JP3460362B2 - 用紙後処理装置の用紙検知装置 - Google Patents

用紙後処理装置の用紙検知装置

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JP3460362B2
JP3460362B2 JP03915795A JP3915795A JP3460362B2 JP 3460362 B2 JP3460362 B2 JP 3460362B2 JP 03915795 A JP03915795 A JP 03915795A JP 3915795 A JP3915795 A JP 3915795A JP 3460362 B2 JP3460362 B2 JP 3460362B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、レーザビームプリ
ンタ等の画像形成装置に組み合わせて用いる後処理装置
において、排出トレイに排出させる用紙の検知装置に関
し、特に、後処理装置のトレイに対して配置する揺動部
材に、用紙を搬送系からトレイに挿入する動作と、側部
から用紙を挿入する動作等に対して、揺動部材に用紙が
引っ掛かることを防止できる案内手段を設けた用紙後処
理装置の用紙検知装置に関する。
【0002】
【従来の技術】電子写真複写機やレーザビームプリンタ
等の画像形成装置においては、作成した記録紙を処理す
るためにソータ等の後処理装置を接続して設け、記録紙
を自動的に仕分けを行うことにより、オペレータの負担
を軽減するようにしている。前記ソータ等の装置として
は、実開昭64−29353号公報等に示されるよう
に、画像形成装置の側部に配置する大型の装置を構成す
ることが知られている。そして、前述したようなソータ
装置では、単位時間当たりの記録紙作成枚数の多い画像
形成装置に対応させて、記録紙の仕分け作業を高速で行
うことができるようにしている。また、特開昭59−4
3769号公報等に示されるような小型のソータ装置で
は、小型の画像形成装置に対応させて10個のトレイを
装備し、前記トレイを用紙受入れ部に対応させて上下動
させながら、記録紙の仕分けを行うことができるように
している。
【0003】前述したような従来のソータ装置では、画
像形成装置本体の側部に配置し、ソータ装置の用紙受入
れ口を画像形成装置の記録紙排出口に直接接続するの
で、画像形成装置の側部に大きく突出させる状態に配置
している。ところが、前述したようにして、ソータ装置
を画像形成装置の側部に配置することは、ソータ装置を
含めた画像形成装置が床面積を大きく必要とするという
問題がある。特に、小型のレーザビームプリンタ等の装
置をデスクの上において使用する際には、デスクを画像
形成装置が占拠するという問題がある。そこで、前述し
たような問題を解消するために、特開昭62−2017
75号公報や、特開昭63−160972号公報等に示
されるように、小型のレーザビームプリンタ等の画像形
成装置に対して、その上部にソータ装置を一体に配置す
ることが提案されている。前記小型の画像形成装置の上
部にソータ装置を配置する例では、ソータ装置が余分に
床面積を占拠することがないので、デスクの上に画像形
成装置を配置する場合でも、周囲に比較的大きな余裕部
分を構成できるという長所を発揮することが可能であ
る。
【0004】また、ソータ装置をメールボックスとして
使用する場合に、特定のトレイにのみ大量に用紙が排出
されることがあり、そのようなソータ装置の使用態様で
は、トレイの満杯状態を正確に検知して、用紙のジャム
等の発生を防止することが必要である。そこで、ソータ
装置のトレイの満杯を検知するためには、例えば、特開
昭57−42451号公報等に示されるように、各トレ
イに対して満杯検知用のセンサを配置し、各トレイでの
満杯を検知して、オペレータに対して警報を出力する等
の動作を行わせることができるようにしている。前記従
