JP3464495B2 - 切換モード電源 - Google Patents

切換モード電源

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JP3464495B2 JP22535692A JP22535692A JP3464495B2 JP 3464495 B2 JP3464495 B2 JP 3464495B2 JP 22535692 A JP22535692 A JP 22535692A JP 22535692 A JP22535692 A JP 22535692A JP 3464495 B2 JP3464495 B2 JP 3464495B2
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】この発明は、プラグイン起動後、
急速に安定した動作が行われるように予め充電されるプ
ルダウン・キャパシタを介して制御器に結合されている
電力トランジスタを有する切換モード電源を持ったテレ
ビジョン受像機に関するものである。 【0002】 【発明の背景】切換モード型電源は可変量の電力を、未
調整直流供給電圧から、電力変成器の2次巻線に結合さ
れた負荷回路に転送する。パルス幅変調器に関連して、
電源制御器が電力トランジスタを介して変成器の1次巻
線にパルスを供給する。ある与えられた2次巻線におけ
る電圧レベルを帰還し、その2次巻線の電圧を基準レベ
ルに等しく維持するようにパルス幅を変化せさることに
より、電源は全ての2次巻線における電圧を調整する。 【0003】切換モード電源制御器の一例は、エスジー
エス・トムソン・マイクロエレクトロニクス社(SGS
−Thomson Microelectronic
s)のTEA2260型である。TEA2260型制御
器によって電源変成器の1次巻線に供給されるパルス
は、通常動作モード即ち、ランモードでは水平リトレー
スパルスに同期化され、一方、リトレースパルスが生成
されない待機モードでは制御器により内部的に生成され
る。電力変成器の電流パルスはパルス幅が変えられて、
フライバック変成器に供給される(但し、通常動作モー
ドのみに負荷がかかる)B+走査供給電圧を含む、2次
巻線の出力電圧を調整する。 【0004】通常動作モードにおいて、B+電圧は、電
力変成器の2次側に設けられたパルス幅変調器から得ら
れるパルス幅変調された信号の形で、信号変成器を介し
て1次側に設けられた制御器へ帰還される。切換モード
電源はランモードにおいても待機モードにおいても動作
状態にあり、待機モードでは、ランモードと待機モード
間の切換えを制御する回路、例えば、赤外線受信機及び
この赤外線受信機をモニタするシステム・マイクロプロ
セッサなどに電力を供給する。ランモードでは、切換モ
ード電源は、能動スイッチング回路だけでなく、水平偏
向回路及びフライバックから取り出した高電圧の電源を
駆動するフライバック変成にも電力を供給する。フライ
バック変成器用のB+供給電圧は、切換モード電源制御
器からパルスが出力されている時は常に、即ち、ランモ
ードにおいても待機モードにおいても、発生される。 【0005】待機モードに入るためには、水平発振器が
システム・マイクロプロセッサにより生成される信号に
よって動作禁止状態にされる(ディスエーブルされ
る)。水平走査がなくて、水平信号が利用できない時
は、TEA2260制御器は、キャパシタとこれに結合
された抵抗の時定数によって決まるパルス周波数で自走
し、パルス幅変調器からのB+レベルの関数としての帰
還の代わりに、TEA2260制御器へのVCC供給電
圧を発生する電力変成器の2次巻線からの帰還により、
その出力を調整する。 【0006】制御器のVCC供給電圧は制御器出力パル
スの結果として生成されるので、受像機が最初に交流主
電源に接続された時、即ち、プラグインされた時、独立
した電圧源によって制御器を起動して動作させる必要が
ある。蓄積キャパシタを含む補助起動電源回路が、TE
A2260へのVCC入力に結合され、プラグイン起動
時にAC主電源によって充電される。制御器が蓄積キャ
パシタ中でランプして上昇する電圧によって電力供給を
受けて充分な動作レベルに達すると、制御器はパルスの
生成を開始し、それ自身のVCCレベルを、電源変成器
の2次巻線からの帰還によって調整することができるよ
うになる。VCCレベルは、TEA2260制御器内部
で施され、特に、プラグイン起動時の初期電流サージを
防止するための、電流制限低速(ソフト)起動制御及び
最大出力制御が施されて正規のレベルまで上昇させられ
る。 【0007】切換モード電源に対する電流負荷はランモ
ードと待機モードで大きく異なる。ランモードにおける
動作に必要な比較的高い電力レベルおいても、また、待
機モードにおいて必要な非常に短いパルス幅において
も、電力供給変成器の1次巻線を駆動できる電力トラン
ジスタを提供することは困難である。TEA2260制
御器は待機モード中の低電力要件に対処するためにバー
