JP3458154B2 - 侵入防止装置 - Google Patents

侵入防止装置

Info

Publication number
JP3458154B2
JP3458154B2 JP2000226656A JP2000226656A JP3458154B2 JP 3458154 B2 JP3458154 B2 JP 3458154B2 JP 2000226656 A JP2000226656 A JP 2000226656A JP 2000226656 A JP2000226656 A JP 2000226656A JP 3458154 B2 JP3458154 B2 JP 3458154B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
discharge
wire
voltage
booster circuit
prevention device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP2000226656A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2002034433A (ja
Inventor
守 根本
吉丸 船田
義 平瀬
Original Assignee
防衛庁技術研究本部長
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 防衛庁技術研究本部長 filed Critical 防衛庁技術研究本部長
Priority to JP2000226656A priority Critical patent/JP3458154B2/ja
Publication of JP2002034433A publication Critical patent/JP2002034433A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3458154B2 publication Critical patent/JP3458154B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Catching Or Destruction (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、農園等の侵入防止
装置に利用できる運搬及び設置が容易な小型の障害装置
であり、猫、鳩及びオオトカゲ等の学習力が低い動物、
更に猿、猪、烏及び人等の学習力が高い動物、即ち哺乳
類、鳥類及び爬虫類に効果があり、前記動物を検知する
線に前記動物が接触し線が引っ張られると、前記動物に
対して電気ショックを与え侵入動物の行動を一時的に麻
痺させる侵入防止装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の侵入防止装置においては、猪、烏
及び人等の侵入動物が侵入防止装置に接触すると侵入防
止装置の突起物により前記動物の一部に傷ができる、或
いは、高電圧が印加された線が張られた柵及び囲いによ
り電気ショックを受けるが、侵入動物が容易に侵入防止
装置の設置状況を把握し回避行動を覚えるため、侵入動
物の行動を阻止する効果が殆どない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の侵入防止装置に
あっては、侵入防止装置が固定的に設置される場合が殆
どであり、また、侵入防止装置高(線の設置高さを含
む)が地上50cm以上あり侵入動物に容易に発見できる
ものであり、特に学習効果の高い動物は障害を与える線
に接触しないような回避行動、例えば地面とほぼ平行に
張られた線の下に穴を掘る、或いは、地面とほぼ平行に
張られた線を飛び越えてくる等の回避行動により、侵入
防止装置としての機能がすぐになくなってしまう恐れが
ある。
【0004】本発明の第1の目的は、上記の点に鑑み、
侵入防止装置高が低い小型の侵入防止装置とすることに
より周囲の草木によって視認性を低くして侵入動物に発
見されにくくし、また、容易に設置場所を変更すること
により学習力の高い動物に対して学習できなくし、侵入
防止装置としての機能がすぐになくならないようにする
ことにある。
【0005】本発明の第2の目的は、さらに放電機会及
び放電電圧を変化させることによりどういう電撃を受け
るかわからない恐怖心を学習させることにより、侵入防
止装置としての機能をいっそう向上させることにある。
【0006】本発明の第3の目的は、動物保護の観点か
ら線に加わる外力(例えば線を引っ張る力)の程度によ
り出力高電圧を変化させ、例えば体の小さい鳥類に対し
て過大な電気ショックによる心臓発作等の危険な状態に
することを極力避けるようにし、あるいは予め放電時間
を連続から間欠にするように設定すれば与える電気ショ
ックを軽減でき天然記念物の動物等を保護可能とするこ
とにある。
【0007】本発明の第4の目的は、さらに、侵入防止
装置に位置等の情報を受信、記録する回路及び前記情報
を送信する送信機を備えることにより侵入動物の検知を
外部に報知可能とすることにある。
【0008】本発明のその他の目的や新規な特徴は後述
の実施の形態において明らかにする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本願請求項1の発明は、+側絶縁被覆線及び−側絶
縁被覆線のペアーに、放電ギャップをなす+側及び−側
の高電圧放電用電極が対をなして複数箇所に設けられて
いる線を手動で引き出す機構又は前記線を接続する端子
を備え、電源投入用手動スイッチ及び電池電圧を高電圧
に昇圧する昇圧回路を備え、前記電源投入用手動スイッ
チのオン状態において前記線に外力が加わったことを検
知したときに前記昇圧回路を作動させて前記高電圧放電
用電極から連続的に又は間欠的に高電圧を放電させるこ
とを特徴としている。
【0010】本願請求項2の発明は、電池電圧を高電圧
に昇圧する昇圧回路及び手動スイッチ又は非手動スイッ
チのどちらか一方のスイッチを備え、該スイッチがオン
になった後に高電圧放電用電極を具備した線を放出する
機構を備え、前記線の放出後において前記線に外力が加
わったことを検知したときに前記昇圧回路を作動させて
前記高電圧放電用電極から連続的に又は間欠的に高電圧
を放電させることを特徴としている。
【0011】本願請求項3の発明は、請求項2におい
て、前記非手動スイッチは、高所から落下し着地したこ
とを検知するセンサを備え、予め定めた加速度を検知す
ると当該スイッチをオンにすることを特徴としている。
【0012】本願請求項4の発明は、請求項1,2又は
3において、前記昇圧回路を少なくとも含む昇圧回路モ
ジュールと前記線の組が複数組設けられ、かつ前記昇圧
回路モジュールは筐体に引き出し自在に収納されてお
り、前記線が引っ張られると、当該線と対になった昇圧
回路モジュールが前記筐体から引き出されるようになっ
ていることを特徴としている。
【0013】本願請求項5の発明は、請求項1,2,3
又は4において、前記高電圧放電用電極は、当該電極間
の空間に予め定めた抵抗値以下の物体がない場合は放電
しないが、予め定めた抵抗値以下の物体が電極間にあ
る、又は電極に接触した時に、放電するように前記電極
間の距離を予め長く設定したことを特徴としている。
【0014】本願請求項6の発明は、請求項1,2,
3,4又は5において、前記線が接続された、引き出さ
れた或いは放出された後、前記線に外力が加わったこと
を検知する前に前記高電圧放電用電極間の空間に予め定
めた抵抗値以下の物体がある、又は前記電極に接触して
いることを検知すると、その検知した電極を開放する回
路を備えたことを特徴としている。
【0015】本願請求項7の発明は、請求項1,2,
3,4,5又は6において、前記線に加わる外力の程度
により、前記昇圧回路に含まれるインバータ回路のスイ
ッチング間隔を変化させ、又は電池電圧の印加電圧を変
化させて前記昇圧回路の出力を変化させることを特徴と
している。
【0016】本願請求項8の発明は、請求項1,2,
3,4,5,6又は7において、日時、作動開始日時、
作動終了日時、放電パターン、緯度、経度の少なくとも
いずれかの情報を非接触で受信するセンサと、該センサ
で受信された前記情報を記録するメモリとを備えること
を特徴としている。
【0017】本願請求項9の発明は、請求項8におい
て、記録された作動開始日時及び作動終了日時に従って
高電圧を放電可能な期間を制御する作動期間制御手段、
及び記録された放電パターンに従って放電機会を制御す
る放電機会制御手段を備えることを特徴としている。
【0018】本願請求項10の発明は、請求項8又は9
において、記録された放電パターンに従って前記昇圧回
路の出力を変化させる出力制御手段を備えることを特徴
としている。
【0019】本願請求項11の発明は、請求項1乃至1
0のいずれかにおいて、前記線に外力が加わったことを
検知すると高電圧を放電させるとともに、予め記録され
ているメモリ内の緯度、経度、日時、放電パターンの少
なくもといずれかの情報を送信機から送信することを特
徴としている。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る侵入防止装置
の実施の形態を図面に従って説明する。
【0021】図1は本発明の第1の実施の形態であっ
て、最も構造が簡単で基本的な侵入防止装置のブロック
図を示す。図中、1は高電圧放電用電極6を具備した線
を手動で引き出す機構としての線引き出し機、2は電源
投入用手動スイッチ、3は電池、4は前記高電圧放電用
電極6を具備した線が引っ張られるとオンとなるスイッ
チ、5は電池3を電源とする昇圧回路である。
【0022】前記線は、例えば+側絶縁被覆線及び−側
絶縁被覆線のペアー線であり、放電ギャップをなす+側
及び−側の高電圧放電用電極6が対をなして複数箇所に
設けられているものである。これらの高電圧放電用電極
6は、当該電極間の空間に予め定めた抵抗値以下の物体
{つまり撃退すべき哺乳類、鳥類及び爬虫類等の動物
(以下、動物という)}がない場合は放電しないが、予
め定めた抵抗値以下の物体が電極間にある、又は電極に
接触した時に、放電するように前記電極間の距離を予め
長く設定しておくとよい。
【0023】この第1の実施の形態において、線引き出
し機1に収納されていた高電圧放電用電極6を具備する
線を手で引き出し地面に放置(例えば草木に隠れるよう
に放置)した後、又は、前記線を手で接続端子に接続し
放置した後、手動スイッチ2をオンにすると電池3が開
放状態から外れる(通電可能状態となる)。次に動物が
前記線に接触して線を引っ張るとスイッチ4がオンにな
り電池3の数ボルトの直流電圧が昇圧回路5に印加さ
れ、印加電圧は昇圧回路5により数千ボルト〜数十万ボ
ルトの任意の設定電圧に昇圧され電極6から放電され
る。これにより、侵入動物に電気ショックを与えて撃退
する。
【0024】この時、昇圧回路5では、間欠調整回路3
1で非安定マルチバイブレータによる間欠的なパルス信
号に応じた時間だけ電池電圧を通電する、或いは、単安
定マルチバイブレータによる予め設定した通電時間だけ
電池電圧を通電する。電池電圧はインバータ回路28に
より直流電圧が交流電圧(連続したパルス)に変換さ
れ、高周波トランス29により昇圧され、高電圧昇圧回
路30においては昇圧された高周波パルスを一旦蓄積し
て、蓄積された電気をギャップを通して流すことによ
り、昇圧された低周波のパルスに変換し、次にトランス
によりさらに昇圧しコンデンサに蓄え、十分な放電エネ
ルギーが蓄えられると自動的に電極6から空中放電され
る。
【0025】なお、昇圧回路5においては、高周波トラ
ンス29の出力電圧で十分である場合は高電圧昇圧回路
30は省いてもかまわない。また、放電時間を始めから
間欠にする必要がなく、スイッチ4がオンになっている
時だけ放電させる場合は間欠調整回路31は省いてもか
まわない。
【0026】前述の放電の時間的関係を図2のタイムチ
ャートに示す。図2(A)は線を引っ張った時のスイッ
チ4の状況を示す。また、図2(B)は昇圧回路におい
て間欠調整回路31を省いた場合の連続的な放電波形、
同図(C)は間欠調整回路31を非安定マルチバイブレ
ータで構成したときの間欠的な放電波形、同図(D)は
間欠調整回路31を単安定マルチバイブレータで構成し
たときの連続的な放電波形をそれぞれ示す。
【0027】この第1の実施の形態によれば、次の通り
の効果を得ることができる。
【0028】(1) 高電圧放電用電極6を具備した線を
手動で引き出す線引き出し機1又は前記線を接続する端
子を備えるとともに、電源投入用手動スイッチ2及び電
池電圧を高電圧に昇圧する昇圧回路5を備えており、前
記線に侵入動物が接触したことを検知すると連続的に又
は間欠的に高電圧を放電させることができ、侵入動物に
電気ショックを与えて撃退することができる。このよう
な侵入防止装置の構成においては小型に構成できるの
で、侵入動物に発見されにくく、かつ、運搬及び設置場
所の変更が容易で、特に学習力の高い侵入動物に設置場
所の学習効果を与えにくくし、例えば農園の周囲又は農
園内の果物や瓜等の果実の近傍のどこに侵入防止装置が
あるか分からなくすることにより、侵入動物の侵入意欲
を失わせ侵入防止効果を持続させることができる。
【0029】(2) 高電圧放電用電極6を具備した線に
おいて、高電圧放電用電極6は、当該電極間の空間に予
め定めた抵抗値以下の物体(つまり撃退すべき動物)が
ない場合は放電しないが、予め定めた抵抗値以下の物体
が電極間にある、又は電極に接触した時に、放電するよ
うに前記電極間の距離を予め長く設定しておくことで、
空放電による電池3の消耗を防ぐことができる。
【0030】図3は本発明の第2の実施の形態であっ
て、構造が簡単で基本的な侵入防止装置のブロック図を
示す。この場合、高電圧放電用電極を具備した線を自動
的に放出する機構として線放出機7を備えている。その
他の構成は前述の第1の実施の形態と同様である。
【0031】この第2の実施の形態において、手動スイ
ッチ2をオンにすると線放出機7に収納されていた高電
圧放電用電極6を具備する線が自動的に放出されるとと
もに、電池3が開放状態から外れる。次に侵入動物が前
記高電圧放電用電極6を具備した線に接触して当該線を
引っ張ると、スイッチ4がオンになり電池3の数ボルト
の電圧が昇圧回路5に印加され、印加電圧は昇圧回路5
にて数千ボルト以上に昇圧され電極6から放電される。
【0032】この第2の実施の形態では、高電圧放電用
電極6を具備する線が自動的に放出されるから、線の配
置を迅速に完了できる。その他の作用効果は前述の第1
の実施の形態と同様である。
【0033】図4は本発明の第3の実施の形態であっ
て、高電圧放電用電極を具備する線と昇圧回路を対にし
た侵入防止装置のブロック図を示す。この図において、
カウンタ8は手動スイッチ2をオンにしてから線放出機
7を作動させるまでの遅延時間を規定するものである。
また、カウンタ9はスイッチ4及び昇圧回路5が作動可
能となるのを遅延させるものである。電池3、スイッチ
4、昇圧回路5、カウンタ9は昇圧回路モジュールとな
っており、本実施の形態では高電圧放電用電極6を具備
する線とこの昇圧回路モジュールの組が、モジュール
1、モジュール2のように複数組設けられている。そし
