JP3459992B2 - 気化器の減速装置 - Google Patents

気化器の減速装置

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  • Control Of The Air-Fuel Ratio Of Carburetors (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は機関に向けて供給される
混合気の濃度及び量を制御する気化器に関し、そのうち
特に機関の減速運転時において低速混合気噴孔から吸気
路内に供給される低速混合気の空気割合を減少させて、
減速時における低速混合気濃度を濃くする気化器の減速
装置に関する。 【0002】 【従来の技術】従来の気化器の減速装置(第1の従来
例)について図4により説明する。1は内部を吸気路2
が貫通した気化器本体であり、吸気路2より上方に向か
って絞り弁案内筒3が連設されるとともにその下方には
浮子室本体4が配置される。気化器本体1の下方凹部と
浮子室本体4とにより浮子室5が形成され、浮子室内に
は図示せぬフロート、フロートバルブ、バルブシートの
共同作用によって一定なる燃料液面が形成される。吸気
路2内には主燃料系統Mとしての主ノズル6が開口する
とともに低速燃料系統Sとしての低速混合気噴孔7が開
口するもので、この低速混合気噴孔7は、絞り弁案内筒
3内に摺動自在に配置されて吸気路2を開閉する摺動型
の絞り弁8の機関側端部8Aに対応するバイパス孔7A
と、絞り弁8より機関側の吸気路2A内に開口するパイ
ロットアウトレット孔7Bとよりなる。9は低速混合管
であって、下方に形成された低速燃料ジェット10と、
低速燃料ジェット10より上方に向かって延びるブリー
ド孔11Aが穿設された混合管11とにより形成され
る。そして、この低速混合管9の上方開口は、前記バイ
パス孔7A、パイロットアウトレット孔7Bに連なる。
尚、主燃料系統Mについては説明を省略する。12は下
流が混合管11の周囲に形成される燃料ウエル13に連
なり、上流が大気に連なる第1低速空気通路であり、該
第1低速空気通路12の上流には第1低速空気ジェット
14が配置され、第1低速空気ジェット14の下流側の
第1低速空気通路12には低速空気調整スクリュー15
が配置される。この低速空気調整スクリュー15は気化
器本体1に螺着され、該低速空気調整スクリュー15を
螺動することによって第1低速空気通路12から燃料ウ
エル13に流入する第1低速空気量を制御する。16
は、下流が燃料ウエル13に連なり、上流が大気に連な
る第2低速空気通路であり、この第2低速空気通路16
は第1低速空気通路12とは区分してそれぞれ独立して
形成される。この第2低速空気通路16には、その上流
側に開閉弁Vが配置され、開閉弁Vの下流側には第2低
速空気ジェット17が配置される。(以上において上
流、下流とはその流れ方向において言うものである) 【0003】開閉弁Vは以下よりなる。開閉弁Vは、上
側筐体18と下側筐体19との間にダイヤフラムよりな
る区画体20が配置され、区画体20の上面と上側筐体
18とにより切換弁室21が形成され、区画体20の下
面と下側筐体19とにより受圧室22が区分形成され
る。切換弁室21は、上方に向かって形成される弁座2
3によって第1室24と第2室25とに区分され、第1
室24には燃料ウエル13に連なる下流側の第2低速空
気通路16Aが開口し、第2室24には大気に連なる上
流側の第2低速空気通路16Bが開口する。尚、前記第
2低速空気ジェット17は下流側の第2低速空気通路1
6に配置されることになる。一方、区画体20には、連
結杆26を介して、弁座23を開閉する弁部27が一体
的に取着されるもので、この弁部27は切換弁室21の
第1室24にあって弁座23に対向して配置される。
又、受圧室22は、絞り弁8より機関側の吸気路2Aと
負圧導入路28を介して連絡されるとともに受圧室22
内には、区画体20を切換弁室21側に弾性的に押圧す
るバネ29が縮設される。このバネ29のバネ力は、絞
り弁8が中、高開度状態から低開度状態へ戻される機関
の減速運転時において、絞り弁8より機関側の吸気路2
A内の負圧が一定値より上昇した際、(上昇するとは負
圧の絶対値が大となることをいう) 受圧室22内の区画体20がこの負圧を受けて受圧室2
2側に移動し、弁部27が弁座23を閉塞するよう設定
