JP3462146B2 - 屋内配電システムおよび屋内配電システムにおける負荷接続の最適化方法 - Google Patents

屋内配電システムおよび屋内配電システムにおける負荷接続の最適化方法

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JP3462146B2
JP3462146B2 JP2000131315A JP2000131315A JP3462146B2 JP 3462146 B2 JP3462146 B2 JP 3462146B2 JP 2000131315 A JP2000131315 A JP 2000131315A JP 2000131315 A JP2000131315 A JP 2000131315A JP 3462146 B2 JP3462146 B2 JP 3462146B2
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栄一 西
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栄一 西
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、各家庭内、各事務
所内、各ビル内などに設けられる屋内配電システムに係
わり、特に複数の系統に別れた電源供給ラインの負荷量
を自動的に最適化させるようにした屋内配電システムお
よび屋内配電システムにおける負荷接続の最適化方法に
関する。
【0002】
【従来の技術】近年、各家庭内、各事務所内、各ビル内
などでは、複数の電源供給ラインを設け、これら各電源
供給ラインに照明器具、冷蔵庫、コーヒーメーカ装置、
パソコン装置、プリンタ装置などを接続して、必要な電
力を確保している。
【0003】図14はこのような各家庭内、各事務所
内、各ビル内などに設けられる屋内配電システムの一例
を示すブロック図である。
【0004】この図に示す屋内配電システム101は、
予め決められた電気量以上の電気が使用されたとき、電
源供給をカットするメインブレーカ103、このメイン
ブレーカ103のニュートラルライン104と右側ライ
ン(ここでは“第1のライン”を右側ラインとする)1
05とに接続される複数の右側ブレーカ106、メイン
ブレーカ103のニュートラルライン104と左側ライ
ン(ここでは“第2のライン”を左側ラインとする)1
07とに接続される複数の左側ブレーカ108によって
構成され、屋内の受電場所に取り付けられて、電線10
2を介して供給される単相電源電圧を受け、屋内各部に
電源電圧を供給するとともに、過電流が流れたとき、電
源供給をカットする配電盤109と、屋内に敷設され、
その一端が配電盤109を構成する各右側ブレーカ10
6に各々、接続される複数のケーブル110と、屋内の
各部に設置された状態で、各ケーブル110の他端に接
続され、差し込まれている電気機器(電気負荷)に電源
電圧を供給する複数のコンセント111と、屋内に敷設
され、その一端が配電盤109を構成する各左側ブレー
カ108に各々、接続される複数のケーブル112と、
屋内の各部に設置された状態で、各ケーブル112の他
端に接続され、差し込まれている電気機器(電気負荷)
に電源電圧を供給する複数のコンセント113とを備え
ている。
【0005】そして、各右側ブレーカ106、または左
側ブレーカ108毎に、これら各右側ブレーカ106、
または左側ブレーカ108から給電している電気の使用
量が予め設定されている使用量、例えば20Aを越えて
いるとき、20Aを越えた使用量の右側ブレーカ10
6、または左側ブレーカ108によって、電気を遮断さ
せて、過電流が流れないようにするとともに、各右側ブ
レーカ106に接続された各コンセント111、または
各左側ブレーカ108に接続された各コンセント113
に差し込まれている電気機器の電気使用量を合計した値
(全電気使用量)が予め設定されている電気使用量を越
えたとき、メインブレーカ103によって、電気を遮断
させて、過電流が流れないようにする。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
各家庭内、各事務所内、各ビル内では、照明器具、冷蔵
庫、コーヒーメーカ装置などの他に、コピー装置、パソ
コン装置、プリンタ装置などが導入され、これに伴い電
力需要が増大して、電気容量不足になり、容量の増設工
事が必要になり、最悪のとき、事務所、ビルの移転など
を必要になってしまうことがあった。
【0007】本発明は上記の事情に鑑み、請求項1で
は、第1のラインの負荷、または第2のラインの負荷が
増大したとき、第1のライン、第2のラインに対する各
電気機器の接続内容を切り替えて、第1のラインの電気
使用量と、第2のラインの電気使用量とを最適化させる
ことができ、これによってメインブレーカの許容電気量
を最大に使うことができ、容量の増設工事、事務所、ビ
ルの移転などを最小にさせることができる屋内配電シス
テムを提供することを目的としている。
【0008】請求項2では、第1のライン、第2のライ
ンが共に過負荷状態にならないようにしながら、第1の
ラインに接続されている各電気機器の一部を第1のライ
ンから切り放して、第2のラインに接続する処理、ある
いは第2のラインに接続されている各電気機器の一部を
第2のラインから切り放して、第1のラインに接続する
処理を行うことができ、これによって第1のライン、第
2のラインに接続されている各電気機器の接続内容を最
適化させて、第1のラインの電気使用量と、第2のライ
ンの電気使用量とを最適化させることができる屋内配電
システムを提供することを目的としている。
【0009】請求項3では、各電気機器の接続内容を切
り替えた状態で、第1のラインの負荷、または第2のラ
インの負荷が減少したとき、第1のライン、第2のライ
ンが共に過負荷状態にならないようにしながら、接続を
切り替えていた電気機器を元のラインに復帰させること
ができ、これによって第1のライン、第2のラインに接
続されている各電気機器の接続内容を最適化させて、第
1のラインの電気使用量と、第2のラインの電気使用量
とを最適化させることができる屋内配電システムを提供
することを目的としている。
【0010】請求項4では、第1のラインの負荷、およ
び第2のラインの負荷が共に増大したとき、給電停止可
能な各電気機器に対する給電を停止させて、第1のライ
ン、第2のラインが過負荷状態にならないようにするこ
とができ、これによって第1のラインの電気使用量と、
第2のラインの電気使用量とを最適化させて、メインブ
レーカの許容電気量を最大に使うことができ、容量の増
設工事、事務所、ビルの移転などを最小にさせることが
できる屋内配電システムを提供することを目的としてい
る。
【0011】請求項5では、各電気機器が第1のライ
ン、第2のラインのどちらに接続されているかを把握さ
