JP3467949B2 - 情報管理装置 - Google Patents

情報管理装置

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JP3467949B2
JP3467949B2 JP02353196A JP2353196A JP3467949B2 JP 3467949 B2 JP3467949 B2 JP 3467949B2 JP 02353196 A JP02353196 A JP 02353196A JP 2353196 A JP2353196 A JP 2353196A JP 3467949 B2 JP3467949 B2 JP 3467949B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、情報を電子的に保
存し、後でその情報を利用するための情報管理装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】今般、ワードプロセッサに代表される計
算機による作業が増え、文書ファイルなど多くのデータ
が蓄積されている。しかし、蓄積されるデータ量が多く
なると、所望のデータを探すために工数を割かれるとい
う問題がある。
【0003】従来このような問題を解決するためには、
ファイルに付けられる日付や時刻といった付加データに
よって目的のファイルを探す方法がある。例えば、特開
平03−202956号公報「履歴データの検索方法」
で述べられているように、ハードディスクなどの外部記
憶装置などに計算機による作業内容をセーブする際に、
日付と時刻のテーブルをインデックスとして作成し、検
索の際には、これを利用するという手法である。また、
特開平02−073463号公報「パーソナル電子ファ
イリングシステムにおける文書一覧の表示方式」では、
ファイルが参照された日時をもとにファイルの一覧表示
をして、ユーザに選択させるという方法を取っている。
【0004】また、ファイルに対してしおりやメモなど
を付加できるようにし、目的のファイルを容易に探せる
ようにする方法がある。例えば、特開平05−1010
38号公報「栞機能付きワードプロセッサ」で述べられ
ているように、ワードプロセッサ上の文書ファイルに対
してマーキングやメモを付加する事のできるしおり機能
をつけるものがある。また、特開平03−158967
号公報「検索機能付き電子書籍装置」では、書籍データ
に対してデータ上の位置情報とともにメモを記憶し、検
索操作性の向上を図っている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、以上の
ような方式では以下に挙げるような問題点がある。
【0006】ファイルに付けられた日付や時刻をキーと
してファイルを得るためには、ユーザはファイルの検索
時に、更新または参照をしたのがいつだったかというこ
と思い出す必要がある。また通常は、ファイルシステム
に対してディレクトリを設ける事で整理をしてファイル
を格納する場合が多く、まず、どこのディレクトリにフ
ァイルを格納したかの見当をつける必要がある。すなわ
ち、ユーザがファイルを得ようとする際に、利用できる
情報が少ないために、以前その情報を格納や参照した際
の記憶を呼び戻すということをユーザに強いている事が
問題点として挙げられる。
【0007】また、しおり等を用いる方法では、書籍デ
ータや文書ファイル個々のデータに対しては効率的にア
クセス可能である。しかし、一般にコンピュータを用い
て行う作業などでは、それらの情報を同時に複数利用す
る場合がほとんどである。例えば、プレゼンテーション
資料を作成する場合を考えると、自分で書き溜めたメモ
や検索して得た資料、さらには、電子メールなどで質問
する事によって得られた情報などを参照して資料を作る
事になる。これらのデータはすべて現在行っている仕事
に関係しているが、個々の情報相互の関連性はユーザが
把握しておかなければならない。このため、後にこれら
の情報にアクセスする場合には、個々の情報を一つずつ
検索しなければならず効率が悪い。大量のデータから情
報を効率的に検索し、作業を効率的に進めるためには、
仕事の単位で情報を整理した上で、仕事で利用した情報
を一度に検索する手段を提供する事が必要である。すな
