JP3468143B2 - 誘電体フィルタ、誘電体ディプレクサおよび通信機 - Google Patents
誘電体フィルタ、誘電体ディプレクサおよび通信機Info
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Description
体を用いた誘電体フィルタ、誘電体デュプレクサおよび
それらを用いた通信機に関するものである。
誘電体共振器を設けて誘電体デュプレクサを構成する場
合、誘電体ブロックに複数の共振線路用孔を設けるとと
もに、それらの内面に共振線路を形成することにより、
送信帯域を通過させ受信帯域を減衰させる送信フィルタ
部分と、受信帯域を通過させ送信帯域を減衰させる受信
フィルタ部分とをそれぞれ設けている。
れ帯域通過型フィルタとした場合、各フィルタの通過特
性は図14に示すようなものとなる。ここでTxは送信
フィルタ、Rxは受信フィルタのそれぞれの通過特性で
ある。図中ハッチングで示すように、送信フィルタの特
性として、送信帯域における最大挿入損失と受信帯域に
おける最小減衰量が規定されていて、受信フィルタの特
性として、受信帯域における最大挿入損失および送信帯
域における最小減衰量が規定されている。送信フィルタ
と受信フィルタはこれらの条件を満足するように設計さ
れている。
したような通過特性は所定温度での特性であり、一般に
誘電体フィルタや誘電体デュプレクサは、高温になるほ
ど共振器の無負荷Q(Qo)が悪化する。これは電極材
料の温度特性に起因している。たとえば銀や銅の場合、
10℃上昇するごとに導電率が約2%低下する。この電
極の導電率の低下がそのままQoの悪化につながる。そ
のため高温になるほどフィルタの挿入損失が悪化するこ
とになる。
と、その周波数範囲(一方の限界周波数から他方の限界
周波数)を規定する領域で規定されるため、帯域通過特
性の両肩部分が上記領域の端に近接することになる。ま
た、デュプレクサの場合、送受信帯域が一般に近接して
いるため、通過域から減衰域にかけての肩部分が、最大
挿入損失とその周波数範囲を規定する領域の、減衰域に
近い側の端(以下、この最大挿入損失および限界周波数
を示す位置を「限界点」という。)に最も近接すること
になる。
信フィルタ)は図14においてA部分に示すように、通
過帯域の高域側に限界点があり、通過帯域の高い方のフ
ィルタ(受信フィルタ)はB部分に示すように、通過帯
域の低域側に限界点がある。
た場合、上述した理由により共振器のQoが悪化するた
め、図14において破線で示すように挿入損失が増大す
る。そして、或る温度以上では、送信フィルタの通過特
性の高域側の肩部分および受信フィルタの通過特性の低
域側の肩部分がそれぞれ限界点の最大挿入損失を超えて
しまう。
率温度特性が一定の(温度変化があっても誘電率が変化
しない)場合について示したが、誘電体材料に誘電率温
度特性がある場合には、その傾きによって通過特性が高
域側または低域側へもシフトすることになる。たとえ
ば、通常の温度から高温になるほど誘電率が低下して共
振周波数が上昇する場合には、低域側に減衰域を有する
受信フィルタの通過特性の肩部分が限界点の最大挿入損
失を超えてしまう。しかも、通過特性の波形が単に下方
へシフトするのでなく、図において斜め右下方向へシフ
トするので、比較的低い高温時においても上記の問題が
生じる。
ず、単体の誘電体フィルタにおいて、通過域から減衰域
にかけて挿入損失が大きくなる肩部分に限界点が近接す
る場合にも同様に生じる問題である。
損失特性の劣化を改善し、広い温度範囲に亘って優れた
特性を示す誘電体フィルタ、誘電体デュプレクサおよび
それらを用いた通信機を提供することにある。
ルタまたは誘電体デュプレクサの温度変化が生じても、
その通過特性を示す波形が、最大挿入損失とその限界周
波数で定まる限界点を超えないように移動させるもので
ある。
誘電体に共振線路が形成された誘電体共振器を備え、通
