JP3467176B2 - カード送り機構 - Google Patents

カード送り機構

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JP3467176B2
JP3467176B2 JP24274197A JP24274197A JP3467176B2 JP 3467176 B2 JP3467176 B2 JP 3467176B2 JP 24274197 A JP24274197 A JP 24274197A JP 24274197 A JP24274197 A JP 24274197A JP 3467176 B2 JP3467176 B2 JP 3467176B2
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茂貴 小口
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、屈曲性のあるカー
ドを第1の直線搬送路から所定の角度を有する屈曲部を
通過させて第2の直線搬送路に走行させるカード送り機
構に関する。さらに詳述すると、本発明はロール紙を切
断して形成したカードを屈曲部で走行させるのに適した
カード送り機構に関する。
【0002】
【従来の技術】パチンコ店等の遊技店でカードを発券す
るカード発行機では、表側がサーマル面で裏側が磁性面
であるロール紙を所定の長さに切断して、磁性面に磁気
データを記録すると共にサーマル面に番号等を印字して
カードを発行しているものがある。このようなカード発
行機では、装置の小型化を図るため図32に示すよう
に、装置内部のカード通路を例えば直角に折り曲げた形
状の屈曲部200を有している。
【0003】カード通路の屈曲部200ではカードの搬
送抵抗が直線部201に比べて大きくなるので、カード
のジャムを生じ易くなってしまう。このジャムの発生を
防止するために、屈曲部200のカード搬送方向Fの上
流側部分と下流側部分とにそれぞれローラ組を設けてい
る。屈曲部200の上流側部分には、カード通路を挟ん
だ第1駆動ローラ202及び第1テンションローラ20
3から成る第1ローラ組204を設置している。そし
て、屈曲部200の下流側部分には、カード通路を挟ん
だ第2駆動ローラ205及び第2テンションローラ20
6から成る第2ローラ組207を設置している。
【0004】屈曲部200の外側には、各駆動ローラ2
02,205を設置している。各駆動ローラ202,2
05の径は、各駆動ローラ202,205によるカード
の取り込みを容易に行える程度に大きくしている。
【0005】また、屈曲部200の内側には各テンショ
ンローラ203,206を設置している。ここで、各ロ
ーラ組204,207にカードを取り込み易くするため
に各テンションローラ203,206の径を向き合う駆
動ローラ202,205の径と等しくすると、図中二点
鎖線で示すようにテンションローラ203’,206’
同士が重なってしまう。このため、各テンションローラ
203,206は互いに重ならない程度の径に設定して
いる。
【0006】さらに、屈曲部200での大きな搬送抵抗
によりカードの速度変差が発生することを防止するため
に、各ローラ組204,207でのパッド圧はカード通
路の他の部分でのパッド圧よりも大きく設定している。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た屈曲部200でカードを搬送する機構では、第1ロー
ラ組204と第2ローラ組207とを別個に有してお
り、尚かつ各駆動ローラ202,205と各テンション
ローラ203,206とは径が異なると共に大きなパッ
ド圧を作用させるものであるので、カードの先端が第1
ローラ組204を通過して第2ローラ組207に達した
ときに取り込みが円滑に行われずカードの速度変差を生
ずるおそれがある。また、カードの後端が第1ローラ組
204から外れるときは急激に押し出されるので、その
ときカードの中央部が第2ローラ組207に挟持されて
いるもののカードの速度変差を生ずるおそれがある。
【0008】カードに速度変差が生ずるとカードに磁気
データを記録する際に記録間隔が変化する等の悪影響が
あり得るので、この速度変差の発生を防止しなければな
らない。
【0009】そこで、本発明は、カードの搬送抵抗が大
きい屈曲部でカードの速度変差の発生を防止できるカー
ド送り機構を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めに請求項1のカード送り機構は、屈曲性のあるカード
を第1の直線搬送路から所定の角度を有する屈曲部を介
して第2の直線搬送路に走行させるようにしたカード送
り機構において、屈曲部の外側に配置した第1駆動ロー
ラ及び第2駆動ローラと、屈曲部の内側に配置すると共
に第1駆動ローラ及び第2駆動ローラに同時に当接可能
な共通ローラと、第1駆動ローラ及び共通ローラの間に
のみカードが挟み込まれたときに第2駆動ローラ及び共
通ローラの間に隙間を形成すると共に第2駆動ローラ及
び共通ローラの間にのみカードが挟み込まれたときに第
1駆動ローラ及び共通ローラの間に隙間を形成するよう
に共通ローラを移動可能に保持して、尚かつ共通ローラ
を第1駆動ローラ及び第2駆動ローラの間に向けて付勢
する保持手段とを備えるようにしている。
【0011】したがって、各駆動ローラと共通ローラと
の間にカードが挟まれていない状態では、共通ローラの
付勢力は各駆動ローラに分圧される。そして、カードを
第1の直線搬送路から屈曲部に搬送する際は、カードの
先端が第1駆動ローラと共通ローラとの間に取り込まれ
る。このとき、共通ローラと第1駆動ローラとのパッド
圧は保持手段による付勢力の約半分となっているので、
カードの取り込みを容易に行うことができる。
【0012】そして、カードが共通ローラと第1駆動ロ
ーラとにのみ挟持されることにより、共通ローラはカー
ドの厚みでカード通路から押し出されて保持手段を移動
させる。これにより、第2駆動ローラと共通ローラとの
間に隙間が生ずる。ここで、保持手段による共通ローラ
の付勢力は全て第1駆動ローラに作用するので、カード
を挟持するパッド圧をカード取込前の分圧している場合
に比べて約2倍となる。
【0013】カードが更に搬送されると、カードの先端
が第2駆動ローラと共通ローラとの間に取り込まれる。
このとき、第2駆動ローラと共通ローラとの間には隙間
が生じているので、カードの先端はこの隙間に取り込ま
れる。このため、カードの取り込みが円滑に行われる。
【0014】そして、カードが更に搬送されると、カー
ドの後端が第1駆動ローラと共通ローラとの間に位置す
る。カードは第1駆動ローラ及び共通ローラの間から抜
け出して第2駆動ローラ及び共通ローラのみにより挟持
される。このとき、第1駆動ローラと共通ローラとの間
には隙間が生じたままで維持される。ここで、保持手段
による共通ローラの付勢力は全て第2駆動ローラに作用
するので、カードを挟持するパッド圧は分圧している場
合に比べて約2倍となる。このため、カードの後端が第
1駆動ローラと共通ローラとの間から抜け出るときに急
激な押し出し力が作用するが、同時に第2駆動ローラ及
び共通ローラのパッド圧が約2倍になるのでカードの速
度変位を生ずることを防止できる。
【0015】さらに、カードが搬送されると、カードの
後端が第2駆動ローラと共通ローラとの間に位置する。
そして、カードが第2駆動ローラ及び共通ローラの間か
ら抜け出すことにより、屈曲部から第2の直線搬送路に
搬送される。
【0016】また、請求項2のカード送り機構では、第
1駆動ローラと共通ローラとの接触点は屈曲部及び第1
の直線搬送路の境界よりも僅かに屈曲部側にあり、第2
駆動ローラと共通ローラとの接触点は屈曲部及び第2の
直線搬送路の境界部分にあるようにしている。したがっ
て、カードの先端は、第1の直線搬送路から僅かに屈曲
部に入った時点で第1駆動ローラと共通ローラとにより
取り込まれる。また、カードの先端が屈曲部及び第2の
直線搬送路の境界部分に達した時点で第2駆動ローラと
共通ローラとに取り込まれる。
【0017】さらに、請求項3のカード送り機構では、
保持手段は、第1駆動ローラ及び第2駆動ローラの回転
中心を結んだ線に対して直交方向に摺動可能であると共
に回転中心を結んだ線方向に位置調節可能であるテンシ
ョンレバーを備えるようにしている。したがって、第1
駆動ローラ及び共通ローラの間にのみカードが挟み込ま
れたときにテンションレバーを第1駆動ローラ及び第2
駆動ローラの回転中心を結んだ線に対して直交方向に摺
動させることにより、第2駆動ローラ及び共通ローラの
間に隙間を形成することができる。また、第2駆動ロー
ラ及び共通ローラの間にのみカードが挟み込まれたとき
にテンションレバーを第1駆動ローラ及び第2駆動ロー
ラの回転中心を結んだ線に対して直交方向に摺動させる
ことにより、第1駆動ローラ及び共通ローラの間に隙間
を形成することができる。
【0018】さらに、テンションレバーを回転中心を結
んだ線方向に位置調節することにより、第1駆動ローラ
及び第2駆動ローラに対する共通ローラの付勢力を均等
にすることができる。このため、カードが第1駆動ロー
ラ及び第2駆動ローラの2つのローラにより搬送される
際に、第1駆動ローラと第2駆動ローラとの間でカード
との滑り等による速度変化を無くすことができる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の構成を図面に示す
実施の形態の一例に基づいて詳細に説明する。図1〜図
30に本発明のカード送り機構を採用したカード発行機
の実施形態の一例を示す。このカード発行機1は、パチ
ンコ店等の遊技店でのカードの発行に使用するものであ
り、表側がサーマル面で裏側が磁性面であるロール紙2
を所定の長さに切断して、磁性面に磁気データを記録す
ると共にサーマル面に文字等を感熱印字してカード3を
発行するものである。
【0020】このカード発行機1は、図2に示すよう
に、ロール紙2を保持するロール紙の取付機構4と、取
付機構4に保持されたロール紙2を取り込んで搬送する
第1取込機構5と、搬送中のロール紙2の弛みを形成す
るループ機構6と、ループ機構6からのロール紙2を取
り込んで搬送する第2取込機構7と、ロール紙2を切断
してカード3にするカット機構8と、カード3を待機さ
せるカード待機部9と、カード3を直角に方向転換させ
ながら搬送するカード送り機構10と、カード3の磁性
面に磁気データを記録及び再生するライトリード部11
と、カード3のサーマル面に印字を行う印字部12と、
完成されたカード3を外部に搬出するカード発行部13
と、カード3への磁気データの記録及び再生に異常があ
った場合にそのカード3を回収して収納する収納機構1
4とを備えている。
【0021】そして、図2及び図3に示すように、カー
ド発行機1の各部は薄い直方体形状のケーシング15に
収容されている。このケーシング15の下部にロール紙
2が収容されている。また、ケーシング15の上部には
ベース板16が固定されている。このベース板16に
は、第1取込機構5とループ機構6と第2取込機構7と
カット機構8とカード待機部9とカード送り機構10と
ライトリード部11と印字部12とカード発行部13と
がロール紙2の搬送経路に沿って順に配設されると共
に、収納機構14がカード送り機構10に連続して配設
されている。さらに、カード発行部13のカード発行口
17は、ケーシング15の幅狭の側面の上部に露出して
いる。
【0022】また、図9及び図10に示すように、第2
取込機構7からカット機構8までのロール紙2の通路は
互いに向き合う第1ガイド26及び第2ガイド27から
成る。そして、カード通路は、カット機構8からカード
送り機構10までの鉛直な第1の直線搬送路159と、
カード送り機構10から印字部12までの水平な第2の
直線搬送路160と、これら第1の直線搬送路159及
び第2の直線搬送路160の間に位置する屈曲部98と
から成る。屈曲部98は円弧形状であり、第1の直線搬
送路159と第2の直線搬送路160とを90度に方向
転換する。これにより、カード発行機1の小型化を図る
ことができる。さらに、第1の直線搬送路159は、互
いに向き合う第3ガイド28及び第4ガイド29から成
る。また、第2の直線搬送路160は、互いに向き合う
第4ガイド29及び第5ガイド30から成る。屈曲部9
8は、第4ガイド29と第3ガイド28及び第5ガイド
30から成る。本実施形態では屈曲部98はカード3を
90度に方向転換するものとしているが、これには限ら
れずカード発行機1でのカード通路の配置に応じて他の
曲折角度とすることができる。
【0023】また、図2及び図4に示すように、ケーシ
ング15の上部にはドア18が設けられている。このド
ア18は、ケーシング15の印字部12及びカード発行
部13と反対側の縦辺を回転中心とする蝶番19,19
により開閉可能に取り付けられている。このドア18
は、印字部12及びカード発行部13を除くケーシング
15の上部を遮蔽する。そして、ドア18の印字部12
の近傍にはドア突起18bが形成されている。
【0024】また、このドア18には、図10に示すよ
うに各種のセンサが取り付けられてドア18の裏側に突
出している。ドア18に取り付けられたセンサは、ロー
ル紙2の搬送通路の上流側から順に、装着センサ20と
カット位置決めセンサ21とカット長センサ22とライ
トタイミングセンサ23と印字タイミングセンサ24と
であり、またリジェクト通路にはリジェクトセンサ25
が取り付けられている。各センサ20〜25は発光部と
受光部とを有する光学的なセンサである。そして、ドア
18を閉じたときに、各センサ20〜25の発光部及び
受光部が各ガイド26〜30の窓孔を通じかつカード通
路を挟んで向き合う。各センサ20〜25は、発光部と
受光部の間をロール紙2またはカード3が位置すること
を検出する。さらに、ドア18の表側の上部には、各セ
ンサ20〜25を覆い隠すセンサカバー31が取り付け
られている。
【0025】また、ドア18の内側面のほぼ中央部には
ドア18の開閉を検知するドアセンサ40が取り付けら
れている。このドアセンサ40が向き合うベース板16
には、図10及び図30に示すようにセンサ突起153
が取り付けられている。このため、ドア18が開いてい
るとドアセンサ40の間にセンサ突起153が存在しな
いことが検出されるので、カード発行機1を作動できな
い状態にする。ドア18の開放端部には開閉の把手を兼
ねた補強リブ18aが形成されている。ドアの内側面に
は、ドア18を閉じた状態を維持するドアキーパー(図
示せず)が設けられている。
【0026】ドア18を閉じた状態では、カード通路の
幅方向の一方の側部をドア18の内側面によって規制す
ると共に、カード通路の幅方向の他方の側部をベース板
16によって規制している。そして、これらドア18の
内側面とベース板16の面との間でカード3が搬送され
る。さらに、ドア18の上側には、図4及び図21に示
すようなカバー板32が取り付けられている。このカバ
ー板32は、印字部12及びカード発行部13を覆い隠
している。
【0027】ロール紙2の取付機構4は、図5及び図6
に示すように、巻回されたロール紙2の中心孔であるロ
ール芯33が嵌め合わされる回転可能なスピンドル34
と、このスピンドル34を回転可能に支持する固定軸3
5と、ロール紙2をスピンドル34に固定するロール紙
取付部材36とを備えている。ロール紙取付部材36
は、ロール芯33の側方に位置する押さえ部37と、固
定軸35内に挿入して保持される被保持部38とを備え
ている。ここで、スピンドル34にロール芯33を嵌め
合わせることにより、ロール紙2が回転可能に支持され
る。
【0028】固定軸35は、挿入された被保持部38に
係止する弾性的に付勢された係止部39を備えている。
固定軸35は、ほぼ円筒形状としている。固定軸35の
基端面はケーシング15のフレームにねじ止めにより固
定している。固定軸35の外周にはスピンドル34が回
転可能に嵌合されている。固定軸35の先端部にはC字
リング41が嵌合されてスピンドル34の固定軸35か
らの脱落を防止している。
【0029】係止部39は、固定軸35の中央部付近に
形成された1本の直径線上に位置する2本の貫通孔4
2,42と、各貫通孔42に摺動可能に収容された例え
ば鋼球であるボール43と、各貫通孔42の外側にねじ
止めされた板ばねから成るばね44とから成る。このば
ね44は、自由端が各貫通孔42の外側を塞ぐように固
定軸35のDカット面にねじ止めされている。ここで、
ボール43を使用しているので、被保持部38は固定軸
35に対して円滑に回転することができる。また、ボー
ル43として鋼球を使用しているので、回転の長寿命化
を図ることができる。
【0030】本実施形態では2本の貫通孔42を直線上
に配置しているが、これには限られず例えば90度等の
適宜な角度を開けて配置しても良い。また、本実施形態
では貫通孔42とボール43とばね44とを2組設けて
いるが、これには限られず1組としたり3組以上設けて
も良い。さらに、本実施形態ではばね44を板ばねとし
ているが、これには限られず例えば図7に示すようにボ
ール43を固定軸35の中心側に押圧する圧縮コイルば
ねとすることができる。この場合、ばね44の外周側を
押さえる当て板154を固定軸35のDカット面に取り
付ける。また、本実施形態ではボール43を鋼球として
いるが、これには限られず例えばプラスチックボールと
したり他の材質のものとすることができる。この場合、
被保持部38の着脱の際の節度感や操作感を変更するこ
とができる。すなわち、本実施形態のようにボール43
に鋼球を用いるとカチッとした硬い節度感を得ることが
できるのに対し、ボール43にプラスチックボールを使
用すると軟らかい操作感を得ることができる。
【0031】スピンドル34のフレーム側の端部には外
周側に突出したフランジ部34aが形成されている。そ
して、スピンドル34に嵌合されたロール芯33はフラ
ンジ部34aに当接して固定される。ここで、スピンド
ル34のフランジ34aのロール芯33が当接する面と
スピンドル34の先端面との長さはロール芯33の幅よ
りも僅かに短くしている。このため、固定軸35に装着
されたロール紙取付部材36の押さえ部37はロール芯
33に当接すると共にスピンドル34に対して僅かに隙
間を生ずる。これにより、押さえ部37がロール芯33
をフランジ34aに隙間無く押し付けることができる。
【0032】被保持部38は、固定軸35の中心孔35
aに挿入される中心軸としている。被保持部38の挿入
方向の先端部は円錐状としている。そして、被保持部3
8には、係止部39であるボール43,43が嵌入して
係止する係合凹部45が形成されている。係合凹部45
は被保持部38の挿入方向の先端部付近に環状に形成さ
れている。また、係合凹部45の挿入方向先端側の段
は、外周側を先端側に傾斜した押さえ面45aとしてい
る。
【0033】さらに、押さえ部37は、外径がロール紙
2のロール芯33の内径よりも若干大きい円板としてい
る。本実施形態では押さえ部37を外径がロール芯33
の内径よりも若干大きい円板としているが、これには限
られず例えばロール紙2の全体の外径よりも大きい円板
としたり、図8に示すようにロール紙2の外径よりも長
い2本の腕部を有する十字形板とすることができる。こ
れらの場合、巻回したロール紙2の中心と外周部とが軸
方向にずれて円錐状になっていたり円柱状に巻回したロ
ール紙2が不整列で側面に凹凸がある場合には、ロール
紙2の側面を押さえ部37により押さえながら回転させ
ることができるので、ロール紙2の安定した供給を行う
ことができる。
【0034】そして、被保持部38の挿入方向と反対側
の端面には押さえ部37を挟んで摘み46がねじ止めさ
れている。ここで、被保持部38での係合凹部45の形
成位置は、被保持部38を固定軸35に挿入して押さえ
部37がロール芯33に当接したときにボール43,4
3が係合凹部45の押さえ面45aを押圧する位置とし
ている。本実施形態ではロール紙取付部材36の被保持
部38と押さえ部37と摘み46とを別部材としている
が、これには限られず全体を一体成形しても良い。
【0035】固定軸35の中心孔35aに被保持部38
を挿入すると、被保持部38の先端部がボール43,4
3をばね44,44に抗して外周側に移動させる。そし
て、押さえ部37がロール芯33に当接するまで被保持
部38を挿入する。これにより、ボール43,43はば
ね44,44により中心側に押圧されて係合凹部45に
嵌入する。ここで、ボール43は係合凹部45の押さえ
面45aに当接する。この押さえ面45aは外周側を挿
入方向側に傾斜させているので、被保持部38は挿入方
向に向けて付勢される。したがって、ロール紙取付部材
36を固定軸35に装着した後にロール芯33にがたつ
きが発生することを防止できる。
【0036】また、装着されたロール紙2は、スピンド
ル34及びロール紙取付部材36と一体になって固定軸
35に対して回転する。さらに、摘み46を引っ張ると
係合凹部45の押さえ面45aがボール43,43をば
ね44,44に抗して移動させる。そして、被保持部3
8を固定軸35から抜き出すことができる。
【0037】ロール紙の取付機構4と第1取込ローラ4
7との間には、ドア18に取り付けられた装着センサ2
0が配置されている。この装着センサ20により、ロー
ル紙2が装着されているか、または全て使用して無くな
ってしまったかを検出することができる。
【0038】そして、ロール紙の取付機構4から取り出
されたロール紙2は、第1取込機構5に引き込まれる。
第1取込機構5は、図9に示すように、第1取込ローラ
47と、この第1取込ローラ47を回転させる直流モー
タから成る駆動モータ48と、第1取込ローラ47にロ
ール紙2を押し付けるテンションローラ49とを備えて
いる。第1取込ローラ47は第1サイド板50とベース
板16とにより回転可能に支持されている。この第1取
込ローラ47は、駆動モータ48に歯車列156により
連結されて回転する。テンションローラ49はホルダ5
1により回転可能に支持されている。このホルダ51は
第2サイド板52とベース板16とにより揺動可能に支
持されている。さらに、ホルダ51は、ばね(図示せ
ず)によりテンションローラ49を第1取込ローラ47
に付勢している。
【0039】ループ機構6は、図9〜図11に示すよう
に、ループローラ53と、このループローラ53を回転
可能に支持するループレバー54とを備えている。ルー
プレバー54の基端部は第2サイド板52とベース板1
6とにより回転可能に支持されている。この支持位置は
第1取込ローラ47と第2取込ローラ55とのロール紙
2の最短経路(図10中一点鎖線で示す)にループレバ
ー54が跨るものとしている。そして、ループレバー5
4の裏側にはガイド突起56が形成されている。また、
このガイド突起56に向き合うベース板16には、図9
及び図13に示すように円弧形状のスライド孔57が形
成されている。スライド孔57の形成位置は、ループレ
バー54がほぼ水平な状態から約45度下方に傾斜する
範囲で回転可能な位置としている。
【0040】さらに、ベース板16の裏側でスライド孔
57の最下部にはガイド突起56の存在を検出するルー
プセンサ58が取り付けられている。このため、ループ
レバー54が最も下がった状態ではガイド突起56がル
ープセンサ58により検出される。また、ループレバー
54が上方に回転した状態ではガイド突起56がループ
センサ58から外れて検出されない。
【0041】これにより、図10に示すように第1取込
機構5と第2取込機構7との間でロール紙2が十分な長
さのループ59を形成している場合は、ループローラ5
3が自重でロール紙2を押し下げてループレバー54が
最も下がった状態になるので、ガイド突起56がループ
センサ58により検出される。また、第1取込機構5と
第2取込機構7との間でロール紙2のループ長が短い場
合は、ロール紙2がループローラ53を押し上げてルー
プレバー54が上方に回転した状態(図中二点鎖線で示
す)になるので、ガイド突起56がループセンサ58に
より検出されなくなる。このループセンサ58の非検出
により第1取込機構5を作動させて、ロール紙2のルー
プ59を十分な長さにする。このループ機構6によれば
ループレバー54が第1取込ローラ47と第2取込ロー
ラ55との最短経路に跨っているので、ロール紙2を装
着する際にループローラ53に掛け忘れて最短経路にシ
ョートカットして掛けてしまうことを防止できる。
【0042】また、本実施形態ではループレバー54を
回転可能なものとしているが、これには限られず図12
に示すようにループレバー54を上下に摺動可能なもの
とすることができる。この場合もループレバー54’を
第1取込ローラ47と第2取込ローラ55とのロール紙
2の最短経路に跨らせることにより、ロール紙2を装着
する際にループローラ53に掛け忘れることを防止でき
る。
【0043】第2取込機構7は、図9に示すように、第
2取込ローラ55と、この第2取込ローラ55を回転さ
せるステッピングモータから成る駆動モータ60と、第
2取込ローラ55にロール紙2を押し付けるテンション
ローラ61とを備えている。第2取込ローラ55は第2
サイド板52とベース板16とにより回転可能に支持さ
れている。第2取込ローラ55と駆動モータ60とは、
モータプーリ62と歯付ベルト63とローラプーリ64
とにより連結されている。テンションローラ61はホル
ダ65により回転可能に支持されている。このホルダ6
5は第3サイド板66とベース板16とにより揺動可能
に支持されている。さらに、ホルダ65は、捻りコイル
ばねから成る付勢ばね67によりテンションローラ61
を第2取込ローラ55に付勢している。
【0044】第2取込ローラ55とカット機構8との間
には、ドア18に取り付けられたカット位置決めセンサ
21が配置されている。カット位置決めセンサ21は、
ロール紙2に形成された孔を検出することによりロール
紙2をカード1枚分の長さだけカット機構8に搬送する
ためのものである。
【0045】さらに、カード待機部9の下流部には、ド
ア18に取り付けられたカット長センサ22が配置され
ている。このカット長センサ22によりロール紙2の先
端が検知されたときにカット機構8を作動させて切断し
カード3を作成している。
【0046】カット機構8は、図9及び図13に示すよ
うに、ロータリカッタ68と駆動モータ69とを備えて
いる。ロータリカッタ68は、図14に示すように、ブ
ラケット70に固定された固定刃71と、この固定刃7
1と平行かつ回転可能に設けられた回転刃72と、回転
刃72の一端部に固着されたカッタアーム73とを有し
ている。回転刃72は円柱の一部を面取りして断面D字
形状としている。そして、回転刃72の面取り面72a
と固定刃71の一側縁との間にロール紙2を通し、回転
刃72を回転させて固定刃71との間の剪断力によりロ
ール紙2を切断する。カッタアーム73には長手方向の
溝73aが形成されている。この溝73aに駆動モータ
69によって回転されるカムリング74上のカムローラ
75が入れられている。このため、駆動モータ69の回
転によりカムリング74とカムローラ75とカッタアー
ム73を介して回転刃72が回転してロール紙2を切断
することができる。そして、ロール紙2はカットされる
ことによりカード3となる。
【0047】また、ベース板16の裏側には、カッタア
ーム73の位置を検出するカッタセンサ76が取り付け
られている。このカッタセンサ76でカッタアーム73
の位置を検出することにより、回転刃72がホームポジ
ションにあるか否かを検知することができる。
【0048】カード待機部9は、カード3を搬送すると
いう指令がホストから出されるまでの間、カード3を保
持して待機させるものである。このカード待機部9は、
図9及び図10に示すように、プッシュプレート77と
待機搬送ローラ78と待機テンションローラ79とを備
えている。プッシュプレート77は、第3ガイド28に
沿ったコの字形状の板から成り、第3ガイド28に形成
された開口部からカード通路に露出している。そして、
プッシュプレート77は、カード通路側に圧縮コイルば
ねから成る付勢ばね80により付勢されている。この付
勢ばね80はベース板16にねじ止めされたブラケット
81により支持されている。これにより、カード3はプ
ッシュプレート77と第4ガイド29との間で付勢され
ながら挟持されるので移動できなくなり待機される。
【0049】待機搬送ローラ78と待機テンションロー
ラ79とはカード通路を挟んで向き合っている。待機搬
送ローラ78は、図9に示すように第4サイド板82と
ベース板16とにより回転可能に支持されている。この
待機搬送ローラ78は、直流モータから成る搬送モータ
83にモータプーリ84と歯付ベルトから成る駆動ベル
ト87と搬送大プーリ85と搬送小プーリ86と歯付ベ
ルト88とで連結されて回転される。そして、待機テン
ションローラ79は、図9に示すようにソレノイド89
によりカード通路に対して出没可能とされている。
【0050】図15及び図16に示すように、待機テン
ションローラ79は2つのローラから成り、アーム90
の先端部にピン91により回転可能に支持されている。
アーム90は、第5サイド板92とベース板16とによ
り軸93を中心として回転可能に支持されている。アー
ム90は、捻りコイルばねから成る付勢ばね94により
待機テンションローラ79がカード通路に進出する向き
に付勢されている。ピン91は仲介レバー95を介して
ソレノイド89の鉄心96に連結されている。このた
め、ソレノイド89の励磁によりアーム90が付勢ばね
94に抗して回転される。これにより、待機テンション
ローラ79がカード通路から退避される。
【0051】そして、ソレノイド89が励磁され待機テ
ンションローラ79がカード通路から退避したときはプ
ッシュプレート77がカード通路に突出して第4ガイド
29との間でカード3を挟んで移動できなくすると共に
待機搬送ローラ78が空回りするので、カード3は待機
状態となる。また、ソレノイド89が消磁されて待機テ
ンションローラ79が付勢ばね94によりカード通路に
突出すると待機搬送ローラ78が待機テンションローラ
79と共にカード3を挟持してカード3を搬送する。
【0052】カット長センサ22の下流側には、第1の
直線搬送路159に連続して直角に曲がる屈曲部98が
形成されている。この屈曲部98にはカード送り機構1
0が設けられている。カード送り機構10は、屈曲性の
あるカード3を第1の直線搬送路159から所定の角度
を有する屈曲部98を介して第2の直線搬送路160に
走行させるようにしたものである。このカード送り機構
10は、図1と図9と図17と図18に示すように、屈
曲部98の外側に配置した第1駆動ローラ99及び第2
駆動ローラ100と、屈曲部98の内側に配置すると共
に第1駆動ローラ99及び第2駆動ローラ100に同時
に当接可能な共通ローラ97と、共通ローラ97を移動
可能に保持すると共に共通ローラ97を第1駆動ローラ
99及び第2駆動ローラ100の間に向けて付勢する保
持手段161とを備えている。
【0053】第1駆動ローラ99は第3ガイド28の開
口部からカード通路に露出する。第2駆動ローラ100
は第5ガイド30の開口部からカード通路に露出する。
共通ローラ97は、第4ガイド29の開口部からカード
通路に露出すると共に、第1駆動ローラ99及び第2駆
動ローラ100を押圧するテンションローラである。こ
の共通ローラ97の直径は、カード3が屈曲部98を搬
送する際にカール癖が付いて印字部12等で引っ掛かる
といった悪影響が生じない程度に小さくしている。この
ため、カード送り機構10の小型化を図ることができ
る。
【0054】さらに、第1駆動ローラ99と共通ローラ
97との接触点は屈曲部98及び第1の直線搬送路15
9の境界よりも僅かに屈曲部98側にある。また、第2
駆動ローラ100と共通ローラ97との接触点は屈曲部
98及び第2の直線搬送路160の境界部分にある。
【0055】そして、保持手段161は、第1駆動ロー
ラ99及び共通ローラ97の間にのみカード3が挟み込
まれたときに第2駆動ローラ100及び共通ローラ97
の間に隙間Gを形成すると共に、第2駆動ローラ100
及び共通ローラ97の間にのみカード3が挟み込まれた
ときに第1駆動ローラ99及び共通ローラ97の間に隙
間を形成するように共通ローラ97を移動可能に保持し
ている。この保持手段161は、共通ローラ97を回転
可能に支持してベース板16に対して摺動可能なテンシ
ョンレバー101と、このテンションレバー101を摺
動方向Sに沿って案内する第1ガイド軸106及び第2
ガイド軸108と、テンションレバー101の摺動方向
Sを微調整する調整板104と、共通ローラ97を各駆
動ローラ99,100に付勢する付勢ばね112とを備
えている。
【0056】テンションレバー101は、図1に示すよ
うに各駆動ローラ99,100の回転中心を結んだ線の
中点Tから当該線に対して直交方向の直線D上を摺動可
能としている。このとき、共通ローラ97及び第1駆動
ローラ99の中心距離Lと共通ローラ97及び第2駆動
ローラ100の中心距離Lとが等しくなると共に、直線
Dを中心として共通ローラ97の中心と第1駆動ローラ
99の中心とを結んだ線と共通ローラ97の中心と第2
駆動ローラ100の中心とを結んだ線とがいずれも角度
θとなる。
【0057】テンションレバー101の各駆動ローラ9
9,100側の先端部には、共通ローラ97を回転可能
に支持するローラ軸102が取り付けられている。第1
ガイド軸106は、ベース板16の第1孔103及び調
整板104の調整長孔105を貫通してベース板16の
裏側に突出している。第2ガイド軸108は、ベース板
16の第2孔107を貫通してベース板16の裏側に突
出している。第1ガイド軸106とローラ軸102とは
同軸上に位置して1本のボルト109でねじ止めされ
る。
【0058】第1孔103は、第1ガイド軸106の径
よりも大きく形成している。このため、第1ガイド軸1
06は第1孔103に挿入した状態で各方向に移動可能
である。また、調整板104の調整長孔105はテンシ
ョンレバー101の摺動方向Sに沿った長孔であると共
に第1ガイド軸106の径と同等の幅としている。この
ため、第1ガイド軸106は調整長孔105に案内され
て摺動方向Sに移動する。さらに、調整板104は摺動
方向Sと直交する方向に沿った止着長孔110,110
を有している。そして、テンションレバー101を各駆
動ローラ99,100の回転中心を結んだ線方向、即ち
摺動方向Sと直交する方向にずらすことにより、共通ロ
ーラ97の各駆動ローラ99,100に対するパッド圧
を等しくするようテンションレバー101の向きの微調
整を行ってから止着長孔110,110をベース板16
の裏側にねじ止めしている。
【0059】ここで、調整板104の止め付け位置は、
図1に示すように、共通ローラ97及び第1駆動ローラ
99の中心距離Lと共通ローラ97及び第2駆動ローラ
100の中心距離Lとが等しくなると共に、テンション
レバー101の摺動方向Sの延長線を中心として共通ロ
ーラ97の中心と第1駆動ローラ99の中心とを結んだ
線と共通ローラ97の中心と第2駆動ローラ100の中
心とを結んだ線とが等しい角度θを成すようにしてい
る。
【0060】図18に示すように、第2孔107はテン
ションレバー101の摺動方向Sに沿った長孔であると
共に第2ガイド軸108の径と同等の幅としている。こ
のため、第2ガイド軸108は第2孔107に案内され
て摺動方向Sに移動する。そして、第1ガイド軸106
が調整長孔105により案内されると共に第2ガイド軸
108が第2孔107により案内されることにより、テ
ンションレバー101が摺動方向Sに摺動される。ここ
で、第2孔107及び第2ガイド軸108は、調整長孔
105及び第1ガイド軸106から十分な距離を設けて
配置している。このため、各ガイド軸106,108と
各孔105,107との組立誤差によりテンションレバ
ー101の摺動方向Sがずれることを極力抑えることが
できる。
【0061】本実施形態では第1ガイド軸106の位置
を調整板104により摺動方向Sと直交する方向に調整
可能とすると共に第2ガイド軸108は摺動方向Sと直
交する方向に調整できないようにしているが、これには
限られず第2ガイド軸108を調整板104により支持
させて摺動方向Sと直交する方向に調整可能とすると共
に第1孔103を摺動方向Sに沿った長孔として第1ガ
イド軸106を摺動方向Sと直交する方向に調整できな
いようにしても良い。また、本実施形態では第1ガイド
軸106の位置を調整板104により調整可能としてい
るが、調整板104を使用することには限られず、調整
板104を使用せずに例えば第1ガイド軸106をテン
ションレバー101に対して回転可能な偏心軸として、
第1ガイド軸106の回転によりテンションレバー10
1の摺動方向Sを微調整するようにしても良い。
【0062】さらに、ベース板16の裏側の第1ガイド
軸106と第2ガイド軸108との間にはばね掛け軸1
11が固着されている。そして、ばね掛け軸111と第
2ガイド軸108とには引張コイルばねから成る付勢ば
ね112が掛け渡されている。このため、テンションレ
バー101は共通ローラ97を各コーナー搬送ローラ9
9,100に当接する方向に付勢する。ここで、各コー
ナー搬送ローラ99,100はテンションレバー101
の摺動方向Sに対して等角度θの位置に配置しているの
で、共通ローラ97からの付勢力は各コーナー搬送ロー
ラ99,100で等しく分圧される。なお、図中符号1
13の長孔は、ばね掛け軸111のベース板16の表側
に僅かに飛び出した部分との干渉を避けるためものであ
る。
【0063】また、第1駆動ローラ99は、図9に示す
ように第4サイド板82とベース板16とにより回転可
能に支持される。この第1駆動ローラ99は、搬送モー
タ83にモータプーリ84と駆動ベルト87と搬送大プ
ーリ85と搬送小プーリ86と歯付ベルト88とで連結
されて回転される。さらに、第2駆動ローラ100は、
第6サイド板114とベース板16とにより回転可能に
支持される。第2駆動ローラ100は、搬送モータ83
にモータプーリ84と駆動ベルト87と搬送大プーリ8
5と再生部搬送ローラ115と歯付ベルト116とで連
結されて回転される。
【0064】ところで、図9及び図10に示すように、
第3ガイド28の下流側の端部は第1駆動ローラ99と
第2駆動ローラ100との間に位置する。そして、第4
ガイド29は共通ローラ97に沿って円弧状に直角に折
れ曲がり印字部12まで連続している。また、第5ガイ
ド30が収納機構14から第2駆動ローラ100を経て
印字部12まで連続している。
【0065】ここで、収納機構14から第3ガイド28
の下流端部までの間にセレクタ117が設けられてい
る。セレクタ117は、図31に示すように平板形状の
板ばねで、収納機構14側の端部、即ち上端部117a
を下方に直角に折り曲げてリジェクトスタッカ121に
ねじ止めされている。また、セレクタ117の反対側の
端部、即ち下端部117bは第3ガイド28の下流端部
で上方に僅かに折れ曲がり第4ガイド29のカード搬送
面上に位置している。なお、図31中、符号117cは
リジェクト搬送ローラ118がカード通路に露出する開
口部である。
【0066】このセレクタ117は通常はばね圧で下方
に位置してカード通路を塞いでいる。そして、カード3
が正方向に搬送されるときは、セレクタ117の下端部
117bを押し上げて屈曲部98を通過する。また、カ
ード3がライトリード部11から逆方向に搬送されると
きは、カード3はセレクタ117の下端部117bによ
り上側に案内されて第1駆動ローラ99及び共通ローラ
97に取り込まれることなく収納機構14に搬送され
る。
【0067】また、セレクタ117の上端部117a付
近のカード通路には、リジェクト搬送ローラ118と、
このリジェクト搬送ローラ118にカード3を押し付け
るテンションローラ119とが向き合って配置されてい
る。リジェクト搬送ローラ118は第4サイド板82と
ベース板16とにより回転可能に支持されている。この
リジェクト搬送ローラ118は、図13に示すように第
1駆動ローラ99とギヤにより連結されている。このた
め、例えば図9及び図10中でカード3を逆方向に搬送
する場合は各コーナー搬送ローラ99,100を右回転
方向に回転させるので、リジェクト搬送ローラ118は
左回転方向に回転されてカード3が収納機構14に搬送
される。さらに、テンションローラ119はホルダ12
0により回転可能に支持されている。このホルダ120
は第6サイド板114とベース板16とにより回転可能
に支持されている。さらに、ホルダ120は、ばね(図
示せず)によりテンションローラ119をリジェクト搬
送ローラ118に付勢している。
【0068】ここで、セレクタ117の上端部とリジェ
クト搬送ローラ118及びテンションローラ119との
位置関係は、図19に示すように排出寸前のカード3の
セレクタ117の上端部よりも先の部分の重心Wを力点
とし、セレクタ117の上端部を支点とし、テンション
ローラ119への反力Rを作用点としたときに、力点及
び支点の距離mと支点及び作用点の距離nとの比m:n
が約4.5:1となるようにしている。この比率にする
ことにより、カード3は排出される直前までに先端側が
十分に重くなると共にカード3の後端はテンションロー
ラ119の回転により跳ね上げられるので、排出された
カード3はカード先端3aが下向きとなって落とされ
る。このため、カード3が排出により先端が跳ね上がっ
てリジェクトスタッカ121の上部に引っかかってリジ
ェクト搬送ローラ118及びテンションローラ119に
より再びカード通路に引き込まれることを防止できる。
【0069】また、搬送ローラ118及びテンションロ
ーラ119に挟まれるカード通路には、ドア18に取り
付けられたリジェクトセンサ25が配置されている。こ
のリジェクトセンサ25により、排出されるカード3が
搬送ローラ118及びテンションローラ119を通過し
たか否か、即ち正しく排出されたか否かが検出される。
【0070】収納機構14は、図10及び図19〜図2
0に示すように、リジェクトスタッカ121と規制ガイ
ド122とを備えている。リジェクトスタッカ121
は、セレクタ117の上端部の下方に位置する側板部1
21aと、この側板部121aの下端からケーシング1
5の側部にまで位置する底板部121bとを備えてい
る。底板部121bはケーシング15の側部側を下方に
して傾斜している。
【0071】規制ガイド122は、セレクタ117の延
長線上、即ちカード3の排出方向に沿って、その上側に
設けられている。このため、図20に示すように、カー
ド3がリジェクト搬送ローラ118により排出される際
に巻き癖により上向きに湾曲している場合でも、規制ガ
イド122によりカード3の湾曲が下方に矯正される。
このため、排出されたカード3が失速してリジェクトス
タッカ121の上部に引っかかって再びカード通路に引
き込まれることを防止できる。しかも、排出されたカー
ド3は順番に重ねられるので、不良カード等の管理を容
易に行うことができる。
【0072】規制ガイド122は、図21に示すように
カバー板32と一体形成されている。このため、部品点
数の増加を防止してカード発行機1の組立作業の煩雑化
を防止できる。本実施形態では規制ガイド122をカバ
ー板32と一体形成しているが、これには限られず別体
としても良い。
【0073】一方、カード送り機構10とライトリード
部11との間には、ドア18に取り付けられたライトタ
イミングセンサ23が配置されている。このライトタイ
ミングセンサ23により、カード3に磁気データを書き
込むタイミングが計られる。
【0074】カード送り機構10から正常に搬送された
カード3は、第4ガイド29及び第5ガイド30から成
るカード通路に案内されてライトタイミングセンサ23
を経て図9に示すライトリード部11に搬送される。ラ
イトリード部11は、カード3に所定の磁気データを記
録するための記録ヘッド123と、この記録ヘッド12
3の下流側に配置されると共にカード3に記録された磁
気データを読み出す再生ヘッド124とを備えている。
これらのヘッド123,124のヘッド面は、第4ガイ
ド29の開口部からカード通路に露出してバックアップ
ローラ(図示せず)に圧接している。このバックアップ
ローラは第5ガイド30の開口部からカード通路に露出
している。
【0075】また、記録ヘッド123のバックアップロ
ーラと同軸上に記録部搬送ローラ125が設けられてい
る。そして、再生ヘッド124のバックアップローラと
同軸上に再生部搬送ローラ115が設けられている。こ
れら搬送ローラ125,115は第5ガイド30の開口
部からカード通路に露出している。
【0076】さらに、記録部搬送ローラ125にカード
通路を挟んで向き合う位置、即ち記録ヘッド123に対
してカード3の幅方向に重なる位置に記録部テンション
ローラ126が設けられて記録部搬送ローラ125を押
圧している。また、再生部搬送ローラ115にカード通
路を挟んで向き合う位置、即ち再生ヘッド124に対し
てカード3の幅方向に重なる位置に再生部テンションロ
ーラ127が設けられて再生部搬送ローラ115を押圧
している。これらテンションローラ126,127は第
4ガイド29の開口部からカード通路に露出している。
【0077】記録部搬送ローラ125及び再生部搬送ロ
ーラ115は第6サイド板114とベース板16とによ
り回転可能に支持されている。これら記録部搬送ローラ
125及び再生部搬送ローラ115はカード送り機構1
0の第2駆動ローラ100と共に歯付ベルト116で連
結されている。この歯付ベルト116には張力を確保す
るためのテンションローラ128が設けられている。そ
して、再生部搬送ローラ115には同軸に搬送大プーリ
85及び搬送小プーリ86が固着されている。
【0078】搬送大プーリ85は搬送モータ83に駆動
ベルト87により連結されている。また、搬送小プーリ
86は第1駆動ローラ99と待機搬送ローラ78と共に
歯付ベルト88により連結されている。このため、搬送
モータ83の駆動が駆動ベルト87と搬送大プーリ85
