JP3467772B2 - 送受信装置および方法、情報処理装置および方法、情報処理システム、並びに記録媒体 - Google Patents

送受信装置および方法、情報処理装置および方法、情報処理システム、並びに記録媒体

Info

Publication number
JP3467772B2
JP3467772B2 JP2000073497A JP2000073497A JP3467772B2 JP 3467772 B2 JP3467772 B2 JP 3467772B2 JP 2000073497 A JP2000073497 A JP 2000073497A JP 2000073497 A JP2000073497 A JP 2000073497A JP 3467772 B2 JP3467772 B2 JP 3467772B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
information
vehicle
diesel
diesel vehicle
signal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2000073497A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2001266290A (ja
Inventor
憲司 金山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Omron Corp
Original Assignee
Omron Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Omron Corp filed Critical Omron Corp
Priority to JP2000073497A priority Critical patent/JP3467772B2/ja
Publication of JP2001266290A publication Critical patent/JP2001266290A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3467772B2 publication Critical patent/JP3467772B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02ATECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
    • Y02A50/00TECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE in human health protection, e.g. against extreme weather
    • Y02A50/20Air quality improvement or preservation, e.g. vehicle emission control or emission reduction by using catalytic converters

Landscapes

  • Closed-Circuit Television Systems (AREA)
  • Studio Devices (AREA)
  • Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)
  • Traffic Control Systems (AREA)
  • Exhaust Gas After Treatment (AREA)
  • Two-Way Televisions, Distribution Of Moving Picture Or The Like (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、送受信装置および
方法、情報処理装置および方法、情報処理システム、並
びに記録媒体に関し、特に、特定の車両を監視すること
ができるようにした送受信装置および方法、情報処理装
置および方法、情報処理システム、並びに記録媒体に関
する。
【0002】
【従来の技術】現在、環境保護および公害問題の観点か
ら、ディーゼル車の排気ガス抑制対策が講じられようと
している。
【0003】これを解決する方法として次のようなこと
が考えられている。ディーゼル車の排気ガスに含まれ
る、例えば、浮遊粒子状物質(SPM(Suspended Particul
ate Matter))などの有害物質の排出量を低減するため
に、トラックなどの一定以上の排気量のディーゼル車
(以下、対象車両と称する)に、有害物質を除去するた
めの有害物質除去フィルタ(例えば、DPFフィルタ(デ
ィーゼル微粒子除去フィルタ)や、CRT)を、車両の
エンジンとマフラーとの間に取り付けられ、これによ
り、エンジンからマフラーに排出される排気ガスの有害
物質を除去しようとするものである。
【0004】ここで、CRTとは、2種類の排気ガス浄
化触媒を組み合わせて用いるものである。第1の触媒に
よって排気ガスを反応させ、二酸化窒素を得る。そして
その二酸化窒素をすす状の微粒子と反応させて二酸化炭
素と一酸化窒素にする。そして、第2の触媒により窒素
と水、そして二酸化炭素にすることによって浄化を実現
する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、対象車
両が、有害物質除去フィルタを適切に取り付けているか
などを監視する方法が開発されていない。
【0006】本発明はこのような状況に鑑みてなされた
ものであり、対象車両が有害物質除去フィルタを取り付
けているかなどを監視することができるようにするもの
である。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の情報処理システ
ムは、送受信装置は、ディーゼル車の通行条件に関する
ディーゼル車の情報を記憶する記憶手段と、監視装置か
ら送信された信号を受信する第1の受信手段と、第1の
受信手段により受信された信号が、情報の提供を要求す
る信号である場合、記憶手段に記憶されている情報を、
監視装置に送信する第1の送信手段とを備え、監視装置
は、送受信装置に、情報の提供を要求する信号を送信す
る第2の送信手段と、第1の送信手段により送信された
情報を受信する第2の受信手段と、第2の受信手段によ
り受信された情報に基づいて、ディーゼル車が、通行条
件を満たしているか否かを判定する判定手段と、判定手
段により、ディーゼル車が通行条件を満たしていないと
判定された場合、ディーゼル車を特定する情報を出力す
る出力手段とを備えることを特徴とする。
【0008】本発明の第1の情報処理方法は、送受信装
置の情報処理方法は、ディーゼル車の通行条件に関する
ディーゼル車の情報を記憶する記憶ステップと、監視装
置から送信された信号を受信する第1の受信ステップ
と、第1の受信ステップの処理で受信された信号が、情
報の提供を要求する信号である場合、記憶ステップの処
理で記憶された情報を、監視装置に送信する第1の送信
ステップとを含み、監視装置の情報処理方法は、送受信
装置に、情報の提供を要求する信号を送信する第2の送
信ステップと、第1の送信ステップの処理で送信された
情報を受信する第2の受信ステップと、第2の受信ステ
ップの処理で受信された情報に基づいて、ディーゼル車
が、通行条件を満たしているか否かを判定する判定ステ
ップと、判定ステップの処理で、ディーゼル車が通行条
件を満たしていないと判定された場合、ディーゼル車を
特定する情報を出力する出力ステップとを含むことを特
徴とする。
【0009】本発明の情報処理システムおよび第1の情
報処理方法においては、送受信装置で、ディーゼル車の
通行条件に関するディーゼル車の情報が記憶され、監視
装置から送信された信号が受信され、受信された信号
が、情報の提供を要求する信号である場合、記憶されて
いる情報が、監視装置に送信され、監視装置で、送受信
装置に、情報の提供を要求する信号が送信され、送信さ
れた情報が受信され、受信された情報に基づいて、ディ
ーゼル車が、通行条件を満たしているか否かが判定さ
れ、ディーゼル車が通行条件を満たしていないと判定さ
れた場合、ディーゼル車を特定する情報が出力される。
【0010】本発明の送受信装置は、ディーゼル車の通
行条件に関するディーゼル車の情報を記憶する記憶手段
と、監視装置から送信された信号を受信する受信手段
と、受信手段により受信された信号が、情報の提供を要
求する信号である場合、記憶手段に記憶されている情報
を、監視装置に送信する送信手段とを備えることを特徴
とする。
【0011】本発明の送受信方法は、ディーゼル車の通
行条件に関するディーゼル車の情報を記憶する記憶ステ
ップと、監視装置から送信された信号を受信する受信ス
テップと、受信ステップの処理で受信された信号が、情
報の提供を要求する信号である場合、記憶ステップの処
理で記憶された情報を、監視装置に送信する送信ステッ
プとを含むことを特徴とする。
【0012】本発明の第1の記録媒体のプログラムは、
ディーゼル車の通行条件に関するディーゼル車の情報の
入力を制御する入力制御ステップと、監視装置から送信
