JP3465415B2 - 弾性リング組付方法 - Google Patents

弾性リング組付方法

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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は、ワークの孔の内周面に
成形された環状溝に、ゴム製や合成樹脂製のOリングな
どの弾性リングを組付ける場合の弾性リング組付方法に
関するものである。 【0002】 【従来の技術】従来、例えばワークの孔の内周面に成形
された環状溝に、ゴム製や合成樹脂製のOリングなどの
弾性リングを組付ける場合の弾性リング組付方法として
は、特開平5−318238公報に開示されているもの
が知られている。 【0003】この組付方法を行うために用いられる装置
は、図8に示すように、弾性リングがその内面を滑降す
るテーパ孔を有するテーパガイド21と、弾性リングを
保持する鍔状のリング保持部22と、弾性リング径方向
に開閉自在な複数の押圧爪23と、L字形状の押込部2
4aを形成した押込軸24からなる。リング保持部22
と押圧爪23と押込軸24は中空軸状のホルダ25に設
けられており、中空軸状のホルダ25はテーパガイド2
1のテーパ孔内に挿入できるよう上下方向に移動自在な
上部支持体26に回転自在に設けられている。テーパガ
イド21は、そのテーパ孔がワーク27の孔の軸線と同
軸に位置し、ワークの孔の開口部に当接するよう下部支
持体28に固定されている。 【0004】複数の押圧爪23はホルダ25の外周面円
周等配部位に取付軸を介して弾性リング径方向に開閉可
能に設けられており、常時バネにより開方向へ付勢され
ている。L字形状の押込部24aの下端に有する押込軸
24は、ホルダ25内に取付軸を介して揺動可能に設け
られており、押込軸下端にある押込部24aが弾性リン
グ径方向外側に出没可能となっている。 【0005】ホルダ25下端のリング保持部22に保持
された弾性リング29は、ホルダ25が設けられている
上部支持体26の下降動作と共にテーパガイド21のテ
ーパ孔の内周面に接触し、テーパガイド21の内周面に
置かれ、さらに下降してくる押圧爪23に掛かり保持さ
れる。テーパ孔の縮径に伴い徐々に閉方向に閉じる押圧
爪23により、弾性リング29はテーパ孔に沿ってテー
パ孔と同軸に置かれたワーク27の孔の内周面の環状溝
30の位置まで押し込まれる。弾性リング29が環状溝
30の位置に保持された状態で、押込軸24が揺動して
下端の押込部24aが弾性リング径方向外側に突出した
のち、ホルダ25を軸回り方向に回転させ、押込軸24
の押込部24aを旋回させる。すると、弾性リング29
は、旋回する押込軸24の押込部24aで押圧されて、
ワーク27の環状溝30に押し込まれる。 【0006】 【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の弾性リ
ング組付方法では、弾性リングを保持するための鍔状リ
ング保持部などの保持部材の他に、テーパガイドなどの
組付具が必要不可欠となり、装置構成点数が増えて装置
構造が複雑となる。このため弾性リングを組付けるとき
の作業性ならびに効率が悪い。 【0007】本発明は、弾性リングを径方向に縮小変形
させ、かつ、軸方向に屈曲させることにより、弾性リン
グを縮小させた状態でワークの孔の内周面環状溝に組付
けること、すなわち弾性リングを保持し変形させる二種
の保持部材の相対移動のみにより弾性リングを組付ける
ことを目的とする。 【0008】 【課題を解決するための手段】上記目的を達成する手段
として請求項1では、ワークの孔の内周面環状溝に弾性
リングを組付ける弾性リング組付方法において、前記弾
性リングを保持して前記弾性リングの径を基準に拡縮径
自在であって前記弾性リングの径と同径で同心円上に配
置された少なくとも二つの第1の爪と、前記弾性リング
を保持して前記弾性リングの軸方向に摺動自在でありか
つ前記弾性リングの径より小径で同心円上に配置され前
