JP3458483B2 - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP3458483B2
JP3458483B2 JP25400894A JP25400894A JP3458483B2 JP 3458483 B2 JP3458483 B2 JP 3458483B2 JP 25400894 A JP25400894 A JP 25400894A JP 25400894 A JP25400894 A JP 25400894A JP 3458483 B2 JP3458483 B2 JP 3458483B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば電子写真方式の
複写機、プリンタやファクシミリ等の画像形成装置に関
し、詳しくはベルト状転写体を用いる画像形成装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】カラー複写機、カラープリンタやファク
シミリ等における画像形成装置として、潜像担持体であ
る感光体ドラム上に形成された未定着トナー像を記録媒
体である用紙等に転写する際に、無端環状のベルト状転
写体を中間転写体として介在させた構成のものがある
(例えば特開昭62−206567号公報、特開平2−
212869号公報等)。
【0003】このような画像形成装置は、図10に示す
ように、シアン、マゼンタ、イエローおよびブラックの
各色に対応した現像部を有する現像装置80を備えてお
り、この現像装置80によって、一色の未定着トナー像
を感光体ドラム81が一回転する間に同表面上に形成
し、この未定着トナー像を感光体ドラム81から転写ベ
ルト82上に1次転写するようになっている。そして、
このような1次転写を各色について行って各色の未定着
トナー像を転写ベルト82上に重ね合わせ、この未定着
トナーの合成像を転写ベルト82から用紙上へ一括して
2次転写するように構成されている。
【0004】ここで、上記転写ベルト82は、転写ベル
ト82を駆動する駆動ローラ83、転写ベルト82を感
光体ドラム81に押圧する1次転写ローラ84、2次転
写ローラ88に用紙を介して転写ベルト82を押圧する
バックアップローラ86、テンションローラ85および
アイドルローラ87に巻回されており、テンションロー
ラ85を移動させて緊張状態とされる。
【0005】ところで、メンテナンスの作業性向上等の
目的から、上記した転写ベルト82と複数のローラ83
〜87とを一つの中間転写ユニットとして構成し、画像
形成装置本体に着脱自在に装着する構成とすることが考
えられている。このように構成する場合、中間転写ユニ
ットを画像形成装置本体から引き出す際あるいは装着す
る際に、転写ベルト82とこれに接触した例えば感光体
ドラム81とを離間させる必要が生じる。
【0006】転写ベルトを感光体ドラムから離間させる
方法としては、例えば、ドライブローラ等の一つのロー
ラを中心に中間転写ユニット全体を回動させて中間転写
ユニット全体を感光体ドラムから離間させたり、あるい
は、特開平3−179476号公報に示されているよう
に、感光体ドラムの近傍にテンションローラを配置し、
カム駆動によりテンションローラを移動させて転写ベル
トと感光体ドラムとの接触、離間を行う方法等がある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、転写ベ
ルトの外側には他にも種々の部材が近接配置されてい
る。したがって、上記中間転写ユニットを回動させる方
法では、転写ベルトを感光体ドラムから離間させること
はできても、その離間する方向にある転写ベルトの一部
が他の近接配置された部材、例えば2次転写用前の用紙
ガイドと干渉してしまう。また、上記テンションローラ
を用いる方法でも、転写ベルトが全体にたるむため、こ
れが中間転写ユニットを画像形成装置本体に着脱する際
に2次転写前の用紙ガイド等に干渉してしまう。そし
て、転写ベルトが他の部材と干渉すると、中間転写ユニ
ットの着脱の際に、転写ベルトのエッジやそれらの部材
が破損したり、中間転写の着脱ができなくなってしまう
という重大な問題が発生する。
【0008】したがって、本発明は、感光体ドラム等の
近接配置された部材から離間させる際に、中間転写ユニ
ット全体を移動させる必要がなくしかも転写ベルトのた
るみを防止し、これにより、転写ベルトと他の近接配置
された部材との干渉を防止することができる画像形成装
置を提供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の画像形成装置は、装置本体から引出自在と
されたユニットに設けられた複数の緊張部材と、上記複
数の緊張部材に緊張状態で巻回される無端環状のベルト
状転写体と、上記複数の緊張部材のうちの少なくとも一
つを、上記ベルト状転写体の外側に近接配置された部材
から離間する方向およびその逆方向に移動させる移動手
段と、上記複数の緊張部材のうちの少なくとも一つを、
上記ベルト状転写体の緊張状態を維持する方向に移動さ
せる緊張状態維持手段とを具備している。そして、前記
緊張部材は、該画像形成装置の潜像担時体に前記ベルト
状転写体を介して押圧される1次転写部材を備え、前記
緊張状態維持手段は、前記ユニットの端部に位置して上
記ベルト状転写体を走行可能に支持する中間支持部材を
備え、前記移動手段は、上記1次転写部材と上記中間支
持部材とを支持するとともに上記中間支持部材と反対側
の端部で回動自在に支持されたアーム部材と、このアー
ム部材を回動させることにより、上記1次転写部材と上
記中間支持部材とを上記潜像担時体に接近離間する方向
へ移動させる駆動部材とを備え、上記中間支持部材は、
上記アーム部材が上記潜像担時体から離間する方向へ移
動させられたときに、上記ユニットの外方へ向け移動し
て上記ベルト状転写体に張力を与えるように配置されて
いることを特徴とする。
【0010】
【作用】上記構成の画像形成装置によれば、移動手段に
より緊張部材のうちの少なくとも一つを、ベルト状転写
体の外側に近接配置された部材から離間する方向に移動
させるとともに、緊張状態維持手段により緊張部材のう
ちの少なくとも一つを移動させることにより、ベルト状
転写体の一部を内方に移動させて上記近接配置された部
材から離間させるとともに、ベルト状転写体を緊張状態
に維持する。
【0011】
【実施例】
A.第1実施例 (1)第1実施例の構成 以下、図1ないし図5を参照して本発明の第1実施例を
説明する。図1は実施例の画像形成装置11の側断面図
であり、図中符号10はそのケーシングである。また、
図において符号12は感光体ドラムであり、感光体ドラ
ム(潜像担時体)12の回転軸は、ケーシング10の前
後方向(図1において紙面と垂直する方向)に向けられ
ている。
【0012】感光体ドラム12の上方には、レーザ発生
器13から感光体ドラム12に露光ビーム14を照射さ
せる画像書込装置15が配置されている。感光体ドラム
12の画像書込装置15による露光ビーム照射位置より
回転方向後方位置には、感光体ドラム12を所定の電荷
に帯電させる帯電器16が感光体ドラム12の外周面に
対向配置されている。この帯電器16で帯電された感光
体ドラム12には、上記露光ビーム14の照射で潜像が
形成されるようになっている。
【0013】また、上記露光ビーム照射位置より感光体
ドラム12の回転方向側の位置には、感光体ドラム12
に形成された潜像をカラー画像に現像してトナー像とす
る現像装置17が設けられている。この現像装置17
は、周方向に沿って配置された四つの現像器17a〜1
7d(シアン現像器、マゼンタ現像器、イエロー現像器
およびブラック現像器)を具備しており、回転すること
により所望の現像器17a,…を感光体ドラム12に対
向させ、この現像器17a,…で感光体ドラム12に各
色の現像を行わせるようになっている。
【0014】また、感光体ドラム12の下側には、各色
の未定着トナー像が感光体ドラム12から1次転写され
る無端環状の転写ベルト(ベルト状転写体)19が中間
転写体として配置されている。さらに、転写ベルト19
よりも感光体ドラム12の回転方向側の位置には、感光
体ドラム12の残留トナーを除去するクリーニング装置
20が配置されており、さらにそれよりも回転方向側の
位置には感光体ドラム12の像電荷を除去するための除
電器21が配置されている。
【0015】上記した転写ベルト19は、感光体ドラム
12の下側の外周面に接し、その接触部分がこの感光体
ドラム12と同方向に移動するように時計方向へ向けて
循環する。そして、この転写ベルト19は、1次転写ロ
ーラ22〜バックアップローラ25とガイド部材(緊張
部材)26とに巻回されている。以下、画像形成装置1
1を運転可能な状態としたときの1次転写ローラ(1次
転写部材)22〜バックアップローラ25およびガイド
部材26の配置について説明する。
【0016】1次転写ローラ22は、感光体ドラム12
の下面に接触するように配置されており、この1次転写
ローラ22を中心として両側にアイドルローラ(緊張部
材)23およびドライブローラ24が配置されている。
アイドルローラ23は1次転写ローラ22に対し若干上
方に位置し、またドライブローラ24は1次転写ローラ
22に対し若干下側に位置している。そして、これら1
次転写ローラ22〜ドライブローラ24は、画像形成装
置の運転状態においてほぼ一直線状をなすように配置さ
れている。
【0017】ドライブローラ24の下方には、バックア
ップローラ25が配置され、またこのバックアップロー
ラ25から横へ所定距離離間した位置にガイド部材26
が配置されている。なお、バックアップローラ25とガ
イド部材26との間の距離は1次転写ローラ22とアイ
ドルローラ23との間の距離よりも短く設定されてい
る。以上の配置により、これら1次転写ローラ22〜バ
ックアップローラ25およびガイド部材26の外側に巻
回された転写ベルト19は、感光体ドラム12の下部所
定位置の接線方向に延在する上辺部27と、上辺部27
と略平行に下側に延在する下辺部28と、上辺部27お
よび下辺部28と略垂直な側辺部29と、上辺部27お
よび下辺部28に対し傾斜する側辺部30からなる略台
形状をなしている。
【0018】転写ベルト19の下側には、用紙を転写ベ
ルト19に向けて供給する給紙搬送装置31と、排紙搬
送装置32(図1参照)とが配置されている。これら給
紙搬送装置31と排紙搬送装置32との間には、給紙搬
送装置31から供給された用紙に転写ベルト19の未定
着トナー像を転写させる2次転写器33が配置されてい
る。また、排紙搬送装置32から転写ベルト19の回転
方向へ離間した位置には、クリーニング装置34が配置
されている。
【0019】給紙搬送装置31は、水平方向に延在して
その上面で用紙を搬送する下部ガイド板36と、下部ガ
イド板36の上側に配置された複数の上部ガイド板3
7,…と、用紙を送る給紙ローラ38とを有している。
なお、図中左端に位置する下部ガイド板の端部は、画像
形成装置11の運転可能状態において転写ベルト19に
近接しており、移動する転写ベルト19に用紙を接触さ
せて下流側の2次転写器33へ供給するようになってい
る。
【0020】2次転写器33は、バックアップローラ2
5に転写ベルト19を押圧する2次転写ローラ39を有
しており、給紙搬送装置31から繰り出される用紙を2
次転写ローラ39と転写ベルト19との間で搬送するこ
とにより、この用紙に転写ベルト19の未定着トナー像
を転写する。2次転写ローラ39は、バックアップロー
ラ25に接近離間する方向へ移動可能に構成され、2次
転写の際にバックアップローラ25に押圧されるように
なっている。
【0021】排紙搬送装置32は、2次転写器33の側
方に転写ベルト19から若干離間して配置され、2次転
写器33の反対側に配置された定着器40に用紙を搬送
する。この定着器40は、転写されたトナー像を例えば
熱定着によって用紙に定着させる。また、クリーニング
装置34は、転写ベルト19に離接可能なブレード34
aを備え、2次転写が終わったときにブレード34aを
転写ベルト19に圧接して表面の残留トナーを除去する
ようになっている。
【0022】ここで、1次転写ローラ22〜バックアッ
プローラ25およびガイド部材26は、支持部材41a
(図2において一部のみ示す)に支持されて一体的に構
成されている。つまり、支持部材41a、転写ベルト1
9、1次転写ローラ22〜バックアップローラ25およ
びガイド部材26は、一つの中間転写ユニット41とし
て構成されている。そして、中間転写ユニット41は、
他の感光体ドラム12、クリーニング装置20および現
像装置17等を含む装置本体42に対し、感光体ドラム
12の軸線方向に沿う方向へ引出自在かつ装着自在とさ
れている。以下、中間転写ユニット41について詳細に
説明する。
【0023】ドライブローラ24は、図2に示すよう
に、軸24aによって支持部材41aに回転自在に支持
されており、図示しない駆動源に連結されて転写ベルト
19を駆動する。バックアップローラ25は、軸25a
によって支持部材41aに回転自在に支持されており、
2次転写ローラ39との間で転写ベルト19と用紙とを
圧接する。
【0024】ガイド部材26は側面視円弧状をなし、そ
の中央部に固定された軸26aは、支持部材41aに形
成された長穴44内に回転が阻止された状態で摺動自在
に支持されている。なお、長穴44は、転写ベルト19
の下辺部28と側辺部30とのなす角の二等分線方向に
沿って延在している。また、軸26aは、支持部材41
aとの間に設けられたコイルバネ(移動手段)45によ
って給紙搬送装置31から離間する方向に付勢されてい
る。なお、ガイド部材26には、転写ベルト19の走行
を両側でガイドするエッジガイド46が設けられてい
る。
【0025】軸26aの斜め上面、つまり、軸26aの
コイルバネ45と反対側の外周面には、カム山部47を
有する偏心カム(移動手段)48が当接させられてい
る。偏心カム48は、その軸48aが支持部材41aに
回転自在に支持されており、この軸48aにはギア49
が同心状に固定されている。
【0026】また、転写ベルト19の側辺部30の内側
には、カム山部51を有するカム(駆動部材)52が配
置されている。カム52は、その軸52aが支持部材4
1aに回転自在に支持されており、この軸52aにはギ
ア53およびレバー54が固定されている。ここで、レ
バー54が転写ベルト19の上辺部27と略平行をなす
状態(図2に示す状態、以下横状態と称す)で、カム5
2はカム山部51の最も高い部分を感光体ドラム12側
へ向ける。またレバー54を図2に示す状態から反時計
回りの方向へ回転させ、上辺部27と略直交させた状態
(図3に示す状態、以下縦状態と称す)で、カム52は
カム山部51の低い部分を感光体ドラム12側へ向ける
ようになっている。
【0027】カム52のギア53と偏心カム48のギア
49との間には、支持部材41aに回転自在に支持され
たアイドルギア55,56が噛み合わされており、これ
により上記レバー54の回動で偏心カム48も連動回転
する。すなわち、レバー54が横状態にあるときに、偏
心カム48はカム山部47の最も高い部分をガイド部材
26の軸26a側に位置させ、ガイド部材26を給紙搬
送装置31側に位置させる。また、この状態からレバー
54を縦状態となるように回動させると、ギア53が回
転することによりギア55,56,49を介して偏心カ
ム48が回転し、これにより偏心カム48は、そのカム
山部47の最も低い部分をガイド部材26の軸26a側
に位置させる。これにより、ガイド部材26は、コイル
バネ45の弾性力により給紙搬送装置31から離間する
方向、すなわち転写ベルト19の内方側に移動する。
【0028】次に、感光体ドラム12の下側には、直線
板状のアーム(アーム部材)58が配置されており、ア
ームの左端部は、支持部材に取り付けた軸58aによっ
て回転自在に支持されている。また、アーム58の下側
の中間部は、上記カム52のカム山部51に支持され、
カム52の回転に従って回動するようになっている。ア
ーム58には、1次転写ローラ22とアイドルローラ2
3が以下の構成により回転自在に支持されている。
【0029】すなわち、アーム58の感光体ドラム12
近傍には、その幅方向に向けて延在する長穴59が形成
されており、この長穴59に、1次転写ローラ22に固
定された軸22aが長穴59の長手方向へ摺動自在かつ
回転自在に支持されている。支持部材41aと1次転写
ローラ22の軸22aとの間には、1次転写ローラ22
を感光体ドラム12方向に付勢するコイルバネ60が取
り付けられている。また、アーム58の自由端には、そ
の長さ方向に対して給紙搬送装置31側へ向けて傾斜す
る長穴(支持部)61が形成されており、この長穴61
に、アイドルローラ23に固定した軸23aが長穴61
の長手方向へ向けて摺動自在かつ回転自在に支持されて
いる。そして、図2に示す状態からレバー54を反時計
方向へ回動させることにより、アーム58が時計回りの
方向へ所定角度回動し、これによって、長穴61は、1
次転写ローラ22側から見て下方へ向けて傾斜した姿勢
をとる。
【0030】上記構成のもとに、レバー54を横状態
(図2に示す状態)とすることにより、カム52がカム
山部51の最も高い部分をアーム58に当接させた状態
となり、1次転写ローラ22は、コイルバネ60の弾性
力で転写ベルト19を介して感光体ドラム12に押圧さ
せられる。また、この状態で偏心カム48のカム山部4
7の最も高い部分が軸26aに当接し、これによりガイ
ド部材26は、最も給紙搬送装置31寄りに位置する。
さらに、転写ベルト19の緊張力により、アイドルロー
ラ23は、1次転写ローラ22側に最も寄った位置に配
置される。このときガイド部材26により、転写ベルト
19の下辺部28は、給紙搬送装置31の下部ガイド板
材36に最も近接した位置に配置される。これにより、
画像形成装置11は運転可能な状態となる。
【0031】一方、レバー54を縦状態に回動させるこ
とにより、これに支持されているアーム58がカム52
のカム山部51を滑りながら時計回りの方向へ回動し、
1次転写ローラ22が感光体ドラム12から離間する方
向に移動する。また、レバー54の回動により偏心カム
48が回転し、ガイド部材26も給紙搬送装置31から
離間する方向に移動する。
【0032】次に、図4および図5は中間転写ユニット
41の外観を示す図である。これらの図に示すように、
中間転写ユニット41には、カム52の軸52aがその
両端を突出させて回転自在に支持され、軸52aの両端
部にレバー54とストッパ64がそれぞれ取り付けられ
ている。一方、ケーシング10のリア側を覆う板10a
には長穴63が形成され、中間転写ユニット41を画像
形成装置11の装置本体42に装着したときに、長穴6
3にストッパ64が挿通されるようになっている。この
ストッパ64は、レバー54が縦状態にあるとき長穴6
3と方向を合わせ、これにより長穴63を通過可能とな
る。また、レバー54が横状態にあるときに長穴63と
ストッパ64との方向が相違して両者が係合する。この
構成により、画像形成装置11が運転可能な状態にある
ときは、ストッパ64が長穴63と係合して中間転写ユ
ニット41が装置本体42に固定された状態となる。
【0033】(2)第1実施例の動作 まず、第1実施例の画像形成装置11の全体の動作を説
明する。画像形成を行なうに際して、中間転写ユニット
41は装置本体42に挿入された状態にあり、レバー5
4が横状態とされている。これによりストッパ64が長
穴63と係合し、中間転写ユニット41が装置本体42
から抜けない状態となっている。
【0034】感光体ドラム12は、回転駆動されること
により図1に示す帯電器16により均一に帯電され、次
いで、画像書込装置15のレーザ発生器13から照射さ
れた露光ビーム14で各色のトナー画像に対応する潜像
が形成される。次に、現像装置17により感光体ドラム
12の表面にトナー像が現像される。そして、このトナ
ー像は、転写ベルト19が感光体ドラム12に1次転写
ローラ22で圧接されることにより、転写ベルト19に
1次転写される。
【0035】そして、このような帯電、潜像形成、現像
および1次転写が、トナー各色について1回ずつ合計4
回繰り返されて、転写ベルト19上にシアン、マゼン
タ、イエロー、ブラックの順にカラートナー像が形成さ
れる。そして、このカラートナー像は、給紙搬送装置3
1から送られた用紙と転写ベルト19とが2次転写ロー
ラ39およびバックアップローラ25によって圧接され
ることにより、用紙に2次転写される。2次転写がなさ
れた用紙は、排紙搬送装置32によって定着器40に送
られ4色のトナー像が用紙上に定着された後、外部に設
けられた排紙トレー(図示略)に送られる。なお、感光
体ドラム12の表面上の残留トナーは各色の1次転写の
毎にクリーニング装置20により清掃除去され、また転
写ベルト19の残留トナーは2次転写の毎にクリーニン
グ装置34により清掃除去される。
【0036】次に、例えばメインテナンスを行う場合の
ように、中間転写ユニット41を装置本体42から引出
す必要が生じた場合には、ケーシング10の図示しない
フロント扉を開く。なお、このとき、2次転写器33の
2次転写ローラ39およびクリーニング装置34は共に
転写ベルト19から離間されている。次に、レバー54
を縦状態となるように回動させる。すると、ストッパ6
4が長穴63と方向を合わせてこれを通過可能な状態と
なり、中間転写ユニット41が装置本体42から引出可
能な状態となる。また、レバー54の回動により、カム
52のカム山部51の低い部分が感光体ドラム12側に
向く。その際、アーム58がカム山部51を滑りながら
時計方向へ回動し、1次転写ローラ22とアイドルロー
ラ23とが感光体ドラム12から離間する方向に移動す
る。その際、1次転写ローラ22を感光体ドラム12側
へ付勢しているコイルバネ60が圧縮される。これと同
時に、偏心カム48も回転し、カム山部47の最も低い
部分がガイド部材26の軸26a側を向く。これによ
り、ガイド部材26は、コイルバネ45の付勢力で給紙
搬送装置31から離間する方向に移動する。
【0037】上記したようなガイド部材26の給紙搬送
装置31から離間する方向への移動により、転写ベルト
19の張力が小さくなる。一方、アーム58の回動で長
穴61が1次転写ローラ22側から見て下方へ傾斜する
ような姿勢をとるため、アイドルローラ23は、自重で
長穴59内の最も下端部寄りに移動する。これにより、
アイドルローラ23が転写ベルト19のたるみを吸収し
て突っ張った状態にする。これにより、転写ベルト19
の上辺部27が中間転写ユニット41の内方に引っ張ら
れ、感光体ドラム12から離間するとともに、下辺部2
8および側辺部30も内方に引っ張られる。以上の状態
で中間転写ユニット41は装置本体42から引き出され
る。
【0038】なお、再度レバー54を横状態に戻すと、
カム52がアーム58を感光体ドラム12方向に回動さ
せて、1次転写ローラ22とアイドルローラ23を外方
に移動させ、転写ベルト19を感光体ドラム12に当接
させる。このとき、コイルバネ60の弾性力により、1
次転写ローラ22は転写ベルト19を介して感光体ドラ
ム12に弾性的に当接するため、この当接時の衝撃が緩
和される。またこのレバー54の横状態への回動によ
り、偏心カム48がガイド部材26をコイルバネ45の
弾性力に抗して外方に移動させ、給紙搬送装置31に近
接させる。そして、その際に転写ベルト19の張力が増
加し、その張力の増加によりアイドルローラ23は長穴
61の端部まで移動して位置決めされる。
【0039】このように、上記実施例の画像形成装置に
おいては、1次転写ローラ22とアイドルローラ23と
を感光体ドラム12から離間させ、ガイド部材26を給
紙搬送装置31から離間させるとともに、アイドルロー
ラ23を外方すなわち転写ベルト19を突っ張る方向に
移動させることにより、転写ベルト19をその内方に引
っ張る。よって、転写ベルト19にたるみが生じること
がない。しかも、転写ベルト19のうち外方へ移動する
部分は、アイドルローラ23の近傍の狭い範囲のみであ
る。したがって、中間転写ユニット41を装置本体42
から引出す際、あるいは装着する際に、転写ベルト19
が給紙搬送装置31や他の近接配置された部材と干渉す
ることがない。
【0040】特に、上記実施例では、中間転写ユニット
41を着脱する際に、アイドルローラ23の自重により
転写ベルト19に張力を与える構成であるから、転写ベ
ルト19に無理な力が作用することがなく、転写ベルト
19に伸びが生じるようなことがない。また、上記実施
例では、レバー54を横状態にすることにより、中間転
写ユニット41が装置本体42から抜けない状態となる
から、不注意な操作による部材の損傷を防止することが
できる。
【0041】B.第2実施例 (1)第2実施例の構成 次に、図6および図7を参照して本発明の第2実施例を
説明する。第2実施例では、カム52のカム山部51が
第1実施例と逆方向に形成されており、これにより、レ
バー54は、中間転写ユニット41の着脱時には下方に
延出するように回動させられて第1実施例と同様の縦状
態となる。そして、第2実施例は、このような構成と、
レバー54の回動によりガイド部材26を給紙搬送装置
31から離間させる構成とが第1実施例と相違してい
る。よって、以下の説明においては、第1実施例との相
違部分を中心に説明し、第1実施例と同様の構成要素に
は同一の符号を付し説明を省略する。
【0042】第2実施例では、図6に示すように、バッ
クアップローラ25とカム52との間に、一端部がバッ
クアップローラ25の軸25aに回転自在に支持された
状態でアーム66が斜め右上方へ向けて延在している。
このアーム66の中間位置には、給紙搬送装置31方向
に延出する延出片部67が形成され、この延出片部67
には、その延出方向に沿って延在する長穴68が形成さ
れている。そして、ガイド部材26は、その長穴68に
軸26aが挿入されることにより回転が阻止された状態
で長穴68の長手方向へ向けて摺動自在に支持されてい
る。
【0043】ここで、軸26aは、支持部材41aに取
り付けたコイルバネ69によって給紙搬送装置31方向
に付勢されている。また、カム52のカム山部51に
は、アーム66の先端部に係合可能なピン70が固定さ
れている。この構成のもとに、レバー54を縦状態(図
7に示す状態)から横状態(図6に示す状態)へ回動さ
せることにより、ピン70がアーム66の先端と係合し
てこれを下方へ回動させる。これにより、ガイド部材2
6の軸26aが長穴68の長手方向中間部に位置し、ガ
イド部材26は、コイルバネ69の弾性力によって最も
給紙搬送装置31寄りに位置し、転写ベルト19を転写
可能状態としている。
【0044】さらに、カム52には、フィンガ71が取
り付けられている。フィンガ71は、レバー54がその
横状態から縦状態に回動させられる際にアーム66の先
端部を上方に押し上げ、ガイド部材26をコイルバネ6
9の付勢力に抗して引き上げ、これを給紙搬送装置31
から離間させる。なお、図中符号72は、アーム66が
フィンガ71により上方へ回動させられたときに、一定
以上の回動を阻止するストッパであり、このストッパ7
2により、ガイド部材26の移動が規制されて転写ベル
ト19にたるみが生じないようになっている。
【0045】(2)第2実施例の動作 第2実施例では、レバー54が図6に示す状態から時計
方向へ回動させられるとカム52が回転し、ピン70が
上方へ向けて回転する。ピン70が上方へ移動するにつ
れてアーム66が反時計方向へ回動し、その後、ピン7
0とアーム66との係合状態が解除されてアーム66の
端部は自由になる。レバー54がさらに回動させられる
と、アーム66の先端部にフィンガ71が達し、アーム
66はフィンガ71によって反時計方向へ回動させられ
る。そして、アーム66はストッパ72に当接するまで
回動し、その際、ガイド部材26の軸26aをコイルバ
ネ69の付勢力に抗して押し上げる。これにより、ガイ
ド部材26は給紙搬送装置31から離間する方向に移動
する。
【0046】なお、レバー54の回動に伴うアーム58
の回動、および、第1転写ローラ22、アイドルローラ
23の移動は前記第1実施例と同じである。したがっ
て、転写ベルト19が緩む方向へガイド部材26が移動
しても、アイドルローラ23の移動により転写ベルト1
9が突っ張った状態に保たれる。また、第1転写ローラ
22も感光体ドラム12から離間するので、前記第1実
施例と同様に、中間転写ユニット41の装置本体42に
対する着脱が容易となる。
【0047】次に、レバー54が横状態に戻されると、
アーム66は、フィンガ71の回動に伴って時計方向へ
回動し、その後、ピン70が係合して押し下げられる。
これにより、軸26aの拘束状態が解除され、ガイド部
材26は給紙搬送装置31側に移動する。なお、レバー
54の縦状態への回動でアーム58も感光体ドラム12
側へ回動し、第1転写ローラ22が転写ベルト19を介
して感光体ドラム12に押圧されるとともに、アイドル
ローラ23が転写ベルト19の張力によって長穴61の
端部に移動する。
【0048】上記構成の画像形成装置においては、前記
第1実施例と同等の作用、効果を得ることができるのは
勿論のこと、回動自在なアーム66によってガイド部材
26を支持し、これを移動させる構成であるから、構成
がより簡略化されている。また、コイルバネ69の弾性
力によってガイド部材26を中間転写ユニット41の外
方へ付勢しているから、転写ベルト19に弾力的な張力
が加えられる。このため、転写ベルト19に過剰な張力
が負荷されることがなく、しかも、その張力をほぼ一定
にすることができる。
【0049】C.第3実施例 (1)第3実施例の構成 次に、図8および図9を参照して本発明の第3実施例を
説明する。第3実施例は、レバー54の回動により1次
転写ローラ22,23を感光体ドラム12から離間する
方向に移動させ、かつ、アイドルローラ23を転写ベル
ト19を緊張させる方向に移動させる構成と、ガイド部
材26を移動させる構成において第1実施例と相違して
いる。よって、以下においては第1実施例との相違部分
を中心に説明し、第1実施例と同様の部分には同一の符
号を付し説明を省略する。
【0050】第3実施例では、図8に示すように、アー
ム58は、1次転写ローラ22を支持する位置からドラ
イブローラ24側の部分が感光体ドラム12に対し反対
方向に屈曲されて延出しており、その延出先端に設けた
軸58aで支持部材41aに回転自在に支持されてい
る。また、アーム58の自由端には、アイドルローラ2
3がアーム58に対して位置が固定された状態で回転自
在に支持されている。また、ガイド部材26は、その自
重によって給紙搬送装置31側へ付勢されている。な
お、第1転写ローラ22は、前記第1実施例と同等の構
成により感光体ドラム12側へ付勢されている。
【0051】(2)第3実施例の動作 第3実施例では、レバー54を横状態(図8の状態)か
ら縦状態(図9の状態)になるよう回動すると、カム5
2の回転でアーム58が軸58aを中心に時計方向へ回
動する。これによりアーム58に支持された1次転写ロ
ーラ22およびアイドルローラ23が感光体ドラム12
から離間する方向へ移動する。このとき、アイドルロー
ラ23は、その回転中心が中間転写ユニット41の中央
部分に配置された軸58aを中心に回動するので、その
移動方向は、図8において矢印で示すように、図中右側
へ突出する方向となる。したがって、この実施例では、
アーム58を回動させたときに、転写ベルト19に前記
実施例の場合よりも大きな張力が与えられることにな
る。これにより、転写ベルト19は、ガイド部材26の
重力に抗してこれを給紙搬送装置31から離間するよう
に押し上げる。
【0052】上記構成の画像形成装置においては、前記
第2実施例と同等の作用、効果を得ることができるのは
勿論のこと、アーム58の回動中心を中間転写ユニット
41の略中央部に配置することにより、アーム58を回
動させたときにアイドルローラ23が大きく突出するよ
うに構成しているから、上記のようにガイド部材26を
転写ベルト19の張力で押し上げる構成が可能となる。
したがって、ガイド部材26の支持構造を含め構成がよ
り一層簡略化され、製造コストをさらに低減することが
できる。また、ガイド部材26の自重で転写ベルト19
に張力を与えているので、転写ベルト19に過剰な張力
が作用することがなく、しかも、張力をほぼ一定にする
ことができる。
【0053】D.変更例 本発明は前記実施例に限定されるものではなく、以下の
ような種々の変更が可能である。前記各実施例ではコ
イルバネ60を1次転写ローラ22の軸22aと支持部
材41aとの間に配置しているが、軸22aとアーム5
8との間に配置してもよい。第1実施例においてガイ
ド部材26は、コイルバネ45によって給紙搬送装置3
1から離間する方向に付勢されているが、転写ベルト1
9の張力によって付勢するように構成することもでき
る。第2実施例では、コイルバネ69を支持部材41
aとガイド部材26の軸26aとの間に取り付けている
が、アーム66と軸26aとの間に取り付けてもよい。
また、ガイド部材26をアーム66に固定することもで
きる。第3実施例では、ガイド部材26をその自重で
給紙搬送装置31側へ付勢しているが、支持部材に取り
付けたコイルバネによって付勢する構成としてもよい。
第3実施例において、ガイド部材26を給紙搬送装置
31から離間する方向へ移動させる構成については、転
写ベルト19の張力の増加による構成に限定されるもの
ではなく、第1実施例や第2実施例のような構成を採用
することができる。さらに、第1実施例において、ア
イドルローラ23の軸23aを外方へ向けて付勢する板
バネを設けることもできる。
【0054】
【発明の効果】以上説明したように本発明の画像形成装
置によれば、移動手段により緊張部材のうちの少なくと
も一つを、転写ベルトの外側に近接配置された部材から
離間する方向に移動させるとともに、緊張状態維持手段
により緊張部材のうちの少なくとも一つを移動させてベ
ルト状転写体を緊張状態に維持することにより、ベルト
状転写体の一部を内方に移動させ上記近接配置された部
材から離間させる構成であるので、ベルト状転写体にた
るみが生じることがなく、しかも、ベルト状転写体の外
方へ動く領域が緊張状態維持手段で移動される緊張部材
の付近の範囲に限られるため、ベルト状転写体と他の近
接配置された部材との干渉を防止することができる。
して、回動自在なアーム部材に1次転写部材と中間支持
部材とを支持させ、アーム部材を回動させることによ
り、1次転写部材と中間支持部材とを潜像担時体から離
間する方向へ移動させると同時にベルト状転写体に張力
を与える構成であるから、アーム部材の1つの動作で装
置内の近接した部材からの離間とベルト状転写体の張力
の付与を同時に行うことができ、構成が簡略化されて製
造コストを低減することができる(請求項1)。
【0055】
【0056】また、アーム部材を潜像担時体から離間さ
せたときに、中間支持部材がその自重によりユニットの
外方へ向けて移動してベルト状転写体に張力を付与する
構成であるから、ベルト状転写体に過剰な張力が負荷さ
れることがなく、ベルト状転写体に伸びが生じるような
ことがない(請求項2)
【0057】さらに、ベルト状転写体を走行可能に支持
するガイド部材を、ベルト状転写体に与えられた張力に
よりユニットの内方へ向けて移動するように構成してい
るので、ガイド部材の支持構造を簡略化することができ
るとともに、ベルト状転写体に過剰な張力が負荷される
こともない(請求項3)
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施例による画像形成装置を示
す正断面図である。
【図2】 本発明の第1実施例による画像形成装置の要
部を示す正面図であって、画像形成装置が運転可能状態
なときの状態を示す図である。
【図3】 本発明の第1実施例による画像形成装置の要
部を示す正面図であって、中間転写ユニットが引出可能
なときの状態を示す図である。
【図4】 本発明の第1実施例による画像形成装置の中
間転写ユニットを示す斜視図であって、引出可能なとき
の状態を示す図である。
【図5】 本発明の第1実施例による画像形成装置の中
間転写ユニット等を示す斜視図であって、画像形成装置
が運転可能なときの状態を示す図である。
【図6】 本発明の第2実施例による画像形成装置の要
部を示す正面図であって、画像形成装置が運転可能なと
きの状態を示す図である。
【図7】 本発明の第2実施例による画像形成装置の要
部を示す正面図であって、中間転写ユニットが引出可能
なときの状態を示す図である。
【図8】 本発明の第3実施例による画像形成装置の要
部を示す正面図であって、画像形成装置が運転可能なと
きの状態を示す図である。
【図9】 本発明の第3実施例による画像形成装置の要
部を示す正面図であって、中間転写ユニットが引出可能
なときの状態を示す図である。
【図10】 従来の画像形成装置を概略的に示す正面図
である。
【符号の説明】
11…画像形成装置、12…感光体ドラム(近接配置さ
れた部材)、19…転写ベルト(ベルト状転写体)、2
3…アイドルローラ(中間支持部材)、26…ガイド部
材(緊張部材)、31…給紙搬送装置(近接配置された
部材)、41…中間転写ユニット(ユニット)、42…
装置本体、45…スプリング(移動手段)、48…偏心
カム(移動手段)、52…カム(移動手段,緊張状態維
持手段、駆動手段)、54…レバー(移動手段,緊張状
態維持手段)、58…アーム(移動手段,緊張状態維持
手段、アーム部材)、49,53,55,56…ギア
(移動手段)、61…長穴(緊張状態維持手段)、66
…アーム(移動手段)、71…フィンガ(移動手段)。

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 装置本体から引出自在とされたユニット
    に設けられた複数の緊張部材と、 上記複数の緊張部材に緊張状態で巻回される無端環状の
    ベルト状転写体と、 上記複数の緊張部材のうちの少なくとも一つを、上記ベ
    ルト状転写体の外側に近接配置された部材から離間する
    方向およびその逆方向に移動させる移動手段と、 上記複数の緊張部材のうちの少なくとも一つを、上記ベ
    ルト状転写体の緊張状態を維持する方向に移動させる緊
    張状態維持手段とを具備する画像形成装置であって、 前記緊張部材は、該画像形成装置の潜像担時体に前記ベ
    ルト状転写体を介して押圧される1次転写部材を備え、 前記緊張状態維持手段は、前記ユニットの端部に位置し
    て上記ベルト状転写体を走行可能に支持する中間支持部
    材を備え、 前記移動手段は、上記1次転写部材と上記中間支持部材
    とを支持するとともに上記中間支持部材と反対側の端部
    で回動自在に支持されたアーム部材と、このアーム部材
    を回動させることにより、上記1次転写部材と上記中間
    支持部材とを上記潜像担時体に接近離間する方向へ移動
    させる駆動部材とを備え、 上記中間支持部材は、上記アーム部材が上記潜像担時体
    から離間する方向へ移動させられたときに、上記ユニッ
    トの外方へ向け移動して上記ベルト状転写体に張力を与
    えるように配置されていることを特徴とする画像形成装
    置。
  2. 【請求項2】 前記アーム部材は、その略長手方向へ前
    記中間支持部材を移動自在に支持する支持部を備え、こ
    の支持部は、上記アーム部材が前記潜像担時体から離間
    する方向へ移動させられたときに、上記中間支持部材が
    その自重により前記ユニットの外方へ向けて移動するよ
    うに配置されていることを特徴とする請求項1に記載の
    画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記緊張部材は、前記ベルト状転写体を
    走行可能に支持するとともに前記ユニットの外方および
    その逆方向へ移動自在なガイド部材を備え、このガイド
    部材は、前記ベルト状転写体に与えられた張力により上
    記ユニットの内方へ向けて移動するように上記ユニット
    の外方へ向けて弾性的に付勢されていることを特徴とす
    請求項1または2に記載の画像形成装置。
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