される。すなわち、機関の減速運転時において、絞り弁
8はアイドリング開度、あるいは低開度状態にあるが、
機関は車速に応じた回転数によって回転している為、絞
り弁8より機関側の吸気路2A内の負圧は通常のアイド
リング運転時、低開度運転時に比較して著しく上昇す
る。以上によると、前記開閉弁Vは、機関の減速運転時
において、区画体20が受圧室22内の上昇された負圧
によってバネ29のバネ力に抗して下動し、弁部27が
弁座23を閉塞するもので、これによって下流側の第2
低速空気通路16Aと上流側の第2低速空気通路16B
との連通が遮断される。一方、機関の減速運転時を除く
他の運転域にあっては絞り弁8より機関側の吸気路2A
内の負圧が一定値以上に上昇しないので、区画体20は
バネ29によって上方に押圧されて弁部27は弁座23
を開放保持する。従って下流側の第2低速空気通路16
Aと上流側の第2低速空気通路16Bとは連通状態に保
持される。 【0004】図5には第2の従来例が示される。図4に
示された第1の従来例との相違する部分についてのみ説
明する。第1低速空気通路12には、第1低速空気ジェ
ット14が配置される。上流側の第2低速空気通路16
Bに低速空気調整スクリュー30が配置される。すなわ
ち第1低速空気通路12に低速空気調整スクリューは配
置されるものでなく、下流側の第2低速空気通路16A
に第2低速空気ジェットは、配置されない。 【0005】そして、図4に示された第1の従来例にあ
っては以下の作用をなす。機関の減速運転時を除く運転
時において、絞り弁8より機関側の吸気路2A内の負圧
は、一定負圧値以上に上昇することがないので開閉弁V
の弁部27は弁座23を開放状態に保持する。以上によ
ると、燃料ウエル13に対して、第1には、第1低速空
気ジェット14にて制御された低速空気が、低速空気調
整スクリュー15によって更に調整され、この調整され
た低速空気が第1低速空気通路12を介して供給され
る。第2には、上流側の第2低速空気通路16B、弁座
23、を介して下流側の第2低速空気通路16Aに向か
う空気は、第2低速空気ジェットにて制御され、この制
御された空気が第2低速空気通路16を介して燃料ウエ
ル13に供給される。すなわち、かかる運転時にあって
は、第1低速空気通路12と第2低速空気通路16を介
して燃料ウエル13内に低速空気が供給され、この合計
された低速空気が、低速燃料ジェット10にて制御され
た低速燃料と混合管11によって混合されて低速混合気
を形成する。そして、この低速混合気がバイパス孔7
A、パイロットアウトレット孔7Bを介して吸気路2内
に吸出される。 【0006】一方、機関の減速運転時にあっては、絞り
弁8より機関側の吸気路2A内の負圧は一定値以上に上
昇し、区画体20はバネ29のバネ力に抗して下動し、
弁部27は弁座23を閉塞する。以上によると、第2低
速空気通路16は遮断されるもので、第2低速空気通路
16を介して燃料ウエル13内へ低速空気が供給されな
い。而して、かかる機関の減速運転時にあっては、第1
低速空気通路12を介してのみ低速空気が供給されるこ
とにある。以上によれば、低速混合気中における低速空
気の割合が減少して燃料割合が多くなったので、減速時
における空燃比を適正ならしめ、もって機関を完全燃焼
させて排気ガス中の一酸化炭素を低減できたものであ
る。 【0007】又、図5に示された第2の従来例にあって
は以下の作用をなす。機関の減速運転時を除く運転時に
おいて、弁部27は弁座23を開放して保持する。而し
て燃料ウエル13には、第1低速空気ジェット14にて
制御された低速空気が第1低速空気通路12を介して供
給され、さらに、低速調整スクリュー30にて調整され
た低速空気が第2低速空気通路16を介して供給され
る。一方、機関の減速運転時にあっては、弁部27が弁
座23を閉塞し、第2低速空気通路16を遮断するの
で、燃料ウエル13内には、第1低速空気ジェット14
にて制御された低速空気のみが第1低速空気通路12を
介して燃料ウエル13内に供給される。而して、機関の
減速運転時における空燃比を適正に制御することができ
る。 【0008】 【発明が解決しようとする課題】かかる従来の気化器の
減速装置によると、次の不具合を有する。機関の通常運
転時において、低速空気量は、一方の低速空気通路内に
配置された低速空気調整スクリューにて調整された低速
空気と、他方の低速空気通路内に配置された低速空気ジ
