JP3462194B2 - 包装箱用シート材の製造方法及び製造装置 - Google Patents

包装箱用シート材の製造方法及び製造装置

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JP3462194B2
JP3462194B2 JP2001174858A JP2001174858A JP3462194B2 JP 3462194 B2 JP3462194 B2 JP 3462194B2 JP 2001174858 A JP2001174858 A JP 2001174858A JP 2001174858 A JP2001174858 A JP 2001174858A JP 3462194 B2 JP3462194 B2 JP 3462194B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は包装箱用シート材の
製造方法及び製造装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、工業生産物等の各種商品を収
容・搬送するための包装箱の一例として、段ボール箱が
利用されている。かかる段ボール箱を製造工場で製造す
る際には、図8に示すように、側板31,32,33,
34の上部に上蓋フラップ35,36,37,38が連
設され、下部に底板フラップ39,40,41,42が
連設され、側板31の外側縁に継代片43が連設される
ように裁断された段ボール箱用シート材50を作製し、
この段ボール箱用シート材50を組み立てることによっ
て、図9に示すような段ボール箱60が製造されてい
る。
【0003】この段ボール箱60の組み立ての一例を説
明する。まず、側板31,32,33,34を縦罫線4
4,45,46,47で折り曲げ、継代片43を側板3
4の内面に貼り付けて筒体を形成する。そして、上蓋フ
ラップ37を横罫線48で筒体の内側に折り曲げ、次に
上蓋フラップ36を上蓋フラップ37の上に重ねて筒体
の内側に折り曲げ、更に上蓋フラップ35を上蓋フラッ
プ36の上に重ねて筒体の内側に折り曲げる。最後に、
上蓋フラップ38を筒体の内側に折り曲げるが、このと
き、上蓋フラップ38の一部分を上蓋フラップ35の上
に重ねると共に、他部分を底板フラップ37の下に差し
入れて底面の組み付けを固定する。底面を構成する底板
フラップ39,40,41,42も天面と同様に組み付
けられて固定される。
【0004】この段ボールによれば、段ボール箱の天面
の組み付けに関してはガムテープや糊付け等が不要であ
り、ガムテープ等を使用した場合のように天板が傷付く
ことがないので段ボール箱の再利用が可能となるという
利点があり、底面の組み付けに関しては、ガムテープの
貼着やステープル等と組み合わせることによって強度を
増すことができるという利点がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ようにして段ボール箱の天面又は底面を組み付ける場
合、最後に折り曲げるフラップの一部を、隣接するフラ
ップの下側に差し入れるときには、挿し入れようとする
フラップ及び隣接するフラップの両方を折り曲げなけれ
ば挿し入れることができないため、これら両方のフラッ
プに無理な負担がかかり損傷するおそれがある。さらに
天面を開封する場合にも、フラップを、隣接するフラッ
プの下側から抜き出す作業が困難であるため、抜き出そ
うとするフラップを損傷してしまうおそれがある。
【0006】本発明は、上述した問題点を解決するため
になされたものであり、天面及び底面の組み付け又は解
除の際に、最後に組み付けるフラップ同士を損傷させず
に組み付けることが可能であり、組み付けたフラップを
容易に抜き差しすることができる包装箱用シート材の
造方法及び製造装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1に記載の発明は、折り曲げられることによっ
て四角筒状の筒体となり、当該筒体を構成する各側面の
端部には各側面との境界線で折り畳み可能とされたフラ
ップが連設され、前記フラップの一つには、各フラップ
を折り畳んだ場合に、隣接するフラップの先端部が挿し
入れられるスリットが前記境界線と略直交する方向に設