された信号の取得を制御する取得制御ステップと、取得
制御ステップの処理で取得された信号が、情報の提供を
要求する信号である場合の、入力制御ステップの処理で
入力された情報の、監視装置に対する送信を制御する送
信制御ステップとを含むことを特徴とする。
【0013】本発明の送受信装置および方法、並びに第
1の記録媒体のプログラムにおいては、ディーゼル車の
通行条件に関するディーゼル車の情報が記憶され、監視
装置から送信された信号が受信され、受信された信号
が、情報の提供を要求する信号である場合、記憶された
情報が、監視装置に送信される。
【0014】本発明の第1の情報処理装置は、送受信装
置に、情報の提供を要求する信号を送信する送信手段
と、送信手段により送信された信号に対応して、送受信
装置から送信された情報を受信する受信手段と、受信手
段により受信された情報に基づいて、ディーゼル車が、
通行条件を満たしているか否かを判定する判定手段と、
判定手段により、ディーゼル車が通行条件を満たしてい
ないと判定された場合、ディーゼル車を特定する情報を
出力する出力手段とを備えることを特徴とする。
【0015】走行車両を撮像する撮像手段をさらに設
け、出力手段には、撮像手段による撮像の結果得られた
ディーゼル車の画像と判定手段による判定結果とを関連
づけて出力させることができる。
【0016】走行車両を撮像する撮像手段と、撮像手段
による撮像の結果得られた画像データから走行車両の車
両番号を識別する車両番号識別手段とをさらに設け、出
力手段には、車両番号識別手段により識別されたディー
ゼル車の車両番号と判定手段による判定結果とを関連づ
けて出力させることができる。
【0017】走行車両の排気ガスに含まれる有害物質の
所定の量を計測する計測手段をさらに設け、判定手段に
は、受信手段により受信された情報と計測手段により計
測された有害物質の量に基づいて、ディーゼル車が、通
行条件を満たしているか否かを判定させることができ
る。
【0018】本発明の第2の情報処理方法は、送受信装
置に、情報の提供を要求する信号を送信する送信ステッ
プと、送信ステップの処理で送信された信号に対応し
て、送受信装置から送信された情報を受信する受信ステ
ップと、受信ステップの処理で受信された情報に基づい
て、ディーゼル車が、通行条件を満たしているか否かを
判定する判定ステップと、判定ステップの処理で、ディ
ーゼル車が通行条件を満たしていないと判定された場
合、ディーゼル車を特定する情報を出力する出力ステッ
プとを含むことを特徴とする。
【0019】本発明の第2の記録媒体のプログラムは、
送受信装置への、情報の提供を要求する信号の送信を制
御する送信制御ステップと、送信制御ステップの処理で
送信された信号に対応しての、送受信装置から送信され
た情報の取得を制御する取得制御ステップと、取得制御
ステップの処理で取得された情報に基づく、ディーゼル
車が、通行条件を満たしているか否かの判定を制御する
判定制御ステップと、判定制御ステップの処理で、ディ
ーゼル車が通行条件を満たしていないと判定された場合
の、ディーゼル車を特定する情報の出力を制御する出力
制御ステップとを含むことを特徴とする。
【0020】本発明の第1の情報処理装置、第2の情報
処理方法、および第2の記録媒体のプログラムにおいて
は、送受信装置に、情報の提供を要求する信号が送信さ
れ、送信された信号に対応して、送受信装置から送信さ
れた情報が受信され、受信された情報に基づいて、ディ
ーゼル車が、通行条件を満たしているか否かが判定さ
れ、ディーゼル車が通行条件を満たしていないと判定さ
れた場合、ディーゼル車を特定する情報が出力される。
【0021】本発明の第2の情報処理装置は、ディーゼ
ル車を検出する検出手段と、検出手段により、ディーゼ
ル車が検出された場合、送受信装置に、情報の提供を要
求する信号を送信する送信手段と、送信手段により送信
された信号に対応して、送受信装置から送信された情報
を受信する受信手段と、受信手段により受信された情報
に基づいて、ディーゼル車が、通行条件を満たしている
か否かを判定する判定手段と、判定手段により、ディー
ゼル車が通行条件を満たしていないと判定された場合、
ディーゼル車を特定する情報を出力する出力手段とを備
えることを特徴とする。
【0022】本発明の第2の情報処理装置においては、
ディーゼル車が検出され、ディーゼル車が検出された場
合、送受信装置に、情報の提供を要求する信号が送信さ
れ、送信された信号に対応して、送受信装置から送信さ
れた情報が受信され、受信された情報に基づいて、ディ
ーゼル車が、通行条件を満たしているか否かが判定さ
れ、ディーゼル車が通行条件を満たしていないと判定さ
れた場合、ディーゼル車を特定する情報が出力される。
【0023】本発明の第3の情報処理装置は、送受信装
置に、情報の提供を要求する信号を送信する送信手段
と、送信手段により送信された信号に対応して、送受信
装置から送信された情報を受信する受信手段と、受信手
段により受信された情報に基づいて、ディーゼル車が、
通行条件を満たしているか否かを判定する第1の判定手
段と、走行車両を撮像する撮像手段と、撮像手段による
撮像の結果得られた走行車両の画像に基づいて、走行車
両がディーゼル車であるか否かを判定する第2の判定手
段と、受信手段により情報が受信されず、かつ第2の判
定手段により走行車両がディーゼル車であると判定され
た場合、ディーゼル車を特定する情報を出力する出力手
段とを備えることを特徴とする。
【0024】本発明の第3の情報処理装置においては、
送受信装置に、情報の提供を要求する信号が送信され、
送信された信号に対応して、送受信装置から送信された
情報が受信され、受信された情報に基づいて、ディーゼ
ル車が、通行条件を満たしているか否かが判定され、走
行車両が撮像され、撮像の結果得られた走行車両の画像
に基づいて、走行車両がディーゼル車であるか否かが判
定され、情報が受信されず、かつ走行車両がディーゼル
車であると判定された場合、ディーゼル車を特定する情
報が出力される。
【0025】本発明の第4の情報処理装置は、送受信装
置に、情報の提供を要求する信号を送信する送信手段
と、送信手段により送信された信号に対応して、送受信
装置から送信された情報を受信する受信手段と、受信手
段により受信された情報に基づいて、ディーゼル車が、
通行条件を満たしているか否かを判定する第1の判定手
段と、走行車両を撮像する撮像手段と、撮像手段による
撮像の結果得られた走行車両の画像に基づいて、走行車
両がディーゼル車であるか否かを判定する第2の判定手
段と、第1の判定手段により、ディーゼル車が、通行条
件を満たしていないと判定され、第2の判定手段によ
り、走行車両がディーゼル車であると判定された場合、
ディーゼル車を特定する情報を出力する出力手段とを備
えることを特徴とする。
【0026】本発明の第4の情報処理装置においては、
送受信装置に、情報の提供を要求する信号が送信され、
送信された信号に対応して、送受信装置から送信された
情報が受信され、受信された情報に基づいて、ディーゼ
ル車が、通行条件を満たしているか否かが判定され、走
行車両が撮像され、撮像の結果得られた走行車両の画像
に基づいて、走行車両がディーゼル車であるか否かが判
定され、ディーゼル車が、通行条件を満たしていないと
判定され、走行車両がディーゼル車であると判定された
場合、ディーゼル車を特定する情報が出力される。
【0027】本発明の第5の情報処理装置は、送受信装
置に、情報の提供を要求する信号を送信する送信手段
と、送信手段により送信された信号に対応して、送受信
装置から送信された情報を受信する受信手段と、受信手
段により受信された情報に基づいて、対象車両が、通行
条件を満たしているか否かを判定する第1の判定手段
と、走行車両から排気される排気ガスの所定の物質量を
検出する排ガス検出手段と、撮像された走行車両の画像
に基づいて、走行車両が対象車両であるか否かを判定す
る第2の判定手段と、受信手段により情報が受信され
ず、かつ排気ガス検出手段により所定量以上の物質量が
検出された場合、対象車両を特定する情報を出力する出
力手段とを備えることを特徴とする。
【0028】本発明の第5の情報処理装置においては、
送受信装置に、情報の提供を要求する信号が送信され、
送信された信号に対応して、送受信装置から送信された
情報が受信され、受信された情報に基づいて、対象車両
が、通行条件を満たしているか否かが判定され、走行車
両から排気される排気ガスの所定の物質量が検出され、
撮像された走行車両の画像に基づいて、走行車両が対象
車両であるか否かが判定され、情報が受信されず、かつ
所定量以上の物質量が検出された場合、対象車両を特定
する情報が出力される。
【0029】
【0030】
【0031】
【0032】
【0033】
【0034】
【0035】
【0036】
【0037】
【0038】
【0039】
【0040】
【0041】
【0042】
【0043】
【0044】
【0045】
【0046】
【0047】
【0048】
【0049】
【0050】
【0051】
【0052】
【0053】
【0054】
【0055】
【0056】
【0057】
【0058】
【0059】
【0060】
【0061】
【発明の実施の形態】図1は、本発明を適応した環境監
視システム1の第1の実施の形態の利用例を表してい