ェットにて制限された低速空気と、の合計空気量によっ
て決定される。このように低速空気量を決定する要素が
2系統となったことによると、それぞれの空気量決定要
素は極めて高精度に管理されなければ正確な低速空気量
を得られないもので、管理工数が増加し、気化器の製造
コストを低減する上で好ましいものでない。又、低速空
気量決定要素が前述の如く2系統となったことによる
と、低速調整スクリューによって調整される開口面積及
び低速空気ジェットの孔径は極めて小となるもので、空
気中に含まれる異物がそれらの孔に詰まり易いものであ
る。そしてこの詰まりが生ずると即座に機関の運転不調
につながって、車輌を所望の場所へ移動させることが困
難である。更に又、低速空気量決定要素が2系統となっ
たことによると、例えば減速運転時において低速空気を
遮断する側の低速空気ジェット(図4における第2低速
空気ジェット17)、あるいは低速空気調整スクリュー
(図5における低速空気調整スクリュー30)を、気化
器のセッティング決定作業において変更した際、この変
更は通常運転時における低速空気量を変化させるもの
で、この低速空気量が変化した際における低速運転状態
を改めて確認する作業が必要となる。気化器の開発効率
の向上を阻害して好ましいものでない。 【0009】本発明は、かかる不具合に鑑みなされたも
ので、正確な低速空気量を得る為の管理工数の削減を図
ること、気化器の開発効率を向上させること、によって
気化器の製造コストを低減するとともに低速空気通路内
を流れる空気中に含まれる異物に対してタフネス性の高
い気化器の減速装置を提供することを目的とする。 【0010】 【課題を解決する為の手段】本発明によれば、前記目的
は、気化器本体を貫通する吸気路に、絞り弁に対応する
低速混合気噴孔が開口するとともに該低速混合気噴孔に
は、低速燃料ジェットにて計量された低速燃料と、低速
空気ジェットにて計量された低速空気とが、低速混合管
にて混合されて形成される低速混合気が供給され、該低
速混合気が低速混合気噴孔を介して吸気路に向けて供給
される気化器において、低速混合管に向かう低速空気通
路に、該低速空気通路の有効通路面積を制御する低速空
気調整スクリューを配置するとともに該低速空気調整ス
クリューより上流側の低速空気通路を、第1低速空気通
路と第2低速空気通路とに分岐し、第1低速空気通路に
第1空気ジェットを配置し、第2低速空気通路に、絞り
弁より機関側の吸気路内の負圧が一定値以上に上昇した
際において、第2低速空気通路を閉塞する常開型の開閉
弁を配置したことによって達成される。 【0011】 【作用】機関の通常運転時において、開閉弁は第2低速
空気通路を開放保持し、第1低速空気通路、第2低速空
気通路から低速空気通路へ向かう低速空気は低速空気調
整スクリューにてその量が調整され、この調整された低
速空気が低速混合管に向けて供給される。機関の減速運
転時において、開閉弁は第2低速空気通路を遮断し、低
速混合管には、第1空気ジェットにて制御された低速空
気が低速空気通路を介して供給される。 【0012】 【実施例】以下、本発明の一実施例を図1によって説明
する。尚、図4と同一構造部分については同一符号を使
用して説明を省略する。40は、燃料ウエル13に連な
って開口する低速空気通路であり、該低速空気通路に
は、低速空気通路40の有効開口面積を調整する低速空
気調整スクリュー41が配置される。この低速空気調整
スクリュー41は、先端にテーパ針弁部41Aが形成さ
れ、後端が気化器本体1に螺着されるものである。低速
空気調整スクリュー41が螺動されることによってテー
パー針弁部41Aが進退して低速空気通路40の有効開
口面積を調整する。低速空気調整スクリュー41より上
流側の低速空気通路40Aは、大気に連なる第1低速空
気通路42と、第2低速空気通路43とが分岐される。
この第1低速空気通路42には第1空気ジェット44が
配置される。又、第2低速空気通路43には、図4に示
された開閉弁Vと同様の開閉弁Vが配置される。すなわ
ち、開閉弁Vの第1室24内には下流側の第2低速空気
通路43Aが開口し、第2室25には上流側の第2低速
空気通路43Bが開口する。すなわち、下流側の第2低
速空気通路43Aは、その上流側が第1室24内に開口
し、下流側が低速空気調整スクリュー41より上流側の
低速空気通路40Aに連絡される。又、上流側の第2低
