充電されてトラ
ンジスタQ2 のベース電流が流れ始め、トランジスタQ
2 がオン状態となるとトランジスタQ1 はオフ状態とな
る。
【0006】トランジスタQ2 のベース電流によってコ
ンデンサC2 が充電されると、そのベース電圧が上昇し
て、再び、トランジスタQ2 はオフ状態となる。トラン
ジスタQ1 がオフ状態の時、トランスTの二次巻線N2
には逆起電圧が発生してダイオードD1 とコンデンサC
3 によって整流平滑され、出力端子2に直流電圧V0
出力される。出力端子2と接地間には直列接続された定
電圧ダイオードD4 と抵抗R5 が接続されており、出力
電圧V0 が定電圧ダイオードD4 の定格電圧より高い場
合は、抵抗R5 の端子間に電圧が発生する。
【0007】出力電圧V0 が所定の電位より高い場合に
は、抵抗R5 の端子間電圧によってトランジスタQ3
バイアスされてオン状態になり、抵抗R4 を介してコレ
クタ電流IC を引き込むことにより、トランジスタQ2
のベース電流IB1を制御して出力電圧V0 の直流電位を
制御する。出力電圧V0 が所定の値である場合は、トラ
ンジスタQ3 のベース、エミッタ間に電位差が発生しな
いので、トランジスタQ 1 、Q2 のスイッチングのタイ
ミングは一定となる。このように制御回路5によってト
ランジスタQ2 のベース電流を制御してトランジスタQ
1 、Q2 が遮断状態から動作状態になるまで時間を制御
することによって、出力電圧V0 の電位を一定に保つこ
とが可能である。また、トランスTの三次巻線N3 が接
続された出力端子21 、22 から出力を得ることもでき
る。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の自励
式スイッチング電源回路では、仕様範囲を超える過大な
入力電圧Vinが印加された場合でも動作し続けるため、
トランジスタQ1 、Q2 の耐電圧をオーバーして、これ
らのスイッチ素子が損傷することがあった。本発明は、
入力端子1に過大な入力電圧Vinが加わった場合でも、
スイッチング素子に規格を超える高電圧が加わることの
ない信頼性の高い自励式スイッチング電源回路を提供す
ることを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、トランスと、
このトランスの一次巻線を負荷回路とする第1のスイッ
チング・トランジスタと、第1のスイッチング・トラン
ジスタと交互に動作してマルチバイブレータを構成する
第2のスイッチング・トランジスタと、トランスの二次
巻線に接続された整流平滑回路と、整流平滑回路に接続
された定電圧回路と、整流平滑回路からの直流出力に基
づく帰還量によって第2のスイッチング・トランジスタ
のベース電流を定電圧回路に分流して、このベース電流
を制御して直流出力を一定に保つ制御回路とからなる自
励式スイッチング電源回路において、発振回路を発振さ
せるための交流帰還信号を入力電源側にバイパスするバ
イパス経路を設けた構成を特徴とする。
【0010】また、本発明は、コイルと、このコイルを
負荷回路とする第1のスイッチング・トランジスタと第
2のスイッチング・トランジスタが交互に動作して、こ
のコイルにパルス出力を供給するマルチバイブレータ型
の発振回路と、コイルに蓄えられた電磁エネルギーを整
流平滑する整流平滑回路と、整流平滑回路からの直流出
力によって第2のスイッチング・トランジスタに供給さ
れるベース電流をこの直流出力に基づく帰還量によって
制御し、直流出力を所定の電位に保持する自励式スイッ
チング電源回路において、発振回路を発振させるための
交流帰還信号を入力電源側にバイパスするバイパス経路
を設けた構成を特徴とする。
【0011】
【実施例】図1は本発明の実施例を示すもので、図4に
示した従来回路に過電圧入力保護機能を付加したもので
ある。すなわち、本回路は従来回路におけるトランジス
タQ 2 のベース及び抵抗R2 、R3 、R4 の接続点と入
力端子1との間に、定電圧ダイオードD5 と電流制限回
路8の直列回路を接続した点のみが異なる。電流制限回
路8は電流を制限する機能を備えたものであればよく、
たとえば図2のように抵抗R8 を用いることができる。
電流制限回路8としては、抵抗の他に定電圧ダイオード
やジャンクションFET等の素子を用いてもよく、ある
いは図3に示すようにトランジスタとQ10と定電圧ダイ
オードD10、抵抗R10、R11等を組み合わせて構成して
もよい。図3の電流制限回路8は、端子9が定電圧ダイ
オードD 5 のアノードに、端子10が抵抗R2 、R3 、R
4 の接続点に接続される。
【0012】図2のスイッチング回路において、入力電
圧Vinが定電圧ダイオードD5 のブレークダウン電圧V
Z5とトランジスタQ2 のVBE順方向降下電圧の和を超え
た場合を考える。このとき、定電圧ダイオードD5 は導
