JP3467952B2 - 駆動回路 - Google Patents

駆動回路

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JP3467952B2
JP3467952B2 JP03664196A JP3664196A JP3467952B2 JP 3467952 B2 JP3467952 B2 JP 3467952B2 JP 03664196 A JP03664196 A JP 03664196A JP 3664196 A JP3664196 A JP 3664196A JP 3467952 B2 JP3467952 B2 JP 3467952B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、印加される電圧
に応じ、入力された光を吸収する光学手段を用いた光変
調装置に関するものである。印加される電圧に応じ、入
力された光を吸収するという特性をもつものとして、電
界吸収形光変調器(以下、EA変調器と記す。EAと
は、Electro−Absorptionの略である。)、フォトダイ
オード等がある。以降ではEA変調器を駆動させるEA
変調器駆動回路を例にして説明する。
【0002】
【従来の技術】
従来例1.図11は、「州崎(NEC)他、電子情報通信学
会春季大会、1992、B-994」に示された、EA変調器を
ドライバICで駆動する従来のEA変調器駆動回路の回
路構成図である。図11において、2は印加される電圧
に応じ、入力された光を吸収するEA変調器であり、図
示していない光源レーザダイオードから出力される光を
吸収するよう動作する。3は、EA変調器2に一端が接
続され、他端が接地された終端抵抗である。6は、EA
変調器2に電圧を印加するEA変調器ドライバであり、
EA変調器ドライバ6の終段のドレインとEA変調器2
とは直結されている。
【0003】EA変調器ドライバ6がON動作の時、E
A変調器ドライバ6は、EA変調器2に接続された終端
抵抗3を通してGNDから電流を吸い込んでEA変調器
2に逆バイアス電圧を与え、EA変調器2を電圧駆動す
この時EA変調器2は、図示していない光源レーザ
ダイオードから出力された光を吸収して光の符号化を行
従来例2. 図12は、「半導体カタログ・光半導体素子編、三菱電
機、1989、1-27頁」に記載された従来のAutomat
ic Power Contorol(以下、APCと
記す)回路を示す図である。このAPC回路は、光源で
あるレーザダイオード(以下、LDと記す)1から発せ
られる光の光出力強度を自動的に安定化させるものであ
る。図12において、1は光源となるレーザダイオード
であり、30はフォトダイオードである。LD1が出す
光の一部をフォトダイオード30が受けると、フォトダ
イオード30に光電流が流れる。電流の流れる方向は、
図12における回路図で下から上で、この電流は270
Ωと150Ωの抵抗を流れてGNDへ抜ける。従ってL
D1の光出力に比例した電圧が270Ωと150Ωの抵
抗の両端に発生することになる。この電圧は電圧バッフ
ァ31を介して比較増幅器32の−入力に与えられ、比
較増幅器32の+入力には、定電圧ダイオード33(M
Z303)で発生する基準電圧が与えられる。比較増幅
器32は、電圧バッファ31を介して入力されるLD1
の光出力に比例した電圧と、電圧ダイオード33を介し
て入力される基準電圧とを比較増幅し、トランジスタ3
4(2SC1735)を駆動してLD1に電流を流す。
従ってLD1の光出力が増せば、トランジスタ34のベ
ース電圧が下がってLD1の駆動電流を減らすよう動作
し、LD1の光出力が減ればトランジスタ34のベース
電圧が上がってLD1の駆動電流を増やすよう動作す
る。以上の動作がループ状に行われるためLD1の光出
力に比例した電圧(270Ωと150Ωの抵抗の両側に
発生する電圧)が定電圧ダイオード33(MZ303)
で発生する基準電圧に等しく安定化されることになる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来例1に示したEA
変調器駆動回路は、上述したようにEA変調器2をEA
変調器ドライバ6で直接駆動していたこの方法は一般
的な方法であるが、EA変調器2が駆動し、図示してい
ない光源レーザダイオードから出力された光を吸収する
際に、電流が発生する。以下、この電流をフォトカレン
トと記す。EA変調器2に印加される電圧のピーク電圧
値は、本来0Vとなるべきものであるが、EA変調器2
が光を吸収する際に発生するフォトカレントが終端抵抗
3に流れ込むため、EA変調器2に印加される電圧のピ
ーク電圧値は光源レーザダイオードから出力された光の
光出力強度に比例して+側にシフトする。
【0005】このようなEA変調器2に印加される電圧
のバイアス点変動は、チャーピングや光出力強度の変動
をもたらすという問題点がある。ここで、チャーピング
とは、EA変調器2を透過して出力される光の波長の変
動が大きくなることをいい、光出力強度の変動とは、E
A変調器2を透過して出力される光の光出力強度の変動
をいう。
【0006】また、光源となるレーザダイオードから出
力される光の光強度を安定化させるためには、従来例2
で示したようにモニタ用のフォトダイオードを必要とし
ていた。
【0007】本発明は、光源レーザダイオードから出力
される光の出力光強度に関わらず、フォトカレントによ
るEA変調器2のバイアス点変動を防止することを第1
の目的としている。また、光源レーザダイオードから出
力される光を制御するために従来用いられてきたモニタ
用フォトダイオードを用いることなく光源レーザダイオ
ードから発せられる光の光出力強度を安定化させること
を第2の目的としている。
【0008】さらに、EA変調器2の劣化、故障の有無
を容易に認識することを第3の目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明における駆動回
路は、一端が接地され、印加される電圧に応じ、入力さ
れた光を吸収する光学手段と、一端が接地されるととも
に他端が上記光学手段の他端に接続され、上記光学手段
による光吸収動作に伴って電流が流れる抵抗と、上記光
学手段の他端及び上記抵抗の他端に接続され、上記抵抗
を通して上記接地から電流を吸い込むことにより上記光
学手段に電圧を印加して上記光学手段を動作させて前記
入力された光を変調させる電圧印加手段と、上記光学手
段に印加されている電圧の電圧値を検出する電圧値検出
手段と、上記電圧値検出手段によって検出された電圧値
と、基準電圧値とを比較する比較手段と、上記比較手段
の比較結果に応じ、光吸収動作に伴って上記抵抗に流れ
る電流によって生じる電圧を制御する電圧制御手段とを
有するものである。また、この発明における駆動回路
は、一端が接地され、印加される電圧に応じ、入力され
た光を吸収する光学手段と、上記光学手段に並列に接続
され、上記光学手段による光吸収動作に伴って電流が流
れる抵抗と、上記光学手段の他端及び上記抵抗に接続さ
れ、上記抵抗を通して電流を吸い込むことにより上記光
学手段に電圧を印加して上記光学手段を動作させて前記
入力された光を変調させる電圧印加手段と、上記光学手
段に印加されている電圧の電圧値を検出する電圧値検出
手段と、上記電圧値検出手段によって検出された電圧値
と、基準電圧値とを比較する比較手段と、上記比較手段
の比較結果に応じ、光吸収動作に伴って上記抵抗に流れ
る電流によって生じる電圧を制御する電圧制御手段とを
有することを特徴とする駆動回路。ここで、光学手段
は、後述の実施の形態におけるEA変調器2に対応する