せることができ、これによって分電盤の負荷配分の良否
を判定させることができるとともに、将来、行われる増
設工事の内容を最適化させることができる屋内配電シス
テムを提供することを目的としている。
【0012】請求項6では、一般的に使用されている部
品を使用させることができ、これによってシステム全体
の価格を低く抑えさせて、導入を容易にさせながら、第
1のラインの電気使用量と、第2のラインの電気使用量
とを最適化させることができる屋内配電システムを提供
することを目的としている。
【0013】請求項7では、第1のライン、第2のライ
ンに接続される負荷を最適化させることができる屋内配
電システムにおける負荷接続の最適化方法を提供するこ
とを目的としている。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに本発明は、請求項1では、メインブレーカに接続さ
れた第1のラインと第2のラインとこれら第1のライン
と第2のラインの共通線となる共通ラインとを介して屋
内各部に電源電圧を供給する単相三線式の屋内配電シス
テムにおいて、前記第1のラインを介して前記屋内各部
に供給される電流量と前記第2のラインを介して前記屋
内各部に供給される電流量とを各々、監視する監視手段
と、この監視動作で得られた前記第1のラインの電流
量、前記第2のラインの電流量に基づき、前記第1のラ
インに接続されている負荷の一部、または前記第2のラ
インに接続されている負荷の一部を元のラインから切り
離して、他方のラインに仮接続する処理、切り離したラ
インを前記元のラインに再接続する処理、および両方の
ラインから切り離す処理のいずれかを行う接・離実行手
段とを備え、前記監視手段には、前記第1、第2の各ラ
イン毎に、電流量が予め定められた下限設定値未満であ
るグリーンゾーン、電流量が予め定められた上限設定値
を越えたことを示すレッドゾーン、および電流量が前記
下限設定値以上であるが、前記上限設定値未満であるこ
とを示すイエローゾーンの3つの領域が設定されてお
り、前記接・離実行手段は、前記第1のラインに接続さ
れている負荷の一部、または前記第2のラインに接続さ
れている負荷の一部を元のラインから切り離して、他方
のラインに仮接続する処理では、元のラインの電流量が
前記レッドゾーン内にあり、かつ仮接続先ラインの電流
量が前記グリーンゾーン内にあるという条件を使用し、
仮接続先のラインに仮接続した負荷の一部を前記元のラ
インに再接続する処理を行う条件として、前記元のライ
ンの電流量が前記グリーンゾーン内にあり、かつ前記仮
接続先のラインの電流量が前記イエローゾーン内または
レッドゾーン内にあるという条件を使用し、前記第1の
ラインに接続されている負荷の一部、または前記第2の
ラインに接続されている負荷の一部を両方のラインから
切り離す処理を行う条件として、前記元のラインの電流
量がレッドゾーン内にあり、かつ前記仮接続先のライン
の電流量がイエローゾーン内またはレッドゾーン内にあ
るという条件を使用することを特徴としている。上記の
構成によれば、第1のライン、第2のラインが共に過負
荷状態にならないようにしつつ、第1のラインに接続さ
れている各電気機器の一部を第1のラインから切り放し
て、第2のラインに接続する処理を行い、これによって
第1のライン、第2のラインに接続されている各電気機
器の接続内容を最適化させて、第1のラインの電気使用
量と、第2のラインの電気使用量とを最適化させる。ま
た、各電気機器の接続内容を切り替えた状態で、第1の
ラインの負荷、または第2のラインの負荷が減少したと
き、第1のライン、第2のラインが共に過負荷状態にな
らないようにしつつ、接続を切り替えていた電気機器を
元のラインに復帰させ得るようにし、これによって第1
のライン、第2のラインに接続されている各電気機器の
接続内容を最適化させて、第1のラインの電気使用量
と、第2のラインの電気使用量とを最適化させる。ま
た、第1のラインの負荷、および第2のラインの負荷が
共に増大したとき、給電停止可能な各電気機器に対する
給電を停止させて、第1のライン、第2のラインが過負
荷状態にならないようにし、メインブレーカの強制開極
を防ぎ、なおかつ、これによって第1のラインの電気使
用量と、第2のラインの電気使用量とを最適化させて、
メインブレーカの許容電気量を最大に使うことができ、
容量の増設工事、事務所、ビルの移転などを最小にさせ
る。
【0015】
【0016】
【0017】請求項2では、請求項1に記載された屋内
配電システムにおいて、各負荷が第1のライン、第2の
ラインのどちらに接続されているかを表示する表示器を
備えたことを特徴としている。上記構成によれば、各電
気機器が第1のライン、第2のラインのどちらに接続さ
れているかを把握させ、これによって分電盤の負荷配分
の良否を判定させることができるとともに、将来、行わ
れる増設工事の内容を最適化させる。
【0018】
【0019】請求項3では、メインブレーカに接続され
た第1のラインと第2のラインとこれら第1のラインと
第2のラインの共通線となる共通ラインとを介して屋内
各部に電源電圧を供給する単相三線式の屋内配電システ
ムにおける負荷接続の最適化方法であって、前記第1の
ラインを介して前記屋内各部に供給される電流量と前記
第2のラインを介して前記屋内各部に供給される電流量
とを各々、監視するステップと、この監視動作で得られ
た前記第1のラインの電流量、前記第2のラインの電流
量に基づき、前記第1のラインに接続されている負荷の
一部、または前記第2のラインに接続されている負荷の
一部を元のラインから切り離して、他方のラインに仮接
続する処理、切り離したラインを前記元のラインに再接
続する処理、および両方のラインから切り離す処理のい
ずれかを行う接・離実行ステップとを備え、前記監視す
るステップには、前記第1、第2の各ライン毎に、電流
量が予め定められた下限設定値未満であるグリーンゾー
ン、電流量が予め定められた上限設定値を越えたことを
示すレッドゾーン、および電流量が前記下限設定値以上
であるが、前記上限設定値未満であることを示すイエロ
ーゾーンの3つの領域が設定されており、前記接・離実
行ステップは、前記第1のラインに接続されている負荷
の一部、または前記第2のラインに接続されている負荷
の一部を元のラインから切り離して、他方のラインに仮
接続する処理では、元のラインの電流量が前記レッドゾ
ーン内にあり、かつ仮接続先ラインの電流量が前記グリ
ーンゾーン内にあるという条件を使用し、仮接続先のラ
インに仮接続した負荷の一部を前記元のラインに再接続
する処理を行う条件として、前記元のラインの電流量が
前記グリーンゾーン内にあり、かつ前記仮接続先のライ
ンの電流量が前記イエローゾーン内またはレッドゾーン
内にあるという条件を使用し、前記第1のラインに接続
されている負荷の一部、または前記第2のラインに接続
されている負荷の一部を両方のラインから切り離す処理
を行う条件として、前記元のラインの電流量がレッドゾ