記孔に挿入自在な少なくとも二つの第2の爪とを用い、
第1の爪にて弾性リングを保持した後、第1の爪を開き
弾性リングの径を縮小させた箇所で第2の爪に弾性リン
グを保持させ、第1の爪を閉じながら第2の爪を摺動さ
せて弾性リングを屈曲させることにより弾性リングを前
記ワークの孔径より縮小させた状態で前記内周面環状溝
まで挿入し、挿入した後に第1の爪を開きながら第2の
爪を摺動させて弾性リングの屈曲を元に戻すことにより
前記弾性リングを前記内周面環状溝に組付ける弾性リン
グ組付方法とする。 【0009】 【0010】 【作用】上記構成を有する請求項1記載の弾性リング組
付方法では、自由形状が円環状態の弾性リングを拡縮径
自在な第1の爪にて保持した後、第1の爪を開き弾性リ
ングの径を縮小させながら軸方向に摺動自在な第2の爪
にても弾性リングを保持させる。そして、第1の爪を閉
じながら第2の爪を摺動させて弾性リングを屈曲させる
ことにより、弾性リングの外周形をワークの孔径より縮
小させた状態でワークの孔の内周面環状溝まで挿入す
る。弾性リングを挿入した後に、第1の爪を開きながら
第2の爪を摺動させて弾性リングの屈曲を元に戻して、
弾性リングを自由形状に戻すことにより内周面環状溝に
組付けることができるため、保持部材のみにより弾性リ
ングの組付けができる。 【0011】 【0012】 【実施例】続いて本発明の実施例について以下に説明す
る。 実施例1 図1、図2、図3には、本発明を実施するために用いる
弾性リング組付装置の概要を例示する。図3に示すよう
に、第1の爪である二つの開閉用爪1a,1bが互いに
対向する位置に紙面上下方向に開閉自在に、また第2の
爪である二つの摺動用爪2a,2bが互いに対向する位
置に紙面垂直方向に摺動自在に、開閉用爪1a,1bと
摺動用爪2a,2bが円周等配部位に配置されるよう装
置本体3に設けられている。 【0013】図1に示すように、開閉用爪1a,1bは
ピン4a,4bを介して装置本体3に対し回動自在に支
持されており、開閉用爪1a,1bの回転中心から本体
中心方向に突出した凸部5a,5bが装置本体3の中心
部を貫通する孔に設けられたシャフト6の一端の凹部6
a,6bに係合している。シャフト6の他端には装置本
体3に固設された開閉用流体圧シリンダ7のロッド先端
がネジ締結されており、シャフト6は開閉用流体圧シリ
ンダ7のロッドの摺動に伴い紙面左右方向に摺動する。
シャフト6の摺動に伴い開閉用爪1a,1bは紙面上下
方向に回動する。 【0014】図2に示すように、摺動用爪2a,2bは
装置本体3の側部を貫通する孔に設けられたシャフト8
a,8bの一端にネジ締結されている。シャフト8a,
8bの他端には装置本体3に固設された摺動用流体圧シ
リンダ9a,9bのロッド先端がネジ締結されており、
シャフト8a,8bは摺動用流体圧シリンダ9a,9b
のロッドの摺動に伴い紙面左右方向に摺動する。シャフ
ト8a,8bの摺動に伴い摺動用爪2a,2bは紙面左
右方向に摺動する。装置本体3は図示しない駆動装置に
より図2紙面左右方向に移動可能である。 【0015】開閉用爪1a,1bと摺動用爪2a,2b
の夫々の先端部にはOリングを保持するための溝10
a,10b,11a,11bが設けられている。装置本
体3に対して円周等配部位に配置された開閉用爪1a,
1bと摺動用爪2a,2bは、原位置において先端部の
溝10a,10bが対向し、溝11a,11bが対向し
て各々が等円周上に位置するように設定される。互いに
対向する二つの開閉用爪1a,1bの原位置における間
隔は、組付けられるOリングの通常状態の内径である自
由径とほぼ同じ長さであり、シャフト6の摺動に伴う開
閉用爪1a,1bの回動によりこの間隔を拡大させるこ
とができる。また、互いに対向する二つの摺動用爪2
a,2bの原位置における間隔はOリングの自由径より
も小さいものであり、この間隔を保ったまま摺動用爪2
a,2bが摺動する。 【0016】続いて、本発明を実施するための弾性リン
グ組付方法について説明する。開閉用爪1a,1bと摺
