JP3466517B2 - タッピングユニット - Google Patents

タッピングユニット

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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
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    • Y10T408/68Tool or tool-support with thrust-applying machine-engaging screw

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プレス機械や産業
用ロボット、トランスファー装置等(以下、総称して作
業機械という。)の機械本体や金型、ハンド、治具等に
取り付けて、作業機械の工程中にワークにタップ加工を
施すためのタッピングユニットに関する。
【0002】
【従来の技術】連続運転しているプレス機械の工程中に
タップ機でワークにタップ加工を施す場合、プレス機械
の1サイクル中に割り当てられるタップ加工の時間は短
く、タップ加工のタイミング同調が困難である。
【0003】また、ワークが次工程に送られるときに、
送り位置と加工位置との間で上下移動と水平移動を行っ
ているため、タップ刃をワークに対して三次元的に正確
に位置決めし、且つ正確な送りピッチで正逆回転を完了
させることが困難である。さらに、プレス金型の中での
限られたスペースにタッピングを行うための機構を組み
込む必要がある。
【0004】このような問題に対して、従来より種々の
技術が提案されており、例えば、特許第2562298
号に記載されているものがある。これは、図13に示す
ように、プレス機械A1のラム側の可動部A2に連結し
たスクリュー・ナットシステムA3で、可動部A2の上
下動を正逆の回転運動に変換し、ベッド側金型に取り付
けたタップ機A4の伝動機構を介してタップ刃を駆動
し、プレス機械A1上のワークWにタップ加工する構造
になっている。
【0005】また、特開平7−112324号公報、特
開平4−289021号公報、特開平7−060545
号公報に記載されているように、プレス機械の可動部の
運動を駆動力として利用せずに、モータを装備して金
型、あるいは、プレスヘッド上に取り付けたタップ機も
提案されている。
【0006】また、図14に示すように、多軸ヘッドB
1を有するボール盤やタップ盤から回転伝達ケーブルB
2を用いて出力軸B3の回転方向を変え、プレス機械B
5側に取り付けたマスターメタルB6に螺合させたスピ
ンドルB7を回転する技術が従来周知である。
【0007】同図に示すものでは、タップ刃Tを保持す
るスピンドルB7の螺進ストロークLを回転伝達ケーブ
ルB2の可撓性が吸収するため、スピンドルB7を回転
させるための六角シャフトやスプライン等を有するスリ
ーブ部を省略することができ、通常はプレス工程が終了
した後にワークWを多方向から同時にタップ加工を行う
手段として広く用いられている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】前述した特許第256
2298号に記載されているものにおいては、タップ機
が高精度な取付加工と調整が行われて金型に取り付けら
れた場合には、機械的故障が無い限り、ほぼ完璧にプレ
ス動作と同調してタッピングを行うことができ、高速運
転が可能である。
【0009】しかしながら、可動部の運動を基準にし
て、スクリュー・ナットシステムを介して往復運動を正
逆転運動に変換する構造のため、タップ刃が取り付けら
れるピッチ送り機構部とスピンドル部は金型に対して固
定されるか、又は上下わずかな量のみ取付位置の移動が
可能であり、水平方向、特に前後方向に移動させること
は困難である。
【0010】取付位置の調整は最低でも上下2カ所必要
であり、金型に応じてダイハイト調整、すなわち、ラム
高さを調整する毎に取付位置の調整を行う必要がある。
また、ラム側取付部とベッド側取付部との前後方向の水
平距離d(図13参照)が構造上決まっているため、段
取り毎に仕様の異なる金型に取り付け替えることが困難
で、汎用性に乏しい欠点がある。
【0011】一方、特開平7−112324号公報、特
開平4−289021号公報、特開平7−060545
号公報に記載されているものでは、いずれも駆動源(モ
ータ)を含めた装置の大部分を金型またはプレスヘッド
に取り付けているため、小型化に限界がある。
【0012】また、小型化できたとしても、特開平7−
112324号公報に記載されているもののように、正
確なタップ刃のピッチ送り機構を省いていたり、逆に、
特開平4−289021号公報や特開平7−06054
5号公報に記載されているように、ピッチ送りを工夫し
たときは、小型化できず、その金型なり機械専用となっ
てしまう問題がある。
【0013】また、図14に示したものでは、回転伝達
ケーブルの先に連結されたスピンドルのマスターねじを
金型内に取り付ければ、非常に簡便にプレス機械と一体
化できることは容易に発想され、事実試みられている。
【0014】しかしながら、出力軸の回転を向きを変え
て伝達する手段として回転伝達ケーブルを使用している
ので、あらゆる方向からマスターメタルとスピンドルを
ワークの直前に配置できる反面、回転伝達ケーブルの構
造上、その許容曲げ半径rが、例えば、回転伝達ケーブ
ル内のインナーシャフトが6mm径のものでは、150
mm程度と大きく、加えて回転伝達ケーブル端部に直線
部を必要としているため、スピンドルの軸方向に引き出
される寸法が長くなる問題がある。
【0015】また、スピンドルはその軸方向に送りスト
ロークがあるため、下型の高さH1内に収まらず、何と
か回転伝達ケーブルの許容曲げ半径内で取り付けること
ができたとしても、回転伝達ケーブルが長い分、その重
量を常時マスターメタルが負担することになる。
【0016】その上、マスターねじが形成されたスピン
ドルと回転伝達ケーブルの連結部分に曲げ角度が生じ、
曲げ荷重が衝撃荷重となって回転伝達ケーブルの重量に
よる負荷と合わさって、マスターねじとマスターメタル
の間に作用するため、両者の間の接触面圧が大きくな
り、潤滑油膜切れ等の潤滑不良を起こしやすく、しか
も、マスターねじとマスターメタルは塵埃に対する防護
手段を有しないので、マスターねじとマスターメタルが
早期に損耗してしまう問題がある。
【0017】そして、長くなり重量のある回転伝達ケー
ブルを多数取り付けられた多軸ヘッドは各々の出力軸の
慣性モーメントや摩擦による回転抵抗が増加し、これに
よる動力損失も大きくなるため、本来単独で運転される
タップ盤の動力性能では、プレス機械の連続運転に同期
させることが困難となる。
【0018】また、通常のタップ盤は、駆動源に三相誘
導モータが用いられ、これに加えて電磁ブレーキが付加
される場合もあり、タップ刃を保持するスピンドルのス
トローク毎に、正転、停止、逆転、停止というように2
回のモータ起動をしてスピンドルの進退ストロークが繰
り返されると、回転方向を切り換える際に、モータに大
電流が流れてコイルの焼損やリレー回路の故障を生じた
り、早期にブレーキ摩耗を生じる不都合がある。
【0019】一方、上記不都合を回避するものとして、
クランクと駆動ねじ、あるいは、円形カムとラックピニ
オンギヤの組み合わせでスピンドルの正逆回転の切り換
え動作を機械的に行い、モータは常に一方向にのみ回転
するようにしたものが提案されている。(例、特許第2
120082号)。しかしながら、このような工夫をし
ても、モータの起動回数の制限とリレー接点の能力を超
えることはできない。
【0020】また、三相誘導モータは、起動当初の回転
加速中はタップ加工に必要なトルクが得られないため、
ワークに形成されている下孔にタップ刃が接触した位置
から始動して直ちにタップ加工を行うことができず、加
工時間のタイムラグが大きくなるとともに停止精度も低
いため、加工されたねじ山の精度における信頼性にも問
題がある。
【0021】そこで、本発明は、前述したような従来技
術の問題を解決し、駆動ユニットと分離してプレス機械
等の作業機械に取り付け、作業機械の工程中のワークに
高速且つ高精度なタップ加工を施すことのできるタッピ
ングユニットを提供することを目的とする。
【0022】
【課題を解決する手段】前記目的を達成するため、本発
明のタッピングユニットは、プレス機械等の作業機械の
ワークとともに変位する可動部材に着脱自在に固定され
る、内部が密閉されたハウジングと、前記ハウジング内
部で回転自在に軸受支持され、一方の端部がハウジング
から外部に突出し、回転伝達ケーブルを介して作業機械
近傍に設置された駆動ユニットの出力軸と連結される入
力軸と、ハウジング内部で入力軸の他方の端部に固定さ
れた駆動傘歯車と、前記駆動傘歯車と互いの回転軸線の
交差角略90度で噛み合い、ハウジング内部の定位置で
回転自在に軸受支持された被駆動傘歯車と、一方の端部
がハウジングから外部に突出し、この端部にタップ刃を
保持するスピンドルチャックが設けられ、被駆動傘歯車
に対して同軸で一体に回転し、且つ、軸方向に相対変位
可能に連結されているとともに、ハウジング内部に常に
位置する部分の外周面に雄ねじ部が形成されたスピンド
ルと、ハウジング内部に固定され、スピンドルの雄ねじ
部と螺合する雌ねじ部が形成されたマスターメタルを備
えている。
【0023】本発明のタッピングユニットにおいては、
マスターメタルの雌ねじ部に、ねじ溝と交差する方向に
延びる少なくとも1つの油貯留溝が形成されていること
が望ましい。
【0024】また、本発明のタッピングユニットは、駆
動ユニットが有する駆動源に軸角度の割り出しをパルス
信号で制御するモータ(以下、パルス制御モータまたは
単にパルスモータという。)を用い、作業機械の可動部
材がワークを保持している僅かな時間内にタップ刃の正
逆転動作が行われるように、高速回転、高トルク起動、
急停止を予め設定して使用することが望ましい。この
時、タップ工程中のタップ刃の正逆転動作の駆動タイミ
ングは、前記作業機械のタイミング信号に基づいて制御
される。
【0025】また、本発明のタップユニットにおいては
駆動ユニットが、パルス制御モータで駆動される複数の
出力軸を有し、多軸タップ機として使用可能であること
が望ましい。また、作業機械がプレス機械であって、前
記プレス機械はその主軸の回転を検出するパルスエンコ
ーダを有するとともに、駆動ユニットはパルス制御モー
タを駆動源として有し、前記モータは、タップ刃の回転
角度と軸方向位置が前記主軸の回転と対応するように、
前記パルスエンコーダが発するパルス信号に基づいて絶
対値制御されることも望ましい。
【0026】
【発明の実施の形態】本発明のタッピングユニットは、
プレス機械や産業用ロボット、トランスファー装置等の
作業機械の機械本体や金型、ハンド等の、ワークと共に
移動する可動部材に着脱自在に固定して用いられる。ま
た、作業台等に組み込んで簡易なタップ治具としても用
いることができる。
【0027】本発明のタッピングユニットはその内部が
密閉されたハウジングを有しており、外部の塵埃等がハ
ウジング内部に侵入することが防止されているととも
に、内部の潤滑油等が外部に漏れ出て周囲を汚損しない
構造としてある。具体的には、ハウジングに生じる隙間
をOリング等のシール部材を用いて密閉することでハウ
ジング内部を外部から完全に密閉している。また、ハウ
ジングは、作業機械の可動部材に固定して用いるため軽
量化することが望ましく、アルミニウムやアルミニウム
系の軽合金で製作することが望ましい。
【0028】また、タッピングユニットは、回転伝達ケ
ーブルを介して駆動ユニットで回転駆動される入力軸を
有しており、前記入力軸の回転は、ハウジング内部に設
けられている駆動傘歯車に伝達され、さらに、これと噛
み合っている被駆動傘歯車を介してハウジング外部でタ
ップ刃をスピンドルチャックに保持しているスピンドル
に伝達されるようになっている。
【0029】スピンドルは、ハウジング内に固定された
マスターメタルの雌ねじ部とスピンドルの雄ねじ部との
螺合によって回転に伴って軸方向に進退し、スピンドル
が正転すれば前進してスピンドルチャックに保持されて
いるタップ刃がワークに予め形成されている下孔に食い
込んでねじ孔を形成する。また、スピンドルが逆転する
とスピンドルは後進し、タップ刃はワークに形成された
ねじ孔から退出する。
【0030】この際、被駆動傘歯車は、ハウジング内部
で回転自在に軸受支持されており、また、スピンドルは
被駆動傘歯車に対して同軸で一体に回転し、且つ軸方向
に相対変位可能に連結されているので、スピンドルの軸
方向変位は、入力軸側に伝達されることはなく、従っ
て、回転伝達ケーブルにスラスト荷重が加わることはな
い。なお、スピンドルと被駆動傘歯車との間の連結手段
は、スプラインやキーを用いて容易に実現することがで
きる。
【0031】本発明のタッピングユニットにおいては、
入力軸とスピンドルとの間で駆動傘歯車と被駆動傘歯車
によって回転の伝達を行っているため、タップ刃の向き
を入力軸と直角乃至その前後の角度にすることができ、
ワークに対して様々な向きからタップ加工が可能となっ
ている。
【0032】また、マスターメタルの雌ねじ部に、ねじ
溝と交差する方向に延びる油貯留溝が形成されている場
合には、潤滑油が油貯留溝に貯留され、ここからスピン
ドルの回転によって前記雌ねじ部とスピンドルの雄ねじ
部との隙間に潤滑油が供給されて常に良好な潤滑状態が
維持される。
【0033】油貯留溝は雌ねじ部全長に亘って形成しな
くても効果を奏するが、潤滑油をタッピングユニットの
ハウジング内に封入する場合には、全長を貫通させるこ
とにより、スピンドルのストローク毎に潤滑油の油面が
昇降するのでより効果的である。
【0034】また、マスターメタルを挟んで両側に潤滑
油の出入口を設けるときは、滴下式の場合は雌ねじ部の
軸方向に貫通させず、また、オイルポンプで強制循環さ
せる場合には、貫通させることで潤滑効果とともに冷却
効果を高めることができる。前記油貯留溝は、横断面半
円または三角形等の多角形断面とし、一つまたは複数、
マスターメタルの中心軸線に平行か、やや螺旋状に湾曲
して形成することができる。
【0035】また、タッピングユニットを駆動する駆動
ユニットが有する駆動源にパルスモータを用いている場
合には、タップ刃を保持するスピンドルをあらかじめ設
定した後退位置と前進位置に電磁ブレーキ等によらずに
精度良く停止させることができ、且つ、短い時間間隔で
繰り返される正逆転駆動及び急激な停止動作に耐えるこ
とができる。
【0036】また、駆動源をパルスモータとした場合に
は、パルスモータに加わる負荷トルクとタップ加工に必
要な時間さえ算出しておけは、タップ加工時の負荷時に
おけるスピンドルの正逆転と停止の全ての動作がパルス
モータの定格負荷の範囲内で行えるため、長期に亘り連
続使用に耐えることができる。
【0037】さらに、駆動ユニットが有する駆動源にパ
ルスモータを用いている場合には、タップ工程中のタッ
プ刃の正逆転動作が前記可動部材がワークを保持してい
る僅かな時間内に行われるように、パルスモータの回転
と停止のタイミングを作業機械の可動部材の位置をロー
タリカムスイッチ等のタイミング出力スイッチまたはパ
ルスエンコーダの出力信号に基づいて制御することがで
きる。
【0038】この場合、パルスモータは以下の3つの方
法で制御することができる。すなわち、第1の方法は、
最初に作業機械側の停止なり運転条件の成立した信号を
待って、パルスモータが、正転、逆転、停止の1サイク
ルの動作を行い、次にその完了信号を作業機械側に戻す
ことで作業機械の運転条件を成立させるシーケンシャル
な方法である。
【0039】また、第2の方法は、作業機械側の連続運
転中、タップ加工が許可された時間を信号入力して、そ
の許可された時間内にパルスモータが、正転、逆転、停
止の1サイクルの動作をすみやかに行い、タップ加工を
完了する方法である。ただし、この方法では、許可され
ている時間内にタップ加工が完了したか否かを判断し、
作業機械側にインターロック信号を出力する必要があ
る。
【0040】さらに、第3の方法は、作業機械側の可動
部の位置をパルスエンコーダにより検出し、そのパルス
信号とパルスモータの回転角度との関係を予めプログラ
ムしておいて、時々刻々入力される前記からのパルス信
号にパルスモータの回転角を対応させてパルスの絶対値
で制御を行う方法である。本明細書中において、これを
絶対値制御という。
【0041】パルスモータを制御する制御手段は、前述
した複数の制御方法の中の一つを選択的に実行可能に構
成してもよいし、一つの制御方法のみを実行するように
構成してもよい。また、作業機械と連動させずに、タッ
ピングユニットを取り付けたワーク保持治具を駆動ユニ
ットの上部等に装着し、ワーク検出センサの検出信号か
手動入力でパルスモータを運転可能とすることで、単独
運転も可能な用途の広いタップ盤として使用することも
可能である。
【0042】
【実施例】図1は、本発明のタッピングユニットの一実
施例を示すもので、タッピングユニット1は、プレス機
械2の下型2Aに着脱自在に取り付けられて、下型2A
上に固定されたワークWにねじ孔を形成するものであ
る。
【0043】この実施例においては、タッピングユニッ
ト1は下型2Aの異なる位置に2台取り付けられてい
て、多軸タップ盤としての機能を有するものであり、こ
れらのタッピングユニット1の一つは下型2Aの下面に
固定され、もう一つは下型2Aの斜め上方に固定されて
使用される。
【0044】これらのタッピングユニット1にはワーク
Wにタップ加工を行うタップ刃Tが取り付けられてお
り、プレス機械2近傍の床面Fにキャスター車輪を有し
て移動可能に設置されている駆動ユニット3の出力軸4
が回転駆動されると、これに連結された回転伝達ケーブ
ル5を介してタッピングユニット1のタップ刃Tが駆動
されるようになっている。
【0045】駆動ユニット3は、駆動源としてのパルス
モータ6と、このパルスモータ6の回転を複数の出力軸
4に伝達するための歯車列7が内蔵されたギヤボックス
8、及び、前記パルスモータ6の駆動制御を行う図示し
ない制御システムを内蔵している。
【0046】ここで用いているギヤボックス8において
は、パルスモータ6と各出力軸4間の歯車の段数は一段
であり、パルスモータ6の最高回転数を使用してもなお
不足する分のみ最小限増速変化させて出力軸4に伝達す
るようにし、歯車列7部分での慣性モーメントの増加を
極力抑えるようにしている。なお、回転伝達ケーブル5
は任意の出力軸4に着脱自在に連結できる構造となって
いる。
【0047】次に図2は、タッピングユニット1の平面
図、図3は図2のA−A断面を示す断面図であって、タ
ッピングユニット1は、略L字形のハウジング9を有し
ている。前記ハウジング9は内部が中空に形成された箱
状のハウジング本体9Aと、その一方の端部に固定され
ている取付フランジ部9Bと、ハウジング本体9Aの他
方の端部開口を塞ぐように嵌合固定されている端部カバ
ー9Cから構成され、それぞれの結合部の対向面間は、
シール部材10、11によってシールされている。
【0048】なお、本実施例では、シール部材10、1
1にOリングが用いられている。また、これらのハウジ
ング本体9A、取付フランジ部9B、及び、端部カバー
9Cには重量を軽減するためにアルミニウム材が用いら
れている。
【0049】端部カバー9Cの中心部には、軸孔Hが形
成されており、前記軸孔Hには入力軸12が回転自在に
貫通している。前記入力軸12の端部カバー9Cの外側
に突出している部分は、自在接手13を介して回転伝達
ケーブル5の内部に回転自在に設けられているフレキシ
ブルシャフトに着脱自在に連結されている。なお、前記
軸孔Hと入力軸12との間は、シール部材としての回転
シールM1により密封されている。
【0050】入力軸12は、ハウジング本体9Aの内部
に並んで設けられた一対の軸受14によって定位置で回
転自在に支持され、また、入力軸12のハウジング本体
9A奥側の端部には、駆動傘歯車15が固定されてい
る。
【0051】前記駆動傘歯車15には、ハウジング本体
9A内で一対の軸受16によって定位置で回転自在に支
持された被駆動傘歯車17が互いの回転軸線の交差角略
90度で噛み合っている。前記被駆動傘歯車17は、軸
方向に長いボス部17Aを有していて、その外周面が前
記一対の軸受16の内周面に嵌合して支持されている。
【0052】また、ボス部17Aには、スプライン溝が
形成された中心孔が形成されており、前記中心孔には、
前記スプライン溝にスライド自在に嵌合するスプライン
スリーブ18が差し込まれている。前記スプラインスリ
ーブ18には、スピンドル19の一方の端部が固定ピン
Pによって一体に固定されている。
【0053】スピンドル19の中間部には雄ねじ部19
Aが形成されている。前記雄ねじ部19Aは、ハウジン
グ9内部に設けられている後述するマスターメタル20
の中心部を貫通して形成されている雌ねじ部20Aと螺
合している。
【0054】マスターメタル20は、取付フランジ部9
Bの中心部を軸方向に貫通して形成されているスピンド
ル挿通孔hに一部が差し込まれて固定されている。図4
(a)(b)に示すように、マスターメタル20には前
記スピンドル挿通孔h内に配置される筒部20Bの外周
に鍔部20Cが一体に設けられており、前記鍔部20C
には取付フランジ部9Bのハウジング本体9A側に面す
る端面にマスターメタル20をねじ固定するための貫通
孔Nが形成されている。
【0055】また、雌ねじ部20Aには、そのねじ山に
交差するように軸方向全長に亘って延びる断面略半円形
の油貯留溝20Dが形成されている。前記油貯留溝20
Dは、図5に示すようにスピンドル19の雄ねじ部19
Aとマスターメタル20の雌ねじ部20Aの間に供給す
る潤滑油Lを貯留しておく役割を果たしており、雄ねじ
部19Aの雌ねじ部20Aに対する回転によって、油貯
留溝20D内の潤滑油が雄ねじ部19Aに引きずられ
て、雄ねじ部19Aと雌ねじ部20A間に供給され、良
好な潤滑状態を保つことができる。
【0056】一方、図3に示すように、スピンドル19
は取付フランジ部9Bの取付面Sから一部が突出してお
り、その突出部先端側には、タップ刃Tを着脱自在に把
持するスピンドルチャック21が設けられている。
【0057】また、スピンドル19のスピンドルチャッ
ク21と雄ねじ部19Aとの間には、取付フランジ部9
Bのスピンドル挿通孔hに適合した径の円筒状外周面を
有するチャック保持部19Bが形成されている。なお、
スピンドル挿通孔hの取付面S近傍には、チャック保持
部19Bの外周面との隙間を密封するシール部材として
の回転シールM2が介装されている。
【0058】図6は、プレス機械2の下型2A下部に取
り付けられているタッピングユニット1の取付状態を示
すものであって、下型2Aにはタップ刃Tが上方へ進退
するための開口部Bが形成されている。
【0059】タッピングユニット1は、高さ調整と必要
により位置決め微調整の意味からウレタンゴム製のカラ
ー22を貫通する取付ボルト23によって、下型2Aに
対して時に僅かに浮動できる様、懸垂支持されている。
【0060】この構成によって、図1に示すワークWに
タップ加工を行う際、ワークWに予め形成されている下
孔に対してタップ刃が進入して食い付くときに、下孔中
心とタップ刃の軸芯とのずれがタッピングユニット1の
下型2Aに対する浮動変位によって吸収される。なお、
下孔中心とタップ刃の軸芯とのずれが生じるおそれがな
い場合には、カラー22は金属製であってもよい。
【0061】また、下型2Aに形成されている開口部B
内には、タップ加工油をタップ刃Tに供給するためのタ
ップ加工油ノズル24が配置されている。タップ加工油
ノズル24は、タッピングユニット1と下型2Aの何れ
の側に取り付けてもよく、タップ加工油ノズル24への
加工油の供給は、図示していない給油ポンプによって行
われる。なお、タップ加工油ノズル24は場合によって
は省略してもよい。
【0062】なお、図1において、下型2Aの上方に取
り付けているタッピングユニット1については、詳細な
取付構造を示していないが、図6に示したものと同様
に、浮動可能な状態で下型2Aに取り付けられ、また、
同様に、タップ刃T近傍にタップ加工油ノズルが設けら
れている。
【0063】次に、タッピングユニット1と駆動ユニッ
ト3との連結形態について説明する。図7に示すよう
に、回転伝達ケーブル5は、出力軸4が上向きに突出し
た駆動ユニット3から、大きな曲率半径で屈曲させてタ
ッピングユニット1に略水平方向から連結し、回転伝達
ケーブル5の屈曲部とプレス機械2への侵入部分との間
に撓み変形可能な余裕長aをとって、下型2Aが上下動
する際に、屈曲部に作用する曲げ荷重が大きくならない
ようにすることが好ましい。
【0064】また、図8に用いられている駆動ユニット
3’は、出力軸4を水平に突出している形態であり、図
1及び図7に示す構造のギヤボックス8とパルスモータ
6を横向きにして構成されている。
【0065】この場合にも、回転伝達ケーブル5は、下
型2Aの上下同時に生じる曲げ応力軽減するため、長さ
に十分余裕を持たせる必要がある。しかし、回転伝達ケ
ーブル5に不必要な曲げ応力を発生させず、円滑な回転
力の伝達を行うためには、図7のような連結形態をとる
ことが望ましい。
【0066】次に図9は、図1及び図7に示す駆動ユニ
ット3の上にワークWを載せるワーク保持治具3Aを着
脱自在に装着し、ここに複数のタッピングユニット1を
様々な方向にタップ刃Tを向けて取り付けて、加工自由
度の高い多軸タップ機として使用できるようにしたもの
である。
【0067】同図においては、駆動ユニット3の複数の
出力軸4の一つは、従来の多軸タップ機と同様に、自在
接手Jを介してマスターメタルMに螺合されたスピンド
ルKに連結されて、前記スピンドルK先端のスピンドル
チャックCに保持されたタップ刃Tを回転させる構造と
している。
【0068】次に図10は、前述した駆動ユニット3、
3’が有している制御システムを示す図であって、制御
システム25は、手動パルス発生器26、外部カウンタ
ー27、表示器28、コントロール部29、モーターア
ンプ30等から構成されている。
【0069】駆動ユニット3に駆動源として搭載されて
いるパルスモータ6は、モータアンプ30から出力され
る駆動パルス信号によって駆動され、その回転角はパル
スエンコーダ(ロータリエンコーダ)31によって検出
されるようになっている。なお、パルスモータ6には、
本実施例のように、ギアボックス8でのギヤ比が1前後
の場合には最高回転数2000rpm以上のものが通常
用いられる。
【0070】最初に外部カウンタ27に入力、記憶され
た総回転角度に相当するパルス数は、モーターアンプ3
0に与えられて、起動信号でパルスモータ6が動き出
す。パルスモータ6の回転角度と図3に示すスピンドル
19の回転角度とは、本実施例のギヤ比1の場合におい
ては正確に対応しており、前記パルスエンコーダ31の
検出信号によって、表示器28にスピンドル19の基準
位置からカウントしたパルス数、前記パルス数をスピン
ドルの回転角度に換算した総角度が表示される。
【0071】また、表示器28には、スピンドルの進退
ストロークに対応する基準位置からのピッチ数及び、前
記ピッチ数に実際のピッチ長を乗じた送り長さが表示さ
れる。
【0072】ここで、パルスモータ6の1回転が100
0パルスで、ギヤボックス8でのギヤ比が1の場合で
は、1パルスでスピンドルは0.36°すなわち、2
1’31”の角度回転し、これが回転角の最小単位の制
御値となる。
【0073】一方、スピンドルの回転角度に対応してい
るパルス値は、送り長さの制御値でもあり、例えば、M
3ねじの標準ピッチである、P=0.5mmに当てはめ
た場合、0.5mm÷1000=0.0005mmとな
り、送り長さとして十分な制御単位が得られる。
【0074】図10に示す表示器28は、外部カウンタ
ー27に10500パルスを入力し、スピンドルが前進
端まで移動した状態を示している。スピンドルの回転の
総角度は3780度となり、後進端での停止角から18
0度の位相差がある。このとき、送りピッチは10.5
となり、送り長さは5.25mmである。
【0075】前記総回転角度に相当するパルス数は、外
部カウンター27に直接入力する他、手動パルス発生器
26から手動でパルスを発生させ、パルスモータをイン
チング動作してスピンドルの位置を目視確認した上でカ
ウンターに記憶させることもできる。
【0076】手動パルス発生器26は、スピンドルある
いはタップ刃Tの後進端と前進端の設定をして、カウン
ター或いはメモリーにティーチング入力するために使用
する他、手動でパルスモータ6にパルスを与え、目視確
認をしながらタップ加工を行うために用いることができ
る。
【0077】本実施例においては、パルス数を記憶させ
るカウンターまたはメモリーは外部カウンター27がそ
の機能を備えているが、コントロール部29またはモー
タアンプ30に内蔵することもできる。
【0078】コントロール部29は、モーターアンプ3
0へパルスモータ6の回転を制御するための信号を出力
する。また、コントロール部29は、プレス機械2側の
主軸32によって回転されるパルスエンコーダ(ロータ
リエンコーダ)33、及び、ロータリカムと接点で構成
されるプレス機械側ロータリカムスイッチ34からの信
号を取り入れ、プレス機械側制御部35との間でインタ
ーロック信号等の授受を行なう。
【0079】次に、パルスモータ6の制御動作について
説明する。プレス機械2は、主軸32の回転に伴って、
図示していないクランクが上下動し、このクランクの運
動に連動してワークWの下型2Aへの搬出入とプレス加
工が行われる。
【0080】主軸32が回転し、この回転位置を検出す
るプレス機械側ロータリカムスイッチ34からコントロ
ール部29にワークWの送り完了信号が入力されると、
コントロール部29はモーターアンプ30に回転指令信
号を送出する。
【0081】そうすると、モーターアンプ30は、あら
かじめタッピングユニット1のスピンドルの後進端位置
に対応する角度位置で停止しているパルスモータ6を正
転駆動しながら、モータ軸の回転角をパルスエンコーダ
31でカウントする。そして、外部カウンター27に予
め記憶されたパルス数がパルスエンコーダ31でカウン
トしたパルス数に等しくなった時点で、パルスモータ6
を逆転駆動する。
【0082】パルスモータ6は正転から逆転に移行する
のに実質的に停止時間を要しないため、スピンドルは前
進端で瞬間的に停止するだけで直ちに後進し、正転時と
同一パルス数戻った位置で停止する。このとき、スピン
ドルの後進端では、パルスモータ6はそのパルス位置を
保持するように励磁されたままなので、電磁ブレーキ等
を用いることなく、停止位置の軸角度が保持される。な
お、本実施例では、スピンドルが後進端に戻って停止す
ると、コントロール部29からプレス機械制御部35へ
確認信号が出力されるようにしている。
【0083】次に、図11は、本発明のタッピングユニ
ットの駆動源として用いられるパルスモータと、従来の
タップ盤の駆動源に用いられている三相誘導モータの発
生トルクと回転速度の関係を示すグラフである。同図に
示す各グラフから明らかなように、パルスモータは実用
される回転速度の範囲では、出力トルクは回転速度に依
存せず一定であり、極めて安定したトルク性能を有して
いる。
【0084】これに対して、三相誘導モータでは、起動
してから出力トルクが負荷と釣り合う負荷回転速度に達
するまでに、最少昇進トルク(TPU)となる回転速度
S1が存在する。
【0085】ワークWにタップ加工を施す場合、タップ
刃T先端がワークWの底面と略一致する位置aを後進端
として、ここからタップ刃Tを前進させて位置bでタッ
プ刃TがワークWに形成されている下孔に食い付くこと
が、タップ加工工程の無駄時間を省く意味で理想的であ
る。
【0086】ところが、タップ刃Tの先端が位置aから
駆動されて前進し、位置bでワークWの下孔に食い付い
てタップ加工が開始される場合のモータに加わる負荷ト
ルクは曲線Xのようになり、三相誘導モータにおいて
は、位置bの近傍で回転速度がS1となって出力トルク
がTPUに落ちるため、タップ加工時の負荷トルクを下
回ってモータが停止することがある。
【0087】これを解決するためには、タップ刃Tの後
進端をさらに後退させた位置a’からスタートさせる。
この場合には、負荷トルクは曲線Yのようになり、b位
置に達するまでに、出力トルクが負荷トルクを上回るよ
うになる。
【0088】しかしながら、タップ刃Tの後進端をa’
位置まで後退させるために、加工時間をロスすることに
なり、また、タップ加工中にモータが停止してしまう
と、特に転造タップを用いる場合では食い付きが大きい
ので再起動時の負荷トルクも大きくなり、TPUを上回
ってしまうのでタップ刃をワークWから脱出させること
ができなくなる。
【0089】この点、パルスモータでは実用上の回転数
の範囲では、出力トルクが常に負荷トルクを上回るので
このような問題は生じない。また、タップ刃Tを必要最
小限ワークWから離した後進限位置から駆動してタップ
加工を行うことができるので、加工時間のロスが無くな
るとともに、三相誘導モータでは到底不可能な、微速度
回転によるタップ加工も可能となる。
【0090】図12は、前述したプレス機械2とパルス
モータ6の動作タイミングを示すタイミングチャートで
あって、同図中グラフAは、プレス機械2のクランクの
上下動のタイミングを示している。
【0091】また、グラフBは、コントロール部29が
プレス機械側ロータリカムスイッチ34からプレス機械
2のワークWの送りの完了信号S0を受け取った時点か
らパルスモータ6が正転、逆転、停止の1サイクルの動
作を行う場合のパルスモータ6の回転のタイミングと速
度を示している。
【0092】この場合、パルスモータ6の1サイクルの
動作に要する時間は、ワークWの停止時間T0より短く
設定されている。タップ動作はプレス機械2のワークW
の送り動作が始まるまでに完了する必要があるため、同
期確認されており、前記1サイクルの動作がワークWの
送りが始まるまでに完了しないときは同期ミスとして、
プレス機械側制御部35へインターロック信号が出力さ
れる。なお、グラフBに示す制御を行う場合には、プレ
ス機械側2のパルスエンコーダ33は用いていない。
【0093】さらに、グラフCは、プレス機械2の主軸
32の回転角度をロータリカム式のロータリカムスイッ
チ34のかわりにパルスエンコーダ33で連続的に検出
し、そのパルス信号とパルスモータ6の回転角度との関
係をあらかじめプログラムしておいて、パルスモータ6
の回転角度を絶対値制御する場合のパルスモータ6の回
転のタイミングと速度を示している。
【0094】
【発明の効果】前述したように、請求項1に記載された
発明によれば、駆動ユニットと回転伝達ケーブルで連結
して小型軽量化したタッピングユニットをプレス機械、
ロボット、トランスファー装置等の作業機械に取り付け
られるようにしたので、これらの作業機械の工程中にタ
ップ加工を行うことができるとともに、作業機械に対す
る駆動ユニットの設置位置を高い自由度で選択すること
ができる。
【0095】しかも、回転伝達ケーブルが連結される入
力軸に対して、タップ刃が取り付けられるスピンドルが
略直角方向に向いているのでプレス機械、ロボット、ト
ランスファー装置等の作業機械の機械本体、金型、ハン
ド等に様々な向きにタッピングユニットを取り付けるこ
とができ、多軸タップ盤と同様な自由度の高いタップ加
工を作業機械の工程中に行うことができる。
【0096】また、回転伝達ケーブルが連結されている
入力軸には、タップ加工時の負荷トルクのみが作用し、
スピンドルに生じる進退運動が回転伝達ケーブル側には
伝達されない構造のため、回転伝達ケーブルに余分な負
荷が加わることがなく、タッピングユニットから離れた
位置に配置した駆動源からスピンドルに効率的に駆動力
を伝達することができる。
【0097】また、ハウジング内部が密閉され、スピン
ドルの雄ねじ部がハウジング外部に露出していないの
で、ハウジング内部に塵埃等が侵入したり、ハウジング
内部の潤滑油が外部に漏出して周囲を汚損する恐れがな
い。
【0098】請求項2及び請求項3に記載された発明に
よれば、駆動ユニットが有する駆動源にパルス制御モー
タを用いたことにより、停止制御のために大容量のスイ
ッチングをしたり、電磁ブレーキを動作させる必要がな
くなり、ブレーキ、接点等の発熱、摩耗から解放される
とともに、タッピングユニットを駆動する駆動ユニット
を簡略化することができる。
【0099】また、安定したトルクでタップ刃を正逆両
方向に高速回転でき、工程時間を短縮することができる
とともに、手動パルス発生器を用いた手動操作でパルス
制御モータを微速回転させることができるので、タップ
刃の前進端と後進端を最適な位置にティーチング設定し
たり、微速度加工を行うことができる。
【0100】また、高い停止精度が得られるため、貫通
していない下穴にタップ加工する場合でも、タップ刃で
穴底を毎回底突きして、穴底やタップ刃を損傷する恐れ
もなく、熟練を要さずに高精度のタップ加工を行うこと
ができる。
【0101】また、特に、請求項3に記載された発明に
よれば、プレス機械の動作に機械的に連動してタップ刃
を動作させる場合と比較して、容易に同期が得られ、タ
ッピング加工のタイミングをプレス機械の高速な動作に
確実に追従させることができる。
【0102】
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のタッピングユニットをプレス機械に
用いた実施例を示す概略図である。
【図2】本発明のタッピングユニットの平面図である。
【図3】図2のA−A断面図である。
【図4】 タッピングユニットに用いられているマスタ
ーメタルを示す図であり、(a)は平面図、(b)はそ
のB−B断面図である。
【図5】 マスターメタルとスピンドル間の潤滑状態を
示す模式図である。
【図6】 タッピングユニットのプレス機械下型に対す
る取付構造を示す部分図である。
【図7】 回転伝達ケーブルによる駆動ユニットとタッ
ピングユニットの連結形態の一例を示す図である。
【図8】 回転伝達ケーブルによる駆動ユニットとタッ
ピングユニットの連結形態の他の例を示す図である。
【図9】 タッピングユニットを駆動ユニット側に取り
付けて構成した多軸タップ機を示す図である。
【図10】 駆動ユニットの制御システムを示す図であ
る。
【図11】 パルスモータと三相誘導モータにおける、
発生トルクと回転速度との関係を示すグラフである。
【図12】 プレス機械とパルスモータの動作タイミン
グを示すタイミングチャートである。
【図13】 従来のタッピング装置の一例を示す図であ
る。
【図14】 従来のタッピング装置の他の例を示す図で
ある。
【符号の説明】
1 タッピングユニット 2 プレス機械 2A 下型 3、3’ 駆動ユニット 4 出力軸 5 回転伝達ケーブル 6 パルスモータ 7 歯車列 8 ギヤボックス 9 ハウジング 9A ハウジング本体 9B 取付フランジ部 9C 端部カバー 10、11 シール部材 12 入力軸 13 自在接手 14 軸受 15 駆動傘歯車 16 軸受 17 被駆動傘歯車 17A ボス部 18 スプラインスリーブ 19 スピンドル 19A 雄ねじ部 19B チャック保持部 20 マスターメタル 20A 雌ねじ部 20B 筒部 20C 鍔部 20D 油貯留澪 21 スピンドルチャック 22 カラー 23 取付ボルト 24 タップ加工油ノズル 25 制御システム 26 手動パルス発生器 27 外部カウンター 28 表示器 29 コントロール部 30 モーターアンプ 31 パルスエンコーダ 32 主軸 33 パルスエンコーダ 34 プレス機械側ロータリカムスイッチ 35 プレス機械側制御部
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B23G 1/16 B23B 45/00 B23P 23/04

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プレス機械等の作業機械のワークととも
    に変位する可動部材に着脱自在に固定される、内部が密
    閉されたハウジングと、 前記ハウジング内部で回転自在に軸受支持され、一方の
    端部がハウジングから外部に突出し、回転伝達ケーブル
    を介して作業機械近傍に設置された駆動ユニットの出力
    軸と連結される入力軸と、 ハウジング内部で入力軸の他方の端部に固定された駆動
    傘歯車と、 前記駆動傘歯車と互いの回転軸線の交差角略90度で
    み合い、ハウジング内部の定位置で回転自在に軸受支持
    された被駆動傘歯車と、一方の端部がハウジングから外部に突出し、この 端部に
    タップ刃を保持するスピンドルチャックが設けられ、
    駆動傘歯車に対して同軸で一体に回転し、且つ、軸方向
    に相対変位可能に連結されているとともに、ハウジング
    内部に常に位置する部分の外周面に雄ねじ部が形成され
    たスピンドルと、 ハウジング内部に固定され、スピンドルの雄ねじ部と螺
    合する雌ねじ部が形成されたマスターメタルを備えてい
    ることを特徴とするタッピングユニット。
  2. 【請求項2】 駆動ユニットが、パルス制御モータで駆
    動される複数の出力軸を有し、多軸タップ機として使用
    可能であることを特徴とする請求項1記載のタッピング
    ユニット。
  3. 【請求項3】 作業機械がプレス機械であって、前記プ
    レス機械はその主軸の回転を検出するパルスエンコーダ
    を有するとともに、駆動ユニットはパルス制御モータを
    駆動源として有し、前記モータは、タップ刃の回転角度
    と軸方向位置が前記主軸の回転と対応するように、前記
    パルスエンコーダが発するパルス信号に基づいて絶対値
    制御されることを特徴とする請求項1記載のタッピング
    ユニット。
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