ーン内にあり、かつ前記仮接続先のラインの電流量がイ
エローゾーン内またはレッドゾーン内にあるという条件
を使用することにより、第1のラインおよび第2のライ
ンに接続される各負荷のバランスを最適化することを特
徴としている。上記の構成によれば、第1のラインおよ
び第2のラインに接続される負荷のバランスを最適化さ
せることができ、なおかつ、メインブレーカの強制開極
を防ぐことができる。また、各電気機器の接続内容を切
り替えた状態で、第1のラインの負荷、または第2のラ
インの負荷が減少したとき、第1のライン、第2のライ
ンが共に過負荷状態にならないようにしながら、接続を
切り替えていた電気機器を元のラインに復帰させること
ができ、これによって第1のライン、第2のラインに接
続されている各電気機器の接続内容を最適化させて、第
1のラインの電気使用量と、第2のラインの電気使用量
とを最適化させることができる。さらに、第1のライン
の負荷、および第2のラインの負荷が共に増大したと
き、給電停止可能な各電気機器に対する給電を停止させ
て、第1のライン、第2のラインが過負荷状態にならな
いようにし、メインブレーカの強制開極を防ぐことがで
き、また、これによって第1のラインの電気使用量と、
第2のラインの電気使用量とを最適化させて、メインブ
レーカの許容電気量を最大に使うことができ、不必要な
容量の増設工事、不必要な事務所、ビルの移転などを最
小にさせることができる。
【0020】
【0021】
【0022】
【0023】
【0024】
【0025】
【0026】
【0027】
【0028】
【発明の実施の形態】《全体の構成》図1は本発明によ
る屋内配電システムのうち、請求項1、2、3、4、6
に対応する一実施形態を示すブロック図である。なお、
この実施の形態においては、請求項で言う第1のライン
を右側ライン、第2のラインを左側ライン、共通ライン
をニュートラルラインとして説明するが、左側ラインを
第1のライン、右側ラインを第2のラインとしても同じ
である。
【0029】この図に示す屋内配電システム1aは、屋
内の受電場所に取り付けられ、電線2などを介して供給
される単相電源電圧を受けて、屋内各部に電源電圧を供
給する機能、過電流が流れたとき、電源供給をカットす
る機能、右側の電流量と左側の電流量とをバランスさせ
る機能などを持つ配電盤3と、屋内に敷設され、その一
端が配電盤3を構成する右側ブレーカ18の各端子に各
々、接続される複数のケーブル4と、屋内の各部に設置
された状態で、各ケーブル4の他端に接続され、差し込
まれている電気機器(電気負荷)に電源電圧を供給する
複数のコンセント5と、屋内に敷設され、その一端が配
電盤3を構成する左側ブレーカ19の各端子に各々、接
続される複数のケーブル6と、屋内の各部に設置された
状態で、各ケーブル6の他端に接続され、差し込まれて
いる電気機器(電気負荷)に電源電圧を供給する複数の
コンセント7と、屋内に敷設され、その一端が配電盤3
を構成するブレーカ回路20の各右側端子に各々、接続
される複数のケーブル8と、屋内の各部に設置された状
態で、各ケーブル8の他端に接続され、差し込まれてい
る電気機器(電気負荷)に電源電圧を供給する複数のコ
ンセント9と、屋内に敷設され、その一端が配電盤3を
構成するブレーカ回路20の各左側端子に各々、接続さ
れる複数のケーブル10と、屋内の各部に設置された状
態で、各ケーブル10の他端に接続され、差し込まれて
いる電気機器(電気負荷)に電源電圧を供給する複数の
コンセント11とを備えている。
【0030】そして、各コンセント5、7毎に、これら
各コンセント5、7に差し込まれている電気機器の電気
使用量が予め設定されている電気使用量、例えば20A
を越えたとき、20Aを越えた電気量が使用されている
右側ブレーカ18、または左側ブレーカ19によって、
電気を遮断させ、過電流が流れないようにするととも
に、各右側ブレーカ18、ブレーカ回路20に接続され
た各コンセント5、9に差し込まれている電気機器の電
気使用量が予め設定されている電気使用量、例えば60
Aを越えそうになったとき、左側ライン14から各コン
セント9に電源を供給して、右側ライン13の電流量
と、左側ライン14の電流量とをバランスさせ、また各
左側ブレーカ19、ブレーカ回路20に接続された各コ
ンセント7、11に差し込まれている電気機器の電気使
用量が予め設定されている電気使用量、例えば60Aを
越えそうになったとき、右側ライン13から各コンセン
ト11に電源を供給して、右側ライン13の電流量と、
左側ライン14の電流量とをバランスさせ、また右側ラ
イン13で使用されている電気使用量、または左側ライ
ン14で使用されている電気使用量のいずれか一方が予
め設定されている電気使用量、例えば60Aを越えたと
き、メインブレーカ17によって、各コンセント5、
7、9、11に対する給電を停止させる。
【0031】配電盤3は、電線2などを介して供給され
る単相電源電圧を受け、ニュートラルライン12と右側
ライン13とに単相の電源電圧を供給するとともに、ニ
ュートラルライン12と左側ライン14とに単相の電源
電圧を供給しながら、ニュートラルライン12と右側ラ
イン13とに流れる電流量、ニュートラルライン12と
左側ライン14とに流れる電流量を検知して、電流量検
知信号を生成し、これらを右側信号ライン15、左側信
号ライン16に出力し、さらにニュートラルライン12
と右側ライン13とに流れる電流量、またはニュートラ
ルライン12と左側ライン14とに流れる電流量が予め
設定されている規定電流量、例えば例えば60Aを越え
たとき、ニュートラルライン12と右側ライン13とに
対する電源電圧供給を停止するとともに、ニュートラル
ライン12と左側ライン14とに対する電源電圧供給を
停止するメインブレーカ17と、ニュートラルライン1
2と右側ライン13とを介して電源電圧を受け、各端子
に各々、接続されたケーブル4に電源電圧を供給すると
ともに、使用されている電流量が予め設定された電流量
を越えたとき、各端子に各々、接続されたケーブル4に
対する電源電圧供給を停止する複数の右側ブレーカ18
とを備えている。
【0032】さらに、配電盤3は、ニュートラルライン
12と左側ライン14とを介して電源電圧を受け、各端
子に各々、接続されたケーブル6に電源電圧を供給する
とともに、使用されている電流量が予め設定された電流
量を越えたとき、各端子に各々、接続されたケーブル6
に対する電源電圧供給を停止する複数の左側ブレーカ1
9と、ニュートラルライン12と右側ライン13とを介
して電源電圧を受けて、各右側端子に接続されたケーブ
ル8に供給するとともに、ニュートラルライン12と左
側ライン14とを介して電源電圧を受けて、各左側端子
に接続されたケーブル10に供給しながら、右側信号ラ
イン15を介して供給される電流検知信号の値、左側信
号ライン16を介して供給される電流量検知信号の値、
予め設定されている設定電流値などに基づき、切替条件