ものであり、電圧印加手段はEA変調器ドライバ6に対
応するものである。また、電圧値検出手段は、後述の実
施の形態におけるピーク検出回路5、反転増幅回路10
と加算回路11に対応するものである。また、電圧制御
手段は、電流吸い出し回路9、電流注入回路17に対応
するものである。
【0010】また、この発明における駆動回路は、一端
が接地され、印加される電圧に応じ、入力された光を吸
収する光学手段と、一端が接地されるとともに他端が
記光学手段の他端に接続され、上記光学手段による光吸
収動作に伴って電流が流れる抵抗と、上記光学手段の他
端及び上記抵抗の他端に接続され、上記抵抗を通して上
記接地から電流を吸い込むことにより上記光学手段に電
圧を印加して上記光学手段を動作させて前記入力された
光を変調させる電圧印加手段と、上記光学手段に印加さ
れている電圧の電圧値を検出する電圧値検出手段と、上
記電圧値検出手段によって検出された電圧値と、基準電
圧値とを比較する比較手段と、上記比較手段による比較
結果に応じ、光吸収動作に伴って上記抵抗に流れる電流
を制御する電流制御手段とを有するものである。また、
この発明における駆動回路は、一端が接地され、印加さ
れる電圧に応じ、入力された光を吸収する光学手段と、
上記光学手段に並列に接続され、上記光学手段による光
吸収動作に伴って電流が流れる抵抗と、上記光学手段の
他端及び上記抵抗に接続され、上記抵抗を通して電流を
吸い込むことにより上記光学手段に電圧を印加して上記
光学手段を動作させて前記入力された光を変調させる電
圧印加手段と、上記光学手段に印加されている電圧の電
圧値を検出する電圧値検出手段と、上記電圧値検出手段
によって検出された電圧値と、基準電圧値とを比較する
比較手段と、上記比較手段による比較結果に応じ、光吸
収動作に伴って上記抵抗に流れる電流を制御する電流制
御手段とを有することを特徴とする駆動回路。ここで、
上記抵抗に流す電流を制御する電流制御手段は、後述の
実施の形態における電流吸い出し回路9、電流注入回路
17に対応するものである。
【0011】
【0012】さらにまた、上記光学手段として、電界吸
収形光変調器を有するものである。
【0013】また、上記比較手段による比較結果に応
じ、上記抵抗に流す電流を制御する電流制御手段を有す
るものである。
【0014】さらに、上記抵抗に流す電流を制御する電
流制御手段として、上記電圧差検出手段によって検出さ
れた電圧差に応じて上記抵抗に流す電流を吸い出す電流
吸出手段を有するものである。
【0015】さらにまた、上記抵抗に流す電流を制御す
る電流制御手段として、上記電圧差検出手段によって検
出された電圧差に応じて上記抵抗に流す電流を注入する
電流注入手段を有するものである。
【0016】また、上記抵抗に流す電流を制御する電流
制御手段として、上記電圧差検出手段によって検出され
た電圧差に応じて上記抵抗に流れる電流を吸い出す電流
吸出し手段と、上記電圧差検出手段によって検出された
電圧差に応じて上記抵抗に流れる電流を注入する電流注
入手段とを有するものである。
【0017】さらに、上記電圧印加手段と上記光学手段
とを接続する接続手段を有し、上記電圧値検出手段は、
上記接続手段の電圧値を検出するものである。ここで、
接続手段とは、後述の実施の形態における高速電気信号
伝送路4に対応するものである。
【0018】さらにまた、上記電圧値検出手段は、上記
電圧印加手段の出力の内、上記光学手段に接続される第
1出力側の平均電圧値と上記第1出力とは異なる第2出
力側の平均電圧値とから、上記光学手段に印加される電
圧の電圧値を検出するものである。
【0019】また、上記基準電圧値を調節する調節手段
を有するものである。ここで、調節手段は、後述の実施
の形態における調節可能に設けられた抵抗12c、抵抗
15dに対応するものである。
【0020】
【0021】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.この実施の形態におけるEA変調器駆動
回路は、EA変調器に接続される終端抵抗に流入するフ
ォトカレントを除去することによりEA変調器に印加さ
れる電圧のピーク値を0Vに安定化させるものであり、
以下図1に基づいて説明する。
【0022】図1は、この実施の形態におけるEA変調
器駆動回路の回路構成図である。図1において、1は光
を発する光源レーザダイオード(以下、LDと記す)で
あり、2は光源LD1から発せられた光を吸収するEA
変調器である。EA変調器2は、後述のEA変調器ドラ
イバ6から印加される電圧値に応じて光の吸収率が変動
する。
【0023】3は、EA変調器2に一端が接続され、他
端が接地された終端抵抗であり、4はEA変調器2、終
端抵抗3と後述のEA変調器ドライバ6とを接続する高
速電気信号伝送路である。5は、高速電気信号伝送路4
に接続され、高速電気信号伝送路4のピーク電圧を検出
するピーク検出回路であり、ピーク検出回路5は、ダイ
オード5a、コンデンサ5b、抵抗5cとから構成され
る。
【0024】6はEA変調器2に対して電圧を印加する
EA変調器ドライバであり、7は一端がEA変調器ドラ
イバ6の逆相出力側に接続され、他端が接地された終端
抵抗である。8は、ピーク検出回路5の出力側に接続さ
れた比較増幅回路であり、比較増幅回路8は、演算増幅
器8a、抵抗8b〜8e、負電源とから構成される。ま
た、抵抗8bは、一端が負電源に接続されている。
【0025】9は比較増幅回路8の出力側に接続された
電流吸い込み回路であり、電流吸い込み回路9は、演算
増幅器9a、抵抗9b、トランジスタ9c、負電源とか
ら構成される。また、抵抗9bは一端が負電源に接続さ
れている。抵抗9bに接続される負電源の負電源電圧値
と、抵抗8bに接続される負電源の負電源電圧値は同じ
電圧値となるようにしてある。
【0026】次にこの実施の形態におけるEA変調器駆
動回路の動作について説明する。まず、ピーク検出回路
5が、高速電気信号伝送路4のピーク電圧値を検出す
る。高速電気信号伝送路4のピーク電圧値は、EA変調
器2に印加される電圧のピーク値と一致する。ここで、
ピーク電圧値とは、電圧の最大値をいう。
【0027】EA変調器ドライバ6は終端抵抗3を通し
てGND(0V)から電流を吸い込むことによりEA変
調器2を電圧駆動するため、EA変調器に印加される電
圧のピーク電圧値は本来0Vとなるべきものである。し
かし、フォトカレントが終端抵抗3に流れている場合に
は、高速電気信号伝送路4のピーク電圧値は、0Vより
も+側にシフトしている。
【0028】次に、比較増幅回路8は、ピーク検出回路
5によって検出したピーク電圧とGNDレベル(0V)
との差を増幅する。比較増幅回路8の抵抗8cにはピー
ク検出回路5によって検出したピーク電圧が入力され、
抵抗8dは一端が接地されているため、抵抗8dにはG
NDレベルが与えられる。また、演算増幅器8aの正相
入力には、抵抗8bを介して負電源電圧をあたえる。し
たがって、演算増幅器8aは負電源電圧をコモンモード
出力として、高速電気信号伝送路4のピーク電圧とGN
Dレベルとの差を増幅して出力する。また、高速電気信
号伝送路4のピーク電圧が0Vの場合には、演算増幅回
路8aから出力側の電圧値は、抵抗8bに接続された負
電源の電圧値と同一になる。
【0029】電流吸い出し回路9の演算増幅器9aの+
入力には、比較増幅回路8から高速電気信号伝送路4の
ピーク値とGNDレベルとの差が入力される。また、演
算増幅器9aの−入力には、抵抗9bを介して負電源電
圧を与える。したがって、高速電気信号伝送路4のピー
ク電圧値が0Vよりも増えれば演算増幅器9aの出力が
増えることになり、演算増幅器9aの出力の増加に応じ
てトランジスタ9cが高速電気信号伝送路4から電流を
吸い出してEA変調器2に印加される電圧のピーク値を
下げるよう動作する。
【0030】この実施の形態におけるEA変調器駆動回
路の効果について述べる。この実施の形態においては、
以上説明したように動作し、電流吸い出し回路9のトラ
ンジスタ9cが高速電気信号伝送路4から電流を吸い出
すことによりフォトカレントが終端抵抗3に流れこむの
を防止することができる。したがって、比較増幅回路8
の利得を適当に与えれば、上述の各回路が動作すること
によりフォトカレントを除去することができ、さらには
EA変調器に印加される電圧のピーク電圧が0Vを上ま
わるのを防止できる。また、この実施の形態において
は、高速電気信号伝送路4のピーク電圧値の検出のため
に図1に示したようなピーク検出回路5によって構成し
ているため、回路構成が簡単になる。
【0031】フォトカレントが流れ込むことによる終端
抵抗3に生じる電圧降下を少なくするためには、終端抵
抗3に流れ込む電流を少なくする方法と、終端抵抗3の
抵抗値を小さくする方法とが理論上は考えられる。した
がって、フォトカレントが流れ込むことによる終端抵抗
3に生じる電圧降下を少なくするために、終端抵抗3の
抵抗値を小さくするよう制御するようにしてもよい。し
かし、次のような理由から、終端抵抗3の抵抗値を小さ
くするよう制御する方法に比べ、終端抵抗3に流れ込む
電流を少なくする方法の方が有効である。
【0032】その1つの理由としては、高速電気信号伝
送路4のインピーダンスは一般に50Ωとされているた
め、終端抵抗3の抵抗値としては50Ωとするのが一般
的であるからである。また2つ目の理由としては、EA
変調器ドライバ6は、終端抵抗3に電流を流すことによ
ってEA変調器2に電圧をかけるので、終端抵抗3の抵
抗値を小さくするとEA変調器ドライバ6はより多くの
電流を流すよう制御することが必要となるからである。
【0033】実施の形態2. この実施の形態におけるEA変調器駆動回路は、EA変
調器2に接続される終端抵抗3に発生するフォトカレン
トを除去することによりEA変調器2に印加される電圧
のピーク値を0Vに安定化させる他の形態を示したもの
であり、先の実施の形態と異なるのは、高速電気信号伝
送路4のピーク電圧値を反転増幅回路10および加算回
路11を用いて検出する点である以下、この実施の形
態におけるEA変調器駆動回路を図2に基づいて説明す
る。
【0034】図2は、この実施の形態におけるEA変調
器駆動回路の回路構成図である。図2において、10
は、EAドライバの逆相出力の平均電圧レベルの±を反
転して出力する反転増幅回路であり、反転増幅回路10
は、抵抗10a〜10dと演算増幅器10eとから構成
される。抵抗10cの一端は演算増幅器10aの+入力
に接続され、他端は接地されている。また、抵抗10d
の一端は演算増幅器10aの−入力に接続され、他端が
EAドライバの逆送出力側に接続される。
【0035】11は、高速電気信号伝送路4の駆動信号
の平均電圧レベルと、反転増幅回路10から出力された
EAドライバの逆相出力の平均電圧レベルの反転値とを
加算する加算回路である。加算回路11は、抵抗11a
〜11cと演算増幅器11dとから構成される。抵抗1
1aの一端は演算増幅器11dの+入力に接続され、他
端は高速電気信号伝送路4に接続されている。抵抗11
bの一端は演算増幅器11dの−入力に接続され、他端
は接地される。比較増幅回路8は、加算回路11の出力
側に接続される。比較増幅回路8および電流吸い出し回
路9は、先の実施の形態と同一であるので説明は省略す
る。
【0036】次にこの実施の形態におけるEA変調器駆
動回路の動作について説明する。反転増幅回路10は、
抵抗10dを介してEA変調器ドライバ6の逆相出力の
電圧を入力し、入力された逆相出力の平均電圧レベルを
演算増幅器10eによって符号反転させて出力する。し
たがって、反転増幅回路10から出力される電圧は、E
A変調器ドライバ6の逆相出力の平均電圧レベルの±が
反転されたものである。
【0037】加算回路11は、抵抗11aを介して高速
電気信号伝送路4の駆動信号の電圧を入力し、入力され
た高速電気信号伝送路4の駆動信号の電圧と反転増幅回
路10からの出力とを加算することにより、その結果と
して演算増幅器11dから高速電気信号伝送路4の駆動
信号のピーク電圧値を検出する。
【0038】反転増幅回路10および加算回路11によ
り高速電気信号伝送路4のピーク電圧値を検出する原理
を図3を用いて説明する。図3において、(a)は高速
電気信号伝送路4での電圧値を示し、(b)はEA変調
器ドライバ6の逆送出力の電圧値を示す。図3(a)
で、V11は高速電気信号伝送路4の平均電圧値を示
し、Vpは高速電気信号伝送路4のピーク電圧値を示
す。図3(b)で、V10はEA変調器ドライバ6の逆
送出力の平均電圧値を示す。
【0039】この場合、高速電気信号伝送路4のピーク
電圧値VpとEA変調器ドライバ6の逆送出力の平均電
圧値V10と高速電気信号伝送路4の平均電圧値V11
との関係は、次のようになる。 −V10+V11=Vp 反転増幅回路10において−V10を検出し、加算回路
11では、V11を検出するとともに−V10+V11
を算出することにより高速電気信号伝送路4のピーク電
圧値Vpを検出する。
【0040】比較増幅回路8は、加算回路11によって
検出した高速電気信号伝送路4の駆動信号電圧のhig
hレベルと、GNDレベル(0V)との差を増幅する。
以降比較増幅回路8、電流吸い出し回路9は、先の実施
の形態と同様動作する。
【0041】この実施の形態におけるEA変調器駆動回
路の効果について述べる。この実施の形態においては、
以上説明したように動作し、電流吸い出し回路9のトラ
ンジスタ9cが高速電気信号伝送路4から電流を吸い出
すことによりフォトカレントが終端抵抗3に流れこむの
を防止することができる。したがって、比較増幅回路8
の利得を適当に与えれば、上述の各回路が動作すること
によりフォトカレントを除去することができ、さらには
EA変調器に印加される電圧のピーク電圧が0Vを上ま
わるのを防止できる。
【0042】実施の形態3.一般に、光源LD1から発
せられる光の光出力強度は不安定であるため、従来は光
源LD1から発せられる光の光出力強度を安定化させる
ためのモニタ用フォトダイオードが必要であった。
【0043】この実施の形態におけるEA変調器駆動回
路は、光源LD1の光出力強度を安定化させるためのモ
ニタ用フォトダイオードを用いることなく、光源LD1
から発せられる光出力強度を安定させるAPC動作を行
うものであり、EA変調器の終端抵抗に流れ込むフォト
カレントがLD出力光強度に比例することを利用したも
のである。以下、この実施の形態におけるEA変調器駆
動回路を図4に基づいて説明する。
【0044】図4は、この実施の形態におけるEA変調
器駆動回路の回路構成図である。図4において、12は
ピーク検出回路5の出力側に接続された比較増幅回路で
あり、比較増幅回路12は抵抗12a〜12eと演算増
幅器12f、正電源とから構成されている。抵抗12b
は一端が増幅演算器12fの+入力に接続され、他端が
ピーク検出回路5の出力側に接続されている。抵抗12
dは、一端が演算増幅器12fの−入力に接続され、他
端が抵抗12cを介して正電源に接続される。この実施
の形態における比較増幅回路12は、抵抗12cの抵抗
値を調節することができる。
【0045】13は比較増幅回路12の出力側に接続さ
れた電圧電流変換回路であり、電圧電流変換回路13
は、トランジスタ13a、13b、演算増幅器13c、