わち、複数の関連するファイルをまとめて扱う手段がな
い事が問題点として挙げられる。
【0008】
【課題を解決するための手段】ユーザに対して記憶の負
担を強いることなく、検索を行えるようにするために、
検索しようとしているファイルに関する付加的な情報で
ある間接的な情報を可能な限り集め、それを検索時に利
用できるようにする。具体的には、ユーザの作業に関す
る情報と、ファイルに関する情報を収集する。ユーザの
作業に関する情報とは、アプリケーションプログラムの
起動/終了といった情報や、ウィンドウシステム上での
表示位置、さらには作業を行っていた場所などユーザの
作業環境に関する情報である。また、ファイルに関する
情報とは、ファイルに対して参照や更新が行われた際
の、ファイルの格納場所、アクセス形態(参照/更新/
新規など)といった情報である。これらの情報を、時刻
情報と組み合わせて保存し、検索時に提供する。
【0009】また、複数の関連するファイルをまとめて
扱うために、一つの作業に関わる複数の情報を、一つの
ファイルからたどっていくことで、アクセス可能となる
環境を提供する。この最初のキーとなるファイルは、ユ
ーザから一種のメモ帳のように利用され、ここから複数
のファイルへのリンクが張られる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、図面を用いて本発明の実施
の形態について説明する。本実施の形態はつある。第
1の実施の形態は、請求項の発明に対応するの実施の
形態である。第2の実施の形態は、請求項に記載の発
明に対応する実施の形態である。第3の実施の形態は、
請求項3,4に記載した発明に対応する実施の形態であ
る。また、請求項5から請求項7に係わる発明の説明
は、第1及び第2の実施の形態に記載してある。
【0011】図1は、本発明の第1の実施の形態を示す
ブロック図である。ファイル情報を管理するために必要
となる入力手段17および出力手段18、ファイル検索
手段15、ファイルDB16に加え、ファイル入出力検
出手段11、ファイル利用履歴DB12、作業状態収集
手段13、ファイル利用履歴検索手段14より構成され
る。
【0012】ユーザが計算機を用いて通常の作業を行っ
ている時には、ワードプロセッサや表計算などに代表さ
れるアプリケーションプログラム(以下、アプリケーシ
ョン)などからファイル検索手段15を通して、ファイ
ルDB16へアクセスが行われる。ファイルDB16と
は、ファイルの実体を格納している装置であり、通常、
ファイルシステムと呼ばれるものである。ファイルへの
アクセスが生じると、ファイル入出力検出手段11によ
り、そのアクセス形態およびファイル名、格納場所が検
出される。これらファイルに関する情報(以下、ファイ
ル情報)は、ファイル利用履歴DB12に時刻情報とと
もに格納される。同時に、作業状態収集手段13にファ
イルアクセス検出の信号を送る事により、ファイルアク
セス発生時の作業状態情報の収集を始める。
【0013】作業状態収集手段13では、該当するファ
イルを扱っているアプリケーションの名前や、ウィンド
ウシステム等で作業を行っている場合には、同時に起動
されている他のアプリケーションの名前やウィンドウ上
での表示位置や大きさなどが取得される。これらの情報
は、計算機のオペレーティングシステムが提供するシス
テムコールを発行する事によって取得可能である。これ
ら、ファイルを扱っていたアプリケーション名や、他の
利用アプリケーション名、ウィンドウ上での配置で構成
されるユーザの作業に関する情報(以下、作業状態情
報)は、先にファイル利用履歴DB12に格納された該
当するファイル情報に付加する形でファイル利用履歴D
B12に格納される。
【0014】ファイル利用履歴検索手段14は、入力手
段17を介してユーザからのファイル検索要求に対し
て、ファイル利用履歴DB12を検索する事で目的のフ
ァイルを得る。ファイル利用履歴DB12には、ファイ
ルの実体とともに該当するファイルがどのように利用さ
れていたかを示す作業状態情報が格納されている。例え
ば、ファイルのアクセス形態、利用したアプリケーショ
ン名、さらにはウィンドウ上の表示位置に関する情報な
どである。これら作業に関連する付加的な情報をユーザ
