JP3458317B2 - イオン交換装置及びイオン交換樹脂の再生方法 - Google Patents

イオン交換装置及びイオン交換樹脂の再生方法

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JP3458317B2
JP3458317B2 JP24887295A JP24887295A JP3458317B2 JP 3458317 B2 JP3458317 B2 JP 3458317B2 JP 24887295 A JP24887295 A JP 24887295A JP 24887295 A JP24887295 A JP 24887295A JP 3458317 B2 JP3458317 B2 JP 3458317B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、原水を下降流で供
給し、また、再生剤を上昇流で供給する下降流通水上昇
流再生方式のイオン交換装置及びイオン交換樹脂を再生
する方法に関し、更に詳しくはイオン交換装置のイオン
交換帯を乱すことなく強電解質イオン交換樹脂層を再生
し、処理水の純度及び処理水量を高めたイオン交換装置
及びイオン交換樹脂の再生方法に関する。
【0002】
【従来の技術】イオン交換装置は、例えば純水製造装置
として広く用いられている。この場合のイオン交換樹脂
としては水素イオン形の強酸性カチオン交換樹脂と水酸
化物イオン形の強塩基性アニオン樹脂を組み合わせたも
のが多く用いられている。これらのイオン交換樹脂はイ
オン交換装置の使用により水素イオンあるいは水酸化物
イオンが原水中の不純物イオンとイオン交換することに
より貫流容量に達するため、定期的に再生剤を用いてイ
オン交換樹脂を再生する必要がある。
【0003】ところで、イオン交換装置の原水処理方式
には、原水を上昇流として通水する上昇流方式と、原水
を下降流として通水する下降流方式とがある。また、イ
オン交換装置のイオン交換樹脂の再生方式には、原水の
通水方向と同一方向へ再生剤を通薬する並流再生方式
と、原水の通水方向とは逆方向に再生剤を通薬する向流
再生方式とがある。しかし、通水、再生のいずれの場合
においても処理水の純度を良くするために、イオン交換
樹脂の充填層の流動化を防止し、充填層内のイオン分布
を極力乱さない工夫が必要である。
【0004】さて、並流再生方式と向流再生方式を比較
すると、向流再生方式は、並流再生方式より高純度の処
理水を得ることができ、しかも再生効率に優れていると
いう利点がある。そこで、向流再生方式について更に説
明すると、向流再生方式には上昇流通水下降流再生方式
と下降流通水上昇流再生方式とがある。
【0005】上昇流通水下降流再生方式の場合には、再
生時にイオン交換樹脂層が下方に容易に固定されるため
安定した再生を行なうことができるが、通水時にイオン
交換樹脂層を押し上げて浮上したイオン交換樹脂層を形
成するため、採水を中断するとイオン交換樹脂層が下降
する際に充填層が流動化し、その後の処理水の純度が低
下するという課題がある。
【0006】ところが、下降流通水上昇流再生式のイオ
ン交換装置の場合には、下降流通水であるため、原水処
理時にはイオン交換樹脂層が安定している反面、再生剤
を上昇流で流すため、イオン交換樹脂層の流動を防止す
る手段を講じる必要がある。再生時の流動化防止を施し
たイオン交換装置として例えば図4に示した複層床式の
イオン交換装置が汎用されている。そこで、複層床式の
イオン交換装置について図4を参照しながら説明する。
【0007】図4に示すイオン交換装置は、充填塔1
と、充填塔1の下端に取り付けられた底板2と、この底
板2上に充填された強電解質イオン交換樹脂の充填層3
と、この充填層3と隙間4を介して取り付けられた遮蔽
板5と、この遮蔽板5上に充填された弱電解質イオン交
換樹脂の充填層6とを備えている。また、遮蔽板5の上
下全面にはキャップ状の濾過部材(図示せず)が分散配
置されている。これらの濾過部材は水のみを通過させる
複数条のスリットを有している。
【0008】ところで、本来、上昇流再生においては底
板2と遮蔽板5との間に、隙間なくイオン交換樹脂を充
填した方が再生時にイオン交換樹脂が流動しないが、強
電解質イオン交換樹脂は再生されると、その体積が若干
膨潤するため、この膨潤による体積の増加分を見込んで
予め上述の隙間4を設けておく必要がある。この隙間4
の容積は、強電解質イオン交換樹脂の種類、即ち、強酸
性カチオン交換樹脂の場合と、強塩基性アニオン交換樹
脂の場合とで異なっている。一般的に、前者の場合の隙
間容積は、充填層の高さの3〜10%を占めており、後