抵抗13d、正電源とから構成される。演算増幅器13
cの−入力は比較増幅回路12の出力側に接続されてお
り、演算増幅器13cの+入力は抵抗13dを介して正
電源と接続されている。電圧電流変換回路13は、光源
LD1に電流を供給するとともに、その電流を制御する
よう機能する。
【0046】その他、光源LD1、EA変調器2、終端
抵抗3、ピーク検出回路5、EA変調器ドライバ6、終
端抵抗7は先の実施の形態と同様であるので説明は省略
する。
【0047】次にこの実施の形態におけるEA変調器駆
動回路の動作について説明する。まず、ピーク検出回路
5が、高速電気信号伝送路4のピーク電圧値を検出す
る。高速電気信号伝送路4のピーク電圧値は、EA変調
器2に印加される電圧のピーク値と一致する。高速電気
信号伝送路4のピーク電圧値は、光源LD1の出力光強
度に比例する。
【0048】比較増幅回路12の抵抗12bには、ピー
ク検出回路5によって検出したピーク電圧が入力され、
抵抗12dには、抵抗12cで決まる値が入力される。
また、演算増幅器12fの+入力は抵抗12bに接続さ
れるとともに、抵抗12eを介して正電源に接続されて
いる。そのため演算増幅器12fは、正の電源電圧をコ
モンモード出力として、ピーク検出回路5によって検出
したピーク電圧値と抵抗12cで決まる値との差を増幅
して出力する。
【0049】電流/電圧変換回路13の演算増幅器13
cの+入力には、比較増幅回路12からピーク検出回路
5によって検出したピーク電圧値と抵抗12cで決まる
値との差が入力される。また、演算増幅器13cの−入
力には、抵抗13dを介して正電源電圧が与えられる。
したがって、ピーク検出回路5によって検出したピーク
電圧値が抵抗12cで決まる値との差よりも増えれば、
演算増幅器12fの出力が増加し、この時トランジスタ
13bのエッミッタの電位が上がる。
【0050】このようにトランジスタ13bのエッミッ
タの電位が上がるのは、演算増幅器13cの特性とし
て、正負2つの+入力、−入力の電位は常にほぼ等し
く、入力端子への電流も0になる。言い換えれば、演算
増幅器13cがそうなるように動作して、演算増幅器1
2fの出力電位とトランジスタ13bのエッミッタの電
位が等しくなるからである。
【0051】トランジスタ13bのエミッタの電位が上
がると抵抗13bの両端の電位差が小さくなり、したが
って光源LD1に流れ込む電流が小さくなる。このよう
にして、光源LD1の出力光強度が抵抗12cによって
決まる一定のレベルに安定化される。
【0052】この実施の形態におけるEA変調器駆動回
路の効果について述べる。以上の動作により、モニタ用
フォトダイオードを設けることなく、LD出力光強度を
一定のレベルに安定化することができる。即ち、モニタ
用フォトダイオードを用いることなく、光源LDのAP
C動作を行うことができる。
【0053】実施の形態4. この実施の形態は、光源LD1の光出力強度を安定化さ
せるためのモニタ用フォトダイオードを用いることな
く、光源LD1から発せられる光出力強度を安定させる
APC動作を行うものであり、EA変調器の終端抵抗に
流れ込むフォトカレントがLD出力光強度に比例するこ
とを利用したEA変調器駆動回路の他の形態を示したも
のである。上記実施の形態3と異なるのは、高速電気信
号伝送路4のピーク電圧値を反転増幅回路10および加
算回路11を用いて検出する点である以下、この実施
の形態におけるEA変調器駆動回路を図5に基づいて説
明する。
【0054】図5は、この実施の形態におけるEA変調
器駆動回路の回路構成図である。反転増幅回路10、加
算回路11、比較増幅回路12、電流電圧変換回路13
は、先の実施の形態と同様であるので説明は省略する。
【0055】次にこの実施の形態におけるEA変調器駆
動回路の動作について説明する。反転増幅回路10は、
抵抗10dを介してEA変調器ドライバ6の逆相出力の
電圧を入力し、入力された逆相出力の平均電圧レベルを
演算増幅器10eによって符号反転させて出力する。し
たがって、反転増幅回路10から出力される電圧は、E
A変調器ドライバ6の逆相出力の平均電圧レベルの±が
反転されたものである。
【0056】加算回路11は、抵抗11aを介して高速
電気信号伝送路4の駆動信号の電圧を入力し、入力され
た高速電気信号伝送路4の駆動信号の電圧と反転増幅回
路10からの出力とを加算することにより、その結果と
して演算増幅器11dから高速電気信号伝送路4の駆動
信号のピーク電圧値を検出する。
【0057】そして、演算増幅器11dによって検出さ
れた電圧が、比較増幅回路12に入力される。比較増幅
回路12の演算増幅器12fは、正の電源電圧をコモン
モード出力として、EA変調器2に印加される電圧のピ
ーク値が抵抗12cで決まる値より大きくなると、電流
電圧変換回路13が光源LDに流すバイアス電流を減ら
す。したがって、比較増幅回路12の利得を適当に与え
れば、EA変調器2に印加される電圧のピーク値は抵抗
12cで設定した電圧に安定化される。このようにし
て、光源LD1の出力光強度が抵抗12cによって決ま
る一定のレベルに安定化される。
【0058】この実施の形態におけるEA変調器駆動回
路の効果について述べる。以上の動作により、モニタ用
フォトダイオードを設けることなく、LD出力光強度を
一定のレベルに安定化することができる。即ち、モニタ
用フォトダイオードを用いることなく、光源LDのAP
C動作を行うことができる。
【0059】実施の形態5.この実施の形態におけるE
A変調器駆動回路は、EA変調器2に接続される終端抵
抗に発生するフォトカレントを除去することによりEA
変調器に印加される電圧のピーク値を0Vに安定化させ
るとともに、モニタ用フォトダイオードを用いることな
く光源LD1の光出力強度を安定化させるAPC動作を
行うものである。以下、この実施の形態におけるEA変
調器駆動回路を図6に基づいて説明する。図6は、この
実施の形態におけるEA変調器駆動回路の回路構成図で
ある。
【0060】14は、電流吸い込み回路9によって吸出
す電流を電圧に変換する電流電圧変換回路であり、電流
電圧変換回路14は、演算増幅器14a、抵抗14b〜
14fとから構成される。抵抗14dは、一端がトラン
ジスタ9cに接続され、他端が高速電気信号伝送路4に
接続されている。抵抗14cは、一端が演算増幅器14
aの+入力に接続され、他端が抵抗14dおよび高速電
気信号伝送路4に接続されている。抵抗14eは、一端
が演算増幅器14aの−入力に接続され、他端が抵抗1
4dおよびトランジスタ9cに接続されている。
【0061】その他、ピーク検出回路5、比較増幅回路
8、電圧電流変換回路9、比較増幅回路12、電圧電流
変換回路13は、先の実施の形態と同様であるので説明
は省略する。但し、比較演算増幅回路12は、電流電圧
変換回路14に接続されている点で先の実施の形態と異
なる。
【0062】次にこの実施の形態におけるEA変調器駆
動回路の動作について説明する。ピーク検出回路5が高
速電気信号伝送路4のピーク電圧値を検出し、比較増幅
回路8に出力する。比較増幅回路8は、ピーク検出回路
5によって検出したピーク検出回路5によって検出した
ピーク電圧とGNDレベルとの差を増幅する。
【0063】電流電圧変換回路9は、比較増幅回路8か
ら出力されるピーク電圧とGNDレベルとの差に応じた
電流を、高速電気信号伝送路4から吸い出す。電流電圧
変換回路9による電流の吸い出しにより、終端抵抗3に
流れこむフォトカレントを除去することができ、EA変
調器1に印加される電圧のピーク値は0Vに安定化され
る。
【0064】また、電流電圧変換回路14は、電流電圧
変換回路9による吸い込み電流を電流電圧変換して比較