動用爪2a,2bの先端部の溝10a,10b,11
a,11bが等円周上に設定された原位置状態で、開閉
用爪1a,1bの先端部の溝10a,10bにOリング
12を掛ける。図1上側に示すように、開閉用爪1a,
1bを回動させる開閉用流体圧シリンダ7を前進(紙面
右向き)させ、開閉用爪1a,1bを開いてOリング1
2を楕円形状に変形させる。すると、楕円形状に変形し
たOリング12の短径側が、図2上側に示すように、原
位置における間隔がOリング12の自由径よりも小さく
設定されている摺動用爪2a,2bの先端部の溝11
a,11bに嵌まり込む。 【0017】次に、図2下側に示すように摺動用流体圧
シリンダ9a,9bを後退(紙面左向き)させ、摺動用
爪2a,2bを摺動させることによりOリング12を屈
曲させてへの字形状に変形させる。これと同期させて、
すなわち、摺動用流体圧シリンダ9a,9bを後退(紙
面左向き)させて摺動用爪2a,2bを摺動させなが
ら、図1下側に示すように、開閉用流体圧シリンダ7を
後退(紙面左向き)させてOリング12の外形をワーク
の孔径より縮小させるまで開閉用爪1a,1bを閉じ
る。 【0018】この状態において図4下側に示すように、
外周形がワーク13の孔径より縮小したOリング12′
を保持した状態で、装置本体3をワーク13に接近する
方向に移動させ、Oリング12′の開閉用爪1a,1b
の先端部の溝10a,10bに保持された部分をワーク
13の孔の内周面環状溝13′の位置まで到達させる。
次に、図5下側に示す状態の摺動用流体圧シリンダ9
a,9bを前進(紙面右向き)させ、図5上側に示すよ
うに摺動用爪2a,2bを原位置にまで戻し、屈曲した
Oリング12′をもとの形状に戻す。これと同期させて
図4上側に示すように開閉用流体圧シリンダ7を前進
(紙面右向き)させ、開閉用爪1a,1bを開いてOリ
ングの内周径をOリングの自由径に戻すことにより、O
リング12をワーク13の孔の内周面環状溝13′に組
付ける。次に、開閉用流体圧シリンダ7を後退(紙面左
向き)させ、開閉用爪1a,1bを閉じて装置本体を9
0度反転させ、このとき摺動用爪2a,2bの径はOリ
ング12の内径より小さいので、摺動用爪2a,2bの
先端部の溝11a,11bに保持されていたOリングの
位置に開閉用爪1a,1bの先端部の溝10a,10b
の位置を合わせる。再度、開閉用流体圧シリンダ7を前
進(紙面右向き)させ、開閉用爪1a,1bを開いてO
リングをワークの孔の内周面環状溝に組付け、Oリング
の環状溝への組付けを完了する。 【0019】以上詳述したように、本実施例における弾
性リング組付方法では、円環状態のOリングを開閉用爪
1a,1bで径方向に変形させ、摺動用爪2a,2bで
軸方向に屈折させることにより、Oリングを縮小させた
状態でワークの穴の内周面環状溝に組付けることができ
るため、保持部材である開閉用爪と摺動用爪のみにより
Oリングの組付けができる。 【0020】実施例2 図6及び図7に実施例2の弾性リング組付装置が概要図
で示されている。図7から明らかなようにこの実施例2
においては、装置本体53に対して第1の爪である四つ
の開閉用爪51が紙面の上下左右方向に開閉自在に設け
られ、また第2の爪である四つの摺動用爪52が紙面に
垂直方向へ摺動自在に設けられている。これらの開閉用
爪51と摺動用爪52とは円周上の等配部位に交互に配
置されている。 【0021】図6で示すように前記の各開閉用爪51は
実施例1の開閉用爪1a,1bと同様にそれぞれのピン
54によって装置本体53に対して回動自在に支持さ
れ、かつ個々の凸部55が装置本体53の中心部を貫通
するシャフト56の端部外周に形成された凹部56aに
係合している。このシャフト56は、実施例1と同様に
開閉用流体圧シリンダ57によって図6の紙面左右方向
に摺動し、これに連動して各開閉用爪51が前記のよう
に回動することとなる。 【0022】また前記の各摺動用爪52についても、実
施例1の摺動用爪2a,2bと同様に装置本体53の側
