JP3468684B2 - 光学ブロックの実装方法及び光学ブロックの形成方法 - Google Patents

光学ブロックの実装方法及び光学ブロックの形成方法

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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】この発明は、自由空間光配線
光学系を構成する光学装置としての光学ブロックの実装
方法および光学ブロックの形成方法に関し、特に、計算
機ホログラム(Computergeneratedh
ologram、以下、「CGH素子」とも称する。)
を具えた光学ブロックの実装に関する。 【0002】 【従来の技術】近年、回折現象を利用した回折光学系、
中でも計算機を利用して形成された計算機ホログラム
(CGH素子)が、次のような利点を有するため注目さ
れている。CGH素子は、透明基板に従来のLSI作成
技術、特にフォトリソグラフィ技術を利用して形成でき
るという利点を有する。また、CGH素子は、例えば複
雑な非球面レンズの機能を一枚の基板で実現できるとい
う利点を有する。その上、CGH素子は、焦点距離、偏
向角といった光学特性を任意に制御して形成できるとい
う利点を有する。 【0003】そして、CGH素子が形成された透明基板
から、そのCGH素子を含むように切り出された光学ブ
ロックは、自由空間光配線光学系を構成する。 【0004】また、光学ブロックは、1枚の透明基板の
みから切り出しても良いが、例えば、CGH素子が形成
された複数の透明基板を積層して、これから光学ブロッ
クを切り出せば、例えば、光の分波、合波、コリメート
および集光といった複数の機能を1つのホログラムとし
て1つの光学ブロックで実現することができる。そし
て、この光学ブロックは、自由空間光配線光学系を構成
する光学装置として機能する。 【0005】この出願に係る発明者は、このようなCG
H素子でもって構成された自由空間光配線光学系を「特
願平9−147115」において提案している。この自
由空間光配線光学系は、光通信末端局用の光学装置を構
成している。 【0006】 【発明が解決しようとする課題】この光学ブロックと他
の光学素子、例えば、光ファイバ、光源、受光素子その
他とを用いて光学系を組み立てて実装するにあたって
は、光学ブロックと各光学素子との位置合わせ(アライ
メント)を精度良く行う必要がある。 【0007】ところで、この光学ブロックおよび各光学
素子は、それぞれ3次元の自由度を有する。このため、
位置合わせを行うためには、通常、位置合わせの基準と
なる光源を用いたり、外部から位置合わせの基準となる
光信号を導入した上、微動台を用いて光学ブロックおよ
び各光学素子の位置合わせを精度良く行う必要があっ
た。そして、このような、いわゆるアクティブアライメ
ントでは、位置合わせに手間と時間がかかるという問題
点があった。その結果、光学系の製造コストが増大して
しまうという問題点があった。 【0008】そこで、光学ブロックを、外部から基準と
なる光信号等を導入することなく、即ち、いわゆるパッ
シブアライメントにより、精度良く容易に実装できる技
術の出現が望まれていた。 【0009】 【課題を解決するための手段】この出願に係る発明者
は、種々の検討および実験を重ねた結果、光学ブロック
を用いて光学系を組み立てるにあたり、平面実装用基板
を利用することに着目した。平面実装用基板について
は、例えば、文献1:「1997年電子情報通信学会エ
レクトロニクスソサエティ大会、論文番号C−3−8
8」に、マイクロオプティカルベンチ(MOB)として
開示されている。そして、このMOBを用いることによ
り、光ファイバや平板マイクロレンズといった光学部品
をパッシブアライメントにより配置することができる。 【0010】さらに、この発明者は、平面実装用基板の
基準面に光学ブロックの側面を接触させて実装するにあ
たり、光学ブロックの側面を、光学ブロックに含まれる
計算機ホログラムの光軸を基準とした位置精度良く形成
すれば、パッシブアライメントにより光学ブロックを設
計通り位置精度良くかつ容易に実装できることに想到し
た。そして、光学ブロックのダイシングマークを位置精
度良く形成すれば、ダイシングにより切り出される光学
ブロックの切断面としての側面を位置精度良く形成でき
ることに想到した。そして、ダイシングマークをフォト
リソグラフィを用いて形成すれば、ダイシングマークを
位置精度良く形成できることに想到した。 【0011】(光学ブロックの実装方法) そこで、この発明の光学ブロックの実装方法によれば、
基準面を具えた平面実装用基板上に、光学ブロックを実
装する光学ブロックの実装方法であって、(a)透明基
板に、フォトリソグラフィ技術を利用して、計算機ホロ
グラム(CGH素子)を形成する工程と、(b)透明基
板に、フォトリソグラフィ技術を利用して、CGH素子
と特定の位置関係でダイシングマークを形成する工程
と、(c)CGH素子およびダイシングマークの形成さ
れた処理済みの透明基板を、積層して積層基板群を形成
する工程と、(d)積層基板群を、ダイシングマークに
