JP3458705B2 - 高周波用プローブ装置 - Google Patents

高周波用プローブ装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体ICチップ
や液晶デバイス等の各端子にコンタクトピンをそれぞれ
接触させて電気的なテストを行うプローブ装置に関し、
特に、複数のパターン配線がフィルム上に形成されこれ
らのパターン配線の各先端が前記フィルムから突出状態
に配されてコンタクトピンとされたコンタクトプローブ
を備えた高周波用プローブ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、ICチップやLSIチップ等の
半導体チップ又はLCD(液晶表示体)の各端子に接触
させて電気的なテストを行うために、コンタクトピンが
用いられている。近年、ICチップ等の高集積化および
微細化に伴って電極であるコンタクトパッドが狭ピッチ
化されるとともに、コンタクトピンの多ピン狭ピッチ化
が要望されている。しかしながら、コンタクトピンとし
て用いられていたタングステン針のコンタクトプローブ
では、タングステン針の径の限界から多ピン狭ピッチへ
の対応が困難になっていた。
【0003】これに対して、例えば、特公平7−820
27号公報に、複数のパターン配線が樹脂フィルム上に
形成されこれらのパターン配線の各先端が前記樹脂フィ
ルムから突出状態に配されてコンタクトピンとされるコ
ンタクトプローブの技術が提案されている。この技術例
では、複数のパターン配線の先端をコンタクトピンとす
ることによって、多ピン狭ピッチ化を図るとともに、複
雑な多数の部品を不要とするものである。
【0004】詳細すると、図10および図11に示すよ
うに、符号1はコンタクトプローブ、符号2はポリイミ
ド樹脂PIおよび金属フィルム500からなるフィル
ム、符号3はパターン配線を示している。コンタクトプ
ローブ1は、フィルム2の片面に金属で形成されるパタ
ーン配線3を張り付けた構造となっており、前記フィル
ム2の端部から前記パターン配線3の先端が突出してコ
ンタクトピン3aとされている。パターン配線3として
は、電源ライン、グランドライン、通常の信号ラインが
ある。なお、符号10および11は後述する引き出し用
配線および窓をそれぞれ表示している。
【0005】次に、図13を参照して、前記コンタクト
プローブ1をメカニカルパーツに組み込んで高周波用プ
ローブ装置にする構成について説明する。このメカニカ
ルパーツは、マウンティングベース30と、トップクラ
ンプ40と、ボトムクランプ50とからなっている。先
ず、プリント基板20の上にトップクランプ40を取付
け、次に、コンタクトプローブ1を取り付けたマウンテ
ィングベース30をトップクランプ40にボルト穴41
にボルト42を螺合させて取り付ける。そして、ボトム
クランプ50でコンタクトプローブ1を押さえ込むこと
により、パターン配線3を一定の傾斜状態に保ち、該パ
ターン配線3の先端に位置するコンタクトピン3aをI
CチップIに押し付ける。フィルム2の先端側は、マウ
ンティングベース30の下面32に当接して下方に傾斜
した状態で支持され、コンタクトピン3aはICチップ
Iに接触している。
【0006】コンタクトプローブ1に設けられた窓11
の部分のパターン配線3に、ボトムクランプ50の弾性
体51を押し付けて、前記引き出し用配線10をプリン
ト基板20の電極21に接触させる。ICチップIに、
電源ライン用のパターン配線3より駆動電流を供給する
とともに、信号ライン用のパターン配線3から得られた
信号を電極21および配線24を通して外部に伝えるこ
とができるようになっている。
【0007】詳述すると、図13(高周波用プローブ装
置を下方から見た概略図)に示すように、コンタクトプ
ローブ1の通常の低周波信号ライン3Aから低周波信号
が、電極21(図12参照)および配線24を順次通っ
て、プリント基板20の所定のポゴパッド22まで導か
れる。これと同様に、高周波信号用のライン3Bから、
高周波信号が、電極21(図12参照)および配線24
を順次通って、プリント基板20の所定のポゴパッド2
2まで導かれる。なお、プリント基板20は、各ポゴバ
ッド22を介して、所定の機器に接続され、ここで、被
測定物(ICチップI、図12参照)の検査がなされ
る。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上述した高周波用プロ
