JP3463520B2 - 導電性樹脂組成物及び成形加工物 - Google Patents

導電性樹脂組成物及び成形加工物

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プラスチック発熱
体、ICトレイ、マガジンレール等の帯電防止資材、電
磁波シールド材などに用いられる導電性樹脂組成物に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、導電性を有する成形物は、カーボ
ンブラックやグラファイト、金属粉、金属繊維等の導電
性フィラーと熱可塑性樹脂とをバンバリーミキサー、ニ
ーダー、押出機等を用いて溶融混練した後、所望のペレ
ット形状に加工した導電性樹脂組成物を得、係る導電性
樹脂組成物を成形加工することによって得ていた。
【0003】導電性樹脂組成物及びその成形加工物の導
電性の程度、即ち体積固有抵抗値(以下VRと略す)の
大きさは、導電性樹脂組成物及びその成形加工物中の導
電性フィラーの種類とその量に依存する。つまり、導電
性フィラーをより多く含有すれば低抵抗となり、少なく
すれば高抵抗となり、また到達し得る導電度は用いる導
電性フィラーの種類によってほぼ確定する。
【0004】従って、より低抵抗の導電性フィラーをよ
り多く含有すれば、より低抵抗の導電性樹脂組成物やそ
の成形加工物を得ることは可能であったが、ある程度高
抵抗、例えば102 〜106 Ω・cmの導電性樹脂組成
物やその成形加工物を得ることは従来極めて難しかっ
た。導電性フィラーの含有量を低減せしめればVRを大
きくすることは容易ではあることは前記した次第である
が、導電性フィラーの含有量を低減せしめると導電性樹
脂組成物やその成形加工物中の導電性フィラー同士の接
触が不安定となり、VRの製品間ばらつきが大きくなり
一定の抵抗値の製品を再現性良く、安定して供給するこ
とが極めて困難であった。例えば、ポリプロピレンにカ
ーボンブラックを分散せしめた場合についてそのカーボ
ンブラック含有量とVRのばらつきを検討したところ、
カーボン種によらず、VR=102 を発現させ得る含有
量(約20Vol%)を下回ると、図3に示すように急
激にVRのばらつきが大きくなる。
【0005】ジュール熱を利用するプラスチック発熱体
のうち、並列電極型プラスチック発熱体の場合は、従来
の直列型の場合(100 〜101 Ω・cm)に比して、
104 Ω・cm前後の抵抗値が要求されるものである
が、製品の抵抗値が不均一になると、発熱ムラを生じる
ばかりでなく、部分的に極端に低抵抗の部分があるとこ
の部分が過熱し易く、安全上も好ましくない。また、押
出成形や射出成形により生産されるマガジンレール、I
Cトレイ等の帯電防止資材や電磁波シールド材には一般
的に102 〜106 Ω・cm程度の抵抗値が要求される
が、所望の抵抗値を達成すべく導電性フィラーの含有量
を低減せしめると、成形条件によって導電性フィラーの
分散状態が影響を受けやすくなり、製品間において抵抗
値がばらつくばかりでなく、1つの成形品中においても
部分的に低抵抗になったり高抵抗になったりするという
問題があった。さらに、射出成形の場合には、導電性フ
ィラーが流れ方向に配向し、その結果得られる成形品の
流れ方向とそれとは垂直の方向とでは大きく抵抗値が異
なるという問題もあった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、製品間及び
製品内の抵抗値のばらつきの少ない、ある程度高抵抗の
導電性樹脂組成物を安定して得ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】即ち、第1の発明は、カ
ーボンブラック、グラファイト、金属粉、金属フレーク
