JP3458884B2 - ガス吸着除去装置 - Google Patents

ガス吸着除去装置

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JP3458884B2
JP3458884B2 JP24860796A JP24860796A JP3458884B2 JP 3458884 B2 JP3458884 B2 JP 3458884B2 JP 24860796 A JP24860796 A JP 24860796A JP 24860796 A JP24860796 A JP 24860796A JP 3458884 B2 JP3458884 B2 JP 3458884B2
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由基人 川上
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、たとえば空気中の
湿気や有機溶剤蒸気などの吸着除去に用いられるガス吸
着除去装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、ゼオライトやシリカゲルを担
持したシート材をハニカム状に加工した吸着ロータを用
いたガス吸着除去装置が提案されている。特に近年、塗
装工場等から大気に放出される有機溶剤蒸気を回収する
ために、このようなガス吸着除去装置が注目されてい
る。さらに、このようなガス吸着除去装置は処理空気の
温度にかかわらず有機溶剤蒸気や湿気の吸着除去能力が
発揮できるため、有機溶剤蒸気の除去装置としてだけで
なく除湿機としても用いられるようになった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ゼオライトやシリカゲ
ルを担持したシート材を用いた吸着ロータは、それ自身
不燃性であり、活性炭を用いた吸着ロータと比較して安
全性が高い。そのため、再生用ヒータの通電のタイミン
グをどのようにするか特に配慮されていなかった。
【0004】しかしながら再生用ヒータを出た再生空気
の温度は、シリカゲルを用いたもので80℃以上、ゼオ
ライトを用いたもので130℃以上必要であり、より安
全性を高める必要がある。
【0005】本発明は以上の観点から、より安全性の高
いガス吸着除去装置を提供しようとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】ガス吸着ロータと、ロー
タに処理空気を送入するブロアと、ロータを回転駆動す
る回転駆動手段、およびロータの再生用ヒータを備え、
電源スイッチが入操作されるとブロアと回転駆動手段を
先に動作開始させ、その後再生用ヒータを動作させるよ
うにした。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1および請求項2
に記載の発明はガス吸着ロータと、ロータに処理空気を
送入するブロアと、ロータを回転駆動する回転駆動手
段、およびロータの再生用ヒータを備え、電源スイッチ
の入操作に応じて短時間でブロアと回転駆動手段が起動
し暫く経って再生用ヒータが通電される作用を有する。
【0008】本発明の請求項3および請求項4に記載の
発明は、電源スイッチが切操作されるとヒータを先に停
止させ、その後ブロアと回転駆動手段を停止させる作用
を有する。
【0009】本発明の請求項5に記載の発明は、電源ス
イッチの入操作に応じて短時間でブロアと回転駆動手段
が起動し暫く経って再生用ヒータが通電され、電源スイ
ッチが切操作されるとヒータを先に停止させ、その後ブ
ロアと回転駆動手段を停止させる作用を有する。
【0010】本発明の請求項6に記載の発明は、処理空
気を送入するブロアが動作していることを検出した検出
出力に応じて再生用ヒータを動作させるようにする作用
を有する。
【0011】本発明の請求項7に記載の発明は、再生用
ヒータが動作停止していることを検出した検出出力に応
じてブロアと回転駆動手段を停止させる作用を有する。
【0012】
【実施例】図1は本発明の第1実施例の斜視図であり、
図2は第1実施例の回路図である。図1において、1は
ガス吸着ロータであり、ケーシング2に回転自在に収納
されている。ガス吸着ロータ1としては、例えば特許出
願公告平成3年第64164号公報などに開示されたハ
ニカムロータを用いることができる。
【0013】3はガス吸着ロータ1を回転駆動するギヤ
ドモータであり、これもケーシング2に収納されてい
る。また4は駆動ベルトであり、ギヤドモータ3の回転
駆動力はこの駆動ベルト4を介してガス吸着ロータ1に
伝えられる。
【0014】5はガス吸着ロータ1に処理空気を送入す
るブロアである。6はガス吸着ロータ1の再生用ヒータ
であり、ここで加熱された空気はガス吸着ロータ1の一
部を加熱し、吸着された有機溶剤蒸気や湿気を放出させ
る。7はガス吸着ロータ1に再生空気を送入するブロア