ストモードを持っている。このバーストモードでは、制
御器がパルスの発生を停止し、同時に、待機負荷に結合
された蓄積キャパシタがある特定の範囲内で放電し、つ
いで、制御器がパルスのバーストの発生を再開するとい
う動作を交互に行う。従って、このバーストモードは、
VCCを上限まで駆動するに充分な期間、パルス列が切
換モード電源制御器から周期的に生成され、それに続い
て、VCCが下限まで減衰する期間、パルスが消滅する
という点によって特徴づけられる。 【0008】テレビジョン受像機のランモードにおいて
は、TEA2260制御器は、電力変成器の2次側で動
作電源に結合されている主(マスタ)パルス幅変成器に
応答して従属(スレーブ)モードで動作する。しかし、
待機モードでは、パルス幅変調器からの2次側入力がな
く、従って、制御器は、VCCから取り出された誤差入
力に基づいて制御を行うという1次調整モードをとる。
この後者の状況が待機バーストモードの特徴である。パ
ルス幅変調器が制御器を駆動しているランモードでは、
1次側の誤差入力は無視される。 【0009】TEA2260の出力段は、交互に動作し
て実質的に方形のパルスを生成する2つのダーリントン
NPNトランジスタを含むプッシュプル出力段を備えて
いる。変成器の1次巻線を駆動するために制御器の出力
に結合されている出力トランジスタは、パルスの終了時
に急速に遮断されて、電力トランジスタの導通、従っ
て、電力変成器の1次巻線の導電が制御器出力パルス幅
に緊密に対応するようにすべきである。しかしながら、
電力トランジスタというのは、急速なターンオフを行う
ことよりも、むしろ、相当な電流容量に対処できるよう
に構成されている。パルス期間中に電力トランジスタが
飽和すると、比較的大きなベース領域電荷が蓄積され
る。その結果、ベースの電荷が残留している限り、制御
パルスの後縁の後も電力トランジスタは導通し続けるこ
とになる。パルスの終了時にこのベース電荷を排出させ
ることにより、トランジスタの遮断を速めることは知ら
れている。電力トランジスタのベースにおけるパルス入
力が低になった後もこのトランジスタが導通を縦続する
時間はターンオフ遅延時間として知られており、蓄積時
間を含んでいる。 【0010】電力トランジスタにおけるベース電荷を排
出するための公知のべースプルダウン回路においては、
キャパシタがツェナーダイオードと並列に、制御器の出
力と電力トランジスタのベースとの間に直列に接続され
ている。制御器の出力が高い時は、このキャパシタがツ
ェナーダイオードが降服するまでトランジスタのベース
に電流を供給し、その後は、ツェナーダイオードがベー
ス電流を導通させる。キャパシタはツェナーダイオード
の降服電圧によって決まる電圧まで充電される。制御器
の出力が低になると、キャパシタは負の電圧をトランジ
スタのベースに供給し、ベース電荷を一掃して、パルス
を直接トランジスタのベースに加えた場合のターンオフ
よりも速くトランジスタをターンオフする。ベース電荷
の一掃にも時間はかかるが、このようにすることによ
り、少なくともトランジスタのコレクタの電流のパルス
幅を制御器出力パルスの幅により近い幅を短くすること
ができる。 【0011】電力変成器の2次巻線の1つから負の電圧
を生成することにより制御器の出力に負の電圧を印加
し、次いで、この負の電圧を出力トランジスタのエミッ
タに供給して、パルス相互間で制御器の出力電圧を引き
下げる(プルダウン)する手段を設けることも知られて
いる。しかし、このようなやり方は、TEA2260の
ように制御器が集積回路の場合には用いることができな
い。集積回路における出力トランジスタのエミッタは内
部的に接地されており、従って、負のバイアスに結合す
る手立てがない。さらに、電源中に余分な負電圧源を含
める必要がある。 【0012】交流主電源にプラグインされると、テレビ
ジョン受像機は待機モードで起動され、制御器がバース
トモードで動作して、短いパルスからなるバーストを供
給して制御器のVCCをその限界内で上方へ駆動する。
制御器は、受像機が初めに交流主電源に結合された時に
初期電流サージが生じないように切換モード電源の電流
出力を制限する多数の内部保護回路を含んでいる。切換
モード電源回路をプラグイン起動する時に1つの問題が
生じる。即ち、制御器の出力とトランジスタのベースと
の間に直列に接続されているプルダウン・キャパシタ
(このキャパシタは制御器からの出力パルスにより充電
される)は未だ充電されていない。電力トランジスタ
は、プラグイン起動の直後の期間では、急速にあるいは
信頼できる状態で遮断することが出来ない。勿論、これ
は、制御器の保護回路が電流サージを防止することにな
っている重要な期間である。制御器パルスの立下がり縁
の後の電力トランジスタが導通する蓄積時間は長く、そ
のために、起動中の切換モード電源の動作が信頼のおけ
ないものとなってしまう。即ち、プルダウン・キャパシ
タが未充電であることによってその効果が発揮されず、