て、各昇圧回路モジュールは侵入防止装置の筐体に引き
出し自体(飛び出し自在)に収納されている。
【0034】この第3の実施の形態において、手動スイ
ッチ2をオンにするとモジュール1及びモジュール2の
各々の電池3が開放状態から外れ、カウンタ8で予め設
定した時間が経過した後、線放出機7に収納されていた
高電圧放電用電極6を具備する線が自動的に放出され
る。
【0035】次にモジュール1及びモジュール2の作動
過程は同じなのでモジュール1についてのみの作動過程
を説明していくと、電池3が開放状態から外れるとカウ
ンタ8より長い遅延時間に設定されたカウンタ9の遅延
時間経過後に、侵入動物が前記線に接触して当該線を引
っ張るとスイッチ4がオンになり、電池3の数ボルトの
電圧が昇圧回路5に印加され、印加電圧は数千ボルト以
上の設定電圧に昇圧され電極6から放電される。この時
モジュール1は動物が線を引っ張ることにより筐体から
引き出される。
【0036】この第3の実施の形態では、昇圧回路5を
含む回路部分がモジュールとなっていて、侵入動物によ
り前記線が引っ張られたときに対をなしているモジュー
ルが筐体から引き出されるようになっているため、侵入
動物が線に接触する時間を長くし苦痛という学習力をつ
けさせるのに有効である。その他の作用効果は前述の第
1の実施の形態と同様である。
【0037】図5は本発明の第4の実施の形態であっ
て、高電圧放電用電極を具備する線における誤放電電極
を検知し誤放電電極を開放する機能を有する侵入防止装
置のブロック図を示す。この場合、昇圧回路5と高電圧
放電用電極6を具備する線との間に誤放電検知器10が
挿入されている。その他の構成は前述の第2の実施の形
態と同様である。
【0038】この第4の実施の形態において、手動スイ
ッチ2をオンにすると線放出機7に収納されていた高電
圧放電用電極6を具備する線が自動的に放出されるとと
もに、電池3が開放状態から外れる。
【0039】次に誤放電検知器10が予め設定した時間
間隔ごとにスイッチ4に対し擬似的な短時間のオン信号
を出力すると昇圧回路5の出力が誤放電検知器10をと
おって電極6から短時間空放電される。この時の電極6
は電極間の空間に予め定めた抵抗値以下の物体がある場
合のみ放電するよう電極間隔が調整されている。
【0040】誤放電検知器10は電極6の電圧を監視
し、電極間の空間に予め定めた抵抗値以下の水溜まりや
一対の電極に接触した草等の物体があると検知すると次
の擬似的信号を出力するまでの間、検知した電極6を開
放する(通電しないようにする)。
【0041】次に、侵入動物が前記線に接触して当該線
を引っ張るとスイッチ4がオンになり昇圧回路5の出力
電圧は開放されていない電極6から放電される。
【0042】この第4の実施の形態によれば、予め誤放
電電極を検知し誤放電電極を開放する回路として誤放電
検知器10を備えるので、電池3の無駄な消耗の回避す
ることができる。
【0043】図6は本発明の第5の実施の形態であっ
て、第2の実施の形態の手動スイッチの代わりに非手動
スイッチを使用した侵入防止装置のブロック図を示す。
この場合、電池3を作動可能とする初期スイッチ11
と、線放出機7を作動させる非手動スイッチ12、スイ
ッチ4及び昇圧回路5が作動可能となるのを遅延させる
遅延時間を発生するカウンタ9が設けられている。その
他の構成は、第2の実施の形態と同様である。
【0044】この第5の実施の形態において、侵入防止
装置が収納されている筒から侵入防止装置が空中に放出
されると羽が開き、羽が開くと初期スイッチ11がオン
になり電池3が開放状態から外れる。高所から落下し着
地を検知すると非手動スイッチ12がオンになり線放出
機7に収納されていた高電圧放電用電極6を具備する線
が自動的に放出される。
【0045】カウンタ9では前記線が放出されたことに
よりスイッチ4がオンにならないように遅延時間が設定
されており、遅延時間後に電池3とスイッチ4が接続さ
れる。そして、侵入動物が線に接触して線を引っ張ると
スイッチ4がオンになり電池3の数ボルトの電圧が昇圧
回路5に印加され、印加電圧は数千ボルト以上に昇圧さ
れ電極6から放電される。
【0046】この第5の実施の形態では、侵入防止装置
は空中に放出後に地表に着地すると、自動的に高電圧放
電用電極6を具備する線を放出、配置でき、侵入防止装
置の地表での作業が不要となる利点がある。その他の作
用効果は前述の第1の実施の形態と同様である。
【0047】図7は非手動スイッチ12の一例であり、
加速度センサ13で着地の衝撃を検知し出力信号を増幅
器14で増幅し比較器15で基準電圧と信号電圧を比較
し、信号電圧が基準電圧より高い間カウンタ16が時間
を積算し、予め設定した時間より長い場合は着地である
と判定してスイッチ17をオンにするものである。
【0048】図8は非手動スイッチ12の他の例であ
り、電解液入りガラス管スイッチ18は着地による衝撃
を受けるとガラス管が割れ、スイッチがオンとなり電池
3とスイッチ17を接続し、スイッチ17がオンになる
ものである。
【0049】図9は本発明の第6の実施の形態であっ
て、高電圧放電用電極を具備する線を引っ張った力によ
り放電パターンを制御する機能を持ち、また、情報を受
信するセンサを備え、受信した情報に基づき作動期間、
放電機会及び放電出力の調整(設定)ができ、さらに、
高電圧を放電させるとともに情報を送信することができ
る侵入防止装置のブロック図を示す。
【0050】19はコンピュータであり、日時、放電パ
ターン、緯度、経度等の情報を記憶するメモリを有して
いる。また、高電圧放電用電極6を具備する線の引っ張
り力をレバー(てこ)を介し押圧力に変換した力を受け
る圧力センサ20、その出力を増幅する増幅器21、増
幅器出力をA/D変換するA/D変換器22を有し、A
/D変換したデジタル値(前記線に加わる外力に対応)
が前記コンピュータに入力される。また、コンピュータ
19には赤外線センサ23が接続されており、日時、放
電パターン、緯度、経度等の情報を赤外線で投光する投
光機24よりの投光を受けるようになっている。なお、
25は直列電池であり、全部及び半分の電圧を昇圧回路
5等に供給可能である。さらに、緯度、経度情報、放電
開始時間等のメモリ内の記録データを送信機26及びア
ンテナ27を通して電波として外部に送信可能となって
いる。
【0051】この第6の実施の形態において、手動スイ
ッチ2をオンにすると直列電池25が開放状態から外れ
コンピュータ19及び赤外線センサ23が作動する。別
の装置である投光機24から日時、放電パターン、緯
度、経度等の情報が送られ、赤外線センサ23で受けコ
ンピュータ19のメモリに前記情報を記録する。
【0052】コンピュータ19は前記情報の一つである
作動開始日時前に線放出器7に信号を出力し線放出器7
から高電圧放電用電極6を具備する線が放出される。作
動開始日時以降作動終了日時まではコンピュータ19が
A/D変換器22の出力を監視する。
【0053】なお、前記線を引っ張った力はてこの原理
によりレバーを引っ張った点と反対側の点が圧力センサ
20に圧力を加えるようになっており、圧力センサ20
の出力信号は増幅器21で増幅されA/D変換器22で
デジタル信号に変換される。
【0054】コンピュータ19はA/D変換器22の出
力を基に直列電池25の電圧を全部もしくは半分にする
か判断して、判断した後の電圧の必要電力を昇圧回路5
に印し、放電パルスのパルス電圧を変化させるようにし
ている。例えば、前記デジタル信号が前記線の引っ張り
力の弱いことを示せば、侵入動物が小動物であると判断
して直列電池25の半分の電圧を昇圧回路5に印加し、
前記デジタル信号が前記線の引っ張り力の強いことを示
せば、侵入動物が大きな動物であると判断して直列電池
25の全部の電圧を昇圧回路5に印加する。
【0055】あるいは、別の方法として図10に示すよ
うに、昇圧回路5における高周波トランス29の1次側
をスイッチングするインバータ回路28のスイッチング
素子、例えばトランジスタTrのトリガをコンピュータ
19から制御する場合は、オン/オフの1周期時間を長
く(又は短く)し、昇圧回路5の出力周期時間を長く
(又は短く)し、ある時間あたりの平均出力電圧を下げ
(上げ)平均出力電圧を変化させるようにしてもよい。
【0056】次に放電機会については、投光機24で指
示し赤外線センサ23で受光した放電パターンがコンピ
ュータ19内のメモリに記録されており、この記録され
た放電パターンに基づきコンピュータ19が、放電の機
会を判断して電池出力を昇圧回路5に通電する。このと
き、放電パターンが1、3、5及び7回目というように
侵入動物の検知回数が奇数回数の時だけ放電するように
設定されている場合は、コンピュータ19は1、3、5
及び7回目に昇圧回路5に通電させる。
【0057】また、別の方法として昇圧回路5の中のイ
ンバータ回路28のスイッチング素子のトリガをコンピ
ュータ19から制御し昇圧回路5の出力が可変できるよ
うにすれば、図11に示すような投光機24から投光さ
れた放電パターンに従った放電出力を得ることができ
る。つまり、投光機24で指示された放電パターンをコ
ンピュータ19のメモリに記録し、その記録データに従
い昇圧回路5の出力を可変制御する。なお、この放電パ
ターンの制御と、前述の昇圧回路5の単位時間あたりの
平均出力電圧を変化させる制御のどちらを優先するか予
め投光機24側で設定しておく必要がある。このように
コンピュータ19を含む手段は、投光機24で指示され
メモリに記録された作動開始日時及び作動終了日時に従
って高電圧を放電可能な期間を制御する作動期間制御手
段、及びメモリ記録された放電パターンに従って放電機
会、放電出力を制御する放電機会制御手段、放電出力制
御手段を構成している。
【0058】そして、高電圧放電用電極6間の放電と同
時に緯度、経度情報、放電開始時間(日時)、放電パタ
ーン等のメモリ内の記録データを送信機26及びアンテ
ナ27を通して外部に電波として送信する。
【0059】この第6の実施の形態によれば、次の通り
の効果を得ることができる。
【0060】(1) コンピュータ19や、各種情報を送
る投光機24の赤外線を受ける赤外線センサ23を具備
しているため、日時情報及び放電パターン等を受信・記
録し作動期間を設定し放電機会及び放電電圧を制御する
ことが可能である。放電機会及び放電電圧を変化させる
ことにより、どういう電撃を受けるかわからない恐怖心
を侵入動物に学習させることにより、侵入防止装置とし
ての機能がなくならないようにすることが可能である。
より具体的に言えば、放電機会を調整することにより同
一の侵入動物が線に接触し線を引っ張っても1回目は放
電せず、2回目は放電するというように、線に接触した
場合は放電することがあるから「危険」という学習効果
を与えることができる。また、線に接触した後数秒間は
ちょっと電気を感じるがたいしたことがないと思った後
突然痛みを伴う電気を感じ恐怖心が起こり「危険」とい
う学習効果を与えることができる。
【0061】(2) 高電圧放電用電極6を具備する線の
引っ張り力を監視する回路(コンピュータ19、圧力セ
ンサ20等)を設けることにより放電電圧を制御するこ
とができる。これは、動物保護の観点から線を引っ張っ
た力の程度により出力高電圧を低下させ、例えば体の小
さい鳥類に対して過大な電気ショックによる心臓発作等
の危険な状態にすることを極力避けることが可能とな
る。また、予め放電時間を連続から間欠にするように設
定すれば与える電気ショックを軽減でき天然記念物の動
物等を保護することができる。
【0062】(3) 侵入防止装置に位置等の情報を受信
・記録する回路(コンピュータ19等)を備えるととも
に、送信機26やアンテナ27等の緯度、経度等の情報
を送信する回路を備えることにより、侵入動物を検知し
た時に高電圧を放電すると共に記録情報を送信すること
により侵入の有無を外部に知らせ、侵入に対する必要な
処置を迅速にとることができる。
【0063】以上本発明の実施の形態について説明して
きたが、本発明はこれに限定されることなく請求項の記
載の範囲内において各種の変形、変更が可能なことは当
業者には自明であろう。
【0064】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る侵入
防止装置によれば、猫、鳩、オオトカゲ、猿、猪、烏及
び人等の、哺乳類、鳥類及び爬虫類の動物、特に学習力
の高い動物に対しても持続して侵入動物の行動を阻止で
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る侵入防止装置の第1の実施の形態
を示すブロック図である。
【図2】第1の実施の形態における放電のタイムチャー
トである。
【図3】本発明の第2の実施の形態を示すブロック図で
ある。
【図4】本発明の第3の実施の形態を示すブロック図で
ある。
【図5】本発明の第4の実施の形態を示すブロック図で
ある。
【図6】本発明の第5の実施の形態を示すブロック図で
ある。
【図7】第5の実施の形態で使用可能な非手動スイッチ
の一例を示すブロック図である。
【図8】同じく非手動スイッチの他の例を示すブロック
図である。
【図9】本発明の第6の実施の形態を示すブロック図で
ある。
【図10】第6の実施の形態における昇圧回路内のイン
バータ回路を示す回路図である。
【図11】第6の実施の形態において投光機から投光さ
れる放電パターンの一例を示す説明図である。
【符号の説明】
1 線引き出し機 2 手動スイッチ 3 電池 4、17 スイッチ 5 昇圧回路 6 電極 7 線放出機 8、9、16 カウンタ 10 誤放電検知器 11 初期スイッチ 12 非手動スイッチ 13 加速度センサ 14、21 増幅器 15 比較器 18 電解液入りガラス管スイッチ 19 コンピュータ 20 圧力センサ 22 A/D変換器 23 赤外線センサ 24 赤外線を利用した投光機 25 直列電池 26 送信機 27 アンテナ 28 インバータ回路 29 高周波トランス 30 高電圧昇圧回路 31 間欠調整回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平9−98707(JP,A) 特開 平6−225680(JP,A) 実開 昭57−94383(JP,U) 国際公開00/018224(WO,A1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A01M 29/00

Claims (11)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 +側絶縁被覆線及び−側絶縁被覆線のペ
    アーに、放電ギャップをなす+側及び−側の高電圧放電
    用電極が対をなして複数箇所に設けられている線を手動
    で引き出す機構又は前記線を接続する端子を備え、電源
    投入用手動スイッチ及び電池電圧を高電圧に昇圧する昇
    圧回路を備え、前記電源投入用手動スイッチのオン状態
    において前記線に外力が加わったことを検知したときに
    前記昇圧回路を作動させて前記高電圧放電用電極から連
    続的に又は間欠的に高電圧を放電させることを特徴とす
    る侵入防止装置。
  2. 【請求項2】 電池電圧を高電圧に昇圧する昇圧回路及
    び手動スイッチ又は非手動スイッチのどちらか一方のス
    イッチを備え、該スイッチがオンになった後に高電圧放
    電用電極を具備した線を放出する機構を備え、前記線の
    放出後において前記線に外力が加わったことを検知した
    ときに前記昇圧回路を作動させて前記高電圧放電用電極
    から連続的に又は間欠的に高電圧を放電させることを特
    徴とする侵入防止装置。
  3. 【請求項3】 前記非手動スイッチは、高所から落下し
    着地したことを検知するセンサを備え、予め定めた加速
    度を検知すると当該スイッチをオンにする請求項2記載
    の侵入防止装置。
  4. 【請求項4】 前記昇圧回路を少なくとも含む昇圧回路
    モジュールと前記線の組が複数組設けられ、かつ前記昇
    圧回路モジュールは筐体に引き出し自在に収納されてお
    り、前記線が引っ張られると、当該線と対になった昇圧
    回路モジュールが前記筐体から引き出されるようになっ
    ている請求項1,2又は3記載の侵入防止装置。
  5. 【請求項5】 前記高電圧放電用電極は、当該電極間の
    空間に予め定めた抵抗値以下の物体がない場合は放電し
    ないが、予め定めた抵抗値以下の物体が電極間にある、
    又は電極に接触した時に、放電するように前記電極間の
    距離を予め長く設定した請求項1,2,3又は4記載
    侵入防止装置。
  6. 【請求項6】 前記線が接続された、引き出された或い
    は放出された後、前記線に外力が加わったことを検知す
    る前に前記高電圧放電用電極間の空間に予め定めた抵抗
    値以下の物体がある、又は前記電極に接触していること
    を検知すると、その検知した電極を開放する回路を備え
    請求項1,2,3,4又は5記載の侵入防止装置。
  7. 【請求項7】 前記線に加わる外力の程度により、前記
    昇圧回路に含まれるインバータ回路のスイッチング間隔
    を変化させ、又は電池電圧の印加電圧を変化させて前記
    昇圧回路の出力を変化させる請求項1,2,3,4,5
    又は6記載の侵入防止装置。
  8. 【請求項8】 日時、作動開始日時、作動終了日時、放
    電パターン、緯度、経度の少なくともいずれかの情報を
    非接触で受信するセンサと、該センサで受信された前記
    情報を記録するメモリとを備える請求項1,2,3,
    4,5,6又は7記載の侵入防止装置。
  9. 【請求項9】 記録された作動開始日時及び作動終了日
    時に従って高電圧を放電可能な期間を制御する作動期間
    制御手段、及び記録された放電パターンに従って放電機
    会を制御する放電機会制御手段を備える請求項8記載の
    侵入防止装置。
  10. 【請求項10】 記録された放電パターンに従って前記
    昇圧回路の出力を変化させる出力制御手段を備える請求
    項8又は9記載の侵入防止装置。
  11. 【請求項11】 前記線に外力が加わったことを検知す
    ると高電圧を放電させるとともに、予め記録されている
    メモリ内の緯度、経度、日時、放電パターンの少なくも
    といずれかの情報を送信機から送信する請求項1乃至1
    0のいずれか記載の侵入防止装置。
JP2000226656A 2000-07-27 2000-07-27 侵入防止装置 Expired - Lifetime JP3458154B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000226656A JP3458154B2 (ja) 2000-07-27 2000-07-27 侵入防止装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000226656A JP3458154B2 (ja) 2000-07-27 2000-07-27 侵入防止装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2002034433A JP2002034433A (ja) 2002-02-05
JP3458154B2 true JP3458154B2 (ja) 2003-10-20

Family

ID=18720234

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000226656A Expired - Lifetime JP3458154B2 (ja) 2000-07-27 2000-07-27 侵入防止装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3458154B2 (ja)

Families Citing this family (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4676083B2 (ja) * 2001-04-09 2011-04-27 ユニバーサル特機株式会社 侵入防止装置及び侵入者の存在通知方法
US7102870B2 (en) * 2003-02-11 2006-09-05 Taser International, Inc. Systems and methods for managing battery power in an electronic disabling device
JP4711389B2 (ja) * 2004-11-30 2011-06-29 ユニバーサル特機株式会社 放電式セキュリティ装置
JP4812297B2 (ja) * 2004-12-27 2011-11-09 正 大平 動物用威嚇装置
JP5458433B2 (ja) * 2009-08-07 2014-04-02 株式会社エルム 電気柵用電源装置
JP5959148B2 (ja) * 2010-11-18 2016-08-02 富士通株式会社 処理装置及び監視システム
US10537095B2 (en) * 2011-10-14 2020-01-21 Pgs Geophysical As System and method for using an impact-activated device for repelling sharks from marine geophysical survey equipment
JP6151160B2 (ja) * 2013-11-23 2017-06-21 株式会社シビルテック 鳥除け装置
JP7199646B2 (ja) * 2018-12-11 2023-01-06 中国電力株式会社 鳥獣忌避装置
CN112998006B (zh) * 2021-03-06 2023-08-04 南京林中发智能科技有限公司 一种利用推动杆实现保护动物的防兽夹

Also Published As

Publication number Publication date
JP2002034433A (ja) 2002-02-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7598879B2 (en) Electronic rodent repeller
US5867105A (en) Wireless alarm system
JP3458154B2 (ja) 侵入防止装置
US6710705B1 (en) Method and apparatus for pest deterrence
US7948386B2 (en) Electronic rodent repeller that mimics a chattering sound of a distressed rodent
WO1995033372A1 (en) A portable pest electrocution device with resistive switch sensor
WO2004030450A3 (en) An electrocution animal trap with a sender
CN108665656A (zh) 一种电站防入侵报警系统
CN203523637U (zh) 智能电子驱虫器
CN205756850U (zh) 电力专用超声波驱鸟器
US20090316326A1 (en) Systems And Methods For Demotivating Using A Drape
EP1157611A1 (en) Solar-powered ultrasonic animal repeller
JP2020501603A (ja) 昆虫に影響を与えるための方法及び装置
GB2472124A (en) Animal Trap Alerting System
KR200203307Y1 (ko) 조류 퇴치장치
JP4676083B2 (ja) 侵入防止装置及び侵入者の存在通知方法
KR101323149B1 (ko) 야생동물 방호용 울타리장치 및 그의 방호방법
AU2021103402A4 (en) IoT Based Smart Rodent Repelling System for Automobiles
KR100582455B1 (ko) 음성 및 빛을 발하는 전기울타리 전원 공급장치
CN112584701A (zh) 灭蚊器
RU118458U1 (ru) Устройство для защиты охраняемых объектов
CN211185601U (zh) 一种捕鼠器
CN211881929U (zh) 一种驱鸟装置
JP2993808B2 (ja) 捕虫器
WO1988004523A1 (en) Stock handling device

Legal Events

Date Code Title Description
TRDD Decision of grant or rejection written
R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 3458154

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

EXPY Cancellation because of completion of term