来例とは別に、実公平6−8128号公報等に示される
例においても、トレイに対して満杯検知用のセンサを配
置しており、前記センサに対応させて、トレイの上部
に、2つのリンク部材を略V字状に組み合わせたアクチ
ュエータを配置している。そして、用紙がソータ装置の
搬送路からトレイに挿入される方向と、トレイに対して
挿入方向に対向する方向から用紙を挿入した場合でも、
用紙の検知を良好な状態で行い得るような手段を構成し
ている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前記実公平6−812
8号公報等に示されるように、トレイでの用紙の搬送方
向に対して平行に2つのリンク部材を組み合わせたアク
チュエータを用いる場合には、ソータの用紙搬送路から
トレイに挿入される用紙に対しては、アクチュエータが
邪魔にならない状態で揺動される。また、トレイから一
旦取り出した用紙を、再びトレイに戻すような場合に
は、用紙搬送方向の反対側から用紙を挿入することがで
きるので、アクチュエータは用紙により揺動されること
になる。そして、小型のソータ装置等では、ソータ装置
のフロント側とリヤ側が開いた状態で構成されることが
多くあり、ソータ装置のトレイに収容した用紙は、フロ
ント側からも取り出すことができるようにされる。
【0006】ところが、オペレータ等が、トレイに収容
された用紙を確認した後で、再びトレイに戻す際には、
ソータ装置のフロント側から、トレイの用紙搬送方向と
直角な方向に用紙を挿入する場合が多くある。このよう
な用紙の挿入の動作に対して、前記従来例のように、2
つのリンク部材を略V字状に配置した場合には、ソータ
装置のフロント側から挿入した、用紙がセンサのアクチ
ュエータに引っ掛かってしまうという問題が発生する。
また、従来のトレイに配置するセンサでは、単純に、ト
レイ内での用紙の満杯を検知するものとして構成されて
おり、ノーペーパーや、少数枚の用紙がある状態を検知
することができないという問題があり、そのような機能
を要求する場合には、別のセンサを追加して配置する必
要があり、そのために、トレイに配置するセンサの数が
多くなったりして、ソータ装置の構成が複雑になる等の
問題が生じていた。
【0007】
【発明の目的】本発明は、前述したような従来の後処理
装置のトレイでの検知装置の問題を解消するもので、用
紙の挿入方向と、その方向に対向する方向、および用紙
の挿入方向に直角な方向のいずれの方向から用紙を挿入
しても、センサにより正確に検知を行い得るとともに、
1つのセンサにより任意の情報を得ることができる用紙
後処理装置の用紙検知装置を提供することを目的として
いる。
【0008】本発明は、画像形成装置に組み合わせて使
用可能な用紙後処理装置に関する。請求項1の発明は、
前記用紙後処理装置のトレイに対して検知装置を配置
し、前記検知装置は、検知器に対応させて配置する第1
の揺動部材と、前記第1の揺動部材を揺動させる第2の
揺動部材とを組み合わせて構成し、前記第2の揺動部材
は、トレイに挿入される用紙の搬送方向に平行な軸を介
して揺動可能に設けられ、前記第2の揺動部材にはトレ
イに挿入される用紙の搬送方向と、前記用紙の搬送方向
と異なる方向のうちの一方からトレイに挿入される用紙
のそれぞれに対して、用紙の挿入により揺動される案内
面が形成されており、前記トレイに挿入される用紙と前
記案内面との接触により揺動される第2の揺動部材のア
クチュエータを介して、第1の揺動部材を揺動させ、前
記第1の揺動部材の揺動を検知器により検知することを
特徴とする用紙後処理装置の用紙検知装置。
【0009】請求項2の発明は、前記用紙の搬送方向と
異なる方向は、前記用紙の搬送方向と直角な方向である
ことを特徴とする。請求項3の発明は、前記第1の揺動
部材の揺動を検知する検知器を、用紙後処理装置の側部
のフレームに対して上下方向の位置決めを調整可能に設
