JP3463097B2 - 換気框 - Google Patents

換気框

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JP3463097B2
JP3463097B2 JP11176599A JP11176599A JP3463097B2 JP 3463097 B2 JP3463097 B2 JP 3463097B2 JP 11176599 A JP11176599 A JP 11176599A JP 11176599 A JP11176599 A JP 11176599A JP 3463097 B2 JP3463097 B2 JP 3463097B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、障子等の建具に用
いる換気框に関する。
【0002】
【従来の技術】框に換気孔を形成し、遮閉板を上下に移
動して換気孔を開閉する換気框が知られている。前述の
遮閉板を上下に移動する構造としては、例えば実公平7
−29177号公報に示す上下移動構造が知られてい
る。この上下移動構造は図10に示すように、框70に
左右方向(長手方向)移動自在に設けた操作引手71
と、框70に固定した2つのガイドブロック72と、換
気孔を開閉する遮閉板73を備えている。前記操作引手
71は上下方向の第1ガイド溝74を有し、各ガイドブ
ロック72は上下方向に傾斜した第2ガイド溝75を有
し、遮閉板73は第1ガイドピン76と2つの第2ガイ
ドピン77を有する。前記第1ガイドピン76が第1ガ
イド溝74に摺動自在に係合し、第2ガイドピン77が
第2ガイド溝75に摺動自在に係合している。そして、
操作引手71を左右方向に移動すると遮閉板73が左右
方向に移動し、第2ガイドピン77が第2ガイド溝75
に沿って摺動することで遮閉板73が上下に移動する。
なお、前述の換気框は框内壁と框外壁に換気孔を有する
ので、内側の遮閉板73と外側の遮閉板73を設けて各
換気孔をそれぞれ開閉するようにしている。このために
各ガイドブロック72に2つの第2ガイド溝75をそれ
ぞれ形成してある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前述の換気框は操作引
手71で遮閉板73を左右方向に移動すると2つの第2
ガイドピン77が2つのガイドブロック72の第2ガイ
ド溝75に沿ってそれぞれ摺動し遮閉板73は平行姿勢
を維持して上下に移動する。このために、2つの第2ガ
イドピン77が2つの第2ガイド溝75に沿ってそれぞ
れ同時に摺動するので、遮閉板73を上下に移動する時
に1つの第2ガイドピン77が第2ガイド溝75に沿っ
て摺動する抵抗の2倍の摺動抵抗が作用し、その第2ガ
イドピン77の摺動抵抗が大きい。したがって遮閉板7
3を左右に移動する力、つまり操作引手71の操作力が
大きい。特に遮閉板73を閉じ位置で気密材に圧接して
優れた気密性とする場合には、遮閉板73を強い力で上
下に移動する必要があるので、遮閉板73をより大きな
力で左右に移動することになり、前述の操作引手71の
操作力がより大きくなる。
【0004】また、遮閉板73は平行姿勢を維持して上
下に移動するので、前述のように閉じ位置で気密材に圧
接する場合に気密材が長手方向に湾曲して波形状である
と遮閉板73が気密材に長手方向に亘って均一に圧接し
ないことがある。
【0005】そこで、本発明は前述の課題を解決できる
ようにした換気框を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】第1の発明は、框1に換
気孔を形成し、遮閉板30を上下に移動して換気孔を開
閉する換気框において、前記框1に左右方向に移動自在
に設けられ水平に対して傾斜した第1ガイド溝50を有
する可動ガイド板32と、前記框1に固定され水平に対
して傾斜した第2ガイド溝60を有する固定ガイド板3
3と、前記遮閉板30の左右方向一端寄りに設けられ第
1ガイド溝50に摺動自在に係合した第1ガイドピン3
8と、前記遮閉板30の左右方向他端寄りに設けられ第
2ガイド溝60に摺動自在に係合した第2ガイドピン3
9と、前記可動ガイド板32を移動する操作引手31を
備え、前記第1ガイド溝50と第2ガイド溝60の傾斜
方向が左右反対で、第1ガイド溝50の傾斜角度Bが第
2ガイド溝60の傾斜角度Cよりも大きいことを特徴と
する換気框である。
【0007】第2の発明は、第1の発明において前記遮
閉板30は框1下方寄りの開き位置と框1の上方寄りの
閉じ位置に亘って上下に移動して換気孔を開閉し、前記
框1の上方寄りに横気密材26が装着され、遮閉板30
が閉じ位置で横気密材26に圧接するようにした換気框
である。
【0008】
【作 用】第1の発明によれば、操作引手31で可動
ガイド板32を左右一方に移動すると第1ガイド溝50
と第1ガイドピン38を介して遮閉板30が左右一方に
移動する。第1ガイド溝50の傾斜角度Bが第2ガイド
溝60の傾斜角度Cよりも大きいので、遮閉板30が左
右一方に移動すると最初に第2ガイドピン39が第2ガ
イド溝60に沿って摺動し、遮閉板30の固定ガイド板
33寄りが上下一方に移動し水平に対して傾斜した姿勢
となる。その後に第1ガイドピン38が可動ガイド板3
2の第1ガイド溝50に沿って摺動し、遮閉板30は第
2ガイドピン39を中心として上下一方に揺動して水平
姿勢となる。
【0009】操作引手31で可動ガイド板32を左右他
方に移動した時には前述と同様に遮閉板30の固定ガイ
ド板33寄りが上下他方に移動して水平に対して傾斜し
た姿勢となる。その後に第2ガイドピン39を中心とし
て上下他方に揺動して水平姿勢となる。
【0010】このようであるから、操作引手31を左右
に移動して遮閉板30を上下に移動する時に、最初に第
2ガイドピン39が第2ガイド溝60に沿って摺動し、
その後に第1ガイドピン38が第1ガイド溝50に沿っ
て摺動するので、操作引手31の操作力は最初は第2ガ
イドピン39と第2ガイド溝60の摺動抵抗に見合う大
きさで、その後は第1ガイドピン38と第1ガイド溝5
0の摺動抵抗に見合う大きさである。したがって、操作
引手31の操作力が小さい。
【0011】第2の発明によれば、遮閉板30を閉じ位
置に移動することで横気密材26に圧接するので気密性
が向上する。しかも、遮閉板30を開き位置から閉じ位
置に向けて上方に移動する時に遮閉板30は最初に水平
に対して傾斜した姿勢となり、その後に上方に揺動して
水平姿勢となるので、遮閉板30の固定ガイド板33寄
りが横気密材26に圧接した後に順次横気密材26に圧
接して最後に長手方向全長が均一に横気密材26に圧接
する。したがって、横気密材26が長手方向に湾曲した
波形状であっても遮閉板30が横気密材26に長手方向
に亘って均一に圧接する。
【0012】
【発明の実施の形態】図1と図2に示すように、框1の
内側壁2における上部寄りに内側換気孔3が形成してあ
り、框1の外側壁4における下部寄りに外側換気孔5が
形成してある。前記内側換気孔3、外側換気孔5は多数
のスリット状孔3a,5aで形成してある。
【0013】前記框1は図3に示すように内側部材10
と外側部材11を備えている。内側部材10は上横板1
2と縦板13と下横板14で断面略コ字状の長尺材で、
その縦板13が框1の内側壁2を形成している。前記上
横板12は外側部材取付部、例えば下向きの上部取付け
凹溝15、遮閉板ガイド部、例えば下向きの上部ガイド
凹溝16、気密材取付部、例えば下向きの気密材取付溝
17を内外側方向に間隔を置いて有している。前記縦板