増幅回路12に対して出力する。電流電圧変換回路9に
よって吸い込まれた電流がフォトカレントに相当し、こ
のフォトカレントはLD光源1の出力光強度に比例する
ものであるため、電流電圧変換回路14によって電流電
圧変換された電圧値は、LD光源1の出力光強度に対応
したものとなる。
【0065】比較増幅回路12の演算増幅器12fは、
電流電圧変換回路14から出力された電圧が、抵抗12
cで決まる基準電圧値より大きくなると、電圧電流変換
回路13に対して出力する。抵抗12cは調節可能にな
っている。電流電圧変換回路13は、比較増幅器12か
らの出力が増加した場合に、光源LDに流すバイアス電
流を減らすよう動作する。このようにして、光源LD1
の出力光強度が抵抗12cによって決まる一定のレベル
に安定化される。
【0066】この実施の形態におけるEA変調器駆動回
路の効果について述べる。この実施の形態におけるEA
変調器駆動回路は、電流吸いだし回路9が高速電気信号
伝送路4から電流を吸出すことによりフォトカレントが
終端抵抗3cに流れ込むのを防止することができる。し
たがって、EA変調器に印加される電圧のピーク値が0
Vを上まわるのを防止することができる。
【0067】また、電圧電流変換回路13が比較増幅器
12からの出力が増加した場合に、光源LDに流すバイ
アス電流を減らすよう動作して、光源LD1の出力光強
度が抵抗12cによって決まる一定のレベルに安定化す
るので、モニタ用フォトダイオードを設けることなく光
源LD1のAPC動作を行うことができる。
【0068】実施の形態6.この実施の形態におけるE
A変調器駆動回路は、EA変調器2に印加される電圧の
ピーク値を任意に設定される基準値に安定化させるとと
もに、モニタ用フォトダイオードを用いることなく光源
LD1の光出力強度を安定化させるAPC動作を行うも
のであり、以下図7に基づいて説明する。
【0069】図7は、この実施の形態におけるEA変調
器駆動回路の回路構成図である。15は、加算回路11
の出力側に接続された比較増幅回路であり、比較増幅回
路15は演算増幅器15aと抵抗15b〜15g、正電
源、負電源とから構成されている。抵抗15cは一端が
増幅演算器15aの+入力に接続され、他端が加算回路
11の出力側に接続されている。抵抗15eは、一端が
演算増幅15aの−入力に接続され、他端が抵抗15
e、15dを介して正電源に接続されている。また、抵
抗15dは一端が正電源に他端が負電源に接続されてお
り、また抵抗15dは抵抗値を調節可能に設けられてい
る。
【0070】16は、比較増幅回路15の出力側に接続
されたレベルシフト回路であり、レベルシフト回路16
は演算増幅器16aと抵抗16b〜16eと、正電源と
から構成されている。抵抗16cは一端が増幅演算器1
6aの+入力に接続され、他端が比較増幅回路15の出
力側に接続されている。抵抗16dは、一端が演算増幅
16aの−入力に接続され、他端が接地されている。ま
た、演算増幅器16aの+入力は、抵抗16bを介して
正電源に接続されているため、+入力への入力が正電源
の電圧分レベルシフトされることになる。
【0071】17は、レベルシフト回路16の出力側に
接続された電流注入回路であり、電流注入回路17は演
算増幅器17aと抵抗17b、トランジスタ17c、正
電源とから構成されている。トランジスタ17cは演算
増幅器17aの出力側に接続されている。抵抗17bは
一端が正電源に接続され、他端がトランジスタ17cに
接続されている。
【0072】141は、電流吸い込み回路9によって吸
出す電流を電圧に変換する吸い込み側電流電圧変換回路
であり、吸い込み側電流電圧変換回路141は、演算増
幅器141a、抵抗141b〜141fとから構成され
る。抵抗141dは、一端がトランジスタ9cに接続さ
れ、他端が高速電気信号伝送路4に接続されている。抵
抗141cは、一端が演算増幅器141aの+入力に接
続され、他端が抵抗141dおよび高速電気信号伝送路
4に接続されている。抵抗141eは、一端が演算増幅
器141aの−入力に接続され、他端が抵抗141dお
よびトランジスタ9cに接続されている。
【0073】142は、電流注入回路17によって注入
する電流を電圧に変換する注入側電流電圧変換回路であ
り、注入側電流電圧変換回路142は、演算増幅器14
2a、抵抗142b〜142fとから構成される。抵抗
142dは、一端がトランジスタ17cに接続され、他
端が高速電気信号伝送路4に接続されている。抵抗14
2cは、一端が演算増幅器142aの+入力に接続さ
れ、他端が抵抗142dおよび高速電気信号伝送路4に
接続されている。抵抗142eは、一端が演算増幅器1
42aの−入力に接続され、他端が抵抗142dおよび
トランジスタ9cに接続されている。
【0074】18は、吸い込み側電流電圧変換回路14
1と注入側電流電圧変換回路142から出力される電圧
値を加算する加算回路であり、演算増幅器18aと抵抗
18b〜18fとから構成される。抵抗18dは、一端
が演算増幅器18aの+入力に接続され、他端が注入側
電流電圧変換回路141に接続されている。抵抗18c
は、一端が演算増幅器18aの+入力に接続され、他端
が吸い込み側電流電圧変換回路142に接続されてい
る。抵抗18eは、一端が演算増幅器18aの+入力に
接続され、他端が加算回路11に接続されている。
【0075】演算増幅器18aの+入力には、吸い込み
側電流電圧変換回路141の出力、注入側電流電圧変換
回路142の出力および加算回路11からの出力を加え
たものが入力される。抵抗18fは、一端が演算増幅器
18aの−入力に接続され、他端が接地されている。
【0076】加算回路18の出力側には、比較増幅回路
12が接続されている。その他の回路については、先の
実施の形態と同様であるので説明は省略する。
【0077】次に、この実施の形態におけるEA変調器
駆動回路の動作を説明する。反転増幅器10は、抵抗1
0dを介してEA変調器ドライバ6の逆送出力の電圧を
入力し、入力された逆送出力の平均電気レベルを演算増
幅器10eによって符号反転させて入力する。加算回路
11は、抵抗11aを介して高速電気信号伝送路4の駆
動信号の電圧を入力し、入力された高速電気信号伝送路
4の駆動信号の電圧と反転増幅回路10からの出力とを
加算することにより、その結果として演算増幅器11d
から高速電気信号伝送路4の駆動信号のピーク電圧値を
検出する。
【0078】比較増幅回路15は、基準電圧値と、加算
回路11からの出力であるピーク電圧値との差を増幅
し、負の電源電圧をコモンモード電圧として出力する。
基準電圧値は、抵抗15dの抵抗値を調節することによ
り変更可能に設定されるものである。比較増幅回路15
は、電流吸い出し回路9とレベルシフト回路16に対し
て出力を与える。
【0079】電流吸い出し回路9は、先の実施の形態で
説明したように、演算増幅器9aの出力に応じてトラン
ジスタ9cが高速電気信号伝送路4から電流を吸い出し
てEA変調器2に印加される電圧のピーク電圧値を下げ
るよう動作する。電流吸い出し回路9による電流の吸い
出しは、加算回路11から出力されるピーク電圧値が抵
抗15dで設定した基準電圧値よりも大きい場合に行わ
れる。
【0080】レベルシフト回路16は、比較増幅回路1
5の出力が負の電源電圧をコモンモード電圧となってい
るのを、正の電源電圧にシフトするものであり、レベル
シフト回路16からの出力は電流注入回路17に与えら
れる。電流注入回路17は、レベルシフト回路16から
の出力に応じてトランジスタ17cが高速電気信号伝送
路4に電流を注入してEA変調器2に印加される電圧の
ピーク電圧値を上げるよう動作する。電流注入回路17