速空気通路43Bは、その上流側が大気に開口し、下流
側が第2室25内に開口する。そして、第1空気ジェッ
ト44のジェット径(孔径)は、機関の減速運転時にお
いて必要とされる低速空気量を制御し得るよう選定され
る。 【0013】そして、機関の減速運転時を除く運転時に
おいては、以下の如く低速空気が燃料ウエル13に向け
て供給される。かかる状態において、開閉弁Vの受圧室
22内には、一定値以上に上昇していない絞り弁8より
機関側の吸気路2A内の負圧が導入されていることから
弁部27は弁座23を開放保持するもので、これによる
と、上流側の第2低速空気通路43Bに流入する空気
は、第2室25、弁座23、第1室24、下流側の第2
低速空気通路43Aを介して低速空気調整スクリュー4
1より上流側の低速空気通路40Aに向けて供給され
る。一方第1空気ジェット44より下流に位置する第1
低速空気通路42には、前記開閉弁Vの開放通路43
B,23,24をへて通路43へ大気圧が導かれること
によりジェット44の上流側と下流側の圧力差が生ずる
ことがなく、従ってジェットを流れる空気量は極めて無
視できる程度に少ないすなわち、低速空気調整スクリュ
ー41より上流側の低速空気通路40Aには、何等制限
を受けることのない空気が第2低速空気通路43を介し
て供給される。 【0014】かかる空気は低速空気調整スクリュー41
を螺動することによって調整され、この調整された空気
が燃料ウエル13に供給される。そして、低速混合管9
において、前記低速空気調整スクリュー41にて調整さ
れた低速空気と、低速燃料ジェット10にて制御された
低速燃料とが混合して低速混合気を形成し、この低速混
合気がバイパス孔7A、パイロットアウトレット孔7B
よりなる低速混合気噴孔7を介して吸気路2A内へ吸出
され、機関に供給される。 【0015】そして、かかる機関の運転時において、低
速空気調整スクリュー41を適宜螺動調整することによ
って適正なる低速空気量が選定され、もって機関に適正
なる空燃比を有する低速混合気を供給できたものであ
る。ここで、特に注目されなければならないことは、か
かる機関の運転時において、第1空気ジェット44が低
速空気調整スクリュー41の調整時において何等の影響
を及ぼすことがないことである。すなわち、低速空気調
整スクリュー41は、第2低速空気通路43に導かれた
ほぼ大気圧に等しい空気の流入量を調整するからであ
る。 【0016】次に機関の減速運転時について説明する。
通常の走行状態から減速運転を行なうと絞り弁8はアイ
ドリング開度あるいは低開度に戻るもので、機関は車速
に対応した回転数によって回転しているので、絞り弁8
より機関側の吸気路2A内の負圧は、通常のアイドリン
グ開度時、低開度時における負圧状態に比較して著しく
上昇する。そして、この上昇した負圧は、負圧導入路2
8を介して受圧室22内へ導入されるもので、これによ
ると区画体20はバネ29のバネ力に抗して下方へ移動
し、弁部27が弁座23に当接して弁座23を閉塞す
る。以上によると、第2低速空気通路43は遮断される
もので、第2低速空気通路43から低速空気通路40に
向かう空気の供給は停止され、低速空気通路40には、
第1空気ジェット44によって制御された空気のみが第
1低速空気通路42を介して供給される。そしてこの空
気は、機関の減速運転時において必要とされる所望の空
気量が得られるよう第1空気ジェット44のジェット径
が選定されているので、適正な量に制御された空気を、
低速空気調整スクリュー41を介して低速空気通路40
から燃料ウエル13内へ供給することができる。すなわ
ち、この適正な空気の量とは、機関の減速運転時におい
て、混合気中の空気割合を減少して燃料分を多くするこ
とにあるので、低速空気調整スクリュー41が調整する
空気の量よりも小容量に制御されているので上記作用を
なし得る。仮に低速空気調整スクリュー41が調整する
空気の量より第1空気ジェット44が制御する空気の量
が大容量であると上記作用をすることはできない。以上
によって機関の減速運転時において、低速混合気の空燃
比を通常運転状態における低速混合気の空燃比に比較し
て濃化することができたので、機関を完全燃焼させて排
気ガス中の一酸化炭素を低減できたものである。 【0017】図2には本発明の他の実施例が示されるも
ので、絞り弁8をバタフライ型としたもので、第1の実
施例とは絞り弁8に対するバイパス孔7A、パイロット