に提供する事で、ユーザは過去に行っていた作業を楽に
思い出す事が可能となり、簡単に目的とするファイルを
得る事ができる。図2は、ファイル利用履歴検索手段1
4によるユーザインタフェースの一例を示したものであ
る。図2で示した画面例は、履歴リスト表示部21と作
業状態表示部22から構成されている。履歴リスト表示
部21には、時刻情報とともに、利用していたアプリケ
ーション名、ファイル名がリストで表示されている。ま
た作業状態表示部22には、履歴リストで選択されてい
るファイルを扱っていた時のウィンドウの様子が示され
ている。利用者はこのインタフェースを利用して、ファ
イル利用履歴情報をブラウジングし、自分が求めるファ
イルをファイル利用履歴検索手段14に指示する。入力
手段17を介して、ユーザより目的とするファイルが指
示されると、ファイル検索手段15にコマンドが送ら
れ、目的とするファイルを例えばワープロなどのアプリ
ケーションが利用可能となる。
【0015】なお、本実施の形態では、作業状態収集手
段13が利用している計算機からのみ得られる情報を対
象として収集していたが、例えば、作業を行っていた場
所に関する情報(以下、位置情報)などの間接的な情報
も収集の対象とする事ができる。これは例えば、オリベ
ッティ社の製品であるアクティブバッジといった人物位
置センサーをデバイスとして利用し、作業状態収集手段
が位置センサーにより位置情報を収集して、ファイル利
用履歴DBで保持するファイルに付加することで実現可
能である。また、間接的な情報として、位置情報の他に
カメラからの画像情報などを利用して、作業時にそばに
いた人の情報を作業状態情報とすることも可能である。
【0016】図3は、本発明の第2の実施の形態を示す
ブロック図である。ファイル情報を管理するために必要
となる入力手段38および出力手段39、ファイル検索
手段36、ファイルDB37に加え、ファイル入出力検
出手段31、ファイル利用履歴DB32、作業状態収集
手段33、作業状態DB34、ファイル利用履歴検索手
段35より構成される。先の第1の実施の形態に比べ
て、作業状態収集手段33が、ファイル入出力検出手段
31からの信号に同期して情報を集めるのではなく、自
律的に情報を集め、別のファイルに格納している点が異
なっている。
【0017】第1の実施の形態と同じくユーザが通常の
作業を行っている時には、アプリケーションなどからフ
ァイル検索手段36を通して、ファイルDB37へアク
セスが行われる。ファイルへのアクセスが生じると、フ
ァイル入出力検出手段31により、そのアクセス形態お
よびファイル名、格納場所が検出される。これらファイ
ルの利用に関する情報は、ファイル利用履歴DB32に
時刻情報とともに格納される。
【0018】一方、作業状態収集手段33では、利用者
の作業に関わる情報を逐一収集している。収集する情報
としては、いつの時刻にどのようなアプリケーションが
利用され、起動または終了されたか、また、ウィンドウ
システムなどで作業を行っている場合には、起動されて
いるアプリケーションの表示位置などが収集される。こ
れらの情報は、オペレーティングシステムが提供するシ
ステムコールを発行する事によって取得される。さら
に、第1の実施の形態で挙げたように、作業を行ってい
た場所情報の検出も行うことが可能である。これら、作
業場所、起動または終了されたアプリケーション名、利
用中のアプリケーション名、アプリケーションのウィン
ドウ上での位置等で構成される作業状態情報は、作業状
態DB34に時刻情報とともに格納される。
【0019】ファイル利用履歴検索手段35は、入力手
段38を通したユーザからのファイル検索要求に対し
て、ファイル利用履歴DB32および作業状態DB34
のデータを合わせて表示し、ユーザが目的とするファイ
ルを検索する際の補助を行う。すなわち、ファイルのア
クセス形態や、利用したアプリケーション名、作業を行
っていた場所など、ファイルそのものの情報だけでな
く、関連する情報も提供することで、ユーザがファイル
を探す時の労力を軽減する。図4は、ファイル利用履歴
検索手段35によるユーザインタフェースの一例を示し
たものである。作業を行っていた場所および、起動され
ていたアプリケーションが横の帯で示され、利用されて
いたアプリケーションの推移が折れ線によって表示され