が満たされているかどうかをチェックし、切替条件が満
たされているとき、内部のリレーを切り替えて、各ケー
ブル8、10に対する給電ラインの切替処理、各ケーブ
ル8、10に対する給電停止処理、各ケーブル8、10
に対する給電ライン復帰処理などを行う複数のブレーカ
回路20とを備えている。
【0033】そして、各右側ブレーカ18毎に、ニュー
トラルライン12と右側ライン13とを介して電源電圧
を受けて、各右側ブレーカ18に接続された各コンセン
ト5に供給しながら、これら各コンセント5の電気使用
量が予め設定されている電気使用量、例えば20Aを越
えたとき、20Aを越えた電気量が使用されている右側
ブレーカ18によって電源電圧の供給を遮断し、また各
左側ブレーカ19毎に、ニュートラルライン12と左側
ライン14とを介して電源電圧を受けて、各左側ブレー
カ19に接続された各コンセント7に供給しながら、こ
れら各コンセント7の電気使用量が予め設定されている
電気使用量、例えば20Aを越えたとき、20Aを越え
た電気量が使用されている左側ブレーカ19によって電
源電圧の供給を遮断する。
【0034】また、この動作と並行し、ニュートラルラ
イン12と右側ライン13とを介して電源電圧を受け、
これをブレーカ回路20の各右側端子に各々、接続され
た各コンセント9に供給し、さらにニュートラルライン
12と左側ライン14とを介して電源電圧を受け、これ
を各左側端子に各々、接続された各コンセント11に供
給しながら、右側信号ライン15を介して供給される電
流量検知信号の値(ニュートラルライン12と右側ライ
ン13とを介して流れる電流の量)が予め設定されてい
る電流量を越えるとともに、切替条件、または切り放し
条件が整っているとき、内部のリレーを切り替えて、ニ
ュートラルライン12と左側ライン14とを介して受け
た電源電圧をケーブル8に供給する処理、またはケーブ
ル8に対する給電停止処理を行って、右側ライン13の
電流量と、左側ライン14の電流量とをバランスさせ、
また左側信号ライン16を介して供給される電流量検知
信号の値(ニュートラルライン12と左側ライン14と
を介して流れる電流の量)が予め設定されている電流量
を越えるとともに、切替条件、または切り放し条件が整
っているとき、内部のリレーを切り替えて、ニュートラ
ルライン12と右側ライン13とを介して受けた電源電
圧をケーブル10に供給する処理、またはケーブル10
に対する給電停止処理を行って、右側ライン13の電流
量と、左側ライン14の電流量とをバランスさせ、所定
の復帰条件が整ったとき、内部のリレーを切り替えて、
各ケーブル8、10に対し、元の給電ラインから給電を
開始させる。
【0035】また、この動作と並行し、ニュートラルラ
イン12と右側ライン13とに流れる電流量またはニュ
ートラルライン12と左側ライン14とに流れる電流量
が予め設定されている電流量、例えば60Aを越えたと
き、メインブレーカ17によってこれを検知して、各右
側ブレーカ18、各左側ブレーカ19、各ブレーカ回路
20に対する電源供給を停止させる。
【0036】《ブレーカ回路の構成》次に、図2に示す
回路図を参照しながら、上述したブレーカ回路20の内
容を具体的に説明する。
【0037】この図に示す如くブレーカ回路20は、右
側信号ライン15を介して供給される電流量検知信号の
値が増加するにしたがって、図3に示す如く指針21を
時計方向に回転させるとともに、この指針21の位置と
ツマミ22で設定されたLow側バー23の位置とツマ
ミ24で設定されたHi側バー25の位置とに応じて、
Low側リレー26、Hi側リレー27を切り替える右
側メーターリレー28と、この右側メーターリレー28
内にあるLow側リレー26、Hi側リレー27の接点
状態などに応じて、各接点29a、29bの状態を切り
替える電源供給ライン切替用のリレー29と、右側メー
ターリレー28内にあるLow側リレー26、Hi側リ
レー27の接点状態などに応じて、各接点30a、30
bの状態を切り替える電源供給カット用のリレー30
と、右側メーターリレー28内にあるLow側リレー2
6、Hi側リレー27の接点状態などに応じて、接点3
1a、31bの状態を切り替える動作状態伝達用のリレ
ー31と、右側メーターリレー28内にあるLow側リ
レー26、Hi側リレー27の接点状態などに応じて、
接点32a、32bの状態を切り替える切替指示用のリ
レー32とを備えている。
【0038】さらに、このブレーカ回路20は、左側信
号ライン16を介して供給される電流量検知信号の値が
増加するにしたがって、図4に示す如く指針33を時計
方向に回転させるとともに、この指針33の位置とツマ
ミ34で設定されたLow側バー35の位置とツマミ3
6で設定されたHi側バー37の位置とに応じて、Lo
w側リレー38、Hi側リレー39を切り替える左側メ
ーターリレー40と、この左側メーターリレー40内に
あるLow側リレー38、Hi側リレー39の接点状態
などに応じて、各接点41a、41bの状態を切り替え
る電源供給ライン切替用のリレー41と、左側メーター
リレー40内にあるLow側リレー38、Hi側リレー
39の接点状態などに応じて、各接点42a、42bの
状態を切り替える電源供給カット用のリレー42と、左
側メーターリレー40内にあるLow側リレー38、H
i側リレー39の接点状態などに応じて、接点43a、
43bの状態を切り替える動作状態伝達用のリレー43
と、左側メーターリレー40内にあるLow側リレー3
8、Hi側リレー39の接点状態などに応じて、接点4
4a、44bの状態を切り替える切替指示用のリレー4
4とを備えている。
【0039】《ブレーカ回路の動作》次に、図5〜図1
2に示す模式図を参照しながら、ブレーカ回路2の動作
を詳細に説明する。
【0040】<右側、左側が共にグリーンゾーンにある
とき>まず、右側ライン13を流れる電流と、左側ライ
ン14を流れる電流とが共に予め設定されている規定値
より低く、右側メーターリレー28の指針21がLow
側バー23を下回る(グリーンゾーン内にある)ととも
に、左側メーターリレー40の指針33がLow側バー
35を下回っている(グリーンゾーン内にある)とき、
図5に示す如く右側メーターリレー28を構成している
Low側リレー26の共通端子cが端子aに接続される
とともに、Hi側リレー27の共通端子cが端子bに接
続され、さらに左側メーターリレー40を構成している
Low側リレー38の共通端子cが端子aに接続される
とともに、Hi側リレー39の共通端子cが端子bに接
続される。
【0041】これにより、右側ライン13→Low側リ
レー26の共通端子c→接点→Low側リレー26の端
子a→動作状態伝達用のリレー31→ニュートラルライ
ン12なる経路で電流が流れて、リレー31がオン状態
にされることから、このリレー31の接点31a、31
bが閉状態にされて、電源供給ラインカット用のリレー
41が待機状態にされる。
【0042】また、この動作と並行し、左側ライン14
→Low側リレー38の共通端子c→接点→Low側リ
レー38の端子a→動作状態伝達用のリレー43→ニュ
ートラルライン12なる経路で電流が流れて、リレー4
3がオン状態にされることから、このリレー43の接点
43a、43bが閉状態にされて、電源供給ラインカッ
ト用のリレー29が待機状態にされる。
【0043】また、この動作と並行し、右側ライン13
→接点30b→接点29b→ケーブル8→コンセント9
→ケーブル8→ニュートラルライン12なる経路で、右
側ライン13からコンセント9に差し込まれた電気機器
に電源電圧が供給されるとともに、左側ライン14→接
点42b→接点41b→ケーブル10→コンセント11
→ケーブル10→ニュートラルライン12なる経路で、
左側ライン14からコンセント11に差し込まれた電気
機器に電源電圧が供給される。
【0044】<右側がグリーンゾーン、左側がイエロー
ゾーンになっているとき>この状態で、左側ライン14
を流れる電流が増加して、左側メーターリレー40の指
針33がLow側バー35を越えると(イエローゾーン
に入ると)、図6に示す如く左側メーターリレー40を
構成しているLow側リレー38の共通端子cが端子b
に接続されて、動作状態伝達用のリレー43がオフ状態
にされて、このリレー43の接点43a、43bが開状
態にされ、電源供給ライン切替用のリレー29が待機状
態から動作禁止状態にされる。
【0045】また、この動作と並行し、右側ライン13
→接点30b→接点29b→ケーブル8→コンセント9
→ケーブル8→ニュートラルライン12なる経路で、右
側ライン13からコンセント9に差し込まれた電気機器
に電源電圧が供給され続けるとともに、左側ライン14
→接点42b→接点41b→ケーブル10→コンセント
11→ケーブル10→ニュートラルライン12なる経路
で、左側ライン14からコンセント11に差し込まれた
電気機器に電源電圧が供給され続ける。
【0046】<右側がグリーンゾーン、左側がレッドゾ
ーンになっているとき>次いで、左側ライン14を流れ
る電流が増加して、左側メーターリレー40の指針33
がHi側バー37を越えると(レッドゾーンに入る
と)、図7に示す如く左側メーターリレー40を構成し
ているHi側リレー39の共通端子cが端子aに接続さ
れる。
【0047】これにより、左側ライン14→Hi側リレ
ー39の共通端子c→接点→Hi側リレー39の端子a
→切替指示用のリレー44→ニュートラルライン12な
る経路で電流が流れて、リレー44がオン状態にされ、
このリレー44の接点44a、44bが閉状態にされ
る。
【0048】この結果、左側ライン14→接点44a→
電源供給カット用のリレー42→ニュートラルライン1
2なる経路で電流が流れ、リレー42がオン状態にされ
て、このリレー42の接点42bが開状態にされ、左側
ライン14とコンセント11とが遮断状態にされるとと
もに、リレー42の接点42aが閉状態にされて、左側
ライン14→Low側リレー38の共通端子c→接点→
Low側リレー38の端子b→電源供給カット用のリレ
ー42→ニュートラルライン12なる経路で電流が流れ
て、リレー42が自己保持状態にされる。
【0049】また、この動作と並行し、左側ライン14
→接点44b→接点31a→電源供給ライン切替用のリ
レー41→ニュートラルライン12なる経路で電流が流
れて、リレー41がオン状態にされるとともに、このリ
レー41の接点41bが切替られて、右側ライン13→
接点30b→接点29b→接点41b→ケーブル10→
コンセント11→ニュートラルライン12なる経路で、
右側ライン13からコンセント11に差し込まれた電気
機器に電源電圧が供給される。
【0050】これにより、コンセント11は左側ライン
14から切り離されて、右側ライン13に接続され、こ
の右側ライン13から電源を供給されることとなる。こ
の結果、左側ライン14を流れる電流が減少させられ、
メインブレーカ17のダウンが防止される。
【0051】また、この状態で、左側ライン14がイエ
ローゾーンに移行しても、コンセント11は、右側ライ
ン13に接続されたままであり、左側ライン14には移
らない。右側ライン13に移ったコンセント11の接続
が左側ライン14に戻る条件としては、右側ライン13
がイエローゾーンに移行し、かつ左側ライン14がグリ
ーンゾーンにあるときである。
【0052】<右側がイエローゾーン、左側がレッドゾ
ーンになっているとき>次いで、右側ライン13を流れ
る電流が増加して、右側メーターリレー28の指針21
がLow側バー23を越えると(イエローゾーンに入る
と)、図8に示す如く右側メーターリレー28を構成し
ているLow側リレー26の共通端子cが端子bに接続
されて、動作状態伝達用のリレー31がオフ状態にされ
る。
【0053】これにより、このリレー31の接点31
a、31bが開状態にされて、電源供給ラインカット用
のリレー41がオフ状態に戻され、このリレー41の接
点41aが開状態にされることから、リレー41の自己
保持状態が解除されるとともに、接点41bが切り替え
られて、左側のコンセント11に対する給電が停止させ
られる。
【0054】<右側がレッドゾーン、左側がレッドゾー
ンになっているとき>次いで、右側ライン13を流れる
電流が増加して、右側メーターリレー28の指針21が
Hi側バー25を越えると(レッドゾーンに入ると)、
図9に示す如く右側メーターリレー28を構成している
Hi側リレー27の共通端子cが端子aに接続される。
【0055】これにより、右側ライン13→Hi側リレ
ー27の共通端子c→接点→Hi側リレー27の端子a
→切替指示用のリレー32→ニュートラルライン12な
る経路で電流が流れて、リレー32がオン状態にされ、
このリレー32の接点32a、32bが閉状態にされ
る。
【0056】この結果、右側ライン13→接点32a→
電源供給カット用のリレー30→ニュートラルライン1
2なる経路で電流が流れて、リレー30がオン状態にさ
れることから、このリレー30の接点30bが開状態に
され、右側ライン13とコンセント9とが遮断状態にさ
れるとともに、リレー30の接点30aが閉状態にされ
て、右側ライン13→Low側リレー26の共通端子c
→接点→Low側リレー26の端子b→接点30a→電
源供給カット用のリレー30→ニュートラルライン12
なる経路で電流が流れて、リレー30が自己保持状態に
される。
【0057】この結果、右側ライン13を流れる電流が
減少させられ、メインブレーカ17のダウンが防止され
る。
【0058】<右側がレッドゾーン、左側がイエローゾ
ーンになっているとき>次いで、左側ライン14を流れ
る電流が減少して、左側メーターリレー40の指針33
がHi側バー37より下回ると(イエローゾーンに入い
ると)、図10に示す如く左側メーターリレー40のH
i側リレー39の共通端子cが端子bに接続されて、切
