JP3468499B2 - 小動物の死骸の焼却方法およびその装置 - Google Patents
小動物の死骸の焼却方法およびその装置Info
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Description
モルモットなどの小動物の死骸を当該施設、すなわち養
鶏場や実験施設内で焼却することができる小動物の死骸
の焼却方法およびその装置に関するものである。
設において実験用動物として飼育していた犬、猫、兎、
モルモットなどの小動物が死んだ時、その死骸を当該施
設内で焼却処分しようとする場合に、その焼却の際に、
煙や悪臭などの発生が避けられず近隣からの苦情が寄せ
られることが多くあるため、現状は共同の焼却施設に運
搬しそこで焼却処理を行っていた。
却施設に運搬すると各種の伝染病により死んだ小動物の
死骸もあるため、作業員が知らぬ間に病原菌を自分の施
設に持ち帰り、自分の施設内の小動物に伝染させる恐れ
があった。したがって自己の施設内に小動物の焼却する
施設があればこのような恐れを防止することができる
が、前記の通り既存の装置では煙や悪臭などの発生があ
るためこのような問題のない焼却装置の開発が望まれて
いた。
どの発生の恐れがなく燃料として廃油を利用することが
でき、かつ燃焼が均一化して完全に焼却し得る小動物の
死骸の焼却方法およびその装置を提供することである。
本発明の第1の実施態様は、多数のノズルが穿設されか
つ垂直方向に立設された通気管と同芯状に小動物の死骸
を一列円筒状に積み重ね、該積み重ねた死骸の上面の高
さを前記通気管の高さの3/4以下とし、前記ノズルよ
り燃焼用空気を供給して完全燃焼させる小動物の死骸の
焼却方法を特徴とするものである。
状の下側ハウジングと、該下側ハウジングの上部に固定
された円筒状の上側ハウジングとからなり、前記下側ハ
ウジングの内部は多数の空気供給ノズルが穿設された耐
火物によって外周側エアー室と、少なくとも1つのエア
ー撹拌ノズルを内装された中央ガス室とに仕切られ、該
ガス室は前記上側ハウジング内に形成された燃焼室と連
通すると共に、該上側ハウジングの中心に立設されかつ
燃焼用空気を供給する多数のノズルが穿設された通気管
と同芯状に、かつ前記上側ハウジングの内周面と小動物
の死骸収容用の環状の間隔を保持して前記耐火物上にロ
ストルが載置され、送風機により加圧された空気を、前
記エアー室を介して前記エアー撹拌ノズル、空気供給ノ
ズルおよび通気管に供給し、さらに前記ガス室内に燃料
を導入する供給管を設けた小動物の死骸の焼却装置を特
徴とするものである。
明すれば、図1は本発明にかかる焼却装置の概略半截
図、図2は本発明にかかる焼却装置の概略平面図、図3
は本発明で用いたロストルの斜視図ある。1は鋼板から
なる有底円筒状の下側ハウジング、2は該下側ハウジン
グの上部に固定されかつ耐火材からなる円筒状の上側ハ
ウジング、3は上側ハウジング上方から突出する煙突、
4は下側ハウジングの内部を同芯状に仕切る耐火物、5
は上側ハウジングの内部に設けられたロストル(火格
子)、6は上側ハウジングの内部中央に立設された通気
管、7は送風機、8はエアー撹拌ノズル、9は廃油など
の燃料用タンク、10は小動物などの死骸である。
は耐火物4により外周側エアー室1−1と中央ガス室1
−2に仕切られ、また前記耐火物4には外側エアー室1
−1から中央ガス室1−2に向けて空気を突出する多数
の空気供給ノズル4−1がほぼ全面に亘って穿設されて
いる。なお1−3は燃焼した灰取出し口である。
よりやや小径に形成された円筒状を有し、下側ハウジン
グの中央ガス室1−2と連通して内部を燃焼室となし、
その中心にほぼ全長に亘って燃焼用空気を供給する多数
のノズル6−1が穿設された通気管6が立設され、さら
に該通気管と同芯状に前記耐火物4の上端4−2にロス
トル5が載置されている。
と、小動物の死骸10を一列に円筒状に積み重ねること
ができる死骸10収容用の環状の間隔を保持して設けら
れ、下端には前記耐火物4の上端4−2にこのロストル
を載置できるよう径方向で外側に延長するフランジ5−
1を、上端には死骸10を前記環状の間隔に案内するよ
う上側で内方に傾斜したガイド5−2を有し、かつ通気
管6とほぼ等しい高さを有するように構成されている。
なお、ロストル5の格子間隔は焼却対象となる死骸10
の大きさより小さくする必要があるため、所望の格子間
隔を有するロストル5を適宜選択し、煙突3を設けた上
蓋3−1を上側ハウジング2の上部より取外して、上側
ハウジング2内に装入し、耐火物4の上端4−2に載置
する。
径方向の複数箇所(図示実施例では2箇所)に設けられ
た死骸10投入用の投入口であって、蓋体2−2により
開閉されるものである。
圧された空気は、一旦下側ハウジング1の外周側エアー
室1−1に導入され、空気供給ノズル4−1よりほぼ水
平方向に中央ガス室1−2に噴出されると共に、配管8
−1を介して少なくとも1つ(図2においては5つ)の
エアー撹拌ノズル8よりほぼ下方向に供給される。さら
に外周側エアー室1−1内の空気の一部は調整弁7−1
を介して前記通風管6へ供給され、ノズル6−1よりほ
ぼ水平方向にロストル5に向けて噴出される。さらにタ
ンク9内に充填された廃油などの燃料は、調整弁9−
1、9−2を介して燃料供給管9−3より中央ガス室1
−2内部に供給される。
の格子間隔を有するロストル5を適宜選択し、煙突3を
設けた上蓋3−1を上側ハウジング2の上部より取外し
て、耐火物4の上端4−2に載置する。そして小動物な
どの死骸10を投入口2−1より投入すると該死骸はガ