け、揺動部材による検知情報の変更に対応させて、検知
器の位置を移動させることを特徴とする。請求項4の発
明は、前記第1の揺動部材に対応させて配置する検知器
を、トレイに対応させて複数個ずつ配置することを特徴
とする。
【0010】
【作用】前述したように、本発明の用紙後処理装置にお
いては、トレイに対応させて配置する用紙検知部材で
は、センサに対応させて配置する第1の揺動部材に対し
て、用紙により揺動される第2の揺動部材を組み合わ
せ、前記第1の揺動部材に対応させてセンサを配置する
ことにより、トレイに堆積される用紙の量等を検知する
ことができる。さらに、トレイに対応させて配置する第
2の揺動部材では、用紙を仕分け方向に排出させる際の
搬送方向と、対向する方向、および、装置のフロント側
からの用紙の挿入に対応させて、用紙の案内面をそれぞ
れ配置したものとして構成している。そして、前記トレ
イに対して用紙を排出する動作の他に、トレイの他の2
面からの用紙の挿入の動作に対して、第2の揺動部材の
用紙に対応するアクチュエータに、用紙が引っ掛かった
りすることを防止できるようにする。
【0011】前述したような作用に加えて、本発明の装
置では、トレイに対して1つの用紙検知部材を配置し、
前記検知部材に対して1つまたは複数のセンサを配置し
て、ノーペーパーの検知と満杯検知、または、用紙の収
容枚数が所定の量となった状態等の、任意の用紙の検知
モードを任意に設定することができる。また、前記トレ
イに配置する揺動部材に対して、トレイの側部に多数の
センサを1つのボードに組み込んで設け、前記センサを
保持するボードを上下方向等に微調整可能に設けること
ができる。したがって、全部のセンサを移動可能に1つ
のボードに設けた場合に、用紙後処理装置の用紙検知モ
ードを一括して変更することが可能であり、用紙検知モ
ードを任意に変更して、使用態様に合わせた装置を容易
に構成することが可能になる。
【0012】
【実施例】図示される例にしたがって、本発明の用紙後
処理装置の用紙検知装置を説明する。図1に示す例は、
本発明のソータ装置20に配置する検知装置の例を示し
ているもので、ソータ装置20では、用紙搬送路22に
配置する駆動ローラ25、25a……ピンチローラ2
4、24a……より用紙搬送装置を構成しており、ガイ
ド板とともに用紙を上昇方向に案内する動作を行わせる
ようにしている。そして、用紙を排出するトレイが指定
されると、各仕分けゲート26、26a……に対応する
ソレノイド29、29a……が作動して、仕分けゲート
26、26a……の任意のものを、トレイに向けて案内
する位置に揺動させる。
【0013】前記図1に示される例において、画像形成
装置本体の排出ローラ装置8と、ソータ装置の用紙搬送
路22を接続する下部分岐ゲート30は、ソレノイド3
1との間にスプリング32を配置し、ソレノイドの作動
を下部分岐ゲートに対してスプリングを介して伝達する
機構を構成している。これは、排出ローラ装置8を介し
て用紙を排出している途中で、次のコピーを本体給紙ト
レイに向けて排出しようとする場合に、排出ローラ装置
8を介して送り出される用紙の間隔が非常に狭く設定さ
れている状態で、ソータ装置に向けて送り出している用
紙の終端部の検知を行う前に、下部分岐ゲート30を切
り換えておくことができるようにするためである。そこ
で、下部分岐ゲート30を駆動するソレノイドに対し
て、スプリングによる駆動伝達手段を配置することによ
り、用紙を下部分岐ゲートが案内している途中で、下部
分岐ゲートを切り換える動作を行うようにする。
【0014】前述したように構成したソータ装置20に
おいて、用紙搬送路22からトレイに向けて案内する用
紙に対して、トレイの入口部分で検知を行うために、最
上部のトレイに対するセンサS2と、下部の他のトレイ
全部に対応させたセンサS1とを配置している。そし
て、前記2つのセンサにより検知される用紙の情報を、