ーブ装置にあっては、高周波信号用のラインから高周波
信号が、プリント基板上の配線を介してプリント基板の
所定のポゴパッドまで導かれる構成になっているので、
高周波信号が前記プリント基板上の配線の引き回しや基
板との接続部、ポゴピンとの接続部により損失が生じ、
高周波域でのテストの精度が低下するという問題点があ
る。なお、通常の信号は低周波であるために、上記のよ
うな損失は極めて小さく、問題とならない。
【0009】本発明は、上記従来技術の有する問題点に
鑑みてなされたものであり、高周波信号用のパターン配
線から高周波信号を、その損失を極力少なくして外部に
導くことができる高周波用プローブ装置を提供すること
を目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明は、複数のパターン配線がフィルム上に形成さ
れこれらのパターン配線の各先端が前記フィルムから突
出状態に配されてコンタクトピンとされたコンタクトプ
ローブを備えた高周波用プローブ装置において、前記複
数のパターン配線が、低周波信号伝送用のラインと該低
周波信号伝送用のラインよりも短い高周波信号伝送用の
ラインとで構成され、前記フィルムに、前記高周波信号
伝送用のラインが露出する貫通孔が複数形成され、該フ
ィルムに形成された貫通孔を介して、前記各高周波信号
伝送用のラインに、該高周波信号伝送用の各ラインから
高周波信号を所定の機器に導く複数の同軸ケーブルの各
一端がそれぞれ接続可能とされることを特徴とするもの
である。
【0011】この発明は、高周波信号用のパターン配線
から、高周波信号が信号伝送において損失の少ない同軸
ケーブルを介して、所定の機器に導かれるので、従来の
ように高周波信号がプリント基板上の配線を通ってポゴ
パッドに導かれるものと比較して、高周波信号の損失を
大幅に低減できる。
【0012】また、前記コンタクトプローブがメカニカ
ルパーツに組み込まれ、このメカニカルパーツの前記貫
通孔と対応する位置に、前記複数の同軸ケーブルを前記
高周波信号伝送用の各ラインにそれぞれ接続するための
複数のコネクタが着脱自在に装着されることにより、例
えば本発明の高周波プローブ装置の非使用時に、必要に
応じてメカニカルパーツより同軸ケーブルを容易に取り
外して、同軸ケーブルをパターン配線と非導通とするこ
とができる。
【0013】
【発明の実施の形態】次に、本発明の一実施形態につい
て図面を参照して説明する。先ず、本発明の高周波用プ
ローブ装置のコンタクトプローブの一例について、図1
(要部斜視図)、図2(平面図)および図3(図2のC
−C線断面図)を参照して説明する。
【0014】符号1はコンタクトプローブ、符号2はポ
リイミド樹脂PIおよび金属フィルム500からなるフ
ィルム、符号3はパターン配線を示している。コンタク
トプローブ1は、フィルム2の片面に金属で形成される
パターン配線3を張り付けた構造となっており、全体が
柔軟で曲げやすくなっている。前記フィルム2の端部か
ら前記パターン配線3の先端が突出してコンタクトピン
3aとされている。パターン配線3としては、電源ライ
ン、グランドライン、通常の信号ラインおよび高周波信
号ラインがある。なお、符号10および11は後述する
引き出し用配線および窓をそれぞれ表示している。
【0015】パターン配線3は、従来と同様に、電源ラ
イン、グランドラインおよび通常の低周波信号伝送用の
ライン(これらは符号3Aで示されている)と、高周波
信号伝送用のライン3Bとで構成されている。高周波信
号伝送用のライン3Bは、電源ライン、グランドライン
および通常の信号伝送用のライン3Aと比較して、短く
なっており、高周波信号伝送用のライン3Bの基端部よ
り図示しない同軸ケーブルを介して、高周波信号を出力
できるようになっている。この点については、後で詳細
に説明する。フィルム2の金属フィルム500は、グラ
ウンドとして用いることができ、それにより、高周波プ
ローブ装置の先端近くまで、インピーダンスマッチング
をとる設計が可能となり、高周波域でのテストを行う場
合にも反射雑音による悪影響を防ぐことができる。
【0016】ここで、前記コンタクトプローブ1の作製
工程について、図4を参照して説明する。
【0017】〔ベースメタル層形成工程〕先ず、図4
(a)に示すように、ステンレス製の支持金属板5の上
に、Cu(銅)メッキにより、例えば厚さ25μmのベ
ースメタル層6を形成する。
【0018】〔パターン形成工程〕このベースメタル層
6の上にフォトレジスト層(マスク)7を形成した後、
図4(b)に示すように、写真製版技術によりフォトレ
ジスト層7に所定のパターンのフォトマスク8を施して
露光し、図4(c)に示すように、フォトレジスト層7
を現像して前記パターン配線3となる部分を除去して残
存するフォトレジスト層7に開口部(マスクされていな
い部分)7aを形成する。なお、本実施形態において
は、フォトレジスト層7をネガ型フォトレジストによっ
て形成しているが、ポジ型フォトレジストを採用して所
望の開口部7aを形成しても構わない。また、本実施形
態においては、前記フォトレジスト層7が「マスク」に
相当する。但し、「マスク」とは、本実施形態のフォト
レジスト層7のように、フォトマスク8を用いた露光・
現像工程を経て開口部7aが形成されるものに限定され
るわけではない。例えば、メッキ処理される箇所に予め
孔が形成された(すなわち、予め、図4(c)の符号7
で示す状態に形成されている)フィルム等でもよい。こ
のようなフィルム等を「マスク」として用いる場合に
は、本実施形態におけるパターン形成工程は不要であ
る。
【0019】〔電解メッキ工程〕そして、図4(d)に
示すように、前記開口部7aに前記パターン配線3とな
るNiまたはNi合金層Nをメッキ処理により形成した
後、図4(e)に示すように、フォトレジスト層7を除
去する。
【0020】〔フィルム被着工程〕次に、図4(f)に
示すように、前記NiまたはNi合金層Nの上であっ
て、図1乃至図3に示した前記パターン配線3(3A,
3B)の先端、すなわち、コンタクトピン3aとなる部
分以外に、前記フィルム2を接着剤2aにより接着す
る。このフィルム2は、ポリイミド樹脂PIに金属フィ
ルム(銅箔)500が一体に設けられた二層テープであ
る。このフィルム被着工程の前までに、二層テープのう
ちの金属フィルム500に、写真製版技術を用いて銅エ
ッチングを施して、グラウンド面を形成しておき、この
フィルム被着工程では、二層テープのうちのポリイミド
樹脂PIを接着剤2aを介して前記NiまたはNi合金
層Nに被着させる。なお、金属フィルム500は、銅箔
に加えて、NiまたはNi合金等でもよい。
【0021】〔分離工程〕そして、図4(g)に示すよ
うに、フィルム2とパターン配線3とベースメタル層6
とからなる部分を、支持金属板5から分離させた後、C
uエッチングを経て、フィルム2にパターン配線3のみ
を接着させた状態とする。
【0022】〔金コーティング工程〕次に、露出状態の
パターン配線3に、図4(h)に示すように、Auメッ
キを施し、表面にAuメッキ層Aを形成する。このと
き、フィルム2から突出状態とされた前記コンタクトピ
ン3aでは、全周に亙る表面全体にAu層Aが形成され
る。以上の工程により、図1乃至図3に示すような、フ
ィルム2にパターン配線3を接着させたコンタクトプロ
ーブ1が作製される。
【0023】そして、図1乃至図3に示すように、コン
タクトプローブ1をICプローブとして所定形状に切り
出し、また、コンタクトプローブ1のフィルム2には、
コンタクトプローブ1の取り付け位置を規定するための
孔9が設けられ、また、パターン配線3から得られた信
号を引き出し用配線10を介してプリント基板20(後
述する図5乃至図7参照)に伝えるための窓11が設け
られている。
【0024】次に、図5乃至図7を参照して、前記コン
タクトプローブ1をメカニカルパーツ60に組み込んで
高周波用プローブ装置70にする構成について説明す
る。図5は本発明の高周波用プローブ装置の一実施形態
を示す分解斜視図、図6は本発明の高周波用プローブ装
置の一実施形態を示す組立後の要部斜視図、図7は図6
のE−E線断面図である。
【0025】メカニカルパーツ60は、マウンティング
ベース30と、トップクランプ40と、ボトムクランプ
50とからなっている。まず、プリント基板20の上に
トップクランプ40を取付け、次に、コンタクトプロー
ブ1を取り付けたマウンティングベース30をトップク
ランプ40にボルト穴41にボルト42を螺合させて取
り付ける。そして、ボトムクランプ50でコンタクトプ
ローブ1を押さえ込むことにより、パターン配線3(3
A,3B)を一定の傾斜状態に保ち、該パターン配線3
(3A,3B)の先端に位置するコンタクトピン3aを
ICチップIに押し付ける。
【0026】図6および図7に示すように、フィルム2
の先端側は、マウンティングベース30の下面32に当
接して下方に傾斜した状態で支持され、コンタクトピン