通し、トランジスタQ2 が正バイアスを受けてオン状態
を維持するため、トランジスタQ1 はオフ状態を維持し
スイッチングは停止される。したがって、この状態では
トランジスタQ1 のコレクタ・エミッタ間には入力電圧
in以上の電圧は加わらない。
【0013】本回路は、入力電圧の昇降と動作停止入力
電圧との関係にヒステリシスを有しており、しきい値付
近での過電圧入力保護動作のオンオフの繰り返し、すな
わちハンチングが防止できる。このヒステリシス現象が
起こる理由は次のように考えられる。まず、入力電圧V
inの上昇時には、抵抗R3 とコンデンサC2 を介してト
ランジスタQ2 のベースに到達する発振用交流信号の一
部が、抵抗R8 及び定電圧ダイオードD5 の方へ分流さ
れて流れ込むため、入力電圧Vinが定電圧ダイオードD
5 のブレークダウン電圧VZ5とトランジスタQ2 のVBE
順方向降下電圧の和よりも、かなり大きくならないと定
電圧ダイオードD5 にツェナー電流が流れない。そして
一旦、定電圧ダイオードD5 がオンしてツェナー電流が
流れてしまうと、抵抗R3 とコンデンサC2 を介して流
れるトランジスタQ2 をオフさせるための電流がこのツ
ェナー電流を打ち消せないためと理解される。
【0014】なお、本発明は、一次巻線N1 の代わりに
単巻きのコイルを用い、このコイルの一端に整流平滑回
路4を接続した、トランスTを使用しないタイプの自励
式スイッチング電源回路にも同様に適用できることは勿
論である。
【0015】
【発明の効果】本発明によれば、簡単な回路を付加する
だけで、ハンチングがなく安定した過電圧入力保護機能
を備える自励式スイッチング電源回路を得ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の自励式スイッチング電源回路の一実施
例を示す回路図
【図2】同電源回路の具体例を示す回路図
【図3】電流制限回路の他の実施例を示す回路図
【図4】従来の自励式スイッチング電源回路を示す回路
【符号の説明】
3 発振回路 4 整流平滑回路 5 制御回路 8 電流制限回路 T トランス N1 一次巻線 N2 二次巻線 Q1 、Q2 スイッチング・トランジスタ Q3 制御用トランジスタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H02M 3/28 H02M 3/338

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トランスと、該トランスの一次巻線を負
    荷回路とする第1のスイッチング・トランジスタと、第
    1のスイッチング・トランジスタと交互に動作してマル
    チバイブレータを構成する第2のスイッチング・トラン
    ジスタと、該トランスの二次巻線に接続された整流平滑
    回路と、該整流平滑回路に接続された定電圧回路と、該
    整流平滑回路からの直流出力に基づく帰還量によって第
    2のスイッチング・トランジスタのベース電流を該定電
    圧回路に分流して該ベース電流を制御して直流出力を一
    定に保つ制御回路とからなる自励式スイッチング電源回
    路において、該発振回路を発振させるための交流帰還信
    号を入力電源側にバイパスするバイパス経路を設けたこ
    とを特徴とする自励式スイッチング電源回路。
  2. 【請求項2】 コイルと、該コイルを負荷回路とする第
    1のスイッチング・トランジスタと第2のスイッチング
    ・トランジスタが交互に動作して該コイルにパルス出力
    を供給するマルチバイブレータ型の発振回路と、該コイ
    ルに蓄えられた電磁エネルギーを整流平滑する整流平滑
    回路と、該整流平滑回路からの直流出力によって第2の
    スイッチング・トランジスタに供給されるベース電流を
    該直流出力に基づく帰還量によって制御し、該直流出力
    を所定の電位に保持する自励式スイッチング電源回路に
    おいて、前記発振回路を発振させるための交流帰還信号
    を入力電源側にバイパスするバイパス経路を設けたこと
    を特徴とする自励式スイッチング電源回路。
  3. 【請求項3】 入力電圧が所定の値を超えたときバイパ
    ス経路に直流電流が流入し、前記交流帰還信号を打ち消
    すことによって生じる過入力電圧動作停止特性にヒステ
    リシスを有する請求項1または請求項2の自励式スイッ
    チング電源回路。
  4. 【請求項4】 バイパス経路が、定電圧ダイオードと電
    流制限回路の直列回路からなる請求項3の自励式スイッ
    チング電源回路。
  5. 【請求項5】 電流制限回路が抵抗からなる請求項4の
    自励式スイッチング電源回路。
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