けられ、先端部が該スリットに挿し入れられるフラップ
は、側面との境界線に略平行な折目で折り曲げ可能とさ
れている包装箱用シート材を、包装箱用原紙の搬送方向
に延びる折り曲げ罫線を包装箱用原紙に形成可能な罫線
形成手段が複数支持される第1支持部と、包装箱用原紙
を原紙搬送方向に切断して複数のフラップを形成する切
断手段が複数支持される第2支持部と、包装箱用原紙を
切断手段及び罫線形成手段に対して位置決めする位置決
め手段とを用いて製造する方法であって、前記第1支持
部に支持されるべき罫線形成手段の少なくとも1つを前
記位置決め手段に取り付け、前記切断手段と、原紙搬送
方向に略直交する折り曲げ罫線を形成可能な横罫線形成
手段とを前記第1支持部に更に取り付け、前記第1支持
部に取り付けた切断手段によって前記フラップの1つを
更に切断し、当該フラップに隣接するフラップに、前記
第1支持部に取り付けた横罫線形成手段によって、原紙
搬送方向に略直交する方向に延びる罫線を形成すること
を特徴とするものである。
【0008】また、請求項2に記載の発明は、折り曲げ
られることによって四角筒状の筒体となり、当該筒体を
構成する各側面の端部には各側面との境界線で折り畳み
可能とされたフラップが連設され、前記フラップの一つ
には、各フラップを折り畳んだ場合に、隣接するフラッ
プの先端部が挿し入れられるスリットが前記境界線と略
直交する方向に設けられ、先端部が該スリットに挿し入
れられるフラップは、側面との境界線に略平行な折目で
折り曲げ可能とされている包装箱用シート材を製造する
ために、包装箱用原紙の搬送方向に延びる折り曲げ罫線
を包装箱用原紙に形成可能な罫線形成手段が複数支持さ
れる第1支持部と、包装箱用原紙を原紙搬送方向に切断
して複数のフラップを形成する切断手段が複数支持され
る第2支持部と、包装箱用原紙を切断手段及び罫線形成
手段に対して位置決めする位置決め手段とを備えた包
箱用シート材の製造装置であって、前記第1支持部に支
持されるべき罫線形成手段の少なくとも1つが前記位置
決め手段に取り付けられ、前記切断手段と、原紙搬送方
向に略直交する折り曲げ罫線を形成可能な横罫線形成手
段とが前記第1支持部に更に取り付けられ、前記第1支
持部に取り付けられた切断手段によって前記フラップの
1つが更に切断され、当該フラップに隣接するフラップ
部に、前記第1支持部に取り付けられた横罫線形成手段
によって、原紙搬送方向に略直交する方向に延びる罫線
が形成されることを特徴とするものである。
【0009】これらによれば、従来から広く使用されて
いる、複数の罫線形成手段を支持する第1支持部、複数
の切断手段を支持する第2支持部、及び位置決め手段を
備えた包装箱用シート材の製造装置を利用して、フラッ
プの組み付けが容易な包装箱用シート材を製造すること
が可能になる。すなわち、第1支持部に支持されている
罫線形成手段の1つを取り外し、この取り外した部分に
更なる切断手段及び横罫線形成手段を取り付けると共
に、位置決め手段に更なる罫線形成手段を取り付けるこ
とによって、新たに支持部を設ける等といった大幅な装
置構成の変更を要することなく、上記包装箱用シート材
に必要な特有のスリット及び折り曲げ罫線を形成するこ
とができる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態に係
装箱用シート材の製造方法及び製造装置について、段
ボール箱用シート材の製造方法及び製造装置を例にして
説明する。図1は段ボール箱用シート材を示す図であ
る。
【0011】図1に示すように、段ボール箱用シート材
1は、側板2,3,4,5が連設され、側板5の外側縁
には継代片6を有するように裁断されている。そして、
側板2,3,4,5の各上端縁には天面用の上蓋フラッ
プ7,8,9,10を有し、各下端縁には底面用の底板
フラップ板11,12,13,14を有するように裁断
されている。このように裁断された段ボール箱用シート
材1の大きさは、形成される段ボール箱の形状及び大き
さによって異なるが、段ボール箱用シート材1でもって
筒体を形成し、上蓋フラップ8,10と、底板フラップ
12,14とを、それぞれ筒体内側方向に折り曲げて天
面及び底面を閉じた場合に、上蓋フラップ又は底板フラ
ップ同士が隙間なくまた互いに重なり合うことがなく、
