JP3459434B2 - アンテナ - Google Patents

アンテナ

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JP3459434B2
JP3459434B2 JP25076792A JP25076792A JP3459434B2 JP 3459434 B2 JP3459434 B2 JP 3459434B2 JP 25076792 A JP25076792 A JP 25076792A JP 25076792 A JP25076792 A JP 25076792A JP 3459434 B2 JP3459434 B2 JP 3459434B2
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勝司 森下
哲也 小島
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は携帯電話や自動車電話等
の無線機器に用いられる1/4波長放射素子と1/2波
長放射素子を組み合わせた伸張可能なアンテナに関する
ものである。
【0002】
【従来技術】図4は、従来の1/4波長放射素子と1/
2波長放射素子を組み合わせた巻き線(ヘリカル)型ア
ンテナの構造例を示す図である。図4(a)はアンテナ
を無線機筐体の内側に収容した状態を示す図、図4
(b)はアンテナを無線機筐体の外側に伸張した状態を
示す図である。
【0003】1/2波長放射素子2は図示するように、
全体がプラスチック等の誘電体材7で覆われていて、無
線機筐体3の内に収容した場合、引き出し易いように円
球状の突起7aが設けられており、アンテナ収容時この
突起が1/4波長放射素子1の上部に出ている。1/2
波長放射素子2を覆う誘電体材7は前記突起7aから下
は直径が一様な円柱状となっている。従って、図示する
ようにアンテナを無線機筐体3の内に収容した場合と無
線機筐体3の外に引き出した場合とで1/4波長放射素
子1の内部に位置する誘電体材7の体積は同じである。
なお、図4において、4はシールド、5は給電コネク
タ、6は給電ケーブルである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】図5は図4に示す従来
構造のアンテナの電圧定在波比の特性を示す図で、図5
(a)はアンテナを無線機筐体内に収容した時の特性で
あり、図5(b)はアンテナを無線機筐体外に引き出し
た時の特性である。図において、f0はアンテナを無線
機筐体内に収容した時の電圧定在波比2.0以下の帯域
中心周波数を示し、f1はアンテナを無線機筐体外に引
き出した時の電圧定在波比2.0以下の帯域中心周波数
を示す。図示するように、従来構造のアンテナにおいて
は、アンテナを無線機筐体外に引き出した時の帯域中心
周波数f1よりも収容した時の帯域中心周波数f0の方
が周波数が高い方にアンテナの整合がとれている。
【0005】これはアンテナ伸張時において、1/2波
長放射素子が並列共振となるため図5(b)に示すよう
に帯域内でやや電圧定在波比が大きくなる共振点が生じ
るためである。このためアンテナを無線機筐体内に収容
した時と引き出した時の電圧定在波比が低い周波数が異
なるために、実際に使用できる帯域幅が狭くなると共
に、周波数f0と周波数f1との間にずれが生じている
ため放射特性が悪くなるという問題点があった。
【0006】本発明は上述の点に鑑みてなされたもので
上記問題点を除去し、アンテナを無線機筐体内に収容し
た時と外に引き出した時の電圧定在波比2.0以下の帯
域中心周波数f0とf1を合わせるようにしたアンテナ
を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
本発明は、無線機筐体の外側に取付けられた1/4波長
放射素子と該1/4波長放射素子内を移動でき且つ該無
線機筐体の内側から外側へと伸張可能な1/2波長放射
素子を組み合わせた無線機に用いるアンテナにおいて、
1/2波長放射素子は誘電体材で被覆されて且つ一本の
棒状部材に形成されており、該誘電体材の棒状部材はそ
の先端から所定範囲の径を他範囲の径より大きくし、1
/2波長放射素子を無線機の筐体内に収容した状態で
は、1/4波長放射素子内に棒状部材の所定範囲の部分
が位置し、該筐体の外側へ伸張した状態では、所定範囲
の径よりもその径が小さい誘電体材の他範囲の部分が位
置するように構成したことを特徴とする。
【0008】また、1/2波長放射素子は誘電体材で被
覆されて且つ一本の棒状部材に形成されており、該誘電
体材の棒状部材はその先端から所定範囲の誘電率を他範
囲の誘電率より高くし、1/2波長放射素子を無線機の
筐体内に収容した状態では、1/4波長放射素子内に棒
状部材の所定範囲の部分が位置し、該筐体の外側へ伸張
した状態では、他範囲の部分が位置するように構成した
ことを特徴とする。
【0009】
【作用】本発明は上記のように、1/2波長放射素子を
被覆した誘電体材の棒状部材はその先端から所定範囲の
径又は誘電率を他範囲の径又は誘電率より大きく又は高
くし、1/2波長放射素子を無線機の筐体内に収容した
状態では、1/4波長放射素子内に棒状部材の所定範囲
の部分が位置し、該筐体の外側へ伸張した状態では、他
範囲の部分が位置するように構成したので、使用する周
波数帯域幅を広くでき、且つ放射特性を改善することが
できる。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1は本発明の1/4波長放射素子と1/2波長
放射素子を組み合わせた巻き線型アンテナの構造例を示
す図で、図1(a)はアンテナを無線機筐体の内側に収
容した状態を示す図、図1(b)はアンテナを無線機筐
体の外側に伸張した状態を示す図である。図1におい
て、図4と同一符号を付した部分は同一又は相当部分を
示す。また、他の図面においても同様とする。
【0011】図1に示すように、1/2波長放射素子2
を覆う誘電体材7の上部突起部7bをその径が大きい円
柱状とし、該円柱状の突起部7bの長さを図1(a)に
示すように1/4波長放射素子1の長さよりも若干長く
し、1/2波長放射素子2を無線機筐体3の内に収容し
た場合、突起部7bの頂部が1/4波長放射素子1の上
に突出するようにする。このように構成することによ
り、図示するようにアンテナを無線機筐体3の内に収容
した場合の1/4波長放射素子1の内部に位置する誘電
体材7の体積が無線機筐体3の外に引き出した場合の体
積に比べて大きくなる。
【0012】図3は図1に示す構造のアンテナの電圧定
在波比の特性を示す図で、図3(a)はアンテナを無線
機筐体内に収容した時の特性であり、図3(b)はアン
テナを無線機筐体外に引き出した時の特性である。上記
のように、1/4波長放射素子1の内部に位置する誘電
体材7の体積を、1/2波長放射素子2を無線機筐体3
の外に引き出した時より収容した時の方を大きくするこ
とにより、図3(a)及び(b)に示すように、1/2
波長放射素子2を無線機筐体3の内に収容した時の電圧
定在波比2.0以下の帯域中心周波数f1と無線機筐体
外に引き出した時の電圧定在波比2.0以下の帯域中心
周波数f1を合わせることができる。このため無線機と
して使用できる周波数帯域幅を広くすることができ、放
射特性も改善することができる。
【0013】図2は本発明の1/4波長放射素子と1/
2波長放射素子を組み合わせた巻き線型アンテナの他の
構造例を示す図である。図2においては、突起部7cの
形状を頂部径を大きく該頂部から1/2波長放射素子2
の上端に達するまでをなだらかに変化させている。ま
た、1/2波長放射素子2を無線機筐体3の内に収容し
た場合、1/4波長放射素子1の内部に位置する誘電体
材7の誘電率を高くするようにしてもよい。
【0014】上記のように1/2波長放射素子を無線機
筐体3の内に収容した場合、1/4波長放射素子1の内
部に位置する誘電体材7の体積を大きく又はその誘電率
を高くすることにより、無線機筐体3の内に収容した時
の1/4波長放射素子1の電気的な長さを伸張時に比べ
て長くすることが、アンテナの収納時と伸張時ともに電
圧定在波比が低い周波数を接近させることができると共
に、使用する周波数帯域幅を広くすることができ、且つ
放射特性も改善することができる。
【0015】
【発明の効果】以上詳細に説明したように本発明によれ
ば、1/2波長放射素子を被覆した誘電体材の棒状部材
はその先端から所定範囲の径又は誘電率を他範囲の径又
は誘電率より大きく又は高くし、1/2波長放射素子を
無線機の筐体内に収容した状態では、1/4波長放射素
子内に棒状部材の所定範囲の部分が位置し、該筐体の外
側へ伸張した状態では、所定範囲の径よりその径が小さ
い誘電体材の他範囲の部分が位置するように構成したの
で、使用する周波数帯域幅を広くでき、且つ放射特性を
改善することができるという優れた効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のアンテナの構造例を示す図で、図1
(a)はアンテナを無線機筐体の内側に収容した状態を
示す図、図1(b)はアンテナを無線機筐体の外側に伸
張した状態を示す図である。
【図2】本発明のアンテナの他の構造例を示す図であ
る。
【図3】図1に示す本発明のアンテナの電圧定在波比の
特性を示す図で、図3(a)はアンテナを無線機筐体内
に収容した時の特性を示す図であり、図3(b)はアン
テナを無線機筐体外に引き出した時の特性を示す図であ
る。
【図4】従来のアンテナの構造例を示す図で、図4
(a)はアンテナを無線機筐体の内側に収容した状態を
示す図、図4(b)はアンテナを無線機筐体の外側に伸
張した状態を示す図である。
【図5】図4に示す従来のアンテナの電圧定在波比の特
性を示す図で、図5(a)はアンテナを無線機筐体内に
収容した時の特性を示す図であり、図5(b)はアンテ
ナを無線機筐体外に引き出した時の特性を示す図であ
る。
【符号の説明】
1 1/4波長放射素子 2 1/2波長放射素子 3 無線機筐体 4 シールド 5 給電コネクタ 6 給電ケーブル 7 誘電体材 7b,7c 突起部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 塩田 卓 東京都世田谷区玉川台2−14−9 京セ ラ株式会社 東京用賀事業所内

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 無線機筐体の外側に取付けられた1/4
    波長放射素子と該1/4波長放射素子内を移動でき且つ
    該無線機筐体の内側から外側へと伸張可能な1/2波長
    放射素子を組み合わせた無線機に用いるアンテナにおい
    て、 前記1/2波長放射素子は誘電体材で被覆されて且つ一
    本の棒状部材に形成されており、該誘電体材の棒状部材
    はその先端から所定範囲の径を他範囲の径より大きく
    し、前記1/2波長放射素子を前記無線機の筐体内に収
    容した状態では、前記1/4波長放射素子内に前記棒状
    部材の前記所定範囲の部分が位置し、該筐体の外側へ伸
    張した状態では、前記所定範囲の径よりもその径が小さ
    い誘電体材の他範囲の部分が位置するように構成したこ
    とを特徴とするアンテナ。
  2. 【請求項2】 無線機筐体の外側に取付けられた1/4
    波長放射素子と該1/4波長放射素子内を移動でき且つ
    該無線機筐体の内側から外側へと伸張可能な1/2波長
    放射素子を組み合わせた無線機に用いるアンテナにおい
    て、 前記1/2波長放射素子は誘電体材で被覆されて且つ一
    本の棒状部材に形成されており、該誘電体材の棒状部材
    はその先端から所定範囲の誘電率を他範囲の誘電率より
    高くし、前記1/2波長放射素子を前記無線機の筐体内
    に収容した状態では、前記1/4波長放射素子内に前記
    棒状部材の前記所定範囲の部分が位置し、該筐体の外側
    へ伸張した状態では、他範囲の部分が位置するように構
    成したことを特徴とするアンテナ。
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