者の場合の隙間容積は充填層の高さの15〜25%を占
めている。
【0009】更に、上記充填塔1内には弱電解質イオン
交換樹脂の充填層6の上方に位置させたディストリビュ
ータ7が配設され、このディストリビュータ7から原水
を供給するようにしてある。上記充填塔1内の底板2上
には、集水用のコレクタ8が配設され、このコレクタ8
により弱電解質イオン交換樹脂及び強電解質イオン交換
樹脂によって順次処理された処理水を集水し、給排管9
を介して外部へ排出するようにしてある。また、給排管
9にはバルブ9Aが配設され、このバルブ9Aは処理水
を排出する時には開放し、再生時には閉止するようにし
てある。尚、コレクタ8は後述のように再生剤を強電解
質イオン交換樹脂の充填層3へ分散供給するディストリ
ビュータとしての機能を有し、また、前記ディストリビ
ュータ7は再生廃液を集めるコレクタとしての機能を有
している。従って、以下の説明ではそれぞれの機能に着
目し、必要に応じてコレクタと称したり、ディストリビ
ュータと称したりする。
【0010】更に、上記給排管9には再生剤供給手段1
0が接続されている。この再生剤供給手段10は、給排
管9に接続された再生剤10Aの供給管10Bと、この
供給管10Bから分岐する第1、第2分岐管10C、1
0Dと、両分岐管10C、10Dの合流点に配設された
エジェクタ10Eと、このエジェクタ10Eに各分岐管
10C、10Dを介して接続された再生剤10Aを貯留
するタンク10F及び希釈水源とを備えている。そし
て、第1、第2分岐管10C、10Dにはそれぞれバル
ブ10G、10Hが配設されている。
【0011】従って、イオン交換樹脂の充填層3、6を
再生する場合には、第1、第2分岐管10C、10Dの
バルブ10H、10Gを開くと共に給排管9のバルブ9
Aを閉じた後、図示しないポンプを駆動すると、希釈水
源から希釈水が第2分岐管10Dを流れ、この希釈水に
よりエジェクタ10E内においてジェット水流を作り、
このジェット水流により再生剤10Aを吸引して再生剤
10Aを希釈した後、充填層3へ供給する。その結果、
充填塔1内では再生剤10Aの上昇流による液圧で充填
層3が徐々に浮上すると共に、この充填層6を通過する
間に再生剤10Aにより強電解質イオン交換樹脂を再生
し、更に、再生剤10Aが充填層6を通過する間に弱電
解質イオン交換樹脂を再生する。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図4に
示すような従来のイオン交換装置におけるイオン交換樹
脂の再生方法の場合には、再生剤10Aを比較的遅い流
速(例えば、4〜15m/h)で通薬するため、強電解
質イオン交換樹脂の充填層3が遮蔽板5まで浮上する間
に充填層3のイオン交換帯に乱れが生じ易いという課題
があった。従って、このようなイオン交換帯の乱れによ
って再生後における処理水の純度が低下すると共に、処
理水量が低下するという課題があった。そこで、イオン
交換帯の乱れを抑制するために再生剤10Aの流速ある
いは流量を大きくして短時間で充填層3を浮上させる方
法もあるが、この方法では再生剤の接触時間が短くな
り、やはり再生効率が悪く、処理水の純度が低下すると
共に処理水量が低下するという課題があった。
【0013】本発明は、上記課題を解決するためになさ
れたもので、再生時に強電解質イオン交換樹脂層のイオ
ン交換帯の乱れを最大限に防止することができ、ひいて
は再生後の処理水の純度低下を防止して処理水量を増加
させることができるイオン交換装置及びイオン交換樹脂
の再生方法を提供することを目的としている。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明者は、強電解質イ
オン交換樹脂を再生する際に、そのイオン交換帯の乱れ
を抑制する方法について種々の検討を重ねた結果、強電
解質イオン交換樹脂の充填層の浮上操作とその再生操作
とを個別に行うことで再生剤の消費量を増やすことな
く、しかもイオン交換帯の乱れを効果的に抑制できるこ
とを知見した。
【0015】本発明は上記知見に基づいてなされたもの
で、請求項1に記載のイオン交換樹脂の再生方法は、イ
オン交換装置の充填塔内に、底板と遮蔽板との間に隙間
を空けて充填された強電解質イオン交換樹脂のみの充填
であって、上記底板上に配置されたディストリビュー
から再生剤を上昇流で供給して当該強電解質イオン交
換樹脂を再生する方法において、上記再生剤を供給する
前に、上記ディストリビュータから上記再生剤の流速よ
り大きな流速で浮上水を供給し、この浮上水により上記
充填層のイオン交換帯を乱すことなく、上記充填層を上
記遮蔽板に押しつけて浮上保持することを特徴とするも
のである。
【0016】また、本発明の請求項2に記載のイオン交
換樹脂の再生方法は、請求項1に記載の発明において、
上記浮上水を上記再生剤の流速の2〜10倍の流速で供
給することを特徴とするものである。
【0017】また、本発明の請求項3に記載のイオン交
換装置は、充填塔内に充填された強電解質イオン交換樹
のみの層と、この強電解質イオン交換樹脂を支承す
る底板と、この底板の上方でこれと対向して上記充填塔
内に配設され且つ上記強電解質イオン交換樹脂の上面
との間に隙間を形成する遮蔽板と、上記底板上に設置さ
れたディストリビュータとを備え、上記充填塔の上部か
ら原水を下降流で供給し、上記ディストリビュータから
再生剤を上昇流で供給するイオン交換装置において、上
記充填層を上記遮蔽板に押しつけて浮上保持させるため
の浮上水を上記ディストリビュータから供給する浮上水
供給手段を設けたことを特徴とするものである。
【0018】また、本発明の請求項4に記載のイオン交
換装置は、請求項3に記載の発明において、上記浮上水
供給手段は、上記浮上水を供給する供給管と、この供給
管を開閉するバルブとを有することを特徴とするもので
ある。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、図1〜図3に示す実施例に
基づいて本発明を説明する。尚、各図中、図1は本発明
のイオン交換樹脂の再生方法を実施する際に好適に用い
られる本発明のイオン交換装置の一実施例を示す模式
図、図2は本発明のイオン交換装置の他の実施例を示す
模式図、図3は実装置規模のカチオン交換塔を用いて本
発明のイオン交換樹脂の再生方法を実施した場合の原水
の処理時間とその処理水の導電率の関係を従来方法と併
記したグラフである。
【0020】まず、本発明のイオン交換樹脂の再生方法
を実施する際に好適に用いられる本発明のイオン交換装
置の一実施例について説明する。本実施例のイオン交換
装置は、カチオン交換塔に適用されたもので、例えば純
水製造時に原水を下降流で供給し、また、イオン交換樹
脂の再生時には塩酸水溶液等の再生剤を上昇流で供給す
る下降流通水上昇流再生方式の複層床式の装置として構
成されている。即ち、このイオン交換装置は、図1に示
すように、充填塔11の下端に取り付けられた底板12
と、この底板12上に下層として充填された強酸性カチ
オン交換樹脂の充填層13と、この充填層13の上方に
隙間14を介して取り付けられた遮蔽板15と、この遮
蔽板15上に上層として充填された弱酸性カチオン交換
樹脂の充填層16とを備え、原水中からカルシウムイオ
ンやマグネシウムイオンやナトリウムイオン等を除去す
るように構成されている。
【0021】また、上記底板12上には上下の充填層1
3、16に再生剤を供給するディストリビュータ17が
配設されている。このディストリビュータ17は、再生
剤を供給すると共に、原水の処理時には処理水集めて
流出させるコレクタとしての機能も有している。そし
て、上記遮蔽板15には水、再生剤を通し、イオン交換
樹脂を通さない濾過部材(図示せず)が分散配置されて
いる。
【0022】また、上記充填層16の上方には空間18
が形成されている。この空間18にはディストリビュー
タ19が配設され、更に、このディストリビュータ19
には配管20を介して原水を供給する分岐管20A及び
再生廃液を排出する分岐管20Bが接続されている。各
分岐管20A、20Bには空気作動バルブ等のバルブ2
1A、21Bがそれぞれ取り付けれられ、これらのバル
ブ21A、21Bはコントローラ(図示せず)からの指
令信号により駆動するようにしてある。従って、原水を
充填塔11内へ供給する場合にはバルブ21Aを開放す
ると共にバルブ21Bを閉止し、また、再生時に再生廃
液を排出する場合にはバルブ21Bを開放すると共にバ
ルブ21Aを閉止するようにしてある。このディストリ
ビュータ19から充填塔11内に供給された原水は、各
充填層16、13を下降流で通過する間に弱酸性カチオ
ン交換樹脂及び強酸性カチオン交換樹脂によって順次処
理され、処理水がコレクタ17により集水されるように
してある。このコレクタ17は再生時にはディストリビ
ュータ17となる。
【0023】上記コレクタ17には給排管22が接続さ
れ、更に、この給排管22にはバルブ23が配設され、
このバルブ23は処理水が流出する時には開放し、再生
時には閉止するようにしてある。従って、コレクタ17
で集水した処理水は給排管22を介して外部へ流出する
ようにしてある。また、給排管22にはディストリビュ
ータ17を介して再生剤を希釈水で希釈して供給する再
生剤供給手段24と、この再生剤供給手段24とは別