替指示用のリレー44がオフ状態にされる。
【0059】これにより、このリレー44の接点44a
が開状態にされて、接点44aを介して行われていてた
電源供給カット用のリレー42に対する一方の電流供給
が停止させられるとともに、リレー44の接点44bが
開状態にされて、電源供給ライン切替用のリレー41が
オン状態にならないようにされる。
【0060】<右側がグリーンゾーン、左側がイエロー
ゾーンになっているとき>次いで、右側ライン13を流
れる電流が大幅に減少して、右側メーターリレー28の
指針21がLow側バー23を下回ると(グリーンゾー
ンに入ると)、図11に示す如く右側メーターリレー2
8を構成しているHi側リレー27の共通端子cが端子
bに接続されて、切替指示用のリレー32がオフ状態に
されるとともに、このリレー32の接点32a、32b
が開状態にされる。
【0061】この後、右側メーターリレー28のLow
側リレー26の共通端子cが端子aに接続されて、右側
メーターリレー28を構成しているLow側リレー26
の共通端子cが端子aに接続される。
【0062】これにより、電源供給カット用のリレー3
0がオフ状態されて、このリレー30の接点30aが開
状態にされ、リレー30の自己保持が解除されるととも
に、リレー30の接点30bが閉状態にされて、右側ラ
イン13→接点30b→接点29b→ケーブル8→コン
セント9→ケーブル8→ニュートラルライン12なる経
路で、コンセント9に差し込まれている電気機器に電源
電圧が供給される。
【0063】また、この動作と並行し、右側ライン13
→Low側リレー26の共通端子c→接点→Low側リ
レー26の端子a→動作状態伝達用のリレー31→ニュ
ートラルライン12なる経路で電流が流れて、リレー3
1がオン状態にされることから、このリレー31の接点
31a、31bが閉状態にされて、電源供給ライン切替
用のリレー41が待機状態にされる。
【0064】<右側、左側が共にグリーンゾーンになっ
ているとき>次いで、左側ライン14を流れる電流が減
少して、左側メーターリレー40の指針21がLow側
バー23を下回ると(グリーンゾーンに入ると)、図1
2に示す如く左側メーターリレー40を構成しているL
ow側リレー38の共通端子cが端子aに接続されて、
切替指示用のリレー42がオフ状態にされることから、
このリレー42の接点42aが開状態にされて、リレー
42が自己保持禁止状態にされるとともに、リレー42
の接点42bが閉状態にされる。
【0065】これにより、左側ライン14→接点42b
→接点41b→ケーブル10→コンセント11→ケーブ
ル10→ニュートラルライン12なる経路で、コンセン
ト11に差し込まれている電気機器に電源電圧が供給さ
れる。
【0066】また、この動作と並行し、左側ライン14
→Low側リレー38の共通端子c→接点→左側ライン
14→Low側リレー38の端子a→動作状態伝達用の
リレー43→ニュートラルライン12なる経路で電流が
流れて、リレー43がオン状態にされる。
【0067】これにより、このリレー43の接点43
a、43bが閉状態にされて、電源供給ライン切替用の
リレー29が待機状態にされる。
【0068】《効果》 このようにこの実施形態においては、各右側ブレーカ1
8、ブレーカ回路20に接続された各コンセント5、9
に差し込まれている電気機器の電気使用量が、右側ライ
ン13の使用量の上限、つまり、メインブレーカ17の
上限を越えそうになったとき、左側ライン14から各コ
ンセント9に電源を供給して、メインブレーカ17の強
制開極を防ぐことができる。また各左側ブレーカ19、
ブレーカ回路20に接続された各コンセント7、11に
差し込まれている電気機器の電気使用量が、左側ライン
14の使用量の上限、つまり、メインブレーカ17の上
限を越えそうになったとき、右側ライン13から各コン
セント11に電源を供給して、メインブレーカ17の強
制開極を防ぐことができる。また、これらの処理によ
り、右側ライン13の電気使用量と、左側ライン14の
電気使用量のバランスを自動的に最適化させることがで
き、これによってメインブレーカ17の許容電気量を最
大に使うことができる。このように、この実施形態によ
れば、メインブレーカの強制開極が防止できるばかりで
なく、各ラインの設備を必要最小限とすることができ、
省エネにも貢献することが可能となる
【0069】また、この実施形態では、各右側ブレーカ
18、ブレーカ回路20に接続された各コンセント5、
9に差し込まれている電気機器の電気使用量が、右側ラ
イン13の使用量の上限、つまり、メインブレーカ17
の上限を越えそうになったとき、左側ライン14から各
コンセント9に電源を供給して、メインブレーカ17の
強制開極を防ぐことができる。また各左側ブレーカ1
9、ブレーカ回路20に接続された各コンセント7、1
1に差し込まれている電気機器の電気使用量が、左側ラ
イン14の使用量の上限、つまり、メインブレーカ17
の上限を越えそうになったとき、右側ライン13から各
コンセント11に電源を供給して、メインブレーカ17
の強制開極を防ぐことができる。また、これらの処理に
より、右側ライン13の電気使用量と、左側ライン14
の電気使用量のバランスを自動的に最適化させることが
でき、これによってメインブレーカ17の許容電気量を
最大に使うことができる。そして、この実施形態では、
メインブレーカの強制開極が防止できるばかりでなく、
これによって右側ライン13、左側ライン14に接続さ
れている各電気機器の接続内容を最適化させることがで
きる。
【0070】また、この実施形態では、右側ライン13
に接続されている各電気機器の一部を右側ライン13か
ら切り放して左側ライン14に接続した後、左側ライン
14の電流量がイエローゾーンで、かつ右側ライン13
の電流量がグリーンゾーンに入ったとき、左側ライン1
4に移動接続されていた電気機器を右側ライン13に接
続し直す処理を実行し、または左側ライン14に接続さ
れている各電気機器の一部を左側ライン14から切り放
して右側ライン13に接続した後、右側ライン13の電
流量がイエローゾーンで、かつ左側ライン14の電流量
がグリーンゾーン内に入ったとき、右側ライン13に移
動接続されていた電気機器を左側ライン14に接続し直
す処理を行うようにした。
【0071】このため、各電気機器の接続内容を切り替
えた状態で、右側ライン13の負荷、または左側ライン
14の負荷が減少したとき、右側ライン13、左側ライ
ン14が共に過負荷状態にならないようにしながら、接
続を切り替えていた電気機器を元のラインに復帰させる
ことができ、これによって右側ライン13、左側ライン
14に接続されている各電気機器の接続内容を最適化さ
せて、右側ラインの電気使用量と、左側ラインの電気使
用量とを最適化させることができる。
【0072】また、この実施形態では、右側ライン13
の負荷、左側ライン14の負荷が共に増大していずれか
