JP3457860B2 - 電池パック - Google Patents
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- JP3457860B2 JP3457860B2 JP29897997A JP29897997A JP3457860B2 JP 3457860 B2 JP3457860 B2 JP 3457860B2 JP 29897997 A JP29897997 A JP 29897997A JP 29897997 A JP29897997 A JP 29897997A JP 3457860 B2 JP3457860 B2 JP 3457860B2
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- battery
- annular frame
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E60/00—Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
- Y02E60/10—Energy storage using batteries
Landscapes
- Battery Mounting, Suspending (AREA)
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電池パックに係
り、さらに詳しくはコンパクト化および軽量化された電
池パックに関する。
り、さらに詳しくはコンパクト化および軽量化された電
池パックに関する。
【0002】
【従来の技術】電池セルを主体として構成(形成)した
電源部品は、電池パック(パック電池)と称されて、た
とえば携帯型パーソナルコンピュータ、携帯電話機、ビ
デオカメラなどに代表されるコードレス型電子機器類の
電源として、電池パックが広く実用に供されている。こ
こで、電池セルとしては、角型平板状、円板型、円柱状
もしくは角柱状のニッケルカドミウム二次電池、ニッケ
ル水素二次電池、リチウムイオン二次電池などが挙げら
れる。また、電池パックは、一般的に、電気絶縁性を有
する電池パックケース(筐体)の中に、 (a)少なくとも
1個の電池セル、(b)これら電池セルをリード端子に接
続する配線回路、 (c)安全素子などを装着した構造にな
っている。
電源部品は、電池パック(パック電池)と称されて、た
とえば携帯型パーソナルコンピュータ、携帯電話機、ビ
デオカメラなどに代表されるコードレス型電子機器類の
電源として、電池パックが広く実用に供されている。こ
こで、電池セルとしては、角型平板状、円板型、円柱状
もしくは角柱状のニッケルカドミウム二次電池、ニッケ
ル水素二次電池、リチウムイオン二次電池などが挙げら
れる。また、電池パックは、一般的に、電気絶縁性を有
する電池パックケース(筐体)の中に、 (a)少なくとも
1個の電池セル、(b)これら電池セルをリード端子に接
続する配線回路、 (c)安全素子などを装着した構造にな
っている。
【0003】ところで、前記電池パックは、使用する電
子機器類に対応して、通常、ほぼ一定の仕様・構造を採
っており、いわば汎用性および量産性を考慮して対応さ
れている。つまり、ほぼ一定の構造・仕様の電池パック
ケースを使用し、この電池パックケース内に、両面接着
テープで接着・固定した電池セル群を装着・収納する一
方、予め配設されているリブで電池パックケース内に固
定する構造(ハードパック構造)と成っている。また、
前記電池パックケースを使用する代りに、配線回路など
を含む電池セルユニットを組み立て、この電池セルユニ
ットを熱収縮性樹脂チューブで封止・被覆する構造(チ
ューブパック構造)が、簡略でコンパクト化を図り易い
な電池パックとして知られている。
子機器類に対応して、通常、ほぼ一定の仕様・構造を採
っており、いわば汎用性および量産性を考慮して対応さ
れている。つまり、ほぼ一定の構造・仕様の電池パック
ケースを使用し、この電池パックケース内に、両面接着
テープで接着・固定した電池セル群を装着・収納する一
方、予め配設されているリブで電池パックケース内に固
定する構造(ハードパック構造)と成っている。また、
前記電池パックケースを使用する代りに、配線回路など
を含む電池セルユニットを組み立て、この電池セルユニ
ットを熱収縮性樹脂チューブで封止・被覆する構造(チ
ューブパック構造)が、簡略でコンパクト化を図り易い
な電池パックとして知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】近時、コードレス型電
子機器類化の進行に伴って、電池パックの仕様・形状な
ど構成が多様化している。たとえば、電子機器類のコン
パクト化、あるいは低コスト化などに対応して、その駆
動電源と成る電池パックにおいても、その構成の簡略
化、低コスト化、コンパクト化、軽量化などが要求され
ている。
子機器類化の進行に伴って、電池パックの仕様・形状な
ど構成が多様化している。たとえば、電子機器類のコン
パクト化、あるいは低コスト化などに対応して、その駆
動電源と成る電池パックにおいても、その構成の簡略
化、低コスト化、コンパクト化、軽量化などが要求され
ている。
【0005】しかし、従来の電池パック構成では、この
ような要望に十分対応できない。すなわち、ハードパッ
ク構造の場合は、機械的な強度を確保し易いので、たと
えば衝撃など外力による損傷などを防止できるが、一方
では、外形寸法の低減が困難で、結果的に、電池パック
のコンパクト化および軽量化などが損なわれるという問
題がある。なお、ハードパック構造では、電池パックケ
ースの成形に伴う金型、プレス機械、成形素材の使用量
増大などを必然的に伴うので、低コスト化の上で大きな
支障となる。
ような要望に十分対応できない。すなわち、ハードパッ
ク構造の場合は、機械的な強度を確保し易いので、たと
えば衝撃など外力による損傷などを防止できるが、一方
では、外形寸法の低減が困難で、結果的に、電池パック
のコンパクト化および軽量化などが損なわれるという問
題がある。なお、ハードパック構造では、電池パックケ
ースの成形に伴う金型、プレス機械、成形素材の使用量
増大などを必然的に伴うので、低コスト化の上で大きな
支障となる。
【0006】また、チューブパック構造の場合は、外形
寸法を低減し易く、結果的に、電池パックのコンパクト
化および軽量化などを容易に図れるが、機械的な強度に
劣るため、落下などによる衝撃で損傷を起こし易いとい
う問題がある。ここで、外力に対して弱いことは、電池
セルだけでなく、接続回路や保護素子が設けられたプリ
ント配線板などの破損をおこし易いことを意味し、反っ
て、電池パックの耐用性・寿命が大きく左右されること
にもなる。
寸法を低減し易く、結果的に、電池パックのコンパクト
化および軽量化などを容易に図れるが、機械的な強度に
劣るため、落下などによる衝撃で損傷を起こし易いとい
う問題がある。ここで、外力に対して弱いことは、電池
セルだけでなく、接続回路や保護素子が設けられたプリ
ント配線板などの破損をおこし易いことを意味し、反っ
て、電池パックの耐用性・寿命が大きく左右されること
にもなる。
【0007】本発明は、上記事情に対処してなされたも
ので、軽量・コンパクト化が図られるだけでなく、衝撃
などの外力にも耐え得る機械的な強度を有する電池パッ
クの提供を目的とする。
ので、軽量・コンパクト化が図られるだけでなく、衝撃
などの外力にも耐え得る機械的な強度を有する電池パッ
クの提供を目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、角型
平板状の電池セルと、前記角型平板状の電池セルの一つ
の側面に配設された入出力リードを有するプリント配線
板と、前記電池セルの全側面を前記プリント配線板を介
在させて把持する如く前記電池セルの外周に嵌着された
C型の環状枠体と、前記環状枠体の外周面に貼着された
外装ラベルとを有することを特徴とする電池パックであ
る。
平板状の電池セルと、前記角型平板状の電池セルの一つ
の側面に配設された入出力リードを有するプリント配線
板と、前記電池セルの全側面を前記プリント配線板を介
在させて把持する如く前記電池セルの外周に嵌着された
C型の環状枠体と、前記環状枠体の外周面に貼着された
外装ラベルとを有することを特徴とする電池パックであ
る。
【0009】請求項2の発明は、請求項1記載の電池パ
ックにおいて、環状枠体は電池セルの周端面に接着剤層
を介して接合していることを特徴とする。
ックにおいて、環状枠体は電池セルの周端面に接着剤層
を介して接合していることを特徴とする。
【0010】請求項3の発明は、請求項1もしくは請求
項2記載の電池パックにおいて、外装ラベルは熱収縮性
を有することを特徴とする。
項2記載の電池パックにおいて、外装ラベルは熱収縮性
を有することを特徴とする。
【0011】請求項1ないし2の発明において、角型平
板状の電池セルとは、方形・平板状に形成された一次電
池もしくは二次電池であり、たとえばニッケルカドミウ
ム電池、ニッケル水素電池、リチウムイオン電池などが
挙げられる。そして、パック化する角型平板状の電池セ
ルは1個でもよいが、複数個の角型平板状の電池セルを
平面的に並列・配置したユニットであってもよい。
板状の電池セルとは、方形・平板状に形成された一次電
池もしくは二次電池であり、たとえばニッケルカドミウ
ム電池、ニッケル水素電池、リチウムイオン電池などが
挙げられる。そして、パック化する角型平板状の電池セ
ルは1個でもよいが、複数個の角型平板状の電池セルを
平面的に並列・配置したユニットであってもよい。
【0012】請求項1ないし2の発明において、実質的
に電池パックケースとなる帯状の枠体は、一般的に、た
とえばポリエチレン、ポリプロピレン、ポリプロピレン
エチレン、ポリエチレンテレフタレート、ポリカーボネ
ート、ABS 、ポリスチレン、繊維系プラスチック、ポリ
塩化ビニリデンおよびポリ塩化ビニル、塩化ゴム、メチ
ルゴム、ポリイソプレン、ポリブタジェン、ブチルゴ
ム、 SBR、 NBR、ポリイソブチレン、クロロプレン、ネ
オプレンなど合成樹脂を素材とした厚さ 0.2〜 2.0mm程
度のものが挙げられる。
に電池パックケースとなる帯状の枠体は、一般的に、た
とえばポリエチレン、ポリプロピレン、ポリプロピレン
エチレン、ポリエチレンテレフタレート、ポリカーボネ
ート、ABS 、ポリスチレン、繊維系プラスチック、ポリ
塩化ビニリデンおよびポリ塩化ビニル、塩化ゴム、メチ
ルゴム、ポリイソプレン、ポリブタジェン、ブチルゴ
ム、 SBR、 NBR、ポリイソブチレン、クロロプレン、ネ
オプレンなど合成樹脂を素材とした厚さ 0.2〜 2.0mm程
度のものが挙げられる。
【0013】ここで、帯状の環状枠体は、パッケージン
グする角型平板状の電池セル、もしくは角型平板状の電
池セル群(ユニット)の外周端面部を全体的に嵌合・装
着できる大きさ・形状のC型環状に形成される。より具
体的には、出力リード(入出力リード)付きの接続回路
を設けたプリント配線板を、角型平板状の電池セルもし
くは電池セルユニットの外周端面に沿わせて配置した状
態で、全体的に嵌合・装着できる大きさ・形状の一部が
切り離された環状に形成される。
グする角型平板状の電池セル、もしくは角型平板状の電
池セル群(ユニット)の外周端面部を全体的に嵌合・装
着できる大きさ・形状のC型環状に形成される。より具
体的には、出力リード(入出力リード)付きの接続回路
を設けたプリント配線板を、角型平板状の電池セルもし
くは電池セルユニットの外周端面に沿わせて配置した状
態で、全体的に嵌合・装着できる大きさ・形状の一部が
切り離された環状に形成される。
【0014】また、帯状の環状枠体の一部切り離しは、
たとえば 2以内mm程度でよいが、帯状の環状枠体は、常
に、嵌合・装着する角型平板状の電池セルの厚さとほぼ
等しく設定する必要がある。すなわち、嵌合・装着する
角型平板状の電池セルおよび帯状の環状枠体自体の損傷
などを回避するとともに、電池パックのコンパクト化や
軽量化を、より効果的に達成するためには、平板状の電
池セル平面および帯状の環状枠体端面が同一平面を形成
・保持している必要がある。こうした意味で、電池セル
の外周端面に沿わせて配置する出力リード付き接続回路
を設けたプリント配線板の形状・大きさは、対応する電
池セル一端面の形状・大きさに対応して設定される必要
がある。なお、環状枠体の嵌合・装着に当たっては、電
池セルの周端面に、たとえば両面接着テープなど接着剤
層を介在させ、両者を接合ないし固定させることもでき
る。
たとえば 2以内mm程度でよいが、帯状の環状枠体は、常
に、嵌合・装着する角型平板状の電池セルの厚さとほぼ
等しく設定する必要がある。すなわち、嵌合・装着する
角型平板状の電池セルおよび帯状の環状枠体自体の損傷
などを回避するとともに、電池パックのコンパクト化や
軽量化を、より効果的に達成するためには、平板状の電
池セル平面および帯状の環状枠体端面が同一平面を形成
・保持している必要がある。こうした意味で、電池セル
の外周端面に沿わせて配置する出力リード付き接続回路
を設けたプリント配線板の形状・大きさは、対応する電
池セル一端面の形状・大きさに対応して設定される必要
がある。なお、環状枠体の嵌合・装着に当たっては、電
池セルの周端面に、たとえば両面接着テープなど接着剤
層を介在させ、両者を接合ないし固定させることもでき
る。
【0015】請求項1ないし3の発明において、帯状の
環状枠体(環状枠体を含む電池パック本体)の外周面に
貼着する外装ラベルは、厚さ0.05〜 0.2mm程度の樹脂製
フィルムを素材としたものであるが、たとえば熱などで
収縮する収縮性樹脂フィルムを素材としたものが好まし
い。
環状枠体(環状枠体を含む電池パック本体)の外周面に
貼着する外装ラベルは、厚さ0.05〜 0.2mm程度の樹脂製
フィルムを素材としたものであるが、たとえば熱などで
収縮する収縮性樹脂フィルムを素材としたものが好まし
い。
【0016】なお、前記帯状の環状枠体および外装ラベ
ルは、プリント配線板の入出力リードを導出する孔ない
し切り欠き部などが設けられている。
ルは、プリント配線板の入出力リードを導出する孔ない
し切り欠き部などが設けられている。
【0017】請求項1ないし3の発明では、落下衝撃な
どの外力に対して比較的弱い部分・領域、すなわち角型
平板状の電池セルの外周端面部(電極部)およびプリン
ト配線板(回路部品の搭載部)が、帯状の枠体および収
縮性ラベルによる補強・保護で、衝撃などの外力による
損傷発生を防止する。つまり、電池パックケースのコン
パクト化、軽量化などを図りながら、帯状の環状枠体の
一部切り離しによる衝撃などの吸収、および外装ラベル
の複層化による帯状の環状枠体の補強作用で、所要の機
械的強度を備えた信頼性の高い電池パックとして機能す
る。
どの外力に対して比較的弱い部分・領域、すなわち角型
平板状の電池セルの外周端面部(電極部)およびプリン
ト配線板(回路部品の搭載部)が、帯状の枠体および収
縮性ラベルによる補強・保護で、衝撃などの外力による
損傷発生を防止する。つまり、電池パックケースのコン
パクト化、軽量化などを図りながら、帯状の環状枠体の
一部切り離しによる衝撃などの吸収、および外装ラベル
の複層化による帯状の環状枠体の補強作用で、所要の機
械的強度を備えた信頼性の高い電池パックとして機能す
る。
【0018】
【発明の実施の形態】以下図1および図2を参照して実
施例を説明する。
施例を説明する。
【0019】図1は実施例に係る電池パックの概略構成
を示す平面図、図2は図1の A-A線に沿った断面図であ
る。
を示す平面図、図2は図1の A-A線に沿った断面図であ
る。
【0020】図1および図2において、1は角型平板状
の電池セル、2は前記角型平板状の電池セル1の一周端
面1a形状以下の形状で、かつ一周端面1a部に配設された
出力リード2aを有するプリント配線板である。ここで、
平板状の角型平板状の電池セル1は、たとえば角型・平
板( 6.3×30×48mm)のリチウムイオン二次電池であ
り、また、プリント配線板2は、前記リチウムイオン二
次電池1の電極に電気的に接続するとともに、所要の保
護回路素子などを有する接続回路(図示省略)と出力リ
ード(入出力リード)2aとを備えた角型・平板( 3× 6