そのために、保護回路の初期の動作が出来なくなってし
まう。 【0013】 【発明の概要】この発明の1つの特徴によれば、テレビ
ジョン受像機は、電源トランジスタに供給される出力パ
ルスを生成することにより少なくとも1つの出力電圧を
調整する切換モード電源を含んでいる。電力トランジス
タは未調整の入力電圧に結合されている電力変成器の1
次巻線に結合されている。切換モード電源は電力変成器
の2次巻線に結合された感知入力を有し、出力電圧を予
め定められたレベルに維持するように出力パルスの幅を
変調することにより出力電圧を調整するように動作す
る。この出力パルスを電力トランジスタのベースに結合
する回路が設けられている。この回路はトランジスタの
ベースに直列なプルダウン・キャパシタと、このプルダ
ウン・キャパシタと並列に接続された少なくとも1つの
ダイオードを含み、出力パルス期間中、プルダウン・キ
ャパシタが、電力トランジスタを導通させる第1の極性
に従って充電される。パルスに続いて、キャパシタが反
対の極性を電力トランジスタのベースに印加して、電力
トランジスタ及び1次巻線の電流の導通を急速に停止さ
せる。未調整の入力電圧とキャパシタとに結合されてい
る手段が、未調整入力電圧が最初に現れた時にキャパシ
タを予め充電する。 【0014】この発明の別の特徴によれば、テレビジョ
ン受像機は交流主電源に接続された時に、未調整入力電
圧を供給する整流手段を備えている。電源制御器を持っ
た切換モード電源が、未調整入力電圧に結合された電力
変成器の1次巻線に結合されている電力トランジスタに
供給される出力パルスを生成することによって、少なく
とも1つの出力電圧を調整する。上記電力変成器は電源
制御器の電力入力に結合された2次巻線を有し、制御器
が電力入力を予め定められたレベルに維持するように上
記出力パルスの幅を変調するように働く。起動電圧源が
未調整入力電圧に結合されていて、交流主電源に最初に
結合された時に電力入力に電力を供給して、電力変成器
の2次巻線に電力が得られるまで、制御器の動作を行わ
せる。 【0015】電源制御器の出力を電力トランジスタのベ
ースに結合する回路網は、制御器の出力とトランジスタ
のベースとの間に直列に接続されたキャパシタと、この
キャパシタに並列に接続された少なくとも1つのダイオ
ードとを含み、制御器の出力パルスの期間中、キャパシ
タが第1の極性に従って充電されて電力トランジスタを
導通させ、出力パルスに続いて、キャパシタは逆の極性
を電力トランジスタのベースに供給して、電力トランジ
スタ及び1次巻線を介する導通を急速に停止させる。未
調整入力電圧とキャパシタとに結合された手段が、交流
主電源に整流器が結合された時、制御器による出力パル
スの発生に先立ってキャパシタを予め充電する。 【0016】この発明のさらに別の特徴によれば、切換
モード電源は、未調整電圧の電圧源と、負荷と、上記電
圧源を上記負荷に結合するスイッチングトランジスタと
を備えている。このトランジスタの制御端子にはキャパ
シタが結合されている。また、このキャパシタを介し
て、上記トランジスタの制御端子に制御パルス源が結合
されている。上記キャパシタを上記未調整電圧源によっ
て充電する手段が設けられている。 【0017】 【実施例の説明】図1において、交流主電源22(これ
は、世界の各地での動作を考えて、90〜250VAC
とすることができる)からのテレビジョン(以下、テレ
ビ)受像機への電力はブリッジ24によって全波整流さ
れ、キャパシタCP06抵抗RP03によって濾波され
て、電力変成器LP36の1次巻線W1に結合される未
調整入力電圧VINが生じる。巻線W1の他方の端子は
電力トランジスタTP29のコレクタに結合されてい
る。トランジスタTP29は切換モード電源制御器2
0、例えば、エスジーエス−トムソンマイクロエレクト
ロニクス社製TEA2260によって駆動される。図に
は、制御器への接続用ピン番号が示されている。 【0018】制御器20は2つの動作モードを持つ。ス
レーブモードでは、制御器20はパルス幅変調器92か
ら帰還される幅変調されたパルス(幅変調パルス)に応
答する。パルスの幅は未調整入力電圧VINから変成器
LP36のB+調整出力電源及び他の2次電源へ転送さ
れるエネルギを制御する。B+出力は水平偏向回路88
に結合されており、フライバック変成器(図示せず)を
介して水平走査を駆動し、また、それによって、テレビ
受像機のラン動作モード(通常動作モード)中のみに付
勢される種々の負荷に電力が供給される。パルス幅変調
器はB+電源と水平偏向回路88からの同期パルスVS
に結合されている。 【0019】制御器20の第2の動作モードにおいて、
即ち、水平走査がないことにより、電源の2次側からの
調整のための幅変調パルスの供給がない時、制御器20
は電力変成器LP36の2次巻線W3から取り出された
誤差入力に基づく1次調整モードに転換する。この誤差
入力に基づく調整はパルス幅変調器92からの2次側帰