による電流注入は、加算回路11から出力されるピーク
電圧値が抵抗15dで設定した基準電圧値よりも小さい
場合に行われる。
【0081】以上のように電流吸い出し回路9または電
流注入回路17のいずれかが動作することにより、高速
電気信号伝送路4の電圧のピーク電圧値は15dの抵抗
で設定した基準電圧値に安定化されるしたがって、E
A変調器2に印加される電圧のピーク電圧値が基準電圧
値に安定化されることになる。
【0082】吸い出し側電流電圧変換回路141、注入
側電流電圧変換回路142は、電流吸い出し回路9また
は電流注入回路17によって高速電気信号伝送路4から
吸い出しあるいは高速電気信号伝送路4に注入された電
流を電圧に変換して出力する。吸い出し側電流電圧変換
回路141、注入側電流電圧変換回路142は、高速電
気信号伝送路4から電流を吸い出す場合を正として出力
する。
【0083】加算回路18は、吸い出し電流電圧変換回
路141、注入側電流電圧変換回路142から出力され
た電圧値と、電流吸い出しあるいは注入後の高速電気信
号伝送路4の電圧のピーク電圧値とから、フォトカレン
トが終端抵抗3に流れ込むことによって発生した電圧を
算出して出力する。
【0084】具体的には、フォトカレントが終端抵抗3
に流れ込むことによって発生した電圧値を算出する原理
を図8を用いて説明する。図8では、電流吸い出し回路
9によって電流が吸い出された場合を例にして説明す
る。図8において、(a)は電流吸い出し回路9によっ
て電流が吸い出される前の高速電気信号伝送路4のピー
ク電圧値Vpを示す。この電圧値Vpがフォトカレント
が終端抵抗3に流れ込むことによって発生した電圧値で
ある。このフォトカレントが終端抵抗3に流れ込むこと
によって発生した電圧値Vpは光源LDから出力される
光の出力光強度に比例する。
【0085】(b)は電流吸い出し回路9によって電流
が吸い出された後の高速電気信号伝送路4のピーク電圧
値V1を示し、図8(b)においてV2は電流吸い出し
回路9による電流吸い出しによって低下した電圧を示
す。これら、Vp、V1、V2には次のような関係があ
る。 V1+V2=Vp
【0086】電流吸い出し回路9によって電流が吸い出
される前の高速電気信号伝送路4のピーク電圧値V1
は、加算回路11dから終端抵抗18eに与えられる電
圧に相当し、電流吸い出し回路9による電流吸い出しに
よって低下した電圧V2は、注入側電流電圧変換回路1
42から抵抗18dに与えられる電圧に相当する。電流
注入の場合には、電圧V2は注入側電流電圧変換回路1
42から抵抗18cに与えられる電圧に相当する。
【0087】加算回路18から比較増幅回路12にフォ
トカレントが終端抵抗3に流れ込むことによって発生し
た電圧を出力し、比較増幅回路12の演算増幅器12f
は、加算回路18から出力された電圧が、抵抗12cで
決まる基準電圧値より大きくなると、電圧電流変換回路
13に対して出力する。抵抗12cは調節可能になって
いる。電流電圧変換回路13は、比較増幅器12からの
出力が増加した場合に、光源LD1に流すバイアス電流
を減らすよう動作する。このようにして、光源LD1の
出力光強度が抵抗12cによって決まる一定のレベルに
安定化される。
【0088】この実施の形態におけるEA変調器駆動回
路の効果について述べる。この実施の形態におけるEA
変調器駆動回路は、電流吸いだし回路9が高速電気信号
伝送路4から電流を吸出す、あるいは電流注入回路17
が電流を注入することにより、EA変調器に印加される
電圧のピーク値を基準値に安定させることができる。
【0089】また、この基準値は、比較増幅回路15の
抵抗15dの抵抗値によって調節可能であり、任意の値
に設定することができる。したがって、EA変調器に印
加される電圧のピーク値を設定によりプラス側の基準値
に安定化させることも、マイナス側の基準値に安定化さ
せることも可能である。このように任意の基準値に安定
化できることにより、EA変調器2を透過して出力され
る光信号の光強度やチャーピング等を制御することがで
きるようになり有効である。
【0090】さらに、電圧電流変換回路13が比較増幅
器12からの出力が増加した場合に、光源LDに流すバ
イアス電流を減らすよう動作して、光源LD1の出力光
強度が抵抗12cによって決まる一定のレベルに安定化
するので、モニタ用フォトダイオードを設けることなく
光源LD1のAPC動作を行うことができる。
【0091】この実施の形態においては、抵抗12cの
抵抗値を調節することにより光源LD1の光出力強度を
任意のレベルに安定化させることができるため、要求あ
るいは回路の状況に柔軟に対応することができる。
【0092】実施の形態7. この実施の形態におけるEA変調器駆動回路は、整合用
抵抗19を設けたものであり、以下図7に基づいて説明
する。図7は、この実施の形態におけるEA変調器駆動
回路の回路構成図である。図7において、19は一端が
高速電気信号伝送路4に接続され、他端が接地された整
合用抵抗であるその他の構成については、先の実施の
形態と同様であるので説明は省略する。
【0093】EA変調器2は電気回路的にはコンデンサ
と等価であるため、高域では整合が崩れ変調電気信号の
反射が大きくなる一方EA変調器ドライバ6の出力は
ハイインピーダンスであるため、EA変調器2とEA変
調器ドライバ6との間で変調信号の多重反射がおこり、
EA変調器2から出力される光信号波形の劣化を招きや
すいという問題がある。
【0094】しかし、整合用抵抗19を高速電気信号伝
送路4に付加することによって、EA変調器ドライバ6
の出力のインピーダンスを下げることができ、これによ
りEA変調器2とEA変調器ドライバ6間の高速電気信
号の多重反射を低減し、光信号波形の劣化を低減するこ
とができる。
【0095】実施の形態8.この実施の形態におけるE
A変調器駆動回路は、電圧比較回路20を設けたもので
あり、以下図8に基づいて説明する。図8は、この実施
の形態におけるEA変調器駆動回路の回路構成図であ
る。図8において、20は電流電圧変換回路14の出力
側に接続され電圧比較回路であり、電圧比較回路20は
演算増幅器20a、抵抗20b〜20e、正電源とから
構成されている。抵抗20bは、一端が演算増幅器20
aの+入力に接続され、他端が演算増幅器14aと抵抗
12bとに接続されている。抵抗20cは、一端が演算
増幅器20aの−入力に接続され、他端が抵抗20dを
介して正電源に接続されている。
【0096】電流電圧変換回路14から電流吸い込み回
路9によって吸い込まれた電流に相当する電圧が出力さ
れる。この電圧は、終端抵抗3にフォトカレントが流れ
込むことにより発生した電圧に相当する。電圧比較回路
20の演算増幅器20aの+入力には、抵抗20bを介
して電流電圧変換回路14から出力された電圧が入力さ
れる。演算増幅器20aは、電流電圧変換回路14から
出力された電圧が、抵抗20dによって定められる基準
電圧値を下回った場合にEA変調器2が故障したとみな
してアラームを出力する。
【0097】電流電圧変換回路14から出力された電圧
が、抵抗20dによって定められる基準電圧値を下回る
のは、抵抗3に流れるフォトカレントがある基準値より
も少なくなった場合である。つまり、演算増幅器20a
では、電流電圧変換回路14から出力された電圧が、抵
抗20dによって定められる基準電圧値を下回るか、上
回るかを判別することにより、フォトカレントの量をモ
ニタしている。この実施の形態におけるEA変調器駆動
回路は、電圧比較回路20から出力されるアラームによ
って、EA変調器2の劣化、故障を監視することができ
る。
【0098】