に、ディストリビュータ17を介して強酸性カチオン交
換樹脂の充填層13へ浮上水を供給し、充填層13を底
板12から浮上させる浮上水供給手段25が接続されて
いる。この浮上水供給手段25は、強酸性カチオン交換
樹脂の充填層13を短時間で底板12から浮上させ、充
填層13を遮蔽板15に押しつけて充填層13を浮上保
持させることによりイオン交換帯の流動化を防止する機
能を有し、イオン交換樹脂を再生する前に使用するもの
である。
【0024】上記再生剤供給手段24は、図1に示すよ
うに、再生剤26と希釈水を混合し、再生剤26を希釈
する混合機、例えばエジェクタ27と、このエジェクタ
27によって希釈された再生剤26を供給する第1供給
管28と、この第1供給管28を開閉する第1バルブ2
9とを有している。エジェクタ27の吐出側には第1供
給管28が接続され、また、エジェクタ27の吸引側及
び駆動側にそれぞれ第1分岐管28A、第2分岐管28
Bが接続されている。そして、第1分岐管28Aには再
生剤26を貯留するタンク30がバルブ31を介して接
続され、第2分岐管28Bには水源(図示せず)側とし
ての水源母管34が接続されている。
【0025】従って、図示しないポンプにより水源から
希釈水を供給すると、希釈水が第2分岐管28Bを流
れ、エジェクタ27内において希釈水のジェット水流が
でき、このジェット水流により再生剤26をタンク30
から吸引してエジェクタ27内において再生剤26を希
釈水で希釈した後、充填層13へ供給するようにしてあ
る。上記水源は例えば原水、酸性軟水、純水など貯留
し、この水源から希釈水あるいは浮上水を供給するよう
にしてある。
【0026】また、上記浮上水供給手段25は、上記給
排管22に接続され且つ上記水源母管34に接続された
第2供給管32と、この第2供給管32を開閉する第2
バルブ33とを有し、ポンプにより水源の貯留水を浮上
水として第2分岐管32及び給排管22を介してディス
トリビュータ17へ供給し、充填層13を一気に浮上さ
せるようにしてある。ここで、充填層13を一気に浮上
させるとは、浮上水を再生剤(希釈水で希釈された再生
剤)26の流速あるいは流量(以下、実施例の説明を除
き「流速」と称す)より大きく、しかも充填層13のイ
オン交換帯を乱すことなく充填層13を浮上させること
をいう。
【0027】従って、再生剤26を充填塔11内へ供給
する場合には、バルブ23及び第2バルブ33を閉止す
ると共に、第1バルブ29及びバルブ31を開放し、ま
た、浮上水を充填塔11内へ供給する場合には、バルブ
23、第1バルブ29及びバルブ31を閉止すると共
に、第2バルブ33を開放するようにしてある。そし
て、これらのバルブは図示しないコントローラの制御下
で開閉するようにしてある。尚、これらのバルブは空気
作動バルブ等によって構成されている。
【0028】次に、上記イオン交換装置の動作を本発明
のイオン交換樹脂の再生方法の一実施例と共に説明す
る。イオン交換装置を用いて原水を処理する場合には、
コントローラからの指令信号に基づいて原水供給側のバ
ルブ21A及び処理水流出側のバルブ23を開放すると
共に、その他のバルブを閉止した状態で、原水を分岐管
20Aからディストリビュータ19を介して充填層16
の上面全面へ均等に供給する。これにより原水は弱酸性
カチオン交換樹脂の充填層16及び強酸性カチオン交換
樹脂の充填層13を下降流で通水し、原水中からカチオ
ンが除去され、コレクタ17及び給排管22を経由して
中間処理水として外部へ流出する。ここで中間処理水と
は、カチオン交換塔によってカチオンが除去された酸性
軟水のことをいう。
【0029】一方、原水処理後に各充填層13、16を
再生する場合には、再生剤26を供給する前に、予め浮
上水を所定の流速で所定時間だけ供給して充填層13を
一気に浮上させ、遮蔽板15に充填層13を押しつけて
おく。即ち、コントローラからの指令信号に基づいて水
源側のバルブ32、浮上水供給手段25の第2バルブ3
3及び再生廃液排出側のバルブ21Bを開放すると共
に、原水供給側のバルブ21A、処理水流出側のバルブ
23、及び再生剤供給手段24の第1バルブ29、バル
ブ31を閉止し、この状態で水源のポンプを駆動して水
を水源母管34、第2供給管32及び給排管22を介し
てディストリビュータ17へ所定の流速(後述の再生剤
の流速より大きな流速、例えば再生剤の流速の2〜10
倍の流速)で浮上水として供給する。ディストリビュー
タ17へ流入した浮上水はディストリビュータ17から
強酸性カチオン交換樹脂の充填層13の下層部全面へ流
入する。
【0030】この時、浮上水は充填層13に対して上昇
流で流入するが、浮上水の流速が大きいため、この水流
に充填層13が押し上げられて極短時間で充填層13を
乱すことなく充填層13全体を充填塔11内においてピ
ストン状で浮上させ、底板12上に液層部を作ると共に
充填層13全体を遮蔽板15に押しつけ、その後に流入
する浮上水の水流により充填層13が遮蔽板15に押し
つけられた状態を保持する。充填層13はこのように極
短時間で浮上するため、充填層13のイオン交換帯は殆
ど乱れない。充填層13が浮上すると、浮上水は充填層
13内を上昇流で流れ、遮蔽板15を介して弱酸性カチ
オン交換樹脂の充填層16を通過した後、空間18、コ
レクタ19及び分岐管20Bを経由して外部へ流出す
る。充填層13が完全に浮上した状態で浮上水に代えて
再生剤供給手段24を用いて再生剤26を供給し始め
る。
【0031】浮上水供給手段25から再生剤供給手段2
4への切り替えはコントローラが行う。即ち、コントロ
ーラの制御下で浮上水供給手段25の第2バルブ33が
閉止すると共に、再生剤供給手段24の第1バルブ29
及びバルブ31が開放し、その他のバルブはそのままに
しておくと、既に駆動している水源のポンプにより希釈
水がエジェクタ27を通過し、ここでジェット水流を作
る。このジェット水流によりタンク30内の再生剤26
を第1分岐管28Aを介してエジェクタ27内に吸引
し、再生剤26が希釈水と混合し、希釈水で希釈され
る。この希釈再生剤26は第1供給管28及び給排管2
2を介してディストリビュータ17へ所定の流速で流入
する。ディストリビュータ17へ流入した再生剤26は
ディストリビュータ17から充填層13の浮上によって
形成された液層部(図示せず)へ混入し、更に液層部を
介して浮上充填層13の下面全面からその内部へ均等に
上昇し、充填層13を上昇流で通過する間に強酸性カチ
オン交換樹脂を再生剤26により再生する。
【0032】更に、強酸性カチオン交換樹脂の充填層1
3を通過した再生剤26は遮蔽板15を通過して弱酸性
カチオン交換樹脂の充填層16に上昇流で通過する。弱
酸性カチオン交換樹脂は再生効率が非常に高いため、強
酸性カチオン交換樹脂を通過した再生剤26でも再生剤
としての酸が残留しておれば、弱酸性カチオン交換樹脂
を十分に再生することができる。そして、弱酸性カチオ
ン交換樹脂を再生した後の再生廃液はコレクタ19によ
り集液され、配管20を介して分岐管20Bから外部へ
流出する。
【0033】尚、弱酸性カチオン交換樹脂は上述したよ
うに再生効率が非常に高いので、その充填層16が流動
状態であっても充分に再生することができ、よって遮蔽
板15上に充填する弱酸性カチオン交換樹脂の量を再生
中において流動するような樹脂層高として充填しておく
ことにより、再生中において弱酸性カチオン交換樹脂を
逆洗することができ、通水中において弱酸性カチオン交
換樹脂層16に捕捉された懸濁物質を再生中に充填塔1
1外へ排出することができる。
【0034】以上説明したように本実施例によれば、イ
オン交換装置は強酸性カチオン交換樹脂の充填層13を
底板12から浮上させる浮上水を供給する浮上水供給手
段25を有するため、充填層13の強酸性カチオン交換
樹脂を再生する際に、再生剤供給手段24から再生剤2
6を供給する前に、浮上水供給手段25を用いて浮上水
を再生剤の流速より大きな流速で供給し、この浮上水に
よりイオン交換帯を乱すことなく充填層13を一気に浮
上させることができ、これによりイオン交換樹脂の再生
時に、強酸性カチオン交換樹脂の充填層13のイオン交
換帯の乱れを最大限に防止することができ、ひいては再
生後の処理水の純度低下を防止して処理水量を増加させ
ることができる。
【0035】また、図2は本発明のイオン交換装置の他
の実施例を示す図である。このイオン交換装置はアニオ
ン交換塔に適用されたものである。このイオン交換装置
の場合には、図1に示すイオン交換樹脂の強酸性カチオ
ン交換樹脂に代えて強塩基性アニオン交換樹脂を、弱酸
性カチオン交換樹脂に代えて弱塩基性アニオン交換樹脂
をそれぞれ充填してある点、及び再生剤供給手段に再生
剤の予熱手段を設けてある点を除いて図1に示すものに
準じて構成されている。従って、本実施例では上記実施
例との相違点を中心に説明するが、その説明に当たり、
図1に示す各構成要素に相当する部分にはそれぞれ10
0を加算した番号を付けて説明する。
【0036】本実施例のイオン交換装置は、例えば純水
製造時にカチオン交換塔(図1に示す装置)及び脱炭酸
塔による中間処理水を下降流で供給し、また、イオン交
換樹脂の再生時には水酸化ナトリウム水溶液等の再生剤
を上昇流で供給するように構成されている。即ち、この
イオン交換装置は、同図に示すように、充填塔111の
下端に取り付けられた底板112と、この底板112上
に下層として充填された強塩基性アニオン交換樹脂の充
填層113と、この充填層113の上方に隙間114を
介して取り付けられた遮蔽板115と、この遮蔽板11
5上に上層として充填された弱塩基性アニオン交換樹脂
の充填層116とを備え、中間処理水中から塩化物イオ
ン、硫酸イオン、硝酸イオン及びシリカ等を除去するよ
うに構成されている。
【0037】また、充填塔111内の上記底板112上
にはディストリビュータ117が、その上部の空間11
8にはディストリビュータ119が配設されている。デ
ィストリビュータ117からは再生剤126及び浮上水
を供給し、ディストリビュータ119からは中間処理水
を供給するようにしてある。
【0038】上記ディストリビュータ117に連通する
給排管122にはバルブ123が配設され、このバルブ
123は処理水が流出する時には開放し、再生時には閉
止するようにしてある。更に、給排管122にはディス
トリビュータ117を介して再生剤を希釈水で希釈して
供給する再生剤供給手段124と、この再生剤供給手段
124とは別に、ディストリビュータ117を介して強
塩基性アニオン交換樹脂の充填層113へ浮上水を供給
し、充填層113を遮蔽板115に押しつけて浮上保持
させる浮上水供給手段125が接続されている。
【0039】上記再生剤供給手段124は、図2に示す
ように、エジェクタ127、第1供給管128及び第1
バルブ129を有している。エジェクタ127の吐出側
には第1供給管128が接続され、また、エジェクタ1
27の吸引側及び駆動側にそれぞれ第1分岐管128
A、第2分岐管128Bが接続されている。そして、第
1分岐管128Aには再生剤126を貯留するタンク1
30がバルブ131を介して接続され、第2分岐管12
8Bには水源(図示せず)側として水源母管136がバ
ルブ132を介して接続されている。更に、本実施例で
は、再生剤供給手段124は、図2に示すように、第1
供給管128に配設された蒸気混合器(サイレンサー)
127Aと、この蒸気混合器127Aに接続された第3
分岐管128Cと、この蒸気混合器127Aに接続され
た蒸気源(図示せず)とを有し、この蒸気源を蒸気管1
28Dに配設されたバルブ135によって開閉するよう
にしてある。
【0040】従って、図示しないポンプにより水源から
希釈水を供給すると、希釈水が第2分岐管128Bを流
れ、エジェクタ127内において再生剤126を希釈水
で希釈する。更に、希釈された再生剤126が蒸気混合
器127Aを通過する間に蒸気混合器127A内におい
て蒸気が混合され希釈再生剤126をこの蒸気により所
定温度まで加熱し、加熱後の再生剤126を充填層11
3へ供給するようにしてある。
【0041】一方、上記浮上水供給手段125は、図1
のイオン交換装置と同様に、第2供給管133及び第2
バルブ134とを有し、水源の浮上水を給排管122及
び第2供給管133を介してディストリビュータ117
へ供給し、充填層113を一気に浮上させるようにして
ある。
【0042】次に、上記イオン交換装置の動作を本発明
のイオン交換樹脂の再生方法と共に説明する。このイオ
ン交換装置を用いて中間処理水(酸性軟水)を処理する
場合には、コントローラからの指令信号に基づいて中間
処理水供給側のバルブ121A及び処理水流出側のバル
ブ123を開放すると共に、他のバルブを閉止し、中間
処理水をディストリビュータ119へ所定の流速で供給
する。この操作により中間処理水は弱塩基性アニオン交
換樹脂の充填層116及び強塩基性アニオン交換樹脂の
充填層113を下降流で通水し、中間処理水中からアニ
オンが除去された後、処理水がコレクタ117、給排管
122を経由して外部へ流出する。
【0043】一方、各充填層113、116を再生する
場合には、再生剤126を供給する前に、予め浮上水を
所定の流速で所定時間だけ供給して充填層113を一気
に浮上させておく。即ち、コントローラからの指令信号
に基づいて浮上水供給手段125の第2バルブ134及
び再生廃液排出側のバルブ121Bを開放すると共に、
中間処理水供給側のバルブ121A、処理水流出側のバ
ルブ123、及び再生剤供給手段124の第1バルブ1
29、バルブ132、135を閉止し、ポンプにより水
源の浮上水を第2供給管133及び給排管122を介し
て充填塔111下部のディストリビュータ117へ所定
の流速(再生剤の流速より大きな流速、例えば再生剤の
流速の2〜10倍の流速)で供給する。ディストリビュ
ータ117へ流入した浮上水はディストリビュータ11
7から強塩基性アニオン交換樹脂の充填層113の下層
部全面へ流入する。
【0044】この時、前記イオン交換装置において説明
したように、充填層113が浮上水により一気に浮上し
て遮蔽板115に押しつけられ固定される。その後、浮
上水は遮蔽板115を介して弱塩基性アニオン交換樹脂
の充填層116を上昇流で流れ、空間118、コレクタ
119及び分岐管120Bを経由して外部へ流出する。
【0045】次いで、浮上水供給手段125から再生剤
供給手段124への切り替えはコントローラが行う。即
ち、コントローラの制御下で浮上水供給手段125の第
2バルブ134が閉止すると共に、再生剤供給手段12
4の第1バルブ129及びバルブ132、135が開放
し、その他のバルブは浮上水を供給した時のままにする
と、水源のポンプにより希釈水がエジェクタ127を通
過し、ここでジェット水流を作る。このジェット水流に
よりタンク130内の再生剤126を第1分岐管128
Aを介してエジェクタ127内に吸引し、希釈水と混合
し、希釈水で希釈する。次いで、この希釈再生剤126
が蒸気混合器127Aを通過する。
【0046】このようにして蒸気混合器127Aによっ
て蒸気を希釈再生剤126に混合し、希釈再生剤126
を所定温度(例えば、50℃±2〜3℃)まで加熱す
る。加熱された希釈再生剤126は第1供給管128C
及び給排管122を介してディストリビュータ117へ
所定の流速で到達し、ディストリビュータ117から充
填層113の浮上によって形成された浮上水の液層部
(図示せず)へ混入し、更に液層部を介して浮上充填層
113の下面全面からその内部へ均等に流入し、充填層
113を上昇流で通過する間に強塩基性カチオン交換樹
脂を再生剤126により所定の温度で再生する。本実施
例において再生剤126を加熱するのは、加温した方が
強塩基性アニオン交換樹脂に捕捉されたシリカを脱着し
やすいからである。
【0047】更に、強塩基性アニオン交換樹脂の充填層
113を通過した再生剤126は遮蔽板115及び弱塩
基性アニオン交換樹脂の充填層116を経由し、再生廃
液としてコレクタ119、配管120を介して分岐管1
20Bから排出される。従って、本実施例においても前
記実施例と同様の作用効果を期することができる。
【0048】尚、浮上水によって浮上させた強塩基性ア
ニオン交換樹脂の充填層113を再生するにあたり、以
下に説明する予熱工程を行うとシリカの脱着に関して更
に効果的である。即ち、再生剤供給手段124のバルブ
132、バルブ135を開け、希釈水に蒸気混合器12
7Aを用いて蒸気を混合して温水を生成させ、この温水
を給排管122、ディストリビュータ117を介して浮
上した充填層113に通過させ、充填層113を加温す
る。このような操作によって充填層113を十分に加温
した後、第1バルブ129を開けてエジェクタ127を
駆動させ、希釈水に再生剤126を吸引させ、次いで希
釈再生剤126に蒸気混合器127Aを介して蒸気を混
合して前述した場合と同様にこの加温された希釈再生剤
126を給排管122、ディストリビュータ117を介
して十分に加温されて浮上した充填層113に通過させ
る。
【0049】
【実施例】本実施例では実装置規模のカチオン交換塔を
用いて原水の処理とイオン交換樹脂の再生とを繰り返し
て行った。そして、再生後に原水を処理している間にカ
チオン塔で処理された処理水の一部を、十分に再生され
た強塩基性アニオン交換樹脂が充填されているアニオン
カラムを通して所定時間毎にサンプリングし、これらの
サンプリング水について導電率を測定し、カチオン塔の
通水時間とアニオンカラム出口の導電率の関係を図3に
示した。そして、サンプリング水の導電率が5μS/c
mになった時点を原水処理の終点とし、この時点を次の
再生時期として判断した。従って、サンプリング水の導
電率が5μS/cmになった時点で原水の処理を止め、
再生処理を行った。再生方法としては、浮上工程がある
本発明の再生方法(図3ではAで示すグラフ)と、浮上
工程がない従来の再生方法(図3ではBで示すグラフ)
を行い、再生方法の評価は、再生後の処理水の導電率及
びカチオン塔の処理水量に基づいて行った。尚、図3に
おいて、グラフAは本発明の再生方法による再生後の処
理水の導電率を表し、グラフBは従来の再生方法による
再生後の処理水の導電率を表している。
【0050】図3で示す結果によれば、浮上工程を採用
した本実施例の再生方法は従来の再生方法よりも処理水
の導電率が常に低く、しかも処理水量が大きいことが判
った。
