JP3463150B2 - オイルダンパ - Google Patents
オイルダンパInfo
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- JP3463150B2 JP3463150B2 JP23081094A JP23081094A JP3463150B2 JP 3463150 B2 JP3463150 B2 JP 3463150B2 JP 23081094 A JP23081094 A JP 23081094A JP 23081094 A JP23081094 A JP 23081094A JP 3463150 B2 JP3463150 B2 JP 3463150B2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、オイルダンパに関
し、特に、横置きとされて変位センサを装備するオイル
ダンパに関する。
し、特に、横置きとされて変位センサを装備するオイル
ダンパに関する。
【0002】
【従来の技術】周知のように、高速で軌条を走行する車
両にあっては、台車に対する車体の横揺れを制御するこ
とで、乗り心地を良くしながら一層の高速化が可能にな
ると考えられている。
両にあっては、台車に対する車体の横揺れを制御するこ
とで、乗り心地を良くしながら一層の高速化が可能にな
ると考えられている。
【0003】そして、台車に対する車体の横揺れを制御
するについては、例えば、図2示すような横置きとされ
る油圧シリンダを利用することが提案されており、該油
圧シリンダは、本体部たるシリンダ部Cに該シリンダ部
Cの伸縮変位量を検出するセンサ機構Sが付設された構
造とされている。
するについては、例えば、図2示すような横置きとされ
る油圧シリンダを利用することが提案されており、該油
圧シリンダは、本体部たるシリンダ部Cに該シリンダ部
Cの伸縮変位量を検出するセンサ機構Sが付設された構
造とされている。
【0004】即ち、シリンダ部Cは、例えば、固定側と
なる台車側に連結されるシリンダ体1と、可動側となる
車体側に連結されてシリンダ体1内にその先端側を出没
可能に挿通するロッド体2と、を有してなり、該ロッド
体2の先端には、上記シリンダ体1内に摺動可能に収装
されて該シリンダ体1内にロッド側室R1とピストン側
室R2とを区画形成するピストン部3が連設されてなる
としている。
なる台車側に連結されるシリンダ体1と、可動側となる
車体側に連結されてシリンダ体1内にその先端側を出没
可能に挿通するロッド体2と、を有してなり、該ロッド
体2の先端には、上記シリンダ体1内に摺動可能に収装
されて該シリンダ体1内にロッド側室R1とピストン側
室R2とを区画形成するピストン部3が連設されてなる
としている。
【0005】そして、上記ロッド側室R1がシリンダ体
1に形成されたポート1a及び外部の油路L1を介し
て、また、上記ピストン側室R2がシリンダ体1に形成
されたポート1b及び外部の油路L2を介して、外部に
配設の制御バルブVを介して同じく外部に配設の油圧源
PあるいはタンクTに連通されるとしている。
1に形成されたポート1a及び外部の油路L1を介し
て、また、上記ピストン側室R2がシリンダ体1に形成
されたポート1b及び外部の油路L2を介して、外部に
配設の制御バルブVを介して同じく外部に配設の油圧源
PあるいはタンクTに連通されるとしている。
【0006】一方、センサ機構Sは、この従来例におい
て、ロッド体2を磁気スケールに設定したストロークセ
ンサ構造に構成されていて、シリンダ体1の所謂開口端
側に連設されたハウジング11にセンサカートリッジ1
2を保持する構成とされている。
て、ロッド体2を磁気スケールに設定したストロークセ
ンサ構造に構成されていて、シリンダ体1の所謂開口端
側に連設されたハウジング11にセンサカートリッジ1
2を保持する構成とされている。
【0007】その際に、センサカートリッジ12は、こ
れがハウジング11の上半側に配在されて、ロッド体2
の外周に接触する検知部12aがロッド体2の所謂上側
に位置決められるように配慮している。
れがハウジング11の上半側に配在されて、ロッド体2
の外周に接触する検知部12aがロッド体2の所謂上側
に位置決められるように配慮している。
【0008】そして、ロッド体2の外周に付着されて検
知部12aに付着されることがあるシリンダ体1内から
の漏油をロッド体2の外周に形成される環状隙間11a
内に案内させ、かつ、該環状隙間11aに連通するよう
にハウジング11の下半側に開穿されその下端がプラグ
13で閉塞されているポート11b内に収容させるとし
ている。
知部12aに付着されることがあるシリンダ体1内から
の漏油をロッド体2の外周に形成される環状隙間11a
内に案内させ、かつ、該環状隙間11aに連通するよう
にハウジング11の下半側に開穿されその下端がプラグ
13で閉塞されているポート11b内に収容させるとし
ている。
【0009】因に、上記ポート11bは、ハウジング1
1にセンサカートリッジ12を組み付ける等の際の所謂
圧ごもりを回避するために形成されるものであるが、こ
れをハウジング11の下半側に設けることで、事実上、
上記漏油の収容部に転用し得るようにしている。
1にセンサカートリッジ12を組み付ける等の際の所謂
圧ごもりを回避するために形成されるものであるが、こ
れをハウジング11の下半側に設けることで、事実上、
上記漏油の収容部に転用し得るようにしている。
【0010】尚、所謂栓としてハウジング11に螺着さ
れる上記プラグ13は、図中に破線図で示すように、こ
