JP3466088B2 - 同期式記憶装置 - Google Patents
同期式記憶装置Info
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Description
のSDRAM(Synchronous Dynamic Random Access Me
mory, 以下“SDRAM”という)に関し、特に、使用
者が2バンク、4バンクオプションを外部信号を用いて
プログラム可能になるようにすることにより相違する数
のバンクを有する回路に切換え可能にしたものである。
意味はDRAM、又はDRAMを用いるシステムで独立
的にrowアドレス(rowアクティブ)動作がなされ
る単位を指す時に用いる。即ち、一つのバンクではただ
一つのrowアドレスのみ動作する。
でただ一つのrowアクティブのみ可能な構成であるた
め、チップ一つが全て同一のバンク、即ち一つのバンク
に属する。実際には、システム上から見れば、バンクの
規模はチップよりも大きいか、同等である。SDRAM
の場合には、一般に二つ以上のバンクで構成されてい
る。
作が可能であることの意味は、一つのチップ内を相互独
立的にrowアクティブ動作が可能な複数個に区分可能
なことである。例えば、SDRAMにおいて2バンクに
構成された場合であれば、一つのチップ内を相互独立的
にrowアクティブ動作が可能な二つの領域に区分が可
能である。
立的なrowアクティブ動作が可能ではない。即ち、/
RAS(rowアドレス選択機能)が一つだけなので、
rowアクティブ動作を行うためには、現在動作してい
るrowアクティブをプリチャージさせて選択しようと
するrowアクティブ動作を行わなければならないため
である。ところが、SDRAMの場合は、マルチバンク
で構成されており現在アクティブ状態のバンクをプリチ
ャージさせる必要がなく、他のバンクをアクティブにす
ればよいのである。即ち、マルチバンクの場合、相互独
立的に複数個のrowアクティブ及びプリチャージ動作
が可能である。
バンクからなるメモリ素子がシステムの動作に適する場
合と、4バンク又は8バンクからなるメモリ素子がシス
テムの動作に適する場合がある。
バンク仕様に対して、同一のデザインを用いて利用可能
となるようにする方式としては、半導体素子の製造過程
において特定レイヤを、他のレイヤを用いてバンク数が
異なるメモリ素子を構成するメタルレイヤオプション方
式と、パッケージ製作過程で、連結状態を変更してバン
ク数が異なるメモリ素子を実現するボンディングオプシ
ョン方式がある。
様に対して、同一のデザインを用いて利用可能とする方
式であるメタルレイヤオプション方式、やボンディング
方式では、メモリ素子の製造過程においてオプション仕
様に対する修正が可能であるが、使用者の立場から相違
する仕様のメモリ素子を実現することは不可能であり、
その各種バンク仕様に対応したメモリ素子への適用には
限界がある。
様なメモリ素子の特性を調べ、これらの特性を比較する
場合には、一つのチップから多様な製品への変形が必要
であるが、既存の上記方式では、一つのメモリ素子によ
って多数の異なる種類のメモリ素子を構成するには困難
が伴う。
を克服するため、本発明は、バンクの数等のように、従
来は製造過程でのみ仕様を調整することができたメモリ
素子内部に設けられた“動作モード記憶装置”に対する
仕様の修正、及び変形に関する動作モード情報を、外部
からモードレジスタに記憶させるプログラム機能を付加
した同期式記憶装置を提供することを第1の目的とす
る。
リ素子内部に構成した動作モード記憶装置に2バンク、
4バンクのオプションをプログラム可能とすることによ
り、使用者が異なる数のバンクを有するメモリ回路に切
換え可能となるようにするためのバンク数を記憶する同
期式記憶装置を提供することを第2の目的とする。
求項1記載の発明の同期式記憶装置は、半導体メモリ素
子の同期式記憶装置において、外部信号を受け入れる入
力手段と、通常モードセット動作又はスペシャルモード
セット動作を指定する信号に応答して、前記通常モード
セット動作と前記スペシャルモードセット動作のそれぞ
れにおいて、前記入力手段の出力信号を、それぞれのレ
ジスタにラッチ出力する動作モード記憶手段と、通常モ
ードセット動作が行われた場合、前記動作モード記憶手
段の通常モードセット動作時にラッチ出力されたレジス
タの出力信号を利用して通常モードを制御する通常モー
ド制御手段と、スペシャルモードセット動作が行われた
場合、前記動作モード記憶手段のスペシャルモードセッ
ト動作時にラッチ出力されたレジスタの出力信号を利用
して互いに異なる数のバンクを有する素子に変換させる
バンク制御手段と、を含み、前記入力手段を介して前記
バンクを望む数に切り換えることができるようにしたこ
とを特徴とする。
SDRAM等に適用すれば、同一のデザインで互いに異
なるバンク数を設定する回路の動作が可能になり、従来
の製造過程で固定されていたバンク数、リフレッシュサ
イクル、データ長等を使用者が容易に変更可能な同期式
記憶装置を提供することができ、その使用範囲を拡大で
きる。
施の形態を詳しく説明する。本実施の形態で用いられる
同期式記憶素子に対する動作モード中のバーストモード
において、連続する内部動作の個数をバースト長(burs
t length)、連続して発生する内部アドレスの方式をバ
ーストタイプ(burst type)、入力から出力まで信号が
遅延する時間をカスレイテンシー(cas latency )とい
い、従来のモードを通常(normal)モード、内部バンク
の数、データ幅及びリフレッシュサイクル等の外部でプ
ログラム可能なモードを特別(special )モードと称す
る。
ョン処理用回路の回路図を示したもので、この回路はパ
ッケージ過程でボンディングするボンディングオプショ
ンパッド1と、このボンディングオプションパッド1と
接続し、少なくとも一つのインバータを備えて相違した
製品を現すことができるオプション信号を作り出すオプ
ションロジック回路2と、このロジック回路2の出力信
号を利用してバンクの動作を制御するようにバンク切換
え制御信号S3を受け入れるバンク関連回路4で構成さ
れる。
オプションパッド1によりバンク数の変化を与える。ボ
ンディングオプションパッド1は、電源電位又は接地電
位と接続され、オプションパッド1が初期状態で特定値
を有することもあり、又は何らの特性状態を有しないの
は勿論である。図1において、オプションロジック回路
2は、バンク数を制御する信号を生成する。例えば、バ
ンク制御信号の名称をopt−bank x 2とすれば、このopt
−bank x 2信号が“Hi”の場合は2バンクに設定し、
“Lo”の場合は4バンクに設定する信号である。
プションパット1から受け入れる図1のバンク切換え制
御信号S3は、一旦、ボンディングオプションパッド1
から4バンク(opt−bank x 2、“Lo”)に設定する
信号が入力される場合には、外部には二つのアドレスが
全てバンク選択のためのアドレスとして入力されるの
で、互いに独立的な四つのバンク動作が可能となる。
パッド1から2バンク(opt−bankx 2、“Hi”)に設
定する信号が入力される場合には、4バンクの動作で用
いられた二つのバンク選択信号のうち一つだけがバンク
選択に用いられ、独立的には二つのrowアクティブ動
作が可能となるようにする。また、2バンクの動作で用
いられないアドレスはrowアドレスにのみ用いられる
か、そうでなければrowアドレス又はCulumnア
ドレスに用いられるか、そうでなければCulumnア
ドレスにのみ用いられるようにする。
る同期式記憶装置の回路構成を示したもので、外部信号
入力装置と動作モード記憶装置及びバンク関連回路で構
成される。これらの構成の対応関係を図2において詳細
にみると、外部信号入力装置はアドレスバッファ5であ
り、動作モード記憶装置は動作モードレジスタ6であ
り、特定動作で外部信号入力装置5を介して入力される
バンク切換え信号S8を記憶し、この切換え信号と8は
バンク関連回路4の制御に用いられる。
けるモードの設定動作は、図3のタイミングチャートに
示すように、クロックCLKの立ち上がりエッジでwc
br(write cas before ras )信号により形成され
る。さらに、この状態で入力される後述するアドレスの
組合せによっても形成される。
マンドのwcbr動作では、通常モードセットが設定さ
れ、このようなコマンドと同時に特定ピンの電位が電源
電位と区別される高電位の動作(図3ではCKEピンを
これに用いた)では、バンクオプション関連モードが設
定されるようにすることができる。
ジスタ14から入力されたアドレスを利用してバンクア
ドレスを生成する回路部分のみを示したものである。こ
れは、二つのアドレスを利用してバンク選択信号S3が
“Lo”の場合には、二つのアドレスが全て用いられ、
相互独立的に動作する四つのバンク信号が動作可能であ