画像形成装置1の本体の排出ローラ装置の近傍に配置す
るセンサSの検知情報に比較して、ソータ装置の用紙搬
送路におけるジャム等の検知を行うようにする。なお、
前記図1に示すように、多数のトレイのうちの最上部の
トレイに対してのみ、別個のセンサを配置することは、
仕分けの動作を行う際に、仕分け部数に対応させて、下
部のトレイから順次用紙を排出する動作に対応させるも
のである。したがって、最上部のトレイに用紙を排出し
ている間に、最下部のトレイに同時に用紙を排出する動
作を行うことがあり、そのような用紙の仕分けモードに
対応させて、用紙の排出の検知を容易に行い得るように
するためでもある。
【0015】また、本発明のソータ装置20において、
各トレイに対して、用紙の収容状態を知るための用紙検
知部材40、40a……を各々配置しており、前記用紙
検知部材を用いて、ノーペーパー検知や満杯検知、およ
び、任意の枚数の用紙の収容状態を知ることができるよ
うにしている。前記用紙検知部材は、図2に示されるよ
うに、トレイ27に設けた開口部28に対応する位置に
配置するもので、第2の揺動部材41のアクチュエータ
43をトレイの開口部28に対応させて設け、アクチュ
エータ43の下端突部46が開口部に落ち込む状態に設
けている。そして、前記第2の揺動部材41の下部に用
紙が挿入されることにより、アクチュエータ43が支軸
42を介して揺動され、用紙がトレイに挿入された状態
を検知できるようにする。
【0016】前記用紙検知部材40は、用紙に対応する
第2の揺動部材41と、センサに対応させる第1の揺動
部材50を組み合わせて構成している。そして、用紙が
トレイに挿入されることにより、その用紙の量に応じて
アクチュエータ43を揺動させ、そのアクチュエータに
対応して配置する第1の揺動部材50のアクチュエータ
52を揺動させるようにする。前記第1の揺動部材50
は、支軸51の一方の端部にアクチュエータ52を配置
し、他端部には遮光板53を配置して、支軸51を介し
て両部材が連動して揺動されるように設けている。ま
た、前記遮光板53は、センサ支持ボード55に配置す
るセンサ56、57に対応させて配置しており、例え
ば、遮光板53がAの位置ではノーペーパー検知を行
い、遮光板53がBの位置では用紙が1枚のみ収容され
た状態を、遮光板53がCの位置では満杯検知を行い得
るように構成する。そして、前記遮光板の位置に対応さ
せて、センサ56、57のそれぞれを位置決めして、ト
レイにおける用紙の収容状態の検知を行い得るようにす
る。
【0017】前記用紙検知部材40の第1の揺動部材5
0に配置する遮光板53に対応させて、ソータ装置の側
部に配置するセンサ支持ボード55は、1つの用紙検知
部材に対して、2つまたは3つのセンサを組み合わせ、
それ等のセンサの組み合わせ部材を、全部のトレイに対
応させた数だけ設けている。そして、前記センサは、発
光部材56aと受光部材56bを所定の間隔を介して対
向させた透過型光センサとして構成し、その透過型光セ
ンサの光路を遮断する状態に、遮光板53を揺動させる
ように設けている。また、前記センサ支持ボード55に
は、複数の上下方向の長孔58、58aを設けており、
前記長孔58、58aを用いてねじ止めする際に、その
ねじ止めの位置を調整することにより、センサによる検
知の内容を変更することができる。つまり、本発明の検
知装置では、用紙検知部材の位置を固定した状態で、セ
ンサ支持ボードを移動させることにより、必要とする用
紙の収容状態の情報を得ることができるようにしてい
る。
【0018】例えば、2つのセンサを組み合わせて構成
した場合に、ノーペーパーの検知と、1枚または任意の
枚数の用紙が収容されている状態を検知しようとする場
合の2つの情報を得るように、2つのセンサの位置決め
を行うことができる。これとは別に、満杯検知と、少数
枚の用紙の検知とを行う場合には、センサ支持ボード5