れが上記ポート11bに連通するポート13aを有し、
該ポート13aを介して上記ポート11b内の漏油をタ
ンクTに戻すように構成されることもある。
れる上記プラグ13は、図中に破線図で示すように、こ
れが上記ポート11bに連通するポート13aを有し、
該ポート13aを介して上記ポート11b内の漏油をタ
ンクTに戻すように構成されることもある。
【0011】それ故、以上のように形成された従来の油
圧シリンダにあっては、センサ機構Sが検知するところ
に基づいて制御弁Vを適宜に制御して、油圧源Pからの
圧油をシリンダ体1内のロッド側室R1あるいはピスト
ン側室R2に選択的に供給し得るように設定すること
で、伸圧のシリンダ圧力を選択的に制御し得ることにな
り、その結果、該油圧シリンダに連結されている車体と
台車との間において、車体の台車に対する横揺れを制御
し得ることになる。
圧シリンダにあっては、センサ機構Sが検知するところ
に基づいて制御弁Vを適宜に制御して、油圧源Pからの
圧油をシリンダ体1内のロッド側室R1あるいはピスト
ン側室R2に選択的に供給し得るように設定すること
で、伸圧のシリンダ圧力を選択的に制御し得ることにな
り、その結果、該油圧シリンダに連結されている車体と
台車との間において、車体の台車に対する横揺れを制御
し得ることになる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、軌条走
行車両における車体の台車に対する横揺れの制御に上記
従来の油圧シリンダを利用する場合には、以下のような
不都合が指摘される。
行車両における車体の台車に対する横揺れの制御に上記
従来の油圧シリンダを利用する場合には、以下のような
不都合が指摘される。
【0013】即ち、先ず、該油圧シリンダを実車たる軌
条走行車両に搭載する場合には、該油圧シリンダの配設
の他に、油路L1,L2、該油路L1,L2に連通する
制御バルブV、該制御バルブVに接続される油圧源P及
びタンクT等を配設するためのスペースを確保する必要
がある。
条走行車両に搭載する場合には、該油圧シリンダの配設
の他に、油路L1,L2、該油路L1,L2に連通する
制御バルブV、該制御バルブVに接続される油圧源P及
びタンクT等を配設するためのスペースを確保する必要
がある。
【0014】しかし、軌条走行車両にあっては、一般
に、台車と車体との間にスペースに余裕がなく、このこ
とを考慮すると、上記油圧シリンダの他に油路L1,L
2や制御バルブV等をも配設することが事実上困難にな
り、その利用を図れなくなる危惧がある。
に、台車と車体との間にスペースに余裕がなく、このこ
とを考慮すると、上記油圧シリンダの他に油路L1,L
2や制御バルブV等をも配設することが事実上困難にな
り、その利用を図れなくなる危惧がある。
【0015】また、上記の制御バルブV等を配設する場
合には、これ等の所謂石撥ねに対する防護を考慮しなけ
ればならず、そのために保護カバーが付設される場合に
は、視認による点検作業を困難にする不具合が招来され
る。
合には、これ等の所謂石撥ねに対する防護を考慮しなけ
ればならず、そのために保護カバーが付設される場合に
は、視認による点検作業を困難にする不具合が招来され
る。
【0016】次に、上記した従来の油圧シリンダにおけ
るセンサ機構Sにあっては、ロッド体2の外周に付着さ
れて検知部12aに付着されることがあるシリンダ体1
内からの漏油は、最終的には、これがハウジング11に
開穿のポート11b内に収容されるとしているが、その
際の所謂漏れ量を確認できない不便がある。
るセンサ機構Sにあっては、ロッド体2の外周に付着さ
れて検知部12aに付着されることがあるシリンダ体1
内からの漏油は、最終的には、これがハウジング11に
開穿のポート11b内に収容されるとしているが、その
際の所謂漏れ量を確認できない不便がある。
【0017】従って、漏油が多くて検知部12aを浸潤
するような事態になっていることを予め知り得ず、その
ため、漏油による検知部12aの劣化が招来され、該検
知部12aの劣化に伴う機能低下が招来されて所定のス
トロークセンサ機構が得られなくなる危惧がある。
するような事態になっていることを予め知り得ず、その
ため、漏油による検知部12aの劣化が招来され、該検
知部12aの劣化に伴う機能低下が招来されて所定のス
トロークセンサ機構が得られなくなる危惧がある。
【0018】そして、漏油が検知部12aを浸潤しない
ように、ポート11bをタンクTに連通するドレンポー
トに設定する場合には、プラグ13に配管が接続される
ことになり、上記したような配設困難や保護カバー付設
等の不都合を増長する危惧がある。
ように、ポート11bをタンクTに連通するドレンポー
トに設定する場合には、プラグ13に配管が接続される
ことになり、上記したような配設困難や保護カバー付設
等の不都合を増長する危惧がある。
【0019】この発明は、前記した事情に鑑みて創案さ
れたものであって、その目的とするところは、軌条走行
車両における車体の台車に対する横揺れを効果的に制御
するに最適となる新たな構成のオイルダンパを提供する
ことである。
れたものであって、その目的とするところは、軌条走行
車両における車体の台車に対する横揺れを効果的に制御
するに最適となる新たな構成のオイルダンパを提供する
ことである。
【0020】
【課題を解決するための手段】上記した目的を構成する
ため、この本発明の構成を固定側と可動側との間に横置
き状態で配設されるダンパ部と、ダンパ部に連通された
センサ機構とを有してなり、ダンパ部はシリンダとシリ
ンダ内に出没可能に挿通したピストンロッドとを有し、