還によるパルスが存在しない場合にのみ働く。このパル
スが存在する場合には、誤差入力は無視される。 【0020】テレビ受像機は交流主電源22に結合され
ると、待機モードの動作をするように電力供給され、マ
イクロプロセッサ82の制御の下にランモードに切換え
ることができる。電源制御器20と同様マイクロプロセ
ッサ82も、ランモードだけでなく待機モードでも電力
供給を受ける。マイクロプロセッサ82は、スイッチン
グ手段、例えば、赤外線受信機に結合された入力ON/
OFFと、水平偏向回路88を動作禁止状態にして、待
機モードに切換えるために、水平偏向回路88に結合さ
れた出力とを持っている。 【0021】受像機が最初交流主電源22に結合される
と、制御器20のVCCピン16への電力は、ブリッジ
整流器24からの未調整VIN電圧に結合された起動電
流源により供給される。制御器20のVCCピン16に
結合されているキャパシタCP28が比較的大きな値の
電流制限抵抗RP06を通して充電される。キャパシタ
CP28の両端間のVCC電圧が上昇するに伴って、制
御器20は動作状態とされてパルスを出力し始める。制
御器20からの出力パルスは、未調整VINを電力変成
器LP36の1次巻線W1に結合する電力トランジスタ
TP29に結合されている。2次巻線W3に生じるパル
スはダイオードDP08により整流され、キャパシタC
P28により濾波されて制御器20のVCC入力に結合
される。このように、制御器20は、起動用抵抗RP0
6を介してキャパシタCP28に供給された電荷によっ
て初めに動作を開始した後、自分自身に電力供給する。 【0022】制御器20は、過大電圧状態や過大電流状
態が発生したりあるいは持続することを防止するため
に、内部に多数の制限回路及び遮断回路を備えており、
電源より、電力が供給される時、その出力を制限して、
起動時に未充電の蓄積キャパシタ等にこれらの素子を損
傷させる可能性のある電流のサージが流れ込まないよう
にすることができる。これを行うために、ソフトスター
ト回路40がキャパシタCP08に結合されており、相
続いて生じる出力パルスの振幅の増加率を規定する。T
EA2260制御器では、VCC電圧の最小限界値及び
最大限界値は、保護回路50内のVCCモニタ回路と過
大電圧比較器によって設定される。過負荷が繰返して生
じると、これが、内部電圧及び電流基準に結合されてい
る比較器によって検出される。電力変成器LP36の最
大出力電流は、電力トランジスタTP29のエミッタに
直列に接続されている電流検出抵抗RP32に結合され
た電流制限比較器によって制限される。減磁はピン1に
おいて保護回路50に結合されている巻線W3により検
出される。 【0023】パルス幅変調器92からパルスが供給され
ない待機モードにおいては、制御器20は誤差増幅器3
4の誤差入力、ピン6において検出された2次巻線W3
からの電圧を調整する。検出されたレベルはVCCと接
地電位との間に結合されている、抵抗RP14、可変抵
抗PP16及び抵抗RP13からなる分圧器を介して供
給される。従って、検出された電圧レベルはVCCに比
例し、誤差増幅器34の非反転入力に結合されている
2.49Vの内部基準VREFと比較される。抵抗RP
17が誤差増幅器34の出力と反転入力との間に接続さ
れており、誤差増幅器の利得を設定している。 【0024】制御器20が動作して、誤差増幅器出力が
VCCの閾値レベルが達成されたことを示すに充分な高
さのレベルにVCCを駆動すると、制御器20はバース
トモードに入り、内部的にその動作を変更して、基準電
圧VREFのレベルの100%ではなく、90%に追随
するようにする。パルスの生成が停止し、蓄積キャパシ
タCP28に累積されていたVCC電圧が時間をかけ
て、90%閾値を満足するまで減少する。その時点で、
制御器20は再び元の100%閾値をとり、VCC出力
を再充電して比較器34の反転入力に100%基準レベ
ルを生成するためにパルス列を出力する、この動作が繰
返される。VCCの調整済出力電圧は、2つの閾値間の
ヒステリシスをもつ一連の上昇及び下降ランプ電圧を規
定する。 【0025】誤差増幅器34の出力は変調器36、38
に結合されており、これらの変調器は、さらに、ソフト
スタート回路40から得られるソフトスタート上昇基準
電圧レベルと、発振器42のランプ出力とに結合されて
いる。変調器の出力は変調論理及び自動バースト発生器
44に結合されている。この変調論理及び自動バースト
発生器44は発振器42のパルス出力に結合されてい
る。発振器のランプの勾配、パルス幅及び発振器の周波
数は外付きの抵抗RP09とキャパシタCP09を介し
て設定される。 【0026】IS論理段32は、抵抗RP41を介して
与えられるパルス幅変調器変成器LP42の2次巻線W
Sからの入力を選択的に制御器20の出力に供給する。
しかし、抵抗RP41を通してパルスが供給されない時
は、変調論理及び自動バースト発生器44の出力が制御