沿ってダイシングすることにより、それぞれCGH素子
を含む積層された透明基板ブロックからなる光学ブロッ
クを切り出す工程と、()光学ブロックのダイシング
による切断面の少なくとも1つを、基準面に接触させる
ことにより、当該光学ブロックを平面実装用基板上に設
置する工程とを含むことを特徴とする。 【0012】このように、この発明の光学ブロックの実
装方法によれば、ダイシングマークをフォトリソグラフ
ィ技術を利用して形成する。このため、ダイシングマー
クの、CGH素子の光軸からの位置を精度良く決定する
ことができる。そして、複数の処理済みの透明基板を積
層した積層基板群を、このダイシングマークに沿ってダ
イシングするので、このダイシングによって形成された
切断面の位置は、精度が良いものとなる。即ち、光学ブ
ロックの側面としての切断面を位置の精度良く形成する
ことができる。尚、この発明において、フォトリソグラ
フィ技術は、レジストパタンの形成処理だけでなく、エ
ッチング処理も含むものとする。 【0013】そして、この切断面を平面実装用基板の基
準面と接触させて光学ブロックを実装することにより、
この基準面に垂直方向の自由度をなくして、実装するこ
とができる。その上、切断面の位置の精度が良いので、
基準面と光学ブロックに含まれるCGH素子の光軸との
距離を精度良く決定することができる。その結果、パッ
シブアライメントにより精度良く光学ブロックを実装す
ることができる。 【0014】尚、この光学ブロックは、好ましくは、六
面体とするのが良く、六面体であれば、直方体や立方体
であっても良い。また、より好ましくは、この光学ブロ
ックは、その光軸が少なくとも1つの面と平行な面内に
ある構造の六面体とするのがよい。 【0015】また、平面実装用基板に、他の光学素子を
合わせて実装すれば、光学ブロックと、同一の光学系を
構成する他の光学素子との位置合わせを容易に行うこと
ができる。例えば平面実装用基板にV字形状の溝を設け
て、光ファイバを実装すれば、光ファイバを位置精度良
く設置することができる。その結果、光ファイバと光ブ
ロックの位置合わせを容易に行うことができる。 【0016】また、この発明の光学ブロックの実装方法
の実施にあたり、好ましくは、(a)工程中に(b)工
程を行うのが良い。 【0017】このように、(a)工程中に(b)工程を
行うことにより、ダイシングマークをCGH素子と実質
的に同時に形成すれば、一度のフォトリソグラフィ処理
により、ダイシングマークとCGH素子とを形成するこ
とができる。その結果、ダイシングマークとCGH素子
とを個別に形成する場合に比べて、製造工程を簡単化す
ることができる。 【0018】また、この発明の実施にあたり、好ましく
は、ダイシングマークを、CGH素子を囲む正方形の各
頂点の位置であって、当該CGH素子の光軸から等距離
の位置に形成するのが望ましい。 【0019】このように、CGH素子の光軸と、ダイシ
ングにより切り出すブロックを上面から見たときの正方
形の中心(対向する頂点どうしを結ぶ直線の交点)とを
一致させれば、ダイシングにより切り出された光学ブロ
ックの4つの側面のそれぞれとCGH素子の光軸との間
の距離が互いに等しくなる。従って、4つの側面のいず
れでも、実装時に基準面と接触させる面として用いるこ
とができる。 【0020】上述したダイシングマークは、透明基板に
対するエッチングで形成された溝または凸部として形成
することができる。しかし、フォトリソグラフィ技術の
エッチングによって、透明基板の表面にダイシングマー
クを形成した場合、ダイシングマークの部分の透過率と
その周囲の部分の透過率とは同じままである。このた
め、位置決めの際にダイシングマークを顕微鏡で目視す
るためには、透明基板の表面に完全にピント(焦点)を
合わせること必要である。そのためには、例えば、透明
基板の表面に形成されたCGH素子にピントを合わせる
ことによって、ダイシングマークにピントを合わせる方
法が考えられる。しかしながら、この方法では、CGH
素子と同一視野にダイシングマークがない場合には、C
GH素子にピントを合わせた後、顕微鏡のステージを移
動してダイシングマークを探す必要がある。その場合、
ダイシングマークを確認する作業に時間がかかってしま
う。また、この場合、ダイシングマークの位置を、画像
処理技術を用いて認識させる上でも好ましくない。 【0021】そこで、この発明の実施にあたり、好まし
くは、ダイシングマークを、透明基板に設けた金属マー
クとして形成するのが良い。 【0022】金属マークは光を透過しないので、その周
囲の部分から判別しやすい。このため、ダイシングマー
クとして金属マークを用いれば、ダイシングマークが形
成された透明基板の表面に完全にピントが合わなくと
も、ダイシングマークの位置を確認することができる。
そのため、ダイシングマークの位置の確認作業を迅速に
行うことができる。また、金属マークを用いれば、画像
処理でダイシングマークを自動的に認識させる上でも好
適である。 【0023】また、この発明の実施にあたり、好ましく
は、平面実装用基板をシリコンテラス(MOB)とする