である。
【0015】図2において9は電源スイッチであり、こ
のスイッチ9をオン・オフすることによりガス吸着除去
装置が起動・停止する。スイッチ9にはタイマーT1と
タイマーT2が接続されている。またタイマーT1にはリ
レーRL1のコイルが接続され、タイマーT2にはリレー
RL2のコイルが接続されている。
【0016】リレーRL1の接点にはブロア5、ブロア
7及びギヤドモータ3が接続されている。また、リレー
RL2の接点にはヒータ6が接続されている。
【0017】タイマーT1の内部には、コンデンサC1と
抵抗R1の直列回路およびコンデンサC1とダイオードD
1の並列回路が設けられている。
【0018】タイマーT2の内部には、抵抗R2及び抵抗
R3の直列回路と、抵抗R4及びコンデンサC2の直列回
路が設けられている。さらにタイマーT2の内部には、
コンパレータK1が設けられ、コンパレータK1の基準電
圧入力端子は、抵抗R2及び抵抗R3の接続中点に接続さ
れている。またコンパレータK1の比較電圧入力端子
は、抵抗R4及びコンデンサC2の接続中点に接続されて
いる。
【0019】さらにコンパレータK1の比較電圧入力端
子は、ダイオードD2を介し抵抗R5に接続されている。
【0020】本発明の第1実施例は以上の構成よりな
り、以下その動作について説明する。先ず、スイッチ9
を投入するとタイマーT1とタイマーT2に電圧が掛か
る。するとコンデンサC1が充電されるが、抵抗R1がダ
イオードD1でショートされているため、短時間で充電
される。従って、リレーRL1のコイルの電圧は短時間
で上昇しリレーRL1がオンになる。つまり、スイッチ
9を投入するとすぐにブロア5,7およびギヤドモータ
3が起動する。
【0021】一方、コンデンサC2は抵抗R4を介して充
電されるため、時定数T=C2×R4に従って電圧が上昇
し、コンパレータK1の比較電圧入力端子もこれに伴っ
て上昇する。
【0022】これに対し、コンパレータK1の基準電圧
入力端子には、抵抗R2及び抵抗R3の分圧電圧が加わっ
ているため、当初この基準電圧入力端子の方が電圧が高
く、コンパレータK1はオフ状態である。所定時間が経
過するとコンデンサC2の電圧が抵抗R2及び抵抗R3の
分圧電圧を越え、コンパレータK1は反転してオンとな
る。
【0023】これに伴って、リレーRL2もオンとな
る。つまりヒータ6はスイッチ9を投入して所定時間後
にオンとなる。この所定時間は3分ないし10分が好ま
しい。
【0024】次に、スイッチ9を断にすると、タイマー
T2のコンパレータK1の電源供給が停止するためコンパ
レータK1はオフとなる。また、コンデンサC2はダイオ
ードD2及び抵抗R5を介して放電される。
【0025】一方、タイマーT1のコンデンサC1はリレ
ーRL1のコイル及び抵抗R1を介して時定数T=C1×
R1×コイルのインピーダンスに従って放電する。従っ
て、コイルには所定時間電流が流れる。このため、ブロ
ア5,7およびギヤドモータ3はスイッチ9を断にして
所定時間経過後に停止する。
【0026】このように、第1実施例のものはスイッチ
9を投入すると、すぐにブロア5,7およびギヤドモー
タ3は起動し、ヒータ6は所定時間後に通電される。ま
た、スイッチ9を断にするとヒータ6はすぐに通電がと
まり、所定時間後にブロア5,7およびギヤドモータ3
は停止する。
【0027】次に本発明の第2実施例について説明す
る。図3および図4はそれぞれ本発明の第2実施例の斜
視図および回路図である。図3において図1と共通の構
成については同一の番号を付与し、重複説明を避ける。
【0028】図4において9は電源スイッチであり、こ
のスイッチ9をオン・オフすることによりガス吸着除去
装置が起動・停止する。スイッチ9にはリレーRL1及
びリレーRL2が接続されている。
【0029】リレーRL1は2回路の接点を有してお
り、一方の接点にはブロア5、ブロア7及びギヤドモー
タ3が接続されている。そして他方の接点にはヒータ6
の温度を検出する温度センサ10を介してコイルに接続
されている。つまり、他方の接点はリレーRL1のラッ
チングに寄与している。
【0030】また、リレーRL2の接点にはヒータ6が
接続されている。そしてリレーRL2のコイルはブロア
7の風圧を検出する風圧センサ11を介してスイッチ9
に接続されている。
【0031】温度センサ10は熱電対やサーミスタを有
しておりヒータ6の付近に取り付けられ、ヒータ6の温
度が所定値以上になるとオン、それ以下になるとオフに
なる。
【0032】風圧センサ11は、風を受ける作動片とマ
イクロスイッチの組合せよりなり、ブロア7の送風路内
に設置され、ブロア7の発生する風の流れが所定値以上
になるとオンとなり、それ以下になるとオフとなるもの
である。
【0033】本発明の第2実施例は以上の構成よりな
り、以下その動作について説明する。先ず、スイッチ9
を投入するとリレーRL1のコイルに電流が流れ、両接