センサ機構はシリンダに連通されたハウジングと、ハウ
ジングの上半側に配置されてピストンロッドのストロー
ク量を検知する検知部を備えたセンサカートリッジとを
有し、更に上記ハウジングの下半側にはシリンダ内から
ピストンロッドの外周に付着して洩れた漏油を収容する
ポートが形成されているオイルダンパにおいて、上記ダ
ンパ部が減衰バルブとリザーバ室とを一体に有する構造
に設定され、上記ハウジングの下端に上記ポートに連通
する油溜容器を着脱自在に保持させたことを特徴とする
ものである。
ため、この本発明の構成を固定側と可動側との間に横置
き状態で配設されるダンパ部と、ダンパ部に連通された
センサ機構とを有してなり、ダンパ部はシリンダとシリ
ンダ内に出没可能に挿通したピストンロッドとを有し、
センサ機構はシリンダに連通されたハウジングと、ハウ
ジングの上半側に配置されてピストンロッドのストロー
ク量を検知する検知部を備えたセンサカートリッジとを
有し、更に上記ハウジングの下半側にはシリンダ内から
ピストンロッドの外周に付着して洩れた漏油を収容する
ポートが形成されているオイルダンパにおいて、上記ダ
ンパ部が減衰バルブとリザーバ室とを一体に有する構造
に設定され、上記ハウジングの下端に上記ポートに連通
する油溜容器を着脱自在に保持させたことを特徴とする
ものである。
【0021】そして、具体的には、ポートは、ハウジン
グの下半側に開穿されてドレンポートに設定されてなる
とする。
グの下半側に開穿されてドレンポートに設定されてなる
とする。
【0022】また、好ましくは、油溜容器は、光透過性
の材料で形成され、漏油の貯留量視認用の表示を有して
なり、分離可能に付設される保護カバー内に収装されて
なるとする。
の材料で形成され、漏油の貯留量視認用の表示を有して
なり、分離可能に付設される保護カバー内に収装されて
なるとする。
【0023】
【作用】それ故、該オイルダンパが軌条走行車両におけ
る車体と台車との間に配設されるときには、例えば、ダ
ンパ部を構成するシリンダが固定側たる台車側に連結さ
れ、シリンダと共にダンパ部を構成するピストンロッド
が可動側たる車体側に連結される。
る車体と台車との間に配設されるときには、例えば、ダ
ンパ部を構成するシリンダが固定側たる台車側に連結さ
れ、シリンダと共にダンパ部を構成するピストンロッド
が可動側たる車体側に連結される。
【0024】このとき、該オイルダンパは、ダンパ部が
減衰バルブ及びリザーバ室を一体に有する構造に設定さ
れていて、これを軌条走行車両における車体と台車との
間に配設するに際してさらにそれ以上のスペースを必要
とさせない。
減衰バルブ及びリザーバ室を一体に有する構造に設定さ
れていて、これを軌条走行車両における車体と台車との
間に配設するに際してさらにそれ以上のスペースを必要
とさせない。
【0025】シリンダに対してピストンロッドが出没さ
れるダンパ部の伸縮時には、ピストンロッドのシリンダ
に対する出没量、即ち、シリンダに対するピストンロッ
ドのストローク量がセンサ機構を構成するセンサカート
リッジの検知部で検知され、例えば、CPUへの入力信
号とされる。
れるダンパ部の伸縮時には、ピストンロッドのシリンダ
に対する出没量、即ち、シリンダに対するピストンロッ
ドのストローク量がセンサ機構を構成するセンサカート
リッジの検知部で検知され、例えば、CPUへの入力信
号とされる。
【0026】また、例えば、ダンパ部における減衰バル
ブが外部からの信号で発生減衰力を可変にする構成とさ
れる場合には、例えば、上記CPUからの指令信号で該
ダンパ部における減衰力を高低調整し得る。
ブが外部からの信号で発生減衰力を可変にする構成とさ
れる場合には、例えば、上記CPUからの指令信号で該
ダンパ部における減衰力を高低調整し得る。
【0027】一方、センサ機構においては、シリンダに
対するピストンロッドの出没でピストンロッドの外周に
付着されてセンサカートリッジの検知部に付着される状
況になるシリンダ内からの漏油をピストンロッドの外周
に形成される環状隙間を介してドレンポートたるポート
内に流入させ、かつ、該ポートを介して油溜容器内に収
容させる。
対するピストンロッドの出没でピストンロッドの外周に
付着されてセンサカートリッジの検知部に付着される状
況になるシリンダ内からの漏油をピストンロッドの外周
に形成される環状隙間を介してドレンポートたるポート
内に流入させ、かつ、該ポートを介して油溜容器内に収
容させる。
【0028】このとき、油溜容器が光透過性の材料で形
成されていることで、該油溜容器内に漏油が貯留されて
いること、即ち、センサカートリッジの検知部を臨在さ
せている環状隙間内に漏油が招来されていることを視認
でき、また、該油溜容器が漏油の貯留量視認用の表示を
有していることで、上記漏油の多少を視認できる。
成されていることで、該油溜容器内に漏油が貯留されて
いること、即ち、センサカートリッジの検知部を臨在さ
せている環状隙間内に漏油が招来されていることを視認
でき、また、該油溜容器が漏油の貯留量視認用の表示を
有していることで、上記漏油の多少を視認できる。
【0029】その結果、該油溜容器内の漏油を廃棄する
時期、あるいは、ダンパ部への油の補給時期を的確に決
定し得る。
時期、あるいは、ダンパ部への油の補給時期を的確に決
定し得る。
【0030】さらに、該油溜容器が分離可能に付設され
る保護カバー内に収装されてなる場合に、実車たる軌条
走行車両への搭載時における所謂石撥ねに対する防護が
可能になる。
る保護カバー内に収装されてなる場合に、実車たる軌条
走行車両への搭載時における所謂石撥ねに対する防護が
可能になる。
【0031】
【実施例】以下本発明の実施の一例を図にもとづいて説
明する。本発明のオイルダンパは図2の従来例と基本構
造を同じにするものである。即ち、このオイルダンパは
固定側と可動側との間に横置き状態で配設されるダンパ
部Dと、ダンパ部Dに連通されたセンサ機構Sとを有し
てなり、ダンパ部Dはシリンダ21とシリンダ21内に
出没可能に挿通したピストンロッド22とを有し、セン
サ機構Sはシリンダ21に連設されたハウジング11
と、ハウジング11の上半側に配置されてピストンロッ
ド22のストローク量を検知する検知部12aを備えた
センサカートリッジ12とを有し、更に上記ハウジング
11の下半側にはシリンダ21内からピストンロッド2
2の外周に付着して洩れた漏油を収容するポート11b
が形成されている。更に本発明では上記ダンパ部Dが減
衰バルブ24とリザーバ室R3とを一体に有する構造に
設定され、上記ハウジング11の下端に上記ポート11
bに連通する油溜容器14を着脱自在に保持させたこと
を特徴とする。
明する。本発明のオイルダンパは図2の従来例と基本構
造を同じにするものである。即ち、このオイルダンパは
固定側と可動側との間に横置き状態で配設されるダンパ
部Dと、ダンパ部Dに連通されたセンサ機構Sとを有し
てなり、ダンパ部Dはシリンダ21とシリンダ21内に
出没可能に挿通したピストンロッド22とを有し、セン
サ機構Sはシリンダ21に連設されたハウジング11
と、ハウジング11の上半側に配置されてピストンロッ
ド22のストローク量を検知する検知部12aを備えた
センサカートリッジ12とを有し、更に上記ハウジング
11の下半側にはシリンダ21内からピストンロッド2
2の外周に付着して洩れた漏油を収容するポート11b
が形成されている。更に本発明では上記ダンパ部Dが減
衰バルブ24とリザーバ室R3とを一体に有する構造に
設定され、上記ハウジング11の下端に上記ポート11
bに連通する油溜容器14を着脱自在に保持させたこと
を特徴とする。
【0032】そして、該オイルダンパは、例えば、台車
側たる固定側と車体側たる可動側との間に横置き状態に
配設される本体部たるダンパ部Dと、該ダンパ部Dに連
設されてストロークセンサとして機能するセンサ機構S
と、を有してなる。
側たる固定側と車体側たる可動側との間に横置き状態に
配設される本体部たるダンパ部Dと、該ダンパ部Dに連
設されてストロークセンサとして機能するセンサ機構S
と、を有してなる。
【0033】ダンパ部Dは、この実施例にあって、ワン
ウェイフロー構造に形成されてなるとするもので、固定
側たる台車側に連結されるシリンダ21と、可動側たる
車体側に連結されてシリンダ21内にその先端側を出没
可能に挿通するピストンロッド22と、を有してなり、
該ピストンロッド22の先端には、上記シリンダ21内
に摺動可能に収装されて該シリンダ21内にロッド側室
R1とピストン側室R2とを区画形成するピストン部2
3が連設されてなるとしている。
ウェイフロー構造に形成されてなるとするもので、固定
側たる台車側に連結されるシリンダ21と、可動側たる
車体側に連結されてシリンダ21内にその先端側を出没
可能に挿通するピストンロッド22と、を有してなり、
該ピストンロッド22の先端には、上記シリンダ21内
に摺動可能に収装されて該シリンダ21内にロッド側室
R1とピストン側室R2とを区画形成するピストン部2
3が連設されてなるとしている。
【0034】また、該ダンパ部Dは、シリンダ21外に
形成されたリザーバ室R3を有しており、特に、該ダン
パ部Dが上記したように横置き状態に配設されたとき、
該リザーバ室R3における油面Oが上記ロッド側室R1
及びピストン側室R2の上方に位置決められるように設
定されている。
形成されたリザーバ室R3を有しており、特に、該ダン
パ部Dが上記したように横置き状態に配設されたとき、
該リザーバ室R3における油面Oが上記ロッド側室R1
及びピストン側室R2の上方に位置決められるように設
定されている。
【0035】そして、ロッド側室R1がシリンダ21の
所謂開口端側に配設された減衰バルブ24を介してリザ
ーバ室R3に連通し、該リザーバ室R3がシリンダ21
の所謂ボトム端側に配設されたチェック弁25を介して
ピストン側室R2に連通するとしている。
所謂開口端側に配設された減衰バルブ24を介してリザ
ーバ室R3に連通し、該リザーバ室R3がシリンダ21
の所謂ボトム端側に配設されたチェック弁25を介して
ピストン側室R2に連通するとしている。
【0036】また、上記ロッド側室R1とピストン側室
R2とを区画形成するピストン部23は、ピストン側室
R2のロッド側室R1への連通を許容するチェック弁2
6を有している。
R2とを区画形成するピストン部23は、ピストン側室
R2のロッド側室R1への連通を許容するチェック弁2
6を有している。
【0037】それ故、この実施例に係るダンパ部Dにあ
っては、これが減衰バルブ24及びリザーバ室R3を一
体に有する構造に設定されてなることから、これが軌条
走行車両における車体と台車との間に配設されるに際し
てさらにそれ以上のスペースを必要としないことにな
り、前記した従来例の油圧シリンダを搭載する場合に比
較して所謂搭載性の点で有利となる。
っては、これが減衰バルブ24及びリザーバ室R3を一
体に有する構造に設定されてなることから、これが軌条
走行車両における車体と台車との間に配設されるに際し
てさらにそれ以上のスペースを必要としないことにな
り、前記した従来例の油圧シリンダを搭載する場合に比
較して所謂搭載性の点で有利となる。
【0038】また、該ダンパ部Dにあっては、シリンダ
21に対してピストンロッド22が出没されるその伸縮
時に、ピストン側室R2内の油がピストン部23に配設
のチェック弁26を介してロッド側室R1内に流入す
る。
21に対してピストンロッド22が出没されるその伸縮
時に、ピストン側室R2内の油がピストン部23に配設
のチェック弁26を介してロッド側室R1内に流入す
る。
【0039】尚、このとき、ピストン側室R2内で不足
することになる分の油は、チェック弁25を介してリザ
ーバ室R3から補給される。
することになる分の油は、チェック弁25を介してリザ
ーバ室R3から補給される。
【0040】上記ロッド側室R1に流入した油のうちの
所謂余剰分の油が減衰バルブ24を介してリザーバ室R
3内に流入することになり、このリザーバ室R3内に流
入する油が減衰バルブ24を通過するときに、所定の圧
側あるいは伸側の各減衰力が発生されることになる。
所謂余剰分の油が減衰バルブ24を介してリザーバ室R
3内に流入することになり、このリザーバ室R3内に流
入する油が減衰バルブ24を通過するときに、所定の圧
側あるいは伸側の各減衰力が発生されることになる。
【0041】このとき、上記減衰バルブ24が外部から
の信号で発生減衰力を可変にするように構成されてなる
とする場合には、例えば、後述するセンサ機構Sからの
信号で該減衰バルブ24によって発生される減衰力を高
低調整して、好ましい減衰力の発生状況を実現すること
が可能になる。
の信号で発生減衰力を可変にするように構成されてなる
とする場合には、例えば、後述するセンサ機構Sからの
信号で該減衰バルブ24によって発生される減衰力を高
低調整して、好ましい減衰力の発生状況を実現すること
が可能になる。
【0042】センサ機構Sは、この実施例において、基
本的には、前記した従来例と同様に構成されてなると
し、従って、その構成が同一なるところについては、図
中に同一の符号を付してその詳しい説明を省略し、以下
には、この実施例において異なるところを中心に説明す
る。
本的には、前記した従来例と同様に構成されてなると
し、従って、その構成が同一なるところについては、図
中に同一の符号を付してその詳しい説明を省略し、以下
には、この実施例において異なるところを中心に説明す
る。
【0043】即ち、先ず、該センサ機構Sを構成するセ
ンサカートリッジ12は、前記ダンパ部Dがシリンダ2
1に対して出没されるピストンロッド22を有してなる
ことから、検知部12aをピストンロッド22の外周に
摺接させるとしている。
ンサカートリッジ12は、前記ダンパ部Dがシリンダ2
1に対して出没されるピストンロッド22を有してなる
ことから、検知部12aをピストンロッド22の外周に
摺接させるとしている。
【0044】尚、この実施例にあっても、ピストンロッ
ド22が磁気スケールに設定されていること勿論であ
る。
ド22が磁気スケールに設定されていること勿論であ
る。
【0045】次に、上記センサカートリッジ12を配在
させるハウジング11は、その内部に検知部12aを有
すると共にその下端に着脱可能に保持される油溜容器1
4を有してなり、該油溜容器14は、環状隙間11aに
溜るシリンダ21内からの漏油を収容するように設定さ
れている。
させるハウジング11は、その内部に検知部12aを有
すると共にその下端に着脱可能に保持される油溜容器1
4を有してなり、該油溜容器14は、環状隙間11aに
溜るシリンダ21内からの漏油を収容するように設定さ
れている。
【0046】即ち、この実施例にあって、ハウジング1
1の下半側に開穿されてその上端が上記環状隙間11a
に連通されるポート11bは、これがドレンポートに設
定されていて、その下端が上記油溜容器14内に連通さ
れるとしている。
1の下半側に開穿されてその上端が上記環状隙間11a
に連通されるポート11bは、これがドレンポートに設
定されていて、その下端が上記油溜容器14内に連通さ
れるとしている。
【0047】上記油溜容器14は、この実施例にあっ
て、光透過性の材料で形成されてなるとすると共に、漏
油の貯留量視認用の表示14aを有してなる。
て、光透過性の材料で形成されてなるとすると共に、漏
油の貯留量視認用の表示14aを有してなる。
【0048】因に、上記表示14aは、図示例にあって
は、油溜容器14の外周面を周方向に線状に切削等して
形成した凹部とされているが、これに代えて、油溜容器
14の外周面に周方向にリブ状に突出形成された凸部と
され、あるいは、油溜容器14の外周面に周方向に塗料
書きされた線、等とされるとしても良い。
は、油溜容器14の外周面を周方向に線状に切削等して
形成した凹部とされているが、これに代えて、油溜容器
14の外周面に周方向にリブ状に突出形成された凸部と
され、あるいは、油溜容器14の外周面に周方向に塗料
書きされた線、等とされるとしても良い。
【0049】ただ、実施例のように、所謂凹部構成とさ
れる場合には、後述する保護カバー15の介装の妨げに
ならず、また、摩耗等で容易に消滅するような不具合を
予め回避できる点で有利となる。
れる場合には、後述する保護カバー15の介装の妨げに
ならず、また、摩耗等で容易に消滅するような不具合を
予め回避できる点で有利となる。
【0050】また、この実施例にあっては、上記油溜容
器14は、ハウジング11の下端に分離可能に付設され
る保護カバー15内に収装されてなるとしているが、該
保護カバー15の介装は、必ずしも必要とされることで
はなく、従って、その介装が省略されるとしても良いこ
と勿論である。
器14は、ハウジング11の下端に分離可能に付設され
る保護カバー15内に収装されてなるとしているが、該
保護カバー15の介装は、必ずしも必要とされることで
はなく、従って、その介装が省略されるとしても良いこ
と勿論である。
【0051】ただ、実施例のように、保護カバー15が
介装されるとする場合には、該センサ機構Sの実車への
搭載時における所謂石撥ねに対する防護が可能になる点
で有利となる。
介装されるとする場合には、該センサ機構Sの実車への
搭載時における所謂石撥ねに対する防護が可能になる点
で有利となる。
【0052】それ故、以上のように、この実施例に係る
センサ機構Sにあっては、ハウジング11の下端に着脱
可能に保持される油溜容器14を有してなるから、シリ
ンダ21内からの漏油が上記環状隙間11a内に貯留さ
れずに油溜容器14内に収容されて、上記漏油がセンサ
カートリッジ12の検知部12aを浸潤するような事態
を予め招来しないで済むことになる。
センサ機構Sにあっては、ハウジング11の下端に着脱
可能に保持される油溜容器14を有してなるから、シリ
ンダ21内からの漏油が上記環状隙間11a内に貯留さ
れずに油溜容器14内に収容されて、上記漏油がセンサ
カートリッジ12の検知部12aを浸潤するような事態
を予め招来しないで済むことになる。
【0053】また、上記油溜容器14は、その上方のド
レンポートたるポート11bに比較して所謂容量を大き
く設定できることになるから、かなりの量の漏油が招来
されても、その漏油による上記した検知部12aの漏油
による浸潤の不都合を予め排除できることになる。
レンポートたるポート11bに比較して所謂容量を大き
く設定できることになるから、かなりの量の漏油が招来
されても、その漏油による上記した検知部12aの漏油
による浸潤の不都合を予め排除できることになる。
【0054】そして、上記油溜容器14は、これが光透
過性の材料で形成されてなるから、上記環状隙間11a
内に漏油が招来されていることを容易に視認し得ること
になり、爾後に所謂対処し得ることになる。
過性の材料で形成されてなるから、上記環状隙間11a
内に漏油が招来されていることを容易に視認し得ること
になり、爾後に所謂対処し得ることになる。
【0055】さらに、上記油溜容器14が漏油の貯留量
視認用の表示14aを有してなる場合には、上記環状隙
間11a内における漏油の量を確認でき、従って、該油
溜容器14内の漏油を廃棄する時期、あるいは、ダンパ
部Dへの油の補給時期を的確に決定し得ることになる。
視認用の表示14aを有してなる場合には、上記環状隙
間11a内における漏油の量を確認でき、従って、該油
溜容器14内の漏油を廃棄する時期、あるいは、ダンパ
部Dへの油の補給時期を的確に決定し得ることになる。
【0056】そしてさらに、油溜容器14は、ハウジン
グ11にセンサカートリッジ12を組み付ける等際の所
謂圧ごもりを回避するために十分な要領を有することに
なるから、前記した従来例のように、ポート11bの下
端のプラグ13を圧ごもり回避のために着脱する必要が
ない点でも有利となる。
グ11にセンサカートリッジ12を組み付ける等際の所
謂圧ごもりを回避するために十分な要領を有することに
なるから、前記した従来例のように、ポート11bの下
端のプラグ13を圧ごもり回避のために着脱する必要が
ない点でも有利となる。
【0057】それ故、以上のように形成されたこの実施
例に係るオイルダンパにあっては、これが軌条走行車両
における車体と台車との間に配設されるときには、例え
ば、ダンパ部Dを構成するシリンダ21が固定側たる台
車側に連結され、ダンパ部Dを構成するピストンロッド
22が可動側たる車体側に連結されて利用される。
例に係るオイルダンパにあっては、これが軌条走行車両
における車体と台車との間に配設されるときには、例え
ば、ダンパ部Dを構成するシリンダ21が固定側たる台
車側に連結され、ダンパ部Dを構成するピストンロッド
22が可動側たる車体側に連結されて利用される。
【0058】そして、車体が台車に対して揺動、即ち、
横揺れしてダンパ部Dが伸縮する場合には、ピストンロ
ッド22のシリンダ21に対する出没量、即ち、シリン
ダ21に対するピストンロッド22のストローク量がセ
ンサ機構Sを構成するセンサカートリッジ12の検知部
12aで検知され、例えば、CPUへの入力信号とされ
る。
横揺れしてダンパ部Dが伸縮する場合には、ピストンロ
ッド22のシリンダ21に対する出没量、即ち、シリン
ダ21に対するピストンロッド22のストローク量がセ
ンサ機構Sを構成するセンサカートリッジ12の検知部
12aで検知され、例えば、CPUへの入力信号とされ
る。
【0059】そしてまた、例えば、ダンパ部Dにおける
減衰バルブ24が外部からの信号で発生減衰力を可変に
する構成とされる場合には、例えば、上記CPUからの
指令信号で該ダンパ部Dにおける減衰力を高低調整し得
ることになる。
減衰バルブ24が外部からの信号で発生減衰力を可変に
する構成とされる場合には、例えば、上記CPUからの
指令信号で該ダンパ部Dにおける減衰力を高低調整し得
ることになる。
【0060】従って、車体が台車に対して横揺れする状
況に応じて最適な減衰力を発生することが可能になる。
況に応じて最適な減衰力を発生することが可能になる。
【0061】一方、センサ機構Sにおいては、シリンダ
21に対するピストンロッド22の出没でピストンロッ
ド22の外周に付着されてセンサカートリッジ12の検
知部12aに付着される状況になるシリンダ21内から
の漏油をピストンロッド22の外周に形成される環状隙
間11aを介してドレンポートたるポート11b内に流
入させ、かつ、該ポート11bを介して油溜容器14内
に収容させることになる。
21に対するピストンロッド22の出没でピストンロッ
ド22の外周に付着されてセンサカートリッジ12の検
知部12aに付着される状況になるシリンダ21内から
の漏油をピストンロッド22の外周に形成される環状隙
間11aを介してドレンポートたるポート11b内に流
入させ、かつ、該ポート11bを介して油溜容器14内
に収容させることになる。
【0062】このとき、油溜容器14が光透過性の材料
で形成されていることで、該油溜容器14内に漏油が貯
留されていること、即ち、環状隙間11a内に漏油が招
来されていることを視認でき、また、該油溜容器14が
漏油の貯留量視認用の表示14aを有していることで、
上記漏油の多少を視認できることになる。
で形成されていることで、該油溜容器14内に漏油が貯
留されていること、即ち、環状隙間11a内に漏油が招
来されていることを視認でき、また、該油溜容器14が
漏油の貯留量視認用の表示14aを有していることで、
上記漏油の多少を視認できることになる。
【0063】その結果、該油溜容器14内の漏油を廃棄
する時期、あるいは、ダンパ部Dへの油の補給時期を的
確に決定し得ることになる。
する時期、あるいは、ダンパ部Dへの油の補給時期を的
確に決定し得ることになる。
【0064】さらに、該油溜容器14が分離可能に付設
される保護カバー15内に収装されてなる場合には、該
センサ機構Sの実車への搭載時における所謂石撥ねに対
する防護が可能になる。
される保護カバー15内に収装されてなる場合には、該
センサ機構Sの実車への搭載時における所謂石撥ねに対
する防護が可能になる。
【0065】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、ダン
パ部が減衰バルブ及びリザーバ室を一体に有する構造に
設定されてなることから、これを軌条走行車両における
車体と台車との間に配設するに際してさらにそれ以上の
スペースを必要とせず、搭載性に優れる利点がある。
パ部が減衰バルブ及びリザーバ室を一体に有する構造に
設定されてなることから、これを軌条走行車両における
車体と台車との間に配設するに際してさらにそれ以上の
スペースを必要とせず、搭載性に優れる利点がある。
【0066】また、この発明によれば、ダンパ部におけ
る減衰バルブが外部からの信号で発生減衰力を可変にす
る構成とされる場合には、例えば、センサ機構で検知さ
れたところに基づいて、該減衰バルブによって発生され
る減衰力を高低調整し得て、好ましい減衰力の発生状態
を実現できる利点がある。
る減衰バルブが外部からの信号で発生減衰力を可変にす
る構成とされる場合には、例えば、センサ機構で検知さ
れたところに基づいて、該減衰バルブによって発生され
る減衰力を高低調整し得て、好ましい減衰力の発生状態
を実現できる利点がある。
【0067】そして、この発明によれば、センサ機構に
おいて、ハウジングに配在のセンサカートリッジの検知
部に及ぶシリンダ内からの漏油がハウジングの下端に分
離可能に付設される油溜容器内に収容されるとするか
ら、上記漏油の浸潤による検知部の劣化やこれに伴う機
能低下が招来されなくなり、所定のストロークセンサ機
構が恒久的に得られる利点がある。
おいて、ハウジングに配在のセンサカートリッジの検知
部に及ぶシリンダ内からの漏油がハウジングの下端に分
離可能に付設される油溜容器内に収容されるとするか
ら、上記漏油の浸潤による検知部の劣化やこれに伴う機
能低下が招来されなくなり、所定のストロークセンサ機
構が恒久的に得られる利点がある。
【0068】このとき、上記油溜容器が光透過性の材料
で形成されてなるとすることで、漏油があることが認識
できることになり、上記した不都合を招来しないように
事前に対処できることになる利点がある。
で形成されてなるとすることで、漏油があることが認識
できることになり、上記した不都合を招来しないように
事前に対処できることになる利点がある。
【0069】また、該油溜容器が漏油の貯留量視認用の
表示を有していることで、上記漏油の多少を容易に視認
でき、爾後に該油溜容器内の漏油を廃棄する時期、及び
要する場合のダンパ部への油の補給時期を的確に決定し
得る利点がある。
表示を有していることで、上記漏油の多少を容易に視認
でき、爾後に該油溜容器内の漏油を廃棄する時期、及び
要する場合のダンパ部への油の補給時期を的確に決定し
得る利点がある。
【0070】さらに、該油溜容器が分離可能に付設され
る保護カバー内に収装されてなる場合には、実車への搭
載時における所謂石撥ねに対する防護が可能になる利点
がある。
る保護カバー内に収装されてなる場合には、実車への搭
載時における所謂石撥ねに対する防護が可能になる利点
がある。
【0071】その結果、この発明によれば、軌条走行車
両における車体の台車に対する横揺れを効果的に制御す
るに最適となる。
両における車体の台車に対する横揺れを効果的に制御す
るに最適となる。
【図1】この発明の一実施例に係るオイルダンパを原理
的に示す縦断面図である。
的に示す縦断面図である。
【図2】従来例としてのオイルダンパを図1と同様に示
す縦断面図である。
す縦断面図である。
11 ハウジング
11a 環状隙間
11b ポート
12 センサカートリッジ
12a 検知部
14 油溜容器
14a 表示
15 保護カバー
21 シリンダ
22 ピストンロッド
24 減衰バルブ
D ダンパ部
R3 リザーバ室
S センサ機構
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(72)発明者 川崎 治彦
東京都港区浜松町二丁目4番1号 世界
貿易センタービル カヤバ工業株式会社
内
(72)発明者 露木 保男
東京都港区浜松町二丁目4番1号 世界
貿易センタービル カヤバ工業株式会社
内
(56)参考文献 特開 平5−296281(JP,A)
実開 昭63−133654(JP,U)
(58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名)
F16F 9/00 - 9/58
B60G 1/00 - 25/00
Claims (5)
- 【請求項1】 固定側と可動側との間に横置き状態で配
設されるダンパ部と、ダンパ部に連通されたセンサ機構
とを有してなり、ダンパ部はシリンダとシリンダ内に出
没可能に挿通したピストンロッドとを有し、センサ機構
はシリンダに連設されたハウジングと、ハウジングの上
半側に配置されてピストンロッドのストローク量を検知
する検知部を備えたセンサカートリッジとを有し、更に
上記ハウジングの下半側にはシリンダ内からピストンロ
ッドの外周に付着して洩れた漏油を収容するポートが形
成されているオイルダンパにおいて、上記ダンパ部が減
衰バルブとリザーバ室とを一体に有する構造に設定さ
れ、上記ハウジングの下端に上記ポートに連通する油溜
容器を着脱自在に保持させたことを特徴とするオイルダ
ンパ。 - 【請求項2】 ポートがハウジングの下半側に開穿され
てドレンポートに設定されてなる請求項1のオイルダン
パ。 - 【請求項3】 油溜容器が光透過性の材料で形成されて
なる請求項1のオイルダンパ。 - 【請求項4】 油溜容器が漏油の貯留量視認用の表示を
有してなる請求項1のオイルダンパ。 - 【請求項5】 油溜容器が分離可能に付設される保護カ
バー内に収装されてなる請求項1のオイルダンパ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23081094A JP3463150B2 (ja) | 1994-08-31 | 1994-08-31 | オイルダンパ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23081094A JP3463150B2 (ja) | 1994-08-31 | 1994-08-31 | オイルダンパ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0874912A JPH0874912A (ja) | 1996-03-19 |
JP3463150B2 true JP3463150B2 (ja) | 2003-11-05 |
Family
ID=16913632
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP23081094A Expired - Fee Related JP3463150B2 (ja) | 1994-08-31 | 1994-08-31 | オイルダンパ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3463150B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102388233A (zh) * | 2009-04-28 | 2012-03-21 | 萱场工业株式会社 | 多筒型液压缓冲器 |
Families Citing this family (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4998876B2 (ja) * | 2006-10-20 | 2012-08-15 | 日立オートモティブシステムズ株式会社 | オイルダンパーの製造方法 |
JP6198601B2 (ja) * | 2013-12-20 | 2017-09-20 | Kyb株式会社 | 緩衝器 |
JP6654943B2 (ja) * | 2016-03-24 | 2020-02-26 | Kyb株式会社 | 鉄道車両用制振装置 |
JP6307648B1 (ja) * | 2017-04-11 | 2018-04-04 | 株式会社堀内機械 | 漏洩検知システム付シリンダ装置、漏洩検知用カートリッジおよび漏洩検知システム付ドレンパイプ |
CN108506406B (zh) * | 2018-03-01 | 2019-12-13 | 浙江一坚电子科技有限公司 | 一种具有漏油检测功能的防尘型减震器 |
DE102021202041A1 (de) | 2021-03-03 | 2022-09-08 | Robert Bosch Gesellschaft mit beschränkter Haftung | Stangendichtsystem und Zylinderkopf für einen Hydraulikzylinder |
-
1994
- 1994-08-31 JP JP23081094A patent/JP3463150B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102388233A (zh) * | 2009-04-28 | 2012-03-21 | 萱场工业株式会社 | 多筒型液压缓冲器 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0874912A (ja) | 1996-03-19 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |