JP3456735B2 - 情報入力装置及びそれを用いたプレゼンテーションシステム - Google Patents

情報入力装置及びそれを用いたプレゼンテーションシステム

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JP3456735B2
JP3456735B2 JP02223494A JP2223494A JP3456735B2 JP 3456735 B2 JP3456735 B2 JP 3456735B2 JP 02223494 A JP02223494 A JP 02223494A JP 2223494 A JP2223494 A JP 2223494A JP 3456735 B2 JP3456735 B2 JP 3456735B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、マルチメデイアプレゼ
ンテーション等に用いられるコンピュータに対する情報
入力装置とそれを用いたプレゼンテーションシステムに
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、プレゼンテーションを行う場合、
オーバーヘッドプロジェクタ(以下、OHPという)と
OHPシートを用い、拡大表示したOHPシートの一部
分を指示棒等を使って指し示しながら説明を行うのが、
一般的であった。これに対して、マルチメディアを利用
してプレゼンテーションを行う方法が検討されている。
コンピュータを用いたプレゼンテーションもその一例で
ある。 文献1;特開平2−64721号公報 文献2;特開平2−210514号公報 文献1,2には、コンピュータの出力画面をOHPを用
いて拡大表示する技術が開示され、その文献1,2に示
された技術等により、コンピュータを用いたプレゼンテ
ーションを実現することができる。コンピュータの出力
画面を使ってプレゼンテーションを行うことは、次に示
す(A)〜(C)に対して非常に効果的である。 (A) マルチメディアを使っているので、説得力ある
プレゼンテーションが行える。 (B) OHPシートを予め準備している場合と異な
り、例えば、その場で必要な情報を検索及び作成して可
視化することができる。そして、可視化した情報に基づ
いて解説を継続できる。 (C) コンピュータのソフトウエの解説である場合
に、その場で実行して見せることができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、コンピ
ュータを用いたプレゼンテーションにおいては、次のよ
うな課題があった。コンピュータの出力画面を使ってプ
レゼンテーションを行う場合、コンピュータの操作を行
う必要がある。このコンピュータの操作と指示棒を使っ
た説明とが、スムーズに繋がらないと、全体がぎくしゃ
くしてしまい、効果的プレゼンテーションを行うことが
できないという課題がある。例えをげて言うと、プレ
ゼンテーションする人が、プレゼンテーション中にコン
ピュータを操作するために壇上から離れると、プレゼン
テーションが中断したような印象を聴取者に与え、これ
が頻繁に繰り返されるとプレゼンテーション全体の印
象を損ねる。プレゼンテーションにおいては、「いかに
相手を納得させるか」が重要であり、全体の印象が悪く
なることは、致命的な欠点となる。また、プレゼンテー
ションする人以外に、コンピュータの操作を行うオペレ
ータが存在する場合には、プレゼンテーションする人と
オペレータとが、事前に打ち合わせを行うことにより、
スムーズにプレゼンテーションを行うことができる。し
かしながらこの方法では、事前の詳細な打ち合わせが必
要であり、前述のコンピュータに出力画面を使ってプレ
ゼンテーションを行う時の利点のうち、(B)を満足す
ることができない。即ち、コンピュータを使用する利点
を十分に生かすことができないことになる。本発明は、
従来のコンピュータを用いたプレゼンテーションにおい
て、プレゼンテーションする人が、壇上から離れる必要
があった点、或いはオペレータとの打ち合わせ必要とす
る点の課題を解決するコンピュータの情報入力装置とそ
れを用いたプレゼンテーションシステムを提供すること
を目的としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、請求項1に係る発明では、情報入力装置において、
指示具と、三次元座標算出部と、初期設定部と、三次元
二次元変換部とを備えている。前記指示具は、操作用の
入力部を有し、二次元座標値に基づき生成されるコンピ
ュータの出力画面の画像をスクリーンに投影する投影機
と、前記スクリーンとの間に位置するときに、前記投影
機の投影光により形成される影によって前記スクリーン
上の位置を指示するためのものである。前記三次元座標
算出部は、前記指示具から出力される情報に基づき、前
記指示具の空間上の三次元座標位置を算出するものであ
る。前記初期設定部は、前記指示具の空間上の三次元座
標位置の少なくとも4点と、前記投影機の投影光によっ
て前記スクリーン上に形成される前記指示具の影の位置
に対応する前記コンピュータの出力画面上の点の二次元
座標値との対応関係に基づいて、前記投影機の光源位置
の三次元座標を基準点とし、前記指示具が任意の位置に
あるときに、前記基準点と前記指示具とを結ぶ直線の式
から前記指示具の影の現在位置に応じた前記二次元座標
値を求めるためのパラメータを算出して記憶するもので
ある。さらに、前記三次元二次元変換部は、前記初期設
定部に記憶された前記パラメータと前記指示具によって
指示される指示点の三次元座標位置とを用い、前記投影
機の投影光によって前記スクリーン上に形成される前記
指示具の影に対応する前記コンピュータの出力画面上の
点の前記二次元座標値を算出して前記コンピュータに伝
達するものである。請求項2に係る発明では、請求項1
の情報入力装置において、前記パラメータは、前記出力
画面上の画像に対して相似の投影像を形成する仮想平面
を表す式の係数と前記仮想平面の所定の位置の三次元座
標値としている。前記三次元二次元変換部は、前記パラ
メータと前記指示点の三次元座標位置とから、前記指示
具の影の位置に対応する前記仮想平面中の点の二次元座
標値を求め、前記二次元座標値を前記コンピュータの出
力画面上の出力画面上の二次元座標値に変換して前記コ
ンピュータに伝達する構成にしている。請求項3に係る
発明では、情報入力装置において、指示具と、三次元座
標算出部と、初期設定部と、三次元二次元変換部とを備
えている。前記指示具は、操作用の入力部を有し、二次
元座標値に基づき生成されるコンピュータの出力画面を
表示するためのディスプレイ上の位置を光線により指示
するものである。前記三次元座標算出部は、前記指示具
から出力される情報に基づき、前記指示具の空間上の三
次元座標位置と前記指示具の指す指示方向を算出するも
のである。前記初期設定部は、前記指示具を用い、少な
くとも2箇所の異なる位置から、前記ディスプレイに表
示された前記コンピュータの出力画面の端点の少なくと
も3点の座標値を入力し、この入力された座標値より前
記コンピュータの出力画面の端点の三次元座標値を算出
して記憶するものである。さらに、前記三次元二次元変
換部は、前記三次元座標算出部で算出された前記指示具
の三次元座標位置及び指示方向と前記初期設定部に記憶
された前記端点の三次元座標値とを用い、前記指示具で
指示した前記ディスプレイ上の点に対応する前記コンピ
ュータの出力画面上の点の前記二次元座標値を求めて前
記コンピュータに伝達するものである。 請求項4に係る発明では、プレゼンテーションシステム
において、請求項1または2の情報入力装置と、前記情
報入力装置から伝達される前記二次元座標値に対応した
前記出力画面を生成する前記コンピュータと、前記コン
ピュータの出力画面の画像を前記スクリーンに投影する
前記投影機と、を備えている。請求項5に係る発明では
プレゼンテーションシステムにおいて、請求項3の情報
入力装置と、前記情報入力装置から伝達される前記二次
元座標値に対応した前記出力画面を生成する前記コンピ
ュータと、前記コンピュータの出力画面を表示する前記
ディスプレイと、を備えている。
【0005】
【作用】請求項1に係る発明によれば、初期設定時に、
所定のパラメータが初期設定部に記憶される。即ち、プ
レゼンテーションにおける環境が、初期設定部に記憶さ
れる。初期設定の後、例えば、プレゼンテーションする
人が指示具でスクリーン上の任意の点を指した場合、ス
クリーン上には、投影機によってその点に対応した指示
具の影が発生する。初期設定部に記憶されたパラメータ
と、三次元座標算出部からの三次元座標位置とに基づ
き、三次元二次元変換部は、投影機の投影光によってス
クリーン上に形成される指示具の影に対応するコンピュ
ータの出力画面上の点の二次元座標値を算出して、コン
ピュータに伝達する。請求項2に係る発明によれば、請
求項1のパラメータを、コンピュータ出力画面に対して
相似投影像を形成する仮想平面に対応したパラメータと
している。即ち、スクリーン上の投影像がコンピュータ
に対して相似形でない場合にも、初期設定部は、投影機
及びスクリーンの配置状態に応じて形成される相似投影
像からパラメータを求めて記憶する。三次元二次元変換
部は、パラメータと指示点の三次元座標位置とから、指
示具の影に対応する仮想平面中の点の二次元座標値を求
め、この二次元座標値をコンピュータの出力画面上の二
次元座標値に変換する。請求項3に係る発明によれば、
例えば、プレゼンテーションをコンピュータとは別に配
置されたディスプレイで行なう場合、三次元座標算出部
は、指示具の三次元座標位置とこの指示具の指す指示方
向を算出する。初期設定部は、コンピュータの出力画面
の端点の三次元座標値を算出して記憶する。そして、三
次元二次元変換部では、指示具の三次元座標位置、指示
具の指示方向、及び初期設定部に記憶された端点の三次
元座標値を用い、指示具で指示したディスプレイ上の点
に対応するコンピュータの出力画面上の点の二次元座標
値を求めてコンピュータに伝達する。請求項4に係る発
明によれば、情報入力装置からコンピュータへ二次元座
標値が伝達されると、このコンピュータの出力画面の画
像が、投影機によってスクリーン上に投影される。請求
項5に係る発明によれば、情報入力装置からコンピュー
タへ二次元座標値が伝達されると、このコンピュータの
出力画面の画像が、ディスプレイに表示される。
【0006】
【実施例】第1の実施例 図1は、本発明の第1の実施例のプレゼンテーションシ
ステムの構成を説明する図である。このプレゼンテーシ
ョンシステムは、情報を生成する情報入力装置100
と、情報入力装置100からの情報に対応した画面を出
力表示するコンピュータ200と、コンピュータ200
の出力画面を拡大投影するOHP210と、投影された
コンピュータ200の出力画面を写すスクリーン220
とを、備えている。図2は情報入力装置100の外観斜
視図である。情報入力装置100は、プレゼンテーショ
ンする人がスクリーン220上の点を指示する指示棒1
10と、本体120と、磁場発生部130とで、構成さ
れている。指示棒110には、先端に設けられて磁場発
生部130からの磁場を検出するセンサ部111と、
作用の入力部であるボタンスイッチ112と、本体12
0と指示棒110を繋ぐコード113を有している。本
体120は、センサ部111から転送された磁場情報を
入力する三次元座標算出部121と、初期設定を行う初
期設定部122と、初期設定部122に対して初期設定
開始を指示する初期設定ボタン123と、三次元二次元
変換部124で構成されている。
【0007】三次元座標算出部121は磁場発生部1
30の発生した磁場に対してセンサ部111で検出した
情報から、指示棒110の先端部分の三次元座標を算出
するユニットであり、三次元座標算出部121は初期
設定部122及び三次元二次元変換部124にその三次
元座標を送出する。また、三次元座標算出部121と磁
場発生部130とセンサ部111とは、一般の三次元位
置検出に使用する磁気センサを構成するユニットと同等
なユニットである。初期設定部122はOHP210
及びスクリーン220の配置状態によって変化するパラ
メータを、利用開始前に算出して記憶するユニットであ
る。三次元二次元変換部124は初期設定部122が
記憶しているパラメータを用い、指示棒110の影によ
って指示されたスクリーン220上の点に対応するコン
ピュータ200の出力画面上の二次元座標を、三次元座
標算出部121で得られた三次元座標を変換して求める
ユニットである。コンピュータ200は液晶ディスプレ
イ201を有し、液晶ディスプレイ201を介して出力
画面を出力する。OHP210はレンズ211とミラー
212を有し、液晶ディスプレイ201の画面を拡大投
影する。本装置は、利用開始前に初期設定を行う必要が
ある。図3は、初期設定用の指定点を説明する図であ
り、図4は初期設定時の側面図である。図3,4を参照
しつつ、初期設定の方法とその実際の動作について説明
をする。
【0008】利用者が初期設定ボタン123を押すと、
情報入力装置100は初期設定を開始する。初期設定に
は、予め所定の位置に定められた初期設定用の指定点が
用いられる。例えば図3のように、スクリーン220上
に投影されたコンピュータ出力画面上の左上隅の点22
1及び右下隅の点222が、用いられる。初期設定に際
し、まず、利用者はセンサ部111の影がスクリーン画
面上の指定点221に入り、かつセンサ部111がスク
リーン220に近い場所と十分離れている場所の2か所
で、ボタンスイッチ112を押す。同様にして、利用者
は指定222に対しても、2か所でボタンスイッチ1
12を押す。つまり図4に示された4点a1 ,a2 ,b
1 ,b 2 して、ボタンスイッチ112が順に押され
る。初期設定部122は、三次元座標算出部121から
送られてくるセンサ部111の三次元座標のうち、4点
(a1 ,a2 ,b1 ,b2 )に対応する三次元座標を順
番に記憶する。利用者が4点(a1 ,a2 ,b1
2 )の指定を終了すると、初期設定部122は以下の
手順で初期設定パラメータを算出して記憶する。2点a
1 ,a2 を通る直線、及び2点b1 ,b2 を通る直線の
各式が、初期設定部12でそれぞれ算出される。投影
光は図4中の線となっているので、2直線は交点を持
つ。その2直線の交点の三次元座標が求められて基準
点Oとされる。各4点a1 ,a2 ,b1 ,b2 の三次元
座標を、それぞれ(a1x,a1y,a1z(a2x
2y,a2z(b1x,b1y,b1z(b2x,b2y
2z)とすると、基準点Oの三次元座標(Ox ,Oy
z )は、(1)式のように求められる。
【数1】 次に、初期設定部122は、コンピュータ200の出力
画面の画像に対して相似の投影像を形成する仮想平面S
を求めると共に、その平面を表す式の係数A,B,C,
Dを求める。図5は、基準点Oと仮想平面Sとを示す図
である。初期設定部122は、基準点Oから点a1 ,a
2 を通る直線、及び点b1 ,b2 を通る直線に沿って一
定距離Lだけそれぞれ進んだ2点E,Fの三次元座標を
求める。2点E,Fの三次元座標(Ex ,Ey ,Ez
及び(Fx ,Fy ,Fz )は、(2)及び(3)式で求
められる。
【0009】
【数2】 さらに、点E,Fを通りかつ基準点Oが法線方向となる
平面の(4)式を算出し、仮想平面Sとする。
【0010】
【数3】 また、点Eを通りXY平面に平行な平面と仮想平面Sと
の交線を求め、点Fからのその交線にひいた垂線の足を
Gとする。同様に、点Fを通りXY平面に平行な平面と
仮想平面Sとの交線を求め、点Eからのその交線にひい
た垂線の足をHとする。点G,Hの三次元座標(Gx
y ,Gz )及び(Hx ,Hy ,Hz )は、(5)及び
(6)式で求められる。
【0011】
【数4】 以上の計算で求められた仮想平面Sの(3)式の4つの
係数A,B,C,Dと、基準点Oの三次元座標(Ox
y ,Oz )と、各点E,F,G,Hの三次元座標(E
x ,Ey ,Ez )、(Fx ,Fy ,Fz (Gx ,G
y ,Gz (Hx ,Hy ,Hz )とが、初期設定部1
22でパラメータとして記憶される。
【0012】図6は、図1中の情報入力装置100の動
作を説明する図であり、図1のプレゼンテーションシス
テムの動作を、この図6を参照しつつ説明する。三次元
座標算出部121はセンサ部111の位置の三次元座
標を常に算出し、三次元二次元変換部124に送り続け
る。三次元二次元変換部124は、三次元座標算出部1
21から受け取ったセンサ部111の位置の三次元座標
Iと初期設定部122が保持している基準点Oの三次
元座標とから、この2点OIを通る直線223の式を計
算する。そして、初期設定部122が保持している仮想
平面Sと直線223から、その交点224の三次元座標
が求められる。センサ部111の三次元座標を(Ix
y ,Iz )とすると交点224の三次元座標
(Jx ,Jy ,Jz )は、(7)式で求めることができ
る。
【0013】
【数5】 図7は、二次元座標への変換を説明する図である。図7
に示すように、仮想平面Sはコンピュータの出力画面、
即ち、液晶ディスプレイ201の画面に対して相似とな
る。そのため、仮想平面S上の点が決まれば、対応する
コンピュータ200の出力画面上の点決めることがで
きる。つまり、コンピュータ画面上のX座標の最大値と
Y座標の最大値を使えば、交点224のEG方向成分の
長さ「ESx 」と、EH方向成分の長さ「ESy 」を、
対応するコンピュータ出力画面上の二次元座標の
(Cx ,Cy )に変換することができる。各長さ「ES
x 」、「ESy 」及び座標(Cx ,Cy )は、次の
(8)及び(9)式に基いて、求められる。
【0014】
【数6】 なお、X座標及びY座標の最大値は、コンピュータ20
によって異なるが、種類が限られているので、例え
ば、スイッチ等の選択手段で選択設定すると、この問題
は解消される。この座標変換において、初期設定の際に
基準点Oの位置、及び仮想平面Sの式が正しく設定され
ていれば、スクリーン220の位置や角度に関係なく
指示棒110の影の先端部分と、二次元座標(Cx ,C
y )がスクリーン220に拡大投影される位置とは、一
致する。従って、ボタンスイッチ112の操作と二次元
座標(Cx ,Cy )とを組み合わせて、コンピュータ2
00に送ることにより、指示棒110を、マウスやデジ
タイザ等の従来の入力装置の代わりとして使用すること
ができる。
【0015】以上のように本実施例では、OHP210
の投影機によってコンピュータ200の出力画面をスク
リーン220に投影し、この投影機によってスクリーン
220上に形成される指示棒110の影の位置を算出し
てコンピュータ200に伝える構成にしているので、従
来の課題を解決でき、以下のように効果がある。 (a) スクリーン220と、このスクリーン220の
前面から投影する投影機とを用いた場合、投影機の光軸
に対してスクリーン面が垂直になっていないと、本来、
例えば、長方形として表示されなければならないもの
が、スクリーン220上で台形に表示されてしまい、投
影画像の歪が生じるという問題があった。さらに指示棒
110で指し示した表示画面上の位置をコンピュータ2
00へ入力するプレゼンテーションにおいて、スクリー
ン220上のコンピュータ200の画面を直交座標とし
て扱えなくなるという問題があった。そこで、このよう
な問題を、本実施例では仮想平面Sを利用して巧みに解
決している。 よって、OHP210に対するスクリーン
220の配置位置や角度に関しても制限がなく、扱いが
楽である。しかも、OHP210に対するスクリーン2
20の配置や角度の関係で、投影された画像がコンピュ
ータ200の出力画像に対して歪んでいる場合でも、問
題なく使用できる。 (b) 指示棒110が、入力部であるボタンスイッチ
112を備えているので、マウスやでデジタイザ等と同
様なポインティングデバイスとして利用できる。その
上、マウスやデジタイザ等のコンピュータ200の入力
装置の代わりに、情報入力装置100を使用できるの
で、ソフトウエアの変更の必要がない。 (c) 例えば、指示棒110の先端部分の影の指示す
る点に、カーソルが来るように設定できるので、カーソ
ルを探しやすい。 (d) 第3者に注目して欲しい位置(注目点)を、マ
ウスカーソルを使って示すことは可能であるが、一般の
マウスカーソルは小さく、注目を引きにくいので、プレ
ゼンテーションに使いには効果的ではない。そのため、
マウスカーソルの位置に注目を引きやすい矢印等を表示
するソフトウエアが必要になる。 これに対し、本実施例
では、スクリーン220上に発現する指示棒110の影
を利用するため、新たなコンピュータソフトの導入なし
に、注目点を第3者に効果的に指し示すことできる。つ
まり、指示棒110の影を利用しているので、注目点を
簡単に指し示すことができる。 (e) 前記効果(b)による「アプリケーションの操
作」と、前記効果(d)による「注目点の指示」とを一
つの指示棒110で共有できるため、コンピュータアプ
リケーションの操作と注目点の指示による説明とが一体
化した効果的なプレゼンテーションを円滑に実施でき
る。つまり、指示棒110が、入力部であるボタンスイ
ッチ112を備えているので、コンピュータ200を使
ったプレゼンテーションを円滑に実施できる。 (f) スクリーン220からの距離に関係なく、コン
ピュータ220の操作ができ、プレゼンテーションする
人がいちいち壇上を離れなくてもよい。 (g) プレゼンテーションする人以外のオペレータが
不要である。 (h) 一つの指示棒110でコンピュータ200の操
作とプレゼンテーションの解説とができるようになり、
コンピュータ200を用いたマルチメディアプレゼンテ
ーションをスムーズに行なうことができる。 (i) 一般のコンピュータ200、OHP210及び
スクリーン220等に、本実施例で用いた情報入力装置
100を加えるだけで、簡単にマルチメディアプレゼン
テーションを構築することができる。 (j) OHP210等のように、使用の度に投影機と
スクリーン220の配置が変化する場合でも簡単に初期
設定を行なうことが可能である。 (k) スクリーン220側に、例えば、影の位置を読
み取る装置等の特殊な装置を必要とせず、構成が簡単で
ある。
【0016】第2の実施例 図8は、本発明の第の実施例のプレゼンテーションシ
ステムの構成を説明する図である。このプレゼンテーシ
ョンシステムは、情報を生成する情報入力装置300
と、情報入力装置300からの情報に対応した画面を表
示するコンピュータ400と、コンピュータ400の出
力画面を表示する大型ディスプレイ410とを、備えて
いる。図9は図8中の情報入力装置300の外観斜視図
である。情報入力装置300は、プレゼンテーションす
る人が大型ディスプレイ410上の点を指示する指示具
310と、本体320と、磁場発生部330とで、構成
されている。指示具310には、磁場発生部330から
の磁場を検出するセンサ部311と、操作用の入力部で
あるボタンスイッチ312と、レーザー発振部313
と、本体320と指示具310を繋ぐコード314と
を、有している。本体320は、センサ部311から転
送された磁場情報を入力する三次元座標算出部321
と、三次元座標を用いて初期設定を行う初期設定部32
2と、初期設定部322に対して初期設定開始を指示す
る初期設定ボタン323と、三次元二次元変換部324
で構成されている。三次元座標算出部321は、磁場発
生部330の発生した磁場に対してセンサ部311で検
出した情報から指示具310の三次元座標とその指示
方向を算出するユニットであり、初期設定部322及び
三次元二次元変換部324にその三次元座標と指示方向
を送出する。ここで、指示方向とはレーザ発振部313
によって出力されるレーザー光LBの方向である。三次
元座標算出部321と磁場発生部330とセンサ部31
1とは、一般の三次元位置検出に使用する磁気センサを
構成するユニットと同等なユニットである。初期設定部
322は大型ディスプレイ410の配置状態によってパ
ラメータを算出して記憶するユニットである。三次元二
次元変換部324は初期設定部322が記憶している
パラメータと三次元座標算出部321で得られた三次
元座標及びその指示方向とを用い、指示具310によっ
て指示された大型ディスプレイ410上の点に対応する
コンピュータ400内の二次元座標を求めるユニットで
ある。大型ディスプレイ410は、コンピュータ400
の出力画面を拡大する構成である。
【0017】本実施例においても、第1の実施例と同様
に、利用開始前に初期設定を行う必要がある。図10
は、初期設定用の指定点を説明する図であり、図11は
初期設定パラメータの算出方法を示す図である。図10
及び図11を参照しつつ、初期設定の方法とその実際の
動作について説明をする。利用者が初期設定ボタン32
3を押すと、情報入力装置300は、初期設定を開始す
る。初期設定には、予め大型ディスプレイ410の所定
の位置に定められた初期設定用の指定点が用いられる。
例えば、図10のように、大型ディスプレイ410に写
し出されたコンピュータ出力画面上の左上隅の点41
1、右上隅の点412、及び左下隅の点413が用いら
れる。初期設定に際し、まず利用者は任意の位置に立
ち、図11のように、各3つの指示点411,412,
413にレーザー光LBを順に当てながらボタンスイッ
チ312を3回押す。次に、利用者は、別の位置に移動
して、同様に指示点にレーザー光LBを当てながらボタ
ンスイッチ312を3回押す。初期設定部322は、三
次元座標算出部321から送られてくる三次元座標のう
ち、利用者がボタンスイッチ312を押したときの三次
元座標とその指示方向とから、直線の式を算出する。そ
のため、初期設定部322は図11に示す6本の直線
11〜L23の式を得る。次に、初期設定部322は、2
直線L11とL21とから点411の三次元座標を算出しK
とする。同様に、2直線L12とL22、2直線L13とL23
から各点412,413の三次元座標をそれぞれ求め、
それらをM,Nとする。さらに、初期設定部322は、
各三次元座標K,M,Nから座標K、M、Nを通る平面
の式を求め、ディスプレイ平面Pとする。利用者の指定
した6点三次元座標を(x11,y11,z11
(x23,y23,z23)とし、それぞれの方向(単位ベク
トル)を(u11,v11,w11(u23,v23,w
23)とすると、各三次元座標(Kx ,Ky ,Kz
(Mx ,My ,Mz (Nx ,Ny ,Nz )は、次の
(10)〜(12)式となる
【0018】
【数7】 また、ディスプレイ平面Pは、次の(13)式となる。
【数8】 以上の計算で求められたディスプレイ平面Pの式の4つ
の係数A,B,C,Dと、三次元座標(Kx ,Ky ,K
z (Mx ,My ,Mz (Nx ,Ny ,Nz
は、初期設定部322で、パラメータとして記憶され
る。
【0019】図12は、図8中の情報入力装置300
動作を説明する図である。次に、図8のプレゼンテーシ
ョンシステムの動作を、図12を参照しつつ説明する。
三次元座標算出部321はセンサ部311の位置の三
次元座標と指示方向を常に算出し、三次元二次元変換部
324に送り続ける。三次元二次元変換部324は、三
次元座標算出部321から受け取ったセンサ部311の
位置の三次元座標と指示方向からレーザー光LBの直線
の式を算出し、次に、この直線とディスプレイ平面Pの
交点414の三次元座標Qを算出する。この三次元座標
QのKM方向成分の長さ「KPx 」とKN方向成分の長
さ「KPy 」とが求められ、さらに、それらはコンピュ
ータ400のX座標の最大値とY座標の最大値とを用い
て、コンピュータ出力画面上の二次元座標(Cx
y )に変換される。ここで、センサ部311の三次元
座標を(xr ,yr ,zr )、及び方向(単位ベクト
ル)を(ur ,vr ,wr )とすると、交点414の三
次元座標(Qx,Qy ,Qz )、長さ「KPx 」,「K
y 」、及びCx ,Cy は、次の(14)〜(16)式
で求められる。
【0020】
【数9】 なお、X座標及びY座標の最大値は、コンピュータ40
によって異なるが、種類が限られているので、例えば
スイッチ等の選択手段で選択設定すると、この問題は解
消される。この座標変換において、初期設定の際にディ
スプレイ平面Pの式が正しく設定されていれば、レーザ
ー光LBが指す場所(点414)と大型ディスプレイ4
10が二次元座標(Cx ,Cy )に対応して表示する場
所とは、一致する。そのため、ボタンスイッチ312の
操作と二次元座標(Cx ,Cy )とを組み合わせて、コ
ンピュータ400に送ることにより、指示具310を、
マウスやデジタイザ等の従来の入力装置の代わりとして
使用することができる。
【0021】以上のように本実施例では、以下のような
効果がある。 (1)指示具310が、入力部であるボタンスイッチ3
12を備えているので、マウスやデジタイザ等と同様な
ポインティングデバイスとして利用できる。その上、マ
ウスやデジタイザ等のコンピュータ400の入力装置の
代わりに、情報入力装置300を使用できるので、ソフ
トウエアの変更の必要がない。 (2)例えば、指示具310のレーザー光LBの指示す
る点に、カーソルが来るように設定できるので、カーソ
ルを探しやすい。 (3)注目点を、マウスカーソルを使って示すことは可
能であるが、一般のマウスカーソルは小さく、注目を引
きにくいので、プレゼンテーションに使うには効果的で
はない。そのため、マウスカーソルの位置に注目を引き
やすい矢印等を表示するソフトウエア等が必要になる。
これに対して、本実施例では、指示具310のレーザー
光LBで注目点を指示するので、新たなコンピュータソ
フトの導入なしに、注目点を第3者に効果的に指し示す
ことができる。つまり、指示具310のレーザー光LB
を利用しているので、注目点を間単に指し示すことがで
きる。 (4)前記効果(1)による「アプリケーションの操
作」と、前記効果(3)による「注目点の指示」とを一
つの指示具310で共有できるため、コンピュータアプ
リケーションの操作と注目点の指示による説明とが一体
化した効果的なプレゼンテーションを円滑に実施でき
る。つまり、指示具310が、入力部であるボタンスイ
ッチ312を備えているので、コンピュータ400を使
ったプレゼン テーションを円滑に実施できる。 (5)プレゼンテーションする人以外のオペレータが不
要である。 (6)一つの指示具310でコンピュータ400の操作
とプレゼンテーションの解説とができるようになり、コ
ンピュータ400を用いたマルチメディアプレゼンテー
ションをスムーズに行うことができる。 (7)一般のコンピュータ400、大型ディスプレイ4
10等に、本実施例で用いた情報入力装置300を加え
るだけで、間単にマルチメディアプレゼンテーションシ
ステムを構築することができる。 (8)マウスやデジタイザ等のコンピュータ400の入
力装置の代わりに、情報入力装置300を使用できるの
で、ソフトウエアの変更の必要がない。 (9)大型ディスプレイ410からの距離に関係なく、
コンピュータ400の操作ができ、プレゼンテーション
する人が、いちいち壇上を離れなくてもよい。
【0022】なお、本発明は、上記実施例に限定されず
種々の変形が可能である。その変形例としては、例えば
次のようなものがある。 第1,第2の実施例で用い
られた各コンピュータ200,400は、パソコンレベ
ルのものでもよいし、また、ワークステーション等に用
いられるコンピュータとしても第1,第2の実施例は実
現できる。 第1の実施例において、指示棒110の
先端部の影に対応する点の二次元座標のY座標の値を少
し減じておいてもよく、こうすることによってスクリー
220に現れるカーソルが、指示棒110の先端の上
に表示され、使い易くなる。 第1の実施例におい
て、OHP210と液晶ディスプレイ201を用いた
が、本発明はこれらに限定されず、コンピュータ200
の出力画面をスクリーン220の前面から拡大投影する
装置及びシステムであれば、本発明と同様の効果を奏
す。 第1の実施例で、パラメータの設定方法につい
て説明したが、このパラメータ設定方法については、第
1の実施例に限定されない。例えば、初期設定用の画面
を用意し、その初期設定用画面上の所定の位置に設定さ
れた指定位置を用いて仮想平面Sを算出する方法等で
も、良好なプレゼンテーションシステムを構築できる。
第1,第2の実施例においては、指示棒110
示具310から三次元座標を求めるのに、磁気センサを
用いたが、空間中の三次元座標を得ることができる装置
であれば、本発明に適できる。例えば、超音波や光を
利用した三次元位置検出装置等が、代用可能である。
第2の実施例では、レーザー光LBを利用して大型デ
ィスプレイ410を指すようにしているが、レーザー光
に限定されない。 第2の実施例では、利用の度に初
期設定を行うようにしているが、三次元座標検出のため
の座標系での、大型ディスプレイ410の位置が同じ場
合、初期設定におけるパラメータを記憶し、次回からの
初期設定を省略してもよい。
【0023】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、請求項1、
2及び4に係る発明によれば、投影機によってコンピュ
ータに出力画面をスクリーンに投影し、この投影機によ
ってスクリーン上に形成される指示具の影の位置を算出
してコンピュータに伝える構成にしているので、従来の
課題を解決でき、以下のよう効果がある。 (a)スクリーンと、このスクリーンの前面からの投影
する投影機とを用いた場合、投影機の光軸に対してスク
リーン面が垂直になっていないと、投影画像の歪みが生
じるという問題があった。さらに、指示具で指し示した
表示画面上の位置をコンピュータへ入力する装置におい
て、スクリーン上のコンピュータの画面を直交座標とし
て扱えなくなるという問題があった。そこで、このよう
な問題を、本発明では、仮想平面を利用して巧みに解決
している。よって、投影機に対するスクリーンの配置位
置や角度に関しても制限がなく、扱いが楽である。しか
も、投影機に対するスクリーンの配置や角度の関係で、
投影された画像がコンピュータの出力画像に対して歪ん
でいる場合でも、問題なく使用できる。 (b)指示具が入力部を備えているので、マウスやデジ
タイザ等と同様なポインティングデバイスとして利用で
きる。その上、マウスやデジタイザ等のコンピュータの
入力装置の代わりに、情報入力装置を使用できるので、
ソフトウエアの変更が必要ない。 (c)第3者に注目して欲しい位置(注目点)を、マウ
スカーソルを使って示すことは可能であるが、一般のマ
ウスカーソルは小さく、注目を引きにくいので、プレゼ
ンテーションに使うには効果的ではない。そのため、マ
ウスカーソルの位置に注目を引きやすい矢印等を表示す
るソフトウエア等が必要になる。これに対し、本発明で
は、スクリーン上に発現する指示具の影を利用するた
め、新たなコンピュータソフトの導入なしに、注目点を
第3者に効果的に指し示すことができる。つまり、指示
具の影を利用しているので、注目点を簡単に指し示すこ
とができる。 (d)前記効果(b)による「アプリケーションの操
作」と、前記効果(c)による「注目点の指示」とを一
つの指示具で共有できるため、コンピュータアプリケー
ションの操作と注目点の指示による説明とが一体化した
効果的なプレゼンテーションを円滑に実施できる。つま
り、指示具が入力部を備えているので、コンピュータを
使ったプレゼンテーションを円滑に実施できる。
【0024】請求項3及び5に係る発明によれば、以下
のような効果がある。 (1)指示具が入力部を備えているので、マウスやデジ
タイザ等と同様なポインティングデバイスとして利用で
きる。その上、マウスやデジタイザ等のコンピュータの
入力装置の代わりに、情報入力装置を使用できるので、
ソフトウエアの変更の必要がない。 (2)指示具の光線で注目点を指示するので、新たなコ
ンピュータソフトの導入なしに、注目点を第3者に効果
的に指し示すことができる。つまり、指示具の光線を利
用しているので、注目点を簡単に指し示すことができ
る。 (3)前記効果(1)による「アプリケーションの操
作」と、前記効果(2)による「注目点の指示」とを一
つの指示具で共有できるため、コンピュータアプリケー
ションの操作と注目点の指示による説明とが一体化した
効果的なプレゼンテーションを円滑に実施できる。つま
り、指示具が入力部を備えているので、コンピュータを
使ったプレゼンテーションを円滑に実施できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例のプレゼンテーションシ
ステムの構成を示す図である。
【図2】情報入力装置100の外観斜視図である。
【図3】初期設定用の指定点を説明する図である。
【図4】初期設定時の側面図である。
【図5】基準点Oと仮想平面Sを示す図である。
【図6】図1中の情報入力装置の動作を説明する図であ
る。
【図7】二次元座標への変換を説明する図である。
【図8】本発明の第2の実施例のプレゼンテーションシ
ステムの構成を示す図である。
【図9】情報入力装置300の外観斜視図である。
【図10】初期設定用の指定点を説明する図である。
【図11】初期設定パラメータの算出方法を示す図であ
る。
【図12】図8中の情報入力装置の動作を説明する図で
ある。
【符号の説明】
100,300 情報入力装置 110 指示棒 121,321 三次元座標算出部 122,322 初期設定部 124,324 三次元二次元変換部 200,400 コンピュータ 201 液晶ディスプレイ 210 OHP 220 スクリーン 410 ディスプレイ S 仮想平面

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 操作用の入力部を有し、二次元座標値に
    基づき生成されるコンピュータの出力画面の画像をスク
    リーンに投影する投影機と、前記スクリーンとの間に位
    置するときに、前記投影機の投影光により形成される影
    によって前記スクリーン上の位置を指示するための指示
    具と、 前記指示具から出力される情報に基づき、前記指示具の
    空間上の三次元座標位置を算出する三次元座標算出部
    と、前記指示具の空間上の三次元座標位置の少なくとも4点
    と、前記投影機の投影光によって前記スクリーン上に形
    成される前記指示具の影の位置に対応する前記コンピュ
    ータの出力画面上の点の二次元座標値との対応関係に基
    づいて、前記投影機の光源位置の三次元座標を基準点と
    し、前記指示具が任意の位置にあるときに、前記基準点
    と前記指示具とを結ぶ直線の式から前記指示具の影の現
    在位置に応じた前記二次元座標値を求めるためのパラメ
    ータを 算出して記憶する初期設定部と、 前記初期設定部に記憶された前記パラメータと前記指示
    具によって指示される指示点の三次元座標位置を用
    い、前記投影機の投影光によって前記スクリーン上に形
    成される前記指示具の影に対応する前記コンピュータの
    出力画面上の点の前記二次元座標値を算出して前記コン
    ピュータに伝達する三次元二次元変換部と、 を備えたことを特徴とする情報入力装置。
  2. 【請求項2】 前記パラメータは、前記出力画面上の画
    像に対して相似の投影像を形成する仮想平面を表す式の
    係数と前記仮想平面の所定の位置の三次元座標とし、 前記三次元二次元変換部は、前記パラメータと前記指示
    点の三次元座標とから、前記指示具の影の位置に対応す
    る前記仮想平面中の点の二次元座標を求め、前記二次元
    座標値を前記コンピュータの出力画面上の二次元座標に
    変換して前記コンピュータに伝達する構成にしたことを
    特徴とする請求項1記載の情報入力装置。
  3. 【請求項3】 操作用の入力部を有し、二次元座標値に
    基づき生成されるコンピュータの出力画面を表示するた
    めのディスプレイ上の位置を光線により指示する指示具
    と、 前記指示具から出力される情報に基づき、前記指示具の
    空間上の三次元座標位置と前記指示具の指す指示方向を
    算出する三次元座標算出部と、前記指示具を用い、少なくとも2箇所の異なる位置か
    ら、前記ディスプレイに表示された前記コンピュータの
    出力画面の端点の少なくとも3点の座標値を入力し、こ
    の入力された座標値より前記コンピュータの出力画面の
    端点の三次元座標値を算出して 記憶する初期設定部と、 前記三次元座標算出部で算出された前記指示具の三次元
    座標位置及び指示方向と前記初期設定部に記憶された前
    端点の三次元座標値とを用い、前記指示具で指示した
    前記ディスプレイ上の点に対応する前記コンピュータの
    出力画面上の点の前記二次元座標値を求めて前記コンピ
    ュータに伝達する三次元二次元変換部と、 を備えたことを特徴とする情報入力装置。
  4. 【請求項4】 請求項1または2記載の情報入力装置
    と、 前記情報入力装置から伝達される前記二次元座標値に対
    応した前記出力画面を生成する前記コンピュータと、 前記コンピュータの出力画面の画像を前記スクリーンに
    投影する前記投影機と、 を備えたことを特徴とするプレゼンテーションシステ
  5. 【請求項5】 請求項3記載の情報入力装置と、 前記情報入力装置から伝達される前記二次元座標値に対
    応した前記出力画面を生成する前記コンピュータと、 前記コンピュータの出力画面を表示する前記ディスプレ
    イと、 を備えたことを特徴とするプレゼンテーションシステ
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