JP3465792B2 - 通信回線用端子ユニット及び端子台 - Google Patents

通信回線用端子ユニット及び端子台

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JP3465792B2
JP3465792B2 JP2001063776A JP2001063776A JP3465792B2 JP 3465792 B2 JP3465792 B2 JP 3465792B2 JP 2001063776 A JP2001063776 A JP 2001063776A JP 2001063776 A JP2001063776 A JP 2001063776A JP 3465792 B2 JP3465792 B2 JP 3465792B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、通信回線の配線に使
用するための端子ユニット及び端子台に関し、特に自己
鎖錠式の端子部材を設けたものの改良創作に関する。
【0002】
【従来の技術】電話回線等の通信回線の配線において、
多数の電線を接続するための端子台が従来公知であり、
例えば外線に対して内線を接続する場合等に使用されて
いた。
【0003】現在ではこの種の端子台としては、逆止作
用を有する板バネ状の電線押さえを導電体に圧接すると
共に、押圧により電線押さえを押し拡げて圧接を解除す
るための解除杆を有する自己鎖錠式の端子部材を用いる
ものが一般的である。この場合、この種の端子部材は板
バネ状の電線押さえと、それを解除するための部品から
なる入り組んだ構造を有するため、これをそのまま端子
台に組み込むと端子台のモールド形状が非常に複雑にな
り、更に組み立てにおいて多大の手間を要する問題点が
あり、それを解消する発明として本願出願人らによる特
許第2945907号が公知であった。
【0004】即ち、前記の従来技術は、筐体状の本体及
びこの本体内に着脱自在に収容されるべき図10及び1
1に示す下記(イ)の構成よりなる複数個の端子ユニッ
ト110よりなり、この端子ユニットの区画壁下端面に
は長溝を設けると共に、端子ユニットが載置されるべき
本体の底面にはこの溝に挿入されるべき突条を設けたこ
とを特徴とした。 (イ)逆止作用を有する板バネ状の電線押さえ130を
導電体121に圧接すると共に、押圧により電線押さえ
を押し拡げて圧接を解除するための解除杆140を有す
る自己鎖錠式の端子部材を、上面に電線通路143及び
解除杆の頭部を露出させる窓113を設けた鞘状のユニ
ット本体に複数個収容する端子ユニットにして、このユ
ニット本体の各端子部材が収容される箇所は区画壁によ
り区画された端子ユニット。
【0005】前記の従来技術は下記の効果を奏する極め
て優れた発明である。 (1) 端子台を本体とこれに着脱自在に収容される複数個
の端子ユニットに分割して構成したので、端子数が増え
ても単に端子ユニットの数を増やし、本体をそれに対応
した大きさとすれば済み、従来技術のように端子の数に
比例して全体の構造が複雑化することが防止される。 (2) 同様に、端子は端子ユニットとして筐体状の本体内
に着脱自在に収容されるので、何らかの事情により電線
押さえが破損した場合や、或いは挿入した電線の先端が
折損して端子部材内に残った場合にも、単に端子ユニッ
トを交換するだけで対応できる。 (3) 同様に、端子台自体に電線押さえや解除杆を組み込
むための複雑なモールド成形が不要となるので、全体を
極めて小型化することが可能となる。 (4) ユニット本体の各端子部材が収容される箇所は区画
壁により区画され、この端子ユニットの区画壁下端面に
は長溝を設けると共に、端子ユニットが載置されるべき
本体の底面にはこの溝に挿入されるべき突条が設けられ
るので、この長溝と突条により各回線のプラス側端子と
マイナス側端子の距離である沿面距離を長くとることが
でき、全体を小型化して端子間の距離を縮めても高度の
絶縁作用を確保することができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、通信機能を
備えたコンピュータ等の各種の情報通信機器や新たな回
線網の普及により宅内配線で扱う端末機器数や回線数は
増加の一途を辿っている。そこで、端子台においても限
られた大きさで多数の回線数を扱えるものが望まれる。
ところが、前記の特許第2945907号において開示
されている端子ユニットは、3個の端子部材が導通した
端子部材の組が回線のプラス極側及びマイナス極側に対
応するようにユニット本体の厚み方向に一対配されたも
のであり、1ユニットにつき1回線のみ接続可能なもの
であった。
【0007】この場合、図12及び図13に示すように
端子部材の数を4個に増やし、4個中の片側の2個の端
子部材A1、B1を導通すると共に、反対側の2個の端
子部材A2、B2を導通することにより2回線に対応可
能な端子ユニット210を構成することは当業者であれ
ば容易に着想できるところである。即ち、この端子ユニ
ット210においては第1回線の入力側の電線IL1を
端子部材A1に、出力側の電線OL1を端子部材B1
に、第2回線の入力側の電線IL2を端子部材A2に、
出力側の電線OL2を端子部材B2にそれぞれ接続する
ことにより2回線に対応できる。
【0008】しかしながら、図12に示すように前記の
場合には第1回線の出力側の電線OL1と、第2回線の
入力側の電線IL2が交差してしまうことになる。その
結果、交差部分で電線が錯綜して複雑になったり、接続
にあたっても異なる回線の電線を互い違いに接続しなく
てはならず接続ミスを招来しやすくなるおそれがあり、
特に多数の端子ユニットが接近して配される端子台にお
いては上記の傾向は一層顕著となる。従来、この問題点
に関する正確な認識がなかったが、本願発明者は今回こ
の問題点を発見し、これを解消すべく本願発明に及んだ
ものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明の通信回線用端
子ユニットは、逆止作用を有する板バネ状の電線押さえ
を導電体に圧接すると共に、押圧により電線押さえを押
し拡げて圧接を解除するための解除杆を有する自己鎖錠
式の端子部材を、上面に電線通路及び解除杆の頭部を露
出させる窓を設けた鞘状のユニット本体に複数個収容し
た端子ユニットにおいて、ユニット本体の全長方向に向
けて4個又は4個以上配した端子部材の組をユニット本
体の厚み方向に一対配し、各端子部材の組の外側の端子
部材同士を導通させると共に、その内側の隣り合う端子
部材同士を導通させ、ユニット本体の上面における上記
の内側の隣り合う端子部材への電線の接続及び解除位置
を、外側の端子部材への接続及び解除位置より上方に設
定したことを特徴とする。
【0010】又、ここでは通信回線用端子ユニットの第
2発明として、導電性素材よりなる壁面板より折り曲げ
加工により立ち上げた複数個の起立片を有するホルダー
と、このホルダーの起立片間に挟持される湾曲形状から
なる電線押さえと、解除杆により端子部材を構成した前
記の第1発明の端子ユニットにおいて、2個のホルダー
のそれぞれの下側に存して電線押さえの下端を支持する
起立片同士の延長部を共用して2個のホルダーを一体化
することにより、各端子部材の組中の外側の端子部材の
ホルダーとし、一方、2個のホルダーを一体化すること
により各端子部材の組中の内側の端子部材のホルダーと
し、これらのホルダーは区画壁により区画されたユニッ
ト本体の収容室に挿入されることを特徴とする通信回線
用端子ユニットも開示する。
【0011】次に、この発明の通信回線用端子台は、前
記の発明の端子ユニットの構成よりなる複数個の端子ユ
ニットと、これらの端子ユニットが着脱自在に収容され
るべき筐体状の本体よりなり、上記端子ユニットの区画
壁下端面には長溝を設けると共に、端子ユニットが載置
されるべき本体の底面にはこの溝に挿入されるべき突条
を設けたことを特徴とする。
【0012】又、ここでは通信回線用端子台の第2発明
として、導電性素材よりなる壁面板より折り曲げ加工に
より立ち上げた複数個の起立片を有するホルダーと、こ
のホルダーの起立片間に挟持される湾曲形状からなる電
線押さえと、解除杆により端子部材を構成した前記の第
1発明の通信回線用端子台の端子ユニットにおいて、2
個のホルダーのそれぞれの下側に存して電線押さえの下
端を支持する起立片同士の延長部を共用して2個のホル
ダーを一体化することにより、各端子部材の組中の外側
の端子部材のホルダーとし、一方、2個のホルダーを一
体化することにより各端子部材の組中の内側の端子部材
のホルダーとし、これらのホルダーは区画壁により区画
されたユニット本体の収容室に挿入される通信回線用端
子台も開示する。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、この発明の具体的実施例を
添付図面に基づいて説明する。ここでは前記の通信回線
用端子台の第2発明の実施例を想定することにより全て
の発明の実施例とする。図4はこの発明の端子台の各構
成部材を示す図である。この端子台はプラスチック製の
筐体状の本体1と、それに着脱自在に収容されるプラス
チック製の端子ユニット10より構成され、更に本体1
はこれを所要箇所に取り付けるためのプラスチック製の
ベース体50に着脱自在に収容される。
【0014】前記の端子ユニット10(本願明細書では
特許請求の範囲及び課題を解決するための手段の項にお
いて使用した「ユニット本体」は端子部材を収容する端
子ユニットの本体部分と定義するが、実施例では混乱を
避けるために「端子ユニット10」に含める。)には後
記する端子部材が複数個収容される。ここでは、端子ユ
ニット10の全長方向に向けて4個配した端子部材20
A、20B、21B、21Aの組を回線のプラス極側及
びマイナス極側に対応するようにユニット本体の厚み方
向に一対配し、各端子部材の組の外側の端子部材20
A、21A同士を導通させると共に、その内側の隣り合
う端子部材20B、21B同士を導通させている(図2
参照)。
【0015】図1乃至図3は、この端子ユニット10及
び端子部材20A、20B、21B、21Aを示す図で
ある。端子ユニット10は下端を開放の鞘状に構成され
るものであり、更に全長方向に設けた1枚の区画壁14
Aと厚み方向に設けた2枚の区画壁14B、14Cによ
り各端子部材が収容される6個の鞘状の空間が形成され
る(図5及び6参照)。そして、各端子部材20はこの
鞘状の空間に収容され、後記するその解除杆40の頭部
が端子ユニット10の天井部に設けた窓13より露出さ
れる(図1乃至4参照)。この場合、4個の端子部材の
組中の内側の隣り合う2個の端子部材20B、21Bの
ための窓13、13が位置する端子ユニット10の天井
部10Bは、同じく外側の2個の端子部材20A、21
Aのための窓13、13が位置する天井部10Aより上
方に設けられ、その結果、端子ユニットは凸状の正面形
状を有することとなる。
【0016】本体1の底部には収容された各端子ユニッ
ト10を区画するための立ち上がり壁4が、端子ユニッ
ト10の厚みに合致した幅をもって突設される(図4及
び6参照)。そして、この壁4により囲まれる空間には
端子ユニット10に収容された各端子部材20の下端面
を受け止める突条3、3と共に端子ユニット10の前記
の区画壁14A及び後記する介在片16の下端面を受け
止める突条2が突設され、更にこの区画壁及び介在片の
下端面には突条2の先端が挿入されるべき長溝15及び
17が設けられる(図1、2、5、6参照)。又、本体
1の底部には必要に応じて絶縁用混和剤が塗布される。
【0017】尚、図中符号11及び12は、収容された
端子ユニット10を本体1に固定するために端子ユニッ
ト10の全幅側両端に突設される係合腕であり、端子ユ
ニット10の収容時に先端が端子ユニット10の全幅側
両端に設けられる係合窓5及び6に係合される(図5及
び6参照)。
【0018】次に、前記の端子ユニット10に収容され
る端子部材20A、20B、21B、21Aの詳細を図
1及び2に基づいて説明する。この端子部材は所謂ワン
タッチ式と呼ばれる自己鎖錠式の構造を有し、この発明
では金属板等の導電性素材(ここでは半田メッキを施し
た燐青銅を採用している)よりなるホルダーに板バネ状
の電線押さえ及び解除杆を設けた構成よりなる。図中符
号32は電線押さえであり、ここでは板バネを互いに逆
方向に湾曲した上下の湾曲部33及び34の連続よりな
るS字状に屈曲し、更に上方の湾曲部32端をS字の外
側下方に向かって傾斜する直線部に延長してその端部を
接触端部とすると共に、下方の湾曲部34端を上方に起
立する直線部に延長した形状としている。
【0019】前記の電線押さえ32は金属板よりなるホ
ルダーに収容される。ここでは、外側の2個の端子部材
20A、21Aの電線押さえ32、32を単一のホルダ
ー22に、同じく内側の隣り合う2個の端子部材20
B、21Bの電線押さえ32、32を単一のホルダー2
7に収容することにより各端子部材同士の導通を図って
いる。ホルダー22は折り曲げ加工により壁面板22A
の電線押さえ32の収容箇所の側端に2つの起立片24
及び25を設けると共に、下端に起立片23を設け、更
に他の側端にも起立片26を設けている。これらは2個
の端子部材20A、21Aを構成するように左右対称に
一対構成されるものであり、それぞれの下端の起立片2
3同士の延長部を共用して一体化することにより2個の
ホルダーを一体化している。そして、電線押さえ32は
下方の湾曲部34の側方がホルダー22の起立片26
に、同じく下方が起立片23に、同じく直線部が起立片
25に、上方の湾曲部33の側方が起立片24に、同じ
く直線部の端部である接触端部が起立片26に当接した
状態で、ホルダー22の各起立片間に挟持される。
【0020】一方、ホルダー27は折り曲げ加工により
壁面板27Aの電線押さえ32の収容箇所の側端に2つ
の起立片29及び30を設けると共に、下端に起立片2
8を設け、更に他の側端にも起立片31を設けている。
これらは2個の端子部材20B、21Bを構成するよう
に左右対称に一対構成されるものであり、それぞれの壁
面板27A及び起立片29を共用して一体化することに
より2個のホルダーを一体化している。そして、電線押
さえ32は下方の湾曲部34の側方がホルダー27の起
立片31に、同じく下方が起立片28に、同じく直線部
が起立片30に、上方の湾曲部34の側方が起立片29
に、同じく直線部の端部である接触端部が起立片31に
当接した状態で、ホルダー27の各起立片間に挟持され
る。
【0021】次に、図中符号40は各ホルダー22及び
27に対して進退自在に設けられる解除杆であり、適度
の弾性を有するプラスチックにより成形される。ここで
は、この解除杆40の頭部41を端子ユニット10の天
井部に設けた窓13に上方より摺動自在に挿通すること
によりホルダーに対する取付け手段としている。尚、図
中符号42は挿通された解除杆40の抜け止めとするた
めに解除杆の中途に設けられる係止突起であり、下方よ
り上方に向けてV字状に開くことにより、上方からの挿
通時には窓13により強制的にV字が閉じて挿通を許
し、挿通後は復元力によりV字が開きその先端が端子ユ
ニット窓の周囲の天井部裏面に当接してストッパー作用
を生じることとなる。又、図中符号43は電線が貫通可
能な電線通路であり、解除杆40の一側に縦溝状に設け
られる。この実施例においては、解除杆40を以上の構
成とすることにより、第1に前記の特許第294590
7号においてホルダー側に必要であった解除杆の抜け止
め機構を不要とし、もって、ホルダー及び解除杆の全幅
を減少させることに成功したものであり、特許第294
5907号と同一の端子ユニットの全長内に4個の端子
部材を無理なく設けることを可能とした。又、第2に解
除杆40を端子ユニット10の底部でなく天井部から取
り付けることが可能となったので、組み立て手間が軽減
されることとなる。
【0022】以上の構成において、電線を解除杆40の
頭部より電線通路43内に挿入してそのまま下方に進行
させれば、電線はこの通路43によりガイドされつつホ
ルダー22(27)の起立片26(31)と電線押さえ
32の接触端部間に挿入されることとなり、電線押さえ
32の逆刃作用により接触端部が電線に食い込んで引き
抜き方向には離脱できなくなる。尚、この場合電線は更
に進行させることにより電線押さえ32の下方の湾曲部
34の側方とホルダー22(27)の起立片26(3
1)間に挿入され、上記の接触端部間と併せて2点で接
触することになる(図2参照)。そして、挿入された前
記の電線は、例えばドライバー等により解除杆40を押
し下げることにより、電線押さえ32が押圧されて接触
端部がホルダー22(27)の起立片26(31)より
離れて、引き抜き方向に離脱できることとなる。尚、図
中符号45はこの場合にドライバー等の押圧をガイドす
るために解除杆40の頭部に設けられるガイド溝であ
る。
【0023】以上の端子部材のホルダーは、電線押さえ
32、32を収容した状態で先ず端子部材20B、21
Bのホルダー27を、端子ユニット10の底面の開口か
ら内部に向けて上端が天井部の裏面に当接するまで挿入
し、次いで端子部材20A、21Aのホルダー22を同
じく挿入する。即ち、ホルダー27に対しホルダー22
が跨がるように位置することとなる。この場合、前記し
たように端子部材20B、21Bが位置する天井部10
Bは端子部材20A、21Aが位置する天井部10Aよ
り上方に存するので、ホルダー27の底部を構成する起
立片28、28とホルダー22の底部を構成する起立片
23間には間隙が生じ両者が接触することが防止され
る。尚、このままではホルダー27が下方に移動するお
それがあるので、前記の間隙に介在されるプラスチック
製の介在片16が用意される。この介在片16は上部に
設けた突条18が端子ユニットの区画壁14A下端の長
溝15に挿入されると共に、端子ユニットの端子台の本
体1への収容時には前記したように、下端の長溝17に
本体の突条2が挿入される。尚、介在片16に対応する
区画壁14Aの下端部は凹状に切り欠かれる。
【0024】以上の本体1には、これを所要箇所に取り
付けるためのベース体50、及びカバー70が着脱自在
に用意される(図8参照)。又、図中符号60は収容さ
れた端子ユニットの回線番号を示すための示名条片であ
り、ベース体50に対して着脱自在に設けられる。
【0025】尚、図9に示すように本体とベース体を一
体化した筐体80を用意し、ここにこの発明の端子ユニ
ット10を収容してもよい。
【0026】
【発明の効果】以上の構成よりなるこの発明の端子台は
次の特有の効果を奏する。 (1) ユニット本体10の全長方向に向けて4個配した端
子部材の組の外側の端子部材20A、21A同士を導通
させると共に、その内側の隣り合う端子部材20B、2
1B同士を導通させているので、図2に示すように第1
回線の入力側の電線IL1を端子部材20Aに、出力側
の電線OL1を端子部材21Aに、第2回線の入力側の
電線IL2を端子部材20Bに、出力側の電線OL2を
端子部材21Bにそれぞれ接続することにより2回線に
対応できる。この場合、入力側の電線IL1とIL2、
出力側の電線OL1とOL2は隣合う端子部材に接続さ
れることとなるので、電線同士が交差することがない。 (2) 前記の場合、更に、ユニット本体10の上面におけ
る内側の隣り合う端子部材20B、21Bへの電線の接
続及び解除位置を、外側の端子部材20A、21Aへの
接続及び解除位置より上方に設定しているので、電線は
異なる回線毎に接続位置の高さが異なることとなり、交
差することがないという前記の作用も相まって、視覚的
に区別が付きやすくなると同時に接続ミスが防止され
る。 (3) 前記の内側の隣り合う端子部材20B、21Bへの
電線の接続及び解除位置を、外側の端子部材20A、2
1Aへの接続及び解除位置より上方に設定したという構
成は同時に、端子部材20B、21Bのホルダー27に
対し端子部材20A、21Aのホルダー22が跨がるよ
うに位置させても両者が接触することが防止されるとい
う複合的な作用を実現する。これを言い換えれば、2個
の端子部材の内の両端(外側)に位置する端子部材20
A、21A同士を単一のホルダー22に収容することが
可能となったことであり、部品点数の減少が可能となり
組み立ての手間が軽減されることとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の端子ユニットの分解斜視図。
【図2】 同上、正断面図。
【図3】 同上、平面図。
【図4】 この発明の端子台の分解斜視図。
【図5】 同上、端子ユニットのユニット本体と端子台
の本体の関係を示す一部切り欠き正面図。
【図6】 同上、端子ユニットのユニット本体と端子台
の本体の関係を示す側断面図。
【図7】 この発明の端子台の組み立て途中の分解斜視
図。
【図8】 この発明の端子台の組み立て途中の分解斜視
図。
【図9】 この発明の端子ユニットの異なる使用例を示
す組み立て途中の分解斜視図。
【図10】 従来技術の端子ユニットの正断面図。
【図11】 従来技術の端子ユニットの平面図。
【図12】 従来技術の問題点を指摘するための端子ユニ
ットの正断面図。
【図13】 従来技術の問題点を指摘するための端子ユニ
ットの平面図。
【符号の説明】
1 本体 10 端子ユニット 20A 端子部材 20B 端子部材 21A 端子部材 21B 端子部材 33 電線押さえ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平8−250170(JP,A) 特開 平9−274952(JP,A) 実開 平2−150674(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01R 9/22

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 逆止作用を有する板バネ状の電線押さえ
    を導電体に圧接すると共に、押圧により電線押さえを押
    し拡げて圧接を解除するための解除杆を有する自己鎖錠
    式の端子部材を、上面に電線通路及び解除杆の頭部を露
    出させる窓を設けた鞘状のユニット本体に複数個収容し
    た端子ユニットにして、ユニット本体の全長方向に向け
    て4個又は4個以上配した端子部材の組をユニット本体
    の厚み方向に一対配し、各端子部材の組の外側の端子部
    材同士を導通させると共に、その内側の隣り合う端子部
    材同士を導通させ、ユニット本体の上面における上記の
    内側の隣り合う端子部材への電線の接続及び解除位置
    を、外側の端子部材への接続及び解除位置より上方に設
    定した通信回線用端子ユニットにおいて、導電性素材よ
    りなる壁面板より折り曲げ加工により立ち上げた複数個
    の起立片を有するホルダーと、このホルダーの起立片間
    に挟持される湾曲形状からなる電線押さえと、解除杆に
    より端子部材を構成し、2個のホルダーのそれぞれの下
    側に存して電線押さえの下端を支持する起立片同士の延
    長部を共用して2個のホルダーを一体化することによ
    り、各端子部材の組中の外側の端子部材のホルダーと
    し、一方、2個のホルダーを一体化することにより各端
    子部材の組中の内側の端子部材のホルダーとし、これら
    のホルダーは区画壁により区画されたユニット本体の収
    容室に挿入されることを特徴とする通信回線用端子ユニ
    ット。
  2. 【請求項2】 筐体状の本体及びこの本体内に着脱自在
    に収容されるべき下記(イ)の構成よりなる複数個の端
    子ユニットよりなり、この端子ユニットの区画壁下端面
    には長溝を設けると共に、端子ユニットが載置されるべ
    き本体の底面にはこの溝に挿入されるべき突条を設けた
    ことを特徴とする通信回線用端子台。 (イ)逆止作用を有する板バネ状の電線押さえを導電体
    に圧接すると共に、押圧により電線押さえを押し拡げて
    圧接を解除するための解除杆を有する自己鎖錠式の端子
    部材を、上面に電線通路及び解除杆の頭部を露出させる
    窓を設けた鞘状のユニット本体に複数個収容した端子ユ
    ニットにして、ユニット本体の全長方向に向けて4個又
    は4個以上配した端子部材の組をユニット本体の厚み方
    向に一対配し、各端子部材の組の外側の端子部材同士を
    導通させると共に、その内側の隣り合う端子部材同士を
    導通させ、ユニット本体の上面における上記の内側の隣
    り合う端子部材への電線の接続及び解除位置を、外側の
    端子部材への接続及び解除位置より上方に設定した端子
    ユニットにおいて、導電性素材よりなる壁面板より折り
    曲げ加工により立ち上げた複数個の起立片を有するホル
    ダーと、このホルダーの起立片間に挟持される湾曲形状
    からなる電線押さえと、解除杆により端子部材を構成
    し、2個のホルダーのそれぞれの下側に存して電線押さ
    えの下端を支持する起立片同士の延長部を共用して2個
    のホルダーを一体化することにより、各端子部材の組中
    の外側の端子部材のホルダーとし、一方、2個のホルダ
    ーを一体化することにより各端子部材の組中の内側の端
    子部材のホルダーとし、これらのホルダーは区画壁によ
    り区画されたユニット本体の収容室に挿入される端子ユ
    ニット。
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