JP3457472B2 - ガスエンジン発電機の起動時制御方法 - Google Patents
ガスエンジン発電機の起動時制御方法Info
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- Y02T—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
- Y02T10/00—Road transport of goods or passengers
- Y02T10/10—Internal combustion engine [ICE] based vehicles
- Y02T10/30—Use of alternative fuels, e.g. biofuels
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- Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)
- Lubrication Of Internal Combustion Engines (AREA)
- Output Control And Ontrol Of Special Type Engine (AREA)
- Control Of Vehicle Engines Or Engines For Specific Uses (AREA)
Description
の起動時制御方法に関する。
とえばガスを燃料として回転運動を発生するガスエンジ
ンが用いられている。このエンジンには摩擦部分の潤滑
等のための潤滑油が用いられており、この潤滑油の温度
が低く動粘度が高い場合にエンジンを起動して急に大き
な負荷で運転すると潤滑不良によりエンジンに著しい不
具合を生じてしまうおそれがある。
する場合には、スロープ制御運転と呼ばれる一種の暖機
運転を行っている。以下に、この従来のスロープ制御運
転について説明する。
りの処理を示すフローチャートである。
(E−1)の後、負荷上昇率Bで負荷取りを行い(E−
2)、負荷が100%に達したならば(E−3)通常運
転を行う(E−4)。
ジンの起動後、比較的高い負荷上昇率である負荷上昇率
Bで初めから負荷取りをすることができる。この負荷上
昇率Bを、たとえば6分間で0%から100%の負荷に
する負荷上昇率であるとすると、この場合には起動から
6分間で発電機の通常運転を行うことができる。
負荷取りの仕方を示す図である。図7において、横軸は
エンジンの起動開始からの経過時間であり、縦軸は負荷
である。縦軸の負荷は発電機の通常運転の全負荷時を1
00%とした割合で示してある。
運転における負荷取りの処理を示すフローチャートであ
る。
ンジンの起動(F−1)の後、負荷上昇率Aで負荷取り
を行い(F−2)、負荷がL1 %に達したならば(F−
3)、そのままL1 %の負荷で、負荷がL1 %に達した
時点から所定時間t1 が経過するまで運転する(F−
4、F−5)。その後、負荷上昇率Aで負荷取りを行い
(F−6)、負荷が100%に達したならば(F−7)
通常運転を行う(F−8)。
場合には、エンジンの起動後、負荷を所定の割合で増加
させながら(比較的低い負荷上昇率である負荷上昇率A
(たとえば6分間で30%負荷上昇)で)運転する(図
7の(1)の部分)。そして、負荷が所定量L1 %(た
とえば25%)に達したならば、そのままL1 %の負荷
で、負荷がL1 %に達した時点から所定時間t1 (たと
えば15分間)が経過するまで運転する(図7の(2)
の部分)。所定時間t1 が経過したならば、負荷を所定
の割合で増加させながら(たとえば負荷上昇率Aで)運
転し、負荷を100%までもっていく(図7の(3)の
部分)。すなわち、この場合には、たとえば、図7の
(1)の部分で5分間かかり、図7の(2)の部分で1
5分間かかり、図7の(3)の部分で15分間かかるの
で、合計35分間で発電機の通常運転を行うことができ
る。
運転することにより、冷態時であっても潤滑油の動粘度
を十分に下げ、エンジンの潤滑不良によるトラブルを防
いでいた。
プ制御運転では、図7の(1)や(3)の部分において
負荷を増加させる割合や、図7の(2)の部分において
L1 %の負荷のままで運転する時間を、外気温等の環境
条件によらずに一定に定めており、このため、エンジン
が全負荷運転になるまでに要する時間が必要以上に長く
かかってしまうことがあるという問題や、エンジンの負
荷率が低い状況での運転時間が長いためにエンジン効率
の低下を招くという問題があった。
ので、冷態時にエンジンを起動する場合に、エンジンの
潤滑不良によるトラブルを招くことなく、且つ短時間で
エンジンに全負荷運転をさせることができるガスエンジ
ン発電機の起動時制御方法を提供することを目的とす
る。
成するために、冷態時にガスエンジン発電機を起動する
際に、ガスエンジンの起動後、負荷が所定量になるまで
第1の所定の負荷上昇率で負荷取りをしながら前記ガス
エンジンを運転する第1の工程と、この第1の工程の
後、前記所定量の負荷で前記ガスエンジンを所定時間運
転する第2の工程と、この第2の工程の後、負荷が全負
荷になるまで第2の所定の負荷上昇率で負荷取りをしな
がら前記ガスエンジンを運転する第3の工程とを有する
ガスエンジン発電機の起動時制御方法において、前記第
1ないし第3の工程の実行中に、前記ガスエンジンの潤
滑油の温度が第1の所定の温度に達したならば、実行中
の前記第1ないし第3の工程を中断し、前記第1および
第2の所定の負荷上昇率よりも高い第3の所定の負荷上
昇率で負荷取りをしながら、負荷が全負荷になるまで前
記ガスエンジンを運転し、前記第1ないし第3の工程の
実行中に、前記ガスエンジンの潤滑油の温度が、前記第
1の所定の温度よりも低い第2の所定の温度に達したな
らば、実行中の前記第1ないし第3の工程を中断し、前
記第1および第2の所定の負荷上昇率以上で且つ前記第
3の所定の負荷上昇率以下の範囲であって前記ガスエン
ジンの潤滑油の温度に応じた第4の所定の負荷上昇率で
負荷取りをしながら前記ガスエンジンを運転することを
特徴とする。
する。
の起動時制御方法を適用するガスエンジン発電機の制御
系のブロック図である。
図示しない負荷に対して電力を供給する。発電機1はガ
スエンジン2を動力源とし、ガスエンジン2に供給する
燃料ガスの量をガバナ3の開度で調節することによっ
て、発電機1の出力を調節することができる。温度セン
サ5はガスエンジン2で用いられる潤滑油の温度を測定
する温度センサであり、制御部4は温度センサ5で測定
した潤滑油の温度に基づいてガバナ3の開度を調節する
ことにより、本発明によるガスエンジン発電機の起動時
制御方法を実現する。
が高温になり過ぎて危険な状態になるのを防ぐため、潤
滑油の温度を測定する温度センサが設けられ、この温度
センサにより測定した潤滑油温度と潤滑油温度の限界値
と比較して異常状態を検出することができるようになっ
ている。この油温限界値検出用の温度センサを図1に示
した温度センサ5として用いても構わない。そうすれ
ば、温度センサ5として新たな温度センサを設ける必要
がなくなる。
いられる潤滑油の温度と動粘度との関係を示す図であ
る。図2において、横軸は潤滑油の温度であり、縦軸は
潤滑油の動粘度である。また、縦軸の動粘度は対数目盛
りで示してある。
滑油の種類によってさまざまであるが、図2に示すよう
に、潤滑油の温度が高くなるにつれて動粘度が小さくな
ることが一般的に知られている。本発明ではこの潤滑油
の性質に着目し、潤滑油の温度に基づいた制御を行う。
の起動時制御方法の第1の実施の形態における負荷取り
の処理を示すフローチャートである。本処理は図1に示
した制御部4によって実行される。
転における負荷取りの処理を実行する(G−1)。すな
わち、エンジンの起動(F−1)の後、負荷上昇率Aで
負荷取りを行い(F−2)、負荷がL1 %に達したなら
ば(F−3)、そのままL1%の負荷で、負荷がL1 %
に達した時点から所定時間t1 が経過するまで運転する
(F−4、F−5)。その後、負荷上昇率Aで負荷取り
を行い(F−6)、負荷が100%に達したならば(F
−7)通常運転を行う(F−8)。そして、このステッ
プ(F−1〜F−7)の間に、温度センサ5によって潤
滑油の温度を随時測定し、潤滑油の温度が所定の温度T
1 に達したならば(G−2)、ステップ(F−1〜F−
7)の間のどの処理を実行中であっても、実行中の処理
から抜け出して、負荷上昇率Bで負荷取りを行い(G−
3)、負荷が100%に達したならば(G−4)通常運
転を行う(G−5)。
ープ制御運転の実行中に、潤滑油の温度が所定の温度T
1 (たとえば80℃)に達したならば、従来のスロープ
制御運転を中断し、そして、負荷を所定の割合で増加さ
せながら(たとえば冷態時でない場合に用いる負荷上昇
率である負荷上昇率B(たとえば6分間で0%から10
0%の負荷にする負荷上昇率)で)運転し、負荷を10
0%までもっていく。本実施の形態では、潤滑油の温度
が所定の温度T1 に達しているのであれば、潤滑油の動
粘度がすでに十分に下がっており、冷態時でない場合と
同様な負荷取りをしても構わない点に着目したものであ
る。負荷上昇率Bは負荷上昇率Aよりも高い上昇率であ
るので、ガスエンジンの起動から通常運転ができるよう
になるまでの時間を短縮することができる。
の起動時制御方法の第2の実施の形態における負荷取り
の処理で用いる負荷上昇率Cについて説明する図であ
り、横軸は潤滑油の温度であり、縦軸は負荷上昇率であ
る。
の起動時制御方法の第2の実施の形態における負荷取り
の処理を示すフローチャートである。本処理は図1に示
した制御部4によって実行される。
油の温度が所定の温度T1 に達したのであれば、負荷取
りにおける負荷上昇率を負荷上昇率Bに変更したが、本
実施の形態では、潤滑油の温度がT1 よりも低い所定の
温度T2 (たとえば60℃)に達したならば、負荷上昇
率を変更するものである。以下にこの第2の実施の形態
について図5に基づいて説明する。
転における負荷取りの処理を実行する(H−1)。すな
わち、エンジンの起動(F−1)の後、負荷上昇率Aで
負荷取りを行い(F−2)、負荷がL1 %に達したなら
ば(F−3)、そのままL1%の負荷で、負荷がL1 %
に達した時点から所定時間t1 が経過するまで運転する
(F−4、F−5)。その後、負荷上昇率Aで負荷取り
を行い(F−6)、負荷が100%に達したならば(F
−7)通常運転を行う(F−8)。そして、このステッ
プ(F−1〜F−7)の間に、温度センサ5によって潤
滑油の温度を随時測定し、潤滑油の温度が所定の温度T
2 に達したならば(H−2)、ステップ(F−1〜F−
7)の間のどの処理を実行中であっても、実行中の処理
から抜け出して、負荷上昇率Cで負荷取りを行い(H−
3)、負荷が100%に達したならば(H−4)通常運
転を行う(H−5)。
上昇率Aと負荷上昇率Bとの間の値をとり、潤滑油の温
度に応じて変化する値である。
ープ制御運転の実行中に、潤滑油の温度が所定の温度T
2 (たとえば60℃)に達したならば、従来のスロープ
制御運転を中断し、そして、潤滑油の温度に応じて変化
する負荷上昇率Cで負荷取りをしながら運転し、負荷を
100%までもっていく。本実施の形態では、潤滑油の
温度が所定の温度T2 に達しているのであれば、潤滑油
の動粘度がある程度は下がっており、負荷上昇率を徐々
に高くして運転するものである。負荷上昇率Cは負荷上
昇率Aよりも高い上昇率であるので、ガスエンジンの起
動から通常運転ができるようになるまでの時間を短縮す
ることができる。
冷態時にエンジンを起動する場合に、エンジンの潤滑不
良によるトラブルを招くことなく、且つ短時間でエンジ
ンに全負荷運転をさせることができる。
ができるとともに、エンジンの低負荷での運転時間を短
くできるので燃料の節約につながりエンジン効率を向上
させることができる。
方法を適用するガスエンジン発電機の制御系のブロック
図である。
の温度と動粘度との関係を示す図である。
方法の第1の実施の形態における負荷取りの処理を示す
フローチャートである。
方法の第2の実施の形態における負荷取りの処理で用い
る負荷上昇率Cについて説明する図である。
方法の第2の実施の形態における負荷取りの処理を示す
フローチャートである。
すフローチャートである。
方を示す図である。
負荷取りの処理を示すフローチャートである。
Claims (2)
- 【請求項1】 冷態時にガスエンジン発電機を起動する
際に、ガスエンジンの起動後、負荷が所定量になるまで
第1の所定の負荷上昇率で負荷取りをしながら前記ガス
エンジンを運転する第1の工程と、該第1の工程の後、
前記所定量の負荷で前記ガスエンジンを所定時間運転す
る第2の工程と、該第2の工程の後、負荷が全負荷にな
るまで第2の所定の負荷上昇率で負荷取りをしながら前
記ガスエンジンを運転する第3の工程とを有するガスエ
ンジン発電機の起動時制御方法において、 前記第1ないし第3の工程の実行中に、前記ガスエンジ
ンの潤滑油の温度が第1の所定の温度に達したならば、
実行中の前記第1ないし第3の工程を中断し、前記第1
および第2の所定の負荷上昇率よりも高い第3の所定の
負荷上昇率で負荷取りをしながら、負荷が全負荷になる
まで前記ガスエンジンを運転し、 前記第1ないし第3の工程の実行中に、前記ガスエンジ
ンの潤滑油の温度が、前記第1の所定の温度よりも低い
第2の所定の温度に達したならば、実行中の前記第1な
いし第3の工程を中断し、前記第1および第2の所定の
負荷上昇率以上で且つ前記第3の所定の負荷上昇率以下
の範囲であって前記ガスエンジンの潤滑油の温度に応じ
た第4の所定の負荷上昇率で負荷取りをしながら前記ガ
スエンジンを運転する ことを特徴とするガスエンジン発
電機の起動時制御方法。 - 【請求項2】 商用交流電力系統に連系され負荷に対し
て電力を供給する発電機と、該発電機の動力源であるガ
スエンジンと、該ガスエンジンに供給する燃料ガスの量
を調節するガバナと、前記ガスエンジンの潤滑油の温度
を測定する温度センサと、該温度センサで測定した潤滑
油の温度に基づいて前記ガバナの開度を調節する制御部
とを備え、 前記制御部は、 冷態時に前記ガスエンジン発電機を起動する際に、 ガスエンジンの起動後、負荷が所定量になるまで第1の
所定の負荷上昇率で負荷取りをしながら前記ガスエンジ
ンが運転されるように前記ガバナを調節する第1の処理
を行い、 該第1の工程の後、前記所定量の負荷で前記ガスエンジ
ンが所定時間運転され るように前記ガバナを調節する第
2の処理を行い、 該第2の処理の後、負荷が全負荷になるまで第2の所定
の負荷上昇率で負荷取りをしながら前記ガスエンジンが
運転されるように前記ガバナを調節する第3の処理を行
い、 前記第1ないし第3の処理の実行中に、前記温度センサ
によって測定した前記ガスエンジンの潤滑油の温度が第
1の所定の温度に達したならば、実行中の前記第1ない
し第3の処理を中断し、前記第1および第2の所定の負
荷上昇率よりも高い第3の所定の負荷上昇率で負荷取り
をしながら、負荷が全負荷になるまで前記ガスエンジン
が運転されるように前記ガバナを調節し、 前記制御部は、さらに、 前記第1ないし第3の処理の実行中に、前記温度センサ
によって測定した前記ガスエンジンの潤滑油の温度が、
前記第1の所定の温度よりも低い第2の所定の温度に達
したならば、実行中の前記第1ないし第3の処理を中断
し、前記第1および第2の所定の負荷上昇率以上で且つ
前記第3の所定の負荷上昇率以下の範囲であって前記ガ
スエンジンの潤滑油の温度に応じた第4の所定の負荷上
昇率で負荷取りをしながら前記ガスエンジンが運転され
るように前記ガバナを調節する ことを特徴とするガスエ
ンジン発電機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18021396A JP3457472B2 (ja) | 1996-07-10 | 1996-07-10 | ガスエンジン発電機の起動時制御方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18021396A JP3457472B2 (ja) | 1996-07-10 | 1996-07-10 | ガスエンジン発電機の起動時制御方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1026036A JPH1026036A (ja) | 1998-01-27 |
JP3457472B2 true JP3457472B2 (ja) | 2003-10-20 |
Family
ID=16079386
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP18021396A Expired - Fee Related JP3457472B2 (ja) | 1996-07-10 | 1996-07-10 | ガスエンジン発電機の起動時制御方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3457472B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN115306617B (zh) * | 2022-07-31 | 2024-04-05 | 东风商用车有限公司 | 发动机快速暖机方法、装置、设备及可读存储介质 |
-
1996
- 1996-07-10 JP JP18021396A patent/JP3457472B2/ja not_active Expired - Fee Related
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---|---|
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