JP3456740B2 - 天窓装置 - Google Patents
天窓装置Info
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- JP3456740B2 JP3456740B2 JP04839994A JP4839994A JP3456740B2 JP 3456740 B2 JP3456740 B2 JP 3456740B2 JP 04839994 A JP04839994 A JP 04839994A JP 4839994 A JP4839994 A JP 4839994A JP 3456740 B2 JP3456740 B2 JP 3456740B2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、それぞれ金属型材製の
直線状またはアーチ状縦桟、該縦桟に直交する横桟等に
よって形成される天窓枠体に平板状または弯曲状透光板
を配装してなる天窓装置に関する。
直線状またはアーチ状縦桟、該縦桟に直交する横桟等に
よって形成される天窓枠体に平板状または弯曲状透光板
を配装してなる天窓装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図2には、後述する本発明の一実施例に
よる蒲鉾型の天窓装置を示しているが、この天窓装置
は、両側一対の長尺状横桟2に複数のアーチ状縦桟1を
連結すると共に、アーチ状縦桟1相互を短尺状横材3で
連結し、また両横桟2の両端部を直線状縦材4で連結
し、更にこの縦材4と端部側のアーチ状縦桟1との間に
支柱材5を介設して、天窓枠体6を形成し、この天窓枠
体6に弯曲状の透光板7及び平板状の透光板8を配装し
てなるものである。尚、これらの縦桟1、横桟2、横材
3、縦材4及び支柱材5は、それぞれ金属型材、例えば
アルミニウム押出型材によって形成される。
よる蒲鉾型の天窓装置を示しているが、この天窓装置
は、両側一対の長尺状横桟2に複数のアーチ状縦桟1を
連結すると共に、アーチ状縦桟1相互を短尺状横材3で
連結し、また両横桟2の両端部を直線状縦材4で連結
し、更にこの縦材4と端部側のアーチ状縦桟1との間に
支柱材5を介設して、天窓枠体6を形成し、この天窓枠
体6に弯曲状の透光板7及び平板状の透光板8を配装し
てなるものである。尚、これらの縦桟1、横桟2、横材
3、縦材4及び支柱材5は、それぞれ金属型材、例えば
アルミニウム押出型材によって形成される。
【0003】このような天窓装置において、従来では、
天窓枠体6の長尺状横桟として、図3に示すような断面
形状の金属型材製横桟2′が使用され、取付金具Kによ
って窓台等の取付用躯体Wに水平に固定される。この横
桟2′の室外側には透光板嵌合溝9が設けてあって、こ
の透光板嵌合溝9は、弯曲状透光板7の下端部を支持す
るための水平面に沿った平面状支持面9aを有する。し
かして、この横桟2′に連結したアーチ状縦桟1′に沿
って配装される弯曲状透光板7は、その下端部を透光板
嵌合溝9内に嵌入させると共に、その下端面を支持台座
10を介して平面状支持面9aに支持させるようにして
いる。
天窓枠体6の長尺状横桟として、図3に示すような断面
形状の金属型材製横桟2′が使用され、取付金具Kによ
って窓台等の取付用躯体Wに水平に固定される。この横
桟2′の室外側には透光板嵌合溝9が設けてあって、こ
の透光板嵌合溝9は、弯曲状透光板7の下端部を支持す
るための水平面に沿った平面状支持面9aを有する。し
かして、この横桟2′に連結したアーチ状縦桟1′に沿
って配装される弯曲状透光板7は、その下端部を透光板
嵌合溝9内に嵌入させると共に、その下端面を支持台座
10を介して平面状支持面9aに支持させるようにして
いる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の天窓装置では、