及び金属酸化物よりなる群より選ばれる少なくとも1種
以上の導電性フィラーを熱可塑性樹脂(A)中に分散せ
しめてなる、体積固有抵抗値が10 0 〜10 2 Ω・cm
である導電性樹脂組成物(1)を、前記熱可塑性樹脂
(A)とは異なる熱可塑性樹脂(B)中に分散せしめて
得られる、体積固有抵抗値が10 2 〜10 6 Ω・cmで
あることを特徴とする導電性樹脂組成物(2)である。
【0008】第2の発明は、導電性樹脂組成物(1)中
に導電性フィラーを20〜60Vol%含有することを
特徴とする第1の発明いずれか記載の導電性樹脂組成物
(2)である。
【0009】第3の発明は、導電性樹脂組成物(1)を
20〜80Vol%含有することを特徴とする第1又は
第2の発明いずれか記載の導電性樹脂組成物(2)であ
る。
【0010】第4の発明は、熱可塑性樹脂(A)がポリ
オレフィン系樹脂であり、熱可塑性樹脂(B)がポリス
チレン系樹脂、ポリアミド系樹脂、ポリエステル系樹脂
及びアクリル系樹脂からなる群より選ばれる少なくとも
1種以上であることを特徴とする第1〜第3の発明いず
れか記載の導電性樹脂組成物(2)である。
【0011】第5の発明は、熱可塑性樹脂(A)がポリ
スチレン系樹脂、ポリアミド系樹脂、ポリエステル系樹
脂及びアクリル系樹脂からなる群より選ばれる少なくと
も1種以上であり、熱可塑性樹脂(B)がポリオレフィ
ン系樹脂であることを特徴とする第1〜第3の発明いず
れか記載の導電性樹脂組成物(2)である。
【0012】第6の発明は、第1〜第5の発明いずれか
記載の導電性樹脂組成物(2)を用いて得られる成形加
工物である。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明は、まず熱可塑性樹脂
(A)中に導電性フィラーを比較的多く含有し、安定し
た低VRを呈する導電性樹脂組成物(1)を得、次いで
係る導電性樹脂組成物(1)を前記熱可塑性樹脂(A)
とは相溶し難い熱可塑性樹脂(B)中に分散させること
により、導電性樹脂組成物(1)と熱可塑性樹脂(B)
とがいわゆる「海島構造」を呈し、その結果導電性樹脂
組成物(1)中の導電性フィラー同士の安定した接触状
態を保ちながら、「島」である導電性樹脂組成物(1)
同士の接触が「海」である熱可塑性樹脂(B)によって
適度に寸断されるためにばらつきの少ない高抵抗の導電
性樹脂組成物(2)を得ることができるようになったも
のである。
【0014】熱可塑性樹脂(A)と熱可塑性樹脂(B)
とが相溶性が良く溶融混練によって容易に均一になって
しまうと、結局少量の導電性フィラーを熱可塑性樹脂中
に分散せしめた状態と同様となり、VRが不安定にな
り、製品間及び製品内ばらつきが大きくなる。
【0015】本発明において用いられる導電性フィラー
としては、カーボンブラック、グラファイト、金属粉、
金属フレーク及び金属酸化物が挙げられ、成形品の軽量
化の点からはカーボンブラック、グラファイトが好まし
く、また成形品を黒色にはしたくない場合には、金属粉
や金属フレークが好適に用いられる。また、これらの導
電性フィラーは2種以上を併用しても良い。
【0016】本発明における熱可塑性樹脂(A)、
(B)とは、熱可塑性樹脂及び熱可塑性エラストマーを
包含するものであり、本発明において導電性樹脂組成物
(1)を得るために用いられる熱可塑性樹脂(A)とし
ては、ポリオレフィン系樹脂、ポリスチレン系樹脂、ポ
リアミド系樹脂、ポリエステル系樹脂、アクリル系樹脂
が挙げられる。ポリオレフィン系樹脂としては、ポリエ
チレン、ポリプロピレンの他にポリプロピレン骨格にE
PM(エチレン−プロピレン−メチレンゴム)やEPD
M(エチレン−プロピレン−ジエン−メチレンゴム)等