過域の低域側に減衰域を有し、前記通過域から前記減衰
域にかけて挿入損失が大きくなる通過特性を示す波形の
肩部分に、規定されている最大挿入損失の限界周波数位
置が近接する誘電体フィルタにおいて、前記誘電体の周
波数温度係数の極性を、基準温度以上の温度上昇にとも
なって誘電体共振器の共振周波数が低下する極性にす
る。また、誘電体に共振線路が形成された誘電体共振器
を備え、通過域の高域側に減衰域を有し、前記通過域か
ら前記減衰域にかけて挿入損失が大きくなる通過特性を
示す波形の肩部分に、規定されている最大挿入損失の限
界周波数位置が近接する誘電体フィルタにおいて、前記
誘電体の周波数温度係数の極性を、基準温度以上の温度
上昇にともなって誘電体共振器の共振周波数が上昇する
極性にする。これにより、温度上昇または温度低下に伴
ってフィルタの通過特性が変化しても、通過域から減衰
域にかけての肩部分が、限界点を避けるようにシフトす
るので、所定の特性を維持することになる。
数の誘電体共振器で構成し、それらのうち少なくともい
ずれか1つを、前記肩部分から前記減衰域にかけて減衰
極を形成するトラップ共振器とするとともに、該トラッ
プ共振器の誘電体の周波数温度係数の絶対値を他の誘電
体共振器の誘電体の周波数温度係数の絶対値より小さく
なるように前記誘電体の周波数温度係数を定める。これ
により減衰極付近の減衰特性は、温度変化に係わらず一
定となり、所定の減衰特性を維持することができる。
を単一の誘電体ブロックとして一体成形および一体焼成
したものとする。仮にディスクリートの誘電体共振器を
組み合わせて誘電体フィルタを構成する場合に、誘電体
の温度特性の違いは外観からは判別できないため誤植が
生じる問題があるが、本件発明によればその問題が生じ
ない。
通過域を共振周波数とする複数の誘電体共振器から構成
した帯域通過フィルタとする。これにより通過域の挿入
損失を小さくするとともに、減衰域に隣接する通過域の
肩部分の挿入損失を広い温度範囲に亘って低く維持する
ことができる。
減衰域を共振周波数とする複数の誘電体共振器から構成
した帯域阻止フィルタとする。これにより減衰域におけ
る減衰量を大きく確保するとともに、減衰域に隣接する
通過域の肩部分の挿入損失を広い温度範囲に亘って低く
維持することができる。
電体フィルタを2つ設けるとともに、一方を低域が減衰
域、高域が通過域である誘電体フィルタとし、他方を低
域が通過域、高域が減衰域である誘電体フィルタとす
る。これにより、いずれのフィルタにおいても、通過域
から減衰域にかけての通過特性の肩部分が、広い温度範
囲に亘って最大挿入損失を超えず、デュプレクサとして
の機能を維持することができる。また、この誘電体デュ
プレクサにおいても、上記2つの誘電体フィルタを単一
の誘電体ブロックとして一体成形および一体焼成したも
のとすれば、前記誤植の問題が生じない。
ィルタまたは誘電体デュプレクサを高周波回路部に設け
る。これにより広い温度範囲に亘って高周波回路部の所
定の信号処理機能を維持する通信機が得られる。
誘電体フィルタの構成を図1〜図4を参照して説明す
る。
(A)は平面図、(B)は正面図、(C)は底面図、
(D)は右側面図である。ただし、この誘電体フィルタ
を部品として回路基板上に実装する際には、(B)に示
す正面が回路基板に対する実装面となる。
ブロック1に対して各種孔および電極を形成して成る。
すなわち2a,2b,2cは共振線路用孔であり、その
内面に共振線路12a,12b,12cを形成してい
る。また3a,3bは入出力結合線路用孔であり、その
内面に入出力結合用線路13a,13bを形成してい
る。これらの孔は貫通孔の途中で内径の異なるステップ
孔としている。誘電体ブロック1の外面には入出力結合
用線路13a,13bからそれぞれ連続する入出力端子
7,8を形成するとともに、これらの入出力端子を除く
ほぼ全面(六面)に接地電極10を形成している。ま
た、共振線路12a,12b,12cには、ステップ孔
の内径の大きい側の端部付近にgで示す電極非形成部を
設けていて、この部分に浮遊容量(Cs)を生じさせて
いる。
用は次のとおりである。まず共振線路用孔2a,2b,
2cに形成した共振線路12a,12b,12cはそれ
ぞれ容量性結合する。すなわち、この共振線路12a,
12b,12cは上記Csによるコムライン結合(誘導
性結合)とステップ孔による容量性結合の合成で結合す
るが、ここでは誘導性結合<容量性結合の関係としてい
るため、共振線路12a,12b,12cは全体として
容量性結合する。共振線路12a,12cと入出力結合
用線路13a,13bとの間はそれぞれインターディジ
タル結合する。これにより、入出力端子7と8との間が
帯域通過フィルタとして作用する。
ある。ここでZa,Zb,Zcは図1における共振線路
12a,12b,12cによるインピーダンス、Zi,
Zoは図1における入出力結合用線路13a,13bに
よるインピーダンスである。またZiaは共振線路12
aと入出力結合用線路13aとの間に生じる相互容量に
よるインピーダンス、Zcoは共振線路12cと入出力
結合用線路13bとの間に生じる相互容量によるインピ
ーダンスである。さらにZabは共振線路12a,12
b同士の相互容量によるインピーダンス、Zbcは共振
線路12b,12c同士の相互容量によるインピーダン
スである。
す図である。この例では、上記容量性結合により通過域
の低域側に減衰極を形成して、通過域からその低域側の
減衰域にかけて急峻な減衰特性を得ている。図中ハッチ
ング部分が最大挿入損失と、その周波数範囲を示してい
る。通常の温度において、通過特性を示す波形の通過域
からその低域の減衰域にかけての肩部分は限界点に近接
しているが、通過域における挿入損失は、図中実線で示
すように、最大挿入損失より小さい。なお、ハッチング
で示す部分の高域端にも限界点が存在するが、通過域の
高域側の領域はここでは重視しない。
である。したがって高温時における誘電体フィルタの通
過特性は、図中破線で示すように低域方向へシフトす
る。また、電極の導電率温度係数に応じて、Qoが悪化
し、挿入損失は増大する。したがって温度上昇にともな
い通過特性の波形は図において斜め左下方向へ全体とし
てシフトすることになる。図の(A)に示すように高温
時においても通過特性を示す波形の肩部分は限界点を超
えることはない。
ある材料を用いて誘電体フィルタを構成した場合、通過
特性は図3の(B)に示すように図における下方にシフ
トするため、或る温度でBで示す肩部分が限界点を超え
ることになる。
特性を示している。実線で表した特性を示す誘電体材料
を用いた誘電体共振器の共振周波数は、25°Cを基準
として25°Cより高温になるほど共振周波数が低下
し、+85°Cで−5ppmだけ変化する。25°Cか
ら温度が低下した場合にも共振周波数は低下し、−35
°Cで−5ppmだけ変化する。また、図中破線で表し
た特性を示す誘電体材料を用いた誘電体共振器の共振周
波数は、25°Cを基準として25°Cより高温になる
ほど共振周波数が上昇し、+85°Cで+5ppmだけ
変化する。25°Cから温度が低下した場合にも共振周
波数は上昇し、−35°Cで+5ppmだけ変化する。
上述の基準とする温度を「基準温度」という。また、図
中一点鎖線で表した特性を示す誘電体材料を用いて誘電
体共振器を構成した場合、−35°Cから+85°Cに
亘って共振周波数は殆ど変化しない。
体材料としては、 BaO-PbO-Nd2O3-TiO2 下に凸型の特性を示す誘電体材料としては、 BaO-Bi2O3-Nd2O3-Sm2O3-TiO2 フラットな特性を示す誘電体材料としては、 BaO-PbO-Bi2O3-Nd2O3-TiO2 をそれぞれ用いることができる。さらに、これらの材料
の組成比を変えることによって誘電率温度係数(誘電体
フィルタとした場合の周波数温度係数)を任意に定める