ている。また、メモパッドのようなアイコンにより何ら
かのファイルが処理されている事を示している。この情
報をブラウジングし、アイコンを指定する事で目的とす
るファイルを得ることができる。ユーザより、入力手段
38を通して目的とするファイルが指示されると、ファ
イル検索手段36にコマンドが送られ、目的とするファ
イルを、例えばワープロなどのアプリケーションで利用
可能となる。
【0020】以上2つの実施の形態は、一つのファイル
をユーザに負担を与える事なく探し出すことを目的とす
るものであったが、以下の2つの実施の形態は、複数の
関連するファイルを効率的に取得する事を目的とするも
のである。
【0021】図5は、本発明の第3の実施の形態を示す
ブロック図である。通常ユーザがアプリケーションプロ
グラムを利用する環境である、入力手段57および出力
手段58、アプリケーションプログラム56、OS55
に加え、作業状態収集手段51、作業状態DB52、作
業状態検索手段53、作業状態復元手段54より構成さ
れる。本実施の形態では、主としてウィンドウシステム
と呼ばれる、各アプリケーションプログラムが個別のウ
ィンドウとして表示され、同時に複数のアプリケーショ
ンを利用して作業が行える環境を利用する事を前提とし
ている。
【0022】通常利用者はOS55の上で動作するアプ
リケーションプログラム56を利用して作業を行ってい
る。ウィンドウシステム上ではこのアプリケーションプ
ログラムが個々のウィンドウとして動作している。作業
状態を保存する指示が入力手段57よりなされると、作
業状態収集手段51がOS55より、起動しているアプ
リケーションやその表示位置、さらには、アプリケーシ
ョンが保持しているファイルに関する情報を取得する。
これは第1の実施の形態で述べた方法により行うことが
可能である。収集された作業状態情報は、作業状態DB
52に時刻情報を付加して格納される。
【0023】作業状態検索手段53は、入力手段57よ
りユーザからの検索指示を受け、作業状態情報DB52
から作業を行っていた時の状態の概略を再構成し、利用
者に出力手段57を通して表示する。構成される概略と
は、ウィンドウの表示位置や大きさに関する情報と、ア
プリケーションの名前で構成される。図6に作業状態検
索手段53が提供するユーザインタフェースの一例を示
した。これは、複数の作業状態の概略図が一覧表示され
ているものである。なお、さらに詳しいデータをユーザ
に提供するためには、作業状態収集手段51での情報収
集時に画面のハードコピーを取り、表示の際に利用する
事も考えられる。
【0024】所望の作業状態が入力手段57を通して利
用者より指示されると、作業状態検索手段53は、該当
する作業状態情報を作業状態復元手段54に渡す。作業
状態復元手段54は、渡された情報をOS55に指示す
る事でアプリケーションの起動や表示位置の設定、さら
にはアプリケーションが扱っていたファイルなどの作業
環境を復元する。この復元作業も、OSが提供するシス
テムコールを利用する事で実現される。例えばマイクロ
ソフト社のMS−Windows(エムエスウィンドウ
ズ:登録商標)では、WindowsAPIというシス
テムコ−ルが提供されており、これを利用する事でアプ
リケーションプログラムの起動、画面上の位置、大きさ
の設定を行う事ができる。以上のようにする事で、計算
機上に保存された互いに関連する複数の情報を、まとめ
て得る事ができる。なお、第1および第2の実施の形態
で述べたように、本実施の形態でも作業状態収集手段5
1に位置センサを備えることで、作業の場所情報を作業
状態検索手段53での検索キーとして利用する事も可能
である。
【0025】さらに次の実施の形態では、同時に利用し
た複数の情報ではなく、時間的に隔たりがある複数の関
連情報を簡易に取得する手段を提供する。
【0026】図7に示した図は、本発明に関連する技術
形態を示すブロック図である。通常ユーザがアプリケ
ーションプログラムを利用するために必要な入力手段7
7、出力手段76、アプリケーションプログラム75、
OS78に加えて、アプリケーションプログラム通信手
段71、情報関連付け手段72、関連情報検索手段7
3、関連情報DB74より構成される。本発明に関連す
る技術の形態では、しおりの一種であるひとつのメモか