イド5−2により案内されてロストル5と上側ハウジン
グ2の内周面間に形成された死骸収容用の環状の間隔に
一列に円筒状に積み重ねられる。この際積み重ねた死骸
10の上面の高さを通気管6の高さの3/4以下、好ま
しくは2/3以下とする。ついで調整弁9−1、9−2
を開いて所定量の燃料をタンク9より中央ガス室1−2
に供給し、着火する。そして送風機7を動作させて外周
側エアー室1−1に加圧空気を導入し、空気供給ノズル
4−1より中央ガス室1−2に空気を噴出させると共
に、中央ガス室1−2に溜った燃料に対し、エアー撹拌
ノズル8よりほぼ下方向に空気を吹付け燃料の気化を促
進する。この際中央ガス室1−2に供給された燃料が廃
油であっても、該廃油中に含まれる不純物が燃焼して表
面に灰となって堆積してもエアー撹拌ノズル8によりこ
の灰が吹飛ばされるため気化が阻害されることがない。
空気量を一定とし、エアー撹拌ノズル8より供給される
空気量を多くすると気化が促進されて中央ガス室1−2
の内部では不完全燃焼が起こり、この不完全燃焼ガスが
上側ハウジング2内に移動する。
風管6のノズル6−1より最適な燃焼が得られるよう調
整弁7−1により制御された燃焼用空気がさらに噴出し
ているため完全燃焼が起こり、かつ燃焼の際に炎が死骸
10に直接作用するため完全に焼却することができる。
この際上記の通り死骸10を一列に円筒状に積み重ねた
理由は焼却を均一にし、完全に焼却するためであり、ま
た死骸10の上面の高さを通気管6の高さの3/4以
下、好ましくは2/3以下とする理由はノズル6−1よ
り供給された燃焼用空気により3/4までの位置にある
死骸10を完全に焼却すると共に、残りの1/4で臭気
の粒子を充分に焼却し、煙と悪臭の発生を防止するため
である。もし3/4を超える高さまで死骸10を積み重
ねると、死骸10の焼却は完全となるが臭気の発生が避
けられない。
煙突3を介して外部に排出され、一方焼却により発生し
た灰は中央ガス室1−2に設けられた灰取出し口1−3
から取出すことができる。
設内で煙や悪臭などの発生の恐れがなく燃料として廃油
を利用することができ、かつ燃焼が均一化して完全に焼
却し得る小動物の死骸の焼却方法およびその装置を提供
することができる。
Claims (2)
- 【請求項1】 多数のノズルが穿設されかつ垂直方向に
立設された通気管と同芯状に小動物の死骸を一列円筒状
に積み重ね、該積み重ねた死骸の上面の高さを前記通気
管の高さの3/4以下とし、前記ノズルより燃焼用空気
を供給して完全燃焼させることを特徴とする小動物の死
骸の焼却方法。 - 【請求項2】 有底円筒状の下側ハウジングと、該下側
ハウジングの上部に固定された円筒状の上側ハウジング
とからなり、前記下側ハウジングの内部は多数の空気供
給ノズルが穿設された耐火物によって外周側エアー室
と、少なくとも1つのエアー撹拌ノズルを内装された中
央ガス室とに仕切られ、該ガス室は前記上側ハウジング
内に形成された燃焼室と連通すると共に、該上側ハウジ
ングの中心に立設されかつ燃焼用空気を供給する多数の
ノズルが穿設された通気管と同芯状に、かつ前記上側ハ
ウジングの内周面と小動物の死骸収容用の環状の間隔を
保持して前記耐火物上にロストルが載置され、送風機に
より加圧された空気を、前記エアー室を介して前記エア
ー撹拌ノズル、空気供給ノズルおよび通気管に供給し、
さらに前記ガス室内に燃料を導入する供給管を設けたこ
とを特徴とする小動物の死骸の焼却装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10259097A JP3468499B2 (ja) | 1997-04-04 | 1997-04-04 | 小動物の死骸の焼却方法およびその装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10259097A JP3468499B2 (ja) | 1997-04-04 | 1997-04-04 | 小動物の死骸の焼却方法およびその装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10281419A JPH10281419A (ja) | 1998-10-23 |
JP3468499B2 true JP3468499B2 (ja) | 2003-11-17 |
Family
ID=14331456
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10259097A Expired - Lifetime JP3468499B2 (ja) | 1997-04-04 | 1997-04-04 | 小動物の死骸の焼却方法およびその装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3468499B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN106642130A (zh) * | 2015-10-31 | 2017-05-10 | 重庆市瑰邦农业开发有限公司 | 农业用焚化装置 |
-
1997
- 1997-04-04 JP JP10259097A patent/JP3468499B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH10281419A (ja) | 1998-10-23 |
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