部を貫通する各シャフト58の一端にそれぞれ締結され
ている。そして各シャフト58は、実施例1と同様に個
々の摺動用流体圧シリンダ59により、それぞれの摺動
用爪52と共に図6の紙面左右方向に摺動する。なお本
実施例の装置本体53も図示しない駆動装置により図6
の紙面左右方向に移動可能である。 【0023】前記の各開閉用爪51と各摺動用爪52の
夫々の先端部には、実施例1と同様にOリング12を保
持するための溝60,61がそれぞれ設けられている。
各開閉用爪51が原位置にあるとき、互いに対向する二
つの開閉用爪51の径方向の間隔はOリング12の通常
状態の内径である自由径とほぼ同じ長さであり、また各
摺動用爪52についても互いに対向する二つの摺動用爪
52の径方向の間隔はOリング12の自由径よりも小さ
く設定されており、この点も実施例1の開閉用爪1a,
1b及び摺動用爪2a,2bと同様である。 【0024】つづいて実施例2の弾性リング組付方法に
ついて説明する。各開閉用爪51と各摺動用爪52の原
位置状態において、各開閉用爪51の溝60にOリング
12を掛けるのは実施例1と同じである。ここで前記開
閉用流体圧シリンダ57によって前記シャフト56を前
進(紙面右向き)させ、四つの開閉用爪51を実施例1
における図1の上側に示すように開くことにより、Oリ
ング12は矩形状に変形する。そうすると、この変形し
たOリング12の矩形状の各辺に相当する部分が、原位
置において互いに対向する二つの間隔がOリング12の
自由径よりも小さく設定されている四つの摺動用爪52
の溝61に嵌まり込む。 【0025】次に実施例1における図2の下側に示すよ
うに前記の各摺動用流体圧シリンダ59によって前記の
各シャフト58を各摺動用爪52と共に後退(紙面左向
き)させることにより、Oリング12を矩形状の各辺に
相当する部分で屈曲させる。これと同期させて、すなわ
ち各摺動用爪52を後退(紙面左向き)させながら、実
施例1における図1の下側で示すように開閉用流体圧シ
リンダ57によって前記シャフト56を後退(紙面左向
き)させ、Oリング12の外形がワーク13の孔径より
縮小するまで開閉用爪51を閉じる。 【0026】この状態において実施例1の場合と同様に
装置本体53をワーク13に接近する方向に移動させ、
Oリング12の各開閉用爪51の溝60に保持されてい
る部分をワーク13の孔の内周面環状溝13′の位置ま
で到達させる。ここで各摺動用爪52をそれぞれの摺動
用流体圧シリンダ59の作動によって原位置にまで戻
し、屈曲したOリング12を元の形状に戻す。これと同
期して各開閉用爪51を前記開閉用流体圧シリンダ57
の作動によって開くことにより、Oリング12がワーク
13の孔の内周面環状溝13′に組付けられ、弾性リン
グ組付けが完了する。 【0027】このように実施例2においては、前記Oリ
ング12を四つの開閉用爪51と四つの摺動用爪52と
の計八つの爪で把持してワーク13の孔に挿入している
ので、Oリング12に対する把持力が高まり、このOリ
ング12を常に安定した姿勢でワーク13の孔に挿入す
ることができる。 【0028】また前記のように四つの摺動用爪52を後
退させることで、Oリング12を矩形状の各辺に相当す
る部分で屈曲させていることから、各部での屈曲は小さ
くて済み、各摺動用爪52を原位置にまで戻したときに
屈曲したOリング12が容易に元の形状に戻る。加えて
四つの開閉用爪51を開いてOリング12を前記の内周
面環状溝13′に組付けているので、実施例1のように
装置本体53を90度反転させる必要がなくなる。つま
り実施例1においては開閉用爪1a,1bをワーク13
の孔内で一旦閉じてから装置本体3を90度反転させ、
その後に再び開閉用爪1a,1bを開くことで、前記の
内周面環状溝13′に対するOリング12の組付けを完
了しているが、実施例2ではこれらの工程が不要とな
る。 【0029】なお実施例1,2において、Oリング12
をワーク13の孔の内周面環状溝13′に組付けるため
に、屈曲したOリング12を元の形状に戻すのと同期し