5を上昇させて固定することもでき、ソータの全部のト
レイに対して、必要とする検知情報を得ることができる
ような用紙検知部材を構成することが可能である。した
がって、ソータ装置を使用している状態で、必要とする
用紙の情報を変更する場合、または、ユーザーの要求に
応じて、検知モードを設定する場合等にも、センサ支持
ボードを上下方向に移動させることにより調整の作業を
容易に行い得るようにすることが可能になる。
【0019】本発明の用紙検知部材40は、図3、4に
示すような装置として構成することができるもので、ト
レイ27に設けた開口部に対応させて、第2の揺動部材
41のアクチュエータ43に設けた下端突部46が位置
する状態に配置している。そして、前記アクチュエータ
43の上面に第1の揺動部材50のアクチュエータ52
が接しており、用紙がトレイに挿入されることによりア
クチュエータ43を揺動させると、アクチュエータ52
が揺動されるので、前記アクチュエータ52に接続され
る支軸を介して遮光板53が揺動し、センサ56の光路
を遮光板53が遮断することにより、任意の用紙の情報
を得ることができる。なお、本発明の実施例において、
第2の揺動部材41の支軸42と、第1の揺動部材50
の支軸51は、用紙の検知を行うトレイ27の上部のト
レイ27aの下部に設けた軸支部材47、54を介して
それぞれ回転可能に支持しているものであるが、前記2
つの支軸42、51は、相互に直交する状態に配置され
ており、前記第2の揺動部材の支軸42は、トレイ内で
の用紙の挿入方向に平行に配置される。また、最上部の
トレイに対して用紙検知部材を配置する場合には、他の
任意の支持手段を別体に設けるようにする。
【0020】前記用紙検知部材40に設ける第2の揺動
部材41のアクチュエータ43は、支軸42に支持され
る部分を直線状に構成するが、アクチュエータの端部を
円弧状端面44として構成し、下端突部46をトレイの
開口部に対応させるように構成する。また、前記アクチ
ュエータ43は、幅方向と長さ方向のいずれの方向の断
面で見ても、円弧状になるように構成することができる
もので、支軸42に対して直角な方向で見る図3のよう
に、トレイの側面から用紙を挿入する場合には、湾曲し
た背面45に用紙を摺動させる状態で、アクチュエータ
43を揺動させることができる。さらに、ソータ装置の
用紙搬送路から用紙を挿入する場合と、その挿入方向と
反対方向から用紙を挿入しようとする場合のいずれで
も、用紙をアクチュエータの円弧状端面44に摺動させ
る状態で、トレイに載置することができるので、トレイ
に挿入する用紙が、アクチュエータ43に引っ掛かった
りすることを防止できる。
【0021】前述したような構成のアクチュエータ43
の上に端部が接する第1の揺動部材50のアクチュエー
タ52では、そのアクチュエータ52の先端部が、アク
チュエータ43の上面に対して軽く摺動させることがで
きるように、両部材を摩擦係数の小さいものとして構成
する。そして、第2の揺動部材のアクチュエータ43の
揺動の動作に応じて、第1の揺動部材50のアクチュエ
ータ52を揺動させる作用を良好な状態で行わせ得て、
第1の揺動部材の支軸の端部に配置した遮光板53が、
センサにより正確に検知できるようにする。また、本発
明の用紙検知部材において、第2の揺動部材41に配置
するアクチュエータ43と、第1の揺動部材50に配置
するアクチュエータ52の構成は、図示されるようなも
のに限定されるものではなく、例えば、第2の揺動部材
のアクチュエータを略三角形状の部材として構成し、3
方向から用紙をトレイに挿入する動作に対して、アクチ
ュエータ43を安定した状態で揺動させ得るようなもの
として構成することも可能である。
【0022】したがって、前記図3、4に示されるよう
に用紙検知部材においては、ソータ装置の仕分けモード
に対応させて、用紙をゲート部材を介して用紙搬送路か