器の出力に結合される。IS論理段32からの調整パル
スは論理プロセッサ52に結合され、正負出力ドライバ
62、64を通してダーリントン増幅器出力トランジス
タ66、68に供給される。出力トランジスタ66、6
8は、任意の時点で一方のみが導通するプッシュプル形
式で交互に動作する。出力トランジスタ66はVCCと
抵抗RP26を介して制御器出力に電流を供給し、それ
によって、正の出力電流レベルが設定される。出力トラ
ンジスタ68は出力ピン14からの電流に対する電流シ
ンクとして働き、実効的に制御器20の出力ピンを接地
する。 【0027】制御器20の出力は電力トランジスタTP
29のベースに対し、ベース回路網を通して結合されて
いる。このベース回路網は、少なくとも1つ、好ましく
は複数のダイオードDP24、DP26、DP27と並
列に接続されたプルダウン・キャパシタCP24を含ん
でいる。制御器20の出力におけるパルスの前縁で、ダ
イオードDP24、DP26及びDP27が順バイアス
され、3個分のダイオード電圧降下、即ち、約2.1V
のキャパシタクランピング電圧を与える。このダイオー
ドはキャパシタCP24に対する最大電荷を決定する。
制御器20の出力におけるパルスの後縁で、出力トラン
ジスタ68はプルダウン・キャパシタCP24のより正
側の端子を接地し、これによってトランジスタTP29
のベースを2.1Vの負電圧にする。キャパシタCP2
4に蓄積された電荷による負の電圧が電力トランジスタ
TP29のベース電荷を一掃する負のベース電流を発生
する。これにより、トランジスタTP29の導通が急速
に停止する。ダンピング抵抗RP28と並列に接続され
たインダクタLP28がトランジスタTP29のベース
への電流パルスの整形を行う。抵抗RP29はベース・
エミッタバイアスを行う。インダクタLP28とトラン
ジスタのベース容量を含むLC回路網が、キャパシタC
P24からの負の電圧の印加によって電力トランジスタ
TP29のベース電流が反転する時、その逆方向ベース
電流の勾配を設定する。ベース回路中のインダクタンス
は、制御器出力電圧(例えば、図5参照)及びコレクタ
電流(例えば、図13)に現れるあるスパイクの原因と
なる。 【0028】トランジスタTP29のコレクタには、ダ
イオードDP29と抵抗RP31、及び、このダイオー
ドDP29と抵抗RP31のそれぞれに並列接続された
キャパシタCP29とCP31とによって形成されたダ
ンピング構成が結合されている。 【0029】制御器20のVCCに対する電力を供給す
る2次巻線W3に加えて、他の2次巻線W2、W4及び
W5が、走査が行われている間はB+電源を介し、走査
が行われていない時はVCC電源を介して行われる調整
と共に、制御器によって調整される他の出力電圧が生成
される。2次巻線W2の信号はダイオードDP50によ
り整流され、キャパシタCP51によって濾波されて、
水平偏向回路88に電力供給する調整された+118V
のB+出力が得られる。巻線W4から、ダイオードDP
63により整流され、キャパシタCP64によって濾波
された+19Vの電源が与えられ、抵抗RL1で表わし
た負荷を付勢する。巻線W5はダイオードDP92とキ
ャパシタCP86を介して、抵抗RL2として示した負
荷を付勢するための+24Vを供給する。 【0030】電力変成器LP36の全ての2次巻線の出
力電圧は制御器20によるVCCの調整と共に調整され
る。制御器20はランモードでも待機モードでも動作す
るので、B+電圧を含む2次電源は常に生成されてい
る。+19V電源は調整器26によってさらに+5Vに
調整され、待機モード中の制御器20のバーストモード
におけるVCCの上昇下降があるにもかかわらず、マイ
クロプロセッサ82へ安定した電源電圧が供給される。 【0031】この発明1つの特徴によれば、プルダウン
・キャパシタCP24の正の端子が未調整入力電圧VI
Nに結合される。この未調整入力電圧VINは回路が交
流主電源に結合されると直ちに現れる。即ち、制御器2
0がパルスを出力する前に現れる。図2〜図9のタイミ
ング図は、制御器20がそのバーストモードで動作して
いる時の、テレビ受像機の待機モードにおける定常回路
状態を示している。図10〜図20はプラグイン起動、
即ち、交流主電源22への最初の接続の後の回路状態を
示す。図2〜図20は全て、わかりやすくするために、
いくつかの雑音による影響や結合による影響を省略した
理想的な形を示している。 【0032】制御器20の出力パルスVCON は図5の時
間t1 で高になり、時間t2 まで高にに維持され、t2
で実質的に接地電位まで低下する。しかし、図2と図7
に示すように、電力トランジスタTP29のベースの電
圧はこのトランジスタのベース電荷のために、t2 にお
ける制御器パルスの後縁の後も高にとどまっている。そ
の結果、トランジスタTP29は時間t2 の後も、引き
続いて、飽和状態のコレクタ電流を導通させる。 【0033】制御器20のプッシュプル出力回路は、後
