JP3460615B2 - マルチモード無線通信コンバータおよびそれを用いた通信方法 - Google Patents

マルチモード無線通信コンバータおよびそれを用いた通信方法

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JP3460615B2
JP3460615B2 JP07309599A JP7309599A JP3460615B2 JP 3460615 B2 JP3460615 B2 JP 3460615B2 JP 07309599 A JP07309599 A JP 07309599A JP 7309599 A JP7309599 A JP 7309599A JP 3460615 B2 JP3460615 B2 JP 3460615B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、マルチモード無線
通信コンバータおよびそれを用いた通信方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、異なる無線電話システムにあって
は、その無線電話システムに対応して通信端末の変更が
必要であった。その為、異なる無線電話システムの地域
を移動する場合、通信端末をその無線電話システムの数
だけ用意しておき、その無線電話システムに応じて、通
信端末を取り換えなければならないという問題があっ
た。
【0003】一方、異なる無線電話システムに対応可能
なマルチモード通信端末では、その復調処理がソフトウ
エアの切り換えにより行われることから、ソフトウエア
処理上でA/D変換を行うときの消費電力が大きくな
り、また各無線電話システムの周波数に応じたアンテ
ナ、VCOを備える必要があることからその容積が大き
くなる。したがって、マルチモード通信端末を、携帯端
末として実現することは難しいという問題があった。
【0004】特開平8−186516号公報には、1台
の携帯無線機を構成している一部の部品を構成すること
で、異なる通信システムに対して適用可能な携帯無線機
が以下のように開示されている。無線信号により送受を
行う送信部、受信部及び通信プロトコル等を記憶したメ
モリを備える無線本体部と、この無線本体部に対して音
声もしくはデータ信号の授受を行うベースバンド処理部
とをそれぞれ別ユニットに構成して携帯無線機のケース
内に内装し、かつ無線本体部1をベースバンド処理部2
に対して着脱可能に設ける。異なる通信システムのそれ
ぞれに対応する複数の無線本体部を用意しておき、これ
らを適用する通信システムに対応して選択して共通化さ
れたベースバンド処理部に対して着脱する。
【0005】特開平10−262284号公報には、1
台の移動体端末装置で複数の通信事業者のサービスを受
けることができる移動体端末装置が以下のように開示さ
れている。第1の端末および第2の端末は、それぞれ第
1および第2の網に加入している。第1の端末は、第1
の網および第2の網のエリア内に位置する。第2の端末
は、第1の網のエリア外であって、第2の網のエリア内
に位置する。第1の端末は、第2の端末への接続要求を
第1の網に対して送出する。第1の網の交換機は、第2
の端末が第1の網のエリア内に位置していないことを認
識すると、その旨を第1の端末に通知する。第1の端末
は、第1の網を介して第2の端末に接続できないことを
認識すると、第2の端末への接続要求を第2の網に対し
て送出する。第2の網の交換機は、第1の端末と第2の
端末とを接続する。
【0006】しかしながら、上記2つの公報に開示され
た技術によれば、本発明の課題を解決することはできな
い。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】現有の通信端末を、異
なる無線電話システムにおいて、そのまま使用できるこ
とが望まれる。本発明は、現有の通信端末をそのままの
状態で、異なる無線通信システムにおいて利用できるよ
うにするための、マルチモード無線通信コンバータおよ
びそれを用いた通信方法を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明のマルチモード無
線通信コンバータは、選択可能な複数またはマルチバン
ドのアンテナ(1)と、選択可能な複数の発振周波数で
発振が可能な発振器(3,4)を有し、前記複数の発振
周波数から選択された一の発振周波数を用いて、第1の
入力信号の周波数変換を行う送受信ミキサ部(5,1
2)と、第2の入力信号を複数の通信システムから選択
された一の通信システムに対応するように変復調する変
復調部(6,11)と、第3の入力信号を特定通信シス
テムに対応するように変復調する特定変復調部(13,
19)とを備えている。
【0009】本発明のマルチモード無線通信コンバータ
は、選択可能な複数またはマルチバンドのアンテナ
(1)と、選択可能な複数の発振周波数で発振が可能な
発振器(3,4)を有し、前記複数の発振周波数から選
択された第1の発振周波数を用いて、前記選択されたア
ンテナ(1)からの受信信号の周波数変換を行う送信ミ
キサ部(5)と、前記送信ミキサ部(5,12)の出力
信号を、複数の通信システムから選択された第1の通信
システムに対応するように復調する復調部(6)と、前
記復調部(6)により復調された信号を特定通信システ
ムに対応するように変調する特定変調部(13)と、前
記特定変調部(13)により変調された信号を第1の無
線信号として出力可能な無線信号出力部(14,15,
16,17)と、第2の無線信号を入力可能な無線信号
入力部(15,16,17,18)と、前記入力された
第2の無線信号を前記特定通信システムに対応するよう
に復調する特定復調部(19)と、前記特定復調部(1
9)により復調された信号を、前記複数の通信システム
から選択された第2の通信システムに対応するように変
調する変調部(11)と、選択可能な複数の発振周波数
で発振が可能な発振器(3,4)を有し、前記複数の発
振周波数から選択された第2の発振周波数を用いて、前
記変調部(11)により変調された信号の周波数変換を
行う受信ミキサ部(12)とを備えている。
【0010】本発明のマルチモード無線通信コンバータ
において、更に、前記復調部(6)により復調された信
号のレベルを検出するレベル検出部(24)と、前記検
出された信号のレベルに基づいて、前記アンテナ
(1)、前記送信ミキサ部(5)で用いる発振周波数お
よび前記復調部(6)で復調するときの前記通信システ
ムを選択するシステム選択部(25,26)とを備えて
いる。
【0011】本発明のマルチモード無線通信コンバータ
において、更に、前記アンテナ(1)、前記送信ミキサ
部(5)で用いる発振周波数および前記復調部(6)で
復調するときの前記通信システムを切り換えるシステム
切り換え部(26)と、前記システム切り換え部(2
6)により前記アンテナ(1)、前記発振周波数および
前記通信システムが切り換えられる毎に、前記復調部
(6)により復調された信号のレベルを検出するレベル
検出部(24)と、複数の前記検出された信号の中で、
最大レベルの信号が検出されたときの前記アンテナ
(1)、前記発振周波数および前記通信システムを選択
する最大レベル選択部(25)とを備えている。
【0012】本発明のマルチモード無線通信コンバータ
において、前記変復調部(6,11)は、前記複数の通
信システムのそれぞれの変復調方式に対応した変復調処
理を行うための変復調ソフトウェア(9)を複数備え、
前記変復調部(6,11)は、前記複数の変復調ソフト
ウェア(9)から選択された一の変復調ソフトウェア
(9)に基づいて変復調する。
【0013】本発明のマルチモード無線通信方法は、基
地局との間で選択可能な複数またはマルチバンドのアン
テナ(1)を用いて信号の送受信を行うステップと、複
数の通信システムから選択された前記基地局との間の通
信システムに対応する発振周波数を用いて、第1の入力
信号の周波数変換を行うステップ(5,12)と、第2
の入力信号を複数の通信システムから選択された前記基
地局との間の通信システムに対応するように変復調する
ステップ(6,11)と、第3の入力信号を携帯端末
(20)との間の特定通信システムに対応するように変
復調するステップ(13,19)とを備えている。
【0014】本発明のマルチモード無線通信方法は、
(a)基地局からの信号を選択可能な複数またはマルチ
バンドのアンテナ(1)を用いて受信するステップと、
(b)複数の通信システムから選択された前記基地局と
の間の通信システムに対応する発振周波数を用いて、選
択されたアンテナ(1)からの受信信号の周波数変換を
行うステップ(5)と、(c)前記(b)ステップで周
波数変換が行なわれた信号を、前記複数の通信システム
から選択された前記基地局との間の通信システムに対応
するように復調するステップ(6)と、(d)前記
(c)ステップで復調された信号を携帯端末(20)と
の間の特定通信システムに対応するように変調するステ
ップ(13)と、(e)前記(d)ステップで変調され
た信号を前記携帯端末(20)に送信するステップ(1
4,15,16,17)と、(f)前記携帯端末(2
0)からの信号を受信するステップ(15,16,1
7,18)と、(g)前記(f)ステップで受信した信
号を前記特定通信システムに対応するように復調するス
テップ(19)と、(h)前記(g)ステップで復調さ
れた信号を、前記複数の通信システムから選択された前
記基地局との間の通信システムに対応するように変調す
るステップ(11)と、(i)前記(h)ステップで変
調された信号を、前記複数の通信システムから選択され
た前記基地局との間の通信システムに対応する発振周波
数を用いて周波数変換を行うステップ(12)と、
(j)前記(i)ステップで周波数変換が行なわれた信
号を選択可能な複数またはマルチバンドのアンテナ
(1)を用いて前記基地局に送信するステップとを備え
ている。
【0015】本発明のマルチモード無線通信方法におい
て、更に、(k)前記(c)ステップで復調された信号
のレベルを検出するステップ(24)と、(l)前記
(k)ステップで検出された信号のレベルに基づいて、
前記(a)、(b)、(c)、(h)、(i)および
(j)のステップのうちの少なくとも一のステップでの
前記選択が行われる。
【0016】本発明のマルチモード無線通信方法におい
て、更に、(m)前記(a)ステップでの前記アンテナ
(1)の切り換え、ならびに前記(b)および(c)ス
テップでの前記基地局との間の通信システムとして選択
される通信システムの切り換えを行なうステップ(2
6)と、(n)前記(m)ステップでの切り換えが行な
われる毎に、前記(c)ステップで復調された信号のレ
ベルを検出するステップ(24)と、(o)前記(n)
ステップで検出された複数の信号の中で、最大レベルの
信号が検出されたときの前記アンテナ(1)および前記
通信システムを選択するステップ(25)とを備えてい
る。
【0017】本発明によるマルチモード無線通信コンバ
ータは、複数又はマルチバンドの送受信アンテナと、複
数又はマルチモード発振のVCOによるマルチモードの
局部発振周波数シンセサイザによる受信同調、送信ミキ
サ部を備え、複数の通信方式の変復調に対応したソフト
ウエアを切り換えるメモリを有するマルチモード対応の
ソフトウエア無線機にあって、無線電話の使用者が有す
る一無線端末の無線方式、例えばPHS方式等での、変
調部と受信復調部と、アンテナによる送受信部を備え、
異なる無線電話システムにあっても、現有の無線端末の
方式に変換する中継コンバータの機能を有している。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して、本発
明のマルチモード無線通信コンバータの第1の実施形態
について説明する。
【0019】図1に示すように、本実施形態のマルチモ
ード無線通信コンバータ30は、対基地局送受信部21
と、対端末送受信部22とを備えている。
【0020】対基地局送受信部21は、複数のアンテナ
(ANT,ANT…ANT)1と、その複数のア
ンテナ1のそれぞれに対応して設けられたデュプレクサ
2と、複数のVCO3と、複数のVCO3を切り換える
シンセサイザ4と、受信ミキサ(周波数変換器)5と、
ソフトウェアメモリ7と、内部メモリ8と、内部メモリ
8に格納され複数の通信方式に対応して設けられた複数
の変復調ソフト9(ソフト1,2…ソフトn)と、制御
部10と、変調部11と、送信ミキサ12とを有してい
る。
【0021】対端末送受信部22は、変調部13と、受
信ミキサ14と、シンセサイザ15と、アンテナ16
と、デュプレクサ17と、送信ミキサ18と、復調部1
9とを備えている。
【0022】なお、複数のアンテナ(ANT,ANT
…ANT)1の代わりに、1つのマルチバンドの送
受信アンテナを設けてもよい。対基地局送受信部21の
内部に設けられる内部メモリ8の代わりに、対基地局送
受信部21の外部のメモリを用いてもよい。
【0023】PHS端末のような携帯端末20の使用者
は、当該携帯端末20を用いて利用しようとする無線電
話システム(ここでの例では携帯電話網とする)を示す
システム識別信号を制御部10に入力する。制御部10
は、入力されたシステム識別信号に基づいて、アンテナ
1、VCO3および変復調ソフト9のそれぞれを切り換
えるための切り換え指令信号23を、アンテナ1、VC
O3および変復調ソフト9のそれぞれに出力する。
【0024】制御部10からの切り換え指令信号23に
基づいて、アンテナ1およびVCO3が選択されること
で、無線電話システムによって異なる無線周波数帯(こ
こでは携帯電話網の周波数帯)に同調する。受信ミキサ
5は、シンセサイザ4および前記選択されたVCO3に
より生成される固有のローカル周波数を用いて、アンテ
ナ1から入力した、携帯電話網の基地局(図示せず)か
らの高周波数(RF)帯の信号を中間周波数(IF)帯
の信号に変換(ダウンコンバート)する。
【0025】IF帯の信号の復調は、復調部6がソフト
ウェア処理により行う。制御部10からの切り換え指令
信号23に基づいて、内部メモリ8に格納された複数の
変復調ソフト9のうちの一つが選択され、その選択され
た変復調ソフト9は、ソフトウェアメモリ7にダウンロ
ードされる。復調部6は、ソフトウェアメモリ7にロー
ドされた変復調ソフト9に基づいて、前記IF帯の信号
の復調を行う。
【0026】復調部6により復調された信号は、対端末
送受信部22の変調部13に入力される。変調部13
は、復調部6から入力した信号を、携帯端末(ここでは
PHS端末)20との間の通信方式(ここではPHS方
式)で、再変調する。変調部13において再変調された
信号は、受信ミキサ14およびシンセサイザ15で、I
F帯からRF帯に周波数変換された後、アンテナ16を
介して携帯端末20に向けて送信される。
【0027】逆に、携帯端末20から送信された信号
は、対端末送受信部22の復調部19で一旦復調され、
制御部10により無線電話システムに応じて選択された
ソフトウェア9で変調部11により変調され、選択され
たVCO3の局発周波数で、選択されたアンテナ1によ
り、基地局(図示せず)に送信される。
【0028】なお、上記において、それぞれ複数設けら
れる、アンテナ1、VCO3およびソウトウェア9は、
無線電話システムのそれぞれに対応するように、組とし
て構成される。すなわち、第1の無線電話システムに対
しては、複数のうちの第1のアンテナ、第1のVCO、
第1のソフトウェアが組として構成され、第2の無線電
話システムに対しては、複数のうちの第2のアンテナ、
第2のVCO、第2のソフトウェアが組として構成さ
れ、第3の無線電話システムについても同様に、組が構
成される。制御部10が生成する前記切り替え指令信号
23は、前記システム識別信号により指定される上記の
組を示す信号である。
【0029】制御部10により、変復調処理のためのソ
フトウエア9、同調シンセサイザ4(3)、アンテナ1
の切り換えが行われ、ソフトウエア9、同調シンセサイ
ザ4(3)、アンテナ1は、現在環境下での無線電話シ
ステムに対応した設定とされる。図示しない基地局から
受信した信号は、所有する携帯端末20との通信が可能
な方式に再変換された後、携帯端末20に向けて発信さ
れる。逆に、携帯端末20から送信された信号は、現環
境の無線電話システムに対応した方式で再変換され、図
示しない基地局に向けて発信される。
【0030】以上説明したマルチモード無線通信コンバ
ータ30によれば、異なる無線電話システムにおいて
も、単一方式の端末20で通信することが可能となる。
【0031】次に、本実施形態の効果について説明す
る。第一の効果は、異なる無線電話システムにあって
も、通信が可能になることである。その理由は、本実施
形態のコンバータ30が、各無線電話システムの周波数
に対応したVCOおよびアンテナと、各無線電話システ
ムの変復調方式に対応して変復調ソフトウエアを切り換
える機能を備えていることによる。
【0032】第二の効果は、異なる無線電話システムに
対応するマルチモード電話として、現有の携帯端末をそ
のまま使用できることで、携帯性、簡便性を改善できる
ことである。その理由は、上記第一の効果の理由に加え
て、携帯端末との送受信部を備えていることによる。
【0033】次に、図2および図3を参照して、本発明
のマルチモード無線通信コンバータの第2の実施形態に
ついて説明する。
【0034】図2に示すように、制御部10からの切り
換え指令23に基づいて、RF部でのアンテナ1、VC
O3が選択されることで、無線電話システム毎に異なる
無線周波数帯に同調し、IFまでの変換が行われる。I
F以降の復調は、ソフトウエア処理により行われ、この
場合、制御部10からの切り換え指令23に基づき、ソ
フトウェアメモリ7に内部メモリ8から通信方式に対応
した復調ソフト9がロードされる。ここまでの構成は、
第1の実施形態と全く同様である。
【0035】第2の実施形態では、更に、対基地局送受
信部21に、レベル検出部24と、最大強度検出選択部
25と、システムスキャン部26とを備えている。最大
強度検出選択部25およびシステムスキャン部26は、
制御部10の内部に設けられている。
【0036】レベル検出部24は、復調部6により復調
された復調信号のレベル(強度)を検出する。レベル検
出部24は、検出された復調信号のレベル(強度)を示
すレベル信号を最大強度検出選択部25に出力する。な
お、ここで、レベル検出部24によりそのレベルが検出
される復調信号は、複数の、アンテナ1、VCO3およ
びソフトウェア9のうちの初期設定される組に対応した
アンテナ1、VCO3およびソフトウェア9により受信
・復調された信号である。または、初期設定される組に
対応したものに代えて、複数組のうちの、対基地局送受
信部21に着信があった時点の組に対応するアンテナ
1、VCO3およびソフトウェア9により受信・復調さ
れた信号であってもよい。
【0037】最大強度検出選択部25は、レベル検出部
24により入力した前記レベル信号と、最大強度検出選
択部25に予め設定された第1の設定値とを比較する。
最大強度検出選択部25は、前記比較の結果、前記レベ
ル信号が前記第1の設定値を下回っていると判定した場
合には、システムスキャン部26に対して、システム監
視指令信号を出力する(図3のステップS1−Y)。
【0038】システムスキャン部26は、前記システム
監視指令信号に応答して、アンテナ1、VCO3および
ソフトウェア9のそれぞれを順次切り換える旨(システ
ムスキャン)の切り換え指令信号23を、アンテナ1、
VCO3およびソフトウェア9のそれぞれに出力する。
ここで、切り換え指令信号23は、第1の実施形態と同
様に、同じ組(システム)を構成するアンテナ1、VC
O3およびソフトウェア9を選択する旨の信号であり、
同信号に基づいてシステムスキャンが行われる(ステッ
プS2)。
【0039】レベル検出部24は、切り換え指令信号2
3に基づく切り換え(システムスキャン)が行われる毎
の、復調信号のレベルを検出し(ステップS3)、それ
ら毎に検出される複数のレベル信号を最大強度検出選択
部25に出力する。
【0040】最大強度検出選択部25は、入力した複数
のレベル信号の中から最大のレベルを有するレベル信号
を選択して、選択したレベル信号に対応した前記組を示
す最適組信号をシステムスキャン部26に出力する(ス
テップS4−Y)。システムスキャン部26は、前記最
適組信号に応答して、前記最適組信号に対応する組を選
択する旨の切り換え指令信号23を、アンテナ1、VC
O3およびソフトウェア9のそれぞれに出力する。
【0041】アンテナ1、VCO3およびソフトウェア
9のそれぞれは、入力した切り換え指令信号23に基づ
いて、最適の組となるように切り換えられる(ステップ
S5)。これにより、対基地局送受信部21は、現在の
受信環境に適合したことになる。
【0042】なお、上記では、最大強度検出選択部25
は、レベル検出部24から入力した複数のレベル信号の
中から最大のレベルを有するレベル信号を選択し、選択
したレベル信号に対応した前記組を示す最適組信号をシ
ステムスキャン部26に出力する、という構成にした
(ステップS4)。この構成に代えて、最大強度検出選
択部25は、予め設定された第2の設定値を有してお
り、レベル検出部24から順次入力されるレベル信号が
その第2の設定値を超えたときに、その超えたレベル信
号に対応する組を最適組とする最適組信号をシステムス
キャン部26に出力してもよい。この構成によれば、ア
ンテナ1、VCO3およびソフトウェア9のそれぞれを
全部の組について(全通り)切り換えた後に、それらの
レベル信号のうちの最大のものを選択するという手順を
踏む必要が無く、より迅速に現在の受信環境に適合する
ことができる。
【0043】前記第1および第2の設定値は、外部から
任意に設定でき、また変更することも可能である。ま
た、前記第1および第2の設定値は、互いに同じ値であ
ってもよい。
【0044】なお、最大強度検出選択部25は、前記レ
ベル信号と、前記第1の設定値とを比較した結果、前記
レベル信号が前記第1の設定値以上であると判定した場
合には、システムスキャン部26に対して、システム監
視指令信号を出力しない(ステップS1−N)。その時
点のアンテナ1、VCO3およびソフトウェア9で、現
在の受信環境に適合していると認定されるためである。
その場合には、現システムにおける通信が通常通りに行
われる(ステップS6−Y)。すなわち、リンガ送出、
オフフックおよび通話が行われ(ステップS7〜S
9)、オンフックがあったときに終話処理が行われる
(ステップS10−Y)。
【0045】以上説明したように、図3のフローチャー
トに基いて、制御部10では、レベル検出部24によ
り、復調信号の強度を検出し、その検出された強度に基
づいて、現受信環境下での通信方式を判断する。第2の
実施形態が有する、無線電話システムを広帯域サーチで
自動検出する機能により、携帯端末20の使用者は、無
線電話システムを、マルチモード無線通信コンバータ3
0に入力する必要がない。
【0046】
【発明の効果】本発明のマルチモード無線通信コンバー
タは、選択可能な複数またはマルチバンドのアンテナ
と、選択可能な複数の発振周波数で発振が可能な発振器
を有し、前記複数の発振周波数から選択された一の発振
周波数を用いて、第1の入力信号の周波数変換を行う送
受信ミキサ部と、第2の入力信号を複数の通信システム
から選択された一の通信システムに対応するように変復
調する変復調部と、第3の入力信号を特定通信システム
に対応するように変復調する特定変復調部とを備えてい
るため、現有の通信端末をそのままの状態で、異なる無
線通信システムにおいて利用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明のマルチモード無線通信コンバ
ータの第1の実施形態を示すブロック図である。
【図2】図2は、本発明のマルチモード無線通信コンバ
ータの第2の実施形態を示すブロック図である。
【図3】図3は、第2の実施形態における受信時の運用
動作の流れを示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 アンテナ 2 デュプレクサ 3 VCO 4 局発シンセサイザ 5 受信ミキサ 6 受信復調部 7 ソフトウエアメモリ 8 内部メモリ 9 各通信方式のソフトウェア(変復調ソフトウェア) 10 制御部 11 送信変調部 12 送信ミキサ 13 変調部 14 ミキサ 15 シンセサイザ 16 アンテナ 17 デュプレクサ 18 ミキサ 19 復調部 20 携帯端末 21 基地局との送受信部(対基地局送受信部) 22 端末との送受信部(対端末送受信部) 23 切り換え指令 24 信号レベル検出部 25 最大強度検出選択部 26 システムスキャン部 30 マルチモード無線通信コンバータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04B 1/38 - 1/58 H04B 7/14 - 7/22

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 選択可能な複数またはマルチバンドのア
    ンテナと、 選択可能な複数の発振周波数で発振が可能な発振器を有
    し、前記複数の発振周波数から選択された第1の発振周
    波数を用いて、前記選択されたアンテナからの受信信号
    の周波数変換を行う受信ミキサ部と、 前記受信ミキサ部の出力信号を、複数の通信システムか
    ら選択された第1の通信システムに対応するように復調
    する復調部と、 前記復調部により復調された信号を特定通信システムに
    対応するように変調する特定変調部と、 前記特定変調部により変調された信号を第1の無線信号
    として出力可能な無線信号出力部と、 前記復調部により復調された信号のレベルを検出するレ
    ベル検出部と、 前記検出された信号のレベルに基づいて、前記アンテ
    ナ、前記受信ミキサ部で用いる発振周波数および前記復
    調部で復調するときの前記通信システムを選択するシス
    テム選択部とを備えた マルチモード無線通信コンバー
    タ。
  2. 【請求項2】 選択可能な複数またはマルチバンドのア
    ンテナと、 選択可能な複数の発振周波数で発振が可能な発振器を有
    し、前記複数の発振周波数から選択された第1の発振周
    波数を用いて、前記選択されたアンテナからの受信信号
    の周波数変換を行う受信ミキサ部と、 前記受信ミキサ部の出力信号を、複数の通信システムか
    ら選択された第1の通信システムに対応するように復調
    する復調部と、 前記復調部により復調された信号を特定通信システムに
    対応するように変調する特定変調部と、 前記特定変調部により変調された信号を第1の無線信号
    として出力可能な無線信号出力部と、 前記アンテナ、前記受信ミキサ部で用いる発振周波数お
    よび前記復調部で復調するときの前記通信システムを切
    り換えるシステム切り換え部と、 前記システム切り換え部により前記アンテナ、前記発振
    周波数および前記通信システムが切り換えられる毎に、
    前記復調部により復調された信号のレベルを検 出するレ
    ベル検出部と、 複数の前記検出された信号の中で、最大レベルの信号が
    検出されたときの前記アンテナ、前記発振周波数および
    前記通信システムを選択する最大レベル選択部とを備え
    たマルチモード無線通信コンバータ。
  3. 【請求項3】(a)基地局からの信号を選択可能な複数
    またはマルチバンドのアンテナを用いて受信するステッ
    プと、 (b)複数の通信システムから選択された前記基地局と
    の間の通信システムに対応する発振周波数を用いて、選
    択されたアンテナからの受信信号の周波数変換を行うス
    テップと、 (c)前記(b)ステップで周波数変換が行なわれた信
    号を、前記複数の通信システムから選択された前記基地
    局との間の通信システムに対応するように復調するステ
    ップと、 (d)前記(c)ステップで復調された信号を携帯端末
    との間の特定通信システムに対応するように変調するス
    テップと、 (e)前記(d)ステップで変調された信号を前記携帯
    端末に送信するステップと、 (f)前記携帯端末からの信号を受信するステップと、 (g)前記(f)ステップで受信した信号を前記特定通
    信システムに対応するように復調するステップと、 (h)前記(g)ステップで復調された信号を、前記複
    数の通信システムから選択された前記基地局との間の通
    信システムに対応するように変調するステップと、 (i)前記(h)ステップで変調された信号を、前記複
    数の通信システムから選択された前記基地局との間の通
    信システムに対応する発振周波数を用いて周波数変換を
    行うステップと、 (j)前記(i)ステップで周波数変換が行なわれた信
    号を選択可能な複数またはマルチバンドのアンテナを用
    いて前記基地局に送信するステップと (k)前記(c)ステップで復調された信号のレベルを
    検出するステップと、 (l)前記(k)ステップで検出された信号のレベルに
    基づいて、前記(a)、(b)、(c)、(h)、
    (i)および(j)のステップのうちの少なくとも一の
    ステップでの前記選択が行われる マルチモード無線通信
    方法。
  4. 【請求項4】(a)基地局からの信号を選択可能な複数
    またはマルチバンドのアンテナを用いて受信するステッ
    プと、 (b)複数の通信システムから選択された前記基地局と
    の間の通信システムに対応する発振周波数を用いて、選
    択されたアンテナからの受信信号の周波数変換を行うス
    テップと、 (c)前記(b)ステップで周波数変換が行なわれた信
    号を、前記複数の通信システムから選択された前記基地
    局との間の通信システムに対応するように復調するステ
    ップと、 (d)前記(c)ステップで復調された信号を携帯端末
    との間の特定通信システムに対応するように変調するス
    テップと、 (e)前記(d)ステップで変調された信号を前記携帯
    端末に送信するステップと、 (f)前記携帯端末からの信号を受信するステップと、 (g)前記(f)ステップで受信した信号を前記特定通
    信システムに対応するように復調するステップと、 (h)前記(g)ステップで復調された信号を、前記複
    数の通信システムから選択された前記基地局との間の通
    信システムに対応するように変調するステップと、 (i)前記(h)ステップで変調された信号を、前記複
    数の通信システムから選択された前記基地局との間の通
    信システムに対応する発振周波数を用いて周波数変換を
    行うステップと、 (j)前記(i)ステップで周波数変換が行なわれた信
    号を選択可能な複数またはマルチバンドのアンテナを用
    いて前記基地局に送信するステップと、 (m)前記(a)ステップでの前記アンテナの切り換
    え、ならびに前記(b)および(c)ステップでの前記
    基地局との間の通信システムとして選択される通信 シス
    テムの切り換えを行なうステップと、 (n)前記(m)ステップでの切り換えが行なわれる毎
    に、前記(c)ステップで復調された信号のレベルを検
    出するステップと、 (o)前記(n)ステップで検出された複数の信号の中
    で、最大レベルの信号が検出されたときの前記アンテナ
    および前記通信システムを選択するステップとを備えた
    マルチモード無線通信方法。
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