JP3460750B2 - 電子電気機器 - Google Patents

電子電気機器

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JP3460750B2
JP3460750B2 JP10476095A JP10476095A JP3460750B2 JP 3460750 B2 JP3460750 B2 JP 3460750B2 JP 10476095 A JP10476095 A JP 10476095A JP 10476095 A JP10476095 A JP 10476095A JP 3460750 B2 JP3460750 B2 JP 3460750B2
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JP10476095A
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和悦 松本
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Ricoh Co Ltd
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  • Electrophotography Configuration And Component (AREA)
  • Insertion, Bundling And Securing Of Wires For Electric Apparatuses (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、プリンタ・複写機・
ファクシミリなどの電子電気機器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の電子電気機器、たとえば
複写機の中には、その内部に電気的接続のための多数の
ハーネスを備え、そのハーネスを束ねてハーネス束を形
成し、そのハーネス束を内部機器の周りにはい回し、そ
のハーネス束を、外側から被せる外装カバーで被う構成
としたものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、その種の従
来のものでは、ハーネス束をはい回したとき、所定の配
線経路からずれた位置にはい回しされることがあり、そ
のために、ハーネスが近くの内部機器などに接触したり
するおそれがある。
【0004】また、従来の中に、たとえば図10に示す
ように、はい回したハーネス束1を入れる凹部2aを側
板2の端部に形成し、その凹部2a内に通してハーネス
束1を配線し、そのハーネス束1を、外側から被せる外
装カバー3で被って凹部2aからはみ出すことを防止し
たものがある。しかし、これでは、外装カバー3を被せ
たとき、図11に示すように、ハーネス束1が凹部2a
からはみ出た状態で配線されていると、そのハーネス束
1を外装カバー3で圧迫して傷つけたり、断線させたり
する問題があった。
【0005】そこで、この発明の目的は、上述のような
電子電気機器において、その内部機器の周りにはい回す
ハーネス束を、所定位置に位置決めすることにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】そのため、請求項1に記
載のものは、たとえば以下の図示実施例に示すように、
内部機器の周りにハーネス束25をはい回し、そのハー
ネス束25を外装カバー11で被う電子電気機器におい
て、前記外装カバー11の内面にガイドリブ30を設
け、そのガイドリブ30に、前記外装カバー11で被う
とき前記ハーネス束25を所定位置へと導く案内部30
aを、前記外装カバー11で被う方向に対し傾斜して
けてなる、ことを特徴とする。
【0007】請求項2に記載のものは、たとえば以下の
図示実施例に示すように、請求項1に記載の電子電気機
器において、前記内部機器の周りに、前記はい回したハ
ーネス束25を入れる凹部20を形成してなる、ことを
特徴とする。
【0008】請求項3に記載のものは、たとえば図8に
示す以下の実施例のように、請求項2に記載の電子電気
機器において、前記凹部20からはみ出した前記ハーネ
ス束25をその凹部20内へと戻す前記案内部30a
を、前記凹部20の両側に対向して設けてなる、ことを
特徴とする。
【0009】
【作用】そして、はい回したハーネス束25を外装カバ
ー11で被うとき、ハーネス束25が所定位置からずれ
ていると、ガイドリブ30の案内部30aでハーネス束
25を所定位置へと導く。
【0010】請求項2に記載のものでは、はい回したハ
ーネス束25を外装カバー11で被うとき、凹部20か
らハーネス束25がはみ出していると、そのハーネス束
25をガイドリブ30の案内部30aで導いて凹部20
内に入れる。
【0011】請求項3に記載のものでは、はい回したハ
ーネス束25を外装カバー11で被うとき、凹部20の
いずれか一側からハーネス束25がはみ出していても、
そのハーネス束25を案内部30aの一方で導いて凹部
20内へと戻す。
【0012】
【実施例】以下、図面を参照しつつ、この発明の実施例
について説明する。図5に、この発明の一実施例である
複写機の外観を示す。
【0013】図中符号10複写機の機器本体である。
機器本体10は、図示省略した内部機器の左側面を外装
カバー11で被い、図示しない右側面および背面側を他
のカバーで被い、正面操作側に出し入れ自在の給紙カセ
ット12を備える。そして、上面側にコピー原稿を押え
る圧板13を開閉自在に備え、その正面寄りに操作パネ
ル14を備える。しかして、外装カバー11の片側側面
部11aに記録済用紙の排出口15を設けてなる。
【0014】また、機器本体10は、図6に外装カバー
11を外した状態で示すように、その内部に、ベース板
16上でその背面側に設ける側板18と、正面寄り片側
に立てた支持フレーム19を備える。
【0015】側板18には、その片側端面18aのほぼ
中間に凹部20を設け、また、支持フレーム19にも、
そのほぼ中間を内側に曲げてそこに凹部21を設けてな
る。凹部20・21には、それぞれ図6中上下両側に傾
斜面20a・20b、21a・21bを形成してなる。
【0016】そして、機器本体10では、その内部に電