る。環境監視システム1は、車両用送受信装置11およ
び監視装置12から構成されている。車両用送受信装置
11は、対象車両に取り付けられる小型の装置である。
対象車両としてのディーゼル車であるトラックAには、
車両用送受信装置11が、マフラーC近辺にあるDPFフ
ィルタB上に取り付けられている(なお、車両用送受信
装置11の取り付け位置の詳細は後述する)。監視装置
12は、ディーゼル車の排気ガスを計測したい地域の所
定の道路に設置される。
【0062】車両用送受信装置11は、それが取り付け
られている対象車両(例えば、トラックA)や、その有
害物質除去フィルタ(例えば、トラックAのDPFフィル
タB)に関連する情報(以下、通行条件情報と称する)
を記憶している。
【0063】車両送受信装置11はまた、図2に示すよ
うに、監視装置12(アンテナ21)からの信号を受信
したり、記憶している通行条件情報を、監視装置12
(アンテナ21)に出力する。
【0064】この例の場合、監視装置12(アンテナ2
1)からは、図3(A)に示すように、所定の周波数f
で周波数変調された制御データ(例えば、通行条件情報
の提供を要求するコマンド(以下、通行条件情報要求コ
マンドと称する))と、それに続く無変調の周波数fの
信号波が送信されてくる。そこで、車両用送受信装置1
1は、通行条件情報要求コマンドが送信されてきた場
合、記憶している通行条件情報に基づいて、自分自身の
アンテナ部31(図4)のインピーダンスを変化させ、
図3(B)に示すように、受信する周波数fの信号波を
反射または吸収させる。これにより、車両用送受信装置
11(アンテナ部31)からは、通行条件情報に対応す
る信号(以下、通行条件情報信号と称する)が出力され
る。
【0065】車両用送受信装置11は、このように、監
視装置12(アンテナ21)が後方に位置するようにな
ったとき、それに対して信号を送受信するので、車両の
後方で、かつ、電波が妨害されないような、例えば、ト
ラックAの場合、図1および図2に示すように、車体の
後方に設置されたDPFフィルタBの、車体から突き出て
いる上面部分(その上方が車体で遮られない面部分)に
取り付けられている。
【0066】なお、車種によって、車体の横から排気ガ
スを排気する車両もある。この場合には、DPFフィルタ
Bが車体の側面に取り付けられているので、車両用送受
信装置11が、そのDPFフィルタBの外部に露出してい
る部分に取り付ける。
【0067】また、車両用送受信装置11と監視装置1
2における信号の送受信は、例えば、有料道路の自動料
金収受システムで用いられている5.8GHzの無線周波
数帯域で行われる。
【0068】図1に戻り、監視装置12は、複数の車線
(この例の場合、図1の左側から右側に向かって走行可
能な3つの車線)のそれぞれの上方に設けられた、複数
のアンテナ(この例の場合、3つのアンテナ21−1乃
至21−3(以下、個々に区別する必要がない場合、単
に、アンテナ21と称する。他の場合についても同様で
ある)、複数のビデオカメラ(この例の場合、3つのビ
デオカメラ22−1乃至22−3)、および処理部23
より構成されている。
【0069】アンテナ21は、処理部23から供給され
る、所定の周波数fで周波数変調された制御データとそ
れに続く周波数fの信号波(図3(A))を出力する
(図2では、斜め下方に向かって出力される)。
【0070】この信号波の周波数fは、複数のチャンネ
ルに対応するために、アンテナ21毎(アンテナ21が
設置されている車線毎)に決められており、この例の場
合、アンテナ21−1乃至アンテナ21−3に対応する
周波数fは、それぞれ、周波数f1、周波数f2、そして
周波数f3とされている。
【0071】アンテナ21はまた、それが設置されてい
る車線を走行する車両から(正確にはそれに取り付けら
れている車両用送受信装置11から)送信されている信
号(例えば、通行条件情報信号)(図3(B))を受信
し、処理部23に供給する。図1の例では、アンテナ2
1−2は、トラックAの車両用送受信装置11から送信
される通行条件情報信号を受信し、処理部23に供給す
る。
【0072】なお、アンテナ21の形状は、平面形と
し、これにより、アンテナ21を小型でかつ薄型にする
ことができる。
【0073】ビデオカメラ22は、それが設置された車
線を走行する車両の、例えば、前面を撮像し、その結果
得られた画像データを、処理部23に供給する。図1の
例では、ビデオカメラ22−2は、トラックAの前面部
分を撮像し、その結果得られた画像データを、処理部2
3に供給する。なお、図1では、トラックAは、ビデオ
カメラ22−2の右側に示されているが、すなわち、ビ
デオカメラ22−2が設置されている位置を通過した後
の様子が示されているが、ビデオカメラ22−2は、ト
ラックA(その前面部分)を撮像する際には、トラック
Aが、同図において自分に対して左側に位置するとき、
すなわち、通過する前に撮像する。これにより、トラッ
クAの前面が撮像される。
【0074】処理部23は、アンテナ21に、それぞれ
対応する周波数fで変調した制御データと周波数fの信
号波を供給する。すなわち、アンテナ21−1には、周
波数f1で変調された制御データとそれに続く周波数f1
の信号波が、アンテナ21−2には、周波数f2で変調
された制御データとそれに続く周波数f2の信号波が、
そしてアンテナ21−3には、周波数f3で変調された
制御データとそれに続く周波数f3の信号波が、それぞ
れ供給される。
【0075】処理部23はまた、アンテナ21から供給
された、車両用送受信装置11からの通行条件情報信号
を復調し、通行条件情報の内容を読み取り、それによ
り、走行車両が通行条件を満たしているか否かを判定
し、その判定結果に基づく処理を実行する。
【0076】処理部23はさらに、ビデオカメラ22か
ら供給される画像データに対して所定の画像処理を施
し、撮像された走行車両が対象車両であるか否かを判定
する。なお、この例の場合、対象車両(例えば、トラッ
クA)は、対象車両でない車両(例えば、ガソリンエン
ジン車)より大きいので、処理部23は、画像処理の結
果検出した、撮像された走行車両(走行車両の前面)の
大きさに基づいて、それが対象車両であるか否かを判定
する。
【0077】なお、走行車両の大きさの代わりに、撮像
された車両のナンバープレートの画像から車両番号を認
識し、認識した車両番号から対象車両であるか否かを判
定することもできる。
【0078】つまり、監視装置12は、アンテナ21を
介して送受信が可能で、かつ、ビデオカメラ22で撮像
できる監視範囲内(この例の場合、複数の車線)を走行
する車両を監視し、それが対象車両であるか否か、さら
に対象車両である場合、通行条件を満たしているか否か
(有害物質除去フィルタを適切に取り付けているか否
か)を判定し、これらの判定結果に基づいて、所定の処
理を実行する。
【0079】図4は、車両用送受信装置11の構成例を
示している。車両用送受信装置11は、アンテナ部3
1、送受信部32、および記憶部33から構成されてい
る。
【0080】アンテナ部31は、監視装置12のアンテ
ナ21から出力された信号(周波数fで変調された制御
データとそれに続く周波数fの信号波)(図3(A))
を受信して、送受信部32に供給する。アンテナ部31
はまた、送受信部32によりインピーダンスが調整さ
れ、そのインピーダンスの変化に対応して、受信する周
波数fの信号波を吸収または反射する(図3(B))。
【0081】送受信部32は、アンテナ部31から供給
された、周波数変調された制御データを復調して、その
内容を読み取る。送受信部32は、制御データが、通行
条件情報要求コマンドであると読み取った場合、記憶部
33から、それに記憶されている通行条件情報を読み出
し、それに対応してアンテナ部31のインピーダンスを
変化させる。
【0082】図5は、送受信部32の構成例を示してい
る。
【0083】検波器41には、アンテナ部31により受
信された、周波数変調された制御データが入力され、検
波器41は、それを復調する。検波器41により復調さ
れた信号は、増幅器42、バンドパスフィルタ(BP
F)43、そして増幅器44において、2値化部45が
処理することができるように、増幅され、フィルタリン
グされ、そしてさらに増幅される。
【0084】2値化部45は、増幅器44から供給され
た信号に対して、2値化処理を施し、例えば、”0”ま
たは”1”からなるデータを制御部46に供給する。
【0085】制御部46は、2値化部45から供給され
たデータ(制御データ)の内容を読み取り、それが、通
行条件情報要求コマンドであると読み取った場合、記憶
部33から、そこに記憶されている通行条件情報を読み
出し、それに対応して、反射部47を制御し、アンテナ
部31のインピーダンスを変化させる。これにより、ア
ンテナ部31により受信される周波数fの信号波が、そ
のインピーダンスの変化に応じて、吸収または反射さ
れ、その結果、アンテナ部31からは、通行条件情報信
号が出力される。
【0086】図4に戻り、記憶部33は、上述したよう
に、通行条件情報を記憶するが、ここで、通行条件情報
とは、例えば、有害物質除去フィルタの識別情報(例え
ば、車両番号、ID番号など)、有害物質除去フィルタの
有効期限(例えば、消耗部品の取り替え期限など)、対
象車両の車両登録年度、および有害物質除去フィルタの