ら複数のファイルに対してリンクを張る事によって、複
数のファイルの間に関連を形成する。従来の技術で挙げ
た特開平05−101038号公報および特開平03−
158967号公報の場合のように複数のファイルに複
数のメモおよびしおりを用意するのではなく、一つのメ
モで複数のファイルに対応する点が特徴である。図8
は、一つのメモから複数のファイルへのリンクが作成さ
れている様子を示す概念図である。メモ情報81より予
算関連のファイルである予算作成依頼電子メールデータ
82および予算計算データファイル83に対して、リン
ク84および85によって関係付けが行われている。関
連情報へのリンクは関連情報アイコン86および87に
よって表示される。この他メモ上には、必須の情報では
ないが、コメント情報88などが書き込まれている。
発明に関連する技術の形態も前述した第3の実施の形態
と同じく、主としてウィンドウシステムと呼ばれるシス
テム上で、同時に複数のアプリケーションを利用して作
業が行える環境の利用を前提としている。
【0027】ユーザは通常、直接アプリケーションプロ
グラム75を利用して作業を行っている。アプリケーシ
ョンプログラムが扱っているファイルに対して、メモか
らリンクを張る必要が生じた時には、入力手段77を通
して、情報関連付け手段72に指示がなされる。指示を
受けた情報関連付け手段72は、アプリケーションプロ
グラム通信手段71に、ユーザが現在利用しているアプ
リケーションに関する情報を取得するよう指示する。こ
の時、ユーザはリンクを張る情報を保持しているアプリ
ケーションプログラムを入力手段77を通して指示す
る。
【0028】アプリケーションプログラム通信手段71
では、直接アプリケーションプログラムと通信するかも
しくは、OS78からの情報を利用し、ユーザが利用し
ているアプリケーションに関する情報を得る。この情報
は、アプリケーションの名前とそのアプリケーションが
扱っていたファイル名で構成される。先の実施の形態の
説明で述べたように、OSからの情報はシステムコール
を発行する事により取得する。また、アプリケーション
プログラムに対しては、多くのウィンドウシステムで提
供されている、クライアント間通信を利用する事で実現
される。例えばマイクロソフト社のMS−Window
sでは、ダイナミックデータエクスチェンジ(DDE)
という通信方法が提供されている。
【0029】アプリケーションプログラム通信手段71
から必要な情報が返されると、情報関連付け手段72
は、該当する情報に付加するコメントの入力をユーザに
求める。この時の入力手段77には、通常キーボードを
利用するが、手軽な入力を補助するために、液晶ディス
プレイとタッチパネルを組み合わせた手書き入力端末
や、マイクなども利用可能である。入力されたコメント
は、音や画像のディジタル情報として蓄積する。これを
メモ情報と呼ぶ。ユーザから入力されたメモ情報とアプ
リケーションプログラム通信手段からの情報(ファイル
名やアプリケーションプログラム名など)は、組み合わ
されて、関連情報DB74に格納される。
【0030】同じメモ情報と関係付けられるアプリケー
ションプログラムの情報は複数可能であり、一つのメモ
上にいくつかのアプリケーションプログラムの情報への
リンク(関係付け)が形成される。既に存在するメモ情
報に新たにファイルへのリンクを追加する場合には、ま
ず、関連情報検索手段73で該当するメモ情報を検索
し、その結果を情報関連付け手段72が受け取って、先
に述べたリンクを作成する手順を行う。
【0031】メモ情報の検索は、関連情報検索手段73
により、関連情報DB74を検索する事により行われ
る。検索は、時間情報をキーとしたり、メモ情報をブラ
ウジングすることにより行う。また、メモ情報自体も計
算機上に存在する一つのファイルであるため、関連情報
検索手段73においては、第1および第2の実施の形態
で説明した方法が利用可能である。
【0032】該当するメモ情報が検索されると、関連情
報検索手段73は、メモ情報を出力手段76を通してユ
ーザに表示する。図9は、メモ情報を表示しているユー
ザインタフェースの一例である。メモ情報表示部91に
は、コメント情報92、関連情報のアプリケーションプ
ログラム名93、関連情報アイコン94などが配置され