ら分岐させて排出させる場合と、オペレータがトレイか
ら取り出した用紙を、再びトレイに戻す等の動作を行っ
た場合のいずれの状態でも、トレイに用紙を挿入する動
作に対して、用紙検知部材が正常に作動する装置を構成
することができる。つまり、オペレータがトレイから用
紙を取り出して、再び戻すような場合に、トレイの用紙
搬送方向の先端部から用紙を戻す場合と、トレイのフロ
ント側から挿入する場合とが想定されるので、そのよう
な、予期しない用紙の挿入モードに対しても、第2の揺
動部材のアクチュエータを揺動させて、用紙が引っ掛か
ったりすることを防止できるようにすることが可能にな
る。
【0023】
【画像形成装置とソータ装置の構成】前述したようなト
レイに対する用紙検知手段を配置するソータ装置は、図
5に示すような小型の画像形成装置に組み合わせて構成
し、図6に示すようなソータ装置を構成することができ
る。前記図5に示される画像形成装置は、小型のレーザ
ビームプリンタとして構成しているもので、その用紙排
出部に対応させてソータ装置を後処理装置として配置し
た場合を示している。前述したように、上部にソータ装
置20を支持させる画像形成装置1は、従来の小型のレ
ーザビームプリンタと同様に、装置本体の下部に1つま
たは複数の給紙トレイ2を配置し、前記給紙トレイ2の
給紙側に対応させて給紙装置3を設けている。前記給紙
装置3は、ピックアップローラと用紙さばき装置を組み
合わせて構成している。前記給紙トレイ2から給紙装置
3により搬出された用紙は、レジストローラ装置4によ
り整合され、感光体ドラム5に形成したトナー画像を、
転写コロトロン6の放電により用紙に転写させる手段を
構成する。
【0024】前記感光体ドラム5に対応させて、一般の
レーザビームプリンタと同様に、画像書き込み装置10
と図示を省略した現像装置、クリーニング装置、およ
び、帯電コロトロン等の装置を配置する。そして、前記
感光体ドラムに対して帯電コロトロンにより一様な帯電
を行ってから、画像書き込み装置10から出力されるレ
ーザ光による書き込みを行い、現像装置からトナーを供
給してトナー画像として可視像化し、転写コロトロン6
の放電によりトナー画像を用紙に転写する。また、トナ
ー画像を用紙に転写した後で、感光体ドラムの表面に残
るトナーや紙粉等は、クリーニング装置により清掃し
て、次のトナー画像形成の動作に対処させるようにす
る。なお、前記画像書き込み装置10は、レーザ光出力
装置と回転ミラー装置、複数の反射ミラー等を組み合わ
せて構成し、画像形成装置に接続されたコンピュータ等
の装置から送られる画像信号にもとづいて、感光体ドラ
ムに画像情報を出力する。
【0025】前記感光体ドラム5からトナー画像が転写
された用紙は、定着装置7を通って定着され、上部の排
出ローラ装置8を介して排出トレイ9に向けて排出され
る。さらに、前記画像形成装置本体には、給紙トレイか
らの用紙搬送路に対して、下部に配置する下部給紙ユニ
ットからの用紙搬送路12を配置し、搬送ローラ装置1
3を介して、レジストローラ装置の上流部の合流部に接
続している。そして、下部給紙ユニットから送り出され
る用紙に対して、レジストローラ装置4と搬送ローラ装
置13の間で整合作用を行い、記録紙を作成することが
できるようにする。なお、前記画像形成装置本体の内部
に配置する排出トレイや各プロセス装置は、装置本体の
フロント側から引き出し可能に設けており、感光体ドラ
ムや現像装置、クリーニング装置等の各装置に対するメ
ンテナンスを容易に行い得るようにする。
【0026】前記画像形成装置1の上部には、図示を省
略した支持機構を介してソータ装置20を配置してお
り、ソータ装置に配置するゲート部材の駆動部材として
のソレノイドや、下部分岐ゲート30に対するソレノイ
ド等の各揺動部材と、ゲート部材等に対する駆動部材か
ら出力される振動等が、画像形成装置本体に対して直接