縁においてキャパシタCP24の正の端子を接地する
が、図3と図6に示すように、キャパシタCP24から
の電流がベース電荷を一掃するので、電力トランジスタ
TP29のベースの電流は時間t2 で逆転する。キャパ
シタCP24は通常は約2.32Vに充電される。ベー
ス電荷は、また、トランジスタTP29のコレクタ導通
によっても、比較的遅い速度で排出される。ベース領域
の電荷が排除されるt2 からt3 までの時間が回路の蓄
積時間を規定する。 【0034】ベース・エミッタ間電荷が時間t3 でなく
なると、トランジスタTP29のベースの電流は図3に
示すように急速に0になり、また、ベースの電圧は、図
2に示すように、負になる。ベースから飽和過剰電荷が
除かれるまでに、約3.24μ秒が経過する。ベース・
エミッタ接合は逆バイアスされ、トランジスタがスイッ
チオフされる。べース・エミッタ整合のバイアスの反転
とコレクタの電流の停止は時間t3 とt4 の間で生じ、
図4に示すように、コレクタ、従って、電力変成器の1
次巻線における電流波形に下降ランプ形状を与える。ト
ランジスタTP29のベースの電圧は、キャパシタCP
24の電荷のためと、接地から電流検出抵抗RP32、
バイアス抵抗RP29及びインダクタLP28を通した
導通のために、いくらか負の電圧となる。トランジスタ
TP29に関連した寄生キャパシタンスのために、ある
程度のリンギングがベース電圧に生じる。 【0035】図5〜図9には、制御器20からの数個の
パルスの期間にわたるそれぞれの波形が示されている。
図5に示す制御器20の出力VCON は実質的に正方形の
パルスであるが、前縁におけるインダクタLP28のリ
アクタンスが高いために初期にスパイクが発生し、ま
た、電流の反転と電力トランジスタTP29のベースに
おける容量による相互作用のために後縁部でいくらかの
リンギングが生じている。初期のスパイクに続き、パル
スのレベルはキャパシタCP24の充電に伴って上昇す
るが、どの1つのパルスの期間においてもその期間中の
キャパシタCP24の充電は小さく、1サイクルの残り
の期間中にキャパシタCP24から排出された電荷を補
充するに足る量に過ぎない。その結果、通常動作では、
図9に示すように、キャパシタCP24の両端間の電圧
は比較的滑らかで、時間t1 からt2 までの充電段階
と、時間t2 からt3 までのベース電荷の排出に伴う放
電段階とを持つ。 【0036】図6において、トランジスタTP29のベ
ースにおける電流IBASEは時間t1からt2 までの電圧
パルスVCON の間正であり、時間t2 において、電圧パ
ルスの後縁でキャパシタCP24の両端間の電圧が印加
されることにより、反転する。電流はインダクタLP2
8によって決まる勾配で、時間t3 で電荷がなくなるま
で負方向に振幅が増加し、時間t4 で0にかえる。 【0037】通常の動作中は、キャパシタCP24は、
図9に示すように、実質的に充電された状態を維持する
が、図7に示すように、電圧VBASEは、ベース・エミッ
タ電荷が除去される時間t1 からt3 までの期間、即
ち、制御器20からのパルスの期間とそのパルスの後の
時間t2 からt3 までの期間以外は、負である。また、
図8に示すように、キャパシタCP24の電流も、接地
点から抵抗RP32とRP29及びインダクタLP28
を介する電流路により、パルス相互間の期間は負であ
る。時間t2 とt3 の間は、キャパシタCP24の電流
は、ベースの電流(図6)の反転に対応して反転する。
時間t1 とt2 の間のキャパシタCP24の充電は、t
2 とt4 の間に放電量とパルス相互間における放電の和
に等しい。従って、キャパシタの電圧は、図9に示すよ
うに、比較的一定している。 【0038】回路の通常の動作は、制御器パルスの後縁
に続く短い時間内に電力トランジスタTP29をターン
オフするためのキャパシタCP24の両端間電圧に基づ
いている。しかしながら、どのような幅のパルスが与え
られた後でも、ベース電荷がトランジスタTP29から
除去される間、ある時間が経過するために、ある限界が
ある。この発明の特徴によれば、初めに回路を交流主電
源に接続した時、キャパシタCP24は起動抵抗RP3
24を通して充電される。図18に示すように、交流主
電源への接続に伴い、キャパシタCP24は、制御器2
0の通常動作電源電圧VCCが充分高くなって制御器が
パルスの出力を開始できるようになる前に、ダイオード
DP24、DP26及びDP27によって決まる最大電
圧2.1Vまで充電される。 【0039】図10〜図13は、この発明による回路の
プラグイン起動動作を示す互いに対応するタイミング図
で、これらの図に示すように、プラグイン起動に続く1
番目のパルスは、前述した定常状態のパルスと殆ど同じ
である。制御器20の出力における電圧パルスV
CON (図12)の後縁に続いて、ベース電流IBASEは、
キャパシタCP24の正の端子を接地してベース・エミ
ッタ電荷を除去する出力トランジスタ68による電圧の
反転(図10)のために反転する。時間t3 において電
荷がなくなると、ベース電流はt4 で0になり、コレク
タ電流は0に低下する。コレクタ電流ICOLは、トラ
ンジスタTP29が導通している限り、約2μ秒の蓄積
時間で約1.3Aのピーク値まで上昇し続ける。ベース
電荷の一掃除去は、コレクタ電流(図13)の停止が制
限器出力パルスの立下がりの短時間後に生じるようなも
のとされている。 【0040】図10〜図13に示す状態は、図14〜図
17に示す、キャパシタCP24を予め充電する抵抗R
P324が設けられていない場合の同じ回路の動作とそ
のまま比較できる。図14〜図17は図1に示すような
回路で、プルダウン・キャパシタを事前に充電しておか
ない場合のプラグイン起動動作時の対応タイミング図
で、最初のパルスが示されているが、図10〜図13と
比較した図14〜図17の波形の相違点は複数の制御器
パルスサイクルにわたって持続して保持される点であ
。図14に示すように、ベース電圧は、図16に示す
制御器20からの出力パルスの立上がり端と共に時間t
A で立上がる。制御器出力パルスの後縁、時間tB にお
けるベース電流の反転は発生しないか、あるいは、発生
したとしても、抵抗RP324がない時は、キャパシタ
CP24は、制御器20の出力による抵抗RP26を介
してVCCからの電流によってのみ充電されることにな
るために、小さなものである。累積電荷がトランジスタ
TP29からベース・エミッタ電荷を完全に除去するに
充分となるような電圧までキャパシタCP24を充電す
るには、多数のパルスが発生する必要がある。 【0041】時間tB において、ベース電圧は僅かに低
下するが、ベース領域はトランジスタTP29の導通を
維持するに充分に充電されている。制御器パルスの後縁
の後のある時間tD において、トランジスタTP29の
ベース電流の流通と他の種々のプロセスのためにベース
電荷が消費し尽くされて、ベース電圧VBASEは最終的に
0に低下する。この時までには、トランジスタTP29
のコレクタ電流は、キャパシタCP24がベース電荷を
取除く働きをする定常状態の時よりかなり高いレベル、
約2.2Aのピークまで上昇している。充電されていな
いプルダウン・キャパシタが働かないために、回路は約
5.78μ秒の蓄積時間で動作する。これにより、最初
の電流パルスを3μ秒に制限しようとする制御器のソフ
トスタート保護という特徴が発揮されなくなってしま
う。 【0042】もう1つの不所望点は、キャパシタCP2
4の正端子が、ダーリントン・トランジスタ68の導通
によっても接地電位まで引き下げられず、コレクタ端子
の電圧レベルまでしか下げられないという点である。ダ
ーリントン・トランジスタのこのレベルは相当なもの
で、約0.8Vである。 【0043】TEA2260制御器に含まれている起動
時出力制限回路は、過大電圧状態あるいは過大電流状態
の発生あるいは継続を制限することを意図して設けられ
ている。電源というものは、交流主電源に最初に結合さ
れた時に、蓄積キャパシタ及び負荷回路の他の素子が最
大の電流を引出すので、このような時に過大電圧状態に
なりやすい。動作の起動段階において電力トランジスタ
TP29のベース電荷を一掃するのに有効な手段がない
と、トランジスタTP29が制御器パルスの後縁の後、
長時間導通し続けるために、保護回路の機能が損なわれ
る可能性がある。制御器の電源出力の正確な制御能力が
低くなってしまう。 【0044】図19と図20は、この発明の回路の起動
動作とプルダウン・キャパシタを事前に充電しない同様
の回路とを比較したものである。図19において、この
発明によるベース電圧は、制御器20の出力に最初のパ
ルスが生じた時にキャパシタCP24が予め充電されて
いるために、負である。キャパシタCP24の正端子の
電圧がその定常状態値に低下する時に、負方向のベース
電圧スパイクの振幅に一時的な変動が生じる。しかし、
電源はすぐに定常動作を行う。 【0045】図20において、ベース電圧は、制御器か
らの最初のパルスの前においては、負ではなく、0に近
い。負のベース電圧スパイクは無いか、あるいは、多数
の連続サイクル期間中、小さく、その期間中は、制御器
のトランジスタTP29の電流を正確に制御する機能は
比較的低下する。約3.82m秒にわたって、キャパシ
タCP24は約1.8Vに充電され、パルスに先行する
ベース電圧が負に低下して、定常状態に達する。しか
し、図19と図20を比較すればわかるように、定常状
態の動作になるまでの期間(この期間中は制御器の保護
回路が比較的有効に動作しない)は、この発明に従って
プルダウン・キャパシタを予め充電した場合の方が、プ
ルダウン・キャパシタの電圧なしで起動させた場合より
も、かなり短い。この発明の回路は最初の制御器パルス
の印加時に蓄積時間を短くすることができるが、これと
同等の、例えば、18KHzで動作する回路では、短時
間蓄積時間を達成するために、3.8m秒にわたる、6
