JP3458727B2 - カラー陰極線管 - Google Patents

カラー陰極線管

Info

Publication number
JP3458727B2
JP3458727B2 JP31003998A JP31003998A JP3458727B2 JP 3458727 B2 JP3458727 B2 JP 3458727B2 JP 31003998 A JP31003998 A JP 31003998A JP 31003998 A JP31003998 A JP 31003998A JP 3458727 B2 JP3458727 B2 JP 3458727B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
color selection
selection electrode
axis direction
perforated region
ray tube
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP31003998A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2000133161A (ja
Inventor
剛 南
志郎 柏原
林成 大島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Corp
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Panasonic Corp
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Panasonic Corp, Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Panasonic Corp
Priority to JP31003998A priority Critical patent/JP3458727B2/ja
Priority to US09/409,489 priority patent/US6573644B1/en
Priority to DE69910718T priority patent/DE69910718T2/de
Priority to EP99120580A priority patent/EP1001447B1/en
Priority to CN99123607A priority patent/CN1110834C/zh
Publication of JP2000133161A publication Critical patent/JP2000133161A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3458727B2 publication Critical patent/JP3458727B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01JELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
    • H01J29/00Details of cathode-ray tubes or of electron-beam tubes of the types covered by group H01J31/00
    • H01J29/02Electrodes; Screens; Mounting, supporting, spacing or insulating thereof
    • H01J29/06Screens for shielding; Masks interposed in the electron stream
    • H01J29/07Shadow masks for colour television tubes
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01JELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
    • H01J2229/00Details of cathode ray tubes or electron beam tubes
    • H01J2229/07Shadow masks
    • H01J2229/0727Aperture plate
    • H01J2229/0738Mitigating undesirable mechanical effects
    • H01J2229/0744Vibrations
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01JELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
    • H01J2229/00Details of cathode ray tubes or electron beam tubes
    • H01J2229/07Shadow masks
    • H01J2229/0727Aperture plate
    • H01J2229/0788Parameterised dimensions of aperture plate, e.g. relationships, polynomial expressions
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01JELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
    • H01J2229/00Details of cathode ray tubes or electron beam tubes
    • H01J2229/07Shadow masks
    • H01J2229/0794Geometrical arrangements, e.g. curvature