伝達されない機構を構成している。そして、前記ソータ
装置20の下部分岐ゲート30が、本体の排出トレイ9
とソータ装置20の用紙搬送路22のいずれかに対し
て、用紙の送り出しを行う。前記下部分岐ゲート30を
配置するソータ装置20では、図6に示されるように、
ソータ本体21にガイド板23と駆動ローラ25、25
a……により区画された垂直な用紙搬送路22を設けて
おり、前記ガイド板23にはピンチローラ24、24a
……を所定の間隔で配置し、駆動ローラとピンチローラ
の間で用紙をニップする状態で搬送作用を行うようにす
る。また、前記ソータ本体21には、上下方向に所定の
間隔を介して10個のトレイ27、27a……を配置し
ており、各トレイに対応させて、駆動ローラ25、25
a……と、仕分けゲート26、26a……をそれぞれ配
置している。
【0027】そして、画像形成装置1から送り出される
用紙が仕分けを必要としないものでは、下部分岐ゲート
30を図1の仮想線で示す位置に揺動され、用紙を本体
の排出トレイ9に向けて排出させるようにする。また、
ソータ装置20を用いた仕分けモードに設定されている
場合には、下部分岐ゲート30を図の実線の位置に揺動
させて、用紙を用紙搬送路22に向けて案内し、駆動ロ
ーラとピンチローラの間でニップしながら上方に向けて
搬送する。前記用紙搬送路22では、駆動ローラ25、
25a……と、ガイド板23の間で用紙を案内するとと
もに、仕分けゲート26、26a……の垂直な裏面に沿
わせて搬送作用を行わせるようにする。前述したように
して用紙を上方に向けて搬送する途中で、指定したトレ
イに対応する仕分けゲートを揺動させて、用紙をトレイ
に向けて排出させるようにする。さらに、前記用紙をト
レイに排出する動作の途中で、後続の用紙を下部のトレ
イに案内するため、仕分けゲートを閉じることが必要と
される場合が発生するが、その際には、仕分けゲートを
閉じた状態でも用紙が通過し終えるまでは、仕分けゲー
トに設けたスプリング等の付勢部材を介して、仕分けゲ
ートによる用紙の案内の動作を継続できるようにする。
【0028】前述したように、画像形成装置の上部に配
置するソータ装置20では、ソータ本体21から側部に
突出させて配置するトレイ27……に対して、その所定
の位置に用紙検知部材40、40a……をそれぞれ配置
している。そして、前記トレイに配置した用紙検知部材
40、40a……により、各トレイにおけるノーペーパ
ーの検知と、満杯検知、および、必要に応じて用紙が所
定の量だけ収容されている状態を検知することができ
る。さらに、用紙の収容の途中での量を検知する動作を
行わせる場合には、トレイの最大の用紙収容枚数に対し
て、追加して収容可能な用紙の枚数等の検索を行い得る
ように、その制御モードを設定すると、その後のコピー
作成を継続できるかを、オペレータが容易に判断できる
ようにすることも可能になる。なお、前記図5、6に示
される画像形成装置とソータ装置の例は、小型のものを
組み合わせて構成する場合を示しているが、本発明のト
レイの用紙検知装置では、任意の構成の画像形成装置
と、ソータ装置を組み合わせて用いることができるもの
である。
【0029】
【発明の効果】本発明の用紙後処理装置の用紙検知装置
は、前述したように構成したものであるから、本発明の
装置においては、トレイに対応させて配置する用紙検知
部材では、センサに対応させて配置する第1の揺動部材
に対して、用紙により揺動される第2の揺動部材を組み
合わせ、前記第1の揺動部材に対応させてセンサを配置
することにより、トレイに堆積される用紙の量等を検知
することができる。さらに、トレイに対応させて配置す
る第2の揺動部材では、用紙を排出させる際の搬送方向
と対向する方向、および、装置のフロント側からの用紙
の挿入に対応させて、用紙の案内面をそれぞれ配置した
ものとして構成している。そして、前記トレイに対して
用紙を仕分ける動作の他に、トレイの他の2面からの用
紙の挿入の動作に対して、第2の揺動部材の用紙に対応
するアクチュエータに、用紙が引っ掛かったりすること
を防止できるようにする。
【0030】前述したような効果に加えて、本発明の装
置では、トレイに対して1つの用紙検知部材を配置し、
前記検知部材に対して1つまたは複数のセンサを配置し
て、ノーペーパーの検知と満杯検知、または、用紙の収
容枚数が所定の量となった状態等の、任意の用紙の検知
モードを任意に設定することができる。また、前記トレ
イに配置する揺動部材に対して、側部に多数のセンサを
1つのボードに組み込んで設け、前記センサを保持する
ボードを上下方向等に微調整可能に設けることができ
る。したがって、全部のセンサを移動可能に1つのボー
ドに設けた場合に、用紙後処理装置の用紙検知モードを
一括して変更することが可能であり、用紙検知モードを
任意に変更して、使用態様に合わせた装置を容易に構成
することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のソータ装置に配置する用紙検知部材
の説明図である。
【図2】 ソータに設ける用紙検知装置の構成を示す斜
視図である。
【図3】 用紙検知部材の正面図である。
【図4】 用紙検知部材の背面図である。
【図5】 本発明を適用可能な画像形成装置とソータ装
置の構成を示す説明図である。
【図6】 本発明を適用可能なソータ装置の構成の説明
図である。
【符号の説明】
1 画像形成装置、 5 感光体ドラム、 8
排出ローラ装置、9 排出トレイ、 20 ソータ
装置、 22 用紙搬送路、27 トレイ、 30
下部分岐ゲート、 40 用紙検知部材、41
第2の揺動部材、 43 アクチュエータ、44
円弧状端面、 50 第1の揺動部材、52 ア
クチュエータ、 53 遮光板、 55 センサ支
持ボード、56・57 センサ。

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像形成装置に組み合わせて使用可能な
    用紙後処理装置において、 前記用紙後処理装置のトレイに対して検知装置を配置
    し、 前記検知装置は、検知器に対応させて配置する第1の揺
    動部材と、前記第1の揺動部材を揺動させる第2の揺動
    部材とを組み合わせて構成し、 前記第2の揺動部材は、トレイに挿入される用紙の搬送
    方向に平行な軸を介して揺動可能に設けられ、 前記第2の揺動部材にはトレイに挿入される用紙の搬送
    方向と、前記用紙の搬送方向と異なる方向のうちの一方
    からトレイに挿入される用紙のそれぞれに対して、用紙
    の挿入により揺動される案内面が形成されており、 前記トレイに挿入される用紙と前記案内面との接触によ
    り揺動される第2の揺動部材のアクチュエータを介し
    て、第1の揺動部材を揺動させ、 前記第1の揺動部材の揺動を検知器により検知すること
    を特徴とする用紙後処理装置の用紙検知装置。
  2. 【請求項2】 前記用紙の搬送方向と異なる方向は、前
    記用紙の搬送方向と直角な方向であることを特徴とする
    請求項1に記載の用紙後処理装置の用紙検知装置。
  3. 【請求項3】 前記第1の揺動部材の揺動を検知する検
    知器を、用紙後処理装置の側部のフレームに対して上下
    方向の位置決めを調整可能に設け、 揺動部材による検知情報の変更に対応させて、検知器の
    位置を移動させることを特徴とする請求項2に記載の用
    紙後処理装置の用紙検知装置。
  4. 【請求項4】 前記第1の揺動部材に対応させて配置す
    る検知器を、トレイに対応させて複数個ずつ配置するこ
    とを特徴とする請求項2または3に記載の用紙後処理装
    置の用紙検知装置。
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