ことができる。このような共振周波数の温度変化は誘電
体ブロックの誘電率温度係数により定まるものである
が、一般に誘電体材料の温度特性は、誘電体共振器を構
成したときの共振周波数の測定により求められるので、
誘電体の温度特性を以下周波数温度係数(以下TCとい
う。)で表す。
タは、図4においてAで示した25°C以上の温度上昇
に伴って周波数が低下する、すなわちTC<0の誘電体
材料を用いることになる。
タの構成を図5〜図7を参照して説明する。図5は誘電
体フィルタの投影図であり、(A)は平面図、(B)は
正面図、(C)は底面図、(D)は右側面図である。た
だし、この誘電体フィルタを部品として回路基板上に実
装する際には、(B)に示す正面が回路基板に対する実
装面となる。
ブロック1に対して各種孔および電極を形成して成る。
図1に示した構成と異なり、この例では、誘電体ブロッ
ク1に、さらに共振線路用孔2dを設けて、その内面に
共振線路12dを形成している。また、入出力結合線路
用孔3bのほぼ中央を境界位置として共振線路用孔2d
方向の誘電体ブロックはTC=0とし、他方の領域の誘
電体ブロックはTC<0としている。その他の構成は図
1に示したものと同様である。この誘電体ブロックの成
形時に、TC<0の誘電体とTC=0の誘電体とを一体
成形・一体焼成する。その際、誘電体材料の基本組成を
共通にすれば、成形・焼成時の誘電体材料のふるまいは
略等しくなるので、成形・焼成を同時に行うことができ
る。
とおりである。まず共振線路用孔2a,2b,2cに形
成した共振線路12a,12b,12cはそれぞれ容量
性の結合をする。第1の実施形態の場合と同様に、共振
線路12a,12b,12cは電極非形成部gの浮遊容
量Csによるコムライン結合(誘導性結合)とステップ
孔による容量性結合の合成で結合するが、ここでは誘導
性結合<容量性結合の関係としているため、共振線路1
2a,12b,12cは全体として容量性結合する。共
振線路12a,12cと入出力結合用線路13a,13
bとの間はそれぞれインターディジタル結合する。これ
により、入出力端子7と8との間が帯域通過フィルタと
して作用する。また、共振線路12dは入出力結合用線
路13bとインターディジタル結合して、トラップ共振
器として作用する。
ある。ここでZdは共振線路12dによるインピーダン
ス、Zdoは入出力結合用線路13bによるインピーダ
ンスZoと共振線路12dとの間に生じる相互容量によ
るインピーダンスである。その他は図2に示した等価回
路と同様である。
す図である。この例では、上記トラップ共振器として作
用する共振線路12dにより減衰極が生じている。これ
により通過域からその低域側の減衰域にかけて急峻な減
衰特性を得ている。図中の通過域におけるハッチング部
分が最大挿入損失およびその周波数範囲、減衰域におけ
るハッチング部分が最小減衰量およびその周波数範囲を
それぞれ示している。通常の温度において、通過特性を
示す波形の通過域からその低域の減衰域にかけての肩部
分は限界点に近接しているが、通過域における挿入損失
は、図中実線で示すように、最大挿入損失より小さい。
図5に示したように帯域通過フィルタ部分の誘電体はT
C<0であるので、高温時における誘電体フィルタの通
過特性を示す波形は、図中破線で示すように斜め左下方
向へ全体としてシフトする。このとき通過特性を示す波
形の肩部分は限界点を超えることはない。また、共振線
路用孔2d部分の誘電体はTC=0であるため、減衰極
の周波数は温度変化に係わらず一定である。これにより
減衰域における減衰量を常に確保することができ、減衰
域における規定されている最小減衰量を常に確保するこ
とができる。
の構成を図8および図9を基に説明する。以上に示した
例では帯域通過特性を有する誘電体フィルタを示した
が、同様にして帯域阻止型の誘電体フィルタにも適用で
きる。図8はその等価回路である。ここでZb,Zd,
Zfはそれぞれ共振線路のインピーダンスであり、Zb
d,Zdfはこれらの線路がインターディジタル結合す
る相互容量によるインピーダンスである。またZa,Z
c,Zeはトラップ共振器としての共振線路のインピー
ダンス、Zabは共振器ZaとZb間の相互容量による
インピーダンスであり、π/2の位相回路として作用す
るため、(Za,Zab)がトラップ共振器として作用
する。同様にZcdは共振器ZdとZc間の相互容量に
よるインピーダンスであり、(Zc,Zcd)がトラッ
プ共振器として作用し、Zefは共振器ZfとZe間の
相互容量によるインピーダンスであり、(Zf,Ze
f)がトラップ共振器として作用する。このように3段
のトラップ共振器を結合させた構造としている。
す図である。ここで、通過域から減衰域にかけての通過
特性の肩部分が限界点に近接している。誘電体ブロック
の誘電体材料はTC>0としている。そのため、高温時
において通過特性の波形は破線で示すように斜め右下方
向へシフトする。これにより高温時においても通過損失
の最大値を超えることがない。
クサの構成を図10〜図12を参照して説明する。図1
0は誘電体デュプレクサの投影図であり、(A)は平面
図、(B)は正面図、(C)は底面図、(D)は右側面
図である。この誘電体デュプレクサを部品として回路基
板上に実装する際には、(B)に示す正面が回路基板に
対する実装面となる。
電体ブロック1に対して各種孔および電極を形成して成
る。すなわち2a,2b,2cは共振線路用孔であり、
その内面に共振線路12a,12b,12cを形成して
いる。同様に、5a,5b,5cは共振線路用孔であ
り、その内面に共振線路15a,15b,15cを形成
している。また3a,3b,3cはそれぞれ入出力結合
線路用孔であり、それらの内面に入出力結合用線路13
a,13b,13cを形成している。これらの孔は貫通
孔の途中で内径の異なるステップ孔としている。誘電体
ブロック1の外面には入出力結合用線路13a,13
b,13cからそれぞれ連続する入出力端子7,8,9
を形成するとともに、これらの入出力端子を除くほぼ全
面(六面)に接地電極10を形成している。また、共振
線路12a,12b,12c,15a,15b,15c
には、ステップ孔の内径の大きい側の端部付近にgで示
す電極非形成部をそれぞれ設けていて、この部分に浮遊
容量(Cs)を生じさせている。
に示すように、TC=0、TC>0、TC<0、TC=
0の4つの誘電体の領域から成る。
の作用は次のとおりである。まず共振線路用孔2a,2
b,2cに形成した共振線路12a,12b,12cは
それぞれ誘導性結合する。共振線路12a,12b,1
2cは電極非形成部gの浮遊容量Csによるコムライン
結合(誘導性結合)とステップ孔による容量性結合の合
成で結合するが、ここでは誘導性結合>容量性結合の関
係としているため、共振線路12a,12b,12cは
全体として誘導性結合する。共振線路12a,12cと
入出力結合用線路13a,13bとの間はそれぞれイン
ターディジタル結合する。共振線路12dと入出力結合
用線路13bとはインターディジタル結合する。
それぞれ容量性結合する。共振線路15a,15b,1
5cは電極非形成部gの浮遊容量Csによるコムライン
結合(誘導性結合)とステップ孔による容量性結合の合
成で結合するが、ここでは誘導性結合<容量性結合の関
係としているため、共振線路15a,15b,15cは
全体として容量性結合する。共振線路15a,15cと
入出力結合用線路13c,13aとの間はそれぞれイン
ターディジタル結合し、共振線路15dと入出力結合用
線路13cとはインターディジタル結合する。
である。ここでZ1a,Z1b,Z1cは図10におけ
る共振線路15a,15b,15cによるインピーダン
ス、Z1dは共振線路15dによるインピーダンス、Z
2dは共振線路12dによるインピーダンスである。ま
た、Z2a,Z2b,Z2cは図10における共振線路