一方レッドゾーンに入いり、他方がイエローゾーン以上
に入ったとき、各コンセント9に差し込まれている各電
気機器、各コンセント11に差し込まれている各電気機
器の少なくともいずれか一方の各電気機器に対する給電
を停止させるようにしているので、右側ライン13、左
側ライン14が過負荷状態にならないようにすることが
でき、これによってメインブレーカの強制開極を防ぐこ
とができる。このように、右側ライン13の電気使用量
と、左側ライン14の電気使用量とを最適化させて、メ
インブレーカの許容電気量を最大に使うことができるの
で、不必要な容量の増設工事、不必要な事務所、ビルの
移転などを最小にさせることができる。
【0073】また、この実施形態では、ブレーカ回路2
0を構成する部品として、一般的に使用されているメー
ターリレー、各種リレーなどを使用するようにしている
ので、システム全体の価格を低く抑えさせて、導入を容
易にさせながら、右側ライン13の電気使用量と、左側
ライン14の電気使用量とを最適化させ、なおかつ、メ
インブレーカの強制開極を防ぐことができる。
【0074】《他の実施形態》また、上述した実施形態
では、ブレーカ回路20内の接続内容が外部に見えない
ようにしているが、図13に示す如くブレーカ回路20
bを構成する匡体上に複数のランプ50を配置し、これ
らの各ランプの点灯内容によってブレーカ回路20bの
接続内容を外部に提示させるようにしても良い。
【0075】このようにすることにより、各コンセント
9、11を介してブレーカ回路20bに接続されている
各電気機器が右側ライン13、左側ライン14のどちら
に接続されているか、またはいずれにも接続されていな
いかどうかを工事関係者などに把握させることができ、
これによって分電盤の負荷配分の良否を判定させること
ができるとともに、将来、行われる増設工事の内容を最
適化させることができる。
【0076】また、上述した実施形態では、ブレーカ回
路20として、メーターリレー、各種リレーなどを使用
した機械式のリレー回路で構成したが、サイリスタ、ト
ライアック、トランジスタモジュール、FETモジュー
ル、IGBTモジュール、バリスタなどの半導体素子に
よって構成された半導体リレー回路を使用するようにし
ても良い。
【0077】このようにしても、上述した実施形態と同
様に、一般的に使用されている部品の使用を可能にし
て、システム全体の価格を低く抑えさせて、導入を容易
にさせながら、右側ラインの電気使用量と、左側ライン
の電気使用量とを最適化させ、なおかつ、メインブレー
カの強制開極を防ぐことができる。
【0078】<屋内配電システムにおける負荷接続の最
適化方法>以上の屋内配電システムを使用することによ
り、右側ライン、左側ラインに接続される負荷を最適化
させることができる。すなわち、初期接続時において
は、右側ライン、左側ラインには移動しても良い負荷を
適当に設定して仮接続しておく。この状態で、前述した
ブレーカ回路の動作欄で説明したように、右側ラインの
電流量がオーバになった場合、左側ラインに余裕があれ
ば、左側ラインに負荷が移動する。この状態でどちらも
グリーンゾーンにあれば、当初の接続状態ではなく、現
状の接続状態が最適なものと判定することができる。こ
のように、負荷の分担をあまり考えなくとも、前述した
ブレーカ回路を使用することにより、負荷の最適な接続
状態を構築することができる。
【0079】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、請
求項1の屋内配電システムでは、第1のライン、第2の
ラインが共に過負荷状態にならないようにしながら、第
1のラインに接続されている各電気機器の一部を第1の
ラインから切り放して、第2のラインに接続する処理を
行うことができ、これによって第1のライン、第2のラ
インに接続されている各電気機器の接続内容を最適化さ
せて、第1のラインの電気使用量と、第2のラインの電
気使用量とを最適化させることができ、なおかつ、メイ
ンブレーカの強制開極を防ぐことができる。
【0080】また、請求項1の屋内配線システムでは、
各電気機器の接続内容を切替えた状態で、第1のライン
の負荷、または第2のラインの負荷が減少したとき、第
1のライン、第2のラインが共に過負荷状態にならない
ようにしながら、接続を切替えていた電気機器を元のラ
インに復帰させることができ、これによって第1のライ
ン、第2のラインに接続されている各電気機器の接続内
容を最適化させて、第1のラインの電気使用量と、第2
のラインの電気使用量とを最適化させることができる。
【0081】また、請求項1の屋内配電システムでは、
各電気機器の接続内容を切り替えた状態で、第1のライ
ンの負荷、または第2のラインの負荷が減少したとき、
第1のライン、第2のラインが共に過負荷状態にならな
いようにしながら、接続を切り替えていた電気機器を元
のラインに復帰させることができ、これによって第1の
ライン、第2のラインに接続されている各電気機器の接
続内容を最適化させて、第1のラインの電気使用量と、
第2のラインの電気使用量とを最適化させることができ
る。
【0082】また、請求項1の屋内配電システムでは、
第1のラインの負荷、および第2のラインの負荷が共に
増大したとき、給電停止可能な各電気機器に対する給電
を停止させて、第1のライン、第2のラインが過負荷状
態にならないようにし、メインブレーカの強制開極を防
ぐことができ、また、これによって第1のラインの電気
使用量と、第2のラインの電気使用量とを最適化させ
て、メインブレーカの許容電気量を最大に使うことがで
き、不必要な容量の増設工事、不必要な事務所、ビルの
移転などを最小にさせることができる。
【0083】請求項2の屋内配電システムでは、各電気
機器が第1のライン、第2のラインのどちらに接続され
ているかを把握させることができ、これによって分電盤
の負荷配分の良否を判定させることができるとともに、
将来、行われる増設工事の内容を最適化させることがで
きる。
【0084】
【0085】請求項3の屋内配電システムにおける負荷
接続の最適化方法によれば、請求項1乃至請求項2に記
載の屋内配電システムを使用することにより、第1のラ
イン、第2のラインに接続される負荷を最適化させるこ
とができ、なおかつメインブレーカの強制開極を防ぐこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による屋内配電システムのうち、請求項
1、2、3、4、6に対応する一実施形態を示すブロッ
ク図である。
【図2】図1に示すブレーカ回路の詳細な回路構成例を
示す回路図である。
【図3】図2に示す右側メーターリレーの一例を示す正
面図である。
【図4】図2に示す左側メーターリレーの一例を示す正
面図である。
【図5】図2に示すブレーカ回路の動作例を示す模式図
である。
【図6】図2に示すブレーカ回路の動作例を示す模式図
である。