【0051】 (1)原水処理条件 カチオン塔 :塔径750mm、全高2000mm カチオン交換樹脂 :アンバーライトIR−124 6601 カチオン塔流量 :25m3/h アニオンカラム :塔径150mm、全高1200mm アニオンカラム流量:50L/h (2)原水水質 ナトリウム : 36mg/L(CaCO3換算) カリウム : 7mg/L(CaCO3換算) マグネシウム : 14mg/L(CaCO3換算) カルシウム : 49mg/L(CaCO3換算) 全カチオン :106mg/L(CaCO3換算) (3)本発明方法による再生条件 再生剤 :4%HCl 再生レベル :74.5g/L−R(100%HCl換算) 浮上工程流量 :13.3m3/h 浮上工程時間 : 0.5分 通薬工程流量 : 4.4m3/h 通薬工程時間 :17.9分 押出工程流量 : 4.0m3/h 押出工程時間 :16.4分 (4)従来方法による再生条件 再生剤 :4%HCl 再生レベル :74.5g/L−R(100%HCl換算) 通薬工程流量 : 4.4m3/h 通薬工程時間 :17.9分 押出工程流量 : 4.0m3/h 押出工程流量 :16.4分
【0052】尚、本発明は上記実施例に何等制限される
ものではなく、本発明の要旨に反しない限り、必要に応
じて設計変更することができる。
【0053】
【発明の効果】本発明の請求項1及び請求項2に記載の
発明によれば、再生時に強電解質イオン交換樹脂層のイ
オン交換帯の乱れを最大限に防止することができ、ひい
ては再生後の処理水の純度低下を防止して処理水量を増
加させることができるイオン交換樹脂の再生方法を提供
することができる。
【0054】また、本発明の請求項3及び請求項4に記
載の発明によれば、再生時に強電解質イオン交換樹脂層
のイオン交換帯の乱れを最大限に防止することができ、
ひいては再生後の処理水の純度低下を防止して処理水量
を増加させることができるイオン交換樹脂の再生方法を
好適に実施することができるイオン交換装置を提供する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のイオン交換樹脂の再生方法を実施する
際に好適に用いられる本発明のイオン交換装置の一実施
例を示す模式図である。
【図2】本発明のイオン交換装置の他の実施例を示す模
式図である。
【図3】実装置規模のカチオン交換塔を用いて本発明の
イオン交換樹脂の再生方法を実施した場合の原水の処理
時間とその処理水の導電率の関係を従来方法と併記した
グラフである。
【図4】従来のイオン交換装置の一例を示す模式図であ
る。
【符号の説明】
11、111 充填塔 12、112 底板 13、113 強酸性カチオン交換樹脂の充填層 14、114 隙間 15、115 遮蔽板 24、124 再生剤供給手段 25、125 浮上水供給手段 26、126 再生剤

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 イオン交換装置の充填塔内に、底板と
    蔽板との間に隙間を空けて充填された強電解質イオン交
    換樹脂のみの充填層であって、上記底板上に配置された
    ディストリビュータから再生剤を上昇流で供給して当該
    強電解質イオン交換樹脂を再生する方法において、上記
    再生剤を供給する前に、上記ディストリビュータから
    記再生剤の流速より大きな流速で浮上水を供給し、この
    浮上水により上記充填層のイオン交換帯を乱すことな
    く、上記充填層を上記遮蔽板に押しつけて浮上保持する
    ことを特徴とするイオン交換樹脂の再生方法。
  2. 【請求項2】 上記浮上水を上記再生剤の流速の2〜1
    0倍の流速で供給することを特徴とする請求項1に記載
    のイオン交換樹脂の再生方法。
  3. 【請求項3】 充填塔内に充填された強電解質イオン交
    換樹脂のみの層と、この強電解質イオン交換樹脂を支
    承する底板と、この底板の上方でこれと対向して上記充
    填塔内に配設され且つ上記強電解質イオン交換樹脂
    上面との間に隙間を形成する遮蔽板と、上記底板上に設
    置されたディストリビュータとを備え、上記充填塔の上
    部から原水を下降流で供給し、上記ディストリビュータ
    から再生剤を上昇流で供給するイオン交換装置におい
    て、上記充填層を上記遮蔽板に押しつけて浮上保持させ
    るための浮上水を上記ディストリビュータから供給する
    浮上水供給手段を設けたことを特徴とするイオン交換装
    置。
  4. 【請求項4】 上記浮上水供給手段は、上記浮上水を供
    給する供給管と、この供給管を開閉するバルブとを有す
    ることを特徴とする請求項3に記載のイオン交換装置。
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