双方の先端が接当することのできる大きさに設定されて
いる。
【0012】また、隣り合う側板2と側板3との間、側
板3と側板4との間、側板4と側板5との間、側板5と
継代片6との間の各境界線上には、内面側に折曲する縦
罫線16,17,18,19が押圧加工により形成され
ている。側板2と上蓋フラップ7との間、側板3と上蓋
フラップ8との間、側板4と上蓋フラップ9との間、側
板5と上蓋フラップ10との間の境界線上には、内面側
に折曲する横罫線20が押圧加工により形成されてい
る。また、側板2と底板フラップ11との間、側板3と
底板フラップ12との間、側板4と底板フラップ13と
の間、側板5と底板フラップ14との間の境界線上に
も、内面側に折曲する横罫線21が押圧加工により形成
されている。
【0013】また、上蓋フラップ及び底板フラップの中
でも端部に位置する上蓋フラップ7及び底板フラップ1
1には、それぞれ横罫線20又は21に平行な横罫線2
2又は23が設けられており、上蓋フラップ7及び底板
フラップ11はこの横罫線22,23においても内面側
に折り曲げ自在とされている。さらに、これら上蓋フラ
ップ7及び底板フラップ11に隣接する上蓋フラップ8
及び底板フラップ12には、横罫線20又は21に対し
て直交する方向に、それぞれスリット25又は26が設
けられている。上蓋フラップ7及び底板フラップ11に
おける折曲罫線22,23の位置は、天面及び底面を組
み付けて閉じるときに上蓋フラップ7及び底板フラップ
11が折り畳まれた場合に、上蓋フラップ8,底板フラ
ップ12の各スリット25,26の位置に略同一となる
ように設定されている。すなわち、上蓋フラップ8,底
板フラップ12の端部8a,12aからスリット25,
26までの各距離は、上蓋フラップ7,底板フラップ1
1における横罫線20又は21から横罫線22又は23
までの各距離と略同一となるように設定されている。ま
た、横罫線22,23は段ボール箱用シート材1の組み
立時に各フラップを組み付けるときは、スリット25,
26と同方向に延びることになる。
【0014】上記段ボール箱用シート材1の組み立てに
ついて説明する。図2は段ボール箱の斜視図、図3乃至
図5は段ボール箱の組み立て過程を示す斜視図である。
段ボール箱を形成する場合、まず、側板2,3,4,5
を縦罫線16,17,18,19で折り曲げ、継代片6
を側板2の内面に貼り付けて筒体を形成する。非使用時
にはこの状態で偏平に折り畳んで保管される。
【0015】そして、使用時に組み立てる場合には、筒
体を直方体形状とするとともにフラップを折り曲げるこ
とで天面や底面を閉じる。例えば、天面を閉じる場合
は、図3に示すように、最初に上蓋フラップ8を横罫線
20で筒体の内側方向に折り曲げ、その上に上蓋フラッ
プ9を折り曲げて重ねる。次に、図4に示すように、上
蓋フラップ10を上蓋フラップ9の上に折り曲げて重ね
る。
【0016】最後に上蓋フラップ7を上蓋フラップ10
の上に折り曲げて重ねる。このとき、図5に示すよう
に、上蓋フラップ7を折曲罫線22部分で筒体内側方向
に折り曲げると、上蓋フラップ7の先端部は上蓋フラッ
プ8のスリット25付近に位置する。そして、スリット
25部分に指を差し入れる等によってスリット25の開
口部分を開き、上蓋フラップ7の先端部をスリット25
内に挿し入れる。これにより、上蓋フラップ7はその一
部が上蓋フラップ10の上側に配置されると共に、他部
が上蓋フラップ8の下側に配置される。これにより、各
上蓋フラップ7,8,9,10は、その一部が隣接する
一方のフラップの下側に位置し、他部が隣接する他方の
フラップの上側に位置することになるため、各上蓋フラ
ップ7,8,9,10の組み付けが固定され、天面が閉
じられることになる。なお、底面を組み付ける場合も上
記天面の組み付けと同様にして各底板フラップ11乃至
14を組み付ける。以上のようにして段ボール箱用シー
ト材1が組み立てられることにより、図2に示す段ボー
ル箱30が製造される。
【0017】また、天面を開封する場合は、上蓋フラッ
プ7の折曲罫線22の下側に指を差し入れて上蓋フラッ
プ7を上蓋フラップ8から引き出すようにする。このと
き、指で上蓋フラップ7を上方へ持ち上げると、上蓋フ
ラップ7はスリット25の位置において折曲罫線22で