Landscapes

  • Electrodes For Cathode-Ray Tubes (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、テレビジョンやコ
ンピュータディスプレイ等に用いられるカラー陰極線管
に関するものであり、さらに詳細には、色選別電極を短
軸方向または長軸方向に架張して構成された一次元テン
ションマスクの色選別電極構体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、カラー陰極線管は、電子銃から
射出される3本の電子ビームに対して色選別を行うため
の色選別電極と、この色選別電極を保持するフレームと
から構成される色選別電極構体を有している。
【0003】色選別電極構体の種類として、多数のスロ
ット型や円形、楕円形などの開孔を有している平板部材
を、所定の曲面形状にプレス加工して形成しフレームに
溶接したプレスマスク(図4(a)参照)、同様の多数
の開孔を有している平板部材に短軸方向と長軸方向の二
軸方向にテンションを印加した状態でフレームに架張溶
接した二次元テンションマスク(図4(b)参照)、ま
た、同様の多数の開孔を有している平板部材に短軸方向
もしくは長軸方向いずれか一軸方向のみのテンションを
印加した状態でフレームに架張溶接した一次元テンショ
ンマスク(図4(c)参照)、あるいは多数の金属細条
からなる部材にテンションを印加してフレームに架張溶
接したアパーチャグリル(特開平4−163830号公
報参照)等が知られている。
【0004】最近のカラー陰極線管は、外光の映り込み
が少なく見栄えが良いという点から、パネル形状が平面
化してきているが、パネル形状の平面化に伴い、蛍光体
スクリーンと色選別電極との間隔を適切にするために色
選別電極も同様に平面化する必要がある。
【0005】しかし、プレスマスクの場合には、その形
状を平面化すると、電子ビームの吸収による色選別電極
の熱膨張量が大きくなり、その結果、色選別電極の開孔
位置が変化し、開孔を通過する電子ビームが所定の蛍光
体に当たらなくなって色むらが発生するいわゆるドーミ
ング現象が大きくなる。また、プレス加工により曲面を
形成しているため、その形状を平面化すると、落下等の
衝撃による色選別電極の永久変形(凹み)が生じ易くな
ることから、色選別電極の平面化を実現することは非常
に困難である。
【0006】一方、二次元テンションマスクは、色選別
電極の短軸方向と長軸方向の2軸方向にテンションを印
加しているため、色選別電極にしわが発生しないような
各方向への適切なテンションバランスを取るのが難し
い。
【0007】また、多数の金属細条を架張したアパーチ
ャグリルは、外部からの衝撃等による色選別電極の振動
が生じ易く、また色選別電極の振動が大きく止まりにく
いという問題点があった。さらに、複数の金属細条から
なるため各金属細条のからみや破れ等が発生し易く組立
時に色選別電極の取り扱いが難しい。
【0008】これらに比べて、一次元テンションマスク
は、上記問題点に関して有利な構造となっているため、
平面パネルを有するカラー陰極線管の色選別電極として
採用が進められている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、一次元
テンションマスクは、例えば、長軸に沿って湾曲させた
フレームの上に色選別電極を短軸方向にテンションを印
加して架張した場合、色選別電極の有孔領域の長軸方向
両端の外側に設けられた無孔領域の強度が有孔領域に比
べて高いために、無孔領域に応力が集中し、結果として
有孔領域の長軸方向周辺部(無孔領域近傍)でテンショ
ンが印加されにくく、テンション不足により色選別電極
の周辺部で振動が生じ易いという問題点があった。
【0010】一方、一次元テンションマスクでは、色選
別電極の有孔領域において開孔と開孔との間にある無孔
部(「ブリッジ部」と称する)を有しているため、色選
別電極を短軸方向のみにテンションを印加して架張して
も、長軸方向に向かって微少な力が働いている。一般
に、この長軸方向への力が小さすぎると色選別電極にし
わが発生するという課題があり、特に、カラー陰極線管
の製造工程中における熱処理によってこのしわが顕著に
なり、開孔の位置がずれるという問題もあった。
【0011】本発明は、従来技術における前記課題を解
決するためになされたものであり、色選別電極の有孔部
の周辺部においても十分なテンションが印加されるため
振動が生じにくく、また、色選別電極にしわが発生しな
いような色選別電極構体を有する、色純度の優れたカラ
ー陰極線管を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明のカラー陰極線管は、内面に蛍光体スクリーン