8サイクル程度を必要とする。
【図面の簡単な説明】 【図1】この発明の回路の概略回路図である。 【図2】切換モード電源の通常の動作における電力トラ
ンジスタのベースにおける電圧信号を示す。 【図3】切換モード電源の通常の動作における電力トラ
ンジスタのベースにおける電流信号を示す。 【図4】切換モード電源の通常の動作における電力トラ
ンジスタのコレクタ電流を示す。 【図5】切換モード電源の通常の動作時の制御器の出力
における電圧を、時間軸を図2〜図4の時間軸より圧縮
して示す図である。 【図6】切換モード電源の通常の動作時の電力トランジ
スタのベースにおける電流を、時間軸を図2〜図4の時
間軸より圧縮して示す図である。 【図7】切換モード電源の通常の動作時の電力トランジ
スタのベースにおける電圧を、時間軸を図2〜図4の時
間軸より圧縮して示す図である。 【図8】切換モード電源の通常の動作時のプルダウン・
キャパシタの電流を、時間軸を図2〜図4の時間軸より
圧縮して示す図である。 【図9】切換モード電源の通常の動作時のプルダウン・
キャパシタの両端間の電圧を、時間軸を図2〜図4の時
間軸より圧縮して示す図である。 【図10】この発明の回路のプラグイン起動時の、特
に、電源制御器からの最初のパルスが供給された時の電
源トランジスタのベースにおける電圧を示す図である。 【図11】この発明の回路のプラグイン起動時の、特
に、電源制御器からの最初のパルスが供給された時の電
力トランジスタのベースの電流を示す図である。 【図12】この発明の回路のプラグイン起動時の、特
に、電源制御器からの最初のパルスが供給された時の制
御器の出力における電圧を示す図である。 【図13】この発明の回路のプラグイン起動時の、特
に、電源制御器からの最初のパルスが供給された時の電
力トランジスタのコレクタの電流を示す図である。 【図14】図1の回路のような回路におけるプラグイン
起動時に、プラグイン・キャパシタを予め充電しておか
なかった場合の、図10に対応する図である。 【図15】図1の回路のような回路におけるプラグイン
起動時に、プラグイン・キャパシタを予め充電しておか
なかった場合の、図11に対応する図である。 【図16】図1の回路のような回路におけるプラグイン
起動時に、プラグイン・キャパシタを予め充電しておか
なかった場合の、図12に対応する図である。 【図17】図1の回路のような回路におけるプラグイン
起動時に、プラグイン・キャパシタを予め充電しておか
なかった場合の、図13に対応する図である。 【図18】受像機を交流主電源に接続した後のプルダウ
ン・キャパシタの両端間の電圧で、プルダウン・キャパ
シタの予備充電を示す図である。 【図19】この発明による、プルダウン・キャパシタを
事前に充電しておいた場合の、起動に続く期間における
電力トランジスタのベースにおける電圧を示す図であ
る。 【図20】図19に対応し、プルダウン・キャパシタを
予め充電しておかない時の、起動に続く期間における電
力トランジスタのベースにおける電圧を示す図である。 【符号の説明】 VIN 未調整電圧 88 負荷 TP29 スイッチングトランジスタ CP29 キャパシタ 20 制御パルス源 RP324 充電手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 チユン シン ウー シンガポール国 2057 ビー・エル・ケ イ 170 ビシヤン・ストリート 13 ナンバー08−63 (56)参考文献 特開 昭58−175973(JP,A) 特開 昭62−123926(JP,A) 特開 昭63−157620(JP,A) 特開 平2−41084(JP,A) 実開 平1−103969(JP,U) 実開 昭64−55781(JP,U) 実開 平1−93984(JP,U) 実開 平1−113586(JP,U) 特公 昭62−43431(JP,B1) 米国特許5291386(US,A) 欧州特許525652(EP,B1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04N 5/50 - 5/63 H04N 3/16 - 3/40 H02M 3/00 - 3/44 H02M 7/00 - 7/40

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 未調整電圧の電圧源と、 負荷と、 上記電源を上記負荷に結合するスイッチング・トラン
    ジスタと、 上記トランジスタの制御端子に結合されたキャパシタ
    と、 上記キャパシタを介して上記トランジスタの上記制御端
    子に結合された制御パルスの供給源と、 上記未調整電圧の電圧源から上記キャパシタを、上記ト
    ランジスタを非導通状態にするための極性に充電する
    段と、 を具える切換モード電源。
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