を部分架橋させたエラストマーが挙げられ、ポリエステ
ル系樹脂としては、ポリエチレンテレフタレート、ポリ
ブチレンテレフタレート等のホモポリマーの他に、ポリ
ブチレンテレフタレート骨格にエーテルゴムを物理的に
架橋させたエラストマー等が挙げられる。
【0017】一方、本発明において用いられる熱可塑性
樹脂(B)としては、成形品の用途に応じて適宜選択
し、前記熱可塑性樹脂(A)とは異なる種類のものであ
ればよく、例えば、熱可塑性樹脂(A)としてポリオレ
フィン系の樹脂を用いるのならば熱可塑性樹脂(B)と
しては、ポリスチレン系樹脂、ポリアミド系樹脂、ポリ
エステル系樹脂、アクリル系樹脂を用いればよいし、逆
に熱可塑性樹脂(B)としてポリオレフィン系の樹脂を
用いるのならば熱可塑性樹脂(A)としては、ポリスチ
レン系樹脂、ポリアミド系樹脂、ポリエステル系樹脂、
アクリル系樹脂を用いればよい。尚、ポリスチレン系樹
脂、ポリアミド系樹脂、ポリエステル系樹脂、アクリル
系樹脂は互いに異種の熱可塑性樹脂であるので、これら
のうちの1種を熱可塑性樹脂(A)として、その1種以
外の樹脂を熱可塑性樹脂(B)として用いることもでき
る。
【0018】導電性樹脂組成物(1)は、導電フィラー
と熱可塑性樹脂(A)とをニーダー、バンバリーミキサ
ー、単軸および2軸押出機、コニーダー、FCM等の混
練機を用いて溶融混練することによって得ることができ
る。溶融混練後、ペレット化することが望ましい。
【0019】導電性樹脂組成物(1)のVRは、10 0
〜10 2 Ω・cmであることが必要である。かかるVR
を安定的に発現せしめるためには用いる導電フィラーの
種類にもよるが、導電性樹脂組成物(1)中に導電フィ
ラーを20〜60Vol%含有せしめることが好まし
い。20Vol%未満だと、十分安定したVRを有する
ことが困難となり、一方、60Vol%を越えると混練
が困難となる。混練の作業性を考えると20〜40Vo
l%の範囲がさらに望ましい。尚、「Vol%」は、使
用する導電性フィラー及び熱可塑性樹脂の重量をそれぞ
れ比重で除して、それぞれの占める体積を求め、その割
合を求めたものである。
【0020】本発明の導電性樹脂組成物(2)は、上記
導電性樹脂組成物(1)と熱可塑性樹脂(B)とを汎用
的に用いられる混練機、例えばニーダー、バンバリーミ
キサー、単軸および2軸押出機、コニーダー、FCM等
を用いて混練すれば良いが、導電フィラーと熱可塑性樹
脂(A)とを混練する際ほどは、強く混練する必要はな
い。
【0021】本発明の導電性樹脂組成物(2)のVR
は、10 2 〜10 6 Ω・cmであることが必要である。
かかるVRを安定的に発現せしめるためには用いる導電
フィラーの種類にもよるが、導電性樹脂組成物(1)を
導電性樹脂組成物(2)中に20〜80Vol%含有せ
しめることが好ましい。20Vol%未満だと、導電性
樹脂組成物(1)の「島」が少なくなり「島」同士の接
触が極めて疎になる結果、導電性樹脂組成物のVRが所
望のVRよりも大きくなるとともに不安定になり易い。
一方、80Vol%を越えると、導電性樹脂組成物
(1)の「島」が多くなり「島」同士の接触も増える結
果、導電性樹脂組成物(2)のVRが低下する傾向にあ
る。所望の抵抗値とその安定性とを考慮すると20〜5
0Vol%の範囲がさらに望ましい。
【0022】尚、本発明者らの検討によれば、導電性フ
ィラーとしてカーボンブラックを、熱可塑性樹脂(A)
としてポリエステルエラストマーを用い、導電性樹脂組
成物(1)を得、この導電性樹脂組成物(1)の粉砕粒
度を60メッシュ以上と以下の2種類を作成し、熱可塑
性樹脂(B)である低密度ポリエチレン中に2種類の粒
度の導電性樹脂組成物(1)をそれぞれ加熱しながら2
本ロールにて剪断力を僅かに加えて導電性樹脂組成物