【図7】図2に示すブレーカ回路の動作例を示す模式図
である。
【図8】図2に示すブレーカ回路の動作例を示す模式図
である。
【図9】図2に示すブレーカ回路の動作例を示す模式図
である。
【図10】図2に示すブレーカ回路の動作例を示す模式
図である。
【図11】図2に示すブレーカ回路の動作例を示す模式
図である。
【図12】図2に示すブレーカ回路の動作例を示す模式
図である。
【図13】本発明による屋内配電システムのうち、請求
項5に対応する一実施形態を示すブロック図である。
【図14】従来から知られている一般的な屋内配電シス
テムの一例を示すブロック図である。
【符号の説明】
1a,1b:屋内配電システム 2:電線 3:配電盤 4,6,8,10:ケーブル 5,7,9,11:コンセント 20:ブレーカ回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平7−336871(JP,A) 特開2000−69652(JP,A) 特開 平3−243133(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H02J 3/00 - 5/00 H02B 1/24 H02B 9/00 H02H 3/033

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 メインブレーカに接続された第1のライ
    ンと第2のラインとこれら第1のラインと第2のライン
    の共通線となる共通ラインとを介して屋内各部に電源電
    圧を供給する単相三線式の屋内配電システムにおいて、 前記第1のラインを介して前記屋内各部に供給される電
    流量と前記第2のラインを介して前記屋内各部に供給さ
    れる電流量とを各々、監視する監視手段と、 この監視動作で得られた前記第1のラインの電流量、前
    記第2のラインの電流量に基づき、前記第1のラインに
    接続されている負荷の一部、または前記第2のラインに
    接続されている負荷の一部を元のラインから切り離し
    て、他方のラインに仮接続する処理、切り離したライン
    を前記元のラインに再接続する処理、および両方のライ
    ンから切り離す処理のいずれかを行う接・離実行手段と
    を備え、 前記監視手段には、前記第1、第2の各ライン毎に、 電流量が予め定められた下限設定値未満であるグリーン
    ゾーン、 電流量が予め定められた上限設定値を越えたことを示す
    レッドゾーン、 および電流量が前記下限設定値以上であるが、前記上限
    設定値未満であることを示すイエローゾーン、 の3つの領域が設定されており、 前記接・離実行手段は、 前記第1のラインに接続されている負荷の一部、または
    前記第2のラインに接続されている負荷の一部を元のラ
    インから切り離して、他方のラインに仮接続する処理で
    は、元のラインの電流量が前記レッドゾーン内にあり、
    かつ仮接続先ラインの電流量が前記グリーンゾーン内に
    あるという条件を使用し、 仮接続先のラインに仮接続した負荷の一部を前記元のラ
    インに再接続する処理を行う条件として、前記元のライ
    ンの電流量が前記グリーンゾーン内にあり、かつ前記仮
    接続先のラインの電流量が前記イエローゾーン内または
    レッドゾーン内にあるという条件を使用し、 前記第1のラインに接続されている負荷の一部、または
    前記第2のラインに接続されている負荷の一部を両方の
    ラインから切り離す処理を行う条件として、前記元のラ
    インの電流量がレッドゾーン内にあり、かつ前記仮接続
    先のラインの電流量がイエローゾーン内またはレッドゾ
    ーン内にあるという条件を使用する、ことを特徴とする
    屋内配電システム。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載された屋内配電システム
    において、 各負荷が第1のライン、第2のラインのどちらに接続さ
    れているかを表示する表示器を、 備えたことを特徴とする屋内配電システム。
  3. 【請求項3】 メインブレーカに接続された第1のライ
    ンと第2のラインとこれら第1のラインと第2のライン
    の共通線となる共通ラインとを介して屋内各部に電源電
    圧を供給する単相三線式の屋内配電システムにおける負
    荷接続の最適化方法であって、 前記第1のラインを介して前記屋内各部に供給される電
    流量と前記第2のラインを介して前記屋内各部に供給さ
    れる電流量とを各々、監視するステップと、 この監視動作で得られた前記第1のラインの電流量、前
    記第2のラインの電流量に基づき、前記第1のラインに
    接続されている負荷の一部、または前記第2のラインに
    接続されている負荷の一部を元のラインから切り離し
    て、他方のラインに仮接続する処理、切り離したライン
    を前記元のラインに再接続する処理、および両方のライ
    ンから切り離す処理のいずれかを行う接・離実行ステッ
    プとを備え、 前記監視するステップには、前記第1、第2の各ライン
    毎に、 電流量が予め定められた下限設定値未満であるグリーン
    ゾーン、 電流量が予め定められた上限設定値を越えたことを示す
    レッドゾーン、 および電流量が前記下限設定値以上であるが、前記上限
    設定値未満であることを示すイエローゾーン、 の3つの領域が設定されており、 前記接・離実行ステップは、 前記第1のラインに接続されている負荷の一部、または
    前記第2のラインに接続されている負荷の一部を元のラ
    インから切り離して、他方のラインに仮接続する処理で
    は、元のラインの電流量が前記レッドゾーン内にあり、
    かつ仮接続先ラインの電流量が前記グリーンゾーン内に
    あるという条件を使用し、 仮接続先のラインに仮接続した負荷の一部を前記元のラ
    インに再接続する処理を行う条件として、前記元のライ
    ンの電流量が前記グリーンゾーン内にあり、かつ前記仮
    接続先のラインの電流量が前記イエローゾーン内または
    レッドゾーン内にあるという条件を使用し、 前記第1のラインに接続されている負荷の一部、または
    前記第2のラインに接続されている負荷の一部を両方の
    ラインから切り離す処理を行う条件として、前記元のラ
    インの電流量がレッドゾーン内にあり、かつ前記仮接続
    先のラインの電流量がイエローゾーン内またはレッドゾ
    ーン内にあるという条件を使用することにより、 第1のラインおよび第2のラインに接続される各負荷の
    バランスを最適化する、 ことを特徴とする屋内配電システムにおける負荷接続の
    最適化方法。
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