JP3458523B2 - モータ装置・モータの駆動装置及びその制御方法 - Google Patents

モータ装置・モータの駆動装置及びその制御方法

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JP3458523B2 JP10366995A JP10366995A JP3458523B2 JP 3458523 B2 JP3458523 B2 JP 3458523B2 JP 10366995 A JP10366995 A JP 10366995A JP 10366995 A JP10366995 A JP 10366995A JP 3458523 B2 JP3458523 B2 JP 3458523B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、スイッチをオンオフ
してモータに通電、非通電を繰り返し、その通電率に対
応した回転数で単相や多相のモータを駆動するモータ装
置やモータの駆動装置及びその制御方法、ファン装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】図59は例えば特開昭62−23989
5号公報に示された従来の電動機の駆動装置を説明する
回路図であり、図において、1は商用電源のAC100
V電源、2はファンモータ、3は電源トランスである。
4はダイオードブリッジ、5は電解コンデンサ、6は3
端子レギュレータであり、ダイオードブリッジ4、電解
コンデンサ5、及び3端子レギュレータ6によって定電
圧電源回路が構成されている。
【0003】7,8はダイオード、9,10,12は抵
抗器、11はトランジスタであり、ダイオード7,8、
抵抗器9,10,12及びトランジスタ11によってゼ
ロクロス検出回路が構成されている。即ち、AC100
V電源1がゼロクロス付近になると、電源トランス3の
2次側巻線の両端の電位差もほとんどゼロになるため、
この2次側巻線の両端子のいずれの電位も、ダイオード
ブリッジ4の出力側のGNDレベル(電解コンデンサ5
のマイナス端子側)より低くなる。なお、前記GNDレ
ベルは、電源トランス3の2次側巻線の両端のうちのよ
り低い側の電位に対して、ダイオードブリッジ4の中の
ダイオードの順方向電圧分だけで常に高くなっている。
したがって、ダイオード7及び8のいずれも逆バイアス
となり、トランジスタ11にベース電源を流すことがで
きない。故に、トランジスタ11はオフとなり、プルア
ップ抵抗12によって、そのトランジスタ11のコレク
タ電位はマイクロコンピュータ13の電源電圧に等しく
なり、‘H(ハイレベル)’となる。AC100V電源
1がゼロクロス付近でないとき、電源トランス3の2次
側巻線のいずれかの端子の電位が高くなり、ダイオード
7または8、抵抗器9を介してベース電流が流れ、トラ
ンジスタ11はオンして、そのコレクタ電位はオン(G
NDレベル)となり、‘L(ローレベル)’となる。こ
のようにして、トランジスタ11のコレクタ電位によっ
て、AC100V電源1がゼロクロス付近であるか否か
を検出できる。
【0004】また、13はファンモータ2通電率制御回
路の電子制御回路を構成するマイクロコンピュータであ
る。P1はその電源端子で、前述した定電圧電源回路の
出力(Vcc)が与えられている。P2はその接地端子
で、GND(0V)に接続されている。P3はその入力
端子で、前述したゼロクロス検出回路の出力端子、即
ち、トランジスタ11のコレクタが接続されている。P
4はその出力端子であり、抵抗器18を介して、抵抗器
19、トランジスタ20のベースに接続されている。2
2aはフォトトライアックカプラの発光側で、フォトト
ライアックカプラの受光側22bと光結合するもので、
一体でフォトトライアックカプラを構成する。P5は前
記マイクロコンピュータ13で構成する電子制御回路の
通電率を指令する外部入力端子であり、この実施例で
は、他のマイクロコンピュータで制御される。
【0005】ここで、マイクロコンピュータ13の出力
端子P4が‘H’になると、トランジスタ20がオンす
るので、抵抗器21を介して、フォトトライアックカプ
ラの発光側22aにトリガ電流が流れ、フォトトライア
ックカプラの受光側22bがオンする。これによって、
抵抗器23,24によるトライアック27のゲートトリ
ガ回路が閉じられ、前記ゲートトリガ回路と共にスイッ
チング回路を構成するトライアック27がターンオンし
て、ファンモータ2に通電される。マイクロコンピュー
タ13の出力端子P4が‘L’の場合は、トランジスタ
20がオフなので、フォトトライアックカプラの発光側
22aにトリガ電流は流れず、フォトトライアックカプ
ラの受光側22bがオフして、ゲートトリガ回路を開く
ので、トライアック27はターンオフとなる。したがっ
て、ファンモータ2には通電されない。また、25は抵
抗器、26はコンデンサであり、トライアック27がス
ナバ回路を構成している。
【0006】次にファンモータの具体的な制御手段につ
いて説明する。刊行物(「電気工学ハンドブック198
8年版」、16編、724〜725頁)に記載されてい
るように、位相制御はコンデンサモータの可変速制御手
段として幅広く使用されている。この位相制御を従来例
1として図60にその通電波形などの波形図を示す。図
60において、28はAC100V電源1の電源波形、
29はマイクロコンピュータ13の入力端子P3におけ
るゼロクロス信号の入力波形、30はマイクロコンピュ
ータ13の出力端子P4における出力波形、31はファ
ンモータ2に通電される電流波形(通電波形)である。
ゼロクロスからトライアック27をオンするまでの時間
をβとすれば、このβを調節することによってモータ供
給電力を制御でき、回転数をも制御できることになる。
例えば、βが零のとき、全通電となり、βが電源周期の
半分に等しければ、全く通電しないことになる。図60
はβが電源周期の4分の1のときであり、供給電力がお
およそ半分に調整されている。
【0007】また、図61は特開昭62−239895
号公報に示された従来例2を説明する波形図、図62は
ファンモータ2に通電するメモリマップのパターンを示
す説明図である。マイクロコンピュータ13は、制御条
件、例えば、時間とか暖房機の熱交換器の温度等によっ
て決まるファンモータ2の回転数を得るための最も適切
な通電率を実現するために、図62に示したようなメモ
リマップのパターンに従ってファンモータ2に通電す
る。このメモリマップのパターンはは、通電率としてひ
とまとめにされるAC100V電源1のサイクル数を、
24サイクルとしており、またオン/オフの切り換えと
しては、24サイクルを4分割した6サイクル単位とな
っている。例えば、通電率83.3[%]の場合で考え
てみると、 5サイクル・オン、 1サイクル・オフ、 5サイクル・オン、 1サイクル・オフ、 5サイクル・オン、 1サイクル・オフ、 5サイクル・オン、 1サイクル・オフ というメモリマップのパターンでファンモータ2に通電
する。このとき、24サイクル中の通電サイクル数は5
+5+5+5=20なので、通電率は、20/24=
0.833となる。また、通電率20.8[%]が必要
であれば、 2サイクル・オン、 4サイクル・オフ、 1サイクル・オン、 5サイクル・オフ、 1サイクル・オン、 5サイクル・オフ、 1サイクル・オン、 5サイクル・オフ というメモリマップのパターンで、ファンモータ2に通
電する。このとき、24サイクル中の通電サイクルは2
+1+1+1=5なので、通電率は5/24=0.20
8となる。また、図62に示したように、通電、非通電
のサイクル数の最小単位は1サイクルである。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】従来のモータ装置やモ
ータの駆動装置は以上のように構成されており、モータ
駆動時に騒音が発生するという問題があった。騒音の発
生原因として種々検討した結果、次のようなものが挙げ
られることが明かとなった。即ち、従来例1において
は、2fの周波数でスイッチングすることにより、コン
デンサモータの2fトルク脈動及び2fの整数倍のトル
ク脈動を生じ、2f及び2fの整数倍の磁気音を生じ
る。さらに、電源電圧のゼロクロスからずれたタイミン
グで常にターンオンするため、ターンオンの瞬間に電流
が急激に流れ、大きな加振力を生じて磁気音が大きくな
る。また、従来例2においては、図62に示したよう
に、特に高通電率範囲ではオンサイクルが5以上も用い
るため、この5以上のオンサイクル期間でコンデンサモ
ータの2fトルク脈動を生じ、2fの磁気音を生じる。
さらに、6サイクルをオンオフの基本サイクル数とした
ため、例えばf=60Hzにおいて10Hzの周波数で
オンオフが繰り返される。10Hzのオンオフでは、オ
ンオフを聴感で聞き分けられる場合があり、断続音とし
て耳ざわりな騒音となる。さらに、単相や多相のモータ
の機械的共振や単相モータの通電のオンオフ時にモータ
の主巻線と補助巻線が同時に通電及び非通電制御される
場合に、マグネットセンタずれなどによりファンモータ
軸が軸方向に大きく加振されて、「コトコト」という異
音が生じる等、異常振動が起こる。
【0009】また、従来のモータの回転数制御方法はモ
ータ駆動時に騒音及び振動が発生するという問題があっ
た。騒音及び振動の発生原因としては、所定のメモリマ
ップパターンに従ってオンオフを繰り返しているため、
オンオフを「コツコツ」というような聴感で聞き分けら
れる場合があり、オンオフの繰り返しによるベース周波
数が騒音及び振動の原因となる。
【0010】また、モータに駆動されるファンが高速回
転において断続的な風切り音が聞こえてきて耳ざわりで
あった。
【0011】この発明は上記のような問題点を解消する
ためになされたもので、モータ駆動時の騒音を低減した
り、耳ざわりな音を解消することを目的とする。
【0012】また、この発明は、上記のような問題点を
解決するためになされたもので、モータ駆動時の振動や
異常現象を低減することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明に係
るモータの駆動装置は、交流電源のゼロクロス電圧を検
出するゼロクロス電圧検出回路、及びモータに供給する
交流電源の通電と非通電を切り替えオンオフ制御するス
イッチング回路を備え、上記モータに供給する交流電源
の通電時間と非通電時間の比を変化させることにより上
記モータの速度を制御するモータの駆動装置において、
通電開始のタイミングを上記交流電源電圧のゼロクロス
のタイミングと一致させると共に、通電終了のタイミン
グを上記スイッチング回路により、通電電流のゼロクロ
スに一致させ、かつ上記通電時間と非通電時間の比が等
しい複数種類のパターンを組み合わせて用いるものであ
る。
【0014】
【0015】
【0016】請求項記載の発明に係る電動機の駆動装
置は、請求項1記載のものにおいて、モータは主巻線と
コンデンサを介して通電される補助巻線とを有するコン
デンサ型単相モータであり、上記主巻線に供給する交流
電源の通電時間と非通電時間の比を変化させるものであ
る。
【0017】請求項記載の発明に係るモータ装置は、
モータと、このモータに通電電流を供給する交流電源
と、この交流電源からの通電をオンオフしてモータへの
通電と非通電を行うスイッチング回路と、このスイッチ
ング回路のオンオフを制御して通電サイクルと非通電サ
イクルの比を変化させる駆動装置と、を備え、この駆動
装置は、上記通電サイクルまたは非通電サイクルを上記
交流電源のサイクルの周期の半分の整数倍の所定値に固
定し、上記非通電サイクルまたは通電サイクルを上記交
流電源のサイクルの周期の半分の整数倍単位で変化させ
てモータの速度を制御するさい、少なくとも2種類以上
の所定値により上記通電サイクルと非通電サイクルの比
が等しい複数種類のパターンを設定し、順次各パターン
を選択して用いるものである。
【0018】
【0019】
【0020】
【0021】請求項記載の発明に係るモータの駆動装
置の制御方法は、交流電源からモータに通電電流を供給
し、この交流電源からの通電をスイッチング回路にてオ
ンオフして上記モータへ通電と非通電を行うときに、こ
の通電のサイクルと非通電のサイクルの比を変化させて
上記モータの速度を制御するモータの駆動装置の制御方
法において、同一の通電率に対し、上記通電サイクルと
非通電サイクルの比が等しい通電パターンを複数設ける
ステップと、上記複数のパターン中から所定のパターン
を選択し、この選択されたパターンを設定して上記モー
タの速度を制御するステップと、を備えたものである。
【0022】請求項記載の発明に係るモータの駆動装
置の制御方法は、所定のパターンとして、モータの運転
中の騒音の静かなパターン、または振動の小さなパター
ンを選択するステップと、を備えたものである。
【0023】
【0024】
【0025】
【0026】
【0027】請求項記載の発明に係るモータの駆動装
置の制御方法は、交流電源からモータに通電電流を供給
し、この交流電源からの通電をスイッチング回路にてオ
ンオフして上記モータへ通電と非通電を行うときに、こ
の通電のサイクルと非通電のサイクルの比を変化させて
上記モータの速度を制御するモータの駆動装置の制御方
法において、上記通電サイクルまたは非通電サイクルの
少なくとも一方を電源周期の半分の整数倍単位でランダ
ムに複数回変化させるさい、このランダムに得た数値と
この数値に所定値を加算または減算させて得た数値の組
み合わせにより所望の通電率を得て、上記モータの速度
を制御する。
【0028】請求項記載の発明に係るモータの駆動装
置の制御方法は、交流電源のゼロクロス電圧を検出する
ゼロクロス電圧検出回路、及びモータに供給する交流電
源の通電と非通電を切り替えオンオフ制御するスイッチ
ング回路を備え、上記モータに供給する交流電源の通電
時間と非通電時間の比を変化させることにより上記モー
タの速度を制御するモータの駆動装置の制御方法におい
て、通電開始のタイミングを上記交流電源電圧のゼロク
ロスのタイミングと一致させると共に、通電終了のタイ
ミングを上記スイッチング回路により、通電電流のゼロ
クロスに一致させ、かつ所望の通電率を得るための上記
通電時間または非通電時間の少なくとも一方を、電源周
期の半分の整数倍単位でランダムに変化させるさい、こ
のランダムに得た数値とこの数値に所定値を加算または
減算させて得た数値の組み合わせにより得る。
【0029】
【0030】
【0031】
【0032】請求項記載の発明に係るモータの駆動装
置の制御方法は、交流電源のゼロクロス電圧を検出する
ゼロクロス電圧検出回路、及びモータに供給する交流電
源の通電と非通電を切り替えオンオフ制御するスイッチ
ング回路を備え、上記モータに供給する交流電源の通電
時間と非通電時間の比を変化させることにより上記モー
タの速度を制御するモータの駆動装置の制御方法におい
て、通電開始のタイミングを上記交流電源電圧のゼロク
ロスのタイミングと一致させると共に、通電終了のタイ
ミングを上記スイッチング回路により、通電電流のゼロ
クロスに一致させ、かつ所望の通電率を得るための上記
通電時間または非通電時間の少なくとも一方を、電源周
期の半分の整数倍単位で所定の範囲の数値から選択さ
れ、かつ、この選択された数値に一定の変化が加えられ
てランダムに変化させて得るものである。
【0033】請求項記載の発明に係るモータの駆動装
置の制御方法は、通電サイクル及び非通電サイクル、ま
たは、通電時間及び非通電時間、にそれぞれ整数を乗じ
て乱数の出現パターンを増加させる。
【0034】請求項10記載の発明に係るモータの駆動
装置の制御方法は、通電サイクル及び非通電サイクル、
または、通電時間及び非通電時間、それぞれをランダム
に制御する。
【0035】
【0036】
【0037】
【作用】請求項1の発明において、通電開始のタイミン
グを交流電源電圧のゼロクロスのタイミングと一致させ
ると共に、通電終了のタイミングをサイリスタにより、
通電電流のゼロクロスに一致させ、かつ通電時間と非通
電時間の比が等しい複数種類のパターンを組み合わせて
用いるので、オンオフの基本周波数を分散させることが
でき10Hz付近の周波数でオンオフが繰り返されるこ
とによる断続音が軽減される。また、オンオフの基本周
波数を分散させることでトルク脈動における特定周波数
の卓越を分散でき、磁気音を軽減できる。
【0038】
【0039】
【0040】請求項記載の発明においては、モータの
主巻線と補助巻線のうちの主巻線に供給する交流電源の
通電時間と非通電時間の比を変化させるので、通電のオ
ンオフ時にモータ軸が軸方向に大きく加振されて、「コ
トコト」という異音が生じるのを軽減できる。
【0041】請求項記載の発明においては、通電サイ
クルまたは非通電サイクルを交流電源のサイクルの周期
の半分の整数倍の所定値に固定し、非通電サイクルまた
は通電サイクルを交流電源のサイクルの周期の半分の整
数倍単位で変化させてモータの速度を制御するさい、少
なくとも2種類以上の所定値により通電サイクルと非通
電サイクルの比が等しい複数種類のパターンを設定し、
順次各パターンを選択して用い、モータの2fトルク脈
動を低減できるとともにオンオフの基本周波数を分散で
きる。
【0042】
【0043】
【0044】
【0045】請求項記載の発明においては、同一の通
電率に対し、通電サイクルと非通電サイクルの比が等し
い通電パターンを複数設け、複数のパターン中から所定
のパターンを選択し、この選択されたパターンを設定す
るので、モータと駆動装置の組み合わせが自由に行え
る。
【0046】請求項記載の発明において、所定のパタ
ーンとして、モータの運転中の騒音の静かなパターン、
または振動の小さなパターンを選択でき、最も条件の良
い運転が可能となる。
【0047】
【0048】
【0049】
【0050】
【0051】請求項記載の発明において、通電サイク
ルまたは非通電サイクルの少なくとも一方を電源周期の
半分の整数倍単位でランダムに複数回変化させるさい、
このランダムに得た数値とこの数値に所定値を加算また
は減算させて得た数値の組み合わせにより所望の通電率
を得て、上記モータの速度を制御するのでオンオフ周波
数を分散でき、簡単に所望の通電率を得ることができ
る。
【0052】請求項記載の発明において、通電開始の
タイミングを上記交流電源電圧のゼロクロスのタイミン
グと一致させると共に、通電終了のタイミングを上記ス
イッチング回路により、通電電流のゼロクロスに一致さ
せ、かつ所望の通電率を得るための上記通電時間または
非通電時間の少なくとも一方を、電源周期の半分の整数
倍単位でランダムに変化させるさい、このランダムに得
た数値とこの数値に所定値を加算または減算させて得た
数値の組み合わせによりパターンを変えてベース周波数
を分散させる。
【0053】
【0054】
【0055】
【0056】請求項記載の発明において、通電開始の
タイミングを上記交流電源電圧のゼロクロスのタイミン
グと一致させると共に、通電終了のタイミングを上記ス
イッチング回路により、通電電流のゼロクロスに一致さ
せ、かつ所望の通電率を得るための上記通電時間または
非通電時間の少なくとも一方を、電源周期の半分の整数
倍単位で所定の範囲の数値から選択され、かつ、この選
択された数値に一定の変化が加えられてランダムに変化
させてパターンを変えてベース周波数を分散させる。
【0057】請求項記載の発明において、通電サイク
ル及び非通電サイクル、または、通電時間及び非通電時
間、にそれぞれ整数を乗じて乱数の出現パターンを増加
させ、単調とさせない。
【0058】請求項10記載の発明において、通電サイ
クル及び非通電サイクル、または、通電時間及び非通電
時間、それぞれをランダムに制御して、所望の通電率を
得る。
【0059】
【0060】
【0061】
【実施例】
実施例1.以下、この発明の一実施例について説明す
る。図1はこの発明の一実施例によるファンモータの制
御回路構成図である。図において、2は従来例と同様に
ファンモータであるが、このファンモータの構成要素を
詳細に示している。40はロータ、42は主巻線、44
は補助巻線、46はコンデンサである。他は図59に示
したものと同様である。
【0062】AC100V電源1からファンモータ2の
主巻線42と補助巻線44へ電力が供給される。補助巻
線44にはコンデンサ46を介して通電するので、補助
巻線44を流れる電流は、主巻線42を流れる電流より
も位相が進み、ロータ40のまわりに回転磁界が得られ
る。ロータ40は鉄心をアルミダイキャストで固めたか
ご形ロータであり、前記の回転磁界との相互作用で誘導
電流が流れ、回転磁界よりも少し小さい回転速度で回転
する。このとき、トライアック27がターンオン、ター
ンオフすることで主巻線42への通電を制御できる。す
なわち、この実施例は、トライアック27がファンモー
タ2に及ぼす作用において、主巻線42への通電をオン
オフ制御するものであり、図59に示した従来の主巻線
と補助巻線を区別なく同時に通電制御するものとは異な
っている。なお、主巻線42への印加電圧がゼロクロス
であるか否かの検出、及びトライアック27のターンオ
ン、ターンオフによる主巻線42への通電、非通電の詳
細な動作は従来例の場合と同様であるので説明を省略す
る。なお、この実施例ではスイッチング回路に用いられ
るサイリスタの一種としてトライアック27を用いた場
合について示したが、これに限らず例えばサイリスタ、
サイリスタとダイオードやソリッドステートリレー等、
例えば交流スイッチのオン機能可制御スイッチといわれ
るものであってもよい。
【0063】サイリスタのオンオフ制御による電流成形
波形を1または2サイクルの正弦波状とする制御を低周
波パルセイションと呼ぶことにする。なお、巻線電流の
時定数により、電流成形波形は正弦波から若干歪むこと
がある。図2は、上記の低周波パルセイションによる本
発明を前記回路で実現した一実施例の制御による出力波
形図、図3は電子制御回路内のメモリマップの内容の説
明図である。図2において、50は主巻線42の電流波
形、51は補助巻線44の電流波形、29はマイクロコ
ンピュータ13の入力端子P3におけるゼロクロス信号
の入力波形で従来と同一である。30はマイクロコンピ
ュータ13の出力端子P4における出力波形である。マ
イクロコンピュータ13は、前述したゼロクロス信号に
よって、サイクル数をカウントし、またゼロクロス信号
に同期したタイミングで出力端子P4‘L’→‘H’に
切り換え、それから所定時間後に出力端子P4を‘H’
→‘L’に切り換えるという出力方法をとっている。即
ち、主巻線42にあるサイクルだけ通電しようとすると
き、まず、ゼロクロス信号に同期させて、出力端子P4
を‘L’→‘H’に切り換える。そして、その時から、
例えば、6msec後に、出力端子P4を‘H’→
‘L’に切り換える。このとき、6msecの時間は、
マイクロコンピュータ13に内蔵のタイマーによって得
られるものである。前記ゼロクロス信号は、8.3ms
ec周期(電源60Hz時)或いは10msec周期
(電源50Hz時)で生ずるので、出力端子P4が
‘H’→‘L’になった後、2.3msec或いは4m
sec経過すると、再びゼロクロス信号がマイクロコン
ピュータ13に入力され、それに同期して、再び、出力
端子P4は‘L’→‘H’に切り換えられ、その6ms
ec後、‘H’→‘L’に切り換えられる。このような
パルス出力を、必要な通電サイクル数の倍(ゼロクロス
信号は半サイクル毎に入力されるから)だけ続けて出力
する。この必要な通電サイクル数とは、電流のオンサイ
クル数であって、もしサイリスタが主巻線に電流を供給
するなら主巻線電流を、もし、サイリスタが主巻線と補
助巻線の共通端子に、即ちモータへ供給するのであれば
モータ供給電流を含める。即ち、所望の回転数を得る目
的に対し、そのためのオンオフパターンが設定され、こ
れをそのサイクル数としている。この出力端子P4の
‘H’の信号によって、前述したようにトライアック2
7のゲートがトリガされる。このゲートトリガ信号は前
述したように6msecでオフするが、ゼロクロス信号
毎に再トリガされるので、出力端子P4の出力パルスが
‘H’の間は、トライアック27は導通状態になり、主
巻線42に通電される。また、主巻線42への非通電
は、ゼロクロス信号が入力されても、出力端子P4を
‘L’のままにしておけばよい。そのサイクル数はゼロ
クロス信号によってカウントされる。
【0064】マイクロコンピュータ13は、制御条件例
えば空調機の熱交換器の温度等によって決まるファンモ
ータ2の回転数を得るため、例えば図3(a)に示した
ようなメモリマップのパターンに従って、主巻線42に
通電する。このメモリマップパターンは、オンのサイク
ル数を固定したまま、オフのサイクル数の調節で所望の
回転数を得るものである。もしここで、駆動パターンの
通電周期(オン)を4や5とした場合、オンオフの基本
周波数が下がる。例えば、4オン2オフでは、オンオフ
基本周波数が10Hzとなり、聴感でオンオフが断続音
として聞き分けられ易くなる。一方、20Hzくらいで
は連続音に聞こえることになる。このように、オンオフ
基本周波数を高くする低周波パルセイションの採用によ
り、断続風切り音を低減でき、連続音になり、風音にま
ぎれて気にならなくなる。即ち、基本周波数20Hz付
近が最適で、これより高ければ可聴域に入り、低ければ
断続音が出ることになる。
【0065】なお、補助巻線44には常に通電してお
り、通電率αの計算式は次のようになる。 α=1/2(Non/(Non+Noff)+1)×1
00 (%) ここで、Nonはオンのサイクル数、Noffはオフの
サイクル数である。
【0066】本実施例においては上述のように主巻線4
2のみがオンオフするように構成したため、マグネット
センタずれに起因する軸方向加振力は、主巻線42と補
助巻線44を同時にオンオフするのに比べておよそ半分
となり、コトコト音を低減できる。
【0067】図3(a)に示した回転数は実測結果であ
り、パッケージエアコンの天井埋込みカセットで試験し
た結果である。エアコンで所要のハイ、ミドル、ロー、
微風の風速制御ができていることが分かる。また、オン
オフの基本周波数が、通電率75%以上では15Hz以
上となっており、従来例2における10Hzの断続音が
軽減される。即ち断続の周波数が高くなることによって
聴感上連続に聞こえ、音質が改善される。なお、図3
(a)の例ではオンを2に固定したが、図3(b)のよ
うにオンを1に固定すれば同じ通電率に対してオンオフ
基本周波数が2倍となり、全ての領域で20Hz以上が
確保でき、断続音をさらに低減できる。
【0068】なお上述の説明は商用周波数電源を前提に
オンを1または2で説明してきたが、これ以外のもので
も断続音を低減する等騒音や振動を抑えることができれ
ばよいことは当然である。通電サイクルまたは非通電サ
イクルを交流電源のサイクルの周期の半分の整数倍の所
定値に固定し、非通電サイクルまたは通電サイクルを交
流電源のサイクルの周期の半分の整数倍単位で変化させ
てモータの速度を制御することが重要である。さらに、
通電サイクルまたは非通電サイクルを交流電源のサイク
ルの周期の半分の整数倍の所定値に固定し、非通電サイ
クルまたは通電サイクルを交流電源のサイクルの周期の
半分の整数倍単位で変化させてモータの速度を制御する
さい、モータへの通電率が75%以上という高通電率範
囲でスイッチング回路のオンオフの基本サイクルが15
Hz以上となるように上記所定値を選択するとよい。
【0069】(実施例1−1)上記図3(a)に示した
駆動パターン、すなわち、2サイクルオン、4サイクル
オフでパッケージエアコンの天井埋込みカセット(機種
A)を駆動したときの、主巻線電流及び騒音レベルの実
測結果を図4及び図5に示す。回転数は428r/mi
nであった。図4は主巻線電流の時間波形であり、60
Hz電源で2サイクルオン、4サイクルオフのパターン
である。図5はこの主巻線電流波形で駆動したときの騒
音のパワスペクトルであり、騒音ピーク値は120Hz
の18.7dB(A)である。なお、全周波数帯域の合
計の騒音レベルであるオーバーオール値は34.69d
B(A)であった。
【0070】次に、この2サイクルオン、4サイクルオ
フの駆動パターンと同じ通電率となる1サイクルオン、
2サイクルオフの駆動パターンで上記のカセット(機種
A)を駆動した。このときの主巻線電流の時間波形と騒
音レベルのパワスペクトルを図6及び図7に示す。な
お、回転数は426r/minであった。通電率が等し
いため、ほぼ同等のトルクが発生し、ほぼ同じ回転数に
なったと考えられる。図7に示した騒音ピーク値は12
0Hzの21.2dB(A)である。なお、この例のオ
ーバーオール値は34.96dB(A)であった。本実
験結果においては機械構造との共振により1オン2オフ
よりも2オン4オフの方が磁気音が小さくなった。
【0071】(実施例1−2)次に別の機械構造を有す
るパッケージエアコンの天井埋込みカセット(機種B)
を2サイクルオン、4サイクルオフ及び1サイクルオ
ン、2サイクルオフの駆動パターンで駆動したときの騒
音レベルのパワスペクトルを図8及び図9に示す。すな
わち、図8は機種Bを図4の主巻線電流波形で駆動した
ときの騒音のパワスペクトルであり、騒音ピーク値は8
0Hzの18.0dB(A)である。図9は機種Bを図
6の主巻線電流波形で駆動したときの騒音のパワスペク
トルであり、騒音ピーク値は164Hzの11.0dB
(A)である。図8は360rpm、図9は375rp
mであった。本実験結果においては機械構造との共振に
より2オン4オフよりも1オン2オフの方が磁気音が小
さくなった。なお、機種Aと機種Bでは機械構造すなわ
ちモータを支持するベースプレートの形状やファンの大
きさ、材質等が異なり、例えば、機種Aのファンは金属
であるが、機種Bのファンはプラスチックである。
【0072】(比較例)従来例1で示した位相制御によ
り、上記のカセット(機種A)を428r/minで駆
動したときの騒音のパワスペクトルを図10に示す。騒
音のピーク値は、120Hzの30.6dB(A)であ
る。図5に比べて11.9dB(A)増加している。な
お、オーバーオール値は36.14dB(A)であっ
た。
【0073】図11〜16は比較例に係り従来の主巻線
の位相制御でファンモータを駆動したときのシミュレー
ション結果を示す波形図である。60はモータに供給し
たモータ電流波形、61はモータの主巻線に印加した電
圧波形、62は主巻線電流波形、63は補助巻線電流波
形、64はロータ速度波形、65はモータトルク波形で
ある。この従来の位相制御は、従来例の図39の回路構
成において、トライアック27のターンオン、ターンオ
フにより本来正弦波であるAC100V電源を図11の
モータ電流波形60のように成形して駆動する。このと
き主巻線印加電圧波形61は、例えば時刻0.055s
ecにおいて0Vから280Vへ急峻に立ち上がり、こ
のときモータトルク波形65も急峻な立ち上がりを示
す。すなわちトライアック27のターンオンによりトル
クが急激に変化して加振力を生じ、この加振力が構造体
に伝達して騒音を発生する。
【0074】これに対し、本発明の低周波パルセイショ
ンにより図11〜16と同じファンモータを駆動したと
きのシミュレーション結果を図17〜22に示す。図1
7の低周波パルセイションのパターンはオンサイクルが
2、オフサイクルが4(以下2オン4オフと呼ぶ)であ
る。ロータ速度は位相制御(図11〜16)の場合も低
周波パルセイション(図17〜22)の場合も共に定常
状態において34rad/secとなっている。本発明
の低周波パルセイションでは電源電圧の0Vでトライア
ック27をターンオンする。従来の位相制御ではトライ
アック27のターンオンにより例えば図11、図16の
時刻0.055secにおいてモータ電流波形60なら
びにモータトルク波形65は減少から増加に急峻に転
じ、大きな加振力を生じていた。ところが、本発明の低
周波パルセイションでは、例えば図17の時刻0.1s
ecにおいて、トライアック27がターンオンしている
にもかかわらず、モータ電流波形は、増加のままわずか
に傾きが増えるだけであり図22のモータトルク波形7
5も増加のままで、傾きが数倍に増すが、図16の時刻
0.055secの変化に比べればなめらかになってい
る。以上に述べたトライアック27のターンオン時のト
ルク変動のなめらかさが、本発明の低周波パルセイショ
ンによる静音化効果の第一のメカニズムである。なお、
トライアック27をターンオフしたときのトルク波形に
関しては、図16の0.055secの突起状のトルク
変動と図22の0.13secの突起状のトルク変動を
比較すればわかるように、同程度の加振力と考えられ
る。
【0075】また、トライアック27のターンオン・タ
ーンオフの単位時間当りの回数を比べると、図11〜1
6に示した従来の位相制御では、電源周波数の2倍の周
波数でターンオン・ターンオフするので、ターンオンと
ターンオフともに120Hzであり、図17〜22に示
した本発明の低周波パルセイションでは、ターンオンと
ターンオフともに10Hzである。電源周波数より高い
周波数の騒音への寄与が大きい帯域における加振力は、
トライアック27のターンオン・ターンオフによるトル
ク脈動の影響が大きく、従来の位相制御に比べて本発明
の低周波パルセイションは単位時間あたりのこのトライ
アック27のターンオン・ターンオフの回数が少なく
(上記の実施例では1/12)、静音化の効果がある。
【0076】図16に示したモータトルク波形65及び
図22に示したモータトルク波形75のパワスペクトル
計算値を各々図23及び図24に示す。縦軸はパワスペ
クトルの常用対数を10倍したものに騒音のA補正をか
けたものである。なお、A補正とは人間の聴感を周波数
重み付けするフィルタであることが一般に知られてい
る。騒音計が、単なるマイクロホンの出力の増幅器と異
なる点は、規格化された聴感補正特性を与える回路が組
み込まれていることである。マイクロホンからメーター
までの総合周波数特性を聴感特性に近似させるための、
抵抗及びコンデンサの組み合わせで構成される電気回路
で、日本ではA,Cの2特性が規定されているが(Bは
JISでは特に備えなくてもよい)、航空機騒音評価の
ためのD特性を新たに加えたもの、広域平坦の特性を加
えたものなどもある。計量法では、騒音レベルはA特性
で定義されており、国際的にもA特性で測定するように
統一されている。
【0077】ここでは電源周波数をf=60Hzとして
いる。位相制御を用いて駆動させた場合(図23)には
2fすなわち120Hzの整数倍にあたる周波数(12
0Hz、240Hz、360Hz、・・・)のスペクト
ル値が突出している。その値は例えば、120Hzでは
−62dB、240Hzでは−60.4dB、360H
zでは−64.6dB、また、1KHz近傍では−7
5.8dBとなっている。一方、今回の発明による低周
波パルセイションを用いて駆動させた場合(図24)に
は10Hzの倍数にあたる周波数の時にスペクトル値が
見られる。これは、この場合では2オン4オフなので1
サイクルは6波長分となり電源周波数が60Hzである
ことを考慮すると、10Hzの倍数の周波数においてス
ペクトル値が見られることが分かる。その値は例えば、
120Hzでは−75.4dB、240Hzでは−8
4.7dB、360Hzでは−88.9dB、また1K
Hz近傍では−104.0dBとなっている。両者の値
を比較すると、その違いがよく分かる。低周波パルセイ
ションの方が位相制御よりも、120Hzにおいて1
3.4dB、240Hzにおいて24.3dB、360
Hzにおいて24.3dB、また1KHz近傍において
28.2dBだけ小さな値を示している。
【0078】前述の実機を用いた実験では、低周波パル
セイションによる測定値と位相制御による測定値との間
には、120Hzで11.9dBもの差が見られた(図
5、図10参照)。このシミュレーションにおける両者
の差が120Hzで13.4dBであることを考える
と、実験結果とシミュレーションとが良く対応している
のが分かる。また図24より、トルク脈動の影響が最も
大きいのは130Hzであるが、機械系との共振により
図5のように実機による騒音レベルでは120Hzの成
分が最も大きくなっている。以上の結果から分かるよう
に、低周波パルセイションは、従来例1の位相制御より
2fに比例した成分の振動、騒音を抑えることができ
る。その中でも特に、高周波域におけるスペクトル値を
大きく低下させることができるので、人間の可聴域を考
慮して評価するときには特に有効である。
【0079】駆動パターンが1オン2オフ及び4オン8
オフのときの主巻線電流波形とモータトルク波形のシミ
ュレーション結果をそれぞれ図25,26及び図27,
28に示す。通電率はどちらも同じなので得られる速度
もほぼ同じ値をとっている。これらのトルク波形のパワ
ースペクトルのシミュレーション結果を図29及び図3
0に示す。図29は、1オン2オフであり、基本周波数
は電源周波数60Hzの1/3で20Hzとなる。20
Hzの整数倍、すなわち、40Hz、60Hz、80H
z、・・・でスペクトルのピークが生じている。A補正
を加えた後の最大ピークは140Hzの−68.7dB
となり、2fの120Hzの−77.9dBより9.2
dB大きくなっている。図30は、4オン8オフであ
り、基本周波数は電源周波数60Hzの1/12で5H
zとなる。5Hzの整数倍、すなわち、5Hz、10H
z、15Hz、20Hz、・・・でスペクトルのピーク
が生じている。A補正を加えた後の最大ピークは125
Hzの−69.9dBとなり、2fの120Hzの−7
1.4dBより1.5dB大きい。図24,29,30
より、トルクのスペクトルが最も高いものから順に3番
目までの周波数を読み取ると表1のようになる。また、
表1には、120Hzのスペクトル値も示している。
【0080】
【表1】
【0081】表1より駆動パターンによってトルク脈動
の大きな周波数が変化することがわかる。最大ピーク
は、いずれの駆動パターンにおいても2fの120Hz
に駆動パターンの基本周波数を加えた周波数となってい
る。2番目に大きいピークは、1オン2オフでは2fに
基本周波数の20Hzの2倍を加えた160Hz、2オ
ン4オフでは2fから基本周波数の10Hzを引いた1
10Hz、4オン8オフでは2fから基本周波数の5H
zを引いた115Hzとなっている。また、2fの12
0Hzにおいて、各駆動パターンを比較すると、1オン
2オフ、2オン4オフ、4オン8オフの順にトルク脈動
が小さく、1オン2オフは4オン8オフより6.5dB
小さいことがわかる。
【0082】以上に述べたように駆動パターンによっ
て、トルク脈動の周波数特性が微妙に異なるので、ファ
ンモータが取り付けられる機械構造の振動特性に応じ
て、駆動パターンを使い分ければ磁気音を低減すること
ができる。すなわち、図31に示すようにファンモータ
のトルク脈動が機械構造を加振して磁気音を発生させる
ため、トルク脈動の卓越周波数fと、機械構造の固有振
動数fnが一致すると機械構造の振動が大きくなる。し
たがって、機械構造に応じて駆動パターンを適切に選定
することにより、機械共振を避けて、磁気音を軽減でき
る。実際には、低周波パルセイションのトルク波形は、
図26、図22のようになる。1オン2オフが図26、
4オン8オフが図22であるが、トルク波形の微妙な形
状により、トルクのスペクトルの卓越周波数が変化して
いる。
【0083】(実施例1−3)本実施例と従来例2のパ
ターンを主巻線電流制御に使用した場合を比較する。従
来例2は主巻線と補助巻線を同時にオンオフするもので
あるが、通電パターンを比較するために、このような条
件でシミュレーションを実施した。シミュレーションに
用いたモータ諸元などは図23、図24、図29、図3
0の場合と同じである。通電パターンを変えて、トルク
の時間波形をシミュレーションで求め、トルク変動のス
ペクトルを求めた結果を図32〜35に示す。図32は
2オン1オフ、図33は4オン2オフ、図34は2オン
2オフ、図35は3オン3オフで駆動した。また、これ
らのスペクトルのピーク値を読み取った結果を表2に記
す。なお、図32〜35及び表2において、スペクトル
のdB値はいずれもA補正をかけたものである。
【0084】
【表2】
【0085】図32、図34は、本実施例の低周波パル
セイションの通電パターンであり、図33、図35は従
来例2の通電パターンである。通電率が67パーセント
で同じである図32と図34、ならびに通電率50パー
セントで同じである図33と図35を比較すると、本実
施例の方が、120Hzのトルク脈動レベルが1.2d
B(A)小さいことがわかる。オンサイクル数が小さい
ことにより、コンデンサモータの2fトルク脈動の発生
が抑制できていることがわかる。
【0086】以上、トルクの周波数特性に関し、本実施
例と従来例2を比較して本実施例の効果を述べたが、次
に、モータのステータ側の回転角やロータの軸方向変位
に対しても以下のような効果がある。一般に、加振周波
数が高くなると加振力を受ける部材の質量の効果によっ
て、加振力による振動振幅が小さくなる。したがって、
同じ加振力においても、加振周波数を高くすれば、振動
の振幅を小さくできる。振動の振幅が小さくなると機械
部材のがた、あそび、すきまでの衝突振動を回避でき、
コトコト音のような異常音を軽減できる。本実施例で
は、オンのサイクルを2に固定しており、通電率50%
では、2オン2オフとなる。オンオフによる加振力の基
本周波数は(60Hz/4)=15Hzとなる。ところ
が、従来例2では、オンオフのサイクルを6としてお
り、通電率50%のパターンは、3オン3オフとなり、
オンオフによる加振力の基本周波数は(60Hz/6)
=10Hzとなる。したがって、本実施例によれば、加
振力の基本周波数を高くでき、振動振幅を小さくしてが
たでの衝突を回避でき、コトコト音などの異音を低減で
きる。より具体的には、以下のようになる。空調機の室
内機用のファンモータの荷重は防振ゴムによって防振支
持されており、モータのステータを支持するモータフレ
ームはねじり方向に弾性支持されることが多い。モータ
発生トルクの反力としてモータフレームはねじり方向に
加振されるが、このとき、防振支持系の固有振動数より
も加振周波数が高い領域では、加振周波数の二乗におよ
そ反比例して振幅が小さくなる。したがって、上述の例
では、(10Hz/15Hz)×(10Hz/15H
z)=1/2.25より、振動振幅を2.25分の1に
低減できる。これに対しモータの荷重を支持する支持系
の固有振動数を100Hz以下とするとこの効果が顕著
である。
【0087】また、モータのロータとステータの軸方向
の寸法関係は、製造上の精度によって、若干ずれてい
る。これがいわゆるマグネットセンタずれであり、この
マグネットセンタのずれによって、モータはトルクと同
時に軸方向の加振力を生じる。また、ロータやステータ
に溝を斜めにするスキューが施されているときには、マ
グネットセンタに関係なく軸方向の加振力が作用する。
ロータは軸方向に対して、さらばねなどで保持されてい
るが、軸受の寿命との関係で保持系のばね定数が低い場
合がある。このとき、モータの加振力周波数が保持系の
固有振動数よりも高くなり、上述と同様に、加振力周波
数を高くすることで、軸方向の振動を軽減できる。とく
に、モータの軸系は、軸受など機構部品から構成される
ので、振動が大きくなると、機構部の隙間で衝突振動が
発生し、異常音となり易い。したがって、本実施例のよ
うに、加振周波数を高くできれば、異音を防ぐことがで
きる。また、ファンの軸力が直接モータの軸に軸方向の
力として加わる構成においてもこの効果が得られる。
【0088】実施例2.この発明の他の実施例について
説明する。振動、騒音を抑えるために、オンサイクル数
を2に固定しておき、オフサイクル数を変えることによ
り、通電率を変化させることにする。そのときに有効な
サイクルの与え方を示す。図36はオンサイクルを2に
固定したときの、様々なパターンによる通電率の値であ
る。パターン1〜パターン4までを大きなサイクルと
し、その中のオフサイクルを調整することによって、通
電率を細かく変化させることができる。図36ではその
一例を挙げたにすぎないが、同様の手法により様々な通
電率を得ることができる。
【0089】実施例3.この発明のさらに他の実施例に
ついて説明する。低周波パルセイションの駆動パターン
において、トルク脈動のスペクトルのピーク値がより小
さくなる駆動パターンの実施例を述べる。実施例1と同
じモータについて、図37に示すように、通電率が等し
い複数種類のパターン、1オン2オフ、2オン4オフ、
4オン8オフの繰り返しにより駆動させたときに得られ
るトルクのスペクトルのシミュレーション結果を示した
ものが図38である。図38より、トルク脈動が最も大
きくなる周波数成分は、140Hzであり、その脈動レ
ベルは−71.6dBである。この脈動レベル−71.
6dBは、図24、図29、図30、及び表1における
トルク脈動の最大ピーク値とを比較するとわかるよう
に、実施例1の1オン1オフの−68.7dBよりも
2.9dB小さく、実施例1の4オン8オフの−69.
9dBよりも1.7dB小さい。表1を見ると、1オン
2オフの場合、2オン4オフの場合、4オン8オフの場
合のスペクトルピークの周波数は、互いに少しずつ異な
っている。そこで、それらを続けて駆動させることによ
り、スペクトルピークの周波数を分散させ、それにより
スペクトル値が抑えられる。このように、通電率が同じ
でも、何種類かのパターンを組み合わせることにより、
トルクレベルを抑え、振動、騒音を低下させることがで
きる。
【0090】以上までの説明では、通電サイクルや非通
電サイクル(または時間)を電源周期に対し、1倍、2
倍といった数値で説明してきたが、これは電源サイクル
の周期の半分、すなわち1.5等でも良いことは当然で
ある。この例として1.5オン3オフのトルク波形シミ
ュレーション結果を図40に示す。先に説明した図2
6、図28の中間的な波形となっており、通電サイクル
が、電源周期の半分の整数倍でも良いことがわかる。図
41は、通電率αを一定のままで、オンサイクル数を変
えたときの回転数の変化である。1.5オン、2.5オ
ン、3.5オンも使用できることがわかる。
【0091】さらに上述の説明はコンデンサ付単相モー
タの例で説明したが、多相モータは相数を増加しただけ
であり、同様な構成で同様な効果を奏することは当然で
ある。但し、単相モータの他の構成については、若干説
明を追加しておく。
【0092】上記各実施例では主巻線のみをオンオフし
た場合について示したが、主巻線、補助巻線共にオンオ
フした場合にも相当の効果が得られる。
【0093】実施例4.図39は純単相誘導電動機での
実施例を示す。図39は、分相始動単相誘導電動機の回
路構成で、補助巻線44は、起動スイッチ47を介して
AC電源1に接続されている。起動時には、補助巻線4
4にも通電されて起動トルクが生じるが、起動後、回転
数が増すと遠心力により起動スイッチ47は開状態とな
り、主巻線のみの純単相誘導電動機として動作する。こ
の状態で、トライアック27を制御することで、コンデ
ンサモータと同様の速度調整が行える。
【0094】また、空調機の室外機においてコンプレッ
サ運転時もパルセイションの異音が聞こえる問題に対し
その異音を取り除く一つの方法として以下がある。モー
タの付加巻線Loタップ(T形結線)を一つ出す。この
タップは調速のためではなく、いろいろなユニット共通
でそれらのユニットの最低回転数に設定する。あるい
は、開発段階で回転数が決まらないときは、マージンを
見込んで低く設定した最低回転数でタップ出しする。具
体的な回路構成を図42に示す。付加巻線でLoタップ
(T形結線)を出し、このLoタップにソリッドステー
トリレー62を接続する。このソリッドステートリレー
62でHiノッチとLoノッチ61の切り換えを行う。
従来は速度0から全導通の制御を行うのに対し、このL
oノッチ61利用のパルセイションはLoノッチとHi
ノッチ(全導通)の間の調速を行うため、トルク脈動が
小さくできる。約1/2〜1/3すなわち6dB〜10
dBの低騒音化効果が期待できる。なお、付加巻線は図
43の構成のように外部抵抗49付でも良い。このよう
に低周波パルセイションにて異音を除去することができ
る。
【0095】実施例5.図44は、この発明の他の実施
例によるファンモータの制御回路構成図である。
【0096】主巻線42への印加電圧がゼロクロスであ
るか否かの検出、及びトライアック27のターンオン、
ターンオフによる主巻線42への通電、非通電の詳細な
動作は今までの説明の通りである。
【0097】図45は、本発明を前記回路で実現した実
施例の制御によるファンモータ通電波形図である。図4
5において、28は電源電圧波形、29はマイクロコン
ピュータ13の出力端子P3におけるゼロクロス信号の
入力波形で従来と同一である。30はマイクロコンピュ
ータ13の出力端子P4における出力波形、31はファ
ンモータの通電波形である。本発明のこの例では、オン
のサイクル数及びオフのサイクル数は電源の半周期を1
単位としている。マイクロコンピュータ13は、前述し
たゼロクロス信号によって、サイクル数をカウントし、
またゼロクロス信号に同期したタイミングで出力端子P
4を‘L’→‘H’に切り換え、それから所定時間後に
出力端子P4を‘H’→‘L’に切り換えるという出力
方法をとっている。すなわち、主巻線42にあるサイク
ルだけ通電しようとするとき、まず、ゼロクロス信号に
同期させて、出力端子P4を‘L’→‘H’に切り換え
る。そして、その時から、例えば、6msec後に、出
力端子P4を‘H’→‘L’に切り換える。このとき、
6msecの時間は、マイクロコンピュータ13に内蔵
のタイマによって得られるものである。前記ゼロクロス
信号は、8.3msec周期(電源60Hz時)あるい
は10msec周期(電源50Hz時)で生ずるので、
出力端子P4が‘H’→‘L’になった後、2.3ms
ecあるいは4msec経過すると、再びゼロクロス信
号がマイクロコンピュータ13に入力され、それに同期
して、再び出力端子P4は‘L’→‘H’に切り換えら
れ、その6msec後、‘H’→‘L’に切り換えられ
る。このようなパルス出力を必要な通電サイクルだけ続
けて出力する。この出力端子P4の‘H’信号によっ
て、前述したようなトライアック27のゲートがトリガ
される。このゲートトリガ信号は前述したように6ms
ecでオフするが、ゼロクロス信号毎に再トリガされる
ので、出力端子P4の出力パルスが‘H’の間は、トラ
イアック27は導通状態になり、主巻線42に通電され
る。また、主巻線42への非通電は、ゼロクロス信号が
入力されても、出力端子P4を‘L’のままにしておけ
ばよい。そのサイクル数はゼロクロス信号によってカウ
ントされる。
【0098】マイクロコンピュータ13は、制御条件、
例えば空調機の熱交換器の温度等によって決まるファン
モータ2の回転数を得るため、通電時間または非通電時
間をランダムに変化させ、所望の回転数を得るものであ
り、メモリマップのパターンに従ってオンオフタイミン
グを決定していた方法とは異なっている。ランダムデー
タはメモリ内にテーブルとして記憶しておき、それを順
次読み取っていく手段を設ける。なお、補助巻線44に
は常に通電しており、通電率αの計算式は従来例と同様
で次のようになる。 α=1/2(Non/(Non+Noff)+1)×100 (%) ここで、Nonはオンサイクル数、Noffはオフサイ
クル数である。
【0099】図46は、ランダムに変化するオンサイク
ル数の算出手段を説明するフローチャート、図47はラ
ンダムに変化するオフサイクル数の算出手段を説明する
フローチャートである。また、図48は、下記に示す例
の場合におけるファンモータ通電波形である。
【0100】図46において、オフサイクル数を固定し
た場合、まず、所望の通電率を得るための基準オンサイ
クル数を入力する。通電2回に1度のタイミングで0か
らXまでの乱数を発生させ、これをランダムデータと
し、このランダムデータを0から基準オンサイクル数ま
での数値に換算する。通電1回目では、基準オンサイク
ル数と0から基準オンサイクル数までの数値に換算した
ランダムデータとを加算することにより、ランダムに変
化するオンサイクル数を算出する。通電2回目では、基
準オンサイクル数と0から基準オンサイクル数までの数
値に換算したランダムデータとを減算することにより、
ランダムに変化するオンサイクル数を算出する。従っ
て、通電2回分のオンサイクル数の平均が所望の通電率
を得るサイクル数となる。通電2回に1度のタイミング
で発生したランダムデータを0から基準オンサイクル数
までの数値に換算するのは、通電2回目で基準オンサイ
クル数とランダムデータとを減算するため、基準オンサ
イクル数<ランダムデータの場合、マイナス値を取るこ
とになり、所望の通電率を得ることができなくなる。従
って、ランダムデータは、0から基準オンサイクル数ま
での数値に換算している。
【0101】例えば、オフのサイクル数を3に固定した
場合、所望の通電率を得るためのオンサイクル数が6で
あるとする。ここで、0から10までの乱数を発生さ
せ、そのランダムデータが3であるとする。このランダ
ムデータを0から基準オンサイクル数(6)までの数値
に換算すると、 0から6までのランダムデータ=3×6/10=1.8 となり、余りを切り捨てると1となる。従って、通電1
回目のランダムに変化するオンサイクル数は、基準オン
サイクル数と0から基準オンサイクル数(6)までのラ
ンダムデータとを加算して、 6+1=7 となる。通電2回目のランダムに変化するオンサイクル
数は、基準オンサイクル数と0から基準オンサイクル数
(6)までのランダムデータとを減算して、 6−1=5 となる。これを繰り返すことにより、常にランダムに変
化するオンサイクル数から所望の通電率を実現する。ま
た、図47において、オンサイクルを固定した場合は、
上記と同様にランダムに変化するオフサイクル数を算出
し、これを繰り返すことにより、常にランダムに変化す
るオフサイクル数から所望の通電率を実現する。
【0102】実施例6.図49は、非通電時間を固定し
た場合の実施例を説明するフローチャート、図50は、
通電時間を固定した場合の実施例を説明するフローチャ
ートである。また、図51は、下記に示す例の場合にお
けるファンモータ通電波形である。
【0103】図49または図50において、通電または
非通電2回に1度のタイミングで発生したランダムデー
タに係数を掛け合わせることによって、乱数の効果を可
変する。ランダムに変化するオンサイクル数あるいはオ
フサイクル数は、基準オンサイクル数あるいは基準オフ
サイクル数とランダムデータとを加算、減算することに
より算出している。従って、ランダムデータが基準オン
サイクル数あるいは基準オフサイクル数よりも大きくな
ると、減算時にマイナス値をとり所望の通電率を得るこ
とができない。そこで、ランダムデータに係数を掛け合
わせる場合、減算時にマイナス値をとらないように、0
から1までの係数を掛け合わせる。係数はスイッチ等で
切り換えるようにしておく。
【0104】例えば、オフサイクル数を4に固定した場
合、所望の通電率を得るためのオンサイクル数が5であ
るとする。ここで、0から10までの乱数を発生させ、
そのランダムデータが8であるとする。このランダムデ
ータを0から基準オンサイクル数(5)までの数値に換
算すると、 0から5までのランダムデータ=8×5/10=4.0 となる。前の実施例と同様な手法では、 通電1回目のランダムに変化するオンサイクル数=5+
4=9 通電2回目のランダムに変化するオンサイクル数=5−
4=1 となるが、これに対し、上記換算したランダムデータ
(4)に例えば0.5を掛け合わせると、 4×0.5=2.0 となる。従って、通電1回目のランダムに変化するオン
サイクル数は、該ランダムデータ(2)と基準オンサイ
クル数とを加算して、 5+2=7 となる。通電2回目のランダムに変化するオンサイクル
数は、該ランダムデータと基準オンサイクル数とを減算
して、 5−2=3 となり、乱数の効果を可変することができる。ここで挙
げた係数0.5は一例であり、0〜1の数値であればよ
いし、複数スイッチ等で切り換えられるようにしておく
と便利である。
【0105】実施例7.通電率が高い場合には、乱数の
出現パターンが少なくなる。例えば、オンサイクル数を
4に固定し、所望の通電率を得るためのオフサイクル数
が1である場合、ランダムに変化するオフサイクル数を
算出するためのランダムデータは0あるいは1のみとな
り乱数のパターンが限られてしまう。この場合、オン、
オフサイクルのパターンが非単調となり、騒音、振動の
発生原因となる可能性がある。そこで、オンサイクル数
及びオフサイクル数にそれぞれ整数、例えば3を掛け合
わせ、オンのサイクル数を12、オフのサイクル数を3
とし、ランダムに変化するオフサイクル数を算出するた
めのランダムデータの出現パターンを0から3とするこ
とにより、オン、オフのパターンが非単調となるのを防
ぐ。このように制御すると、ランダムに変化するオフサ
イクル数を算出するためのランダムデータの出現パター
ンを増やすことはできるが、オンサイクル数も増やすこ
とになり、2fトルク脈動が顕在化し、2fの磁気音を
生じる。従って、掛け合わせる整数は2fトルク脈動が
顕在化しない程度とする。また、掛け合わせる数値を途
中で変えることも可能である。
【0106】ここで、ランダムオンサイクル数を1つの
式で表すと、ランダムオンサイクル数=(A×基準オン
サイクル数)±k×Hであり、このHは、換算したラン
ダムデータで、H=ランダムデータ×(A×基準オンサ
イクル数)/Xである。但し、1回目のランダムオンサ
イクル数は+、2回目のランダムオンサイクル数は−を
とる。ここで、Aが実施例7の整数3にあたり、kは係
数で実施例6の0.5に当たる。Xは例えばランダムデ
ータが0〜10までの数値であるとすると、X=10と
なる。この式において、A=1、k=1の場合が実施例
5,8,9に記載されている。この式からも分かるよう
に、実施例6の係数kと実施例7の整数は異なる。Aは
基準オンサイクル数そのものに掛け合わせる数値であ
り、kは換算したランダムデータに掛け合わせる数値
で、ランダムオフサイクル数においても同様である。ま
た、乱数の効果を可変する目的であるが、ランダムオン
サイクル数、あるいはランダムオフサイクル数の変動が
大きくなりすぎるのを防ぐために、係数kを用いて可変
とする。すなわち、上記の式において、A×基準オンサ
イクル数=換算したランダムデータの場合、k=1とす
ると1回目のランダムサイクル数は、2×(A×基準オ
ンサイクル数)となり、2回目のランダムオンサイクル
数は0となる。基準オンサイクル数が小さい場合は、大
きな差ではないが、基準オンサイクル数が大きくなる
と、この差は大きくなってしまい、騒音につながる可能
性がある。このような場合、kを可変することによっ
て、1回目と2回目のランダムオンサイクル数の差を小
さくする。但し、実際にモータを運転させた場合、1回
目と2回目のランダムオンサイクル数の差が騒音に影響
を与えるかどうかは分からないので、そのためkを可変
することにより調節する。また、Aについても同様でA
を可変することにより騒音に対してどのような影響を与
えるか分からないため試験等によってAを調節する。
【0107】実施例8.図52,53は、通電時間及び
非通電時間をランダムに変化させた場合の実施例を説明
するフローチャート、図54は、下記に示す例の場合に
おけるファンモータ通電波形である。
【0108】図52,53において、オンのサイクル数
またはオフのサイクル数を固定せず、オンのサイクル
数、及びオフのサイクル数をそれぞれランダムに変化さ
せる。すなわち、通電、非通電それぞれ2回に1度のタ
イミングで乱数を発生させ、通電時に発生したランダム
データから、通電1回目、及び通電2回目のランダムに
変化するオンサイクル数を算出する。また、非通電時に
発生したランダムデータから、非通電1回目、及び非通
電2回目のランダムに変化するオフサイクル数を算出す
る。
【0109】例えば、所望の通電率を得るための基準オ
ンサイクル数が6、基準オフサイクル数が3であるとす
る。まず、通電時に0から10までの乱数を発生させ、
そのランダムデータが7であるとする。このランダムデ
ータを0から基準オンサイクル数(6)までの数値に換
算すると、 0から6までのランダムデータ=7×6/10=4.2 となり、余りを切り捨てると4となる。従って、通電1
回目のランダムに変化するオンサイクル数は、基準オン
サイクル数と0から基準オンサイクル数(6)までのラ
ンダムデータとを加算して、 6+4=10 となる。通電2回目のランダムに変化するオンサイクル
数は、基準オンサイクル数と0から基準オンサイクル数
(6)までのランダムデータとを減算して、 6−4=2 となる。これを繰り返すことにより、常にランダムに変
化するオンサイクル数が得られる。次に、非通電時に0
から10までの乱数発生させ、そのランダムデータが4
であるとする。このランダムデータを0からオフサイク
ル数(3)までの数値に換算すると、 0から3までのランダムデータ=4×3/10=1.2 となり、余りを切り捨てると1となる。従って、非通電
1回目のランダムに変化するオフサイクル数は、基準オ
フサイクル数と0から基準オフサイクル数(3)までの
ランダムデータを加算して、 3+1=4 となる。通電2回目のランダムに変化するオフサイクル
数は、基準オフサイクル数と0から3までのランダムデ
ータとを減算して、 3−1=2 となる。これを繰り返すことにより、常にランダムに変
化するオフサイクル数が得られる。このようにして、上
記ランダムに変化するオンサイクル数とランダムに変化
するオフサイクル数から所望の通電率を実現する。
【0110】実施例9.図55は、ランダムに変化する
オンサイクル数と基準オンサイクル数を組み合わせた制
御を説明するフローチャート、図56は、ランダムに変
化するオフサイクル数と基準オフサイクル数を組み合わ
せた制御を説明するフローチャートである。また、図5
7は、下記に示す場合におけるファンモータの通電波形
である。
【0111】図55において、オフのサイクル数を固定
した場合、所望の通電率を得るための基準オンサイクル
数を入力する。通電4回に1度のタイミングで0からX
までの乱数を発生させ、これをランダムデータとし、こ
のランダムデータを0から基準オンサイクル数までの数
値に換算する。通電1回目は、基準オンサイクル数と0
から基準オンサイクル数までの数値に換算したランダム
データとを加算することにより、ランダムに変化するオ
ンサイクル数を算出する。通電2回目は、基準オンサイ
クル数とする。通電3回目は、基準オンサイクル数と0
から基準オンサイクル数までの数値に換算したランダム
データとを減算することによりランダムに変化するオン
サイクル数を算出する。通電4回目は、基準オンサイク
ル数とする。すなわち、実施例5における制御手段と、
基準サイクル数を組み合わせることにより所望の通電率
を実現する。図56においても同様で、オンのサイクル
を固定し、所望の通電率を得るための基準オフサイクル
を入力する。ランダムに変化するオフサイクル数を算出
し、これと基準オフサイクル数を組み合わせることによ
り所望の通電率を実現する。
【0112】例えば、オフのサイクルを3に固定した場
合、所望の通電率を得るためのオンサイクル数が4であ
るとする。ここで、0から10までの乱数を発生させ、
そのランダムデータが6であるとする。このランダムデ
ータを0から基準オンサイクル数(4)までの数値に換
算すると、 0から4までのランダムデータ=6×4/10=2.4 となり、余りを切り捨てると2となる。従って、通電1
回目のランダムに変化するオンサイクル数は、基準オン
サイクル数と0から基準オンサイクル数(4)までのラ
ンダムデータとを加算して、 4+2=6 となる。通電2回目は、基準オンサイクル数(4)とす
る。通電3回目は、基準オンサイクル数と0から基準オ
ンサイクル数(4)までのランダムデータとを減算し
て、 4−2=2 となる。通電4回目は、基準オンサイクル(4)とす
る。これを繰り返すことにより、ランダムに変化するオ
ンサイクル数から所望の通電率を実現する。
【0113】実施例10.図58は、タップ出しによる
モータ回転数制御回路構成図である。図58に示すよう
に、モータの補助巻線より引き出したタップを切り換え
ることによりモータの回転数を制御することができる。
通電率の低い場合には振動が増大するため、図58に示
すようにタップ切り換えによりモータの回転数を制御す
る。この構造と実施例5〜9の制御方法を組み合わせれ
ば非定常のサイクルにより所望の通電率が得られ騒音、
振動の影響を低減できる。
【0114】以上の実施例の説明では、サイリスタのス
イッチングの例で説明しており、通電開始及び終了のタ
イミングをゼロクロスのタイミングとして説明している
が、必ずしもこれに限定されるものではない。通電のサ
イクルと非通電のサイクルの比を変えて通電率を選択
し、モータの速度を変える構成であればよいことは以上
の説明からも明らかである。また、上述の説明では2回
に一度のタイミングで乱数を発生させ、2回の平均が所
望の通電率としたり、あるいは4回で平均化することが
記載されているが、この回数はいくらでもよく、パター
ンを一定とせず、平均して所望の通電率が得られればよ
いことは明らかである。あるいは類似の通電率が得られ
る複数のパターンを設け、これらのパターンをランダム
に選択してもよい。
【0115】すなわち、上述の発明は交流電源のゼロク
ロス電圧を検出するゼロクロス電圧検出回路、及びモー
タに供給する交流電源の通電と非通電の切り換えをサイ
リスタまたはトライアックまたはソリッドステートリレ
ー等によってオンオフ制御するスイッチング回路を備
え、モータに供給する交流電源の通電時間と非通電時間
の比を変化させることにより、モータの速度を制御する
モータの駆動装置であり、この駆動装置は、通電開始の
タイミングを交流電源電圧のゼロクロスのタイミングと
一致させると共に、通電終了のタイミングをサイリスタ
またはトライアックまたはソリッドステートリレー等に
より、通電電流のゼロクロスに一致させて、通電時間ま
たは非通電時間を電源周期の半分の整数倍単位でランダ
ムに変化させ、パターンをずらせるのでベース周波数が
分散され、騒音・振動が低減できる。
【0116】さらに、通電時間または非通電時間をラン
ダムに、かつトータルの通電率が所望の通電率となるよ
うに制御する手段として、通電または非通電2回に1度
のタイミング等で乱数を発生させランダムデータとし、
該ランダムデータをゼロから所望の通電率に相当する通
電時間または非通電時間までの数値に換算し、所望の通
電率と換算したランダムデータとを加算することによ
り、ランダムに変化する通電時間または非通電時間を決
定し、次回通電または非通電のタイミングでは、所望の
通電率に相当する通電時間または非通電時間と換算した
ランダムデータとを減算することによりランダムに変化
する通電時間あるいは非通電時間が得られる。
【0117】さらに、ゼロから所望の通電率に相当する
通電時間または非通電時間までの数値に換算したランダ
ムデータに係数を掛け合わせることにより、乱数の効果
を可変にでき、騒音・振動への影響への把握が簡単にで
きる。
【0118】さらに、通電率が高い場合には、通電時間
及び非通電時間にそれぞれ整数を掛け合わせ、乱数の出
現パターンを増やすことにより、通電、非通電のパター
ンを非単調としてベース周波数を分散できる。
【0119】
【発明の効果】以上のように、請求項1記載の発明によ
れば、交流電源のゼロクロス電圧を検出するゼロクロス
電圧検出回路、及びモータに供給する交流電源の通電と
非通電を切り替えオンオフ制御するスイッチング回路を
備え、上記モータニ供給する交流電源の通電時間と非通
電時間の比を変化させることにより上記モータの速度を
制御するモータの駆動装置において、通電開始のタイミ
ングを上記交流電源電圧のゼロクロスのタイミングと一
致させると共に、通電終了のタイミングを上記スイッチ
ング回路により、通電電流のゼロクロスに一致させ、か
つ上記通電時間と非通電時間の比が等しい複数種類のパ
ターンを組み合わせて用いるので、オンオフが繰り返さ
れることによる断続音が軽減される。また、オンオフの
基本周波数を分散させることでトルク脈動における特定
周波数の卓越を分散でき、磁気音を軽減できる。
【0120】
【0121】
【0122】また、請求項記載の発明によれば、モー
タは主巻線とコンデンサを介して通電される補助巻線と
を有するコンデンサ型単相モータであり、上記主巻線に
供給する交流電源の通電時間と非通電時間の比を変化さ
せるので、通電のオンオフ時にモータ軸が軸方向に大き
く加振されて、「コトコト」という異音が生じるのを軽
減できる。
【0123】また、請求項記載の発明によれば、オン
オフの周波数を分散するとともに、モータの2fトルク
脈動を低減でき、モータの振動・騒音を減らすことがで
きる。
【0124】
【0125】
【0126】
【0127】また、請求項記載の発明によれば、装置
を安価に製作できる。
【0128】また、請求項記載の発明によれば、環境
に対し最もよい装置が得られる。
【0129】
【0130】
【0131】
【0132】
【0133】また、請求項記載の発明によれば、簡単
な構造でパターン化した運転におけるベース周波数を分
散でき、騒音及び振動を低減できる。
【0134】また、請求項記載の発明によれば、簡単
な構造でオンオフ基本周波数を分散し、振動及び騒音を
低減できる。
【0135】
【0136】
【0137】
【0138】また、請求項記載の発明によれば、簡単
な方法でオンオフ基本周波数の一層の分散化が可能で、
振動及び騒音を低減できる。
【0139】また、請求項記載の発明によれば、通電
率が高い場合でも、ベース周波数の分散化が可能であ
る。
【0140】また、請求項10記載の発明によれば、通
電、非通電をそれぞれランダムに変化させ一層の分散化
ができる。
【0141】
【0142】
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の1実施例によるモータの駆動装置を
説明する回路図である。
【図2】 本発明の1実施例によるモータの駆動装置を
説明する波形図である。
【図3】 本発明の1実施例によるモータの駆動装置に
係り電子制御回路内のメモリマップの内容の説明図であ
る。
【図4】 本発明の1実施例によるモータの駆動装置に
係り2オン4オフでモータを駆動したときの主巻線電流
の実測波形図である。
【図5】 本発明の1実施例によるモータの駆動装置に
係り2オン4オフでモータAを駆動したときの騒音のパ
ワスペクトルの実測結果を示す図である。
【図6】 本発明の1実施例によるモータの駆動装置に
係り1オン2オフでモータを駆動したときの主巻線電流
の実測波形図である。
【図7】 本発明の1実施例によるモータの駆動装置に
係り1オン2オフでモータAを駆動したときの騒音のパ
ワスペクトルの実測結果を示す図である。
【図8】 本発明の1実施例によるモータの駆動装置に
係り2オン4オフでモータBを駆動したときの騒音のパ
ワスペクトルの実測結果を示す図である。
【図9】 本発明の1実施例によるモータの駆動装置に
係り1オン2オフでモータBを駆動したときの騒音のパ
ワスペクトルの実測結果を示す図である。
【図10】 比較例に係り従来の位相制御でモータAを
駆動したときの騒音のパワスペクトルの実測結果を示す
図である。
【図11】 比較例に係り従来の主巻線の位相制御でモ
ータを駆動したときのモータ電流波形のシミュレーショ
ン結果を示す図である。
【図12】 比較例に係り従来の主巻線の位相制御でモ
ータを駆動したときのモータ電圧波形のシミュレーショ
ン結果を示す図である。
【図13】 比較例に係り従来の主巻線の位相制御でモ
ータを駆動したときの主巻線電流波形のシミュレーショ
ン結果を示す図である。
【図14】 比較例に係り従来の主巻線の位相制御でモ
ータを駆動したときの補助巻線電流波形のシミュレーシ
ョン結果を示す図である。
【図15】 比較例に係り従来の主巻線の位相制御でモ
ータを駆動したときのロータ速度波形のシミュレーショ
ン結果を示す図である。
【図16】 比較例に係り従来の主巻線の位相制御でモ
ータを駆動したときのモータトルク波形のシミュレーシ
ョン結果を示す図である。
【図17】 本発明の1実施例の2オン4オフでモータ
を駆動したときのモータ電流波形のシミュレーション結
果を示す図である。
【図18】 本発明の1実施例の2オン4オフでモータ
を駆動したときのモータ電圧波形のシミュレーション結
果を示す図である。
【図19】 本発明の1実施例の2オン4オフでモータ
を駆動したときの主巻線電流波形のシミュレーション結
果を示す図である。
【図20】 本発明の1実施例の2オン4オフでモータ
を駆動したときの補助巻線電流波形のシミュレーション
結果を示す図である。
【図21】 本発明の1実施例の2オン4オフでモータ
を駆動したときのロータ速度波形のシミュレーション結
果を示す図である。
【図22】 本発明の1実施例の2オン4オフでモータ
を駆動したときのモータトルク波形のシミュレーション
結果を示す図である。
【図23】 図16のモータトルク波形のパワスペクト
ルの計算結果を示す図である。
【図24】 図22のモータトルク波形のパワスペクト
ルの計算結果を示す図である。
【図25】 本発明の1オン2オフでモータを駆動した
ときの主巻線電流波形のシミュレーション結果を示す図
である。
【図26】 本発明の1オン2オフでモータを駆動した
ときのモータトルク波形のシミュレーション結果を示す
図である。
【図27】 本発明の4オン8オフでモータを駆動した
ときの主巻線電流波形のシミュレーション結果を示す図
である。
【図28】 本発明の4オン8オフでモータを駆動した
ときのモータトルク波形のシミュレーション結果を示す
図である。
【図29】 図26のモータトルク波形のパワスペクト
ルのシミュレーション結果を示す図である。
【図30】 図28のモータトルク波形のパワスペクト
ルのシミュレーション結果を示す図である。
【図31】 本発明の加振力から騒音に至るメカニズム
を説明する説明図である。
【図32】 本発明の2オン1オフで駆動したときのモ
ータトルク波形のパワスペクトルのシミュレーション結
果を示す図である。
【図33】 4オン2オフで駆動したときのモータトル
ク波形のパワスペクトルのシミュレーション結果を示す
図である。
【図34】 2オン2オフで駆動したときのモータトル
ク波形のパワスペクトルのシミュレーション結果を示す
図である。
【図35】 3オン3オフで駆動したときのモータトル
ク波形のパワスペクトルのシミュレーション結果を示す
図である。
【図36】 本発明の他の実施例によるモータの駆動装
置に係り電子制御回路内のメモリマップの内容の説明図
である。
【図37】 本発明の他の実施例によるモータの駆動装
置に係り通電率が等しい複数種類のパターンを組み合わ
せてモータを駆動したときの主巻線電流波形のシミュレ
ーション結果を示す図である。
【図38】 図37の駆動パターンによる騒音のパワス
ペクトルのシミュレーション結果を示す図である。
【図39】 この発明の他の実施例の構成図である。
【図40】 1.5オン3オフのトルク波形を示す図で
ある。
【図41】 オンサイクル数と回転数の関係を示す図で
ある。
【図42】 付加巻線パイセイションの回路構成を示す
図である。
【図43】 この発明の他の実施例の構成図である。
【図44】 この発明の他の実施例による制御回路構成
図である。
【図45】 この発明の他の実施例によるファンモータ
通電波形である。
【図46】 この発明の他の実施例によるランダム通電
時間制御手段のフローチャートである。
【図47】 この発明の他の実施例によるランダム非通
電時間制御手段のフローチャートである。
【図48】 この発明の他の実施例によるランダム通電
時間制御のファンモータ通電波形である。
【図49】 この発明の他の実施例によるランダム通電
時間制御手段のフローチャートである。
【図50】 この発明の他の実施例によるランダム非通
電時間制御手段のフローチャートである。
【図51】 この発明の他の実施例によるランダム通電
時間制御のファンモータ通電波形である。
【図52】 この発明の他の実施例によるランダム通電
のフローチャートである。
【図53】 この発明の他の実施例によるランダム非通
電のフローチャートである。
【図54】 この発明の他の実施例によるランダム通
電、非通電制御のファンモータ通電波形である。
【図55】 この発明の他の実施例によるランダム通電
制御手段のフローチャートである。
【図56】 この発明の他の実施例によるランダム非通
電制御手段のフローチャートである。
【図57】 この発明の他の実施例によるランダム通電
制御のファンモータ通電波形である。
【図58】 この発明の他の実施例によるタップ出し回
転数制御回路構成図である。
【図59】 従来のモータの駆動装置を説明する回路図
である。
【図60】 従来例1によるモータの駆動装置を説明す
る波形図である。
【図61】 従来例2によるモータの駆動装置を説明す
る波形図である。
【図62】 従来例2によるモータの駆動装置に係り電
子制御回路内のメモリマップの内容の説明図である。
【符号の説明】
1 交流電源、2 ファンモータ、3 電源トランス、
4 ダイオードブリッジ、5 電解コンデンサ、6 3
端子レギュレータ、4〜6 低電圧電源回路、7,8
ダイオード、9,10,12,18,19,21,23
〜25 抵抗器、11,20 トランジスタ、7〜12
ゼロクロス検出回路、13 マイクロコンピュータ、
22a,b フォトトライアックカプラ、26,46
コンデンサ、27 トライアック、40 ロータ、42
主巻線、44 補助巻線。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 石川 憲和 静岡市小鹿三丁目18番1号 三菱電機株 式会社 静岡製作所内 (72)発明者 林田 達尚 静岡市小鹿三丁目18番1号 三菱電機株 式会社 静岡製作所内 (72)発明者 長谷川 優 静岡市小鹿三丁目18番1号 三菱電機株 式会社 静岡製作所内 (72)発明者 川岸 賢至 静岡市小鹿三丁目18番1号 三菱電機株 式会社 静岡製作所内 (72)発明者 満嶋 和行 静岡市小鹿三丁目18番1号 三菱電機株 式会社 静岡製作所内 (72)発明者 石田 晴彦 静岡市小鹿三丁目18番1号 三菱電機株 式会社 静岡製作所内 (72)発明者 戸塚 英和 静岡市小鹿三丁目18番1号 三菱電機株 式会社 静岡製作所内 (56)参考文献 特開 昭59−188391(JP,A) 特開 昭57−193992(JP,A) 特開 昭54−69709(JP,A) 特開 昭50−67415(JP,A) 特開 平6−153566(JP,A) 特開 平6−108989(JP,A) 特開 平2−142337(JP,A) 実開 昭62−161599(JP,U) 実開 昭58−156399(JP,U) 実開 平1−123458(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H02P 5/28 - 5/44 H02P 7/36 - 7/66

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 交流電源のゼロクロス電圧を検出するゼ
    ロクロス電圧検出回路、及びモータに供給する交流電源
    の通電と非通電を切り替えオンオフ制御するスイッチン
    グ回路を備え、上記モータに供給する交流電源の通電時
    間と非通電時間の比を変化させることにより上記モータ
    の速度を制御するモータの駆動装置において、通電開始
    のタイミングを上記交流電源電圧のゼロクロスのタイミ
    ングと一致させると共に、通電終了のタイミングを上記
    スイッチング回路により、通電電流のゼロクロスに一致
    させ、かつ上記通電時間と非通電時間の比が等しい複数
    種類のパターンを組み合わせて用いることを特徴とする
    モータの駆動装置。
  2. 【請求項2】 モータは主巻線とコンデンサを介して通
    電される補助巻線とを有するコンデンサ型単相モータで
    あり、上記主巻線に供給する交流電源の通電時間と非通
    電時間の比を変化させることを特徴とする請求項1記
    のモータの駆動装置。
  3. 【請求項3】 モータと、このモータに通電電流を供給
    する交流電源と、この交流電源からの通電をオンオフし
    てモータへの通電と非通電を行うスイッチング回路と、
    このスイッチング回路のオンオフを制御して通電サイク
    ルと非通電サイクルの比を変化させる駆動装置と、を備
    え、この駆動装置は、上記通電サイクルまたは非通電サ
    イクルを上記交流電源のサイクルの周期の半分の整数倍
    の所定値に固定し、上記非通電サイクルまたは通電サイ
    クルを上記交流電源のサイクルの周期の半分の整数倍単
    位で変化させてモータの速度を制御するさい、少なくと
    も2種類以上の所定値により上記通電サイクルと非通電
    サイクルの比が等しい複数種類のパターンを設定し、順
    次各パターンを選択して用いることを特徴とするモータ
    装置。
  4. 【請求項4】 交流電源からモータに通電電流を供給
    し、この交流電源からの通電をスイッチング回路にてオ
    ンオフして上記モータへ通電と非通電を行うときに、こ
    の通電のサイクルと非通電のサイクルの比を変化させて
    上記モータの速度を制御するモータの駆動装置の制御方
    法において、同一の通電率に対し、上記通電サイクルと
    非通電サイクルの比が等しい通電パターンを複数設ける
    ステップと、上記複数のパターン中から所定のパターン
    を選択し、この選択されたパターンを設定して上記モー
    タの速度を制御するステップと、を備えたことを特徴と
    するモータの駆動装置の制御方法。
  5. 【請求項5】 所定のパターンとして、モータの運転中
    の騒音の静かなパターン、または振動の小さなパターン
    を選択するステップと、を備えたことを特徴とする請求
    記載のモータの駆動装置の制御方法。
  6. 【請求項6】 交流電源からモータに通電電流を供給
    し、この交流電源からの通電をスイッチング回路にてオ
    ンオフして上記モータへ通電と非通電を行うときに、こ
    の通電のサイクルと非通電のサイクルの比を変化させて
    上記モータの速度を制御するモータの駆動装置の制御方
    法において、上記通電サイクルまたは非通電サイクルの
    少なくとも一方を電源周期の半分の整数倍単位でランダ
    ムに複数回変化させるさい、このランダムに得た数値と
    この数値に所定値を加算または減算させて得た数値の組
    み合わせにより所望の通電率を得て、上記モータの速度
    を制御することを特徴とするモータの駆動装置の制御方
    法。
  7. 【請求項7】 交流電源のゼロクロス電圧を検出するゼ
    ロクロス電圧検出回路、及びモータに供給する交流電源
    の通電と非通電を切り替えオンオフ制御するスイッチン
    グ回路を備え、上記モータに供給する交流電源の通電時
    間と非通電時間の比を変化させることにより上記モータ
    の速度を制御するモータの駆動装置の制御方法におい
    て、通電開始のタイミングを上記交流電源電圧のゼロク
    ロスのタイミングと一致させると共に、通電終了のタイ
    ミングを上記スイッチング回路により、通電電流のゼロ
    クロスに一致させ、かつ所望の通電率を得るための上記
    通電時間または非通電時間の少なくとも一方を、電源周
    期の半分の整数倍単位でランダムに変化させるさい、こ
    のランダムに得た数値とこの数値に所定値を加算または
    減算させて得た数値の組み合わせにより得ることを特徴
    とするモータの駆動装置の制御方法。
  8. 【請求項8】 交流電源のゼロクロス電圧を検出するゼ
    ロクロス電圧検出回路、及びモータに供給する交流電源
    の通電と非通電を切り替えオンオフ制御するスイッチン
    グ回路を備え、上記モータに供給する交流電源の通電時
    間と非通電時間の比を変化させることにより上記モータ
    の速度を制御するモータの駆動装置の制御方法におい
    て、通電開始のタイミングを上記交流電源電圧のゼロク
    ロスのタイミングと一致させると共に、通電終了のタイ
    ミングを上記スイッチング回路により、通電電流のゼロ
    クロスに一致させ、かつ所望の通電率を得るための上記
    通電時間または非通電時間の少なくとも一方を、電源周
    期の半分の整数倍単位で所定の範囲の数値から選択さ
    れ、かつ、この選択された数値に一定の変化が加えられ
    てランダムに変化させて得ることを特徴とするモータの
    駆動装置の制御方法。
  9. 【請求項9】 通電サイクル及び非通電サイクル、また
    は、通電時間及び非通電時間、それぞれに整数を乗じて
    乱数の出現パターンを増加させたことを特徴とする請求
    ないし記載のモータの駆動装置の制御方法。
  10. 【請求項10】 通電サイクル及び非通電サイクル、ま
    たは、通電時間及び非通電時間、それぞれをランダムに
    制御することを特徴とする請求項ないし記載のモー
    タの駆動装置の制御方法。
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