が形成されたパネルとファンネルとから構成される外囲
器内に、蛍光体スクリーンに近接対向して配置された色
選別電極と、色選別電極を固定保持するためのフレーム
とを備え、フレームが、パネルに植設されたパネルピン
に弾性支持体を介して係止されたカラー陰極線管におい
て、色選別電極は、短軸方向または長軸方向のいずれか
一軸方向にテンションを印加して架張され、所定のピッ
チで配された多数の開孔を有する有孔領域と、有孔領域
の架張方向ではない軸方向の両端の外側に配された無孔
領域とを有しており、無孔領域の幅が、中央部から架張
方向の両端部に行くに従って徐々に広くなるように形成
されている。
【0013】このようにすることにより、色選別電極の
有孔領域の架張方向ではない軸方向周辺部におけるテン
ションを中心部とほぼ同等にすることができるととも
に、同方向周辺部で同方向への力を保つことができる。
【0014】また、本発明のカラー陰極線管は、色選別
電極の無孔領域の中央部における幅をa、両端部におけ
る幅をbとしたとき、 1.2≦b/a≦6.0 の関係を満足することが好ましい。
【0015】このようにすることにより、色選別電極の
有孔領域の架張方向ではない軸方向周辺部におけるテン
ションの強さを所望の範囲内にすることができる。
【0016】また、本発明のカラー陰極線管は、色選別
電極の無孔領域の中央部における末端と両端部における
末端とを結ぶ線がなめらかな曲線もしくは直線とするこ
とが好ましい。
【0017】このようにすることにより、色選別電極の
架張方向ではない軸方向の両側における最末端の応力分
布をなめらかにすることができる。
【0018】さらに、本発明のカラー陰極線管は、色選
別電極の無孔領域にハーフエッチングが施されているこ
とが好ましい。
【0019】このようにすることにより、無孔領域に集
中する応力を小さくすることができるため、色選別電極
の有孔領域の架張方向ではない軸方向周辺部にかかるテ
ンションを大きくすることができる。
【0020】また、本発明のカラー陰極線管は、色選別
電極の架張方向が短軸方向であることが好ましい。
【0021】
【発明の実施の形態】以下に、図面を用いて本発明を具
体的に説明する。
【0022】(第1の実施の形態)図2は本実施の形態
に係るカラー陰極線管の側断面図、図1は本発明の実施
の形態に係るカラー陰極線管の色選別電極構体を示す斜
視図である。
【0023】図2に示すように、本発明のカラー陰極線
管は、内面に蛍光体スクリーン1が形成されたパネル2
と、パネル2の後方に接続されたファンネル3とで外囲
器を構成し、ファンネル3のネック部3aには、電子ビ
ーム4を射出する電子銃5が内蔵され、ファンネル3の
外周面上には、電子ビーム4を偏向するための偏向ヨー
ク6が装着される。パネル2には、その内面に3色の蛍
光体ドットが塗布されており、これにより蛍光体スクリ
ーン1が形成され、この蛍光体スクリーン1と略平行に
平板状の色選別電極7が配置されている。色選別電極7
は、平板にエッチング処理を施すことにより形成され規
則正しく配列された多数の開孔を有しており、電子銃5
から射出される3本の電子ビーム4に対して色選別の役
割を果たすもので、フレーム8により保持されて色選別
電極構体9を形成している。色選別電極構体9は、フレ
ーム8に取り付けられた弾性支持体10と、パネル2に
植設されたパネルピン11との嵌合により、外囲器内に
係止されている。
【0024】図1に示すように、色選別電極構体9は、
短軸方向(矢印15の方向)にテンションを印加された
色選別電極7をフレーム8に架張溶接して形成される。
【0025】フレーム8は、断面形状が略三角形状の一
対の長辺側部材8aと、断面形状がコの字状の一対の短
辺側部材8bとから構成されており、この一対の長辺側
部材8aの前面(色選別電極7が溶接されている面)
は、所定の曲率半径をもって蛍光体スクリーン側に突き
出した湾曲面(シリンドリカル面)となっている。この
ため、色選別電極7は、その長軸に沿って湾曲された状
態でフレーム8に固定されている。
【0026】色選別電極7は、多数の略楕円形状の開孔
12が配置された有孔領域13と、有孔領域13の長軸
方向両端の外側に配された無孔領域14を有しており、
無孔領域14の幅は、中央部の幅aに比べ、短軸方向両
端部の幅bが広く形成されている。
【0027】次に、本実施の形態に係るカラー陰極線管
の色選別電極構体9の製造方法について説明する。ま
ず、フレーム8の長辺側部材8aの側面を3〜9点の加
圧点にて弾性域内で所定の分布荷重をかけて圧縮する。
そして、この状態で、色選別電極7を短軸方向(矢印1
5の方向)に全体で約200Kgfのテンションを印加
して引っ張り、長辺側部材8aの湾曲面に溶接固定す
る。しかる後、長辺側部材8aにかけていた荷重を取り
除くと、色選別電極7に所要の分布のテンションがかか
り、色選別電極構体9が製作される。
【0028】本実施の形態では、一実施例として、68
cm(29インチ)テレビジョン用カラー陰極線管に使
用する色選別電極構体を製作した。
【0029】色選別電極は、板厚が0.1mmで、F
e、42%Ni−Fe、36%Ni−Fe等を素材と
し、略楕円形状をした開孔が多数設けられている。これ
らの開孔は、所定のピッチおよび分布で配設されてお
り、縦384mm×横509mmのほぼ矩形状の有孔領
域を形成している。有孔領域の長軸方向両端の外側に位
置する無効領域は、その幅を、無孔領域の中央部で5m
m、短軸方向両端部で11.3mmとなるように構成
し、それぞれの部分の末端同士はR=3338mmのな
めらかな曲線で結ばれている。
【0030】フレームは、板厚1.4mmで36%Ni
−Feを素材とする断面略三角形状の一対の長辺側部材
と、同じく板厚1.4mmで42%Ni−Feを素材と
する断面略コの字状の一対の短辺側部材を接合させて構
成されており、その寸法は、縦414mm×横534m
mである。
【0031】図3は、本実施の形態の効果を示す実験結
果を示すものであり、架張溶接した色選別電極の有孔領
域に関して、中心部から長軸方向外側に距離を変化させ
たときの、長軸方向各位置のテンションの中心部におけ
るテンションに対する比の変化を示している。4本の曲
線16〜19は、色選別電極の無孔領域の中央部と短軸
方向両端部との幅比の違いを示しており、無孔領域の中
央部の幅をa、短軸方向両端部の幅をbとすると、曲線
16はb/a=2.26(本実施の形態のa=5mm、
b=11.3mmが相当する)、曲線17はb/a=
1.0、曲線18はb/a=1.2、また、曲線19は
b/a=6.0の場合を表す。
【0032】本実施の形態を表す曲線16では、有孔領
域において長軸方向周辺部で中心部とほぼ同等のテンシ
ョンを保つことができる。これは、無孔領域の幅を、無
孔領域の中央部より短軸方向両端部で大きくしたことに
より、架張時に、色選別電極の対角軸方向(図1中矢印
20の方向)への応力が付加され、無孔領域の架張方向
の応力を緩和させることができ、有孔領域の長軸方向周
辺部(つまり有孔領域のうち無孔領域近傍の部分)にか
かるテンションを高めることができたためであると考え
られる。
【0033】曲線17の場合すなわち、無孔領域の幅
を、無孔領域の中央部と短軸方向両端部とで同一とした
場合には、有孔領域において長軸方向周辺部で中心部に
比べテンションが小さい。これは、無孔領域に架張方向
の応力が集中するため、有孔領域の長軸方向周辺部(つ
まり有孔領域のうち無孔領域近傍の部分)にかかるテン
ションが小さくなるためである。
【0034】また、上記実験において色選別電極の有孔
領域の長軸方向周辺部での長軸方向への単位面積当たり
の力を測定すると、曲線16として表す本実施例のよう
に中央部a=5mm、末端部b=11.3mmから構成
した色選別電極では、長軸方向への単位面積当たりの力
は0.024kgf/mm2であった。
【0035】これに対して、曲線17の場合、すなわち
無孔領域の幅を無孔領域の中央部と短軸方向両端部とを
同一に5mmとした場合には、長軸方向への単位面積当
たりの力は0.008kgf/mm2であった。
【0036】このことから、色選別電極の無孔領域の幅
比を、b/a=2.26として両端部の幅を中央部の幅
より広くしたことにより、b/a=1.0つまり両端部
の幅と中央部の幅が同一の場合に比べて、有孔領域の長
軸方向周辺部のテンション不足を回避することができる
こと、および、約3倍の力を長軸方向に向かって働かせ
ることができることがわかった。
【0037】このような、有孔領域の長軸方向周辺部の
テンション不足を回避するとともに、長軸方向の力を働
かせる効果は、1.0<b/aであれば生じるが、実用
的には1.2≦b/aすなわち曲線18の場合以上とす
ることが望ましい。
【0038】一方、曲線19の場合、すなわち無孔領域
の幅を無孔領域の中央部に対して短軸方向両端部で6.
0倍とした場合には、図3に示すように長軸方向周辺部
でのテンションが中心部に対して約10%高くなる。こ
のように、無孔領域の中央部の幅に対する短軸方向両端
部の幅の比b/aは、その割合を大きくするほど有孔領
域の長軸方向周辺部でのテンションが高くなる。しかし
ながら、長軸方向周辺部でのテンションがあまり高すぎ
ると、色選別電極の周辺部が中心部よりも強く架張され
すぎるために、色選別電極に衝撃が加わり振動が生じた
場合に、周辺では振動が生じにくく振動の節となり、却
って中心部での振動が大きくなってしまい、さらには振
動の減衰もしにくくなる。このため、無孔領域の中央部
の幅aに対する短軸方向両端部の幅bの比が大きすぎる
ことは適さない。このb/aの上限は、前述の曲線19
の場合、すなわちb/a=6.0と考えられるので、望
ましい範囲は、1.2≦b/a≦6.0であることがわ
かる。
【0039】以上述べたように、本実施の形態による
と、色選別電極の有孔領域の長軸方向両端の外側に配さ
れた無孔領域の幅を、無孔領域の中央部より短軸方向両
端で大きくすることにより、架張時に、色選別電極に対
角軸外側方向への応力を付加することができ、有孔領域
の長軸方向の周辺部のテンション不足を回避することが
できる。
【0040】また、長軸方向への力も大きくすることが
でき、色選別電極にしわが発生することがない。
【0041】従って、本実施の形態に係るカラー陰極線
管は、色選別電極の有孔部の周辺部において十分なテン
ションが印加され振動に強く、色選別電極にしわが発生
しないため、優れた色純度を実現することができる。
【0042】(第2の実施の形態)次に、第2の実施の
形態について説明する。
【0043】本実施の形態では、色選別電極の無孔部に
ハーフエッチング(例えば、有孔領域中の開孔と、ほぼ
同じ形状、ピッチで、深さが板厚の30%の未貫通の
穴)を施した。その他の構成については、第1の実施の
形態と同様である。
【0044】このようにすることにより、無孔領域の応
力を小さくすることができるため、色選別電極の有孔領
域の長軸方向周辺部にかかるテンションを大きくするこ
とができる。
【0045】従って、有孔領域の長軸方向周辺部のテン
ション不足を回避することができるため、振動に強い色
選別電極を提供し、色純度の優れたカラー陰極線管を実
現することができる。
【0046】以上、本発明の第1および第2の実施の形
態においては、色選別電極の無孔領域の中央部と短軸方
向両端部とを結ぶ線がなめらかな曲線としたが、必ずし
もこの構成に限定されるものではなく、無孔領域の中央
部と短軸方向両端部とを結ぶ線が直線であってもよく、
このようにすることで色選別電極の長軸方向両端での応
力分布をなめらかにして、架張時の破れを防止すること
ができる。
【0047】また、前記各実施の形態においては、フレ
ームの長辺側部材の前面が湾曲しており、この湾曲面に
色選別電極を溶接して色選別電極構体を構成している
が、必ずしもこの場合だけに限定されるものではない。
例えば、前面が湾曲していないほぼ平面状のフレームに
色選別電極を平面状に溶接した場合にも本発明と同様の
効果を奏するものである。
【0048】さらに、色選別電極の短軸方向にテンショ
ンを印加したものについて説明したが、これに限定され
るものではなく、色選別電極の長軸方向にテンションが
印加されフレームの短辺側部材に溶接されていても同様
の効果を得られるものである。なおこの場合には、電子
ビームが通過する多数の開孔は長軸方向にその長径を向
けるように配列して形成されるとともに、色選別電極の
無孔領域は開孔領域の短軸方向に位置し、無孔領域の両
端部は長軸方向の両端部となる。
【0049】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
色選別電極の有孔領域の長軸方向両端の外側に配された
無孔領域の幅を、無孔領域の中央部よりも両端部で広く
することにより、色選別電極の対角軸方向に働く応力を
付加することができ、その結果、色選別電極の長手方向
の端部においても十分なテンションを得ることができ
る。このため、色選別電極の周辺部での振動を抑制する
ことができる。
【0050】さらに、有孔領域の長軸方向に働く力を加
えることができるため、色選別電極のしわの発生を抑制
することができ、開孔の位置がずれることがない。
【0051】従って、優れた色純度を実現する高品位な
カラー陰極線管を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係るカラー陰極線
管の色選別電極構体を示す斜視図
【図2】本発明の第1の実施の形態に係るカラー陰極線
管を示す側断面図
【図3】本発明の実施の形態に係るカラー陰極線管の色
選別電極の有孔領域の、中心部のテンションに対するテ
ンションの比の変化を示す図
【図4】各種の色選別電極構体を示す斜視図
【符号の説明】
1 蛍光体スクリーン 2 パネル 3 ファンネル 7 色選別電極 8 フレーム 10 弾性支持体 11 パネルピン 12 開孔 13 有孔領域 14 無孔領域
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平6−275207(JP,A) 特開 平6−96683(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01J 29/07 H01J 9/14

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内面に蛍光体スクリーンが形成されたパ
    ネルとファンネルとから構成される外囲器内に、前記蛍
    光体スクリーンに近接対向して配置された色選別電極
    と、前記色選別電極を固定保持するためのフレームとを
    備え、前記フレームが、前記パネルに植設されたパネル
    ピンに弾性支持体を介して係止されたカラー陰極線管に
    おいて、前記色選別電極は、短軸方向または長軸方向の
    いずれか一軸方向にテンションを印加して架張され、所
    定のピッチで配された多数の開孔を有する有孔領域と、
    前記有孔領域の架張方向ではない軸方向の両端の外側に
    配された無孔領域とを有しており、前記無孔領域の幅
    が、中央部から前記架張方向の両端部に行くに従って、
    徐々に広くなるように形成され、かつ、前記無孔領域の
    中央部における幅をa、前記両端部における幅をbとし
    たとき、1.2≦b/a≦6.0の関係を満足すること
    を特徴とするカラー陰極線管。
  2. 【請求項2】 前記無孔領域の前記中央部における末端
    と前記両端部における末端とを結ぶ線がなめらかな曲線
    であることを特徴とする請求項記載のカラー陰極線
    管。
  3. 【請求項3】 前記無孔領域の前記中央部における末端
    と前記両端部における末端とを結ぶ線が直線であること
    を特徴とする請求項記載のカラー陰極線管。
  4. 【請求項4】 前記無孔領域にハーフエッチングが施さ
    れていることを特徴とする請求項1〜のいずれかに記
    載のカラー陰極線管。
JP31003998A 1998-10-30 1998-10-30 カラー陰極線管 Expired - Fee Related JP3458727B2 (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP31003998A JP3458727B2 (ja) 1998-10-30 1998-10-30 カラー陰極線管
US09/409,489 US6573644B1 (en) 1998-10-30 1999-09-30 Color cathode ray tube having a one-dimensional tension mask with a perforated region
DE69910718T DE69910718T2 (de) 1998-10-30 1999-10-16 Farbkathodenstrahlröhre
EP99120580A EP1001447B1 (en) 1998-10-30 1999-10-16 Color cathode ray tube
CN99123607A CN1110834C (zh) 1998-10-30 1999-10-29 彩色阴极射线管

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP31003998A JP3458727B2 (ja) 1998-10-30 1998-10-30 カラー陰極線管

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2000133161A JP2000133161A (ja) 2000-05-12
JP3458727B2 true JP3458727B2 (ja) 2003-10-20

Family

ID=18000433

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP31003998A Expired - Fee Related JP3458727B2 (ja) 1998-10-30 1998-10-30 カラー陰極線管

Country Status (5)

Country Link
US (1) US6573644B1 (ja)
EP (1) EP1001447B1 (ja)
JP (1) JP3458727B2 (ja)
CN (1) CN1110834C (ja)
DE (1) DE69910718T2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4151239B2 (ja) * 2001-06-21 2008-09-17 松下電器産業株式会社 色選別電極構体の製造方法及びその色選別電極構体を用いたカラー陰極線管
CN105705924B (zh) 2013-10-15 2018-09-11 松下知识产权经营株式会社 温度传感器及其制造方法

Family Cites Families (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4748371A (en) * 1987-02-10 1988-05-31 Rca Licensing Corporation Cathode-ray tube shadow mask for low overscan
NL8801943A (nl) 1988-08-04 1990-03-01 Philips Nv Werkwijze voor het vervaardigen van een kleurenbeeldbuis.
US4942333A (en) * 1988-12-05 1990-07-17 North American Philips Corporation Shadow mask with border pattern
US5214349A (en) 1990-10-26 1993-05-25 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha Color cathode ray tube and color selection electrode device of color cathode ray tube
JPH0696683A (ja) 1992-03-18 1994-04-08 Nec Corp カラー陰極線管の色選別電極
US5554909A (en) * 1994-05-06 1996-09-10 Philips Electronics North America Corporation One dimensional tension mask-frame assembly for CRT
US5742116A (en) * 1994-10-28 1998-04-21 Matsushita Electronics Corporation Shadow mask frame structure with long-sides having higher mechanical strength
TW385913U (en) 1996-05-15 2000-03-21 Matsushita Electronics Corp Planar member for shadow mask of cathode-ray tube and manufacturing method of shadow mask
KR100213764B1 (ko) * 1996-11-13 1999-08-02 구자홍 평면브라운관의 새도우마스크 구조체

Also Published As

Publication number Publication date
JP2000133161A (ja) 2000-05-12
US6573644B1 (en) 2003-06-03
DE69910718D1 (de) 2003-10-02
CN1110834C (zh) 2003-06-04
DE69910718T2 (de) 2004-07-01
EP1001447B1 (en) 2003-08-27
EP1001447A1 (en) 2000-05-17
CN1253374A (zh) 2000-05-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR970008561B1 (ko) 슬롯형 섀도우마스크 구성체를 사용한 컬러음극선관
JP3458727B2 (ja) カラー陰極線管
US6621201B2 (en) Flat mask for cathode ray tube
US6573645B1 (en) Detensioning mask frame assembly for a cathode-ray tube (CRT)
JP2004518255A (ja) 可撓テンションマスク組立体
KR100727572B1 (ko) 섀도우 마스크 진동 감쇠기를 가지는 crt
JP2000067771A (ja) カラー陰極線管
US6566797B2 (en) Tension mask frame assembly having a detensioning mask support frame
US6734611B2 (en) Tension mask assembly for a cathode ray tube having mask detensioning
JP3218667B2 (ja) 陰極線管及びその色選別電極
JPH0896726A (ja) カラー受像管
JP3476686B2 (ja) カラー受像管
JP3361742B2 (ja) カラー陰極線管
JP2001210231A (ja) 色選別電極構体の製造方法及びカラー陰極線管
JP2001135225A (ja) 色選別電極の製造方法とそれを用いたカラー陰極線管
JP3389055B2 (ja) 陰極線管のシャドウマスク用平面部材およびそれを用いたシャドウマスクの製造方法
JP3494825B2 (ja) カラー陰極線管
JP2001266764A (ja) カラー陰極線管
JP2001210230A (ja) 色選別電極構体の製造方法
CN100559543C (zh) 用于阴极射线管的罩组件
JP2002352744A (ja) カラー陰極線管
WO2004003958A2 (en) Cathode-ray tube having warp-free dual compliant tension mask frame
WO2006073392A1 (en) Cathode ray tube having a tension mask and support frame assembly with dissimilar thermal expansion materials
JP2000348635A (ja) 陰極線管
JP2003068223A (ja) カラー陰極線管用の色選別電極構体

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20070808

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080808

Year of fee payment: 5

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees