JP3466473B2 - 機器用リモコンシステム - Google Patents

機器用リモコンシステム

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JP3466473B2
JP3466473B2 JP12937098A JP12937098A JP3466473B2 JP 3466473 B2 JP3466473 B2 JP 3466473B2 JP 12937098 A JP12937098 A JP 12937098A JP 12937098 A JP12937098 A JP 12937098A JP 3466473 B2 JP3466473 B2 JP 3466473B2
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憲志 板垣
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、リモコンと、リモ
コンからの送信信号に応答動作する受信手段と、受信手
段からの信号などに応答動作するディスプレイを付属し
ているまたは付属することが可能な機器とからなる機器
用リモコンシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の技術に係わるこの種の機器用リモ
コンシステムの一例であるパーソナルコンピュータ(以
下、パソコンと略称する)用テレビチューナシステムに
ついて、図13〜図16に示す。図13は、従来例の前
記ディスプレイを付属しているまたは付属することが可
能な機器の一例であるパソコンと、前記受信手段の一例
であるテレビチューナと、前記リモコンの一例である赤
外線リモコンとを組み合わせて構成されたパソコン用テ
レビチューナシステムの概略的構成を示すブロック回路
図である。
【0003】また、図14は、従来例のパソコン用テレ
ビチューナシステムにおける赤外線リモコンの概略的構
成を示すブロック回路図である。また、図15は、従来
例のパソコン用テレビチューナシステムにおけるテレビ
チューナの概略的構成を示すブロック回路図である。ま
た、図16は、従来例のパソコン用テレビチューナシス
テムにおける赤外線リモコンの操作キー配列の一例を示
す概略の平面図である。以下、図13〜図16を用いて
従来例の技術を説明する。
【0004】図13の従来例のパソコン用テレビチュー
ナシステムは以下の構成からなる。なお、図13におい
て、実線矢印は電気信号の流れ、点線矢印は赤外線を媒
体とした信号の流れを示す。
【0005】各放送局から送られて来たテレビ電波はア
ンテナ71により受信される。受信された信号rはテレ
ビチューナ70により希望する放送局の信号が選局され
て増幅・復調された後、映像出力端子72より映像信号
pが、また、音声出力端子73より音声信号sがそれぞ
れパソコン90に対して出力される。映像信号pと音声
信号sとは、パソコン90の映像入力端子91と音声入
力端子92とにそれぞれ入力され、A/D変換などの処
理を施される。そして、映像信号pはディスプレイ93
にテレビ映像として映し出され、音声信号sはパソコン
90に内蔵されている図示しないスピーカより出力され
る。
【0006】赤外線リモコン50よりテレビチューナ制
御信号がテレビチューナ70に対して赤外線を媒体とし
た赤外線信号IRで送信され、テレビチューナ70は受
信したテレビチューナ制御信号によりその動作が制御さ
れる。その制御内容としては、例えば、テレビチューナ
70における電源のオンオフ制御、テレビチャンネルの
選局制御、音量の増減制御などがある。
【0007】図14の従来例の赤外線リモコン50は以
下の構成からなる。赤外線リモコン50において、使用
者がキー入力部52の複数の操作キーの中から任意に選
択した操作キーを押すと、マイクロコンピュータ51
は、押された操作キーに該当するデータaをドライブト
ランジスタ53のベースに出力する。ドライブトランジ
スタ53は入力されたデータaに基づいてドライブさ
れ、発光ダイオード54が点滅動作し、テレビチューナ
制御信号がテレビチューナ70に対して赤外線を媒体と
した赤外線信号IRで送信される。なお、上記回路の電
源は電池55より供給される。
【0008】図15の従来例のテレビチューナ70は以
下の構成からなる。テレビチューナ70において、アン
テナ71より受信されたテレビ信号rはチューナ回路7
4に入力される。そして、チューナ回路74によって選
局されたチャンネルの中間周波信号ifに変換された
後、中間周波増幅検波回路(以下IF増幅検波回路と略
称する)75にて増幅、検波され、映像信号pと音声信
号sとなる。映像信号pは、オンスクリーンディスプレ
イ回路(以下OSD回路と略称する)76を通って、ア
ルファベット、数字、文字などと合成されて映像信号
p'となり、映像出力端子72よりパソコン90に対し
て出力される。また、音声信号sは、音声出力端子73
よりパソコン90に対して出力される。
【0009】一方、赤外線リモコン50からの赤外線信
号IRは、リモコン受光部77によって電気信号cに変
換されて、マイクロコンピュータ78に入力される。マ
イクロコンピュータ78は、信号cがテレビチューナ制
御信号のチャンネル選局であれば、チューナ回路74に
チャンネル選局データbを出力すると共に、OSD回路
76にチャンネル数字データdを出力し、選局したチャ
ンネルはディスプレイ93の画面上に表示される。
【0010】図16は、従来例の赤外線リモコン50の
操作キー配列の一例を示す概略の平面図である。赤外線
リモコン50において、キー入力部52は、チャンネル
選局、音量操作、電源操作などのテレビチューナ70を
制御するための操作キー52群で構成されている。テレ
ビチューナ70を制御するための操作キー52群におい
て、「0」から「9」までは、チャンネル選局をするた
めのものであり、一例として、テレビ放送の10チャン
ネルを選局する場合は、「1」「0」と押せばよい。音
量制御は「▲」「▼」で行い、音を大きくしたい場合は
「▲」を押し、音を小さくしたい場合は「▼」を押せば
よい。また、テレビチューナ70の電源オンオフ制御は
「電源」で行い、「電源」を押すたびにテレビチューナ
70の電源はオンオフする。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これら
従来技術の機器用リモコンシステムの一例であるパソコ
ン用テレビチューナシステムは、次のような問題点があ
る。
【0012】システム間を相互にケーブルで接続し、メ
ッセージをインターネットやイントラネットを介して電
子メールの形で送受信することが一般に行われている。
しかし、パソコンの操作に不慣れな人が電子メールでの
メッセージ送信を行うことは、大変な労力と時間を費や
すことになる。パソコンの熟練者であっても、パソコン
本来の作業をしている最中に、その作業を中断してまで
メッセージを送信する作業を行うことは面倒なことであ
るし、作業能率の大幅な低下を招くことになる。 ま
た、メッセージを送信する操作を行った場合、現在の時
刻で即時にメッセージは伝達されるため、現在時刻より
未来の任意時刻にメッセージを伝達したい場合は、任意
時刻まで待ってから、メッセージを送信するための操作
を行うことが必要であり、大変不便であった。例えば、
現在時刻が午前9時であり、未来の午前10時にメッセ
ージを伝達したい場合は、午前10時になるまで待って
からメッセージを送信する操作を行う必要がある。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明の機器用リモコン
システムは、リモコンと、リモコンからの送信信号に応
答動作する受信手段と、受信手段からの信号などに応答
動作するディスプレイを付属しているまたは付属するこ
とが可能な機器とからなる機器用リモコンシステムにお
いて、前記リモコンは、時計手段と、メッセージをディ
スプレイにオン スクリーン表示する時刻としての表示時
刻を設定するメッセージ表示時刻設定手段と、メッセー
ジ記憶手段と、該表示時刻に基づきメッセージをメッセ
ージ記憶手段から読み出して送信するメッセージ送信手
段と、メッセージをメッセージ記憶手段に記憶させると
ともに、その記憶させたメッセージ及び表示時刻情報を
予め送信するメッセージ及び表示時刻送信手段とを備
え、前記受信手段は、他の時計手段と、受信した上記メ
ッセージ及び表示時刻情報を記憶するメッセージ及び表
示時刻記憶手段と、受信した表示時刻に基づき受信した
メッセージを前記ディスプレイにオンスクリーン表示す
るメッセージ表示手段とを備え、表示時刻をリモコンと
受信手段の両方で計測し、表示時刻になると受信手段は
メッセージをディスプレイにオンスクリーン表示すると
同時に重複してメッセージをリモコンより受信手段に送
信することを特徴とするものである。
【0014】また、本発明の機器用リモコンシステムに
おいて、前記受信手段は、メッセージ及び表示時刻情報
を受信したときに応答信号を送信する応答信号送信手段
を備え、前記リモコンは、該応答信号受信手段と、該応
答信号を受信しない限り同一のメッセージ及び表示時刻
情報を受信手段に対して繰り返し送信する繰り返し送信
手段とを備えたことを特徴とするものである。
【0015】また、本発明の機器用リモコンシステムに
おいて、前記リモコンは、メッセージ表示時刻をクリア
し、即時にメッセージを送信する即時送信手段を備えた
ことを特徴とするものである。
【0016】また、本発明の機器用リモコンシステムに
おいて、前記ディスプレイを付属しているまたは付属す
ることが可能な機器が、パーソナルコンピュータである
ことを特徴とするものである。
【0017】また、本発明の機器用リモコンシステムに
おいて、前記受信手段がテレビチューナであり、該テレ
ビチューナで受信したテレビ放送番組が機器に付属のま
たは付属可能なディスプレイに表示可能に構成されてい
ることを特徴とするものである。
【0018】
【発明の実施の形態】本発明に係わる機器用リモコンシ
ステムの一実施の形態よりなるパソコン用テレビチュー
ナのリモコンシステムについて、図1〜図12に示す。
【0019】図1は、本発明の実施の形態に係わる機器
用リモコンシステムよりなるパソコン用テレビチューナ
のリモコンシステムの前記ディスプレイを付属している
または付属することが可能な機器の一例であるパソコン
と、前記受信手段の一例であるテレビチューナと、前記
リモコンの一例である赤外線リモコンとを組み合わせて
構成されたパソコン用テレビチューナのリモコンシステ
ムの概略的構成を示すブロック回路図である。
【0020】また、図2は、本発明の実施の形態に係わ
る機器用リモコンシステムよりなるパソコン用テレビチ
ューナのリモコンシステムにおける赤外線リモコンの概
略的構成を示すブロック回路図である。
【0021】また、図3は、本発明の実施の形態に係わ
る機器用リモコンシステムよりなるパソコン用テレビチ
ューナのリモコンシステムにおけるテレビチューナの概
略的構成を示すブロック回路図である。
【0022】また、図4は、本発明の実施の形態に係わ
る機器用リモコンシステムよりなるパソコン用テレビチ
ューナのリモコンシステムにおける赤外線リモコンの操
作キー配列の一例を示す概略の平面図である。
【0023】また、図5は、本発明の実施の形態に係わ
る機器用リモコンシステムよりなるパソコン用テレビチ
ューナのリモコンシステムにおけるテレビチューナの外
観構成図である。
【0024】また、図6は、本発明の実施の形態の機器
用リモコンシステムとしてのパソコン用テレビチューナ
のリモコンシステムにおける赤外線リモコン側の動作を
参考例として説明したフローチャートである。
【0025】また、図7は、本発明の実施の形態の機器
用リモコンシステムとしてのパソコン用テレビチューナ
のリモコンシステムにおけるテレビチューナ側の動作を
参考例として説明したフローチャートである。
【0026】また、図8は、本発明の実施の形態の機器
用リモコンシステムパソコン用テレビチューナのリモコ
ンシステムにおける赤外線リモコン側の動作を他の参考
例として説明したフローチャートである。
【0027】また、図9は、本発明の実施の形態の機器
用リモコンシステムの一実施の形態よりなるパソコン用
テレビチューナのリモコンシステムにおけるテレビチュ
ーナ側の動作を説明したフローチャートである。
【0028】また、図10と図11は、本発明の実施の
形態の機器用リモコンシステムの一実施の形態よりなる
パソコン用テレビチューナのリモコンシステムにおける
赤外線リモコン側の動作を説明したフローチャートであ
る。なお、本発明の実施の形態の機器用リモコンシステ
ムよりなるパソコン用テレビチューナのリモコンシステ
ムにおけるテレビチューナ側の動作を説明したフローチ
ャートは、前記図9と同じである。
【0029】また、図12は、本発明の実施の形態に係
わる機器用リモコンシステムよりなるパソコン用テレビ
チューナのリモコンシステムにおけるパソコン側の動作
を説明するためのディスプレイ表示状態図である。
【0030】図1〜図7は、本発明の実施の形態に係わ
る機器用リモコンシステムよりなるパソコン用テレビチ
ューナのリモコンシステムに関する図である。
【0031】図1の本発明のパソコン用テレビチューナ
のリモコンシステムは以下の構成からなる。なお、図1
において、実線矢印は電気信号の流れ、点線矢印は赤外
線を媒体とした信号の流れを示す。本発明は、図13に
示す従来例と比較し、赤外線リモコンとテレビチューナ
との間で赤外線信号が双方向に送受信可能となっている
点が異なる。各放送局から送られて来たテレビ電波はア
ンテナ21により受信される。受信された信号rはテレ
ビチューナ20により希望する放送局の信号が選局され
て増幅・復調された後、映像出力端子22より映像信号
pが、また、音声出力端子23より音声信号sがそれぞ
れパソコン40に対して出力される。映像信号pと音声
信号sとは、パソコン40の映像入力端子41と音声入
力端子42とにそれぞれ入力され、A/D変換などの処
理を施される。そして、映像信号pはディスプレイ43
にテレビ映像として映し出され、音声信号sはパソコン
40に内蔵されている図示しないスピーカより出力され
る。
【0032】赤外線リモコン10よりテレビチューナ制
御信号及びメッセージ信号がテレビチューナ20に対し
て赤外線を媒体とした赤外線信号IR1で送信され、テ
レビチューナ20は受信したテレビチューナ制御信号に
よりその動作が制御される。その制御内容としては、例
えば、テレビチューナ20における電源のオンオフ制
御、テレビチャンネルの選局制御、音量の増減制御など
がある。また、テレビチューナ20は受信したメッセー
ジ信号のメッセージを前記テレビ映像と共にディスプレ
イ43にオンスクリーン表示する。また、テレビチュー
ナ20より応答信号が赤外線リモコン10に対して赤外
線を媒体とした赤外線信号IR2で送信され、赤外線リ
モコン10は応答信号を受信することにより、赤外線リ
モコン10の赤外線信号IR1がテレビチューナ20側
で受信されたことを確認する。
【0033】上記において、赤外線リモコン10が特許
請求の範囲にいう「リモコン」に、テレビチューナ20
が特許請求の範囲にいう「受信手段」に、パソコン40
とディスプレイ43が特許請求の範囲にいう「機器」
に、それぞれ該当する。
【0034】図2の本発明の赤外線リモコン10は以下
の構成からなる。本発明は、図14に示す従来例と比較
し、リモコン受光部16、メモリ回路17、時計回路1
8、表示部19が追加されている点が異なる。赤外線リ
モコン10において、使用者がキー入力部12の複数の
操作キーの中から任意に選択した操作キーを押すと、マ
イクロコンピュータ11は、押された操作キーに該当す
るデータaをドライブトランジスタ13のベースに出力
する。ドライブトランジスタ13は入力されたデータa
に基づいてドライブされ、発光ダイオード14が点滅動
作し、テレビチューナ制御信号及びメッセージ信号など
がテレビチューナ20に対して赤外線を媒体とした赤外
線信号IR1で送信される。リモコン受光部16はテレ
ビチューナ20からの赤外線信号IR2を受信し電気信
号eに変換してマイクロコンピュータ11に入力する。
また、使用者は送信したいメッセージと表示時刻をキー
入力部12より入力する。メモリ回路17は表示時刻ま
でメッセージを格納するためのもの、時計回路18は現
在時刻を計測するためのものであり、現在時刻及び表示
時刻は表示部19に表示される。そして、上記回路の電
源は電池15より供給される。
【0035】図3の本発明のテレビチューナ20は以下
の構成からなる。本発明は、図15に示す従来例と比較
し、リモコン送信部29、メモリ回路30、時計回路3
1が追加されている点が異なる。テレビチューナ20に
おいて、アンテナ21より受信されたテレビ信号rはチ
ューナ回路24に入力される。そして、チューナ回路2
4によって選局されたチャンネルの中間周波信号ifに
変換された後、IF増幅検波回路25にて増幅、検波さ
れ、映像信号pと音声信号sとなる。映像信号pは、O
SD回路26を通って、アルファベット、数字、文字な
どと合成されて映像信号p'となり、映像出力端子22
よりパソコン40に対して出力される。また、音声信号
sは、音声出力端子23よりパソコン40に対して出力
される。
【0036】一方、赤外線リモコン10からの赤外線信
号IR1は、リモコン受光部27によって電気信号cに
変換されて、マイクロコンピュータ28に入力される。
マイクロコンピュータ28は、信号cがテレビチューナ
制御信号のチャンネル選局であれば、チューナ回路24
にチャンネル選局データbを出力すると共に、OSD回
路26にチャンネル数字データdを出力し、選局したチ
ャンネルをディスプレイ43の画面上に表示される。ま
た、信号cがメッセージ信号であれば、マイクロコンピ
ュータ28はそのメッセージに係わる数字や文字データ
dを出力し、OSD回路26は入力されたデータdに基
づいて数字や文字、アルファベットなどの信号を生成
し、それをIF増幅検波回路25から入力した映像信号
pと合成して、合成の映像信号p'として映像出力端子
22よりパソコン40に対して出力される。そして、メ
ッセージは、パソコン40のディスプレイ43に表示さ
れる。リモコン送信部29はマイクロコンピュータ28
から出力される電気信号fを赤外線信号IR2に変換
し、赤外線リモコン10に対して送信する。メモリ回路
30は表示時刻まで受信したメッセージを格納するため
のもの、時計回路31は現在時刻を計測するためのもの
である。
【0037】図4(a)は、本発明の赤外線リモコン1
0の操作キー配列の一例を示す概略の平面図、図4
(b)は、本発明の赤外線リモコン10の表示部19の
他の表示例を示す平面図である。
【0038】図4(a)の本発明の赤外線リモコン10
は以下の構成からなる。本発明は、図16に示す従来例
と比較し、キー入力部12の操作キー12c群、表示部
19が追加されている点が異なる。赤外線リモコン10
において、キー入力部12は、チャンネル選局、音量操
作、電源操作などのテレビチューナ20を制御するため
の操作キー12a群と、電話、来客、会議、呼出などの
メッセージを送信するための操作キー12b群と、現在
時刻、表示時刻、即時表示などを設定するための操作キ
ー12c群とで構成されている。テレビチューナ20を
制御するための操作キー12a群において、「0」から
「9」までは、チャンネル選局をするためのものであ
り、一例として、テレビ放送の10チャンネルを選局す
る場合は、「1」「0」と押せばよい。音量制御は
「▲」「▼」で行い、音を大きくしたい場合は「▲」を
押し、音を小さくしたい場合は「▼」を押せばよい。ま
た、テレビチューナ20の電源オンオフ制御は「電源」
で行い、「電源」を押すたびにテレビチューナ20の電
源はオンオフする。メッセージを送信するための操作キ
ー12b群において、「電話」を押すと電話がかかって
きたことがメッセージ表示される。「来客」を押すと来
客があったことがメッセージ表示される。「会議」を押
すと会議が始まることがメッセージ表示される。また、
「呼出」を押すと呼び出しがあることがメッセージ表示
される。時刻などを設定するための操作キー12c群に
おいて、テレビチューナ20の時計回路31の現在時刻
設定は、「現在時刻」を押し、時刻調整は操作キー12
a群の時刻「▲」「▼」で行う。メッセージ表示時刻設
定は、「表示時刻」を押し、時刻調整は操作キー12a
群の時刻「▲」「▼」で行う。メッセージを即時に送信
したいときは、「即時表示」を押してからメッセージを
送信するための操作キー12b群より該当する操作キー
を押せばよい。このとき、表示部19の表示は図4
(b)に示すように、表示時刻は−−:−−と表示され
る。
【0039】「メッセージを即時に送信する」とは、例
えば、メッセージを送信するための操作キー12b群よ
り該当するキーを押すと、テレビチューナ20を制御す
るための操作キー12a群を押した場合に、テレビチュ
ーナ20の制御データが赤外線リモコン10よりテレビ
チューナ20に伝達され、テレビチューナ20のチャン
ネル、音量、電源等の制御が行われるのと同じ速さで、
操作キー12b群の該当するメッセージが赤外線リモコ
ン10より、テレビチューナ20に伝達され、ディスプ
レイ43にメッセージが表示されることを言う。
【0040】図5の本発明のテレビチューナ20は以下
の構成からなる。テレビチューナ20は、アンテナ21
を備えているとともに、図3のリモコン受光部27に対
応して赤外線データ受信窓32と、図3のリモコン送信
部29に対応して赤外線データ送信窓33を備えてい
る。映像出力/音声出力ケーブル34は、テレビチュー
ナ20とパソコン40とを接続して、テレビチューナ2
0の映像出力と音声出力をパソコン40に伝達するため
のものである。
【0041】前記図2と図4の本発明の赤外線リモコン
10において、時計回路18が特許請求の範囲にいう
「時計手段」に、キー入力部12が特許請求の範囲にい
う「メッセージ表示時刻設定手段」に、メモリ回路17
が特許請求の範囲にいう「メッセージ記憶手段」に、発
光ダイオード14が特許請求の範囲にいう「メッセージ
送信手段」「メッセージ及び表示時刻送信手段」「繰り
返し送信手段」「即時送信手段」に、リモコン受光部1
6が「応答信号受信手段」に、それぞれ該当する。
【0042】また、前記図3と図5の本発明のテレビチ
ューナ20において、時計回路31が特許請求の範囲に
いう「時計手段」に、メモリ回路30が特許請求の範囲
にいう「メッセージ及び表示時刻記憶手段」に、OSD
回路26が特許請求の範囲にいう「メッセージ表示手
段」に、リモコン送信部29が特許請求の範囲にいう
「応答信号送信手段」に、それぞれ該当する。
【0043】以下に、本発明の上記のそれぞれの手段に
ついて、表示時刻を赤外線リモコン10側で計測し、表
示時刻になるとメッセージを赤外線リモコン10よりテ
レビチューナ20に送信し、ディスプレイ43に表示す
る場合(第1の参考例)、メッセージと表示時刻とを赤
外線リモコン10よりテレビチューナ20に送信し、表
示時刻をテレビチューナ20側で計測し、表示時刻にな
るとメッセージをディスプレイ43に表示する場合(後
述する第2の参考例)、メッセージと表示時刻とを赤外
線リモコン10よりテレビチューナ20に送信し、表示
時刻を赤外線リモコン10側とテレビチューナ20側の
両方で計測し、表示時刻になるとテレビチューナ20は
メッセージをディスプレイ43に表示すると同時に重複
してメッセージを赤外線リモコン10よりテレビチュー
ナ20に送信する場合(後述する本発明の実施の形態)
3つを示してさらに詳細に説明する。
【0044】第1の参考例について図6と図7を用いて
説明する。図6は赤外線リモコン10のマイクロコンピ
ュータ11の動作を説明したフローチャートである。
【0045】ステップS101において、キー入力部1
2の操作キーが押されているかチェックする。操作キー
が押されていればステップS102に進み、押された操
作キーがテレビチューナ20を制御するための操作キー
12a群であるかチェックする。押された操作キーがテ
レビチューナ20を制御するための操作キー12a群で
あればステップS103に進み、押された操作キーに該
当するテレビチューナ制御データを送信後ステップS1
01に戻る。
【0046】ステップS102において、押された操作
キーがテレビチューナ20を制御するための操作キー1
2a群でなければステップS110に進み、押された操
作キーがメッセージを送信するための操作キー12b群
であるかチェックする。押された操作キーがメッセージ
を送信するための操作キー12b群であれば、ステップ
S111に進み、表示部19に表示時刻があるかチェッ
クし、あればステップS112に進み、押された操作キ
ーに該当するメッセージデータをメモリ回路17に格納
後ステップS101に戻る。ステップS111におい
て、表示部19に表示時刻がなければ(−−:−−)ス
テップS114に進み、押された操作キーに該当するメ
ッセージデータを発光ダイオード14より送信後、テレ
ビチューナ20からの応答信号をリモコン受光部16が
受信したかをチェックし、応答信号を受信するまで同じ
メッセージデータを発光ダイオード14より繰り返し送
信する。応答信号を受信すればステップS101に戻
る。
【0047】ステップS110において、押された操作
キーがメッセージを送信するための操作キー12b群で
なければステップS120に進み、押された操作キーが
「現在時刻」であるかチェックする。押された操作キー
が「現在時刻」であればステップS121に進み、操作
キー12a群の時刻「▲」「▼」で時計回路18の時刻
を設定後ステップS101に戻る。ステップS120に
おいて、押された操作キーが「現在時刻」でなければス
テップS122に進み、押された操作キーが「表示時
刻」であるかチェックする。押された操作キーが「表示
時刻」であればステップS123に進み、操作キー12
a群の時刻「▲」「▼」で表示時刻を設定後ステップS
101に戻る。ステップS122において、押された操
作キーが「表示時刻」でなければステップS124に進
み、押された操作キーが「即時表示」であるかチェック
する。押された操作キーが「即時表示」であれば、ステ
ップS125に進み、表示部19の表示時刻はクリア
(−−:−−)される。
【0048】ステップS101において、キー入力部1
2の操作キーが押されているかチェックし、操作キーが
押されていなければステップS130に進み、表示部1
9に表示時刻があるかチェックする。表示部19に表示
時刻があればステップS131に進み、表示時刻がクリ
ア(−−:−−)されていればステップS101に戻
る。ステップS131において、時計回路18の現在時
刻と表示部19の表示時刻が一致しているか比較し、現
在時刻と表示時刻が一致すれば、ステップS132に進
み、一致していなければステップS101に戻る。ステ
ップS132において、ステップ112でメモリ回路1
7に格納したメッセージデータを読みだし、ステップS
114に進み、読み出したメッセージデータを発光ダイ
オード14より送信後、テレビチューナ20からの応答
信号をリモコン受光部16が受信したかをチェックし、
応答信号を受信するまで同じメッセージデータを発光ダ
イオード14より繰り返し送信する。応答信号を受信す
ればステップS101に戻る。
【0049】図7はテレビチューナ20のマイクロコン
ピュータ28の動作を説明したフローチャートである。
【0050】ステップS151において、リモコン受光
部27が赤外線リモコン10からのデータを受信したか
をチェックする。データを受信していればステップS1
52に進み、受信データがテレビチューナ20の制御デ
ータであるかチェックする。受信データがテレビチュー
ナ20の制御データであればステップS153に進み、
受信データに該当する操作をテレビチューナ20に対し
て実行し、OSD回路26によって実行内容をディスプ
レイ43に表示後ステップS154に進み、リモコン送
信部29より赤外線リモコン10に対して応答信号を送
信後、ステップS151に戻る。
【0051】ステップS152において、受信データが
テレビチューナ20の制御データでなければステップS
160に進み、受信データがメッセージデータであるか
チェックする。受信データがメッセージデータであれば
ステップS161に進み、OSD回路26によって受信
データに該当するメッセージをディスプレイ43に表示
後ステップS154に進み、リモコン送信部29より赤
外線リモコン10に対して応答信号を送信後、ステップ
S151に戻る。
【0052】ステップS160において、受信データが
メッセージデータでなければステップS151に戻る。
【0053】図8〜図9は、機器用リモコンシステムよ
りなるパソコン用テレビチューナのリモコンシステムに
関する図である。
【0054】本発明の第2の参考例について図8と図9
を用いて説明する。図8は赤外線リモコン10のマイク
ロコンピュータ11の動作を説明したフローチャートで
ある。
【0055】ステップS201において、キー入力部1
2の操作キーが押されているかチェックする。操作キー
が押されていればステップS202に進み、押された操
作キーがテレビチューナ20を制御するための操作キー
12a群であるかチェックする。押された操作キーがテ
レビチューナ20を制御するための操作キー12a群で
あればステップS203に進み、押された操作キーに該
当するテレビチューナ制御データを送信後ステップS2
01に戻る。
【0056】ステップS202において、押された操作
キーがテレビチューナ20を制御するための操作キー1
2a群でなければステップS210に進み、押された操
作キーがメッセージを送信するための操作キー12b群
であるかチェックする。押された操作キーがメッセージ
を送信するための操作キー12b群であれば、ステップ
S211に進み、表示部19に表示時刻があるかチェッ
クし、あればステップS213に進み、押された操作キ
ーに該当するメッセージデータと表示部19の表示時刻
データとを発光ダイオード14より送信後、テレビチュ
ーナ20からの応答信号をリモコン受光部16が受信し
たかをチェックし、応答信号を受信するまで同じメッセ
ージデータと表示時刻データとを発光ダイオード14よ
り繰り返し送信する。応答信号を受信すればステップS
201に戻る。ステップS211において、表示部19
に表示時刻がなければ(−−:−−)ステップS214
に進み、押された操作キーに該当するメッセージデータ
を発光ダイオード14より送信後、テレビチューナ20
からの応答信号をリモコン受光部16が受信したかをチ
ェックし、応答信号を受信するまで同じメッセージデー
タを発光ダイオード14より繰り返し送信する。応答信
号を受信すればステップS201に戻る。
【0057】ステップS210において、押された操作
キーがメッセージを送信するための操作キー12b群で
なければステップS220に進み、押された操作キーが
「現在時刻」であるかチェックする。押された操作キー
が「現在時刻」であればステップS221に進み、操作
キー12a群の時刻「▲」「▼」で時計回路18の時刻
を設定後ステップS201に戻る。ステップS220に
おいて、押された操作キーが「現在時刻」でなければス
テップS222に進み、押された操作キーが「表示時
刻」であるかチェックする。押された操作キーが「表示
時刻」であればステップS223に進み、操作キー12
a群の時刻「▲」「▼」で表示時刻を設定後ステップS
201に戻る。ステップS222において、押された操
作キーが「表示時刻」でなければステップS224に進
み、押された操作キーが「即時表示」であるかチェック
する。押された操作キーが「即時表示」であればステッ
プS225に進み、表示部19の表示時刻はクリア(−
−:−−)される。
【0058】図9はテレビチューナ20のマイクロコン
ピュータ28の動作を説明したフローチャートである。
【0059】ステップS251において、リモコン受光
部27が赤外線リモコン10からのデータを受信したか
をチェックする。データを受信していればステップS2
52に進み、受信データがテレビチューナ20の制御デ
ータであるかチェックする。受信データがテレビチュー
ナ20の制御データであればステップS253に進み、
受信データに該当する操作をテレビチューナ20に対し
て実行し、OSD回路26によって実行内容をディスプ
レイ43に表示後ステップS254に進み、リモコン送
信部29より赤外線リモコン10に対して応答信号を送
信後、ステップS251に戻る。
【0060】ステップS252において、受信データが
テレビチューナ20の制御データでなければステップS
260に進み、受信データがメッセージデータであるか
チェックする。受信データがメッセージデータであれば
ステップS261に進み、OSD回路26によって受信
データに該当するメッセージをディスプレイ43に表示
後ステップS254に進み、リモコン送信部29より赤
外線リモコン10に対して応答信号を送信後、ステップ
S251に戻る。
【0061】ステップS260において、受信データが
メッセージデータでなければステップS270に進み、
受信データがメッセージと表示時刻データであるかチェ
ックする。受信データがメッセージと表示時刻データで
あればステップS271に進み、受信したメッセージと
表示時刻データをメモリ回路30に格納後、ステップS
254に進み、リモコン送信部29より赤外線リモコン
10に対して応答信号を送信後、ステップS251に戻
る。
【0062】ステップS251において、リモコン受光
部27が赤外線リモコン10からのデータを受信してい
なければステップS280に進み、メモリ回路30に表
示時刻データがあるかチェックする。メモリ回路30に
表示時刻データがあればステップS281に進み、メモ
リ回路30に表示時刻データがなければステップS25
1に戻る。ステップS281において、時計回路31の
現在時刻とメモリ回路30の表示時刻データの表示時刻
が一致しているか比較し、現在時刻と表示時刻が一致す
ればステップS282に進み、一致していなければステ
ップS251に戻る。ステップS282において、ステ
ップS271でメモリ回路30に格納したメッセージデ
ータを読み出し、ステップS283に進み、OSD回路
26によってメモリ回路30より読み出したメッセージ
データに該当するメッセージをディスプレイ43に表示
後ステップS254に進み、リモコン送信部29より赤
外線リモコン10に対して応答信号を送信後、ステップ
S251に戻る。
【0063】図9のテレビチューナ20のマイクロコン
ピュータ28の動作を説明したフローチャートにおい
て、時計回路31が特許請求の範囲にいう「時計手段」
に、ステップS271が特許請求の範囲にいう「メッセ
ージ及び表示時刻記憶手段」に、ステップS283が特
許請求の範囲にいう「メッセージ表示手段」に、ステッ
プS254が特許請求の範囲にいう「応答信号送信手
段」に該当する。
【0064】図10〜図11は、本発明の実施の形態に
係わる機器用リモコンシステムよりなるパソコン用テレ
ビチューナのリモコンシステムに関する図である。
【0065】本発明の実施の形態について図10と図1
1(図10の続き)と図9を用いて説明する。図10と
図11(図10の続き)は本発明の実施の形態の赤外線
リモコン10のマイクロコンピュータ11の動作を説明
したフローチャートである。
【0066】ステップS301において、キー入力部1
2の操作キーが押されているかチェックする。操作キー
が押されていればステップS302に進み、押された操
作キーがテレビチューナ20を制御するための操作キー
12a群であるかチェックする。押された操作キーがテ
レビチューナ20を制御するための操作キー12a群で
あればステップS203に進み、押された操作キーに該
当するテレビチューナ制御データを送信後ステップS3
01に戻る。
【0067】ステップS302において、押された操作
キーがテレビチューナ20を制御するための操作キー1
2a群でなければステップS310に進み、押された操
作キーがメッセージを送信するための操作キー12b群
であるかチェックする。押された操作キーがメッセージ
を送信するための操作キー12b群であれば、ステップ
S311に進み、表示部19に表示時刻があるかチェッ
クし、あればステップS312に進み、押された操作キ
ーに該当するメッセージデータをメモリ回路17に格納
後ステップS313に進む。ステップS313におい
て、押された操作キーに該当するメッセージデータと表
示部19の表示時刻データとを発光ダイオード14より
送信後、テレビチューナ20からの応答信号をリモコン
受光部16が受信したかをチェックし、応答信号を受信
するまで同じメッセージデータと表示時刻データとを発
光ダイオード14より繰り返し送信する。応答信号を受
信すればステップS301に戻る。ステップS311に
おいて、表示部19に表示時刻がなければ(−−:−
−)ステップS314に進み、押された操作キーに該当
するメッセージデータを発光ダイオード14より送信
後、テレビチューナ20からの応答信号をリモコン受光
部16が受信したかをチェックし、応答信号を受信する
まで同じメッセージデータを発光ダイオード14より繰
り返し送信する。応答信号を受信すればステップS30
1に戻る。
【0068】ステップS310において、押された操作
キーがメッセージを送信するための操作キー12b群で
なければステップS320に進み、押された操作キーが
「現在時刻」であるかチェックする。押された操作キー
が「現在時刻」であればステップS321に進み、操作
キー12a群の時刻「▲」「▼」で時計回路18の時刻
を設定後ステップS301に戻る。ステップS320に
おいて、押された操作キーが「現在時刻」でなければス
テップS322に進み、押された操作キーが「表示時
刻」であるかチェックする。押された操作キーが「表示
時刻」であればステップS323に進み、操作キー12
a群の時刻「▲」「▼」で表示時刻を設定後ステップS
301に戻る。ステップS322において、押された操
作キーが「表示時刻」でなければステップS324に進
み、押された操作キーが「即時表示」であるかチェック
する。押された操作キーが「即時表示」であれば、ステ
ップS325に進み、表示部19の表示時刻はクリア
(−−:−−)される。
【0069】ステップS301において、キー入力部1
2の操作キーが押されているかチェックし、操作キーが
押されていなければステップS330に進み、表示部1
9に表示時刻があるかチェックする。表示部19に表示
時刻があればステップS331に進み、表示時刻がクリ
ア(−−:−−)されていればステップS301に戻
る。ステップS331において、時計回路18の現在時
刻と表示部19の表示時刻が一致しているか比較し、現
在時刻と表示時刻が一致すれば、ステップS332に進
み、一致していなければステップS301に戻る。ステ
ップS332において、ステップ312でメモリ回路1
7に格納したメッセージデータを読みだし、ステップS
314に進み、読み出したメッセージデータを発光ダイ
オード14より送信後、テレビチューナ20からの応答
信号をリモコン受光部16が受信したかをチェックし、
応答信号を受信するまで同じメッセージデータを発光ダ
イオード14より繰り返し送信する。応答信号を受信す
ればステップS301に戻る。
【0070】図10と図11(図10の続き)の本発明
の実施の形態の赤外線リモコン10のマイクロコンピュ
ータ11の動作を説明したフローチャートにおいて、時
計回路18が特許請求の範囲にいう「時計手段」に、ス
テップS322→S323が特許請求の範囲にいう「メ
ッセージ表示時刻設定手段」に、ステップS312が特
許請求の範囲にいう「メッセージ記憶手段」に、ステッ
プS314が特許請求の範囲にいう「メッセージ送信手
段」「応答信号受信手段」「繰り返し送信手段」に、ス
テップS313が特許請求の範囲にいう「メッセージ及
び表示時刻送信手段」「応答信号受信手段」「繰り返し
送信手段」に、ステップS324→S325とステップ
S311→S314とが特許請求の範囲にいう「即時送
信手段」に、それぞれ該当する。
【0071】本発明の実施の形態のテレビチューナ20
のマイクロコンピュータ28の動作を説明したフローチ
ャートは、前記図9と同じであるので説明を省略する。
【0072】図12は、前記第1の参考例及び第2の
考例及び本発明の実施の形態のパソコン40のディスプ
レイ43のオンスクリーン表示の一例である。テレビチ
ューナ20において、テレビチャンネルの選局制御がさ
れた場合、ディスプレイ43右上に選局されたチャンネ
ルが表示される。図12では、10チャンネルが選局さ
れたことを示している。また、音量の増減制御がされた
場合、ディスプレイ43左下に音量が数字と横バーで表
示される。図12では、音量が15に設定されているこ
とを示している。赤外線リモコン10から受信したメッ
セージは、ディスプレイ43の左上の点線の四角の領域
43aに表示される。このメッセージ表示領域43aに
は、図12の左横に示したように、メッセージデータの
内容に従って、『電話です』、『来客です』、『会議で
す』、『呼出です』といったメッセージが表示される。
【0073】また、上記の実施の形態では、機器として
代表的なパソコン40を取り上げたが、これに限定する
必要はなく、ワープロ専用機やパーソナル情報処理端末
などに適用してもよい。ディスプレイ43は、機器の本
体と一体型のものでもよいし、着脱自在なタイプのもの
であってもよい。さらに、上記の実施の形態では、受信
手段としてテレビチューナ20を取り上げ、ディスプレ
イ43にテレビ画面を表示できるようにしたが、このよ
うな機能がなくても、オンスクリーン機能をもつ受信手
段であればどのような型式のものであってもよい。ま
た、上記の形態では、リモコンとして代表的な赤外線リ
モコンを用いたが、これに限定する必要はなく、電波や
超音波を利用するリモコンであってもよい。
【0074】なお、上記機器用リモコンシステムを、
「リモコンと、リモコンからの送信信号に応答動作する
受信手段と、受信手段からの信号などに応答動作するデ
ィスプレイを付属しているまたは付属することが可能な
機器とからなる機器用リモコンシステムにおいて、前記
リモコンは、メッセージ表示時刻設定手段と、メッセー
ジ及び表示時刻情報を送信するメッセージ及び表示時刻
送信手段を備え、前記受信手段は、時計手段と、メッセ
ージ及び表示時刻記憶手段と、受信した表示時刻に基づ
き受信したメッセージを前記ディスプレイにオンスクリ
ーン表示するメッセージ表示手段とを備えた機器用リモ
コンシステム」のように構成することもできる。
【0075】これにより、あらかじめリモコンよりメッ
セージとメッセージを表示する現在時刻より未来の任意
時刻を受信手段に送信し、受信手段において、受信した
設定時刻になると受信したメッセージを自動的にディス
プレイに表示するため、任意時刻に確実にメッセージを
伝達できる。
【0076】
【発明の効果】本発明の機器用リモコンシステムは、リ
モコンと、リモコンからの送信信号に応答動作する受信
手段と、受信手段からの信号などに応答動作するディス
プレイを付属しているまたは付属することが可能な機器
とからなる機器用リモコンシステムにおいて、前記リモ
コンは、時計手段と、メッセージをディスプレイにオン
スクリーン表示する時刻としての表示時刻を設定する
ッセージ表示時刻設定手段と、メッセージ記憶手段と、
該表示時刻に基づきメッセージをメッセージ記憶手段か
ら読み出して送信するメッセージ送信手段と、メッセー
ジをメッセージ記憶手段に記憶させるとともに、その記
憶させたメッセージ及び表示時刻情報を予め送信するメ
ッセージ及び表示時刻送信手段とを備え、前記受信手段
は、他の時計手段と、受信した上記メッセージ及び表示
時刻情報を記憶するメッセージ及び表示時刻記憶手段
と、受信した表示時刻に基づき受信したメッセージを前
記ディスプレイにオンスクリーン表示するメッセージ表
示手段とを備え、表示時刻をリモコンと受信手段の両方
で計測し、表示時刻になると受信手段はメッセージをデ
ィスプレイにオンスクリーン表示すると同時に重複して
メッセージをリモコンより受信手段に送信することを特
徴とするものである。
【0077】従って、リモコンよりメッセージを送信す
る時刻を、現在時刻より未来の任意時刻に設定でき、設
定時刻にリモコンよりメッセージが受信手段に対して自
動的に送信されるため、任意時刻に確実にメッセージを
伝達できる。加えて、あらかじめリモコンよりメッセー
ジとメッセージを表示する現在時刻より未来の任意時刻
を受信手段に送信し、受信手段において、受信した設定
時刻になると受信したメッセージを自動的にディスプレ
イに表示するため、任意時刻に確実にメッセージを伝達
できる。すなわち、重複してメッセージを伝達するた
め、より確実にメッセージを伝達できる。
【0078】本発明の機器用リモコンシステムにおい
て、前記受信手段は、メッセージ及び表示時刻情報を受
信したときに応答信号を送信する応答信号送信手段を備
え、前記リモコンは、該応答信号受信手段と、該応答信
号を受信しない限り同一のメッセージ及び表示時刻情報
を受信手段に対して繰り返し送信する繰り返し送信手段
とを備えたことを特徴とするものである。
【0079】従って、1回限りの送信あるいは少数回の
送信に比べて、リモコンからのメッセージを確実に受信
手段に伝達することができる。加えて、リモコンは受信
手段より応答信号を受信するまでの必要最小限の回数し
かメッセージを送信しないため、リモコンの消費電流の
低減を図ることができ、リモコンの電源として電池を使
用の場合、電池の寿命をのばすことができる。
【0080】本発明の機器用リモコンシステムにおい
て、前記リモコンは、メッセージ表示時刻をクリアし、
即時にメッセージを送信する即時送信手段を備えたこと
を特徴とするものである。
【0081】従って、リモコンから受信手段に対して、
即時に確実にメッセージを伝達することができる。
【0082】本発明の機器用リモコンシステムにおい
て、前記ディスプレイを付属しているまたは付属するこ
とが可能な機器が、パーソナルコンピュータであること
を特徴とするものである。
【0083】従って、リモコンから受信手段に対して伝
達されたメッセージを受信手段は任意時刻にパーソナル
コンピュータに付属のディスプレイに確実に表示するこ
とができる。
【0084】本発明の機器用リモコンシステムにおい
て、前記受信手段がテレビチューナであり、該テレビチ
ューナで受信したテレビ放送番組が機器に付属のまたは
付属可能なディスプレイに表示可能に構成されているこ
とを特徴とするものである。
【0085】従って、リモコンから受信手段に対して伝
達されたメッセージを受信手段は任意時刻にテレビチュ
ーナで受信したテレビ放送番組の映像とともに前記ディ
スプレイに確実に表示することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態よりなるパソコン用テレビ
チューナのリモコンシステムの概略的構成を示すブロッ
ク回路図である。
【図2】本発明の実施の形態よりなるパソコン用テレビ
チューナのリモコンシステムにおける赤外線リモコンの
概略的構成を示すブロック回路図である。
【図3】本発明の実施の形態よりなるパソコン用テレビ
チューナのリモコンシステムにおけるテレビチューナの
概略的構成を示すブロック回路図である。
【図4】本発明の実施の形態よりなるパソコン用テレビ
チューナのリモコンシステムにおける赤外線リモコンの
操作キー配列の一例を示す概略の平面図である。
【図5】本発明の実施の形態よりなるパソコン用テレビ
チューナのリモコンシステムにおけるテレビチューナの
外観構成図である。
【図6】パソコン用テレビチューナのリモコンシステム
における赤外線リモコン側の動作を参考例として説明し
たフローチャートである。
【図7】パソコン用テレビチューナのリモコンシステム
におけるテレビチューナ側の動作を参考例として説明し
たフローチャートである。
【図8】パソコン用テレビチューナのリモコンシステム
における赤外線リモコン側の動作を他の参考例として
明したフローチャートである。
【図9】本発明の実施の形態のパソコン用テレビチュー
ナのリモコンシステムにおけるテレビチューナ側の動作
を説明したフローチャートである。
【図10】本発明の実施の形態のパソコン用テレビチュ
ーナのリモコンシステムにおける赤外線リモコン側の動
作を説明したフローチャートである。
【図11】本発明の実施の形態のパソコン用テレビチュ
ーナのリモコンシステムにおける赤外線リモコン側の動
作を説明したフローチャートである(図10の続き)。
【図12】本発明の実施の形態よりなるパソコン用テレ
ビチューナのリモコンシステムにおけるパソコン側の動
作を説明するためのディスプレイ表示状態図である。
【図13】従来例のパソコン用テレビチューナのリモコ
ンシステムの概略的構成を示すブロック回路図である。
【図14】従来例のパソコン用テレビチューナのリモコ
ンシステムにおける赤外線リモコンの概略的構成を示す
ブロック回路図である。
【図15】従来例のパソコン用テレビチューナのリモコ
ンシステムにおけるテレビチューナの概略的構成を示す
ブロック回路図である。
【図16】従来例のパソコン用テレビチューナのリモコ
ンシステムにおける赤外線リモコンの操作キー配列の一
例を示す概略の平面図である。
【符号の説明】
10 赤外線リモコン(リモコン) 11 マイクロコンピュータ 12 キー入力部(メッセージ表示時刻設定手段) 13 ドライブトランジスタ 14 発光ダイオード(メッセージ送信手段、メッセー
ジ及び表示時刻送信手段、繰り返し送信手段、即時送信
手段) 15 電池 16 リモコン受光部(応答信号受信手段) 17 メモリ回路(メッセージ記憶手段) 18 時計回路(時計手段) 19 表示部 20 テレビチューナ(受信手段) 21 アンテナ 22 映像出力端子 23 音声出力端子 24 チューナ回路 25 IF増幅検波回路 26 OSD回路(メッセージ表示手段) 27 リモコン受光部 28 マイクロコンピュータ 29 リモコン送信部(応答信号送信手段) 30 メモリ回路(メッセージ及び表示時刻記憶手段) 31 時計回路(時計手段) 40 パソコン(機器) 41 映像入力端子 42 音声入力端子 43 ディスプレイ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06F 3/00 G06F 3/02 G06F 3/14 - 3/153 H04N 5/38 - 5/46

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】リモコンと、リモコンからの送信信号に応
    答動作する受信手段と、受信手段からの信号などに応答
    動作するディスプレイを付属しているまたは付属するこ
    とが可能な機器とからなる機器用リモコンシステムにお
    いて、 前記リモコンは、時計手段と、メッセージをディスプレ
    イにオンスクリーン表示する時刻としての表示時刻を設
    定するメッセージ表示時刻設定手段と、メッセージ記憶
    手段と、該表示時刻に基づきメッセージをメッセージ記
    憶手段から読み出して送信するメッセージ送信手段と
    メッセージをメッセージ記憶手段に記憶させるととも
    に、その記憶させたメッセージ及び表示時刻情報を予め
    送信するメッセージ及び表示時刻送信手段とを備え、 前記受信手段は、他の時計手段と、受信した上記メッセ
    ージ及び表示時刻情報を記憶するメッセージ及び表示時
    刻記憶手段と、受信した表示時刻に基づき受信したメッ
    セージを前記ディスプレイにオンスクリーン表示するメ
    ッセージ表示手段とを備え、 表示時刻をリモコンと受信手段の両方で計測し、表示時
    刻になると受信手段はメッセージをディスプレイにオン
    スクリーン表示すると同時に重複してメッセージをリモ
    コンより受信手段に送信する ことを特徴とする機器用リ
    モコンシステム。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の機器用リモコンシステム
    において、 前記受信手段は、メッセージ及び表示時刻情報を受信し
    たときに応答信号を送信する応答信号送信手段を備え、
    前記リモコンは、該応答信号受信手段と、該応答信号を
    受信しない限り同一のメッセージ及び表示時刻情報を受
    信手段に対して繰り返し送信する繰り返し送信手段とを
    備えたことを特徴とする機器用リモコンシステム。
  3. 【請求項3】請求項1および請求項2のいずれかに記載
    の機器用リモコンシステムにおいて、 前記リモコンは、メッセージ表示時刻をクリアし、即時
    にメッセージを送信する即時送信手段を備えたことを特
    徴とする機器用リモコンシステム。
  4. 【請求項4】請求項1から請求項までのいずれかに記
    載の機器用リモコンシステムにおいて、 前記ディスプレイを付属しているまたは付属することが
    可能な機器が、パーソナルコンピュータであることを特
    徴とする機器用リモコンシステム。
  5. 【請求項5】請求項1から請求項までのいずれかに記
    載の機器用リモコンシステムにおいて、 前記受信手段がテレビチューナであり、該テレビチュー
    ナで受信したテレビ放送番組が機器に付属のまたは付属
    可能なディスプレイに表示可能に構成されていることを
    特徴とする機器用リモコンシステム。
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