3aはICチップIに接触している。
【0027】前記マウンティングベース30には、コン
タクトプローブ1の位置を調整するための位置決めピン
31が設けられており、この位置決めピン31をコンタ
クトプローブ1の前記位置合わせ穴4に挿入することに
より、パターン配線3とICチップIとを正確に位置合
わせすることができるようになっている。従来と同様
に、コンタクトプローブ1の窓11の部分で通常の信号
伝送用のパターン配線3Aに、ボトムクランプ50の弾
性体51を押しつけて、前記引き出し用配線10をプリ
ント基板20の電極21に接触させ、パターン配線3A
から得られた低周波信号を電極21を通して外部に伝え
ることができるようになっている。
【0028】上記のように構成された高周波用プローブ
装置70を用いて、ICチップIのプローブテスト等を
行う場合は、高周波用プローブ装置70をプローバーに
装着するとともにテスターに電気的に接続し、所定の電
気信号をパターン配線3のコンタクトピン3aからウェ
ーハ上のICチップIに送ることによって、該ICチッ
プIからの出力信号が各コンタクトピン3aから各パタ
ーン配線3を通ってテスターに伝送され、ICチップI
の電気的特性が測定される。
【0029】本実施形態の特徴部について説明する。図
8は図7の要部拡大図、図9は図8の平面図である。図
7乃至図9に示すように、高周波信号用のパターン配線
3Bから得られた高周波信号は、プリント基板21を介
さずに、同軸ケーブル27,34を通って外部に伝える
構成になっている。詳述すると、コンタクトプローブ1
のフィルム2に、高周波信号用の各パターン配線3Bの
後端部(基端部)の上面が露出するような複数の貫通孔
25(1つのみ図示)を形成し、一方、マウンティング
ベース30の、各貫通孔25と対応する位置に、ケーブ
ル貫通孔26(1つのみ図示)がそれぞれ形成されてい
る。このケーブル貫通孔26には同軸ケーブル27が挿
入されて、この同軸ケーブル27の中心導体27aは、
パターン配線3Bの前記露出した後端部に接触してい
る。なお、この同軸ケーブル27は例えば溶接によりマ
ウンティングベース30に固着されている。
【0030】一方、マウンティングベース30の先端部
上面30a(図8参照)には、ケーブル貫通孔26と同
軸に、円柱状の雄ねじ部材28が一体的に固着されてい
る。そして、符号34は、一端にリング状の雌ねじ部材
33(コネクタ)を有する同軸ケーブルを示し、この同
軸ケーブル34の他端は、例えば同軸コネクタを介して
所定の機器(例えばネットワークアナライザ)に接続さ
れる。この同軸ケーブル34の中心導体34aは、前記
雌ねじ部材33が前記雄ねじ部材28に螺合されると、
ケーブル貫通孔26内の同軸ケーブル27の中心導体2
7aと接触して導通する。なお、マウンティングベース
30の先端部上面30aは、前記下面32と平行に傾斜
しており、また、トップクランプ40は、前記雌ねじ部
材33や同軸ケーブル34が干渉しないような形状とさ
れている。
【0031】以上のような構成に基づいて、高周波信号
用のパターン配線3Bから、高周波信号を、高周波伝送
に適した同軸ケーブル27,34を順次介して前記所定
の機器(例えばネットワークアナライザ)に導くことが
できて、ここで、信号解析が行われるので、従来のよう
な、プリント基板上の配線やポゴパッドを通して所定の
器に導くものと比較して、高周波信号の損失を大幅に
低減できる。なお、通常の信号ライン(電源ラインも同
様)は、低周波信号伝送のため、従来と同様に、プリン
ト基板の配線を通して外部に導いても、信号損失は殆ど
起こらない。
【0032】また、本実施形態は、同軸ケーブル34の
雌ねじ部材33を、メカニカルパーツ30の雄ねじ部材
28に着脱自在に装着される構成とすることにより、例
えば本発明の高周波用プローブ装置の非使用時に、必要
に応じて雌ねじ部材33と雄ねじ部材28との螺合を解
き、メカニカルパーツ30より同軸ケーブル34を容易
に取り外して、同軸ケーブル34をパターン配線3Bと
非導通にすることができる。
【0033】上記実施形態においては、同軸ケーブル3
4をコネクタ33を介して、パターン配線3Bと導通し
た同軸ケーブル28に接続するようにしたが、これに限
らず、コネクタ33および同軸ケーブル28を使用せず
に、同軸ケーブル34を直接パターン配線3Bに接続し
てもよい。
【0034】
【発明の効果】本発明は、以上説明したとおりに構成さ
れているので、高周波信号用のパターン配線から、高周
波信号が信号伝送における損失の少ない同軸ケーブルを
介して、所定の機器に導かれるので、従来のように高周
波信号がプリント基板上の配線を通ってポゴパッドに導
かれるものと比較して、高周波信号の損失を大幅に低減
できる。結果的に、高周波域でのテストを高精度に行う
ことができるという効果を奏する。
【0035】また、上記効果の他、同軸ケーブルをパタ
ーン配線に接続するためのコネクタを、メカニカルパー
ツに着脱自在に装着される構成とすることにより、例え
ば本発明の高周波用プローブ装置の非動作時に、必要に
応じてメカニカルパーツより同軸ケーブルを容易に取り
外して、同軸ケーブルをパターン配線と非導通とするこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の高周波用プローブ装置の一実施形態
におけるコンタクトプローブを示す要部斜視図である。
【図2】 本発明の高周波用プローブ装置の一実施形態
におけるコンタクトプローブを示す平面図である。
【図3】 図2のC−C線断面図である。
【図4】 本発明の高周波用プローブ装置の一実施形態
におけるコンタクトプローブの製造方法を工程順に示す
要部断面図である。
【図5】 本発明の高周波用プローブ装置の一実施形態
を示す分解斜視図である。
【図6】 本発明の高周波用プローブ装置の一実施形態
を示す要部斜視図である。
【図7】 図6のE−E線断面図である。
【図8】 図7の要部拡大図である。
【図9】 図8の平面図である。
【図10】 従来の高周波用プローブ装置におけるコン
タクトプローブを示す平面図である。
【図11】 図10のG−G線断面図である。
【図12】 従来の高周波用プローブ装置の要部断面図
である。
【図13】 従来の高周波用プローブ装置の概略底面図
である。
【符号の説明】
1 コンタクトプローブ 2 フィルム 3(3A,3B) パターン配線 3a コンタクトピン 5 基板層(支持金属板) 6 ベースメタル層 7 マスク(フォトレジスト層) 7a マスクされていない部分(開口部) 20 プリント基板 21 端子(電極) 25 貫通孔 26 ケーブル挿入孔 27,34 同軸ケーブル 27a,34a 中心導体 28 雄ねじ部材 30 傾斜保持部材(マウンティングベース) 33 雌ねじ部材 70 高周波用プローブ装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−84470(JP,A) 特開 平7−321170(JP,A) 特開 平1−288772(JP,A) 特開 平7−283280(JP,A) 特開 昭60−236241(JP,A) 特開 昭55−90861(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01R 1/06 - 1/073 G01R 31/26 H01L 21/66

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のパターン配線がフィルム上に形成
    されこれらのパターン配線の各先端が前記フィルムから
    突出状態に配されてコンタクトピンとされたコンタクト
    プローブを備えた高周波用プローブ装置において、前記複数のパターン配線が、低周波信号伝送用のライン
    と該低周波信号伝送用のラインよりも短い高周波信号伝
    送用のラインとで構成され、 前記フィルムに、前記高周波信号伝送用のラインが露出
    する貫通孔が複数形成され、 該フィルムに形成された貫通孔を介して、前記各高周波
    信号伝送用のラインに、該高周波信号伝送用の各ライン
    から高周波信号を所定の機器に導く複数の同軸ケーブル
    の各一端がそれぞれ接続可能とされる ことを特徴とする
    高周波用プローブ装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の高周波用プローブ装置
    において、前記コンタクトプローブがメカニカルパーツに組み込ま
    れ、このメカニカルパーツの前記貫通孔と対応する位置
    に、前記複数の同軸ケーブルを前記高周波信号伝送用の
    各ラインにそれぞれ接続するための複数のコネクタが着
    脱自在に装着される ことを特徴とする高周波用プローブ
    装置。
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