上述したように、透光板嵌合溝9底部の透光板支持面9
aが水平面に沿った平面状に形成されていることから、
図3の仮想線図示のように弯曲度の異なった弯曲状透光
板7′が使用されたり、また平板状透光板の場合にその
取付傾斜角度が変更された場合には、透光板嵌合溝9の
透光板支持面9aに対する透光板下端面の向き及び対向
間隙が変わって、透光板の下端面が透光板支持面9aに
的確に支持され得ず、それがために従来では、透光板下
端面と透光板支持面9aとの間に介在させる支持台座1
0を、使用される透光板の弯曲度や取付傾斜角度に応じ
てそれぞれ特定の厚み、形状に作製する必要があり、そ
の作業に多大な手間と時間を要していた。
上述したように、透光板嵌合溝9底部の透光板支持面9
aが水平面に沿った平面状に形成されていることから、
図3の仮想線図示のように弯曲度の異なった弯曲状透光
板7′が使用されたり、また平板状透光板の場合にその
取付傾斜角度が変更された場合には、透光板嵌合溝9の
透光板支持面9aに対する透光板下端面の向き及び対向
間隙が変わって、透光板の下端面が透光板支持面9aに
的確に支持され得ず、それがために従来では、透光板下
端面と透光板支持面9aとの間に介在させる支持台座1
0を、使用される透光板の弯曲度や取付傾斜角度に応じ
てそれぞれ特定の厚み、形状に作製する必要があり、そ
の作業に多大な手間と時間を要していた。
【0005】本発明は、上記の課題に鑑み、使用される
弯曲状透光板の弯曲度や平板状透光板の取付傾斜角度が
変更されても、透光板嵌合溝内での透光板下端部の位置
を、その変更された弯曲度や傾斜角度に応じた適正な位
置に設定できて、その透光板の下端面を透光板嵌合溝の
支持受面に的確に支持できるようにすることを目的とし
ている。
弯曲状透光板の弯曲度や平板状透光板の取付傾斜角度が
変更されても、透光板嵌合溝内での透光板下端部の位置
を、その変更された弯曲度や傾斜角度に応じた適正な位
置に設定できて、その透光板の下端面を透光板嵌合溝の
支持受面に的確に支持できるようにすることを目的とし
ている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決し得る
本発明の請求項1は、それぞれ金属型材製の直線状また
はアーチ状縦桟1、該縦桟1に直交する横桟2等によっ
て形成される天窓枠体6に平板状または弯曲状透光板7
を配装してなる天窓装置において、前記横桟2の室外側
に、前記透光板7の下端部を嵌合支持するための横断面
円弧状の支持受面部11を有する透光板嵌合溝12を設
け、この嵌合溝12に、前記縦桟1に沿って配装される
平板状または弯曲状透光板7の下端部を嵌合し、この透
光板7の下端面を支持台座15を介して前記支持受面部
11に支持させ、透光板7下端部の室内側面を、前記透
光板嵌合溝12の室内側端部に取付けられた横断面略円
形状の室内側弾性パッキン16により支持させ、透光板
7下端部の室外側面を、前記透光板嵌合溝12に予めま
たは後から挿入される横断面略円形状の室外側弾性パッ
キン17によって支持させるようにしたことを特徴とす
る。
本発明の請求項1は、それぞれ金属型材製の直線状また
はアーチ状縦桟1、該縦桟1に直交する横桟2等によっ
て形成される天窓枠体6に平板状または弯曲状透光板7
を配装してなる天窓装置において、前記横桟2の室外側
に、前記透光板7の下端部を嵌合支持するための横断面
円弧状の支持受面部11を有する透光板嵌合溝12を設
け、この嵌合溝12に、前記縦桟1に沿って配装される
平板状または弯曲状透光板7の下端部を嵌合し、この透
光板7の下端面を支持台座15を介して前記支持受面部
11に支持させ、透光板7下端部の室内側面を、前記透
光板嵌合溝12の室内側端部に取付けられた横断面略円