12a,12b,12cによるインピーダンス、Z1
i,Zio,Z2oは図1における入出力結合用線路1
3c,13a,13bによるインピーダンスである。ま
たZ1idは共振線路15dと入出力結合用線路13c
との間に生じる相互容量によるインピーダンス、Z2o
dは共振線路12dと入出力結合用線路13bとの間に
生じる相互容量によるインピーダンスである。Z1ab
は共振線路15aと15bとの間に生じる相互容量によ
るインピーダンス、Z1bcは共振線路15bと15c
との間に生じる相互容量によるインピーダンス、Z2a
bは共振線路12aと12bとの間に生じる相互容量に
よるインピーダンス、Z2bcは共振線路12bと12
cとの間に生じる相互容量によるインピーダンスであ
る。さらに、Z1coは共振線路15cと入出力結合用
線路13aとの間に生じる相互容量によるインピーダン
ス、Z2aiは共振線路12aと入出力結合用線路13
aとの間に生じる相互容量によるインピーダンスであ
る。
ルタを、それぞれ3段の共振器と1段のトラップ共振器
から構成する。
性を示す図である。この例では、送信フィルタは送信帯
域を通過させ、その高域側にある受信帯域を減衰させ
る。受信フィルタは受信帯域を通過させ、その低域側に
ある送信帯域を減衰させる。送信フィルタはその通過域
の高域側に上記トラップ共振器による減衰域を形成して
いて、受信フィルタはその通過域の低域側に上記トラッ
プ共振器による減衰域を形成している。
減衰量およびそれらの周波数範囲を示している。通常の
温度において、通過特性を示す波形の通過域から減衰域
にかけての肩部分は限界点に近接しているが、通過域に
おける挿入損失は、図中実線で示すように、最大挿入損
失より小さい。
共振器部分の誘電体はTC>0である。したがって高温
時における送信フィルタの通過特性を示す波形は、図中
破線で示すように斜め右下方向へシフトする。そのた
め、図の(A)に示すように、送信フィルタは高温時に
おいても通過特性を示す波形の肩部分は限界点を超える
ことはない。また、受信フィルタの帯域通過特性を発現
させる共振器部分の誘電体はTC<0である。したがっ
て高温時における受信フィルタの通過特性を示す波形
は、図中破線で示すように斜め左下方向へシフトする。
そのため、図の(A)に示すように、受信フィルタは高
温時においても通過特性を示す波形の肩部分は限界点を
超えることはない。また、送信フィルタと受信フィルタ
の減衰極を発現させるそれぞれの共振器部分の誘電体は
TC=0であるため、高温時においても送信フィルタの
受信帯域における減衰量および受信フィルタの送信帯域
における減衰量を常に確保できるようになる。
発現させる共振器部分の誘電体として図4においてBで
示す材料を用い、受信フィルタの帯域通過特性を発現さ
せる共振器部分の誘電体として図4においてAで示す材
料を用いる。そのため、25°Cより低温時においては
図12の(B)に示すように、送信フィルタの通過域の
特性は図において右斜め上方向に変移し、受信フィルタ
の通過域の特性は図において左斜め上方向に変移する。
したがって低温時においては送信フィルタと受信フィル
タのいずれも挿入損失はさらに良好となる。
成を示すブロック図である。同図においてANTは送受
信アンテナ、DPXはデュプレクサ、BPFa,BPF
b,BPFcはそれぞれ帯域通過フィルタ、AMPa,
AMPbはそれぞれ増幅回路、MIXa,MIXbはそ
れぞれミキサ、OSCはオシレータ、DIVは分周器
(シンセサイザー)である。MIXaはDIVから出力
される周波数信号を変調信号で変調し、BPFaは送信
周波数の帯域のみを通過させ、AMPaはこれを電力増
幅してDPXを介しANTより送信する。BPFbはD
PXから出力される信号のうち受信周波数帯域のみを通
過させ、AMPbはそれを増幅する。MIXbはBPF
cより出力される周波数信号と受信信号とをミキシング
して中間周波信号IFを出力する。