り、バンク選択信号S3が“Hi”の場合には、モード
アドレス中、一つ(add12)が圧縮(compress)され残
るアドレス(add13)のみがバンク選択に用いられる。
御部を示したもので、その一例を、以下に説明する図5
で具体的に示す。また、図2において12は図3のCK
Eの電位を感知してスペシャルモードセットが設定され
るようにするスペシャルモードセット制御部を示したも
ので、その一例を以下に説明する図6で具体的に示す。
/CAS、及び/WE信号を入力にして通常モードセッ
ト信号を生成する通常モードセット制御部11の回路図
である。図2の動作モードレジスタ6内では、アドレス
バッファ5に対して二つのレジスタ14、14−1が接
続され、通常モードセット動作では第1のレジスタ14
−1にモードに対する情報をラッチし、スペシャルモー
ドセット動作では第2のレジスタ14にオプション情報
をラッチするようにする。
ルモードセット制御部12において、特定ピンに印加さ
れる電源電位のうちの特定電位を感知する高電圧検出装
置21を含む回路構成を示す。高電圧検出装置21は、
高電位が印加されるパッドと接続され、ゲートに電源電
位が接続されたPMOSトランジスタ19で、電源電位
以上が印加される端子とバイアス端子の間に構成され、
ゲートに電源電位が印加されてPMOSを構成するn−
ウェルバイアス端子では、バイアス信号が印加される第
1のPMOSトランジスタ211と、電源電位とバイア
ス端子の間に構成されゲートに高電位が印加されるパッ
ドの出力信号が印加され、PMOSを構成するn−ウェ
ルバイアス端子ではバイアス信号が印加される第2のP
MOSトランジスタ212と、電源電位とバイアス端子
の間に構成されゲートに電源電位が印加されるNMOS
トランジスタと、で構成される。
際にPMOSトランジスタ19のソース又はドレイン端
子のp−接合部とn−ウェルの間に形成されるp−nダ
イオードがターンオンしないようにするため、電源電位
と印加される高電位のうち高い方の電位がn−ウェルに
印加されるようにする装置である。
る同期式記憶装置の回路構成を示したもので、図2にお
いて通常モードのためには第1アドレスが用いられ、ス
ペシャルモードのためには第2アドレスが用いられる場
合である。図4において、モードレジスタ14−1の出
力段に接続された通常モード制御回路(通常モード制御
手段)は、モードレジスタ14−1の出力信号S9(モ
ードシグナル)を利用して通常モードを制御する回路で
ある。
初期値を有する図2の初期化装置13に二つの外部信号
装置S7、と7−1を有していて、別途のモードセット
動作がない場合は、予め定められた動作ができるように
するものである。ここでは、初期値が図2の場合のよう
に、初期化装置13を介して初期値調整ができるように
する。
ィングオプションパッド1を電源電位と接続する場合
は、初期値が“Hi”となり、ボンディングオプション
パッド1を接地電位と接続する場合は、初期値が“L
o”となる。
電位が印加されるパワーオン動作を感知した時の初期化
動作によるもので、このようなパワーオン感知装置15
を図7に示す。図7において、パワーオン感知装置15
は、その出力信号の動作が継続中に電源が切れた場合に
速やかにリセットが行われるようにするための装置で、
電源電位が特定電位に低下するのを感知するヒューズ回
路33と、このヒューズ回路33の出力信号の動作時に
高電位を維持し、低電位の時は特定端子を初期化する出
力端子134と、出力端子134とラッチ装置14との
間に構成されたスイッチ素子と、を含む。このスイッチ
素子は、パワーオン動作時にのみターンオンされるよう
にする。
成され、ゲートではパワーオン信号の出力端が接続され
電源電位が出力される場合にパワーオン出力端の電位を
速やかにディスエーブルさせるNMOSトランジスタ3
4を含む。このNMOSトランジスタ34は、電源電位
とパワーオン出力端の間に構成され、ゲートでは電源電
位が印加されるPMOSトランジスタに取り替えること
もできる。
一例を示した回路図である。このパワーオン感知装置1
5は、電源電位が2Vに至った以後に通常動作がなされ
るようにする。初期値を定める方式としては、図2で示
したようにボンディングオプションを用いる方式もあ
り、ヒューズ回路33を用いてヒューズの切断動作によ
り初期値を定める方式もあり、他の方式により製造工程
の過程で予め初期値を定める方式も有り得る。現在とし
ては、その方法の経済的効果は小さいとは言えるが、EE
PROMとかフラシュメモリセル(Flash Memory Cell)等
のように、非活性メモリを用いる方法も有り得る。
えることができるデータ幅調節回路43の回路図を示
す。この図2のバンク関連回路4が位置する所には他の
回路に置き換えることもできるが、一度に同時に入/出
力されるデータ数、即ちデータ幅をx4からx8、又は
x16に切り替える回路に置き換えることもできる。
ることができるリフレッシュサイクル調節回路37の回
路図を示した図9のように、DRAMで構成した回路の
場合には、リフレッシュ周期を現す信号を調節する回路
が接続されて用いられることもある。
路を、SDRAMに適用すれば、同一のデザインで互い
に異なるバンク数を設定する回路の動作が可能になり、
従来の製造過程で固定されていたバンク数、リフレッシ
ュサイクル、データ長等を使用者が容易に変更可能な同
期式記憶装置を提供することができ、その使用範囲を拡
大できる。
RAMに適用すれば、同一のデザインで互いに異なるバ
ンク数を設定する回路の動作が可能になり、従来の製造
過程で固定されていたバンク数、リフレッシュサイク
ル、データ長等を使用者が容易に変更可能な同期式記憶
装置を提供することができ、その使用範囲を拡大でき
る。
路の回路構成を示す図である。
期式記憶装置の回路構成を示す図である。
設定動作を説明する信号のタイミングチャートである。
式記憶装置の回路構成を示す図である。
を示す図である。
路構成を示す図である。
す図である。
きるデータ幅調節回路43の回路構成を示す図である。
きるリフレッシュサイクル調節回路37の回路構成を示
す図である。
Claims (7)
- 【請求項1】半導体メモリ素子の同期式記憶装置におい
て、 外部信号を受け入れる入力手段と、 通常モードセット動作又はスペシャルモードセット動作
を指定する信号に応答して、前記通常モードセット動作
と前記スペシャルモードセット動作のそれぞれにおい
て、前記入力手段の出力信号を、それぞれのレジスタに
ラッチ出力する動作モード記憶手段と、通常モードセット動作が行われた場合、 前記動作モード
記憶手段の通常モードセット動作時にラッチ出力された
レジスタの出力信号を利用して通常モードを制御する通
常モード制御手段と、スペシャルモードセット動作が行われた場合、 前記動作
モード記憶手段のスペシャルモードセット動作時にラッ
チ出力されたレジスタの出力信号を利用して互いに異な
る数のバンクを有する素子に変換させるバンク制御手段
と、を含み、 前記入力手段を介して前記バンクを望む数に切り換える
ことができるようにしたことを特徴とする同期式記憶装
置。 - 【請求項2】前記入力手段は、正常動作時にセルの選択
に用いられるアドレスバッファであることを特徴とする
請求項1記載の同期式記憶装置。 - 【請求項3】前記動作モード記憶手段は、前記入力手段
の出力端と連結されたモードレジスタと、前記モードレ
ジスタと連結されターンオン、ターンオフ動作を制御す
るモードレジスタ制御手段と、前記モードレジスタに連
結され、プリチャージさせる初期化手段と、を備えるこ
とを特徴とする請求項1記載の同期式記憶装置。 - 【請求項4】前記モードレジスタは、前記入力手段の出
力端と連結されたスイッチ手段と、前記スイッチ手段と
連結され、このスイッチ手段のターンオン動作時に前記
入力手段の出力信号を受信し、ターンオフ動作時に前記
入力手段の出力信号をラッチするラッチ手段と、を備え
ることを特徴とする請求項3記載の同期式記憶装置。 - 【請求項5】前記モードレジスタ制御手段は、クロック
信号に同期されて入力されるラス、カス、さらに、ライ
トイネーブル信号が全てローの場合にターンオンされ、
前記入力手段で受信される信号をモードレジスタにラッ
チさせることを特徴とする請求項3記載の同期式記憶装
置。 - 【請求項6】前記ラッチ手段は、予め決められた初期値
を有することを特徴とする請求項4記載の同期式記憶装
置。 - 【請求項7】前記初期化手段は、電源電位、又は接地電
位と連結が可能なボンディングオプションパッドと、前
記ボンディングオプションパッドの出力端と、前記ラッ
チ手段の間に連結されたスイッチング手段と、素子のパ
ワーオン動作でのみ、前記スイッチング手段をターンオ
ンさせるパワーオン感知手段と、を備えることを特徴と
する請求項3記載の同期式記憶装置。
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