【発明の効果】この発明は、以下に示すような効果を奏
する。
【0099】この発明における駆動回路は、一端が接地
され、印加される電圧に応じ、入力された光を吸収する
光学手段と、一端が接地されるとともに他端が上記光学
手段の他端に接続され、上記光学手段による光吸収動作
に伴って電流が流れる抵抗と、上記光学手段の他端及び
上記抵抗の他端に接続され、上記抵抗を通して上記接地
から電流を吸い込むことにより上記光学手段に電圧を印
加して上記光学手段を動作させて前記入力された光を変
調させる電圧印加手段と、上記光学手段に印加されてい
る電圧の電圧値を検出する電圧値検出手段と、上記電圧
値検出手段によって検出された電圧値と、基準電圧値と
を比較する比較手段と、上記比較手段の比較結果に応
じ、光吸収動作に伴って上記抵抗に流れる電流によって
生じる電圧を制御する電圧制御手段とを有するので、上
記光学手段による光吸収動作に伴って上記光学手段のバ
イアス点が変動するのを防止することができる。また、
この発明における駆動回路は、一端が接地され、印加さ
れる電圧に応じ、入力された光を吸収する光学手段と、
上記光学手段に並列に接続され、上記光学手段による光
吸収動作に伴って電流が流れる抵抗と、上記光学手段の
他端及び上記抵抗に接続され、上記抵抗を通して電流を
吸い込むことにより上記光学手段に電圧を印加して上記
光学手段を動作させて前記入力された光を変調させる電
圧印加手段と、上記光学手段に印加されている電圧の電
圧値を検出する電圧値検出手段と、上記電圧値検出手段
によって検出された電圧値と、基準電圧値とを比較する
比較手段と、上記比較手段の比較結果に応じ、光吸収動
作に伴って上記抵抗に流れる電流によって生じる電圧を
制御する電圧制御手段とを有するので、上記光学手段に
よる光吸収動作に伴って上記光学手段のバイアス点が変
動するのを防止することができる。
【0100】また、この発明における駆動回路は、一端
が接地され、印加される電圧に応じ、入力された光を吸
収する光学手段と、一端が接地されるとともに他端が
記光学手段の他端に接続され、上記光学手段による光吸
収動作に伴って電流が流れる抵抗と、上記光学手段の他
端及び上記抵抗の他端に接続され、上記抵抗を通して上
記接地から電流を吸い込むことにより上記光学手段に電
圧を印加して上記光学手段を動作させて前記入力された
光を変調させる電圧印加手段と、上記光学手段に印加さ
れている電圧の電圧値を検出する電圧値検出手段と、上
記電圧値検出手段によって検出された電圧値と、基準電
圧値とを比較する比較手段と、上記比較手段による比較
結果に応じ、光吸収動作に伴って上記抵抗に流れる電流
を制御する電流制御手段とを有するので、上記光学手段
による光吸収動作に伴って上記光学手段のバイアス点が
変動するのを簡単な制御により防止することができる。
また、この発明における駆動回路は、一端が接地され、
印加される電圧に応じ、入力された光を吸収する光学手
段と、上記光学手段に並列に接続され、上記光学手段に
よる光吸収動作に伴って電流が流れる抵抗と、上記光学
手段の他端及び上記抵抗に接続され、上記抵抗を通して
電流を吸い込むことにより上記光学手段に電圧を印加し
て上記光学手段を動作させて前記入力された光を変調さ
せる電圧印加手段と、上記光学手段に印加されている電
圧の電圧値を検出する電圧値検出手段と、上記電圧値検
出手段によって検出された電圧値と、基準電圧値とを比
較する比較手段と、上記比較手段による比較結果に応
じ、光吸収動作に伴って上記抵抗に流れる電流を制御す
る電流制御手段とを有するので、上記光学手段による光
吸収動作に伴って上記光学手段のバイアス点が変動する
のを簡単な制御により防止することができる。
【0101】
【0102】
【0103】さらに、上記抵抗に流す電流を制御する電
流制御手段として、上記電圧差検出手段によって検出さ
れた電圧差に応じて上記抵抗に流す電流を吸い出す電流
吸出手段を有するため、上記光学手段のバイアス点をマ
イナス側にシフトすることができ、上記光学手段のバイ
アス点変動を防止することができる。
【0104】さらにまた、上記抵抗に流す電流を制御す
る電流制御手段として、上記電圧差検出手段によって検
出された電圧差に応じて上記抵抗に流す電流を注入する
電流注入手段を有するため、上記光学手段のバイアス点
をプラス側にシフトすることができ、上記光学手段のバ
イアス点変動を防止することができる。
【0105】また、上記抵抗に流す電流を制御する電流
制御手段として、上記電圧差検出手段によって検出され
た電圧差に応じて上記抵抗に流れる電流を吸い出す電流
吸出し手段と、上記電圧差検出手段によって検出された
電圧差に応じて上記抵抗に流れる電流を注入する電流注
入手段とを有するものであるので、上記光学手段のバイ
アス点変動をプラス側、マイナス側いずれにもシフトす
ることができ、上記光学手段のバイアス点を任意の値に
安定化させることができる。
【0106】さらに、上記電圧印加手段と上記光学手段
とを接続する接続手段を有し、上記電圧値検出手段は、
上記接続手段の電圧値を検出するため、上記光学手段に
印加されている電圧の電圧値を容易に検出することがで
きる。
【0107】さらにまた、上記電圧値検出手段は、上記
電圧印加手段の出力の内、上記光学手段に接続される第
1出力側の平均電圧値と上記第1出力とは異なる第2出
力側の平均電圧値とから、上記光学手段に印加される電
圧の電圧値を検出するため、上記光学手段に印加されて
いる電圧の電圧値を容易に検出することができる。
【0108】また、上記基準電圧値を調節する調節手段
を有するので、上記光学手段のバイアス点や上記光出力
手段から出力される光の光出力強度を調節可能に安定化
させることができる。
【0109】
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施の形態1におけるEA変調器駆動回路の
回路構成図である。
【図2】 実施の形態2におけるEA変調器駆動回路の
回路構成図である。
【図3】 高速電気信号伝送路4の電圧値およびEA変
調器ドライバ6の逆送出力の平均電圧値を示す図であ
る。
【図4】 実施の形態3におけるEA変調器駆動回路の
回路構成図である。
【図5】 実施の形態4におけるEA変調器駆動回路の
回路構成図である。
【図6】 実施の形態5におけるEA変調器駆動回路の
回路構成図である。
【図7】 実施の形態6におけるEA変調器駆動回路の
回路構成図である。
【図8】 高速電気信号伝送路4の電流吸い出し前後の
ピーク電圧値を示す図である。
【図9】 実施の形態7におけるEA変調器駆動回路の
回路構成図である。
【図10】 実施の形態8におけるEA変調器駆動回路
の回路構成図である
【図11】 従来例1におけるEA変調器駆動回路の回
路構成図である。
【図12】 従来例2におけるAPC回路の回路構成図
である。
【符号の説明】
1 光源レーザダイオード(LD)、2 EA変調器、
3 終端抵抗、4 高速電気信号伝送路、5 ピーク検
出回路、5a ダイオード、5b コンデンサ、5c
抵抗、6 EA変調器ドライバ、7 終端抵抗、8 比
較増幅回路、8a 演算増幅器、8b〜8e 抵抗、9
電流吸い出し回路、9a 演算増幅器、9b 抵抗、
9c トランジスタ、10 反転増幅回路、10a〜1
0d 抵抗、10e 演算増幅器、11 加算回路、1
1a〜11c 抵抗、11d 演算増幅器、12 比較
増幅回路、12a〜12e 抵抗、12f 演算増幅
器、13 電圧電流変換回路、13a、13b トラン
ジスタ、13c 演算増幅器、13d 抵抗、14 電
流電圧変換回路、14a 演算増幅器、14b〜14f
抵抗、141 吸い込み側電流電圧変換回路、141
a 演算増幅器、141b〜141f 抵抗、142
注入側電流電圧変換回路、142a 演算増幅器、14
2b〜142f 抵抗、15 比較増幅回路、15a
演算増幅器、15b〜15g 抵抗、16 レベルシフ
ト回路、16a 演算増幅器、16b〜16e 抵抗、
17 電流注入回路、17a 演算増幅器、17b 抵
抗、17c トランジスタ、18 加算回路、18a
演算増幅器、18b〜18f 抵抗、19 整合用抵
抗、20 電圧比較回路、20a コンパレータ、20
b〜20e 抵抗。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 北山 忠善 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三菱電機株式会社内 (56)参考文献 特開 平7−231141(JP,A) 特開 平4−162481(JP,A) 特開 平4−178614(JP,A) 特開 平9−33867(JP,A) 特開 平9−214470(JP,A) 洲崎哲行 他,光変調器ドライバIC を用いた10Gb/s光変調器モジュー ル,1992年電子情報通信学会春季大会, 1992年 3月24日,第4−146頁 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G02F 1/015

Claims (11)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一端が接地され、印加される電圧に応
    じ、入力された光を吸収する光学手段と、一端が接地されるとともに他端が 上記光学手段の他端
    接続され、上記光学手段による光吸収動作に伴って電流
    が流れる抵抗と、上記光学手段の他端及び上記抵抗の他端に接続され、上
    記抵抗を通して上記接地から電流を吸い込むことにより
    上記光学手段に電圧を印加して上記光学手段を動作させ
    て前記入力された光を変調させる電圧印加手段と、 上記光学手段に印加されている電圧の電圧値を検出する
    電圧値検出手段と、 上記電圧値検出手段によって検出された電圧値と、基準
    電圧値とを比較する比較手段と、 上記比較手段の比較結果に応じ、光吸収動作に伴って
    記抵抗に流れる電流によって生じる電圧を制御する電圧
    制御手段とを有することを特徴とする駆動回路。
  2. 【請求項2】 一端が接地され、印加される電圧に応
    じ、入力された光を吸収する光学手段と、 上記光学手段に並列に接続され、上記光学手段による光
    吸収動作に伴って電流が流れる抵抗と、 上記光学手段の他端及び上記抵抗に接続され、上記抵抗
    を通して電流を吸い込むことにより上記光学手段に電圧
    を印加して上記光学手段を動作させて前記入力された光
    を変調させる電圧印加手段と、 上記光学手段に印加されている電圧の電圧値を検出する
    電圧値検出手段と、 上記電圧値検出手段によって検出された電圧値と、基準
    電圧値とを比較する比較手段と、 上記比較手段の比較結果に応じ、光吸収動作に伴って上
    記抵抗に流れる電流によって生じる電圧を制御する電圧
    制御手段とを有することを特徴とする駆動回路。
  3. 【請求項3】 一端が接地され、印加される電圧に応
    じ、入力された光を吸収する光学手段と、一端が接地されるとともに他端が 上記光学手段の他端
    接続され、上記光学手段による光吸収動作に伴って電流
    が流れる抵抗と、上記光学手段の他端及び上記抵抗の他端に接続され、上
    記抵抗を通して上記接地から電流を吸い込むことにより
    上記光学手段に電圧を印加して上記光学手段を動作させ
    て前記入力された光を変調させる電圧印加手段と、 上記光学手段に印加されている電圧の電圧値を検出する
    電圧値検出手段と、 上記電圧値検出手段によって検出された電圧値と、基準
    電圧値とを比較する比較手段と、 上記比較手段による比較結果に応じ、光吸収動作に伴っ
    上記抵抗に流れる電流を制御する電流制御手段とを有
    することを特徴とする駆動回路。
  4. 【請求項4】 一端が接地され、印加される電圧に応
    じ、入力された光を吸収する光学手段と、 上記光学手段に並列に接続され、上記光学手段による光
    吸収動作に伴って電流が流れる抵抗と、 上記光学手段の他端及び上記抵抗に接続され、上記抵抗
    を通して電流を吸い込むことにより上記光学手段に電圧
    を印加して上記光学手段を動作させて前記入力された光
    を変調させる電圧印加手段と、 上記光学手段に印加されている電圧の電圧値を検出する
    電圧値検出手段と、 上記電圧値検出手段によって検出された電圧値と、基準
    電圧値とを比較する比較手段と、 上記比較手段による比較結果に応じ、光吸収動作に伴っ
    て上記抵抗に流れる電流を制御する電流制御手段とを有
    することを特徴とする駆動回路。
  5. 【請求項5】 上記光学手段とは、電界吸収形光変調器
    であることを特徴とする請求項1乃至のいずれかに記
    載の駆動回路。
  6. 【請求項6】 上記抵抗に流れる電流を制御する電流制
    御手段は、上記電圧差検出手段によって検出された電圧
    差に応じて上記抵抗に流れる電流を吸い出す電流吸出手
    段であることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに
    記載の駆動回路。
  7. 【請求項7】 上記抵抗に流れる電流を制御する電流制
    御手段は、上記電圧差検出手段によって検出された電圧
    差に応じて上記抵抗に流す電流を注入する電流注入手段
    であることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記
    載の駆動回路。
  8. 【請求項8】 上記抵抗に流れる電流を制御する電流制
    御手段は、 上記電圧差検出手段によって検出された電圧差に応じて
    上記抵抗に流れる電流を吸い出す電流吸出し手段と、 上記電圧差検出手段によって検出された電圧差に応じて
    上記抵抗に流れる電流を注入する電流注入手段とを有す
    ることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の
    駆動回路。
  9. 【請求項9】 上記電圧印加手段と上記光学手段とを接
    続する接続手段を有し、 上記電圧値検出手段は、上記接続手段の電圧値を検出す
    ることを特徴とする請求項1乃至8のいずれかに記載の
    駆動回路。
  10. 【請求項10】 上記電圧値検出手段は、上記電圧印加
    手段の出力の内、上記光学手段に接続される第1出力側
    の平均電圧値と上記第1出力とは異なる第2出力側の平
    均電圧値とから、上記光学手段に印加される電圧の電圧
    値を検出することを特徴とする請求項1乃至8のいずれ
    かに記載の駆動回路。
  11. 【請求項11】 上記基準電圧値を調節する調節手段を
    有することを特徴とする請求項1乃至10のいずれかに
    記載の駆動回路。
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洲崎哲行 他,光変調器ドライバICを用いた10Gb/s光変調器モジュール,1992年電子情報通信学会春季大会,1992年 3月24日,第4−146頁

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