図10に示した構造の誘電体デュプレクサを用いる。ま
た帯域通過フィルタBPFa,BPFb,BPFcには
図1または図5に示した構造の誘電体フィルタを用いる
ことができる。このようにして全体に小型の通信装置を
構成する。
低下に伴ってフィルタの通過特性が変化しても、通過域
から減衰域にかけての肩部分が、限界点を避けるように
シフトするので、所定の特性を維持することができる。
は温度に依存せず、所定の減衰特性を維持することがで
きる。
体共振器を組み合わせて誘電体フィルタを構成する場合
のような誤植の問題が回避できる。
さくするとともに、減衰域に隣接する通過域の肩部分の
挿入損失を広い温度範囲に亘って低く維持することがで
きる。
を大きく確保するとともに、減衰域に隣接する通過域の
肩部分の挿入損失を広い温度範囲に亘って低く維持する
ことができる。
ィルタのいずれのフィルタにおいても、通過域から減衰
域にかけての通過特性の肩部分が、広い温度範囲に亘っ
て最大挿入損失を超えず、デュプレクサとしての機能を
維持することができる。
体共振器を組み合わせて誘電体デュプレクサを構成する
場合のような誤植の問題が生じない。
に亘って高周波回路部の所定の信号処理機能を維持する
通信機が得られる。
示す図
路図
投影図
ロック図
Claims (9)
- 【請求項1】 誘電体に共振線路が形成された誘電体共
振器を備え、通過域の低域側に減衰域を有し、前記通過
域から前記減衰域にかけて挿入損失が大きくなる通過特
性を示す波形の肩部分に、規定されている最大挿入損失
の限界周波数位置が近接する誘電体フィルタにおいて、前記誘電体の周波数温度係数の極性を、基準温度以上の
温度上昇にともなって誘電体共振器の共振周波数が低下
する極性にした ことを特徴とする誘電体フィルタ。 - 【請求項2】 誘電体に共振線路が形成された誘電体共
振器を備え、通過域の高域側に減衰域を有し、前記通過
域から前記減衰域にかけて挿入損失が大きくなる通過特
性を示す波形の肩部分に、規定されている最大挿入損失
の限界周波数位置が近接する誘電体フィルタにおいて、 前記誘電体の周波数温度係数の極性を、基準温度以上の
温度上昇にともなって誘電体共振器の共振周波数が上昇
する極性にしたことを特徴とする誘電体フィルタ。 - 【請求項3】 前記誘電体フィルタは複数の誘電体共振
器からなり、それらのうち少なくともいずれか1つを前
記肩部分から前記減衰域にかけて減衰極を形成するトラ
ップ共振器とするとともに、該トラップ共振器の誘電体
の周波数温度係数の絶対値を他の誘電体共振器の誘電体
の周波数温度係数の絶対値より小さくなるように前記誘
電体の周波数温度係数を定めたことを特徴とする請求項
1または2に記載の誘電体フィルタ。 - 【請求項4】 前記複数の誘電体共振器を単一の誘電体
ブロックとして一体成形および一体焼成したことを特徴
とする請求項3に記載の誘電体フィルタ。 - 【請求項5】 前記誘電体フィルタは前記通過域を共振
周波数とする複数の誘電体共振器から成る帯域通過フィ
ルタである請求項1または2に記載の誘電体フィルタ。 - 【請求項6】 前記誘電体フィルタは前記減衰域を共振
周波数とする複数の誘電体共振器から成る帯域阻止フィ
ルタである請求項1または2に記載の誘電体フィルタ。 - 【請求項7】 請求項1〜6のいずれかに記載の誘電体
フィルタを2つ設けるとともに、一方を低域が減衰域、
高域が通過域である誘電体フィルタとし、他方を低域が
通過域、高域が減衰域である誘電体フィルタとした誘電
体デュプレクサ。 - 【請求項8】 前記2つの誘電体フィルタは単一の誘電
体ブロックとして一体成形および一体焼成した請求項7
に記載の誘電体デュプレクサ。 - 【請求項9】 請求項1〜6のうちいずれかに記載の誘
電体フィルタまたは請求項7もしくは8に記載の誘電体
デュプレクサを高周波回路部に設けて成る通信機。
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