点がオンとなる。すると、ブロア5、ブロア7及びギヤ
ドモータ3が起動する。ブロア7の風圧が上がると、風
圧センサ11がオンとなりリレーRL2のコイルが通電
してヒータ6も通電する。
【0034】ヒータ6の温度が所定値以上になると温度
センサ10がオンとなり、リレーRL1のコイルには接
点および温度センサ10を介して電流が流れるためリレ
ーRL1はラッチされた状態となる。
【0035】スイッチ9を断にすると、リレーRL2の
コイルに流れる電流が途切れるため、リレーRL2はオ
フとなって、ヒータ6への電流も途切れる。するとヒー
タ6の温度も次第に下がり、ヒータ6の温度が所定値以
下になると温度センサ10はオフとなる。これによって
リレーRL1はラッチ状態が解かれ、オフとなる。
【0036】このように、第2実施例のものはスイッチ
9を投入すると、すぐにブロア5,7およびギヤドモー
タ3は起動し、ブロア7の風圧が所定値以上に上がると
ヒータ6は通電される。また、スイッチ9を断にすると
ヒータ6はすぐに通電がとまり、ヒータ6の温度が所定
値まで下がったらブロア5,7およびギヤドモータ3は
停止する。
【0037】
【発明の効果】本発明のガス吸着除去装置は上記の如く
構成したので、起動に際しブロアが運転を始めた後にヒ
ータに通電され、停止に際しヒータの通電が断となった
後にブロアの運転が停止されるものであり、安全性を高
めることができるものである。
【0038】さらに本発明の第1実施例のものは、タイ
マーによって通電開始のタイミングを設定するようにし
ているため、タイマーの動作時間を変更することによっ
て簡単にヒータの通電開始時間を変更することができ、
吸着ロータを収納する部材等の耐熱性に応じた設定とす
ることができる。
【0039】また、本発明の第2実施例のものは、ブロ
アの発生風圧を検出してヒータを通電するようにしてい
るため、万一ブロアが故障していた場合はヒータに通電
されずさらに安全性を高くすることができる。さらに、
ヒータの温度を検出してブロアの停止を行うようにして
いるため、万一リレーの故障等でヒータの通電が止まっ
ていない場合はブロアも運転を維持し安全性が高い。
【0040】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のガス吸着除去装置の第1実施例を示す
斜視図である。
【図2】本発明のガス吸着除去装置の第1実施例を示す
配線図である。
【図3】本発明のガス吸着除去装置の第2実施例を示す
斜視図である。
【図4】本発明のガス吸着除去装置の第2実施例を示す
配線図である。
【符号の説明】
1 ガス吸着ロータ 2 ケーシング 3 ギヤドモータ 4 駆動ベルト 5 ブロア 6 再生用ヒータ 7 ブロア 9 電源スイッチ 10 温度センサ 11 風圧センサ T1 タイマー T2 タイマー RL1 リレー RL2 リレー C1 コンデンサ C2 コンデンサ R1 抵抗 R2 抵抗 R3 抵抗 R4 抵抗 R5 抵抗 D1 ダイオード D2 ダイオード K1 コンパレータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B01D 53/02 B01D 53/26

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ガス吸着ロータと、前記ロータに処理空気
    を送入するブロアと、前記ロータを回転駆動する回転駆
    動手段、および前記ロータの再生用ヒータを備え、電源
    スイッチが入操作されると前記ブロアと回転駆動手段を
    先に動作開始させ、その後前記再生用ヒータを動作させ
    るようにしたことを特徴とするガス吸着除去装置。
  2. 【請求項2】電源スイッチが入操作されると所定時間後
    に再生用ヒータを動作させるタイマーを設けたことを特
    徴とする請求項1記載のガス吸着除去装置。
  3. 【請求項3】ガス吸着ロータと、前記ロータに処理空気
    を送入するブロアと、前記ロータを回転駆動する回転駆
    動手段、および前記ロータの再生用ヒータを備え、電源
    スイッチが入操作されると短時間で閉となり電源スイッ
    チが切操作されると長時間で開となる第1のリレーを介
    して前記ブロアと回転駆動手段を電源に接続し、前記電
    源スイッチが入操作されると長時間で閉となり電源スイ
    ッチが切操作されると短時間で開となる第2のリレーを
    介して前記再生用ヒータを電源に接続したことを特徴と
    するガス吸着除去装置。
  4. 【請求項4】処理空気を送入するブロアが動作している
    ことを検出する手段を有し、その検出出力に応じて再生
    用ヒータを動作させるようにしたことを特徴とする請求
    項1記載のガス吸着除去装置。
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