ている。
【0033】関連情報検索手段73は、ユーザが入力手
段77を通して画面上の関連情報のアイコン94を指示
する事により、該当するアプリケーションプログラム名
およびファイル名をアプリケーションプログラム通信手
段71に通知する。
【0034】アプリケーションプログラム通信手段71
は、OS78に対して該当するアプリケーションプログ
ラムの起動を要求し、アプリケーションプログラムが起
動後、ファイルの表示をアプリケーションプログラム7
5に依頼する。
【0035】
【発明の効果】以上説明したように本発明では、電子的
に保存されるファイルそのものの情報である直接情報以
外に、ファイルがどのような状況で利用されたかを示す
間接的な情報を収集する事ができる。またファイルの検
索時にこれらの情報をユーザに示す事によって、ユーザ
の記憶に負担を与える事なく目的のファイルを取得する
事ができる。
【0036】また、ウィンドウシステムでの利用におい
ては、作業の状態を保存したり、その状態を復元する事
や、一つのメモファイルから関連する情報に対してリン
クを張る事ができる。これによって、複数の関連するフ
ァイルをまとめて扱い、必要な場合にまとめて情報を取
得する事ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による第一の実施の形態の構成を示すブ
ロック図
【図2】本発明による第一の実施の形態のファイル利用
履歴検索手段14のユーザインタフェースの一例
【図3】本発明による第二の実施の形態の構成を示すブ
ロック図
【図4】本発明による第二の実施の形態のファイル利用
履歴検索手段35のユーザインタフェースの一例
【図5】本発明による第三の実施の形態の構成を示すブ
ロック図
【図6】本発明による第三の実施の形態の作業状態検索
手段53のユーザインタフェースの一例
【図7】本発明に関連する技術の形態の構成を示すブロ
ック図
【図8】本発明に関連する技術の形態の情報関係付け手
段72の説明図
【図9】本発明に関連する技術の形態のユーザインタフ
ェースの一例
【符号の説明】
11 ファイル入出力検出手段 12 ファイル利用履歴データベース 13 作業状態収集手段 14 ファイル利用履歴検索手段 15 ファイル検索手段 16 ファイルデータベース 17 入力手段 18 出力手段 21 履歴リスト表示部 22 作業状態表示部 31 ファイル入出力検出手段 32 ファイル利用履歴データベース 33 作業状態収集手段 34 作業状態データベース 35 ファイル利用履歴検索手段 36 ファイル検索手段 37 ファイルデータベース 38 出力手段 39 入力手段 51 作業状態収集手段 52 作業状態データベース 53 作業状態検索手段 54 作業状態復元手段 55 オペレーティングシステム 56 アプリケーションプログラム 57 入力手段 58 出力手段 71 アプリケーションプログラム通信手段 72 情報関連付け手段 73 関連情報検索手段 74 関連情報データベース 75 アプリケーションプログラム 76 出力手段 77 入力手段 81 メモデータ 82 予算作成依頼電子メールデータ 83 予算計算データファイル 84、85 リンク 86、87 関連情報アイコン 88 コメント情報 91 メモ情報表示部 92 コメント情報 93 関連情報のアプリケーションプログラム名 94 関連情報アイコン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−252432(JP,A) 特開 平5−176281(JP,A) 特開 平7−84308(JP,A) Microsoft Windows 95 Operating System : ファーストステップガイド,日 本,マイクロソフト株式会社,1995年 9月29日,第1版,p. 19 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06F 12/00 G06F 3/00 G06F 11/34 G06F 17/30

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】計算機上で作成したファイルをファイルD
    Bに保存し、前記ファイルを検索することが可能な情報