(2)を得、VRのばらつき度(標準偏差/平均値)を
評価したところ、60メッシュ以上品は以下品にくら
べ、ばらつき度が4倍大きくなる。従って、より短時
間、より小さなエネルギーで導電性樹脂組成物のVRを
安定化すべく、より均一な「海島構造」を達成し得るた
めには、導電性樹脂組成物(1)を熱可塑性樹脂(B)
中に分散せしめるに際し、導電性樹脂組成物(1)の大
きさをより小さくすることが好ましい。
【0023】さらに、本発明は、熱可塑性樹脂(A)、
(B)が互いに相溶し難いことが重要であるが、全く相
溶性がないと導電性樹脂組成物(2)中において導電性
樹脂組成物(1)の「島」が極端に大きくなり、安定し
たVRが得にくくなるので、導電性樹脂組成物(1)を
熱可塑性樹脂(B)中に分散せしめるに際し、必要に応
じて若干量の相溶化剤、例えばマレイン酸変性ポリエチ
レン等を用いてもよい。
【0024】
【実施例】
【実施例1】ポリエステルエラストマー(ハイトレル
4767 東レデュポン社製)75Vol%とカーボン
ブラック(バルカン9A32キャボット社製)25Vo
l%をバンバリーミキサーにて5分間混練し、ペレット
状の導電性樹脂組成物(1)を得た。得られた導電性樹
脂組成物(1−1)のVRは3.2Ω・cmであった。
次いで、得られた導電性樹脂組成物(1−1)35Vo
l%とPPエラストマー(ミラストマーM4400、三
井石油化学工業製)65Vol%をL/D=30、ダル
メージスクリュー入り単軸押出機で230℃で溶融混練
しペレット状の導電性樹脂組成物(2−1)を得た。得
られたペレットを用いて、48mm×30mm×2mmの射出
成形試験片を得、得られた試験片について流れ方向と流
れに垂直方向のVRを測定した。また、前記のペレット
状の導電性樹脂組成物を用いて、成形温度を変えて直径
2mmの押出成形試験片(ストランド)を得、得られた試
験片についてVRを測定した。結果を表1に示す。
【0025】
【実施例2】ナイロン12(ダイアミドL1901 ダ
イセル・ヒュルス社製)70Vol%と、人造グラファ
イト(POG40 エスイーシー社製)30Vol%を
L/D=28の2軸押出機にて220℃で溶融混練後、
ペレット状の導電性樹脂組成物(1−2)とした。得ら
れた導電性樹脂組成物(1−2)のVRは7.5Ω・c
mであった。次いで、得られた導電性樹脂組成物(1−
2)40Vol%とブロックPP(ハイポールJ340
三井石油化学社製)60Vol%を実施例1と同様に混
練し、ペレット状の導電性樹脂組成物(2−2)を得、
実施例1と同様にして射出成形試験片及び押出成形試験
片を得、同様にVRを測定した。結果を表2に示す。
【0026】
【実施例3】実施例1で作成した導電性樹脂組成物(1
−1)35Vol%とPPエラストマー(ミラストマー
M4400N)63.5Vol%、さらに相溶化剤とし
てマレイン酸変性PP(ユーメックス1010三洋化成
工業製)1.5Vol%を用い、実施例1と同様にし
て、ペレット状の導電性樹脂組成物(2−3)を得、実
施例1と同様にして射出成形試験片及び押出成形試験片
を得、同様にVRを測定した。結果を表3に示す。
【0027】
【比較例1】PPエラストマー(ミラストマーM440
0N)91Vol%と、カーボンブラック(バルカン9
A32)9Vol%をバンバリーミキサーにて5分間混
練し、ペレット状の導電性樹脂組成物を得た。得られた
導電性樹脂組成物について実施例1と同様にして、射出
成形試験片及び押出成形試験片を得、同様にVRを測定
した。結果を表1に示す。
【0028】
【比較例2】ブロックPP(ハイポールJ340)88
Vol%と、人造グラファイト(POG40 エスイー
シー社製)70重量%をL/D=28の2軸押出機にて
220℃で溶融混練後、ペレット状の導電性樹脂組成物
を得た。得られた導電性樹脂組成物について実施例1と
同様にして、射出成形試験片及び押出成形試験片を得、
同様にVRを測定した。結果を表2に示す。
【0029】
【表1】
【0030】
【表2】
【0031】
【表3】
【0032】
【発明の効果】少量の導電フィラーを熱可塑性樹脂中に
直接混練する従来の方法に比べ、導電フィラーを高濃度
に分散させた導電性樹脂組成物(1)を相溶性の悪い熱
可塑性樹脂(B)中に分散せしめることによって、比較
的高いVRでありながらVRのばらつきの小さな導電性
樹脂組成物(2)を安定的に得ることができるようにな
った。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の導電性樹脂組成物(2)中における
導電性樹脂組成物(1)、及び導電性樹脂組成物(1)
中の導電性フィラーの分散状態の模式図。
【図2】 従来の高抵抗の場合の導電性フィラーの分散
状態の模式図。
【図3】 カーボンブラックをポリプロピレン樹脂に添
加した場合の、カーボンブラックの含有量と体積固有抵
抗値のばらつき度の関係を示すグラフ。
【符号の説明】 :導電性樹脂組成物(1) :導電フィラー :熱可塑性樹脂(B) :熱可塑性樹脂
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI C08L 25/04 C08L 25/04 33/08 33/08 67/00 67/00 77/00 77/00

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カーボンブラック、グラファイト、金属
    粉、金属フレーク及び金属酸化物よりなる群より選ばれ
    る少なくとも1種以上の導電性フィラーを熱可塑性樹脂
    (A)中に分散せしめてなる、体積固有抵抗値が10 0
    〜10 2 Ω・cmである導電性樹脂組成物(1)を、前
    記熱可塑性樹脂(A)とは異なる熱可塑性樹脂(B)中
    に分散せしめて得られる、体積固有抵抗値が10 2 〜1
    6 Ω・cmであることを特徴とする導電性樹脂組成物
    (2)。
  2. 【請求項2】 導電性樹脂組成物(1)中に導電性フィ
    ラーを20〜60Vol%含有することを特徴とする
    求項1に記載の導電性樹脂組成物(2)。
  3. 【請求項3】 導電性樹脂組成物(1)を20〜80V
    ol%含有することを特徴とする請求項1又は2に記載
    導電性樹脂組成物(2)。
  4. 【請求項4】 熱可塑性樹脂(A)がポリオレフィン系
    樹脂であり、熱可塑性樹脂(B)がスチレン系樹脂、ポ
    リアミド系樹脂、ポリエステル系樹脂及びアクリル系樹
    脂からなる群より選ばれる少なくとも1種以上であるこ
    とを特徴とする請求項1〜3いずれか記載の導電性樹脂
    組成物(2)。
  5. 【請求項5】 熱可塑性樹脂(A)がポリスチレン系樹
    脂、ポリアミド系樹脂、ポリエステル系樹脂及びアクリ
    ル系樹脂からなる群より選ばれる少なくとも1種以上で
    あり、熱可塑性樹脂(B)がポリオレフィン系樹脂であ
    ることを特徴とする請求項1〜3いずれか記載の導電性
    樹脂組成物(2)。
  6. 【請求項6】 請求項1〜5いずれか記載の導電性樹脂
    組成物(2)を用いて得られる成形加工物。
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JP4314453B2 (ja) 導電性樹脂材料

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