JPH11296302A - 3次元座標値入力装置 - Google Patents

3次元座標値入力装置

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JPH11296302A
JPH11296302A JP10095101A JP9510198A JPH11296302A JP H11296302 A JPH11296302 A JP H11296302A JP 10095101 A JP10095101 A JP 10095101A JP 9510198 A JP9510198 A JP 9510198A JP H11296302 A JPH11296302 A JP H11296302A
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inputting
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JP10095101A
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Kengo Tanaka
健吾 田中
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高速な描画を可能にするとするとともに、任
意の空間位置の座標値を入力することができる3次元座
標値入力装置を提供する。 【解決手段】 3次元仮想空間内の座標値を入力する3
次元座標値入力装置であって、表示画面23上の2次元
位置を入力するための入力手段1と、該入力手段1によ
り入力された2次元位置に描画されているポリゴンの視
点奥行き方向の値を取得するZ値取得手段2と、前記入
力手段1により入力された2次元位置と、前記Z値取得
手段2により取得された視点奥行き方向の値と、視点の
座標値と、視錘台21の情報とに基づいて、3次元仮想
空間内の座標値を算出する座標変換手段2とを設けたも
のである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンピュータ支援
教育システムやシミュレーション、アミューズメントな
どのシステムに適用して好適な3次元座標値入力装置に
関し、特に、仮想現実感(バーチャルリアリティー)生
成装置、及び3次元CG(コンピュータグラフィック)
を用いたコンピュータソフトウェアにおける仮想空間内
での仮想物体の指示、選択、配置を容易に行うことが可
能な3次元座標値入力装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、3Dグラフィックプロセッ
サ、又は3Dレンダリングソフトウェアによって、リア
ルタイムに生成された3次元仮想空間コンピュータグラ
フィック映像を、表示装置のウインドウ内に表示するも
のが知られている。これによって、使用者は2次元の表
示画面を通して3次元仮想空間を認識し、インタラクシ
ョンを行うことが可能となり、コンピュータの表示画面
上にあたかも別の空間が広がっているかのような感覚を
得ることができる。
【0003】このようなシステムにおいては、マウスや
3次元入力デバイスなどを用いて、3次元仮想空間内の
表示物体をピックし、移動、変形などの動作をリアルタ
イムに操作することが、現実的な感覚を得るための重要
な要素となっている。
【0004】例えば、特開平9−73366号公報に
は、ディスプレイ上の仮想3次元空間における各座標値
と対応して設けられたx軸用ボール、y軸用ボール、z
軸用ボールを備え、この3つのボールのうちの1つを選
択して、その選択されたボールと対応する一の座標軸に
沿ったポインタの位置を固定した後、この3つのボール
のうちのいずれかを回転させることで、一の座標軸以外
の他の座標軸に沿ったポインタの位置指定を行うものが
提案されている。
【0005】しかしながら、このような特殊な3次元入
力専用デバイスを用いた場合、操作性の悪さやコストの
増大を招来するなどの問題があるため、マウスなどの2
次元のポインティングデバイスを用いて、3次元空間内
の仮想物体に対する選択・移動を容易に行える方式が必
要となる。
【0006】そこで、マウスなどの2次元的なポインテ
ィングデバイスを用いて、仮想空間内で選択された仮想
物体を別の場所に移動・配置するには、通常2次元的な
XY方向の移動量を仮想空間でのXY座標と対応させる
が、奥行き方向に物体を移動しようとした場合、マウス
のボタンとの組み合わせで移動のモードを切り替える手
法が用いられる。
【0007】例えば、ボタンが押されていない状態では
仮想空間内のXY平面での移動を行い、ボタンが押され
た状態ではXZ平面での移動を行うことにより、3次元
仮想空間内の座標値の入力が行われる。このような操作
方法においては、移動させようとする座標軸を使用者が
意識していなければならなくなるため、非常に操作性が
悪いという問題があった。
【0008】以上のような問題を解決するものとして、
例えば、特開平9−44703号公報には、マウスなど
の入力装置を用いて、3次元空間を透視変換された2次
元スクリーン座標(x,y)上での指示位置から奥行き
方向Z座標の値を得ることにより、使用者の意図する操
作対象物体を特定する3次元画像処理装置が提案されて
いる。
【0009】これは、3次元空間を描画する際に、2次
元のxyスクリーン座標に透視変換を施し、加えて視線
奥行き方向の視点位置からの距離に応じた大小の値をZ
バッファ値として計算して、XY座標値及びZ値の組を
テーブル形式で保存しておき、選択動作が起こった際
に、マウスで指定されたxyの座標値から選択しようと
している仮想物体を特定するため、このXYの座標値で
テーブル内を検索することにより、視点に最も近いZ座
標値を有するポリゴン(仮想物体)を特定するものであ
る。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た特開平9−44703号公報に記載の3次元画像処理
装置においては、予め描画の度にスクリーンxy座標の
各ピクセル毎にZ値と、描画されるオブジェクトの識別
子とを対にしたテーブルを作成しておく必要があるの
で、このテーブル作成に要する処理時間が余計にかかっ
てしまうという問題があった。
【0011】また、この装置の場合、指定できる3次元
座標値は描かれる仮想物体の表面上のポイントに限定さ
れてしまうため、3次元空間中に仮想物体が存在しない
任意の位置に対する座標入力を行うことができないとい
う問題があった。
【0012】本発明は、上述したような点に鑑みてなさ
れたものであり、毎回の描画時にZバッファと物体識別
IDとの対応テーブルをアプリケーションプログラムで
作成する処理を不要とし、高速な描画を可能にするとす
るとともに、3次元空間内の物体の有無に拘わらない、
任意の空間位置の座標値を入力することができる3次元
座標値入力装置を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】本願請求項1に記載の発
明に係る3次元座標値入力装置は、表示画面上の2次元
位置を入力するための入力手段と、該入力手段により入
力された2次元位置に描画されているポリゴンの視点奥
行き方向の値を取得するZ値取得手段と、前記入力手段
により入力された2次元位置と、前記Z値取得手段によ
り取得された視点奥行き方向の値と、視点の座標値と、
視錘台の情報とに基づいて、3次元仮想空間内の座標値
を算出する座標変換手段とを設けたものである。
【0014】これによって、入力手段により入力された
表示画面上の2次元位置に描画されているポリゴンの視
点奥行き方向の値(Zバッファ値)を取得することによ
り、視野座標における(X,Y,Z)の座標値を得るこ
とができ、さらに、座標変換手段により3次元空間グロ
ーバル座標での座標値を算出して、所望の3次元座標値
を得ることができると同時に、所望の仮想物体の選択を
行うことが可能となる。
【0015】すなわち、通常この種のリアルタイムCG
描画装置においては、Zバッファ方式を用いて視点から
見た物体の重なりを正しく描画する隠面処理が行われる
ため、Zバッファのデータは描画アプリケーション側で
独自に作成する必要はなく、描画用のAPI側が自動的
に保持する構成をとっている。
【0016】従って、指示入力が発生した場合にのみ、
指定ピクセルに対応するZバッファ値のみを獲得するこ
とにより、3次元空間内の物体を選択するために、毎回
の描画時にZバッファと物体の識別IDとの管理テーブ
ルを作成する処理が不要となるので、選択処理を含めた
トータルな描画処理性能を向上させることが可能とな
る。
【0017】本願請求項2に記載の発明に係る3次元座
標値入力装置は、3次元座標値入力用の補助仮想図形を
描画するための描画手段と、表示画面上の2次元位置を
入力するための入力手段と、該入力手段により入力され
た2次元位置に描画されている前記補助仮想図形の視点
奥行き方向の値を取得するZ値取得手段と、前記入力手
段により入力された2次元位置と、前記Z値取得手段に
より取得された視点奥行き方向の値と、視点の座標値
と、視錘台の情報とに基づいて、3次元仮想空間内の座
標値を算出する座標変換手段とを設けたものである。
【0018】これによって、3次元座標値入力用の補助
仮想図形を任意の位置に描画して、入力手段により入力
された表示画面上の2次元位置に描画されている補助仮
想図形の視点奥行き方向の値(Zバッファ値)を取得す
ることにより、視野座標における(X,Y,Z)の座標
値を得ることができ、さらに、座標変換手段により3次
元空間グローバル座標での座標値を算出して、所望の3
次元座標値を得ることができる。
【0019】従って、3次元空間内の物体が存在しない
任意の位置においても、補助仮想図形を用いて3次元座
標値を入力することが可能となり、操作性を良好に保っ
たまま、細かな空間位置の指定を行うことができる。
【0020】本願請求項3に記載の発明に係る3次元座
標値入力装置は、前記請求項2に記載の3次元座標値入
力装置において、前記入力手段に、前記補助仮想図形を
視点奥行き方向に移動させるための操作部を設けたもの
である。
【0021】これによって、表示画面上の2次元位置を
入力するための入力手段を用いて、補助仮想図形の視点
奥行き方向の描画位置を可変することが可能となり、片
手で容易に任意の空間位置の座標値を入力することがで
きる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明の3次元座標値入力
装置の一実施形態を、図1乃至図7とともに説明する
が、上記従来例と同一部分には同一符号を付し、その説
明は省略する。ここで、図1は本実施形態の3次元座標
値入力装置の概略構成を示す機能ブロック図、図2は本
実施形態の3次元座標値入力装置における位置入力処理
部を示す概略説明図である。
【0023】図3は本実施形態の3次元座標値入力装置
における仮想物体選択時の処理動作を示すフローチャー
ト、図4は本実施形態の3次元座標値入力装置における
仮想物体選択時の処理動作を示す概略説明図、図5は本
実施形態の3次元座標値入力装置における仮想物体選択
時の処理動作を示す概略説明図、図6は本実施形態の3
次元座標値入力装置における仮想物体移動(3次元位置
指定)時の処理動作を示すフローチャート、図7は本実
施形態の3次元座標値入力装置における3次元位置指定
時の処理動作を示す概略説明図である。
【0024】図1において、1は位置決定ボタンの押下
及び2次元スクリーン座標値(x,y)を検知する位置
入力処理部(入力手段)、2は位置入力処理部1で検知
された2次元スクリーン座標値に対応した描画時のZバ
ッファ値を取得し、このZバッファ値から後述の計算式
を用いて視野座標における座標値(X,Y,Z)を算出
するとともに、3次元空間グローバル座標における座標
値を算出する3次元座標値計算部(座標変換手段)、3
は描画用の3次元物体データが収められている3次元物
体データ格納部である。
【0025】4は3次元座標値計算部2で獲得した3次
元座標値に基づいて、3次元物体データ格納部3に収め
られている3次元物体データから最も近い位置のポリゴ
ンがどれであるかを探索するポリゴン/オブジェクト判
定処理部、5は所望のオブジェクトを3次元座標値計算
部2で獲得した3次元座標値の位置へ移動させるオブジ
ェクト移動処理部、6は3次元物体データ格納部3に収
められている3次元物体データを任意の視点位置から見
た仮想空間内に再配置描画する描画処理部(描画手段)
である。
【0026】尚、上記構成において、位置入力処理部1
は、図2(a)に示すように、補助仮想図形の奥行き方
向への移動操作を行うための回転ダイアル11を付加し
たマウス装置や、図2(b)に示すように、補助仮想図
形の奥行き方向への移動操作を行うためのカーソルキー
12を有するキーボードなどにより構成することが可能
である。
【0027】次に、本実施形態の3次元座標値入力装置
による動作について、仮想物体の選択時の処理と選択し
た仮想物体の移動時の処理とに分けて以下説明する。
【0028】まず、仮想物体選択時は、図3のフローチ
ャート及び図4,図5の概略説明図に示すように、仮想
空間領域(ビューイングフラスタム)21内に仮想物体
22を描画した(ステップ1)後、位置入力処理部1に
おいて位置決定ボタンの押下がなされたかどうか検知し
(ステップ2)、位置決定ボタンの押下がなされた場
合、その時のモニタ表示面23上でマウスポインタ24
が指す2次元スクリーン座標値(x,y)を検知する
(ステップ3)。
【0029】そして、3次元座標値計算部2において、
モニタ表示面23上の2次元スクリーン座標値(x,
y)に対応したポリゴン描画時のZバッファ値を取得
し、このZバッファ値、2次元スクリーン座標値(x,
y)、ビューイングフラスタムの値から、3次元空間グ
ローバル座標での座標値を算出する(ステップ4)。
【0030】ここで、現在の視野座標におけるZ座標値
は、 Z=2.0*far_clip*near_clip/(far_clip+near_cli
p−(far_clip−near_clip)*(2.0*zbuffer_val−l.
0)) (但し、zbuffer_valはZバッファ値、near_clipはビュ
ーイングフラスタムの最近傍面25、far_clipはビュー
イングフラスタムの最遠景面26)により、求められ
る。
【0031】また、2次元表示ウインドウのスクリーン
座標(x,y)におけるマウスポジションと視野角との
関係から、視野座標におけるX座標値、Y座標値は、そ
れぞれ X=Z*(x−win_width)*tan(fov*0.5)/win_widt
h Y=Z*(win_height−y)*tan(fov*0.375)/win_h
eight (但し、win_widthはモニタ表示面23の幅、win_heigh
tはモニタ表示面23の高さ、fovはビューイングフラス
タムの視野角)により、導き出すことができる。
【0032】以上のように、視野座標における(X、
Y、Z)の座標値を得ることができ、最後にグローバル
座標に変換を施すことにより、所望の3次元座標値を求
めることが可能である。次に、この3次元座標値から最
も近い位置のポリゴンがどれであるかを探索し(ステッ
プ5)、探索されたポリゴンを含むオブジェクトが存在
するか否かを判定して(ステップ6)、判定されたオブ
ジェクトを選択する。
【0033】尚、選択されたオブジェクトを所望の3次
元空間位置に移動させる場合、例えば家の中の仮想空間
を描画しているのであれば、該空間内には床或いは壁等
のオブジェクトが存在するはずであるから、上述した3
次元座標値入力処理により、移動先の空間位置を特定す
ることができる。
【0034】ところが、仮想空間内に何もオブジェクト
が存在しないような位置へ移動したいという要求がある
場合は、上述した3次元座標値入力処理では、指定した
ポイントのZバッファ値を得ることができないので、選
択されたオブジェクトの移動先を指示することができな
い。この問題に対処するため、本実施形態では以下の処
理を講じている、すなわち、仮想物体移動(空間位置指
定)時は、図6のフローチャート及び図7の概略説明図
に示すように、仮想空間領域(ビューイングフラスタ
ム)21内に仮想物体22とともに3次元ポインティン
グ用の板形状からなる補助仮想図形31を描画した(ス
テップ1)後、位置入力処理部1において位置決定ボタ
ンの押下がなされたかどうか検知し(ステップ2)、位
置決定ボタンの押下がなされた場合、その時のモニタ表
示面23上でマウスポインタ24が指す2次元スクリー
ン座標値(x,y)を検知する(ステップ3)。
【0035】ここで、補助仮想図形31は、位置入力処
理部1として設けられたマウス装置における回転ダイア
ル11や、キーボードにおけるカーソルキー12の操作
により、仮想空間領域21内における視野座標Z軸方向
(図7中、矢印A方向)に任意に移動させることができ
るものである。また、この補助仮想図形31によって視
界が遮られてしまうという問題にも対処できるように、
位置入力処理部1からの要求に応じて、補助仮想図形3
1の表示・非表示の切り換えを行うことができる。
【0036】そして、3次元座標値計算部2において、
モニタ表示面23上の2次元スクリーン座標値(x,
y)に対応した補助仮想図形31描画時のZバッファ値
を取得し、上記の処理と同様、Zバッファ値、2次元ス
クリーン座標値(x,y)、ビューイングフラスタムの
値から、3次元空間グローバル座標での座標値を算出す
る(ステップ4)。次に、予め選択されたオブジェクト
の基準座標を、補助仮想図形31を用いて指定された3
次元座標位置へ移動(ステップ5)する。
【0037】このように、仮想空間領域21内の任意の
位置に描画した補助仮想図形31のZバッファ値に基づ
いて、任意の3次元座標値を入力することができるの
で、ユーザは何も表示されていない仮想空間内の所望の
一点を指定して、選択したオブジェクトを好きな位置に
再配置することができる。
【0038】以上のように、本実施形態によれば、モニ
タ表示面(2次元画面)23に投影された投影ビューに
おいてマウスポインタ24で指示した仮想物体22のピ
クセルの奥行き値(Zバッファ値)を取得し、ビューイ
ングフラスタム21における指示ポイントの3次元空間
内の指定線を計算することで、3次元座標をダイレクト
に入力することが可能となり、非常に良好なユーザイン
ターフェースを実現することができる。
【0039】従って、本実施形態を適用することによ
り、これまでアミューズメント機器に偏りがちであった
アプリケーションに加えて、より実務的な3次元CGア
プリケーションへの用途展開が期待できるようになる。
【0040】
【発明の効果】本願請求項1に記載の発明に係る3次元
座標値入力装置は、上述したような構成としているの
で、入力手段により入力された表示画面上の2次元位置
に描画されているポリゴンの視点奥行き方向の値(Zバ
ッファ値)を取得することにより、視野座標における
(X,Y,Z)の座標値を得ることができ、さらに、座
標変換手段により3次元空間グローバル座標での座標値
を算出して、所望の3次元座標値を得ることができると
同時に、所望の仮想物体の選択を行うことが可能とな
る。
【0041】また、指示入力が発生した場合にのみ、指
定ピクセルに対応するZバッファ値のみを獲得すること
により、3次元空間内の物体を選択するために、毎回の
描画時にZバッファと物体の識別IDとの管理テーブル
を作成する処理が不要となるので、選択処理を含めたト
ータルな描画処理性能を向上させることが可能となる。
【0042】本願請求項2に記載の発明に係る3次元座
標値入力装置は、3次元座標値入力用の補助仮想図形を
任意の位置に描画して、入力手段により入力された表示
画面上の2次元位置に描画されている補助仮想図形の視
点奥行き方向の値(Zバッファ値)を取得することによ
り、視野座標における(X,Y,Z)の座標値を得るこ
とができ、さらに、座標変換手段により3次元空間グロ
ーバル座標での座標値を算出して、任意の空間位置にお
ける所望の3次元座標値を得ることができる。
【0043】本願請求項3に記載の発明に係る3次元座
標値入力装置は、表示画面上の2次元位置を入力するた
めの入力手段を用いて、補助仮想図形の視点奥行き方向
の描画位置を可変することが可能となり、片手で容易に
任意の空間位置の座標値を入力することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の3次元座標値入力装置の一実施形態の
概略構成を示す機能ブロック図である。
【図2】本発明の3次元座標値入力装置の一実施形態に
おける位置入力処理部を示す概略説明図である。
【図3】本発明の3次元座標値入力装置の一実施形態に
おける仮想物体選択時の処理動作を示すフローチャート
である。
【図4】本発明の3次元座標値入力装置の一実施形態に
おける仮想物体選択時の処理動作を示す概略説明図であ
る。
【図5】本発明の3次元座標値入力装置の一実施形態に
おける仮想物体選択時の処理動作を示す概略説明図であ
る。
【図6】本発明の3次元座標値入力装置の一実施形態の
3次元座標値入力装置における仮想物体移動(3次元位
置指定)時の処理動作を示すフローチャート、
【図7】本発明の3次元座標値入力装置の一実施形態の
3次元座標値入力装置における3次元位置指定時の処理
動作を示す概略説明図である。
【符号の説明】
1 位置入力処理部 2 3次元座標値計算部 3 3次元物体データ格納部 4 ポリゴン/オブジェクト判定処理部 5 オブジェクト移動処理部 6 描画処理部 11 回転ダイヤル 12 カーソルキー 21 ビューイングフラスタム(仮想空間領域) 22 仮想物体 23 モニタ表示面 24 マウスポインタ 25 ビューイングフラスタムの最近傍面 26 ビューイングフラスタムの最遠景面 31 補助仮想図形

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 3次元仮想空間内の座標値を入力する3
    次元座標値入力装置であって、 表示画面上の2次元位置を入力するための入力手段と、 該入力手段により入力された2次元位置に描画されてい
    るポリゴンの視点奥行き方向の値を取得するZ値取得手
    段と、 前記入力手段により入力された2次元位置と、前記Z値
    取得手段により取得された視点奥行き方向の値と、視点
    の座標値と、視錘台の情報とに基づいて、3次元仮想空
    間内の座標値を算出する座標変換手段とを設けたことを
    特徴とする3次元座標値入力装置。
  2. 【請求項2】 3次元仮想空間内の座標値を入力する3
    次元座標値入力装置であって、 3次元座標値入力用の補助仮想図形を描画するための描
    画手段と、 表示画面上の2次元位置を入力するための入力手段と、 該入力手段により入力された2次元位置に描画されてい
    る前記補助仮想図形の視点奥行き方向の値を取得するZ
    値取得手段と、 前記入力手段により入力された2次元位置と、前記Z値
    取得手段により取得された視点奥行き方向の値と、視点
    の座標値と、視錘台の情報とに基づいて、3次元仮想空
    間内の座標値を算出する座標変換手段とを設けたを設け
    たことを特徴とする3次元座標値入力装置。
  3. 【請求項3】 前記請求項2に記載の3次元座標値入力
    装置において、 前記入力手段に、前記補助仮想図形を視点奥行き方向に
    移動させるための操作部を設けたことを特徴とする3次
    元座標値入力装置。
JP10095101A 1998-04-08 1998-04-08 3次元座標値入力装置 Pending JPH11296302A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016081176A (ja) * 2014-10-14 2016-05-16 株式会社ダイテック 設計支援プログラム、及び、設計支援装置
CN110120102A (zh) * 2018-02-06 2019-08-13 富士施乐株式会社 信息处理装置以及非暂时性的计算机可读介质

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