て開閉用爪1a,1b(又は51)を開いているが、そ
の後に装置本体3(又は53)をさらにワーク13に接
近する方向に移動させて開閉用爪1a,1b(又は5
1)の溝10a,10b(又は60)以外の部分でOリ
ング12を内周面環状溝13′に押し込み、しっかりと
組付けるようにしてもよい。 【0030】 【効果】請求項1記載の弾性リング組付方法では、円環
状態の弾性リングを第1の爪で径方向に変形させ、第2
の爪で軸方向に屈折させることにより、弾性リングを縮
小させた状態でワークの穴の内周面環状溝に組付けるこ
とができるため、保持部材のみにより弾性リングの組付
けができる。 【0031】また、請求項2記載の弾性リン 組付方法
では、自由形状が円環状態の弾性リングを拡縮径自在な
第1の爪にて保持した後、第1の爪を開き弾性リングの
径を縮小させながら軸方向に摺動自在な第2の爪にても
弾性リングを保持させる。そして、第1の爪を閉じなが
ら第2の爪を摺動させて弾性リングを屈曲させることに
より、弾性リングの外周形をワークの孔径より縮小させ
た状態でワークの孔の内周面環状溝まで挿入する。弾性
リングを挿入した後に、第1の爪を開きながら第2の爪
を摺動させて弾性リングの屈曲を元に戻して、弾性リン
グを自由形状に戻すことにより内周面環状溝に組付ける
ことができるため、保持部材のみにより弾性リングの組
付けができる。
【図面の簡単な説明】 【図1】実施例1における弾性リング組付装置の図3の
A−A断面図。 【図2】実施例1における弾性リング組付装置の図3の
B−B断面図。 【図3】実施例1における弾性リング組付装置の正面
図。 【図4】実施例1の弾性リング組付装置によるOリング
組付け状態を示す断面図。 【図5】実施例1の弾性リング組付装置によるOリング
組付け状態を示す断面図。 【図6】実施例2における弾性リング組付装置を表した
図7のC−C断面図。 【図7】実施例2における弾性リング組付装置の正面
図。 【図8】従来の弾性リング組付装置を示す断面図。 【符号の説明】 1a,1b,51…開閉用爪(第1の爪) 2a,2b,52…摺動用爪(第2の爪) 12…Oリング(弾性リング) 13…ワーク 13′…ワークの孔の内周面環状溝
フロントページの続き (72)発明者 松本 晃博 愛知県刈谷市豊田町1丁目1番地 豊田 紡織株式会社内 (56)参考文献 特開 昭47−40566(JP,A) 特開 昭59−24928(JP,A) 特開 昭55−5247(JP,A) 特開 平5−318238(JP,A) 実開 昭59−46678(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B23P 19/00 - 21/00

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 ワークの孔の内周面環状溝に弾性リング
    を組付ける弾性リング組付方法において、前記弾性リン
    グを保持して前記弾性リングの径を基準に拡縮径自在で
    あって前記弾性リングの径と同径で同心円上に配置され
    た少なくとも二つの第1の爪と、前記弾性リングを保持
    して前記弾性リングの軸方向に摺動自在でありかつ前記
    弾性リングの径より小径で同心円上に配置され前記孔に
    挿入自在な少なくとも二つの第2の爪とを用い、第1の
    爪にて弾性リングを保持した後、第1の爪を開き弾性リ
    ングの径を縮小させた箇所で第2の爪に弾性リングを保
    持させ、第1の爪を閉じながら第2の爪を摺動させて弾
    性リングを屈曲させることにより弾性リングを前記ワー
    クの孔径より縮小させた状態で前記内周面環状溝まで挿
    入し、挿入した後に第1の爪を開きながら第2の爪を摺
    動させて弾性リングの屈曲を元に戻すことにより前記弾
    性リングを前記内周面環状溝に組付ける弾性リング組付
    方法。
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