    管理装置において、 前記ファイルDBへのアクセスを管理し、前記アクセス
    が発生した時に得られるファイル情報を検出し、ファイ
    ル利用履歴DBに保存するファイル入出力検出手段と、 前記アクセスが発生した時に前記計算機で該当するファ
    イルを扱っているアプリケーションプログラム名や、同
    時に起動されている他のアプリケーションプログラム名
    や、当該ファイルを利用した時の表示画面上での表示位
    置といった作業状態に関する情報である作業状態情報を
    収集し、前記作業状態情報を前記ファイル利用履歴DB
    に前記ファイル情報とともに保存する作業状態収集手段
    と、 ユーザからファイルの検索要求があった場合に、前記フ
    ァイル情報と前記作業状態情報を前記ファイル利用履歴
    DBから得て、出力手段を介して提示するとともに、前
    記ファイル情報と前記作業状態情報を検索キーとして該
    当するファイルの検索を行うファイル利用履歴検索手段
    とを備えることを特徴とする情報管理装置。
  2. 【請求項2】計算機上で作成したファイルをファイルD
    Bに保存し、前記ファイルを検索することが可能な情報
    管理装置において、 前記ファイルDBへのアクセスを管理し、前記アクセス
    が発生した時に得られるファイル情報を、時刻情報とと
    もにファイル利用履歴DBに保存するファイル入出力検
    出手段と、 ユーザが前記ファイルを利用して作業している時の前記
    計算機上で該当するファイルを扱っているアプリケーシ
    ョンプログラム名や、同時に起動されている他のアプリ
    ケーションプログラム名や、当該ファイルを利用した時
    の表示画面上での表示位置といった作業状態に関する情
    報である作業状態情報を収集し、得られた前記作業状態
    情報を時刻情報とともに作業状態DBに保存する作業状
    態収集手段と、 ユーザからファイルの検索要求があった場合に、時刻情
    報に基いて前記ファイル情報と前記作業状態情報を得
    て、出力手段を介して提示するとともに、前記ファイル
    情報と前記作業状態情報を検索キーとして該当するファ
    イルの検索を行うファイル利用履歴検索手段とを備える
    ことを特徴とする情報管理装置。
  3. 【請求項3】オペレーティングシステムが実装された計
    算機上で動作するアプリケーションプログラムを単数も
    しくは複数起動して作業を行なう情報管理装置におい
    て、 作業状態を保存する指示を入力した時に前記計算機上で
    起動している単数もしくは複数のアプリケーションプロ
    グラムの名前や当該単数もしくは複数のアプリケーショ
    ンプログラムの表示画面上での表示位置、更には、当該
    単数もしくは複数のアプリケーションプログラムが保持
    しているファイルといった作業状態に関する情報である
    作業状態情報を収集して保存し、この保存された前記作
    業状態情報に含まれる前記単数もしくは複数のアプリケ
    ーションプログラムの名前や前記単数もしくは複数のア
    プリケーションプログラムの表示画面上での表示位置を
    用いて生成された作業状態の概略を提示してユーザに選
    択させることで、前記作業状態を検索キーとしたファイ
    の検索を行うことが可能であることを特徴とする情報
    管理装置。
  4. 【請求項4】前記ユーザが選択した作業状態の概略を示
    す前記作業状態情報により、前記オペレーティングシス
    テムを介して該当するアプリケーションプログラムを起
    動させ、前記作業状態情報が示す計算機の作業状態を復
    元することを特徴とする請求項3に記載の情報管理装
    置。
  5. 【請求項5】位置情報が収集可能な位置センサーをさら
    に備え、 前記作業状態情報を保存した時の位置情報を前記位置セ
    ンサーより得て、前記作業状態情報として、前記位置情
    報を付加することを特徴とする請求項1〜4のいずれか
    一項に記載の情報管理装置。
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