を介して再生部搬送ローラ115及び搬送小プーリ86
を回転させる。そして、再生部搬送ローラ115の回転
が歯付ベルト116を介して記録部搬送ローラ125及
び第2駆動ローラ100を回転させる。また、搬送小プ
ーリ86の回転が歯付ベルト88を介して第1駆動ロー
ラ99と待機搬送ローラ78とを回転させる。
【0079】記録部テンションローラ126及び再生部
テンションローラ127は、それぞれホルダ(図示せ
ず)により回転可能に支持されている。各ホルダは第5
サイド板92とベース板16とにより回転可能に支持さ
れている。さらに、各ホルダは、ばね(図示せず)によ
り各テンションローラ126,127を各搬送ローラ1
25,115に付勢している。
【0080】ライトリード部11と印字部12との間に
は、ドア18に取り付けられた印字タイミングセンサ2
4が配置されている。この印字タイミングセンサ24に
よりカード3のサーマル面に印字を行うタイミングが計
られる。
【0081】印字部12は、図22及び図23に示すよ
うに、印字ヘッド129とプラテンローラ130とを備
えている。印字ヘッド129は、サーマルヘッド本体1
31と、このサーマルヘッド本体131の先端の発熱部
132と、この発熱部132の先端のみを露出させるヘ
ッドガイド133とを有する。この発熱部132の先端
部がカード3のサーマル面に接触して感熱印字を行う。
【0082】ヘッドガイド133は、図24及び図25
に示すように、ほぼカード3の幅と同等の長さとされて
いる。このヘッドガイド133は、発熱部132が嵌入
して先端のみが露出する開口部134と、開口部134
のカード搬送方向Fに隣接するガイド面135と、ガイ
ド面135の端辺からカード搬送方向Fに沿って櫛歯状
に突出した突出ガイド136とを備えている。この突出
ガイド136は山形としている。そして、印字ヘッド1
29の前後のカード通路を形成するガイド137,13
7は、ヘッドガイド133の突出ガイド136の間に入
り込む櫛歯状の凸部138を有している。この凸部13
8は山形としている。すなわち、ヘッドガイド133と
前後のガイド137,137とは、山形の突出ガイド1
36と凸部138とが相互に噛み合って連続している。
ここで、突出ガイド136と凸部138との間には隙間
を設けている。このため、ヘッドガイド133を取り外
すときにカード幅方向に移動させることができる。
【0083】また、プラテンローラ130は、図9に示
すように、プラテンレバー143に回転可能に支持され
ると共に、ステッピングモータから成る発行モータ14
7にモータプーリ148と歯付ベルト149とプーリ1
50と発行ローラ145と歯付ベルト155を介して連
結されて回転される。
【0084】そして、このプラテンローラ130は、図
23及び図26に示すように発熱部132がカードを介
して接する大径部130aとこれより小径の固定部であ
る小径部130bとを有している。大径部130aはカ
ード3を発熱部132に押し付けるものであるため、カ
ード幅方向の印字範囲の全域に形成されている。そし
て、小径部130bはプラテンローラ130の両端部に
形成されている。また、プラテンローラ130の前後に
位置するカード通路を形成するガイド139,139
は、小径部130bに向き合って形成された第1ガイド
突起140と、大径部130aに向き合って形成された
第2ガイド突起141とを備えている。第1ガイド突起
140は、カード搬送方向Fに突出して小径部130b
の上であって印字ヘッド129のセンター近傍まで延長
形成されている。このため、プラテンローラ130の前
後に位置するガイド139,139の各第1ガイド突起
140同士が小径部130bと印字ヘッド129との間
で近接した状態で設けられている。ここで、第1ガイド
突起140の先端部の上側の角部は面取りしている。こ
れにより、変形カードでもジャムすることなくガイドさ
れるので、カード3のスムーズな走行が可能となる。さ
らに、第2ガイド突起141は、カード搬送方向Fに突
出してプラテンローラ130の大径部130aの上側の
近傍にまで達している。
【0085】ライトリード部11から搬送されたカード
3は、印字ヘッド129側では凸部138と突出ガイド
136とガイド面135により案内されると共にプラテ
ンローラ130側では第2ガイド突起141及び第1ガ
イド突起140により案内されるので、発熱部132の
先端部や前後のガイド137,139に引っかかること
なく円滑に搬送される。また、巻き癖等で変形したカー
ド3であってもカード搬送のジャムの発生を防止して安
定した搬送を行うことができる。
【0086】ここで、サーマルヘッド本体131とヘッ
ドガイド133とは、図27に示すように一体化してい
る。このサーマルヘッド本体131及びヘッドガイド1
33をカード発行機1から取り外すときは、図9に示す
ように2本の固定ねじ142,142を外して図中手前
側、即ちカード幅方向に僅かに引き出す。そして、上方
に持ち上げて完全に取り外すことができる。
【0087】ところで、本実施形態ではヘッドガイド1
33の突出ガイド136と凸部138とを図25に示す
ようにいずれも山形としているが、これには限られず例
えば図28に示すように突出ガイド136と凸部138
とをいずれも矩形としても良い。また、本実施形態では
図26に示すようにプラテンローラ130の両端に小径
部130bが位置しているので第1ガイド突起140が
両端部にあり第2ガイド突起141が中央部付近にある
が、これには限られず例えば図29に示すように印字位
置にもよるがプラテンローラ130の中央部付近に小径
部130bを位置させることにより第1ガイド突起14
0が中央部付近にあり第2ガイド突起141が両端部に
あるようにしても良い。これらの場合でも、カード3を
発熱部132の先端部や前後のガイド137,139に
引っかけることなく円滑に搬送することができる。
【0088】また、プラテンレバー143はケーシング
15に対して揺動可能に支持されている。ここで、プラ
テンレバー143の回転中心は発行ローラ145の回転
中心と同軸としている。このため、プラテンローラ13
0と発行ローラ145とを歯付ベルト155で連結して
いてもプラテンレバー143を回転させることができ
る。
【0089】プラテンレバー143はベース板16に形
成された扇形状の揺動孔144の内部で揺動可能とされ
ている。プラテンレバー143は、ほぼ水平でプラテン
ローラ130が発熱部132に押圧する作動位置と、下
方に約45度傾斜した解放位置との間で回転可能とされ
ている。そして、プラテンレバー143を作動位置に設
置した状態を維持するロック機構(図示せず)が設けら
れている。このロック機構を解除するための解除摘み1
58はプラテンレバー143の下側に設けている。
【0090】ここで、プラテンレバー143を回転させ
て最も下げた解放状態にしたときは、図4及び図30に
示すようにプラテンレバー143の一部がドア18のド
ア突起18bに当接するようにしている。このため、ド
ア18を開いてプラテンレバー143を下げたままでは
ドア18を完全に閉めることができない。そして、ドア
18が開いていることがドアセンサ40により検出され
るとカード発行機1が作動しない。これにより、印字ヘ
ッド129のクリーニング等の保守時や印字部12での
カード3のジャム時等にプラテンレバー143を解放し
たときに、そのままの状態でカード発行機1を作動させ
て印字のない不良カードを発行するという誤動作を防止
することができる。
【0091】また、プラテンレバー143を作動位置に
セットしてドア18を閉めた状態では、ドア突起18b
によりプラテンレバー13の下側に手が届かなくなりプ
ラテンレバー13のロック機構の解除摘み158を操作
を行うことができない。これにより、プラテンレバー1
43の解放による印字不良のカード3の発行を防止する
ことができる。
【0092】印字部12の下流側には印字後センサ15
2が取り付けられている。この印字後センサ152によ
りカード3への印字が完了した否かが検出される。
【0093】印字されたカード3はカード発行部13に
搬送される。カード発行部13は、発行ローラ145
と、この発行ローラ145にカード3を押し付けるテン
ションローラ146と、カード発行口17とを備えてい
る。発行ローラ145は、発行モータ147にモータプ
ーリ148と歯付ベルト149とプーリ150とを介し
て連結して回転される。このため、発行モータ147が
駆動することにより発行ローラ145が回転して完成さ
れたカード3がカード発行口17から発行される。ここ
で、発行ローラ145の付近のカード通路には発行セン
サ151が取り付けられている。この発行センサ151
によりカード3が発行ローラ145から離れて発行され
たか否かが検出される。
【0094】上述したカード発行機1の動作を説明す
る。まず、図5及び図6に示すようにロール紙2を装填
する。この装填は、ロール紙2のロール芯33をスピン
ドル34に嵌合してロール紙取付部材36を固定軸35
に装着することにより行われる。そして、ドア18を開
いた状態で、ロール紙2の外周端部を図2に示す第1取
込機構5とループ機構6と第2取込機構7とを通してカ
ット機構8に装着する。
【0095】そして、ドア18を閉じてフィードスイッ
チ(図示せず)を押して各取込ローラ47,55と搬送
モータ83を回転させる。ここで、ロール紙2の最外周
分に相当する枚数分のカードに順次切断しつつ搬送し、
これを収納機構14に取り込んで無効とする。これは、
ロール紙2は外周面が磁性面となっているので、この磁
性面の傷や汚れによる誤動作を回避するためである。こ
の収納機構14への取込は、搬送モータ83を正転させ
てカード3を第4ガイド29及び第5ガイド30の間に
位置させてから搬送モータ83を逆転させてセレクタ1
17及びリジェクト搬送ローラ118を経て行われる。
【0096】リジェクト動作が終了すると、図9に示す
ソレノイド89が励磁されて待機テンションローラ79
がカード通路から退避する。そして、ロール紙2はカッ
ト位置までプッシュプレート77に押圧されながら取り
込まれ、次にロータリカッタ68により切断されたカー
ド3が待機状態となる。そして、各取込ローラ47,5
5及び搬送モータ83を停止されてソレノイド89が消
磁されて待機テンションローラ79がカード通路に突出
する。これにより、セット完了状態となる。
【0097】そして、ホストによりカード発行指令信号
が出力されると、搬送モータ83が回転される。これに
より、待機位置にあったカード3が屈曲部98に搬送さ
れる。
【0098】ここで、各駆動ローラ99,100と共通
ローラ97との間にカード3が挟まれていない状態で
は、付勢ばね112による共通ローラ97の付勢力は各
駆動ローラ99,100に等しく分圧されている。そし
て、カードの先端が第1の直線搬送路159から僅かに
屈曲部98に入った時点で第1駆動ローラ99と共通ロ
ーラ97とにより取り込まれる。このとき、共通ローラ
97と第1駆動ローラ99とのパッド圧は付勢ばね11
2の付勢力の約半分となっているので、カード3の取り
込みを容易に行うことができる。
【0099】そして、図1に示すように、カード3が搬
送されて第1駆動ローラ99と共通ローラ97との間に
挟まれると、共通ローラ97はカード3の厚みでカード
通路から押し出されて付勢ばね112に抗して保持手段
161と共に移動する。ここで、共通ローラ97の摺動
方向Sは各駆動ローラ99,100に対して等角度θで
あるので第1駆動ローラ99と共通ローラ97との間隔
がカード3の厚さだけ広がることにより第2駆動ローラ
100と共通ローラ97との間もほぼ同じだけ広がる。
このとき、付勢ばね112の付勢力は全て共通ローラ9
7と第1駆動ローラ99との間に作用してカード3を挟
持する。これにより、カード3を挟持するパッド圧をカ
ード取り込み前の約2倍にすることができるので、搬送
抵抗の大きい屈曲部98でもカード3の速度が変化する
ことを防止できる。
【0100】さらに、カード3が搬送されると、カード
3の先端が屈曲部98及び第2の直線搬送路160の境
界部分に達した時点で第2駆動ローラ100と共通ロー
ラ97とに取り込まれる。このとき、第2駆動ローラ1
00及び共通ローラ97の間に隙間Gがあるのでカード
3の取り込みを容易に行うことができる。このため、カ
ード3の取り込みを円滑に行って、搬送抵抗の大きい屈
曲部98でもカード3の速度が変化することを防止でき
る。
【0101】そして、カード3が更に搬送されると、カ
ード3の後端が第1駆動ローラ99と共通ローラ97と
の間に位置する。カード3は第1駆動ローラ99及び共
通ローラ97の間から抜け出して第2駆動ローラ100
及び共通ローラ97のみにより挟持される。このとき、
第1駆動ローラ99と共通ローラ97との間には隙間が
生じたままで維持される。ここで、付勢ばね112の付
勢力は全て第2駆動ローラ100に作用するので、カー
ド3を挟持するパッド圧を分圧している場合に比べて約
2倍となる。このため、カード3の後端が第1駆動ロー
ラ99と共通ローラ97との間から抜け出るときに急激
な押し出し力が作用するが、これと同時に第2駆動ロー
ラ100及び共通ローラ97のパッド圧が約2倍になる
のでカード3に速度変位が生ずることを防止できる。
【0102】さらに、カード3が搬送されると、カード
3の後端が第2駆動ローラ100と共通ローラ97との
間に位置する。そして、カード3が第2駆動ローラ10
0及び共通ローラ97の間から抜け出すことにより、屈
曲部98から第2の直線搬送路160に搬送される。
【0103】このカード3は、記録ヘッド123により
磁気データが書き込まれて再生ヘッド124により磁気
データが読み出される。ここで、データの読み出しが正
常で有れば、カード3が更に搬送されて印字部12で感
熱印字される。その後、カード3はカード発行部13を
経てカード発行口17から排出される。
【0104】また、カード3の傷や埃により磁気データ
の読み出しに異常があった場合は、エラーを検出した時
点で搬送モータ83が逆転してカード3をセレクタ11
7を経て収納機構14に送り込む。これにより、異常が
発生したカード3をリジェクトスタッカ121に取り込
む。
【0105】一方、次カードの発行は、先行カードの後
端がライトタイミングセンサ23を通過した時点で第2
取込ローラ55が回転されることにより開始される。こ
のため、次のカード3を作成するためのロール紙2がカ
ット機構8からカード待機部9に送り込まれる。このロ
ール紙2は上述と同様の動作により所定の長さのカード
3に切断されて、カード待機部9に待機される。
【0106】ここで、第2取込ローラ55の回転により
ループ59が短くなると、ループ機構6が作動して第1
取込ローラ47が回転される。これにより、ループ59
を常に所定の長さに確保することができる。
【0107】本実施形態のカード送り機構10によれ
ば、カード3が屈曲部98に取り込まれる際に、共通ロ
ーラ97と第1駆動ローラ99とのパッド圧は付勢ばね
112の付勢力の約半分となっているので、カード3の
取り込みを容易に行うことができる。このため、カード
に速度変位を生ずることを防止できる。
【0108】また、カード3が第1駆動ローラ99と共
通ローラ97との間のみに挟まれると第2駆動ローラ1
00と共通ローラ97との間に隙間Gが生ずるので、カ
ード3を挟持するパッド圧をカード取り込み前の約2倍
にすることができる。このため、搬送抵抗の大きい屈曲
部98でもカード3の速度が変化することを防止でき
る。
【0109】また、カード3が第1駆動ローラ99及び
第2駆動ローラ100により共通ローラ97に対して挟
まれたときは、第1駆動ローラ99及び第2駆動ローラ
100への共通ローラ97によるパッド圧は調整板10
4の調整により等しく分圧されているので、カード3と
の滑りによる速度変化のない安定した搬送が可能とな
る。
【0110】さらに、カード3が第2駆動ローラ100
と共通ローラ97とに取り込まれる際は、第2駆動ロー
ラ100及び共通ローラ97の間に隙間Gがあるのでカ
ード3の取り込みを容易に行うことができる。このた
め、カード3の取り込みを円滑に行って、搬送抵抗の大
きい屈曲部98でもカード3の速度が変化することを防
止できる。
【0111】また、カード3の後端が第1駆動ローラ9
9と共通ローラ97との間から抜け出るときに急激な押
し出し力が作用するが、これと同時に第2駆動ローラ1
00及び共通ローラ97のパッド圧が約2倍になるので
カード3に速度変位が生ずることを防止できる。
【0112】一方、本実施形態のロール紙の取付機構4
によれば、ロール紙取付部材36の被保持部38は固定
軸35の係止部39に弾性的に付勢されて係止されると
共にこの係止にはねじ部材による締付を必要としないの
で、ロール紙2及びスピンドル34の回転方向に拘わら
ずロール紙2はスピンドル34に対して常に緩みやがた
つきを生ずることなく保持することができる。このた
め、ロール紙2の安定した供給を行うことができるよう
になる。
【0113】また、このロール紙の取付機構4によれ
ば、被保持部38は係止部39に弾性的に付勢されて係
止されたものであると共にこの係止にはねじ部材による
締付を必要としないので、この付勢力よりも大きな力で
被保持部38を固定軸35から引っ張ればロール紙取付
部材36をスピンドル34から取り外すことができる。
この状態でロール紙2をスピンドル34に対して着脱す
ることができる。このため、ロール紙の交換作業をワン
タッチで迅速に行うことができ作業性を向上させること
ができる。
【0114】さらに、被保持部38は係止部39に弾性
的に付勢されて係止されたものであるので、被保持部3
8が固定軸35に対して回転するときに係止部39によ
り長期間の安定した摩擦が与えられる。このため、ロー
ル紙2を引っ張ることを停止すると、ロール紙2は被保
持部38と係止部39との摩擦により停止する。これに
より、ロール紙2の慣性で回転が続くことによりロール
紙2と第1取込機構5との間に弛みが生ずることを軽減
できるので、次に第1取込機構5を作動させたときにロ
ール紙2が弛んだ状態から引っ張って弛みがなくなって
張力が急増することを軽減できる。このため、ロール紙
2のスリップを防いで安定した搬送を維持することがで
きる。
【0115】なお、上述の実施形態は本発明の好適な実
施の一例ではあるがこれに限定されるものではなく本発
明の要旨を逸脱しない範囲において種々変形実施可能で
ある。例えば、本実施形態ではカード送り機構10をパ
チンコ店等の遊技店でのカードを発券するカード発行機
の屈曲部98に採用しているが、これには限られず駐車
場の駐車券の発行機や各種の入場券・切符の発行機等の
カード通路の屈曲部に採用することができる。
【0116】
【発明の効果】以上の説明より明らかなように、請求項
1のカード送り機構は、屈曲性のあるカードを第1の直
線搬送路から所定の角度を有する屈曲部を介して第2の
直線搬送路に走行させるようにしたカード送り機構にお
いて、屈曲部の外側に配置した第1駆動ローラ及び第2
駆動ローラと、屈曲部の内側に配置すると共に第1駆動
ローラ及び第2駆動ローラに同時に当接可能な共通ロー
ラと、第1駆動ローラ及び共通ローラの間にのみカード
が挟み込まれたときに第2駆動ローラ及び共通ローラの
間に隙間を形成すると共に第2駆動ローラ及び共通ロー
ラの間にのみカードが挟み込まれたときに第1駆動ロー
ラ及び共通ローラの間に隙間を形成するように共通ロー
ラを移動可能に保持して、尚かつ共通ローラを第1駆動
ローラ及び第2駆動ローラの間に向けて付勢する保持手
段とを備えているので、各駆動ローラと共通ローラとの
間にカードが挟まれていない状態では共通ローラの付勢
力は各駆動ローラに分圧される。そして、カードが第1
駆動ローラと共通ローラとの間に取り込まれる際は、共
通ローラと第1駆動ローラとのパッド圧が保持手段によ
る付勢力の約半分となっているので、カードの取り込み
を容易に行うことができる。このため、カードに速度変
位を生ずることを防止できる。
【0117】そして、カードが第1駆動ローラと共通ロ
ーラとのみに挟持されることにより第2駆動ローラと共
通ローラとの間に隙間が生ずるので、カードを挟持する
パッド圧をカード取込前の分圧している場合の約2倍と
することができる。このため、搬送抵抗の大きい屈曲部
であっても、カードに速度変位を生ずることを防止でき
る。
【0118】また、カードの先端が第2駆動ローラと共
通ローラとの間に取り込まれる際に第2駆動ローラと共
通ローラとの間に隙間が生じているので、カードの取り
込みを円滑に行うことができる。このため、カードに速
度変位を生ずることを防止できる。
【0119】また、カードの後端が第1駆動ローラと共
通ローラとの間から抜け出るときに急激な押し出し力が
作用するが、これと同時に第2駆動ローラ及び共通ロー
ラのパッド圧が約2倍になるのでカードに速度変位が生
ずることを防止できる。
【0120】さらに、請求項2のカード送り機構では、
第1駆動ローラと共通ローラとの接触点は屈曲部及び第
1の直線搬送路の境界よりも僅かに屈曲部側にあり、第
2駆動ローラと共通ローラとの接触点は屈曲部及び第2
の直線搬送路の境界部分にあるようにしているので、カ
ードの先端が第1の直線搬送路から僅かに屈曲部に入っ
た時点で第1駆動ローラと共通ローラとにより取り込ま
れると共に、カードの先端が屈曲部及び第2の直線搬送
路の境界部分に達した時点で第2駆動ローラと共通ロー
ラとに取り込まれる。このため、第2駆動ローラと共通
ローラとの間から送り出されたカードは全て第2の直線
搬送路に位置しているので、カード送り機構から送り出
されたカードの搬送を円滑に行うことができる。
【0121】また、請求項3のカード送り機構では、保
持手段は、第1駆動ローラ及び第2駆動ローラの回転中
心を結んだ線に対して直交方向に摺動可能であると共に
回転中心を結んだ線方向に位置調節可能であるテンショ
ンレバーを備えるようにしているので、第1駆動ローラ
及び共通ローラの間にのみカードが挟み込まれたときに
テンションレバーを第1駆動ローラ及び第2駆動ローラ
の回転中心を結んだ線に対して直交方向に摺動させるこ
とにより、第2駆動ローラ及び共通ローラの間に隙間を
形成することができる。さらに、第2駆動ローラ及び共
通ローラの間にのみカードが挟み込まれたときにテンシ
ョンレバーを第1駆動ローラ及び第2駆動ローラの回転
中心を結んだ線に対して直交方向に摺動させることによ
り、第1駆動ローラ及び共通ローラの間に隙間を形成す
ることができる。
【0122】さらに、テンションレバーを回転中心を結
んだ線方向に位置調節することにより、第1駆動ローラ
及び第2駆動ローラに対する共通ローラの付勢力を均等
に調整することができる。このため、カードが第1駆動
ローラ及び第2駆動ローラの2つのローラにより搬送さ
れる際に、第1駆動ローラでの搬送速度と第2駆動ロー
ラでの搬送速度とを等しくできるので、カードの速度変
化のない搬送が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のカード送り機構の要部を示す正面図で
ある。
【図2】カード発行機の内部機構の全体を示す正面図で
ある。
【図3】カード発行機の外観を示す側面図である。
【図4】カード発行機のドアを閉めた状態を示す正面図
である。
【図5】ロール紙の取付機構の要部を示す縦断面側面図
である。
【図6】ロール紙の取付機構を示す縦断面側面図であ
る。
【図7】ロール紙の取付機構の固定軸の他の実施形態を
示す縦断面側面図である。
【図8】ロール紙の取付機構の押さえ部の他の実施形態
を示す縦断面側面図である。
【図9】カード発行機の要部を示す正面図である。
【図10】カード発行機のロール紙及びカードの通路を
示す正面図である。
【図11】ループレバーを示す図であり、(A)は背面
図、(B)は底面図である。
【図12】ループレバーの他の実施形態を示す正面図で
ある。
【図13】カード発行機の要部を示す背面図である。
【図14】ロータリカッタを示す図であり、(A)は背
面図、(B)は平面図である。
【図15】カード待機部を示す側面図である。
【図16】待機テンションローラを示す斜視図である。
【図17】保持手段の要部を示す図であり、(A)は正
面図、(B)は一部断面の側面図である。
【図18】保持手段を示す一部断面の側面図である。
【図19】不正なカードが排出される状態を示す正面図
である。
【図20】収納機構を示す正面図である。
【図21】カバー板を示す図であり、(A)は正面図、
(B)は底面図である。
【図22】印字部を示す正面図である。
【図23】印字部の要部を示す正面図である。
【図24】ヘッドガイドを示す図であり、(A)は底面
図、(B)は正面図である。
【図25】印字部をカード通路側から見た状態を示す底
面図である。
【図26】プラテンローラと前後のガイドをカード通路
の外側から見た状態を示す底面図である。
【図27】印字部を示す図であり、(A)は正面図、
(B)は側面図である。
【図28】他の実施形態の印字部をカード通路側から見
た状態を示す底面図である。
【図29】他の実施形態のプラテンローラと前後のガイ
ドをカード通路の外側から見た状態を示す底面図であ
る。
【図30】ドア及びプラテンレバーを示す断面図であ
り、(A)はプラテンレバーが作動位置にある場合、
(B)はプラテンレバーが解除位置にある場合である。
【図31】セレクタを示す図であり、(A)は底面図、
(B)は側面図である。
【図32】従来のカード送り機構を示す正面図である。
【符号の説明】
3 カード 10 カード送り機構 97 共通ローラ 98 屈曲部 99 第1駆動ローラ 100 第2駆動ローラ 101 テンションレバー 159 第1の直線搬送路 160 第2の直線搬送路 161 保持手段

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 屈曲性のあるカードを第1の直線搬送路
    から所定の角度を有する屈曲部を介して第2の直線搬送
    路に走行させるようにしたカード送り機構において、前
    記屈曲部の外側に配置した第1駆動ローラ及び第2駆動
    ローラと、前記屈曲部の内側に配置すると共に前記第1
    駆動ローラ及び前記第2駆動ローラに同時に当接可能な
    共通ローラと、前記第1駆動ローラ及び前記共通ローラ
    の間にのみ前記カードが挟み込まれたときに前記第2駆
    動ローラ及び前記共通ローラの間に隙間を形成すると共
    に前記第2駆動ローラ及び前記共通ローラの間にのみ前
    記カードが挟み込まれたときに前記第1駆動ローラ及び
    前記共通ローラの間に隙間を形成するように前記共通ロ
    ーラを移動可能に保持して、尚かつ前記共通ローラを前
    記第1駆動ローラ及び前記第2駆動ローラの間に向けて
    付勢する保持手段とを備えることを特徴とするカード送
    り機構。
  2. 【請求項2】 前記第1駆動ローラと前記共通ローラと
    の接触点は前記屈曲部及び前記第1の直線搬送路の境界
    よりも僅かに前記屈曲部側にあり、前記第2駆動ローラ
    と前記共通ローラとの接触点は前記屈曲部及び前記第2
    の直線搬送路の境界部分にあることを特徴とする請求項
    1記載のカード送り機構。
  3. 【請求項3】 前記保持手段は、前記第1駆動ローラ及
    び前記第2駆動ローラの回転中心を結んだ線に対して直
    交方向に摺動可能であると共に前記回転中心を結んだ線
    方向に位置調節可能であるテンションレバーを備えるこ
    とを特徴とする請求項1または請求項2記載のカード送
    り機構。
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