アウトレット孔7Bの開口が異なる。尚、作用は第1の
実施例と同一作用をなす。 【0018】以上述べた本発明の気化器の減速装置を模
式図で表わしたものが図3に示されるもので、本発明が
一層明確に理解できる。尚、低速空気調整スクリュー4
1は低速空気通路40の有効開口面積を可変制御できる
ものであればよく、又開閉弁Vは機関側の吸気路2A内
の負圧が一定値以上に上昇した際、第2低速空気通路4
3を閉塞しうる常開型の開閉弁であればよい。 【0019】 【発明の効果】本発明の気化器の減速装置によると次の
格別な効果を奏する。 (1)機関の通常運転時において、低速空気量は、低速
空気調整スクリューを調整することによってのみ行なわ
れるもので、第1低速空気通路に配置された第1空気ジ
ェットは何等この低速空気量の決定に関与しない。従っ
て、その低速空気量は極めて簡単に行なうことができる
とともに正確な空気量を設定することができるもので、
管理工数の削減と不良の削減が達成でき、品質の向上と
気化器の製造コストの低減を達成できたものである。 (2)低速空気調整スクリューを流れる空気は従来の如
く2系統に分離されることがなく単一の流路であるの
で、低速空気調整スクリューによって形成される開口を
従来に比較して大開口とすることができる。これによる
と低速空気通路を流れる空気中に異物が混入されていた
としても異物による詰まりの発生がなく、長期に渡って
安定した性能を維持しうる。第1空気ジェットについて
は、そのジェット径は比較的小径に選定されるものであ
り、仮にこの第1空気ジェットが異物によって詰まった
際においても、第2低速空気通路を介して低速空気調整
スクリューから通常運転に必要な空気を燃料ウエルに向
けて供給できるので、車輌を所望の場所迄運転するに何
等の支障を生じることがない。 (3)気化器のセッティング決定作業において、第1空
気ジェットのジェット径を種々変更しても、この変更は
機関の通常運転時における低速空気量を何等変えるもの
でない。従って、気化器のセッティング決定作業が極め
て容易に行なうことができるもので、開発効率を向上す
る上で効果的である。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の気化器の減速装置の第1の実施例を示
す縦断面図。 【図2】本発明の気化器の減速装置の第2の実施例を示
す縦断面図。 【図3】本発明の気化器の減速装置を模式的に表示する
系統図。 【図4】従来の気化器の減速装置の第1例を示す縦断面
図。 【図5】従来の気化器の減速装置の第2例を示す縦断面
図。 【符号の説明】 2 吸気路 2A 絞り弁より機関側の吸気路 9 低速混合管 40 低速空気通路 40A 低速空気調整スクリューより上流側の低速
空気通路 42 第1低速空気通路 43 第2低速空気通路 44 第1空気ジェット V 開閉弁
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F02M 7/12 F02M 3/09 F02M 3/12 F02M 19/03

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 気化器本体を貫通する吸気路に、絞り弁
    に対応する低速混合気噴孔が開口するとともに該低速混
    合気噴孔には、低速燃料ジェットにて計量された低速燃
    料と、低速空気ジェットにて計量された低速空気とが、
    低速混合管にて混合されて形成される低速混合気が供給
    され、該低速混合気が低速混合気噴孔を介して吸気路に
    向けて供給される気化器において、低速混合管9に向か
    う低速空気通路40に、該低速空気通路の有効通路面積
    を制御する低速空気調整スクリュー41を配置するとと
    もに該低速空気調整スクリューより上流側の低速空気通
    路40Aを、第1低速空気通路42と第2低速空気通路
    43とに分岐し、第1低速空気通路42に第1空気ジェ
    ット44を配置し、第2低速空気通路43に、絞り弁8
    より機関側の吸気路2A内の負圧が一定値以上に上昇し
    た際において、第2低速空気通路43を閉塞する常開型
    の開閉弁Vを配置したことを特徴とする気化器の減速装
    置。
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