形状の室内側弾性パッキン16により支持させ、透光板
7下端部の室外側面を、前記透光板嵌合溝12に予めま
たは後から挿入される横断面略円形状の室外側弾性パッ
キン17によって支持させるようにしたことを特徴とす
る。
【0007】
【0008】本発明の請求項2は、前記室内側弾性パッ
キン16が、前記透光板嵌合溝12の室内側端部に設け
た係嵌溝18に係脱可能に取付けられる硬質弾性材製の
取付部16aと、この取付部16aと一体に形成された
軟質弾性材製のパッキン本体部16bとからなることを
特徴とする。
キン16が、前記透光板嵌合溝12の室内側端部に設け
た係嵌溝18に係脱可能に取付けられる硬質弾性材製の
取付部16aと、この取付部16aと一体に形成された
軟質弾性材製のパッキン本体部16bとからなることを
特徴とする。
【0009】
【作用】本発明の請求項1にあっては、天窓枠体6に透
光板7を取付けるにあたり、直線状またはアーチ状の縦
桟1に沿って配装される透光板7の下端部を、横桟2の
透光板嵌合溝12に嵌合して、該透光板7の下端面を透
光板嵌合溝12の支持受面部11に支持台座15を介し
て支持させる。しかして、この横桟2の透光板嵌合溝1
2に、異なった弯曲度を有する弯曲状透光板7′、ある
いは取付傾斜角度の異なった平板状透光板を嵌め入れる
場合、透光板嵌合溝12内での透光板の嵌入角度は変わ
るが、支持受面部11に対する透光板下端面の向き及び
対向間隙はほとんど変わらない。従って、この透光板の
下端面は、支持台座15を介して支持受面部11に的確
に支持される。また、透光板嵌合溝12に設けられる室
内側弾性パッキン16及び室外側弾性パッキン17は、
それぞれ断面略円形状に形成されているため、異なった
弯曲度を有する弯曲状透光板7′、あるいは取付傾斜角
度の異なった平板状透光板が透光板嵌合溝12に嵌め入
れられて、該嵌合溝12内での透光板の嵌入角度が変わ
っても、透光板下端部の室内側両外側面に対する弾接状
態は変わらず、該下端部両側面を確実に支持することが
できる。
光板7を取付けるにあたり、直線状またはアーチ状の縦
桟1に沿って配装される透光板7の下端部を、横桟2の
透光板嵌合溝12に嵌合して、該透光板7の下端面を透
光板嵌合溝12の支持受面部11に支持台座15を介し
て支持させる。しかして、この横桟2の透光板嵌合溝1
2に、異なった弯曲度を有する弯曲状透光板7′、ある
いは取付傾斜角度の異なった平板状透光板を嵌め入れる
場合、透光板嵌合溝12内での透光板の嵌入角度は変わ
るが、支持受面部11に対する透光板下端面の向き及び
対向間隙はほとんど変わらない。従って、この透光板の
下端面は、支持台座15を介して支持受面部11に的確
に支持される。また、透光板嵌合溝12に設けられる室
内側弾性パッキン16及び室外側弾性パッキン17は、
それぞれ断面略円形状に形成されているため、異なった
弯曲度を有する弯曲状透光板7′、あるいは取付傾斜角
度の異なった平板状透光板が透光板嵌合溝12に嵌め入
れられて、該嵌合溝12内での透光板の嵌入角度が変わ
っても、透光板下端部の室内側両外側面に対する弾接状
態は変わらず、該下端部両側面を確実に支持することが
できる。
【0010】
【0011】本発明の請求項2にあっては、室内側弾性
パッキン16は、その取付部16aを係嵌溝18に係嵌
させ、またその係嵌溝18から離脱させることによっ
て、透光板嵌合溝12の端部に対し簡単容易に着脱で
き、そして取付部16aが硬質弾性材からなり、パッキ
ン本体部16bが軟質弾性材からなるため、透光板7に
対し十分な弾性支持機能を発揮できると共に、係嵌溝1
8に対する着脱操作が容易であり、しかも取付けが安定
し、係嵌溝18から簡単に外れるおそれがない。
パッキン16は、その取付部16aを係嵌溝18に係嵌
させ、またその係嵌溝18から離脱させることによっ
て、透光板嵌合溝12の端部に対し簡単容易に着脱で
き、そして取付部16aが硬質弾性材からなり、パッキ
ン本体部16bが軟質弾性材からなるため、透光板7に
対し十分な弾性支持機能を発揮できると共に、係嵌溝1
8に対する着脱操作が容易であり、しかも取付けが安定
し、係嵌溝18から簡単に外れるおそれがない。
【0012】
【実施例】本発明の実施例について、図1及び図2を参
照して説明すると、図1には、図2に示される蒲鉾型天
窓装置の主として横桟2部分の断面構造を示したもの
で、横桟2の室外側には、弯曲状透光板7の下端部を嵌
合支持するための横断面円弧状の支持受面部11を有す
る透光板嵌合溝12が設けられ、この透光板嵌合溝12
の室内側に隣接して水平壁部13が連設され、これら透
光板嵌合溝12及び水平壁部13の下部には脚部片14
a,14bと支持部片14cを有する基枠片14が連設
されている。
照して説明すると、図1には、図2に示される蒲鉾型天
窓装置の主として横桟2部分の断面構造を示したもの
で、横桟2の室外側には、弯曲状透光板7の下端部を嵌
合支持するための横断面円弧状の支持受面部11を有す
る透光板嵌合溝12が設けられ、この透光板嵌合溝12
の室内側に隣接して水平壁部13が連設され、これら透
光板嵌合溝12及び水平壁部13の下部には脚部片14
a,14bと支持部片14cを有する基枠片14が連設
されている。
【0013】前記透光板嵌合溝12の支持受面部11に
は、透光板7の下端面を直接支持するための一連の帯状
支持台座15が、該透光板嵌合溝12の長さ方向全長に
亘り装着されている。この支持台座15は、例えば塩化
ビニール樹脂材のような適当な弾性を有する材料によっ
て所要厚み及び幅に形成されたもので、前記支持受面部
11への装着にあたっては、好ましくは接着剤を使用し
て、この断面円弧状支持受面部11に沿って図1のよう
に弯曲させた状態に貼着すればよい。この場合、支持台
座15は、必ずしも上記のように透光板嵌合溝12の長
さ方向全長に亘るような一連のものを使用する必要はな
く、比較的短いものを複数用意して、支持受面部11上
に適当間隔おきに取付けてもよく、また支持台座15
は、接着剤を使用することなく、そのまま支持受面部1
1に沿って当て付けるようにしてもよい。
は、透光板7の下端面を直接支持するための一連の帯状
支持台座15が、該透光板嵌合溝12の長さ方向全長に
亘り装着されている。この支持台座15は、例えば塩化
ビニール樹脂材のような適当な弾性を有する材料によっ
て所要厚み及び幅に形成されたもので、前記支持受面部
11への装着にあたっては、好ましくは接着剤を使用し
て、この断面円弧状支持受面部11に沿って図1のよう
に弯曲させた状態に貼着すればよい。この場合、支持台
座15は、必ずしも上記のように透光板嵌合溝12の長
さ方向全長に亘るような一連のものを使用する必要はな
く、比較的短いものを複数用意して、支持受面部11上
に適当間隔おきに取付けてもよく、また支持台座15
は、接着剤を使用することなく、そのまま支持受面部1
1に沿って当て付けるようにしてもよい。
【0014】前記透光板嵌合溝12の室内側端部には横
断面略円形状の室内側弾性パッキン16が取付けられ、
そしてこの透光板嵌合溝12に嵌入される透光板7の下
端部を挟んで前記室内側弾性パッキン16と反対側に
は、横断面略円形状の室外側弾性パッキン17が、透光
板嵌合溝12室外側端部の内向き係止部12aに係止さ
れた状態に配置される。室内側弾性パッキン16は、ゴ
ムや合成樹脂等の弾性材によって形成されるもので、特
にこのパッキン16は、図1に示すように、硬質の弾性
材によって横断面略横向きH字状に形成された取付部1
6aと、硬質の弾性材によって取付部16aと一体に形
成された横断面一部切欠円形状のパッキン本体部16b
とからなり、取付部16aは、透光板嵌合溝12の室内
側端部にその全長に亘り条設してある断面略倒T字状の
係嵌溝18に係脱可能に取付けられる。また、室外側弾
性パッキン17も、室内側弾性パッキン16と同様にゴ
ムや合成樹脂等の弾性材によって形成されるが、例えば
発泡スチロールによって形成してもよい。
断面略円形状の室内側弾性パッキン16が取付けられ、
そしてこの透光板嵌合溝12に嵌入される透光板7の下
端部を挟んで前記室内側弾性パッキン16と反対側に
は、横断面略円形状の室外側弾性パッキン17が、透光
板嵌合溝12室外側端部の内向き係止部12aに係止さ
れた状態に配置される。室内側弾性パッキン16は、ゴ
ムや合成樹脂等の弾性材によって形成されるもので、特
にこのパッキン16は、図1に示すように、硬質の弾性
材によって横断面略横向きH字状に形成された取付部1
6aと、硬質の弾性材によって取付部16aと一体に形
成された横断面一部切欠円形状のパッキン本体部16b
とからなり、取付部16aは、透光板嵌合溝12の室内
側端部にその全長に亘り条設してある断面略倒T字状の
係嵌溝18に係脱可能に取付けられる。また、室外側弾
性パッキン17も、室内側弾性パッキン16と同様にゴ
ムや合成樹脂等の弾性材によって形成されるが、例えば
発泡スチロールによって形成してもよい。
【0015】前記室内側弾性パッキン16は、取付部1
6aを透光板嵌合溝12側の係嵌溝18にその一端から
挿入して係嵌することにより容易に取付けでき、またこ
の取付部16aを係嵌溝18の一端部から引き出すこと
によって容易に離脱することができる。特にこのパッキ
ン16は、取付部16aが硬質弾性材からなり、パッキ
ン本体部16bが軟質弾性材からなるため、透光板7に
対し十分な弾性支持機能及びシール機能を発揮させるこ
とができると共に、係嵌溝18に対する着脱操作が容易
であり、しかも取付けが安定し、係嵌溝18から簡単に
外れるおそれがない。
6aを透光板嵌合溝12側の係嵌溝18にその一端から
挿入して係嵌することにより容易に取付けでき、またこ
の取付部16aを係嵌溝18の一端部から引き出すこと
によって容易に離脱することができる。特にこのパッキ
ン16は、取付部16aが硬質弾性材からなり、パッキ
ン本体部16bが軟質弾性材からなるため、透光板7に
対し十分な弾性支持機能及びシール機能を発揮させるこ
とができると共に、係嵌溝18に対する着脱操作が容易
であり、しかも取付けが安定し、係嵌溝18から簡単に
外れるおそれがない。
【0016】前記横桟2に連結されるアーチ状縦桟1
は、縦桟本体1aと、これの室外側に取付けられる透光
板押え部材1bとからなるもので、縦桟本体1aの端部
は、図1に示すように該縦桟本体1aの下端部と横桟2
の水平壁部13とに亘って当て付けられる連結金具19
を介してボルト20,21により連結される。また、横
桟2は、その下部の脚部片14a,14bに取付けられ
るアンカー金物22を介して窓台等の取付用躯体に固定
される。
は、縦桟本体1aと、これの室外側に取付けられる透光
板押え部材1bとからなるもので、縦桟本体1aの端部
は、図1に示すように該縦桟本体1aの下端部と横桟2
の水平壁部13とに亘って当て付けられる連結金具19
を介してボルト20,21により連結される。また、横
桟2は、その下部の脚部片14a,14bに取付けられ
るアンカー金物22を介して窓台等の取付用躯体に固定
される。
【0017】しかして、透光板7の取付けにあたって
は、アーチ状縦桟1の縦桟本体1aを両側一対の横桟2
に連結するなどして、図2に示すような天窓枠体6を形
成する。また、各横桟2の透光板嵌合溝12の支持受面
部11に支持台座15を装着すると共に、この透光板嵌
合溝12の室内側端部に室内側弾性パッキン16を取付
ける。そして、縦桟本体1aに沿って透光板7を配置
し、この透光板7の下端部を透光板嵌合溝12内に嵌入
して、透光板7の下端面を上記支持台座15に介して支
持受面部11に支持させると共に、透光板7下端部の室
内側面を室内側弾性パッキン16に支持させ、また透光
板嵌合溝12に予めまたは後から挿入した室外側弾性パ
ッキン17によって透光板7下端部の室外側面を支持さ
せ、更に室外側弾性パッキン17の上部側にシール材2
3を装填する。その後、縦桟本体1aに透光板押え部材
1bを取付ける。
は、アーチ状縦桟1の縦桟本体1aを両側一対の横桟2
に連結するなどして、図2に示すような天窓枠体6を形
成する。また、各横桟2の透光板嵌合溝12の支持受面
部11に支持台座15を装着すると共に、この透光板嵌
合溝12の室内側端部に室内側弾性パッキン16を取付
ける。そして、縦桟本体1aに沿って透光板7を配置
し、この透光板7の下端部を透光板嵌合溝12内に嵌入
して、透光板7の下端面を上記支持台座15に介して支
持受面部11に支持させると共に、透光板7下端部の室
内側面を室内側弾性パッキン16に支持させ、また透光
板嵌合溝12に予めまたは後から挿入した室外側弾性パ
ッキン17によって透光板7下端部の室外側面を支持さ
せ、更に室外側弾性パッキン17の上部側にシール材2
3を装填する。その後、縦桟本体1aに透光板押え部材
1bを取付ける。
【0018】上述した横桟2の透光板嵌合溝12に、図
1の仮想線図示のように異なった弯曲度を有する弯曲状
透光板7′を嵌入させる場合には、支持台座15及び室
内外の弾性パッキン16,17を取り替えることなくそ
のまま使用して、この弯曲状透光板7′の下端部を透光
板嵌合溝12に嵌入することによって、該透光板7′の
下端面を支持台座15を介して支持受面部11に的確に
支持させることができる。即ち、この場合、仮想線図示
のように透光板嵌合溝12内への透光板7′の嵌入角度
は変わるが、透光板嵌合溝12の支持受面部11が断面
円弧状に形成されているため、支持台座15及び支持受
面部11に対する透光板7′下端面の向き及び対向間隙
は変わらない。従って、透光板7′の下端面は、支持台
座15を介して支持受面部11に的確に支持されること
になる。この場合、横桟2に連結される縦桟について
は、この弯曲状透光板7′の弯曲度に対応する弯曲状に
形成した縦桟を使用する。
1の仮想線図示のように異なった弯曲度を有する弯曲状
透光板7′を嵌入させる場合には、支持台座15及び室
内外の弾性パッキン16,17を取り替えることなくそ
のまま使用して、この弯曲状透光板7′の下端部を透光
板嵌合溝12に嵌入することによって、該透光板7′の
下端面を支持台座15を介して支持受面部11に的確に
支持させることができる。即ち、この場合、仮想線図示
のように透光板嵌合溝12内への透光板7′の嵌入角度
は変わるが、透光板嵌合溝12の支持受面部11が断面
円弧状に形成されているため、支持台座15及び支持受
面部11に対する透光板7′下端面の向き及び対向間隙
は変わらない。従って、透光板7′の下端面は、支持台
座15を介して支持受面部11に的確に支持されること
になる。この場合、横桟2に連結される縦桟について
は、この弯曲状透光板7′の弯曲度に対応する弯曲状に
形成した縦桟を使用する。
【0019】また、上記のように弯曲度の異なった弯曲
状透光板7′を透光板嵌合溝12に嵌入させる場合にお
いて、透光板嵌合溝12に設けられる室内側弾性パッキ
ン16及び室外側弾性パッキン17は、それぞれ断面略
円形状に形成されているため、透光板嵌合溝12内での
透光板7′の嵌入角度が変わっても、透光板7′下端部
の室内側両外側面に対する弾接状態は変わらず、該下端
部両側面を確実に支持することができる。
状透光板7′を透光板嵌合溝12に嵌入させる場合にお
いて、透光板嵌合溝12に設けられる室内側弾性パッキ
ン16及び室外側弾性パッキン17は、それぞれ断面略
円形状に形成されているため、透光板嵌合溝12内での
透光板7′の嵌入角度が変わっても、透光板7′下端部
の室内側両外側面に対する弾接状態は変わらず、該下端
部両側面を確実に支持することができる。
【0020】以上の実施例では、弯曲状の透光板7,
7′について説明したが、本発明に係る縦桟は、傾斜状
に配置される平板状の透光板の下端部を嵌合させる場合
にも適用可能である。その場合、平板状透光板は、横桟
に対し所定の傾斜角度で連結される直線状の縦桟に沿っ
て配装される。
7′について説明したが、本発明に係る縦桟は、傾斜状
に配置される平板状の透光板の下端部を嵌合させる場合
にも適用可能である。その場合、平板状透光板は、横桟
に対し所定の傾斜角度で連結される直線状の縦桟に沿っ
て配装される。
【0021】
【発明の効果】本発明の請求項1によれば、横桟の透光
板嵌合溝に、異なった弯曲度を有する弯曲状透光板、あ
るいは取付傾斜角度の異なった平板状透光板を嵌め入れ
る場合に、透光板嵌合溝内での透光板の嵌入角度は変わ
っても、支持受面部に対する透光板下端面の向き及び対
向間隙はほとんど変わらないので、透光板嵌合溝内での
透光板下端部の位置を、その透光板の弯曲度や傾斜角度
に応じた適正な位置に設定できて、その透光板の下端面
を透光板嵌合溝の支持受面に的確に支持させることがで
きる。また、透光板嵌合溝に設けられる室内側弾性パッ
キン及び室外側弾性は、それぞれ断面略円形状に形成さ
れているため、異なった弯曲度を有する弯曲状透光板、
あるいは取付傾斜角度の異なった平板状透光板が透光板
嵌合溝に嵌め入れられて、該嵌合溝内での透光板の嵌入
角度が変わっても、その嵌入角度の変化に対応して、透
光板下端部の室内側両外側面を常に一定の弾接状態で的
確に支持することができる。
板嵌合溝に、異なった弯曲度を有する弯曲状透光板、あ
るいは取付傾斜角度の異なった平板状透光板を嵌め入れ
る場合に、透光板嵌合溝内での透光板の嵌入角度は変わ
っても、支持受面部に対する透光板下端面の向き及び対
向間隙はほとんど変わらないので、透光板嵌合溝内での
透光板下端部の位置を、その透光板の弯曲度や傾斜角度
に応じた適正な位置に設定できて、その透光板の下端面
を透光板嵌合溝の支持受面に的確に支持させることがで
きる。また、透光板嵌合溝に設けられる室内側弾性パッ
キン及び室外側弾性は、それぞれ断面略円形状に形成さ
れているため、異なった弯曲度を有する弯曲状透光板、
あるいは取付傾斜角度の異なった平板状透光板が透光板
嵌合溝に嵌め入れられて、該嵌合溝内での透光板の嵌入
角度が変わっても、その嵌入角度の変化に対応して、透
光板下端部の室内側両外側面を常に一定の弾接状態で的
確に支持することができる。
【0022】
【0023】本発明の請求項2によれば、室内側弾性パ
ッキンは、その取付部を係嵌溝に係嵌させ、またその係
嵌溝から離脱させることによって、透光板嵌合溝の端部
に対し簡単容易に着脱できる。また、取付部が硬質弾性
材からなり、パッキン本体部が軟質弾性材からなるた
め、透光板に対し十分な弾性支持機能を発揮できると共
に、係嵌溝に対する着脱操作が容易となり、しかも取付
けが安定し、係嵌溝から簡単に外れるおそれがない。
ッキンは、その取付部を係嵌溝に係嵌させ、またその係
嵌溝から離脱させることによって、透光板嵌合溝の端部
に対し簡単容易に着脱できる。また、取付部が硬質弾性
材からなり、パッキン本体部が軟質弾性材からなるた
め、透光板に対し十分な弾性支持機能を発揮できると共
に、係嵌溝に対する着脱操作が容易となり、しかも取付
けが安定し、係嵌溝から簡単に外れるおそれがない。
【図1】本発明の一実施例による天窓装置の横桟部分を
示す縦断面図である。
示す縦断面図である。
【図2】同上の天窓装置の全体を示す外観斜視図であ
る。
る。
【図3】従来の天窓装置の横桟部分を示す縦断面図であ
る。
る。
1 縦桟
2 横桟
6 天窓枠体
7 透光板
7′ 透光板
11 支持受面部
12 透光板嵌合溝
15 支持台座
16 室内側弾性パッキン
16a 取付部
16b パッキン本体部
17 室外側弾性パッキン
18 係嵌溝
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名)
E04D 13/03
E06B 3/54 - 3/62
Claims (2)
- 【請求項1】それぞれ金属型材製の直線状またはアーチ
状縦桟、該縦桟に直交する横桟等によって形成される天
窓枠体に平板状または弯曲状透光板を配装してなる天窓
装置において、前記横桟の室外側に、前記透光板の下端
部を嵌合支持するための横断面円弧状の支持受面部を有
する透光板嵌合溝を設け、この嵌合溝に、前記縦桟に沿
って配装される平板状または弯曲状透光板の下端部を嵌
合し、この透光板の下端面を支持台座を介して前記支持
受面部に支持させ、透光板下端部の室内側面を、前記透
光板嵌合溝の室内側端部に取付けられた横断面略円形状
の室内側弾性パッキンにより支持させ、透光板下端部の
室外側面を、前記透光板嵌合溝に予めまたは後から挿入
される横断面略円形状の室外側弾性パッキンによって支
持させるようにしたことを特徴とする天窓装置。 - 【請求項2】前記室内側弾性パッキンは、前記透光板嵌
合溝の室内側端部に設けた係嵌溝に係脱可能に取付けら
れる硬質弾性材製の取付部と、この取付部と一体に形成
された軟質弾性材製のパッキン本体部とからなることを
特徴とする請求項1に記載の天窓装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP04839994A JP3456740B2 (ja) | 1994-03-18 | 1994-03-18 | 天窓装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP04839994A JP3456740B2 (ja) | 1994-03-18 | 1994-03-18 | 天窓装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07259273A JPH07259273A (ja) | 1995-10-09 |
JP3456740B2 true JP3456740B2 (ja) | 2003-10-14 |
Family
ID=12802232
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP04839994A Expired - Fee Related JP3456740B2 (ja) | 1994-03-18 | 1994-03-18 | 天窓装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3456740B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102127951A (zh) * | 2011-04-02 | 2011-07-20 | 李刚 | 天窗 |
-
1994
- 1994-03-18 JP JP04839994A patent/JP3456740B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH07259273A (ja) | 1995-10-09 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20030702 |
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