のが良い。 【0024】 【0025】 【0026】また、この発明の光学ブロックの実装方法
において、好ましくは、ダイシングマークは、複数の透
明基板を積層する際に、互いの位置合わせの基準となる
アレンジマークを兼ねるのが良い。 【0027】このように、ダイシングマークとアレンジ
マークとを共通のものとすれば、フォトリソグラフィに
より形成するパタンの数を減らすことができる。 【0028】 【0029】 【0030】 【0031】 【0032】 【0033】 【0034】 【0035】 【0036】 【0037】 【0038】 【0039】 【0040】 【0041】 【0042】 【0043】 【0044】 【0045】 【0046】 【0047】 【0048】(光学ブロックの形成方法) また、この発明の光学ブロックの形成方法によれば、
(a)透明基板に、フォトリソグラフィ技術を利用し
て、計算機ホログラム(CGH素子)を形成する工程
と、(b)透明基板に、フォトリソグラフィ技術を利用
して、このCGH素子と特定の位置関係でダイシングマ
ークを形成する工程と、(c)CGH素子およびダイシ
ングマークの形成された処理済みの透明基板を、積層し
て積層基板群を形成する工程と、(d)積層基板群を、
ダイシングマークに沿ってダイシングすることにより、
それぞれCGH素子を含む積層された透明基板ブロック
からなる光学ブロックを切り出す工程とを含むことを特
徴とする。 【0049】このように、この発明の光学ブロックの形
成方法によれば、ダイシングマークをフォトリソグラフ
ィ技術を利用して形成する。このため、光学ブロックの
光軸からダイシングマークの位置までの距離を精度良く
決定することができる。そして、複数の処理済みの透明
基板を積層した積層基板群を、このダイシングマークに
沿ってダイシングするので、このダイシングによって形
成された切断面の位置は、光軸からの距離の精度が良い
ものとなる。即ち、光学ブロックの側面としての切断面
を位置の精度良く形成することができる。 【0050】従って、この切断面を実装対象に接触させ
て、光学ブロックを実装すれば、パッシブアライメント
により精度良く光学ブロックを実装することができる。 【0051】また、この発明の光学ブロックの形成方法
の実施にあたり、好ましくは、(a)工程中に(b)工
程を行うのが良いまた、この発明の光学ブロックの形
成方法において、好ましくは、ダイシングマークを、各
CGH素子をそれぞれ囲む正方形の各頂点の位置であっ
て、当該CGH素子の光軸から等距離の位置に形成する
のが望ましい。 【0052】また、この発明の実施にあたり、好ましく
は、ダイシングマークとして、金属マークを形成するの
が良い。 【0053】 【0054】 【0055】また、この発明の光学ブロックの形成方法
において、好ましくは、ダイシングマークは、複数の透
明基板を積層する際に、互いの位置合わせの基準となる
アレンジマークを兼ねるのが良い。 【0056】 【0057】 【0058】 【0059】 【0060】 【0061】 【0062】 【0063】 【0064】 【0065】 【0066】 【0067】 【0068】 【0069】 【0070】 【0071】 【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、この発明
の実施の形態について説明する。尚、参照する図面は、
この発明が理解できる程度に各構成成分の大きさ、形状
および配置関係を概略的に示してあるにすぎない。従っ
て、この発明は図示例に限定されるものではない。 【0072】の発明では、先ず、透明基板に、フォト
リソグラフィ技術を利用して、計算機ホログラム(CG
H素子)とダイシングマークとを形成する。 【0073】そこで、この実施の形態では、石英の透明
基板に、通常のフォトリソグラフィ技術を利用して、複
数のCGH素子を形成する。そして、この実施の形態で
は、CGH素子を形成する際に、フォトリソグラフィ技
術を利用してダイシングマークも同時に形成する。 【0074】また、フォトリソグラフィを行うにあたっ
ては、従来周知の技術を用いると良い。例えば、先ず、
透明基板上にフォトレジスト(図示せず)及び金属膜
(図示せず)を順次に積層して形成する。次に、電子線
リソグラフィーを用いて、この金属膜に、CGH素子の
マスクパタンおよびダイシングマークのマスクパタンを
描画して金属マスクパタンを形成する。次に、この金属
マスクパタンを介してフォトレジストを露光することに
より、金属マスクパタンをフォトレジストに転写してレ
ジストパタンを形成する。次に、このレジストパタンを
エッチングマスクとして用いて、透明基板10に対して
エッチングを行うことにより、図1の(A)に示すよう
に、CGH素子12およびダイシングマーク14を形成
する。各CGH素子12は、その光軸が、透明基板10
のこれら素子が形成された上面に垂直な方向となるよう
に形成されている。 【0075】図1の(A)は、石英の透明基板10の上
面に、複数のCGH素子12およびダイシングマーク1
4をそれぞれ形成した様子を示す。この実施の形態で
