JP3467576B2 - Sod様作用抗酸化飲料 - Google Patents

Sod様作用抗酸化飲料

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、アトピー性疾患、アレ
ルギー症状や発癌の遠因といわれる、活性酸素から身を
守る活性酸素消去酵素(スーパーオキサイド、ディスム
ターゼ)(以下SODと略記する)様作用の優れた、抗
酸化保健茶に関するものである。
【0002】
【従来の技術】現在、健康ブームに乗って、多くの健康
食品が出回っている。中でも機能性食品が人気となり、
クスリと間違える様な形状や効能書のものが市場に溢れ
ている。茶業界でも、自然指向により、甘茶ヅル茶、杜
仲茶、バナバ茶、ルイボスティー等、様々なお茶がその
機能性を唱えて発売されている。しかし、どのお茶も、
天然自然ものではあるがただ、鉄カルシウム等のミネラ
ル、種々のビタミンが特異に含まれていることが強調さ
れているだけで、その機能性を数値で比較表すことの出
来るほど、優れた飲料の無いのが現状である。機能性食
品として特にSOD様作用食品が最近注目されているの
は、体内で恒常的につくられる活性酸素が、花粉症、ア
トピー等のアレルギー体質による症状や、女性の皮膚を
始め、あらゆる老化現象、癌の発症までが、その原因で
あるとされ、活性酸素の抑制で、人間は120歳まで生
きる事も可能である、等と言われているからである。通
常の食品としては、ビタミンE、カロチン等の多く含ま
れる、緑黄色野菜を取るのが望ましいとされている。こ
れに沿って健康食品市場には補助食品の青汁、野菜ジュ
ース等、市販されているが、効果は疑問で風味にも乏し
く、今日の嗜好にマッチしてないものが大半である。他
には機能性食品として、クスリ紛いの錠剤で、SOD様
抗酸化食品群が出回っている。これらは単一的に取り出
したビタミン類や有機酸を付加し、人工的に加工したも
のであり、長期的使用には副作用も考えられ、安全性に
疑問が残る。又、乳幼児や、クスリぎらいには飲みづら
く一般的でない。
【0003】機能性食品としてのSOD様作用の数値
は、日本S0D協会では400単位/g以上の食品とさ
れているが、(以下、SOD様抗酸化作用の測定値につ
いては、現在日本分析センターの行っているスーパーオ
キシド(SO)消去活性値、電子スピン共鳴(ESR)
法による単位/gで表す。)これを越えた、自然のまま
のお茶として、美味しく飲める飲料は市場になく。この
製造に、アスパラサス リネアリス(Aspalath
us linearis)(以下Alと略記する)と、
ルバス スアビシムス(Rubus suavissi
mus)(以下Rsと略記する。)を用いて、日常的に
高齢者や乳幼児にも飲める飲料を提供したものの例は無
い。
【0004】
【発明が解決しょうとする課題】日本茶にもSOD様作
用があると最近発表され癌を防ぐには1日20杯の緑茶
を飲むのが良いとあるが、現実に20杯のお茶を毎日飲
むことは不可能に近い、また、その分量を濃縮して飲む
と仮定すれば、ニガクて飲むことは出来ないであろう。
又、緑茶にはタンニンが多く、生体の組織を変成させる
ので、胃の弱い人には、すすめられない事は知られてい
る。その上日本茶、紅茶等の椿科の茶葉にはカフェイン
が多く含まれており、就寝前や乳幼児、老人には不向き
である。
【0005】S0D様抗酸化作用のお茶としてルイボス
ティーが知られる。便秘や美容に良いと言われて日本に
輸入された。最近、SOD様作用は緑黄色野菜の50倍
以上等と、もてはやされている。日本食品分析センター
によると、SO消去活性は4700単位/gー5300
単位/gと有るが、茶葉を分析した数値で飲料液状のも
のではない、現に飲料にした液では(表1)60単位/
gと分析結果は示している。この結果は抽出液の濃度を
上げると、美味いしく飲めない、と言う事情に依るもの
である。市販されている濃度のルイボスティーもけっし
てストレートでは、美味しい、飲み易いお茶とは言え
ず、ミルクや砂糖、蜂蜜等を入れて飲むようにと、業者
でも明記しているのを見受けるほどである。しかしなが
ら糖類の混入はカロリー過剰となり、長期的に飲むお茶
としては問題である。
【0006】SOD様抗酸化飲料は、ただ単にSOD様
作用の優劣が求められるだけではない、ミネラルのバラ
ンスはもちろん、如何に長期に続けて飲むことが出来る
飲料であるかが大事である、それには美味しさが要求さ
れる、そこで、本発明の解決しようとするところは、嗜
好性に勝り、乳幼児から老人まで誰もが抵抗無く飲め
る、ノンカフェイン、ノンカロリーの、日本SOD協会
の基準値に基づく、400単位/g以上のSO消去活性
を持った、抗酸化保健茶を提供する事にある。
【0007】
【表1】
【0008】
【課題を解決するための手段】そこで日本茶、ウーロン
茶、紅茶はもとより、現在健康茶と言われて市場で手に
入る物について、種々の組み合わせを試みた、抽出液と
SOD様作用との関係は濃度を上げると比例して高まる
が、味はニガク、或いは臭く、風味に欠けるのが通例で
ある。中に唯一例外を見出だす事が出来たそれは、Al
と、Rsを組み合わせた配合茶葉に、焙煎を施したもの
で有った。
【0009】本発明を構成する2つの原葉について、簡
単に説明をする。原料として用いるAlの葉は、南アフ
リカ、セダルバーグ山脈に産するマメ科の針葉樹で、南
アフリカ政府の管理下で、各国に輸出しされている。日
の経った古い物、輸入後温度管理の悪い物は、酸化が進
んでおり、本発明の原料には向かないが、通常適正品の
入手は容易である。今回使用のAlの葉について、一般
に飲用として知られた方法に基づいて、7gを1200
CCの沸騰水で10分間沸かした液(注1)ではSO消
去活性は表1の通り50/g単位であった。抽出時間に
よって数値は上がるが、味が悪く異臭が強くなるのは他
のお茶同様で有る。
【0010】甜茶と呼ばれる物は、日本では普通にはサ
ンザシの葉から取ったお茶のことを言うが、中国には数
種類あり、本発明に使用したバラ科のRsもまた甜茶と
呼ばれる一種である。原葉は中国広西自治区に産する。
始めは発酵状態の茶葉で輸入されていた。甘みはあるが
薬臭のある飲みづらいお茶である。最近このお茶を使用
した飲料が市販されている。この製品の分析結果は表1
の通り、SO消去活性は120単位/gであった。本発
明に使用する原料はRsの乾燥葉であるが、これを(注
1)と同じ条件で沸騰させた液(注2)を分析した、結
果は表1のとおり350単位/gとなったが、市販のも
のに比べて明らかに煮出し過ぎで味もニガくクスリ臭が
強い。(注1)液と(注2)液を任意の割合で混合する
と味は、幾分飲み易くなるが、当然の事にSOD様消去
活性は(注2)液を上回る事はない。
【0011】Alと、Rsの葉茶二種を5対5ー4対6
の間の任意の比率で混合しておき、170度から210
度の間の温度で3、4分焙煎を施したものは、最初の二
種の葉とは全く異質の、紅茶の様な味に変質した液体飲
料が得られる事を発見した。また液を数日間放置した
が、SO消去活性の下降は検分されず、味の変化も無い
ことが判明した。これは本発明の茶葉から得る請求項2
の飲料液である。
【0012】
【作用】通常焙煎の実施は酸化を促すことであり、SO
消去活性は当然降下を示すが、本発明の茶葉を15分以
上時間をかけて沸騰させ煮出した液は、SOD様消去活
性が400単位/g以上を維持し、美味しく飲むことが
出来る。風味の点でも甘味類を付加する事も無く、砂糖
を控えた紅茶と間違えるほど美味である。これは適切な
温度と時間をもって焙煎を施した為に、Rsの持つ甘味
が火入によって強く引き出され、又同時に、Alのクス
リ臭が消されて、バランスの良い風味に変化したものと
推察される。この二種の葉の組み合わせによる混合焙煎
は互いの欠点を補い、打ち消しあいその良さだけが現れ
たものである。風味をより美味に変化させ、SO消去活
性も高単位に維持する事が出来たことで。課題であるS
OD協会の機能性食品の基準単位をクリアーし、ノンカ
フエイン、ノンカロリーのミネラルの豊富な、SOD様
作用抗酸化機能を備えた、目的とする新しい飲料の完成
に至った。
【0013】
【実施例】Alの葉450gとRs乾燥葉を550g混
合し、180度の遠赤外線ドラムの中で4分間回転焙煎
を行った、この混合茶葉の分析結果は表2の示す通り、
スーパーオキシド消去活性が22000単位/gと優
れ、ミネラルも豊富に検出された。この茶葉は濃度をS
OD様作用400単位/g以上を、求めるまで濃く抽出
しても、液体飲料として美味しく飲むことが出来るのが
特徴である。(注1)、(注2)、同様、茶葉7gを1
200CCの沸騰水で時間を長めに15分間以上加熱し
た液(注3)は、400単位/gを示した。
【0014】
【表2】
【0015】表3はこの(注3)液(紅甜茶と命名)に
ついて、いずれも市販の缶入り又はボトル入りの、スト
レート紅茶、甜茶、ルイボスティー、との風味、香味、
色合いについて、官能比較評価を男女各15名計30名
のモニターによって行った。すなわち、それぞれの項目
に優れている検体から順に、4.3.2.1点と採点
し、各検体ごとに点数と人数を積算したものである。こ
の結果の通り本発明品は、風味の点でも嗜好品としての
高い評価を得られた。
【0016】
【表3】
【0017】
【発明の効果】本発明によって得られる茶葉は、分析デ
ーターでも明らかなように、SOD様作用抗酸化飲料と
して優れており、活性酸素が原因とされる、アトピー症
やアレルギー症状を持った幼児。癌や老化予防の成人。
若返りに敏感な女性層にも、嗜好品として美味しく、長
期的に飲用する事が可能である。又スポーツ後の体内の
活性酸素の消去に役立つスポーツドリンクとしても利用
できる。このように幅広い層に支持が得られる機能性保
健飲料の提供は有意義で有る。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アスパラサス・リネアリスの発酵葉
    に、ルバス・スアビシムス乾燥葉を配合、焙煎し、SO
    D様作用の液体飲料を得る混合茶葉。
  2. 【請求項2】 請求項1の茶葉を使用して得た液体
    飲料。
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JP4637491B2 (ja) * 2004-03-01 2011-02-23 株式会社東洋発酵 抗アレルギー用組成物
WO2010000580A2 (en) * 2008-06-09 2010-01-07 Nestec S.A. Use of rooibos or rooibos extracts with prebiotics for skin and hair
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