気的接続のための多数のハーネスを備え、そのハーネス
を束ねてハーネス束25を形成し、そのハーネス束25
を側板18および支持フレーム19の周りに掛けてはい
回ししてなる。しかして、はい回したハーネス束25を
凹部20・21内に入れ、それら凹部20・21に通し
て所定位置に配線し、その外側から図5に示すように被
せた外装カバー11で被ってなる。
【0017】ところで、外装カバー11は、たとえば樹
脂製で、図1および図2に示すように、その内面に内向
きに突出するガイドリブ30を設けてなる。ガイドリブ
30は、板状をなし、その先端に向け漸次先細になるよ
うに図中下側を傾斜させてつくり、そこに案内部30a
を形成してなる。そして、このガイドリブ30を、側板
凹部20の上傾斜面20aと対応する位置に設け、且
つ、外装カバー11を取り付けたとき側板18の外側
(機器本体10の背面側)でそれとと重なる位置に設け
てなる。
【0018】しかして、この実施例において、外装カバ
ー11の取付時、図1および図2中矢印A方向に外装カ
バー11を被せるが、そのとき、仮に、はい回したハー
ネス束25が引出し位置が上側のために凹部20からは
み出していると、図3に示すように、外装カバー11を
被せる途中に、ガイドリブ30の案内部30aでハーネ
ス束25のはみ出し部分を押し、案内部30aの傾斜に
沿ってハーネス束25を凹部20内へと導く。そして、
図4に示すように、ハーネス束25を凹部20内に入れ
て所定位置に戻し、その外側を外装カバー11で被う。
【0019】ところで、上述した実施例では、ガイドリ
ブ30の案内部30aを凹部20に対し上側の位置に設
けた。しかし、この発明では、ハーネス束25をはい回
したとき、仮に、ハーネス束25が引出し位置が下側の
ために凹部20の下側にはみ出しやすい場合に、たとえ
ば図7に示すように、ガイドリブ30の案内部30a
を、凹部20に対し下側の位置に設けることもできる。
【0020】また、この発明では、図8に示すように、
ガイドリブ20を2つ設け、しかも案内部30aを、た
とえば凹部20の上下両側に対向して設け、これによ
り、ハーネス束25をはい回したとき、そのハーネス束
25が凹部20の上側または下側のいずれにもはみ出し
やすい場合に対応できるようにするとよい。なお、その
ような2つの案内部30aを、一体に形成した1つのガ
イドリブに対向して設けることもできる。
【0021】一方、この発明では、図9に示すように、
たとえば側板18の片側端面18aに、はい回したハー
ネス束25を入れる凹部を備えない場合でも、ハーネス
束25が所定位置からずれて配線されていると、外装カ
バー11を被せるとき、上記と同様なガイドリブ30の
案内部30aでハーネス束25を押して所定位置イへ導
くようにすることもできる。
【0022】
【発明の効果】したがって、この発明によれば、上述の
ような電子電気機器において、その内部機器の周りには
い回したハーネス束を外装カバーで被うとき、ハーネス
束が仮に所定位置からずれて配線されていても、ガイド
リブの案内部でハーネス束を所定位置へ導いて、簡単に
そこに位置決めすることができる。
【0023】請求項2に記載のものによれば、外装カバ
ーで被うとき、はい回したハーネス束が仮に凹部内から
はみ出していても、そのハーネス束をガイドリブの案内
部で導いて凹部内に入れることから、被せた外装カバー
でハーネス束を圧迫して傷つけたり、断線させたりする
問題をなくすことができる。
【0024】請求項3に記載のものによれば、はみ出し
たハーネス束を凹部内へ戻す案内部を、その凹部の両側
に対向して設けるから、ハーネス束をはい回したとき
に、それが凹部の両側のいずれか一側にはみ出した場合
にも対応することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例である複写機において、外
装カバーの取り付けを説明するための部分斜視図であ
る。
【図2】その状態を正面側から見て示す説明縦断面図で
ある。
【図3】その外装カバーに設けるガイドリブの案内部で
ハーネス束を凹部内へ導く状態を正面側から見て示す説
明縦断面図である。
【図4】その案内部でハーネス束を凹部内に戻した状態
を正面側から見て示す説明縦断面図である。
【図5】上記複写機の外観斜視図である。
【図6】その複写機を外装カバーを外した状態において
示す部分斜視図である。
【図7】ガイドリブを凹部の下側に設けた場合の図2と
同様の縦断面図である。
【図8】ガイドリブを凹部の両側に設けた場合の図2と
同様の縦断面図である。
【図9】ハーネス束を入れる凹部を備えない場合にハー
ネス束を案内部で位置決める状態を示す図3と同様な縦
断面図である。
【図10】従来の複写機において、凹部に入れたハーネ
ス束を外装カバーで被った状態を示す縦断面図である。
【図11】その凹部からはみ出したハーネス束を外装カ
バーで圧迫して被った状態を示す縦断面図である。
【符号の説明】
11 外装カバー 20 凹部 25 ハーネス束 30 ガイドリブ 30a 案内部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03G 15/00 550 G03G 21/16 B41J 29/00 B41J 29/13 H05K 5/00 - 7/00

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内部機器の周りにハーネス束をはい回
    し、そのハーネス束を外装カバーで被う電子電気機器に
    おいて、前記外装カバーの内面にガイドリブを設け、そ
    のガイドリブに、前記外装カバーで被うとき前記ハーネ
    ス束を所定位置へと導く案内部を、前記外装カバーで被
    う方向に対し傾斜して設けてなる、電子電気機器。
  2. 【請求項2】 前記内部機器の周りに、前記はい回した
    ハーネス束を入れる凹部を形成してなる、請求項1に記
    載の電子電気機器。
  3. 【請求項3】 前記凹部からはみ出した前記ハーネス束
    をその凹部内へと戻す前記案内部を、前記凹部の両側に
    対向して設けてなる、請求項2に記載の電子電気機器。
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