13の外側面上下中間に下向鉤片18が長手方向に連続
して一体的に設けてある。この下向鉤片18よりも上部
寄りに内側換気孔3が形成してある。前記下横板14は
下向鉤形状で、外側部材取付部、例えば外側に開口した
下部取付け凹溝19、遮閉板ガイド部、例えば上向きの
下部ガイド凹溝20を有する。この下横板14と縦板1
3の下部寄りでガラス装着用の下向き凹部21を形成し
ている。
【0014】前記外側部材11は縦板22に上部係止片
23と下部係止片24を一体的に設けた形状で、その縦
板22が框1の外側壁4を形成している。その上部係止
片23を上部取付け凹溝15、下部係止片24を下部取
付け凹溝19に長手方向からスライドして係合すること
で外側部材11を内側部材10に取付けてある。内側部
材10の縦板13と外側部材11の縦板22は離隔して
内側部材10と外側部材11で中空部25を有する框1
としてある。
【0015】前記気密材取付溝17に横気密材26が長
手方向に連続して装着してある。前記内側部材10の縦
板13外側面上部寄りにおける内側換気孔3の長手方向
両端部に一対の縦気密材27がそれぞれ貼着してある。
この縦気密材27の上端部は横気密材26に圧接し、縦
気密材27の下端部は下向鉤片18に圧接している。
【0016】図1と図2に示すように、前記框1の中空
部25内に遮閉板30が上下方向及び左右方向(長手方
向)にスライド(移動)自在に設けてある。前記框1の
中空部25内における左右方向一端寄りには操作引手3
1が左右方向(長手方向)に移動自在に設けてあると共
に、この操作引手31で左右方向に移動される可動ガイ
ド板32が設けてある。前記框1の中空部25内におけ
る左右方向他端寄りには固定ガイド板33が固定してあ
る。
【0017】前記遮閉板30は図3に示すように縦板3
4の上部に気密材当接部35、上下中間部に突片36、
下部に上向鉤片37を一体的にそれぞれ設けた形状で、
図3に示す下方位置(開き位置)と図4に示す上方位置
(閉じ位置)に亘って上下に移動すると共に、長手方向
に移動する。前記遮閉板30の左右方向一端寄りと左右
方向他端寄り、例えば突片36の左右方向一端寄りと左
右方向他端寄りに図1に示すように第1ガイドピン38
と第2ガイドピン39がそれぞれ取付けてある。
【0018】前記第1・第2ガイドピン38,39は図
5に示すように、取付部38a,39aと円形部38
b,39bを備え、取付部38a、39aのスリット3
8c,39cを突片36に嵌め込んで取付部38a,3
9aの残存部38d,39dを突片36の切欠部36a
に嵌合して長手方向に移動しないように取付けられる。
このようであるから、第1・第2ガイドピン38,39
を遮閉板30に簡単に取付け、取り外しできる。
【0019】前記操作引手31は図6に示すようにプレ
ート40の内側面に指掛け突起(操作部)41を一体的
に設け、プレート40の外側面に係合片42とガイド片
43を一体的に設けた形状で、そのプレート40は厚肉
部40aと薄肉部40bを有し外側面は段差部44を有
する階段形状で、内側面は段差のない平滑面である。
【0020】前記内側部材10の縦板13上部寄り左右
方向一端部に開口窓45が形成してある。この開口窓4
5に摺動用プレート46が取付けてある。前記摺動用プ
レート46は左右方向両端面に縦溝47を有する矩形状
で、その各縦溝47を開口窓45の両側縦縁に嵌合して
取付けられる。前記摺動用プレート46の左右方向中間
部に前記指掛け突起41が摺動自在に嵌まり込む長孔4
8を有し、摺動用プレート46の左右方向中間部が薄肉
で左右方向両端部が厚肉となって外側面に第1段部49
aと第2段部49bを有する。
【0021】前記可動ガイド板32は第1ガイド溝50
を有する。この第1ガイド溝50は水平に対して傾斜
し、その傾斜方向は右上がりで、その上部には水平部5
0aを有している。この第1ガイド溝50に第1ガイド
ピン38が摺動自在に係合する。可動ガイド板32は框
1の上部ガイド凹溝16と下部ガイド凹溝20に沿って
左右方向に摺動自在に取付けられる。例えば、上端面と
下端面にほぼくさび形状の摺動片51を一体的に備え、
その各摺動片51を上部ガイド凹溝16と下部ガイド凹
溝20に押し込んで取付ける。
【0022】前記可動ガイド板32には操作引手31の
ガイド片43、係止片42が嵌まり込む凹陥部52が形
成され、この凹陥部52の底部に係止片42が係止する
係止孔53が形成してある。図7に示すように操作引手
31の係止片42、ガイド片43を可動ガイド板32の
凹陥部52に嵌め込み、係止片42を係止孔53に係止
することで可動ガイド板32と操作引手31は内外側方
向に若干移動自在にスナップ式に連結される。前記可動
ガイド板32と操作引手31との間にはスプリング54
が設けてあり、このスプリング54で操作引手31は可
動ガイド板32と離れる方向(内側)に移動して保持し
てある。
【0023】前記遮閉板30の左右方向一端部(第1ガ
イドピン38取付部分)は図7に示すように可動ガイド
板32の第1ガイド溝50を形成した部分と操作引手3
1のプレート40薄肉部40bとの間に突出し、第1ガ
イドピン38が第1ガイド溝50に摺動自在に係合して
いる。
【0024】前記固定ガイド板33は図8に示すように
第2ガイド溝60を有する。この第2ガイド溝60は水
平に対して傾斜し、その傾斜方向は左上がりで、その上
部に水平部60aを有している。この第2ガイド溝60
に第2ガイドピン39が摺動自在に係合する。前記固定
ガイド板33の上端面と下端面にはほぼくさび形状の取
付片61が一体的に形成してあると共に、その固定ガイ
ド板33の下端面に位置決め片62が一体的に形成して
ある。図8に示すように、内側部材10の下部ガイド凹
溝20の長手方向の所定位置を切り欠きし、切欠部63
を形成する。
【0025】固定ガイド板33の位置決め片62を切欠
部63に嵌め込んで左右方向に移動できないように固定
し、上部ガイド凹溝16と下部ガイド凹溝20に取付片
61を押し込んで短手方向(内外側方向)に固定する。
【0026】前記可動ガイド板32の第1ガイド溝50
の水平に対する角度(傾斜角度)Bは固定ガイド板33
の第2ガイド溝60の水平に対する角度(傾斜角度)C
よりも大きい。第1ガイド溝50と第2ガイド溝60の
傾斜方向は左右反対である。前記第1ガイド溝50の下
端部と第2ガイド溝60の下端部は同一高さで、水平部
50a,60aも同一高さである。
【0027】次に遮閉板30の上下動作を説明する。図
9(a)に示すように操作引手31の指掛け突起41を
換気位置(図1に示す位置)として可動ガイド板32を
換気位置とした時には、第1ガイドピン38が第1ガイ
ド溝50の下端部に係合し、第2ガイドピン39が第2
ガイド溝60の下端部に係合する。これによって遮閉板
30は内側換気孔3の最上部よりも下方に移動して開き
位置となり、内側換気孔3を開放する。したがって、内
側換気孔3と外側換気孔5が連通し、内側(室内)と外
側(室外)に空気が流通して自然換気する。
【0028】前述の状態では図7に示すように、操作引
手31がスプリング54で内側に押されて操作引手31
のプレート40の薄肉部40b端面(プレート40の左
右一端面)が摺動用プレート46の第1段部49aに当
接している。これによって、操作引手31が気密位置に
向けて移動することが阻止される。
【0029】指掛け突起41を指で外側に向けて押すと
操作引手31がスプリング54に抗して外側に若干移動
し、プレート40の左右一端面が摺動用プレート46の
第1段部49aと離れる。指掛け突起41を外側に向け
て押しながら気密位置に向けて矢印aで示すように移動
すると、操作引手31とともに可動ガイド板32が気密
位置に向けて移動する。可動ガイド板32が気密位置に
向けて移動することで第1ガイド溝50と第1ガイドピ
ン38を介して遮閉板30に矢印a方向の力が作用す
る。
【0030】これによって第1ガイド溝50に沿って第
1ガイドピン38が摺動しようとすると共に、第2ガイ
ド溝60に沿って第2ガイドピン39が摺動しようとす
る。第1ガイド溝50の水平に対する角度Bが第2ガイ
ド溝60の水平に対する角度Cよりも大きいので、第1
ガイド溝50と第1ガイドピン38の摺動抵抗が第2ガ
イド溝60と第2ガイドピン39の摺動抵抗よりも大き
い。このために、第1ガイドピン38が第1ガイド溝5
0に沿って摺動せずに最初は第2ガイドピン39が第2
ガイド溝60に沿って上方に摺動する。
【0031】指掛け突起41を図9(b)の中間位置ま
で移動すると第2ガイドピン39が第2ガイド溝60の
上端部(水平部60a)に接し、遮閉板30は水平に対
して左上がりの傾斜姿勢となる。遮閉板30の気密材当
接部35の長手方向左端部(固定ガイド板33寄り)が
横気密材26に圧接する。指掛け突起41を図9(b)
に示す中間位置まで移動すると第2ガイドピン39が第
2ガイド溝60の上端部(水平部60a)に接し、それ
以上摺動できない。
【0032】指掛け突起41を図9(b)に示す中間位
置よりもさらに気密位置に向けて矢印a方向に移動する
と第1ガイドピン38が第1ガイド溝50に沿って上方
に摺動する。遮閉板30は第2ガイドピン39を支点と
して矢印bで示すように上方に揺動する。
【0033】指掛け突起41が図9(c)に示す気密位
置に移動すると第1ガイドピン38が第1ガイド溝50
の上端部(水平部50a)まで摺動し、遮閉板30が水
平姿勢となる。これによって、遮閉板30は開き位置か
ら閉じ位置まで上方に移動し、図4に示すように内側換
気孔3を閉じるので、内側(室内)と外側(室外)で空
気が流通しない。なお、この時遮閉板30の上向鉤片3
7が内側壁13の下向鉤片18に係合する。
【0034】また、遮閉板30が閉じ位置に移動すると
遮閉板30の気密材当接部35の長手方向全長が横気密
材26に均一に圧接すると共に、遮閉板30の内側面左
右両端寄りが縦気密材27に接するので、気密性が向上
する。
【0035】指掛け突起41から指を離すと操作引手3
1はスプリング54で内側に向けて押され、操作引手3
1のプレート厚肉部40aの端面(プレート40の左右
他端面)が摺動用プレート46の第2段部49bに当接
し、操作引手31が換気位置に向けて移動することを阻
止する。
【0036】前述の状態から指掛け突起41を押して操
作引手31を換気位置に向けて移動した時には前述と同
様に最初は第2ガイドピン39が第2ガイド溝60に沿
って摺動して遮閉板30は左下がりの傾斜姿勢となる。
この後に第1ガイドピン38が第1ガイド溝50に沿っ
て摺動して遮閉板30は水平姿勢となり、開き位置とな
る。
【0037】なお、遮閉板30で外側換気孔5を開閉す
るようにしても良い。この場合には遮閉板30が上方寄
りで開き位置、下方寄りで閉じ位置となる。
【0038】
【発明の効果】請求項1にかかる発明によれば、操作引
手31で可動ガイド板32を左右一方に移動すると第1
ガイド溝50と第1ガイドピン38を介して遮閉板30
が左右一方に移動する。第1ガイド溝50の傾斜角度B
が第2ガイド溝60の傾斜角度Cよりも大きいので、遮
閉板30が左右一方に移動すると最初に第2ガイドピン
39が第2ガイド溝60に沿って摺動し、遮閉板30は
固定ガイド板33寄りが上下一方に移動し水平に対して
傾斜した姿勢となる。その後に第1ガイドピン38が可
動ガイド板32の第1ガイド溝50に沿って摺動し、遮
閉板30は第2ガイドピン39を中心として上下一方に
揺動して水平姿勢となる。
【0039】操作引手31で可動ガイド板32を左右他
方に移動した時には前述と同様に遮閉板30の固定ガイ
ド板33寄りが上下他方に移動して水平に対して傾斜し
た姿勢となる。その後に第2ガイドピン39を中心とし
て上下他方に揺動して水平姿勢となる。
【0040】このようであるから、操作引手31を左右
に移動して遮閉板30を上下に移動する時に、最初に第
2ガイドピン39が第2ガイド溝60に沿って摺動し、
その後に第1ガイドピン38が第1ガイド溝50に沿っ
て摺動するので、操作引手31の操作力は最初は第2ガ
イドピン39と第2ガイド溝60の摺動抵抗に見合う大
きさで、その後は第1ガイドピン38と第1ガイド溝5
0の摺動抵抗に見合う大きさである。したがって、操作
引手31の操作力が小さい。
【0041】請求項2に係る発明によれば、遮閉板30
を閉じ位置に移動することで横気密材26に圧接するの
で気密性が向上する。しかも、遮閉板30を開き位置か
ら閉じ位置に向けて上方に移動する時に遮閉板30は最
初に水平に対して傾斜した姿勢となり、その後に上方に
揺動して水平姿勢となるので、遮閉板30の固定ガイド
板33寄りが横気密材26に圧接した後に順次横気密材
26に圧接して最後に長手方向全長が均一に横気密材2
6に圧接する。したがって、横気密材26が長手方向に
湾曲した波形状であっても遮閉板30が横気密材26に
長手方向に亘って均一に圧接する。
【図面の簡単な説明】
【図1】換気框の内側正面図である。
【図2】換気框の分解斜視図である。
【図3】図1のA−A拡大断面図である。
【図4】換気孔を閉じた状態の断面図である。
【図5】第1・第2ガイドピンと遮閉板の分解斜視図で
ある。
【図6】操作引手と可動ガイド板の分解斜視図である。
【図7】操作引手と可動ガイド板と遮閉板の連結部の横
断面図である。
【図8】可動ガイド板と固定ガイド板の正面図である。
【図9】遮閉板の上下動作説明図である。
【図10】従来の遮閉板を上下に移動する構造の説明図
である。
【符号の説明】
1…框、2…内側壁、3…内側換気孔、4…外側壁、5
…外側換気孔、26…横気密材、27…縦気密材、30
…遮閉板、31…操作引手、32…可動ガイド板、33
…固定ガイド板、38…第1ガイドピン、39…第2ガ
イドピン、40 プレート、41…指掛け突起、46…摺動用プレート、
50…第1ガイド溝、60第2ガイド溝。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 框1に換気孔を形成し、遮閉板30を上
    下に移動して換気孔を開閉する換気框において、 前記框1に左右方向に移動自在に設けられ水平に対して
    傾斜した第1ガイド溝50を有する可動ガイド板32
    と、 前記框1に固定され水平に対して傾斜した第2ガイド溝
    60を有する固定ガイド板33と、 前記遮閉板30の左右方向一端寄りに設けられ第1ガイ
    ド溝50に摺動自在に係合した第1ガイドピン38と、 前記遮閉板30の左右方向他端寄りに設けられ第2ガイ
    ド溝60に摺動自在に係合した第2ガイドピン39と、 前記可動ガイド板32を移動する操作引手31を備え、 前記第1ガイド溝50と第2ガイド溝60の傾斜方向が
    左右反対で、第1ガイド溝50の傾斜角度Bが第2ガイ
    ド溝60の傾斜角度Cよりも大きいことを特徴とする換
    気框。
  2. 【請求項2】 前記遮閉板30は框1下方寄りの開き位
    置と框1の上方寄りの閉じ位置に亘って上下に移動して
    換気孔を開閉し、 前記框1の上方寄りに横気密材26が装着され、 遮閉板30が閉じ位置で横気密材26に圧接するように
    した請求項1記載の換気框。
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