は、図1の(A)に示すように、各CGH素子12の輪
郭を円形としている。この構成例では、各CGH素子1
2を行列配列させてあり、個々のCGH素子12の周囲
の四点に、全体的に行列位置となるようにダイシングマ
ークを配列させてある。また、ダイシングマーク14と
して十字形状の溝または凸部としている。そして、これ
らのダイシングマーク14は、フォトリソグラフィ技術
を利用して形成するので、設計通りの位置に精度良く形
成することができる。 【0076】また、ダイシングマーク14を、透明基板
10をエッチングして形成する代わりに、透明基板10
にフォトリソグラフィ技術を利用して、金属マークを設
けてこのマークをダイシングマーク14としても良い。
金属マークの形成にあたっては、例えば、透明基板10
の主表面上全面にアルミニウム(Al)を蒸着してアル
ミニウム層(図示せず)を形成し、次に、不要な部分、
即ち、ダイシングマーク以外の部分をウエットエッチン
グにより除去すると良い。 【0077】また、この金属マークを他の方法で形成す
ることもできる。例えば、透明基板10の主表面のう
ち、ダイシングマークを形成しない部分をフォトレジス
トパタン(図示せず)で覆った後、レジストパタンから
露出している透明基板10の部分に、金属を蒸着して金
属マークを形成しても良い。 【0078】そして、この実施の形態では、ダイシング
マーク14を、各CGH素子12をそれぞれ囲む正方形
の各頂点の位置であって、当該CGH素子12の光軸か
ら等距離の位置に形成する。ここで、図1の(B)およ
び(C)を参照して、ダイシングマーク14とCGH素
子12との配置関係について、1つのCGH素子12に
着目して説明する。図1の(B)は、図1の(A)に示
した、透明基板10の上面の一部分を示す拡大図であ
る。また、図1の(C)は、図1の(A)に示した透明
基板10の一部分を切り取って示す斜視図である。 【0079】そして、図1の(B)および(C)には、
1つのCGH素子12およびそれを取り囲む4つの十字
形状のダイシングマーク14を示す。この4つのダイシ
ングマーク14は、このCGH素子12を取り囲む正方
形(図1の(B)において、点線Sで示す。)の各頂点
に位置している。そして、この正方形Sの対角線C1お
よびC2どうしの交点Aは、CGH素子12の光軸と一
致している。また、この正方形Sの一辺の長さは、数1
00μm〜2mm程度である。 【0080】次に、このCGH素子12およびダイシン
グマーク14をそれぞれ形成した処理済みの透明基板1
0を、ダイシングマーク14に沿ってダイシングする。
個々で、ダイシングマーク14に沿ってダイシングする
とは、行方向および列方向に並んだダイシングマーク1
4の十字の交点を結ぶ直線に沿って、行方向および列方
向にそれぞれダイシングすることをいう。そして、この
ダイシングにより、CGH素子12をそれぞれ含む光学
ブロックが切り出される。尚、この実施の形態では、ダ
イシングを行うにあたり、通常のダイシングソーを用い
る。また、光学ブロックの切り出し面は、ダイシングソ
ーによる切断面であるので、平坦面となる。 【0081】また、この発明では、上述したような1枚
の処理済みの透明基板10だけから光学ブロックを切り
出す場合だけでなく、複数の処理済みの透明基板を積層
した積層基板群から光学ブロックを切り出しても良い。 【0082】その場合は、CGH素子12およびダイシ
ングマーク14がそれぞれ形成された処理済みの透明基
板10を形成した後、先ず、複数の処理済みの透明基板
10を互いに積層して積層基板群を形成する。この実施
の形態では、透明基板10の積層にあたり、ダイシング
マーク14をアレンジマークとして用いて、各透明基板
10の位置合わせを行う。そして、この位置合わせによ
り、互いに異なる透明基板10上に形成されたCGH素
子12の光軸どうしを一致させる。 【0083】ここで、図2の(A)に、3枚の透明基板
10を積層した積層基板群16を示す。尚、図2の
(A)では、積層基板群16の構成の理解を容易にする
ため、各透明基板10どうし互いに離間させて示す。ま
た、図2の(A)では、各透明基板10上に形成したC
GH素子12およびダイシングマーク14を、便宜的に
格子形状として示す。 【0084】次に、積層基板群16を、ダイシングマー
ク14に沿ってダイシングすることにより、それぞれC
GH素子12の形成された複数の透明基板ブロックが積
層された光学ブロック20を切り出す。 【0085】ここで、図2の(B)に、ダイシングによ
り切り出された光学ブロック20の斜視図を示す。図2
の(B)に示すように、この光学ブロック20は、3つ
の透明基板ブロック10aを積層して構成されている。
そして、各透明基板ブロック10aには、それぞれ1つ
ずつCGH素子12を形成してある。そして、各透明基
板ブロック10aは、各CGH素子12の光軸22が互
いに一致するように貼り合わせてある。 【0086】そして、この光ブロック20は、フォトリ
ソグラフィ技術を利用して精度良く形成されたダイシン
グマーク14に沿って切断されているので、この光学ブ
ロック20の側面である切断面24と、光軸22との間
の離間距離は、実質的に設計通りに精度良く形成されて
いる。そして、この実施の形態では、CGH素子12の
光軸22と4つの側面24との距離が互いに等しいの
で、4つの平坦な側面のいずれでも、基準面と接触させ
る面として用いることができる。 【0087】また、図2の(A)および(B)において
は、透明基板10のCGH素子12の形成された面を、
一方の向きに揃えて、各透明基板10を積層してある
が、この発明では、CGH素子12が形成された面どう
しを対向させて透明基板10どうしを積層して光学ブロ
ックを切り出しても良い。 【0088】次に、光学ブロックのダイシングによる切
断面の1つを、基準面に接触させることにより、当該光
学ブロックを平面実装用基板上に設置する。 【0089】ここで、図3の(A)および(B)に、平
面実装用基板の一例を示す。図3の(A)は、この実施
の形態で用いる平面実装用基板26の側面図である。ま
た、図3の(B)は、この平面実装用基板26の上面図
である。また、この実施の形態では、平面実装用基板2
6として、シリコンで形成されたシリコンテラスを用い
る。 【0090】この平面実装用基板26は、上面に一段下
げて設けられた基準面28を具えている。この基準面2
8の大きさは、光学ブロック20aがガタつかずに嵌り
込む大きさであるのが好ましいが、光学ブロック20a
が緩やかに嵌り込む大きさであっても良い。そして、こ
の基準面に隣接する片側のテラスの表面には、光ファイ
バを固定するための、V字状の断面形状を有する溝(V
字溝)30を設けてある。このV字溝30は、平面実装
用基板26の一端から基準面28側に向かう方向に沿っ
て平面実装用基板26の幅方向の中心に設けてある。 【0091】次に、図3の(C)および(D)に、この
平面実装用基板26の基準面28に、光学ブロック20
aを実装した様子を示す。図3の(C)は、平面実装用
基板26およびこれに実装された光学ブロック20aの
側面図である。また、図3の(D)は、平面実装用基板
26および光学ブロック20aの上面図である。 【0092】図3の(C)および(D)に示す光学ブロ
ック20aは、上述の光学ブロック20と同様にして形
成されたものである。従って、光学ブロック20aの側
面24aも、光学ブロック20aの光軸からの位置精度
良く形成されている。 【0093】尚、この光学ブロック20aは、2つの透
明基板ブロック10aのCGH素子12を形成した面を
互いに対向させて張り合わせたものである。 【0094】そして、光学ブロック20aの切断面であ
る側面24aの1つを平面実装用基板26の基準面28
と接触させて光学ブロック20aを設置することによ
り、この基準面28に垂直方向の自由度をなくして、実
装することができる。その上、側面24aの、光学ブロ
ックの光軸に対する位置の精度が良いので、基準面28
と光学ブロック20aの光軸との距離を精度良く決定す
ることができる。その結果、パッシブアライメントによ
り精度良く光学ブロック20aを実装することができ
る。 【0095】また、この平面実装用基板26には、自由
空間光配線光学系としての光学ブロック20aの他に光
ファイバ32および受光器34が実装されている。この
受光器34は、基準面より一段高いもう一方のテラス上
面28aに、フリップチップボンディングにより設置さ
れている。また、この光ファイバ32は、V字溝30に
実装されている。従って、V字溝30に固定される光フ
ァイバ32の光軸と基準面28との間の距離および他方
のテラス上面28aに搭載される受光器その他の光学素
子の光軸と基準面28との間の距離を、光学ブロック2
0aの光軸とその切断面との間の距離と一致するように
設計して、これらを作成しておけば、光学ブロック20
a、光ファイバ32および受光器34の位置合わせを精
度良くかつ容易に行うことができる。即ち、光ファイバ
32の光軸と光学ブロック20aの光軸と受光器34の
光軸は2次元平面内での軸合わせとなるので、それぞれ
の光軸の位置合わせを容易に行うことができる。 【0096】また、光学ブロック20aを構成する透明
基板ブロック10aのうち、光ファイバ側の1段目の透
明基板ブロック10aに形成されたCGH素子12は、
点光源から発散した光を平行光束に変換する、いわゆる
コリメートレンズの働きを有する。従って、光ファイバ
32から出射された発散球面波は、この1段目のCGH
素子12によって、一旦平行光束に変換される。また、
光学ブロック20を構成する透明基板ブロック10aの
うち、受光器34側の2段目の透明基板ブロック10a
に形成されたCGH素子12は、1段目の透明基板ブロ
ック10aから入射された平行光束を受光器34に集光
させる機能を有する。 【0097】尚、1段目および2段目の透明基板ブロッ
ク10aにそれぞれ形成されたCGH素子12の機能
は、1枚のCGH素子12に集約して担わせることも可
能である。しかし、この実施の形態のように、2枚のC
GH素子12に機能を分担させると、機能を1枚のCG
H素子12に集約した場合よりも、結合効率の向上を図
ることができる。 【0098】(光学系の参考例の説明) 次に、この発明の方法で形成した光学ブロックを用い
て、光通信末端局用光学装置の光学系を構成した参考
について説明する。図4は、光学系の斜視図である。 【0099】図4には、平面実装用基板26の基準面2
8に、光学ブロック40を実装した光学系を示す。この
光学ブロック40は、上述の第1の実施の形態における
光学ブロック20および20aと同様にして形成された
ものである。従って、光学ブロック40の側面38も、
光学ブロック40の光軸からの距離の位置精度良く形成
されている。 【0100】そして、この光学ブロック40は、3つの
透明基板ブロック42、44および46を積層して構成
している。1段目の透明基板ブロック42の主表面に
は、1番目のCGH素子48および2番目のCGH素子
50がそれぞれ形成されている。また、2段目の透明基
板ブロック44の主表面には、3番目のCGH素子52
が形成されており、さらに、その周囲の主表面に波長選
択フィルタ54が形成されている。図4においては、波
長選択フィルタ54を便宜的に斜線で示している。ま
た、3段目の透明基板ブロック46の主表面には、4番
目のCGH素子56および5番目のCGH素子58がそ
れぞれ形成されている。そして、この光学ブロック40
では、CGH素子が形成された主表面の向きを一方向に
揃えて、各透明基板ブロック42、44および46を互
いに積層している。 【0101】そして、この光学系ブロック40は、その
側壁38の1つを基準面28に接触させることにより、
平面実装用基板26上に設置してある。尚、この参考例
では、光学ブロック40は、各透明基板ブロック42,
44,および46のCGH素子のそれぞれ形成された主
表面を受光器34および発光器36側に向けて実装して
いる(図4)。 【0102】このように、切断面である側面38を平面
実装用基板26の基準面28と接触させて光学ブロック
40を実装することにより、この接触した基準面28に
垂直方向の自由度をなくして、光学ブロック40を実装
することができる。その上、側面38の位置の精度が良
いので、基準面28と光学ブロック40の光軸との距離
を精度良く決定することができる。その結果、パッシブ
アライメントにより精度良く光学ブロックを実装するこ
とができる。 【0103】また、この平面実装用基板26には、自由
空間光配線光学系としての光学ブロック40の他に、2
本の光ファイバ32、受光器としてのフォトダイオード
(PD)34および発光器としての半導体レーザ(L
D)36が実装されている。この受光器34および発光
器36は、基準面より一段高いテラス上面28aに、フ
リップチップボンディングによりそれぞれ固定されてい
る。また、2本の光ファイバ32のうちの1本は入力端
子に接続されており、もう1本は出力端子に接続されて
いる。また、2本の光ファイバ32は、それぞれV字溝
30に個別に実装されている。 【0104】従って、この参考例では、光学ブロック4
0、光ファイバ32,受光器34および発光器36の位
置合わせを精度良くかつ容易に行うことができる。 【0105】次に、図5を参照して、図4に示した光学
ブロックの機能について説明する。図5は、光学系の
考例の機能の説明に供する図である。 【0106】図5に示すように、光学系の参考例は、光
通信端末局用光学装置としての機能を有する。この光学
装置には、入力端子から波長1.3μmの光信号と波長
1.5μmの光信号とが波長多重され波長多重光信号が
入力される。波長1.3μmの光信号は、例えば音声情
報を伝搬するのに使用される。また、波長1.5μmの
光信号は、例えば映像情報を伝搬するのに使用される。 【0107】そして、光学装置に入力された波長多重光
信号は、波長分波素子において、波長1.3μmの光信
号と波長1.5μmの光信号とに分波される。分波され
た波長1.5μmの光信号は、出力端子へ出力される。
また、分波された波長1.3μmの光信号は、光カップ
ラーに入力される。光カップラーに入力した波長1.3
μmの光信号は、受光器34へ入力する。また、発光器
36から出力された波長1.3μmの光信号は、光カッ
プラーおよび波長分波素子を経て入力端子へ出力され
る。 【0108】そして、図5に示すこの光通信端末局用光
学装置のうち、破線で囲んだ部分、即ち、波長分波素子
および光カップラーと同等の機能を、光学ブロック40
は有している。尚、光学ブロック40は、この他に、集
光機能およびコリメートレンズの機能を有している。 【0109】次に、光学ブロック40を構成する各透明
基板ブロック42、44および46にそれぞれ構成され
た各CGH素子の機能について説明する。 【0110】1段目の透明基板ブロック42に形成され
た1番目のCGH素子48は、入力端子から光ファイバ
32を経て光学ブロックに入射した波長多重光信号から
なる発散球面波を平行光束とするコリメート機能を有す
る。さらに、1番目のCGH素子48は、この平行光束
を、2段目の透明基板ブロック44に形成された波長選
択フィルタ54へ向ける偏向機能を有する。 【0111】この波長選択フィルタ54は、誘電体の多
層膜からなる誘電体フィルタである。そして、この波長
選択フィルタ54は、波長多重光信号のうちの波長1.
5μmの光信号を選択的に反射し、一方、波長1.3μ
mの光信号を選択的に透過する。 【0112】波長選択フィルタ54により反射された波
長1.5μmの光信号は、1段目の透明基板ブロック4
2に形成された2番目のCGH素子50によって、出力
端子に接続された方の光ファイバ32に集光される。そ
して、この光ファイバに集光された波長1.5μmの光
信号は、出力端子へ出力される。 【0113】一方、波長選択フィルタ54を透過した波
長1.3μmの光信号は、2段目の透明基板ブロック4
4に形成された3番目のCGH素子52により、その約
40%の光が、−1次回折光として、4番目のCGH素
子56に向けて偏向される。 【0114】3段目の透明基板ブロック46に形成され
た4番目のCGH素子56は、偏向された1,3μmの
光信号の平行光束を、受光器34に向けて集光する集光
機能を有する。そして、集光された1.3μmの光信号
は、受光器34によって検出される。 【0115】また、発光器36としての半導体レーザか
ら出射された波長1.3μmの光信号は、3段目の透明
基板ブロック46に形成された5番目のCGH素子58
によって、平行光束にされて、3番目のCGH素子52
に入射される。そして、この平行光束にされた波長1.
3μmの光信号は、3番目のCGH素子52、1番目の
CGH素子48および光ファイバ32を介して、入力端
子へ出力される。 【0116】このようにして、光学系の参考例は、波長
1.5μmの光信号については一方向通信、波長1.3
μmの光信号については双方向通信が可能な、光通信端
末局用光学装置として機能する。 【0117】上述した実施の形態では、これらの発明を
特定の材料を用い、特定の条件で構成した例についての
み説明したが、これらの発明は多くの変更および変形を
行うことができる。例えば、上述した実施の形態では、
ダイシングマークをCGH素子を形成する際に同時に形
成したが、この発明では、ダイシングマークの形成時期
はこれに限定する必要はない。例えば、ダイシングマー
クを、CGH素子を形成した後に形成しても良い。ま
た、例えばダイシングマークをCGH素子を形成する前
に形成しても良い。 【0118】また、例えば、上述した実施の形態では、
CGH素子の光軸に対して対象の形状に光学ブロックを
ダイシングにより切り出したが、この発明では、切り出
し方法はこれに限定されない。また、この実施の形態で
は、光ファイバの光軸と光学ブロックの光軸とを一致さ
せるように位置決めを行ったが、この発明では、光軸ど
うしは必ずしも一致させる必要はない。例えば、いわゆ
る軸ずれ型として実装しても良い。 【0119】また、例えば、上述の実施の形態では、基
準面を上面よりも一段低くした平面実装用基板の例につ
いて説明したが、この発明では、平面実装用基板の形状
はこれに限定する必要はなく、任意好適な形状の平面実
装用基板を使用することができる。例えば、基準面が上
面と同じ高さの平面実装用基板を使用しても良い。 【0120】また、例えば、上述の実施の形態では、複
数の透明基板ブロックが積層された光学ブロックの例に
ついて説明したが、この発明では、光学ブロックは、複
数の透明基板ブロックが積層されたものに限定する必要
はない。例えば、1枚の透明基板に形成されたCGH素
子をダイシングにより切り出したものを光学ブロックと
しても良い。 【0121】また、例えば、上述した実施の形態では、
ダイシングマークがアライメントマークを兼ねた例につ
いて説明したが、この発明では、アライメントマークを
ダイシングマークと個別に形成しても良い。その場合、
アライメントマークの数は、ダイシングマークの数より
も少数で良い。 【0122】また、例えば、上述した実施の形態では、
ダイシングマークとして、十字形状のマークを形成した
例について説明したが、この発明では、ダイシングマー
クの形状はこれに限定されず、任意好適な形状のダイシ
ングマークを形成することができる。 【0123】また、例えば、上述した実施の形態では、
透明基板として石英基板を用いたが、この発明では、透
明基板の材料は、光学系が使用する光源波長に対して、
透過光の損失が十分に小さく、かつ、CGH素子を形成
することができるものであれば良い。例えば、透明基板
としてシリコン基板を用いても良い。 【0124】また、例えば、上述した実施の形態では、
複数の透明基板を積層した積層体から光学ブロックを切
り出して形成する場合、各透明基板にそれぞれCGH素
子およびダイシングマークを形成したが、この発明で
は、積層する全ての透明基板にCGH素子およびダイシ
ングマークをそれぞれ形成しておく必要はなく、例え
ば、CGH素子およびダイシングマークを形成した処理
済みの透明基板に、例えばCGH素子だけが形成された
透明基板を積層してダイシング対象としての積層基板群
を形成しても良い。 【0125】 【発明の効果】この発明によれば、ダイシングマークを
フォトリソグラフィ技術を利用して形成する。このた
め、ダイシングマークの位置を精度良く決定することが
できる。そして、このダイシングマークに沿ってダイシ
ングを行うので、このダイシングによって形成された切
断面の位置は、精度が良いものとなる。即ち、光学ブロ
ックの切断面としての側面を位置精度良く形成すること
ができる。 【0126】そして、この切断面を平面実装用基板の基
準面と接触させて光学ブロックを実装することにより、
光学ブロックを基準面に垂直方向の自由度をなくして実
装することができる。その上、切断面の位置の精度が良
いので、基準面と光学ブロックの光軸との距離を精度良
く決定することができる。その結果、パッシブアライメ
ントにより精度良く容易に光学ブロックを実装すること
ができる。
【図面の簡単な説明】 【図1】(A)は、透明基板の上面図であり、(B)
は、透明基板の上面拡大図であり、(C)は、透明基板
の一部分の斜視図である。 【図2】(A)は、積層基板群の説明に供する図であ
り、(B)は、光学ブロックの斜視図である。 【図3】(A)は、平面実装用基板の側面図であり、
(B)は、平面実装用基板の上面図であり、(C)は、
光学ブロックを実装した平面実装用基板の側面図であ
り、(D)は、光学ブロックを実装した平面実装用基板
の上面図である。 【図4】学系の参考例の説明に供する斜視図である。 【図5】学系の参考例の光通信端末局用光学装置の機
能の説明に供する図である。 【符号の説明】 10:透明基板 10a:透明基板ブロック 12:CGH素子 14:ダイシングマーク 16:積層基板群 20、20a:光学ブロック 22:光軸 24、24a:側面、切断面 26:平面実装用基板 28:基準面 28a:テラス上面 30:V字溝 32:光ファイバ 34:受光器(フォトダイオード) 36:発光器(半導体レーザ) 38:側面 40:光学ブロック 42、44、46:透明基板ブロック 48、50、52、56、58:CGH素子 54:波長選択フィルタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G02B 5/32 G02B 7/00 G03H 1/08

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 基準面を具えた平面実装用基板上に、光
    学ブロックを実装する光学ブロックの実装方法であっ
    て、 (a)透明基板に、フォトリソグラフィ技術を利用し
    て、計算機ホログラムを形成する工程と、 (b)前記透明基板に、フォトリソグラフィ技術を利用
    して、前記計算機ホログラムと特定の位置関係でダイシ
    ングマークを形成する工程と、 (c)前記計算機ホログラムおよび前記ダイシングマー
    クの形成された処理済みの透明基板を、積層して積層基
    板群を形成する工程と、 (d)前記積層基板群を、前記ダイシングマークに沿っ
    てダイシングすることにより、それぞれ前記計算機ホロ
    グラムを含む積層された透明基板ブロックからなる光学
    ブロックを切り出す工程と、 (e)前記光学ブロックのダイシングによる切断面の少
    なくとも1つを、前記基準面に接触させることにより、
    当該光学ブロックを前記平面実装用基板上に設置する工
    程とを含むことを特徴とする光学ブロックの実装方法。 【請求項2請求項1に記載の光学ブロックの実装方
    法において、 前記(a)工程中に、前記(b)工程を行うことを特徴
    とする光学ブロックの実装方法。 【請求項3請求項1に記載の光学ブロックの実装方
    法において、 前記ダイシングマークを、計算機ホログラムを囲む正方
    形の各頂点の位置であって、当該計算機ホログラムの光
    軸から等距離の位置に形成することを特徴とする光学ブ
    ロックの実装方法。 【請求項4請求項1に記載の光学ブロックの実装方
    法において、 前記ダイシングマークとして、金属マークを形成するこ
    とを特徴とする光学ブロックの実装方法。 【請求項5請求項1に記載の光学ブロックの実装方
    法において、 前記平面実装用基板としてシリコンテラスを用いること
    を特徴とする光学ブロックの実装方法。 【請求項6請求項1に記載の光学ブロックの実装方
    法において、 前記ダイシングマークは、複数の前記透明基板を積層す
    る際に、互いの位置合わせの基準となるアレンジマーク
    を兼ねることを特徴とする光学ブロックの実装方法。 【請求項7】 (a)透明基板に、フォトリソグラフィ
    技術を利用して、計算機ホログラムを形成する工程と、 (b)前記透明基板に、フォトリソグラフィ技術を利用
    して、前記計算機ホログラムと特定の位置関係でダイシ
    ングマークを形成する工程と、 (c)前記計算機ホログラムおよび前記ダイシングマー
    クの形成された処理済みの透明基板を積層して積層基板
    群を形成する工程と、 (d)前記積層基板群を、前記ダイシングマークに沿っ
    てダイシングすることにより、それぞれ前記計算機ホロ
    グラムを含む積層された透明基板ブロックからなる光学
    ブロックを切り出す工程とを含むことを特徴とする光学
    ブロックの形成方法。 【請求項8請求項7に記載の光学ブロックの形成方
    法において、 前記(a)工程中に、前記(b)工程を行うことを特徴
    とする光学ブロックの形成方法。 【請求項9請求項7に記載の光学ブロックの形成方
    法において、 前記ダイシングマークを、前記計算機ホログラムを囲む
    正方形の各頂点の位置であって、当該計算機ホログラム
    の光軸から等距離の位置に形成することを特徴とする光
    学ブロックの形成方法。 【請求項10請求項7に記載の光学ブロックの形成
    方法において、 前記ダイシングマークとして、金属マークを形成するこ
    とを特徴とする光学ブロックの形成方法。 【請求項11請求項7に記載の光学ブロックの形成
    方法において、 前記ダイシングマークは、複数の前記透明基板を積層す
    る際に、互いの位置合わせの基準となるアレンジマーク
    を兼ねることを特徴とする光学ブロックの形成方法。
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