×29mm)の樹脂系配線板である。
の電池セル、2は前記角型平板状の電池セル1の一周端
面1a形状以下の形状で、かつ一周端面1a部に配設された
出力リード2aを有するプリント配線板である。ここで、
平板状の角型平板状の電池セル1は、たとえば角型・平
板( 6.3×30×48mm)のリチウムイオン二次電池であ
り、また、プリント配線板2は、前記リチウムイオン二
次電池1の電極に電気的に接続するとともに、所要の保
護回路素子などを有する接続回路(図示省略)と出力リ
ード(入出力リード)2aとを備えた角型・平板( 3× 6
×29mm)の樹脂系配線板である。
【0021】さらに、3はプリント配線基板2を含む角
型平板状の電池セル1の周端面に嵌合する帯状の環状枠
体、4は前記帯状の環状枠体3の外周面に密着して貼着
された収縮性の外装ラベルである。ここで、帯状の環状
枠体3は、長辺: 155mm,短辺: 6.3mmで電池セル端面
との間を両面接着テープで接合されており、端から14.5
mm、62.5mm、92.5mm、 140.5mmの位置に折り曲げ易いよ
うに切り込みもしくは圧縮などの加工が施されている。
型平板状の電池セル1の周端面に嵌合する帯状の環状枠
体、4は前記帯状の環状枠体3の外周面に密着して貼着
された収縮性の外装ラベルである。ここで、帯状の環状
枠体3は、長辺: 155mm,短辺: 6.3mmで電池セル端面
との間を両面接着テープで接合されており、端から14.5
mm、62.5mm、92.5mm、 140.5mmの位置に折り曲げ易いよ
うに切り込みもしくは圧縮などの加工が施されている。
【0022】一方、収縮性の外装ラベル4は、一主面に
電池パックの種別、電池メーカー名などを印刷表示した
熱収縮性のポリエチレン系樹脂フィルムである。なお、
前記帯状の環状枠体3は、ポリプロビレン樹脂製で厚さ
(側壁の厚さ)は 0.5mmとなっており、また、収縮性の
外装ラベル4の幅は、帯状枠体3の深さ(幅)とほぼ等
しく設定されている。さらに、帯状の環状枠体3および
収縮性の外装ラベル4には、プリント配線板2の入出力
リード2aを導出する孔(図示省略)が穿設してある。
電池パックの種別、電池メーカー名などを印刷表示した
熱収縮性のポリエチレン系樹脂フィルムである。なお、
前記帯状の環状枠体3は、ポリプロビレン樹脂製で厚さ
(側壁の厚さ)は 0.5mmとなっており、また、収縮性の
外装ラベル4の幅は、帯状枠体3の深さ(幅)とほぼ等
しく設定されている。さらに、帯状の環状枠体3および
収縮性の外装ラベル4には、プリント配線板2の入出力
リード2aを導出する孔(図示省略)が穿設してある。
【0023】次に、上記電池パックの組み立て・製造例
を説明する。
を説明する。
【0024】先ず、方形板状のリチウムイオン二次電池
セル1、入出力リード2a付きプリント配線板2、切り離
し部3aを有する帯状の環状枠体3、および熱収縮性で環
状の帯状外装ラベル4をそれぞれ用意する。次いで、リ
チウムイオン二次電池セル1およびプリント配線板2を
位置決め配置する一方、帯状の環状枠体3を嵌合・配置
する。ここで、二次電池セル1などと環状枠体3とは、
両面接着テープを介して接合される。
セル1、入出力リード2a付きプリント配線板2、切り離
し部3aを有する帯状の環状枠体3、および熱収縮性で環
状の帯状外装ラベル4をそれぞれ用意する。次いで、リ
チウムイオン二次電池セル1およびプリント配線板2を
位置決め配置する一方、帯状の環状枠体3を嵌合・配置
する。ここで、二次電池セル1などと環状枠体3とは、
両面接着テープを介して接合される。
【0025】その後、前記嵌合・配置した帯状の環状枠
体3外周面に、帯状外装ラベル4を位置決め・接着す
る。このとき、プリント配線板2の入出力リード2aを、
帯状の環状枠体3および帯状外装ラベル4外に引き出し
た形で嵌合・配置する。
体3外周面に、帯状外装ラベル4を位置決め・接着す
る。このとき、プリント配線板2の入出力リード2aを、
帯状の環状枠体3および帯状外装ラベル4外に引き出し
た形で嵌合・配置する。
【0026】この状態で、たとえば 150〜 250℃程度の
温度雰囲気中に、 0.5〜 2分間程度放置すると、前記帯
状外装ラベル4が熱収縮を起こす。そして、この帯状外
装ラベル4の熱収縮性によって、帯状の環状枠体3が締
め付けられ、結果的に、プリント配線板2を含むリチウ
ムイオン二次電池セル1の外周端面を、帯状の環状枠体
3が締め付け固定化して電池パックケース化し、電池セ
ル1の機械的に弱い部分で外周端面(電極部)、および
衝撃などで損傷を発生し易いプリント配線板2などが補
強された電池パックが形成される。
温度雰囲気中に、 0.5〜 2分間程度放置すると、前記帯
状外装ラベル4が熱収縮を起こす。そして、この帯状外
装ラベル4の熱収縮性によって、帯状の環状枠体3が締
め付けられ、結果的に、プリント配線板2を含むリチウ
ムイオン二次電池セル1の外周端面を、帯状の環状枠体
3が締め付け固定化して電池パックケース化し、電池セ
ル1の機械的に弱い部分で外周端面(電極部)、および
衝撃などで損傷を発生し易いプリント配線板2などが補
強された電池パックが形成される。
【0027】なお、上記製造例では、環状の帯状外装ラ
ベル4を帯状の枠体3の外周面に嵌合配置し、これを熱
収縮させて帯状の環状枠体3の締め付けを行ったが、帯
状外装ラベル4を巻き付ける構成を採ってもよい。勿
論、角型平板状の電池セル1も、リチウムイオン二次電
池セル以外の、他の角型平板状の電池セルであっても同
様に構成できる。
ベル4を帯状の枠体3の外周面に嵌合配置し、これを熱
収縮させて帯状の環状枠体3の締め付けを行ったが、帯
状外装ラベル4を巻き付ける構成を採ってもよい。勿
論、角型平板状の電池セル1も、リチウムイオン二次電
池セル以外の、他の角型平板状の電池セルであっても同
様に構成できる。
【0028】本発明は、上記実施例に限定されるもので
なく、発明の趣旨を逸脱しない範囲でいろいろの変形を
採ることができる。たとえば帯状の環状枠体は、ポリプ
ロピレン樹脂以外の他の樹脂、たとえばポリエチレンテ
レフタレート樹脂製としてもよいし、また、角型平板状
の電池セルの寸法、角型平板状の電池セル数、外装ラベ
ルの材質なども、用途や仕様などによって適宜選択する
ことができる。なお、帯状の環状枠体は、必ずしも電池
セルの周囲四面に嵌合・配置する構造をとる必要もな
く、特に、保護を要する面(たとえばプリント配線板配
置部、リード線の取りだし部など)に接する部分だけで
もよい。
なく、発明の趣旨を逸脱しない範囲でいろいろの変形を
採ることができる。たとえば帯状の環状枠体は、ポリプ
ロピレン樹脂以外の他の樹脂、たとえばポリエチレンテ
レフタレート樹脂製としてもよいし、また、角型平板状
の電池セルの寸法、角型平板状の電池セル数、外装ラベ
ルの材質なども、用途や仕様などによって適宜選択する
ことができる。なお、帯状の環状枠体は、必ずしも電池
セルの周囲四面に嵌合・配置する構造をとる必要もな
く、特に、保護を要する面(たとえばプリント配線板配
置部、リード線の取りだし部など)に接する部分だけで
もよい。
【0029】
【発明の効果】請求項1ないし3の発明によれば、衝撃
などの外力に対して比較的弱い部分・領域、すなわち角
型平板状の電池セルの外周端面部、およびプリント配線
板が、帯状の環状枠体と、この環状枠体を被覆する収縮
性ラベルによって補強・保護されている。すなわち、電
池パックケースのコンパクト化、軽量化などを図りなが
ら、帯状の枠体の一部切り離しなどによる衝撃などの吸
収と、美観などに寄与する外装ラベルの複層化による帯
状の環状枠体の補強作用とで、衝撃などの外力による電
池セルの外周端面部やプリント配線板などの損傷発生が
容易に防止されする。
などの外力に対して比較的弱い部分・領域、すなわち角
型平板状の電池セルの外周端面部、およびプリント配線
板が、帯状の環状枠体と、この環状枠体を被覆する収縮
性ラベルによって補強・保護されている。すなわち、電
池パックケースのコンパクト化、軽量化などを図りなが
ら、帯状の枠体の一部切り離しなどによる衝撃などの吸
収と、美観などに寄与する外装ラベルの複層化による帯
状の環状枠体の補強作用とで、衝撃などの外力による電
池セルの外周端面部やプリント配線板などの損傷発生が
容易に防止されする。
【0030】したがって、取扱操作などに支障を及ぼさ
ない機械的強度を有するとともに、軽量・コンパクト
で、かつ低コストな電池パックが提供される。
ない機械的強度を有するとともに、軽量・コンパクト
で、かつ低コストな電池パックが提供される。
【図1】この発明に係る二次電池パックの要部構成例を
示す平面図。
示す平面図。
【図2】図1の A-A線に沿った断面図。
1……角型平板状の二次電池セル
1a……一つの周端面
2……プリント配線板
2a……入出力リード
3……帯状の環状枠体
3a……切り離し部
4……収縮性の外装ラベル
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(72)発明者 山野辺 輝治
東京都品川区南品川3丁目4番10号 東
芝電池株式会社内
(56)参考文献 特開 平10−144270(JP,A)
(58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名)
H01M 2/10
Claims (3)
- 【請求項1】 角型平板状の電池セルと、 前記角型平板状の電池セルの一つの側面に配設された入
出力リードを有するプリント配線板と、前記電池セルの全側面を前記プリント配線板を介在させ
て把持する如く前記電池セルの外周に嵌着されたC型の
環状枠体と、 前記環状枠体の外周面に貼着された外装ラベルとを有す
ることを特徴とする電池パック。 - 【請求項2】 環状枠体は、電池セルの周端面に接着剤
層を介して接合していることを特徴とする請求項1記載
の電池パック。 - 【請求項3】 外装ラベルは、熱収縮性を有することを
特徴とする請求項1もしくは請求項2記載の電池パッ
ク。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29897997A JP3457860B2 (ja) | 1997-10-30 | 1997-10-30 | 電池パック |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29897997A JP3457860B2 (ja) | 1997-10-30 | 1997-10-30 | 電池パック |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JPH11135089A JPH11135089A (ja) | 1999-05-21 |
JP3457860B2 true JP3457860B2 (ja) | 2003-10-20 |
Family
ID=17866672
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP29897997A Expired - Fee Related JP3457860B2 (ja) | 1997-10-30 | 1997-10-30 | 電池パック |
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Country | Link |
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JP4568047B2 (ja) * | 2004-07-13 | 2010-10-27 | 三洋電機株式会社 | 電池パック |
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JP4974590B2 (ja) * | 2006-05-31 | 2012-07-11 | 三洋電機株式会社 | 電気機器 |
-
1997
- 1997-10-30 JP JP29897997A patent/JP3457860B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
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