折れ曲がるため、その端部が上蓋フラップ8のスリット
25から容易に引き出される。
【0018】このようにして段ボール箱用シート材1を
組み立てれば、天面又は底面を組み付ける場合、最後に
折り曲げるフラップの一部を、隣接するフラップの下側
に容易に挿し入れることができるため、フラップに無理
な負担がかかることがなく、天面又は底面開閉時におけ
るフラップの損傷を避けることができる。
【0019】次に、上記段ボール箱用シート材1の製造
方法について説明する。図6は段ボール箱用シート材1
と、その製造装置の概略構成を示す平面図、図7は同側
面図である。上記段ボール箱用シート材1の製造は、押
圧加工により折り曲げ罫線を形成し、段ボール原紙Pに
対して切り込みを入れてスリットを形成することによっ
て行う。この押圧加工及び切り込みには、縦罫線を段ボ
ール原紙Pに形成可能な罫線仕切部111が複数支持さ
れる第1シャフト110と、段ボール原紙を原紙P搬送
方向に切断するカッタ121が複数支持される第2シャ
フト120と、段ボール原紙Pを罫線仕切部111及び
カッタ121に対して位置決めする位置決めシャフト1
30を備えた製造装置100を用いる。
【0020】上記第1シャフト110は段ボール原紙P
の搬送方向に従って回転し、これと共に罫線仕切部11
1も回転して罫線輪111aが段ボール原紙Pに当接
し、予め設定された寸法の縦罫線17,18,19がダ
ンホール原紙Pに形成されるようになっている。第1シ
ャフト110の下流側に位置する第2シャフト120も
段ボール原紙Pの搬送方向に従って回転し、これと共に
カッタ121が回転して刃部121aが段ボール原紙P
に当接し、予めプログラムされた寸法で段ボール原紙P
が裁断され、複数のスリット28が段ボール原紙Pの所
望位置に形成されるようになっている。また、位置決め
シャフト130は上記第1シャフト110及び第2シャ
フト120の上流側において段ボール原紙Pの搬送方向
に順じて回転するが、この位置決めシャフト130は搬
送されてくる段ボール原紙Pの端部に当接して、罫線仕
切部111又はカッタ121による加工時の段ボール原
紙Pの姿勢を調整し、適正な加工が行われるようにする
ものである。なお、段ボール原紙Pのフラップと側板と
を仕切る横罫線は本製造装置100によって形成するも
のではなく、本発明の説明のために特に説明を必要とし
ないので説明を省略する。
【0021】上記のように、縦罫線17,18,19は
第1シャフト110に支持される複数の罫線仕切部11
1によって形成されるが、縦罫線16は位置決めシャフ
ト130に取り付けられた罫線仕切部111´によって
形成されるようになっている。スリット25,26を有
しない段ボール箱用シート材を製造する場合は、必要な
数の罫線仕切部111を全て第1シャフト110に取り
付ければよいが、本発明に係る段ボール箱用シート材1
を製造する場合は、スリット25,26及び横罫線2
2,23を形成するカッタ121及び横罫線仕切部11
2を第1シャフト110に取り付ける必要があり、全て
の罫線仕切部111を第2シャフト120に取り付ける
ことはできないため、縦罫線16を形成する罫線仕切部
111´は位置決めシャフト130に取り付けられる。
【0022】すなわち、スリット25,26を形成する
ためのカッタ121、及び横罫線22,23を形成する
ための横罫線仕切部112は、所望の寸法に形成するた
めには高精度な加工を要すると共に、シャフトが1回転
する間に所定間隔でスリットや罫線を加工すべくシャフ
ト上の取り付け位置や間隔を設定する必要があるため、
高精度な加工が可能に設計されている大径の第1シャフ
ト110又は第2シャフト120に支持されなければな
らないが、縦罫線16を形成するための罫線仕切部11
1´による加工は、罫線仕切部111´が小径でも数回
転する間に縦罫線16を付けていけばよく、大径のシャ
フトに罫線仕切部111´を取り付ける必要はない。そ
のため、縦罫線16を形成するための罫線仕切部111
´は第1シャフト110ではなく位置決めシャフト13
0に取り付けられ、スリット25,26及び横罫線2
2,23を形成するカッタ121及び横罫線仕切部11
2が第1シャフト110に取り付けられる。
【0023】上記製造装置100による段ボール箱用シ
ート材1の加工について説明する。最初、段ボール原紙
Pは図7に示す位置から位置決めシャフト130に向け
て搬送され、位置決めシャフト130において、罫線仕
切部111´及びそれに対向するシャフト135に挟み
込まれ、罫線輪111a´によって縦罫線16が形成さ
れる。かかる縦罫線16の形成に関しては上述したよう
に高精度な加工を要しない。次に、段ボール原紙Pが第
1シャフト110に搬送されると、罫線仕切部111及
びそれに対向するシャフト115の間に挟み込まれて罫
線17,18,19が形成されると共に、第1シャフト
110に支持されているカッタ121及び横罫線仕切部
112によってスリット25,26及び横罫線22,2
3が形成される。そして、段ボール原紙Pは第2シャフ
ト120に搬送され、カッタ121及びそれに対向する
シャフト125に挟み込まれ、刃部121aにより各ス
リット28が形成される。以上の工程を経て段ボール箱
用シート材1が完成する。
【0024】このようにして段ボール箱用シート材1を
製造する場合、従来から用いられている段ボール箱用シ
ート材の製造装置において第1シャフト110に取り付
けられている罫線仕切部111の1つを取り外し、この
罫線仕切部111を取り外して余った第1シャフト11
0のスペースに、スリット25,26及び横罫線22,
23の位置に対応させて、カッタ121及び横罫線仕切
部112を取り付けると共に、位置決めシャフト130
に罫線仕切部111´を取り付けることによって、従来
から用いられている段ボール箱用シート材の製造装置の
構成を大幅に変更することなく、簡単かつ低コストで、
本発明に係る段ボール箱用シート材1を製造することが
できる。
【0025】なお、本発明は上記実施の形態の構成に限
られず種々の変形が可能である。例えば、上記実施形態
では、段ボール箱用シート材1の縦罫線16を形成する
ための罫線仕切部111´を第1シャフト110よりも
上流側にある位置決めシャフト130に取り付けるよう
にしているが、これ以外の位置決めシャフト、例えば、
第1シャフト110の下流側の位置決めシャフト等に取
り付けるようにしてもよい。
【0026】また、上記実施形態では、上蓋フラップ8
及び底板フラップ12にスリット25及び26を設ける
ものとしているが、いずれか一方のフラップのみにスリ
ットを設けて上記組み付けを行うものであっても構わな
い。
【0027】また、上記実施形態では、上蓋フラップ7
の折曲罫線22、及び底板フラップ11の折曲罫線23
は、天面又は底面の組み付け時に上蓋フラップ7又は底
板フラップ11が折り畳まれた場合に、上蓋フラップ8
のスリット25、及び底板フラップ12のスリット26
と略同位置となるように配置されているが、これら折曲
罫線及びスリットの配置は、フラップ折り畳み時に略同
位置とならない配置であっても構わない。
【0028】また、上記実施の形態では、段ボール箱及
び段ボール箱用シート材について説明しているが、裁断
加工及び折り曲げ加工が容易な樹脂シート材等、他の材
料を用いて紙器や包装箱等を製造する場合にも広く本発
明の適用が可能である。
【0029】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、第1支持
部に支持されている罫線形成手段の1つを取り外し、こ
の第1支持部の罫線形成手段を取り外した部分に切断手
段及び横罫線形成手段を取り付けると共に、位置決め手
段に更なる罫線形成手段を取り付けることによって、包
装箱用シート材を製造するようにすれば、従来から広く
使用されている、複数の罫線形成手段を支持する第1支
持部、複数の切断手段を支持する第2支持部、及び位置
決め手段を備えた包装箱用シート材の製造装置の構成を
大幅に変更することなく低コストで、フラップの組み付
けが容易な包装箱用シート材に必要な特有のスリット及
び横罫線を形成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ボール箱用シート材を示す図である。
【図2】ボール箱の斜視図である。
【図3】ボール箱の組み立て過程を示す斜視図であ
る。
【図4】ボール箱の組み立て過程を示す斜視図であ
る。
【図5】ボール箱の組み立て過程を示す斜視図であ
る。
【図6】ボール箱用シート材と、その製造装置の概略
構成を示す平面図である。
【図7】ボール箱用シート材と、その製造装置の概略
構成を示す側面図である。
【図8】従来の段ボール箱用シート材を示す図である。
【図9】従来の段ボール箱の斜視図である。
【符号の説明】
1 段ボール箱用シート材 2,3,4,5 側面 7,8,9,10 上蓋フラップ 11,12,13,14 底板フラップ 16,17,18,19 縦罫線 20,21 横罫線 22,23 折曲罫線 25,26 スリット 30 段ボール箱 100 段ボール箱用シート材製造装置 110 第1シャフト 111,111´ 罫線仕切部 111a,111a´ 罫線輪 112 横罫線仕切部 120 第2シャフト 121 カッタ 121a 刃部 130 位置決めシャフト

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 折り曲げられることによって四角筒状の
    筒体となり、当該筒体を構成する各側面の端部には各側
    面との境界線で折り畳み可能とされたフラップが連設さ
    れ、前記フラップの一つには、各フラップを折り畳んだ
    場合に、隣接するフラップの先端部が挿し入れられるス
    リットが前記境界線と略直交する方向に設けられ、先端
    部が該スリットに挿し入れられるフラップは、側面との
    境界線に略平行な折目で折り曲げ可能とされている包装
    箱用シート材を、包装箱用原紙の搬送方向に延びる折り
    曲げ罫線を包装箱用原紙に形成可能な罫線形成手段が複
    数支持される第1支持部と、包装箱用原紙を原紙搬送方
    向に切断して複数のフラップを形成する切断手段が複数
    支持される第2支持部と、包装箱用原紙を切断手段及び
    罫線形成手段に対して位置決めする位置決め手段とを用
    て製造する方法であって、 前記第1支持部に支持されるべき罫線形成手段の少なく
    とも1つを前記位置決め手段に取り付け、 前記切断手段と、原紙搬送方向に略直交する折り曲げ罫
    線を形成可能な横罫線形成手段とを前記第1支持部に更
    に取り付け、 前記第1支持部に取り付けた切断手段によって前記フラ
    プの1つを更に切断し、当該フラップに隣接するフラ
    プに、前記第1支持部に取り付けた横罫線形成手段に
    よって、原紙搬送方向に略直交する方向に延びる罫線を
    形成することを特徴とする包装箱用シート材の製造方
    法。
  2. 【請求項2】 折り曲げられることによって四角筒状の
    筒体となり、当該筒体を構成する各側面の端部には各側
    面との境界線で折り畳み可能とされたフラップが連設さ
    れ、前記フラップの一つには、各フラップを折り畳んだ
    場合に、隣接するフラップの先端部が挿し入れられるス
    リットが前記境界線と略直交する方向に設けられ、先端
    部が該スリットに挿し入れられるフラップは、側面との
    境界線に略平行な折目で折り曲げ可能とされている包装
    箱用シート材を製造するために、包装箱用原紙の搬送方
    向に延びる折り曲げ罫線を包装箱用原紙に形成可能な罫
    線形成手段が複数支持される第1支持部と、包装箱用原
    紙を原紙搬送方向に切断して複数のフラップを形成する
    切断手段が複数支持される第2支持部と、包装箱用原紙
    を切断手段及び罫線形成手段に対して位置決めする位置
    決め手段とを備えた包装箱用シート材の製造装置であっ
    て、 前記第1支持部に支持されるべき罫線形成手段の少なく
    とも1つが前記位置決め手段に取り付けられ、 前記切断手段と、原紙搬送方向に略直交する折り曲げ罫
    線を形成可能な横罫線形成手段とが前記第1支持部に更
    に取り付けられ、 前記第1支持部に取り付けられた切断手段によって前記
    フラップの1つが更に切断され、当該フラップに隣接す
    るフラップ部に、前記第1支持部に取り付けられた横罫
    線形成手段によって、原紙搬送方向に略直交する方向に
    延びる罫線が形成されることを特徴とする包装箱用シー
    ト材の製造装置。
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