有害物質除去能力を示す情報などであり、これらが、図
6に示すように、通行条件情報として、記憶部33に記
憶されている。
【0087】図7は、監視装置12の処理部23の構成
例を示している。
【0088】画像処理部51には、ビデオカメラ22か
らの画像データがそれぞれ供給される。画像処理部51
は、供給された画像データに対して、それぞれ画像処理
を施し、ビデオカメラ22により撮像された走行車両の
大きさを検出するとともに、その検出結果に基づいて、
その車両が対象車両であるか否かを判定する。
【0089】画像処理部51は、撮像された走行車両が
対象車両であると判定した場合、その旨を、無線信号処
理部52に通知する。
【0090】無線信号処理部52は、画像処理部51か
ら、走行車両が対象車両であると判定された旨が通知さ
れた場合、その対象車両が走行する車線に設置されたア
ンテナ21に対応する周波数fで、通行条件情報要求コ
マンドを変調し、周波数fの信号波とともに、アンテナ
21に供給する。
【0091】図1の例では、画像処理部51は、ビデオ
カメラ22−2からの画像データに対して画像処理を施
し、その結果検出されたトラックAの大きさに基づい
て、トラックAが対象車両であると判定し、その旨を無
線信号処理部52に通知する。その通知を受けた無線信
号処理部52は、通行条件情報要求コマンドを、アンテ
ナ21−2に対応する周波数f2で変調し、周波数f2の
信号波とともに、アンテナ21−2に供給する。
【0092】また、無線信号処理部52には、アンテナ
21から、受信された車両用送受信装置11からの信号
がそれぞれ供給される。
【0093】無線信号処理部52は、アンテナ21か
ら、信号の供給を受けるのに先立ち、制御データ(通行
条件情報要求コマンド)を、アンテナ21を介して出力
した場合、アンテナ21からの信号から、送信した制御
データ(通行条件情報要求コマンド)を変調した周波数
fと同じ周波数の交流成分を抽出する。これにより、例
えば、送信した通行条件情報要求コマンドに対応する、
車両用送受信装置11からの通行条件情報信号が抽出さ
れる。
【0094】無線信号処理部52は、抽出した信号(通
行条件情報信号)を復調し、その内容を読み取る。無線
信号処理部52は、抽出した信号が、通行条件情報信号
である場合、読み取った通行条件情報の内容に基づい
て、走行車両(対象車両)が、通行条件を満たすか否か
を判定し、満たさないと判定した場合、例えば、その旨
を、通行条件情報に含まれる識別情報(車両番号など)
や車両の撮像画像に関連付けて、外部の管理装置(図示
せず)に出力するなどの処理を行う。なお、この場合、
外部の管理装置に、供給される車両の識別情報や車両の
撮像画像は、画像処理部51から無線信号処理部52に
供給される。
【0095】図8は、無線信号処理部52の構成例を示
している。
【0096】送受信部61には、画像処理部51から
の、走行車両が対象車両であると判定した旨の通知が入
力される。送受信部61は、その通知が入力されると、
その対象車両が走行する車線に設けられたアンテナ21
に対応する周波数fで、通行条件情報要求コマンドを変
調し、周波数fの信号波とともに、アンテナ21に供給
する。
【0097】送受信部61にはまた、アンテナ21によ
り受信された信号が供給される。送受信部61は、その
信号から、先に送信した通行条件情報要求コマンドを変
調した周波数fと同じ周波数の交流成分を抽出し、その
結果得られた通行条件情報信号を復調して、判定部62
に供給する。
【0098】判定部62は、通行条件情報の内容を読み
取り、その内容に基づいて、対象車両である走行車両
が、通行条件を満たすか否かを判定し、通行条件を満た
さないと判定した場合、その旨を、識別情報や車両の撮
像画像に関連付けて、外部の管理装置(図示せず)に出
力するなどの処理を行う。
【0099】図9は、送受信部61の構成例を示してい
る。
【0100】制御部71には、画像処理部51からの通
知が入力され、制御部71は、その通知が入力されたと
き、通行条件情報要求コマンドを、変調器72に供給す
るとともに、変調器72を制御して、対象車両が走行す
る車線のアンテナ21に対応する周波数fの信号波で、
それを変調させる。制御部71はまた、変調器72を制
御し、無変調の周波数fの信号波を発生させる。
【0101】変調器72で、周波数fで周波数変調され
た通行条件情報要求コマンドおよび発生された無変調の
周波数fの信号波は、増幅器73により増幅された後、
アンテナ21に供給される。
【0102】周波数弁別器74には、アンテナ21によ
り受信された信号が供給される。周波数弁別器74は、
それらの信号から、通行条件情報要求コマンドを変調し
た周波数fと同じ周波数の交流成分を抽出し、検波器7
5に供給する。すなわち、送信された通行条件情報要求
コマンドに対応する通行条件情報信号が抽出され検波器
75に供給される。なお、周波数弁別器74は、BPF
またはスーパヘテロダイン方式等を利用することができ
る。
【0103】検波器75は、周波数弁別器74から供給
された通行条件情報信号を復調する。検波器75により
復調された信号は、増幅器76、BPF77、そして増
幅器78において、2値化部79が処理することができ
るように、増幅され、フィルタリングされ、そしてさら
に増幅される。
【0104】2値化部79は、増幅器78から供給され
た信号に対して、2値化処理を施し、例えば、”0”ま
たは”1”からなるデータを、制御部71に供給する。
【0105】制御部71は、2値化部79から供給され
たデータに基づいて、通行条件情報の内容を読み取り、
その読み取り結果を判定部62に供給する。
【0106】次に、環境監視システム1の第1の実施の
形態における監視装置12の動作を、図10のフローチ
ャートを参照して説明する。なお、この例の場合、図1
に示すように、トラックAが、監視装置12の監視範囲
を走行する場合を例として説明する。
【0107】ステップS1において、監視装置12のビ
デオカメラ22−2が、それが設置されている車線を走
行するトラックAの前面部分を撮像し、その結果得られ
た画像データを、処理部23に供給する。
【0108】ステップS2において、処理部23の画像
処理部51(図7)は、ビデオカメラ22−2から供給
された画像データに対して、所定の画像処理を施し、ト
ラックAの大きさを検出する。
【0109】ステップS3において、処理部23の画像
処理部51は、検出したトラックAの大きさに基づい
て、トラックAが対象車両であるか否かを判定し、対象
車両であると判定した場合、その旨を、無線信号処理部
52に通知し、その後、ステップS4に進む。この例の
場合、トラックAは、対象車両であるので、ステップS
4に進む。
【0110】ステップS4において、処理部23の無線
信号処理部52は、トラックAが走行する車線に設置さ
れたアンテナ21−2に対応する周波数f2で、通行条
件情報要求コマンドを変調し、周波数f2の信号波とと
もに、アンテナ21−2に供給する。これにより、アン
テナ21−2からは、周波数f2で変調された通行条件
情報要求コマンドと、それに続く周波数f2の信号波が
出力される(図3(A))。なお、ここでの無線信号処
理部52の処理は、図8および図9を参照してすでに上
述してあるので、以下において、その概略を説明する。
【0111】無線信号処理部52の送受信部61(図
8)において、画像処理部51からの、トラックAが対
象車両であると判定した旨の通知に対応して(制御部7
1(図9))、通行条件情報要求コマンドが周波数f2
で変調されそして無変調の周波数f2の信号波が発生さ
れ(変調器72)、それらが増幅された後(増幅器7
3)、アンテナ21に供給される。
【0112】次に、ステップS5において、処理部23
の無線信号処理部52(図7)は、アンテナ21−2に
より通行条件情報信号が受信されたか否か(アンテナ2
1−2から、所定の時間内に通行条件情報信号が供給さ
れたか否か)を判定し、それが受信されたと判定した場
合、ステップS6に進む。例えば、対象車両に車両用送
受信装置11が取り付けられていない場合、対象車両か
らは通行条件情報信号が送信されてこないので、当然、
通行条件情報信号はアンテナ21により受信されず、無
線信号処理部52は、その信号が受信されないと判定す
る。トラックAには、車両用送受信装置11が取り付け
られているので、ステップS6に進む。
【0113】ステップS6において、処理部23の無線
信号処理部52は、アンテナ21−2から供給されたト
ラックAの通行条件情報信号から、その通行条件情報の
内容を読み取る。ここでの無線信号処理部52の処理
は、すでに上述してあるので、以下において、その概略
を説明する。
【0114】無線信号処理部52の送受信部61(図
8)において、それぞれ供給されるアンテナ21からの
信号から、ステップS4で、通行条件情報要求コマンド
を変調する際に用いられた周波数fと同じ周波数の交流
成分が抽出される(周波数弁別器74(図9))。そし
てその結果得られた通行条件情報信号は、復調された後
(検波器75)、増幅され(増幅器76)、フィルタリ
ングされ(BPF77)、そしてさらに増幅され(増幅
器78)、2値化処理が施される(2値化部79)。2
値化処理が施された結果生成されたデータから、通行条
件情報の内容が読み取られる(制御部71)。読み取ら
れた通行条件情報は、判定部62に供給される。
【0115】次に、ステップS7において、処理部23
の無線信号処理部52(判定部62(図8))は、ステ
ップS6で読み取られた通行条件情報の、有害物質除去
フィルタの識別情報を参照して、トラックAに、有害物
質除去フィルタが取り付けられているか否かを判定し、
取り付けられていると判定した場合、ステップS8に進
む。
【0116】この例の場合、車両用送受信装置11の記
憶部33に記憶されている識別情報は、対象車両に有害
物質除去フィルタが取り付けられている場合、そのID番
号を示す情報を含み、有害物質除去フィルタが取り付け
られていない場合、その旨を示す情報を含む。すなわ
ち、識別情報に、有害物質除去フィルタのID番号等に相
当する情報が含まれている場合、有害物質除去フィルタ
が取り付けられていると判定される。トラックAからの
通行条件情報の識別情報には、DPFフィルタBのID番号
を示す情報が含まれているので、ステップS8に進む。
【0117】次に、ステップS8において、処理部23
の無線信号処理部52(判定部62)は、読み取られた
通行条件情報の有効期限を参照し、トラックAに取り付
けられているDPFフィルタBの有効期限が切れているか
否かを判定し、切れていないと判定した場合、ステップ
S9に進む。
【0118】ステップS9において、処理部23の無線
信号処理部52(判定部62)は、読み取られた通行条
件情報の有害物質除去能力(DPFフィルタBの有害物質
除去能力)が、現時点における基準値(排気ガスに含ま
れる有害物質に関する値)に対して十分なものか否かを
判定する。
【0119】この例の場合、排気ガスに含まれる有害物
質に関する基準値は、段階的に(数年毎に)厳しい値と
なることが想定され、それに伴い、有害物質除去フィル
タにおいては、より高い有害物質除去能力が要求され
る。すなわち、有害物質除去フィルタを取り付けた時点
においては、その能力が十分であっても、基準値の更新
により、それが十分なものでなくなる場合がある。
【0120】ステップS7において、有害物質除去フィ
ルタが取り付けられていないと判定された場合、ステッ
プS10に進む。
【0121】ステップS10において、ステップS6で
読み取られた通行条件情報の車両登録年度が参照され、
現時点において、この対象車両に、有害物質除去フィル
タの取り付けが義務づけられているか否かが判定され
る。
【0122】この例の場合、比較的新しく製造された対
象車両には、そのディーゼルエンジンの性能が良いもの
とし、所定の期間(例えば、車両登録から数年間)、有
害物質除去フィルタの取り付け義務が猶予されるものと
する。すなわち、有害物質除去フィルタの取り付け義務
が猶予されている対象車両には、正当に、その期間にお
いて有害物質除去フィルタが取り付けられていない場合
がある。つまり、有害物質除去フィルタの取り付け義務
が猶予され、かつ、その猶予期間を経過していない場
合、ステップS10において、有害物質除去フィルタの
取り付けが義務づけられていないと判定される。一方、
取り付け義務が猶予されていない場合、または猶予期間
が過ぎている場合、有害物質除去フィルタの取り付けが
義務づけられていると判定される。
【0123】ステップS5で、通行条件情報信号が受信
されていないと判定されたとき(車両用送受信装置11
が取り付けられていないとき)、ステップS8で、有害
物質除去フィルタの有効期限が切れていると判定された
とき、ステップS9で、有害物質除去フィルタが適当な
有害物質除去能力を有していないと判定されたとき、ま
たはステップS10で、有害物質除去フィルタの取り付
けが義務づけられていると判定されたとき(義務づけら
れているにもかかわらず、有害物質除去フィルタが取り
付けられていないとき)、ステップS11に進む。すな
わち、有害物質除去フィルタの取り付けに関し通行条件
を満たしていない場合、ステップS11に進む。
【0124】ステップS11において、処理部23の無
線信号処理部52(判定部62)は、例えば、通行条件
を満たさない車両を検出した旨を、通行条件情報の識別
情報や車両の撮像画像に関連付けて、外部の管理装置に
通知するなどの処理を行う。その後、処理は終了する。
【0125】一方、ステップS3で、対象車両ではない
と判定されたとき、ステップS9で、有害物質除去能力
が十分であると判定されたとき(ステップS7で、有害
物質除去フィルタが取り付けられていると判定され、か
つ、ステップS8で、有害物質除去フィルタの有効期限
が切れていないと判定され、かつ、ステップS9で、十
分であると判定されたとき)、またはステップS10
で、有害物質除去フィルタの取り付けが義務づけられて
いないと判定されたとき、ステップS11はスキップさ
れ、処理は終了する。すなわち、有害物質除去フィルタ
の取り付けに関し通行条件を満たす場合、ステップS1
1は、スキップされ、処理は終了する。
【0126】次に、この例の場合におけるトラックAの
車両用送受信装置11の動作を、図11のフローチャー
トを参照して説明する。
【0127】ステップS21において、車両用送受信装
置11は、監視装置12(アンテナ21−2)から送信
されてきた通行条件情報要求コマンドを受信し、ステッ
プS22において、その通行条件情報要求コマンドに対
応して、通行条件情報信号を送信する。その後、処理は
終了する。
【0128】ステップS21,22における車両用送受
信装置11の処理は、すでに上述してあるので、ここで
は、その概略を説明する。
【0129】監視装置12のアンテナ21から送信され
てきた通行条件情報要求コマンドは、車両用送受信装置
11のアンテナ部31(図4)により受信され、送受信
部32に供給される。送受信部32において、受信され
た通行条件情報要求コマンドが復調された後(検波器4
1(図5))、増幅され(増幅器42)、フィルタリン
グされ(BPF43)、そしてさらに増幅され(増幅器
44)、2値化処理が施される(2値化部45)。2値
化処理が施された結果生成されたデータから、制御デー
タが、通行条件情報要求コマンドであると読み取られる
(制御部46)。
【0130】このようにして、制御データが、通行条件
情報要求コマンドであると読み取られると、記憶部33
から、そこに記憶されている通行条件情報が読み取られ
(制御部46)、それに対応してアンテナ部31のイン
ピーダンスが変化させられる(反射部47)。これによ
り、アンテナ部31により受信される、監視装置12の
アンテナ21−2からの周波数f2の信号波が、アンテ
ナ部31のインピーダンスの変化に対応して吸収または
反射され、その結果、通行条件情報信号が、アンテナ部
31から出力される(図3(B))。
【0131】図12は、環境監視システム1の第2の実
施の形態の利用例を示している。この環境監視システム
1の監視装置には、図1の監視装置12のビデオカメラ
22に代えて、AVI(automatic Vehicle Identificatio
n)カメラ101が設けられ、そして処理部23に代え
て、処理部102が設けられている。
【0132】AVIカメラ101は、走行車両のナンバー
プレートを撮像し、その撮像結果得られた画像データ
を、処理部102に供給する。
【0133】処理部102は、図13に示すように、図
7の処理部23の画像処理部51に代えて、画像処理部
111が設けられている。この画像処理部111は、AV
Iカメラ101から供給された画像データに基づいて、
ナンバープレートに表示されている番号(車両番号)お
よびその位置を認識し、その認識結果に基づいて、走行
車両が対象車両であるか否かを判定し、対象車両である
と判定した場合、その旨を無線信号処理部52に通知す
る。
【0134】この例の場合、対象車両のナンバープレー
トには、番号4が所定の位置に表示されている。すなわ
ち、ナンバープレートに番号4が所定の位置に表示され
ていると認識された場合、対象車両であると判定され、
番号4が所定の位置に表示されていないと認識された場
合、対象車両ではないと判定される。
【0135】次に、環境監視システム1の第2の実施の
形態における監視装置12の動作を、図14のフローチ
ャートを参照して説明する。
【0136】ステップS31において、監視装置12の
AVIカメラ101が、それが設置されている車線を走行
する走行車両のナンバープレートを撮像し、その結果得
られた画像データを、処理部102に供給する。
【0137】ステップS32において、処理部102の
画像処理部111は、AVIカメラ101から供給された
画像データに対して、所定の画像処理を施し、ナンバー
プレートに表示される番号およびその位置を認識する。
【0138】ステップS33において、処理部102の
画像処理部111は、ステップS32での認識結果に基
づいて、ナンバープレートに、番号4が所定の位置に表
示されているか否かを判定し、その判定結果に基づい
て、走行車両が対象車両であるか否かを判定する。画像
処理部111は、走行車両が対象車両であると判定した
場合、その旨を、無線信号処理部52に通知し、その
後、ステップS34に進む。
【0139】ステップS34乃至ステップS40におけ
る処理は、図10のステップS4乃至ステップS10に
おける処理と、基本的に同様であるので、その説明は省
略する。
【0140】ステップS41において、処理部102の
無線信号処理部52は、例えば、通行条件を満たさない
車両を検出した旨を車両番号情報とともに、外部の管理
装置に通知するなどの処理を行う。
【0141】この例の場合における車両用送受信装置1
1の動作は、図11のフローチャートで説明した場合と
同様であるので、その説明は省略する。
【0142】図15は、環境監視システム1の第3の実
施の形態の利用例を表している。この環境監視システム
1における監視装置12は、1つの車線を走行する車両
を監視するもので、それぞれ1つのアンテナ21−1お
よびビデオカメラ22−1のみが利用される。また、こ
の監視装置には、図1の監視装置12に、排気ガスセン
サ201がさらに設けられ、そしてその処理部23に代
えて、処理部202が設けられている。
【0143】排気ガスセンサ201は、道路脇に、その
出力部211から出力される光線が道路を横切って入力
部212に入力されるように設置されており、走行車両
がそこを通過した後の、光の散乱度合(排気ガス中の光
の散乱度合)を検出し、その検出結果を、処理部202
に供給する。
【0144】処理部202は、図16に示すように、図
7の処理部23の無線信号処理部52の後段(下側)
に、センサ信号処理部221がさらに設けられている。
【0145】画像処理部51は、ビデオカメラ22−1
から供給された画像データに対する画像処理結果から、
走行車両が対象車両であると判定した場合、その旨を、
無線信号処理部52およびセンサ信号処理部221に通
知する。
【0146】センサ信号処理部221は、画像処理部5
1からその通知があると、排気ガスセンサ201を制御
し、走行車両の排気ガス中の光散乱度合の計測を開始さ
せる。
【0147】無線信号処理部52は、走行車両が通行条
件を満たさないと判定した場合、その旨を、センサ信号
処理部221に通知する。
【0148】センサ信号処理部221は、無線信号処理
部52からその通知があると、走行車両が通行条件を満
たさないと判定されたときに開始させられた光散乱度合
の計測結果に基づいて、走行車両の排気ガスが、基準値
を超える有害物質を含んでいるか否かを判定し、その判
定結果に基づいて、所定の処理を行う。例えば、基準値
を超える有害物質を含んでいると判定された場合、その
走行車両は通行条件を満たさない車両であると判定さ
れ、その旨および計測された有害物質量が、外部の管理
装置に通知される。
【0149】次に、この例の場合における監視装置12
の動作を、図17のフローチャートを参照して説明す
る。
【0150】ステップS51乃至ステップS53におけ
る処理は、図10のステップS1乃至ステップS3にお
ける処理と同様であるので、その詳細な説明は省略が、
処理部202の画像処理部51は、走行車両が対象車両
であると判定した場合(ステップS53)、その旨を、
無線信号処理部52およびセンサ信号処理部221に通
知する。
【0151】次に、ステップS54において、センサ信
号処理部221は、排気ガスセンサ201を制御して、
光散乱度合の計測を開始させる。
【0152】ステップS55乃至ステップS61におけ
る処理は、図10のステップS4乃至ステップS10に
おける処理と同様であるので、その詳細な説明は省略す
るが、ステップS56,59,60,61の処理によ
り、走行車両が通行条件を満たしていないと判定された
場合、ステップS62に進み、ステップS54で計測が
開始された光散乱度合の検出結果に基づいて、走行車両
の排気ガスに含まれる有害物質が、基準値以上であるか
否かが判定され、それ以上であると判定された場合、ス
テップS63進み、走行車両が通行条件を満たしていな
いと判定され、所定の処理が実行される。
【0153】ステップS62で、基準値以下であると判
定された場合、ステップS53,60,61の処理によ
り、走行車両が通行条件を満たしていると判定された場
合と同様に、ステップS63がスキップされ、処理は終
了する。
【0154】この例の場合における車両用送受信装置1
1の動作は、図11のフローチャートを参照して説明し
た場合と同様であるので、その説明は省略する。
【0155】なお、以上においては、走行車両が対象車
両であると判定したときに、通行条件情報要求コマンド
が送信される場合を例として説明したが、通行条件情報
要求コマンドを、一定期間毎に送信し、また対象車両で
あるか否かの判定を、例えば、図10のステップS1
1、図14のステップS41、または図17のステップ
S63の処理の直前に行い、対象車両であると判定した
場合、次の処理(ステップS11、ステップS41、ま
たはステップS63の処理)を行い、対象車両でないと
判定された場合、その処理をスキップするようにするこ
ともできる。
【0156】図18は、上述のような車両方送受信装置
11または監視装置12の処理部231として機能する
コンピュータ501の一実施の形態の構成を示すブロッ
ク図である。CPU511にはバス515を介して入出力
インタフェース516が接続されており、CPU511
は、入出力インタフェース516を介して、ユーザか
ら、キーボード、マウスなどよりなる入力部518から
指令が入力されると、例えば、ROM512、ハードディ
スク514、またはドライブ520に装着される磁気デ
ィスク531、光ディスク532、光磁気ディスク53
3、若しくは半導体メモリ534などの記録媒体に格納
されているプログラムを、RAM513にロードして実行
する。これにより、上述した各種の処理(例えば、図1
0、図11、図14、および図17のフローチャートに
より示される処理)が行われる。さらに、CPU511
は、その処理結果を、例えば、入出力インタフェース5
16を介して、LCDなどよりなる表示部517に必要に
応じて出力する。なお、プログラムは、ハードディスク
514やROM512に予め記憶しておき、コンピュータ
501と一体的にユーザに提供したり、磁気ディスク5
31、光ディスク532、光磁気ディスク533,半導
体メモリ534等のパッケージメディアとして提供した
り、衛星、ネットワーク等から通信部519を介してハ
ードディスク514に提供することができる。
【0157】なお、本明細書において、媒体により提供
されるプログラムを記述するステップは、記載された順
序に沿って時系列的に行われる処理はもちろん、必ずし
も時系列的に処理されなくとも、並列的あるいは個別に
実行される処理をも含むものである。
【0158】また、本明細書において、システムとは、
複数の装置により構成される装置全体を表すものであ
る。
【0159】
【発明の効果】本発明によれば、対象車両を、容易に、
かつ、正確に監視することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した環境監視システム1の第1の
実施の形態の利用例を示す図である。
【図2】車両用送受信装置11の取り付け場所を説明す
る図である。
【図3】送受信される信号を説明するための図である。
【図4】図1および図2の車両用送受信装置11の構成
例を示すブロック図である。
【図5】図4の送受信部32の構成例を示すブロック図
である。
【図6】記憶部33の記憶内容を示す図である。
【図7】図1の処理部23の構成例を示すブロック図で
ある。
【図8】図7の無線信号処理部52の構成例を示すブロ
ック図である。
【図9】図8の送受信部61の構成例を示すブロック図
である。
【図10】監視装置12の動作を説明するフローチャー
トである。
【図11】車両用送受信装置11の動作を説明するフロ
ーチャートである。
【図12】本発明を適用した環境監視システム1の第2
の実施の形態の利用例を示す図である。
【図13】図12の処理部102の構成例を示すブロッ
ク図である。
【図14】監視装置12の動作を説明する他のフローチ
ャートである。
【図15】本発明を適用した環境監視システム1の第3
の実施の形態の利用例を示す図である。
【図16】図15の処理部202の構成例を示すブロッ
ク図である。
【図17】監視装置12の動作を説明する他のフローチ
ャートである。
【図18】コンピュータ501の構成例を示すブロック
図である。
【符号の説明】
1 環境監視システム 11 車両用送受信装置 12 監視装置 21 アンテナ 22 ビデオカメラ 31 アンテナ部 32 送受信部 33 記憶部 41 検波器 42 増幅器 43 BPF 44 増幅器 45 2値化部 46 制御部 47 反射部 51 画像処理部 52 無線信号処理部 61 送受信部 62 判定部 71 制御部 72 変調部 73 増幅器 74 周波数弁別器 75 検波器 76 増幅器 77 BPF 78 増幅器 79 2値化部 101 AVIカメラ 102 処理部 111 画像処理部 201 排気ガスセンサ 202 処理部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI G08G 1/017 G08G 1/017 H04N 5/225 H04N 5/225 C 7/14 7/14 7/18 7/18 D E (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G08G 1/00 - 1/16 F01N 3/20 F02D 45/00 314 H04N 7/14 H04N 7/18

Claims (15)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ディーゼル車に取り付けられた、前記デ
    ィーゼル車が排気する排気ガスに含まれる有害物質を除
    去するフィルタ上の、前記ディーゼル車の車体から突き
    出した部分に、かつその車体の後方または側面に取り付
    けられる送受信装置、および前記ディーゼル車が走行可
    能な道路に設置される監視装置からなる情報処理システ
    ムにおいて、 前記送受信装置は、 前記ディーゼル車の通行条件に関する前記ディーゼル車
    の情報を記憶する記憶手段と、 前記監視装置から送信された信号を受信する第1の受信
    手段と、 前記第1の受信手段により受信された信号が、前記情報
    の提供を要求する信号である場合、前記記憶手段に記憶
    されている前記情報を、前記監視装置に送信する第1の
    送信手段とを備え、 前記監視装置は、 前記送受信装置に、前記情報の提供を要求する信号を送
    信する第2の送信手段と、 前記第1の送信手段により送信された前記情報を受信す
    る第2の受信手段と、 前記第2の受信手段により受信された前記情報に基づい
    て、前記ディーゼル が、前記通行条件を満たしている
    か否かを判定する判定手段と、 記判定手段により、前記ディーゼル車が前記通行条件
    を満たしていないと判定された場合、前記ディーゼル車
    を特定する情報を出力する出力手段とを備えることを特
    徴とする情報処理システム。
  2. 【請求項2】 ディーゼル車に取り付けられた、前記デ
    ィーゼル車が排気する排気ガスに含まれる有害物質を除
    去するフィルタ上の、前記ディーゼル車の車体から突き
    出した部分に、かつその車体の後方または側面に取り付
    けられる送受信装置、および前記ディーゼル車が走行可
    能な道路に設置される監視装置からなる情報処理システ
    ムの情報処理方法において、 前記送受信装置の情報処理方法は、 前記ディーゼル車の通行条件に関する前記ディーゼル車
    の情報を記憶する記憶ステップと、 前記監視装置から送信された信号を受信する第1の受信
    ステップと、 前記第1の受信ステップの処理で受信された信号が、前
    記情報の提供を要求する信号である場合、前記記憶ステ
    ップの処理で記憶された前記情報を、前記監視装置に送
    信する第1の送信ステップとを含み、 前記監視装置の情報処理方法は、 前記送受信装置に、前記情報の提供を要求する信号を送
    信する第2の送信ステップと、 前記第1の送信ステップの処理で送信された前記情報を
    受信する第2の受信ステップと、 前記第2の受信ステップの処理で受信された前記情報に
    基づいて、前記ディ ーゼル車が、前記通行条件を満たし
    ているか否かを判定する判定ステップと、 前記判定ステップの処理で、前記ディーゼル車が前記通
    行条件を満たしていないと判定された場合、前記ディー
    ゼル車を特定する情報を出力する出力ステ ップとを含む
    ことを特徴とする情報処理方法。
  3. 【請求項3】 ディーゼル車に取り付けられた、前記デ
    ィーゼル車が排気する排気ガスに含まれる有害物質を除
    去するフィルタ上の、前記ディーゼル車の車体から突き
    出した部分に、かつその車体の後方または側面に取り付
    けられ、前記ディーゼル車が走行可能な道路に設置され
    る監視装置と通信する送受信装置において、 前記ディーゼル車の通行条件に関する前記ディーゼル車
    の情報を記憶する記憶手段と、 前記監視装置から送信された信号を受信する受信手段
    と、 前記受信手段により受信された信号が、前記情報の提供
    を要求する信号である場合、前記記憶手段に記憶されて
    いる前記情報を、前記監視装置に送信する送信手段とを
    備えることを特徴とする送受信装置。
  4. 【請求項4】 ディーゼル車に取り付けられた、前記デ
    ィーゼル車が排気する排気ガスに含まれる有害物質を除
    去するフィルタ上の、前記ディーゼル車の車体から突き
    出した部分に、かつその車体の後方または側面に取り付
    けられ、前記ディーゼル車が走行可能な道路に設置され
    る監視装置と通信する送受信装置の送受信方法におい
    て、 前記ディーゼル車の通行条件に関する前記ディーゼル車
    の情報を記憶する記憶ステップと、 前記監視装置から送信された信号を受信する受信ステッ
    プと、 前記受信ステップの処理で受信された信号が、前記情報
    の提供を要求する信号である場合、前記記憶ステップの
    処理で記憶された前記情報を、前記監視装置に送信する
    送信ステップとを含むことを特徴とする送受信方法。
  5. 【請求項5】 ディーゼル車に取り付けられた、前記デ
    ィーゼル車が排気する排気ガスに含まれる有害物質を除
    去するフィルタ上の、前記ディーゼル車の車体から突き
    出した部分に、かつその車体の後方または側面に取り付
    けられ、前記ディーゼル車が走行可能な道路に設置され
    る監視装置と通信するためのプログラムであって、 前記ディーゼル車の通行条件に関する前記ディーゼル車
    の情報の入力を制御する入力制御ステップと、 前記監視装置から送信された信号の取得を制御する取得
    制御ステップと、 前記取得制御ステップの処理で取得された信号が、前記
    情報の提供を要求する信号である場合の、前記入力制御
    ステップの処理で入力された前記情報の、前記監視装置
    に対する送信を制御する送信制御ステップとを含むこと
    を特徴とする処理をコンピュータに実行させるプログラ
    ムが記録されている記録媒体。
  6. 【請求項6】 ディーゼル車に取り付けられた、前記デ
    ィーゼル車が排気する排気ガスに含まれる有害物質を除
    去するフィルタ上の、前記ディーゼル車の車体から突き
    出した部分に、かつその車体の後方または側面に取り付
    けられ、前記ディーゼル車の通行条件に関する前記ディ
    ーゼル車の情報を記憶する送受信装置と通信し、前記デ
    ィーゼル車が走行可能な道路に設置される情報処理装置
    において、 前記送受信装置に、前記情報の提供を要求する信号を送
    信する送信手段と、 前記送信手段により送信された前記信号に対応して、前
    記送受信装置から送信された前記情報を受信する受信手
    段と、 前記受信手段により受信された前記情報に基づいて、前
    記ディーゼル車が、前記通行条件を満たしているか否か
    を判定する判定手段と、 前記判定手段により、前記ディーゼル車が前記通行条件
    を満たしていないと判定された場合、前記ディーゼル車
    を特定する情報を出力する出力手段とを備えることを特
    徴とする情報処理装置。
  7. 【請求項7】 走行車両を撮像する撮像手段をさらに備
    え、 前記出力手段は、前記撮像手段による撮像の結果得られ
    た前記ディーゼル車の画像と前記判定手段による判定結
    果とを関連づけて出力することを特徴とする請求項6に
    記載の情報処理装置。
  8. 【請求項8】 走行車両を撮像する撮像手段と、 前記撮像手段による撮像の結果得られた前記画像データ
    から前記走行車両の車両番号を識別する車両番号識別手
    段とをさらに備え、 前記出力手段は、前記車両番号識別手段により識別され
    た前記ディーゼル車の車両番号と前記判定手段による判
    定結果とを関連づけて出力することを特徴とする請求項
    6に記載の情報処理装置。
  9. 【請求項9】 走行車両の排気ガスに含まれる有害物質
    の所定の量を計測する計測手段をさらに備え、 前記判定手段は、前記受信手段により受信された前記情
    報と前記計測手段により計測された前記有害物質の量に
    基づいて、前記ディーゼル車が、前記通行条件 を満たし
    ているか否かを判定することを特徴とする請求項6に記
    載の情報処理装置。
  10. 【請求項10】 ディーゼル車に取り付けられた、前記
    ディーゼル車が排気する排気ガスに含まれる有害物質を
    除去するフィルタ上の、前記ディーゼル車の車体から突
    き出した部分に、かつその車体の後方または側面に取り
    付けられ、前記ディーゼル車の通行条件に関する前記デ
    ィーゼル車の情報を記憶する送受信装置と通信し、前記
    ディーゼル車が走行可能な道路に設置される情報処理装
    置の情報処理方法において、 前記送受信装置に、前記情報の提供を要求する信号を送
    信する送信ステップと、 前記送信ステップの処理で送信された前記信号に対応し
    て、前記送受信装置から送信された前記情報を受信する
    受信ステップと、 前記受信ステップの処理で受信された前記情報に基づい
    て、前記ディーゼル車が、前記通行条件を満たしている
    か否かを判定する判定ステップと、 前記判定ステップの処理で、前記ディーゼル車が前記通
    行条件を満たしていないと判定された場合、前記ディー
    ゼル車を特定する情報を出力する出力ステップとを含む
    ことを特徴とする情報処理方法。
  11. 【請求項11】 ディーゼル車に取り付けられた、前記
    ディーゼル車が排気する排気ガスに含まれる有害物質を
    除去するフィルタ上の、前記ディーゼル車の車体から突
    き出した部分に、かつその車体の後方または側面に取り
    付けられ、前記ディーゼル車の通行条件に関する前記デ
    ィーゼル車の情報を記憶する送受信装置と通信する場合
    の情報処理用のプログラムであって、 前記送受信装置への、前記情報の提供を要求する信号の
    送信を制御する送信制御ステップと、 前記送信制御ステップの処理で送信された前記信号に対
    応しての、前記送受信装置から送信された前記情報の取
    得を制御する取得制御ステップと、 前記取得制御ステップの処理で取得された前記情報に基
    づく、前記ディーゼル車が、前記通行条件を満たしてい
    るか否かの判定を制御する判定制御ステップと 前記判定制御ステップの処理で、前記ディーゼル車が前
    記通行条件を満たしていないと判定された場合の、前記
    ディーゼル車を特定する情報の出力を制御する出力制御
    ステップとを含むことを特徴とする処理をコンピュータ
    に実行させるプログラムが記録されている記録媒体。
  12. 【請求項12】 ディーゼル車に取り付けられた、前記
    ディーゼル車が排気する排気ガスに含まれる有害物質を
    除去するフィルタ上の、前記ディーゼル車の車体から突
    き出した部分に、かつその車体の後方または側面に取り
    付けられ、前記ディーゼル車の通行条件に関する前記デ
    ィーゼル車の情報を記憶する送受信装置と通信し、前記
    ディーゼル車が走行可能な道路に設置される情報処理装
    置において、 前記ディーゼル車を検出する検出手段と、 前記検出手段により、前記ディーゼル車が検出された場
    合、前記送受信装置に、前記情報の提供を要求する信号
    を送信する送信手段と、 前記送信手段により送信された前記信号に対応して、前
    記送受信装置から送信された前記情報を受信する受信手
    段と、 前記受信手段により受信された前記情報に基づいて、前
    記ディーゼル車が、前記通行条件を満たしているか否か
    を判定する判定手段と、 前記判定手段により、前記ディーゼル車が前記通行条件
    を満たしていないと判定された場合、前記ディーゼル車
    を特定する情報を出力する出力手段とを備えることを特
    徴とする情報処理装置。
  13. 【請求項13】 ディーゼル車に取り付けられた、前記
    ディーゼル車が排気する排気ガスに含まれる有害物質を
    除去するフィルタ上の、前記ディーゼル車の車体から突
    き出した部分に、かつその車体の後方または側面に取り
    付けられ、前記ディーゼル車の通行条件に関する前記デ
    ィーゼル車の情報を記憶する送受信装置と通信し、前記
    ディーゼル車が走行可能な道路に設置される情報処理装
    置において、 前記送受信装置に、前記情報の提供を要求する信号を送
    信する送信手段と、 前記送信手段により送信された前記信号に対応して、前
    記送受信装置から送信された前記情報を受信する受信手
    段と、 前記受信手段により受信された前記情報に基づいて、前
    記ディーゼル車が、前記通行条件を満たしているか否か
    を判定する第1の判定手段と、 走行車両を撮像する撮像手段と、 前記撮像手段による撮像の結果得られた前記走行車両の
    画像に基づいて、前記走行車両が前記ディーゼル車であ
    るか否かを判定する第2の判定手段と、 前記受信手段により前記情報が受信されず、かつ前記第
    2の判定手段により前記走行車両が前記ディーゼル車で
    あると判定された場合、前記ディーゼル車を特定する情
    報を出力する出力手段とを備えることを特徴とする情報
    処理装置。
  14. 【請求項14】 ディーゼル車に取り付けられた、前記
    ディーゼル車が排気する排気ガスに含まれる有害物質を
    除去するフィルタ上の、前記ディーゼル車の車体から突
    き出した部分に、かつその車体の後方または側面に取り
    付けられ、前記ディーゼル車の通行条件に関する前記デ
    ィーゼル車の情報を記憶する送受信装置と通信し、前記
    ディーゼル車が走行可能な道路に設置される情報処理装
    置において、 前記送受信装置に、前記情報の提供を要求する信号を送
    信する送信手段と、 前記送信手段により送信された前記信号に対応して、前
    記送受信装置から送信された前記情報を受信する受信手
    段と、 前記受信手段により受信された前記情報に基づいて、前
    記ディーゼル車が、前記通行条件を満たしているか否か
    を判定する第1の判定手段と、 走行車両を撮像する撮像手段と、 前記撮像手段による撮像の結果得られた前記走行車両の
    画像に基づいて、前記走行車両が前記ディーゼル車であ
    るか否かを判定する第2の判定手段と、 前記第1の判定手段により、前記ディーゼル車が、前記
    通行条件を満たしていないと判定され、前記第2の判定
    手段により、前記走行車両が前記ディーゼル車であると
    判定された場合、前記ディーゼル車を特定する情報を出
    力する出力手段と を備えることを特徴とする情報処理装
    置。
  15. 【請求項15】 対象車両に取り付けられ、前記対象車
    両の通行条件に関する前記対象車両の情報を記憶する送
    受信装置と通信し、前記対象車両が走行可能な道路に設
    置される情報処理装置において、 前記送受信装置に、前記情報の提供を要求する信号を送
    信する送信手段と、 前記送信手段により送信された前記信号に対応して、前
    記送受信装置から送信された前記情報を受信する受信手
    段と、 前記受信手段により受信された前記情報に基づいて、前
    記対象車両が、前記通行条件を満たしているか否かを判
    定する第1の判定手段と、 走行車両から排気される排気ガスの所定の物質量を検出
    する排ガス検出手段と、 撮像された前記走行車両の画像に基づいて、前記走行車
    両が前記対象車両であるか否かを判定する第2の判定手
    段と、 前記受信手段により前記情報が受信されず、かつ前記排
    気ガス検出手段により所定量以上の前記物質量が検出さ
    れた場合、前記対象車両を特定する情報を出力する出力
    手段とを備えることを特徴とする情報処理装置。
JP2000073497A 2000-03-16 2000-03-16 送受信装置および方法、情報処理装置および方法、情報処理システム、並びに記録媒体 Expired - Fee Related JP3467772B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000073497A JP3467772B2 (ja) 2000-03-16 2000-03-16 送受信装置および方法、情報処理装置および方法、情報処理システム、並びに記録媒体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000073497A JP3467772B2 (ja) 2000-03-16 2000-03-16 送受信装置および方法、情報処理装置および方法、情報処理システム、並びに記録媒体

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2001266290A JP2001266290A (ja) 2001-09-28
JP3467772B2 true JP3467772B2 (ja) 2003-11-17

Family

ID=18591731

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000073497A Expired - Fee Related JP3467772B2 (ja) 2000-03-16 2000-03-16 送受信装置および方法、情報処理装置および方法、情報処理システム、並びに記録媒体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3467772B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4736678B2 (ja) 2005-09-29 2011-07-27 トヨタ自動車株式会社 車両優遇システム、電動車両およびサーバ
JP5979940B2 (ja) * 2012-03-30 2016-08-31 三菱重工メカトロシステムズ株式会社 車両データ処理システム、車両データ処理方法、車両データ処理装置、プログラム、及び記録媒体

Also Published As

Publication number Publication date
JP2001266290A (ja) 2001-09-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN101110160A (zh) 融合rfid与机器视觉的车辆交通信息监测方法与系统
KR100578041B1 (ko) 교통정보수집과 부가기능을 갖는 네트워크 카메라 장치 및그 교통정보 처리방법
KR100699414B1 (ko) 차량의 기록 관리 시스템 및 방법
US7536457B2 (en) System and method for wireless delivery of event data
US20120158276A1 (en) Vehicle driving information provision apparatus and method
CN104239889A (zh) 车辆乘载人数监视器及车辆乘载人数监控方法与计算机可读取记录媒体
CN101241642A (zh) 浮动车专用移动交通流采集的车载装置
WO2021039319A1 (ja) 危険車両表示システム、危険車両表示装置、危険車両表示プログラム及びコンピュータで読み取り可能な記録媒体並びに記録した機器
JP4692000B2 (ja) 旅行時間算出システム、および旅行時間算出方法
CN111866834A (zh) 基于rfid数据的电瓶车违章信息识别与监测系统及方法
JP2023525681A (ja) 路面状態探知装置およびシステム、これを用いた路面状態探知方法
JP3467772B2 (ja) 送受信装置および方法、情報処理装置および方法、情報処理システム、並びに記録媒体
JP2002344952A (ja) 車番認識装置及び方法
CN109671181A (zh) 一种行车记录仪、车险理赔方法及车险理赔服务系统
KR100676145B1 (ko) 전자태그를 이용한 차량주행속도 감지 시스템 및 방법
JP2020149517A (ja) 走行車両情報収集システム、走行車両情報収集方法
KR20020046223A (ko) 단거리 전용 통신을 이용한 통행 요금 정산 장치
JP2001283269A (ja) Etc車載器
CN112146735A (zh) 车辆的检测方法和装置、系统、存储介质及电子装置
JPH10162288A (ja) 交差点通過車両監視システム
KR101572478B1 (ko) 지능형 차량용 블랙박스 시스템 및 그 제공방법
JP2002304699A (ja) 情報提供システム及び情報提供方法
JP4031664B2 (ja) 道路情報通知装置及び道路情報収集方法
CN111754764B (zh) 道路管理装置
CN111754763B (zh) 道路管理装置

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20030804

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080905

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080905

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090905

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090905

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100905

Year of fee payment: 7

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees