JP3456507B2 - セクタアンテナ - Google Patents

セクタアンテナ

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JP3456507B2
JP3456507B2 JP09224996A JP9224996A JP3456507B2 JP 3456507 B2 JP3456507 B2 JP 3456507B2 JP 09224996 A JP09224996 A JP 09224996A JP 9224996 A JP9224996 A JP 9224996A JP 3456507 B2 JP3456507 B2 JP 3456507B2
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一浩 上原
智弘 関
憲一 鹿子嶋
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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01QANTENNAS, i.e. RADIO AERIALS
    • H01Q21/00Antenna arrays or systems
    • H01Q21/28Combinations of substantially independent non-interacting antenna units or systems
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01QANTENNAS, i.e. RADIO AERIALS
    • H01Q3/00Arrangements for changing or varying the orientation or the shape of the directional pattern of the waves radiated from an antenna or antenna system
    • H01Q3/24Arrangements for changing or varying the orientation or the shape of the directional pattern of the waves radiated from an antenna or antenna system varying the orientation by switching energy from one active radiating element to another, e.g. for beam switching
    • H01Q3/242Circumferential scanning

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、無線通信に用いら
れる、アンテナに関するものであって、特に、複数の素
子アンテナにより構成され、ビーム方向を切り替えるこ
とができるセクタアンテナに関するものである。
【0002】
【従来の技術】図は従来のセクタアンテナの構成の例
を示す図であって、セクタアンテナを上面から見た図を
示しており、数字符号1a〜1fはそれぞれ素子アンテ
ナ、2a〜2fはビームを示している。このような従来
のセクタアンテナでは、Nセクタアンテナの場合、素子
アンテナの開口長がd、クロスオーバーレベルを−3d
Bであるとすると、外径Dは次式で定まる。
【0003】 D≒d/(sin(180°/N)) (1)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、従来
のセクタアンテナは、素子アンテナの数をN、素子アン
テナの開口長をd、クロスオーバーレベルを−3dBし
たとき、セクタアンテナの外径Dは(1)式で定まる。
従って、セクタアンテナの外径Dは素子アンテナ数(セ
クタ数)Nの2乗に比例して大きくなる。そのため、セ
クタ数が大きい場合には、セクタアンテナの外径Dが極
端に大きくなるという問題があった。
【0005】本発明は、セクタアンテナの外径が、セク
タ数に左右されることなく実現することが可能で、従っ
て、セクタ数が大であっても、従来より外径寸法を小と
成し得るセクタアンテナを提供することを目的としてい
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、上述の
課題は前記特許請求の範囲に記載した手段により解決さ
れる。
【0007】すなわち、請求項1の発明は、異なる水平
方向に指向方向を有するN個(Nは2以上の整数)の
面状の素子アンテナから成るセクタアンテナであって、
該N個の素子アンテナを、各素子アンテナの中心軸が鉛
直方向にほぼ一致するように、M個(2≦M≦N、Mは
整数)の異なる高さに、鉛直方向に並べたセクタアンテ
ナである。
【0008】請求項2の発明は、異なる水平方向に指向
方向を有するN個(Nは2以上の整数)の平面状の素子
アンテナから成るセクタアンテナであって、該N個の素
子アンテナを、各素子アンテナの中心軸が鉛直方向にほ
ぼ一致するように、M個(2≦M≦N、Mは整数)の異
なる高さに、鉛直方向に並べると共に、各素子アンテナ
の水平面内の開口長が最大dであるとしたとき、該N個
の素子アンテナから成るアンテナ装置の外側に、内径が
ほぼdの円柱状レドーム、若しくは対角線長がほぼdの
多角柱状のレドームを具備するセクタアンテナである。
【0009】請求項3の発明は、異なる水平方向に指向
方向を有するN個(Nは2以上の偶数)の平面状の素子
アンテナから成るセクタアンテナであって、N個の素子
アンテナのうちL個(2≦L≦N、Lは偶数)の水平面
内の開口長が全てd1 であり、残りの(N−L)個の水
平面内の開口長が全てd2 (d2 <d1 )であるとき、
【0010】上記開口長がd1 の素子アンテナを2個ず
つ指向方向が反対方向を向くように距離wを保つように
離して並べることにより、L/2個の素子アンテナの対
を作り、一方、上記開口長がd2 の素子アンテナを2個
ずつ指向方向が反対方向を向くように距離wを保つよう
に離して並べることにより、
【0011】(N−L)/2個の素子アンテナの対を作
って、上記L/2個の素子アンテナの対と、上記(N−
L)/2個の素子アンテナの対とを、各素子アンテナの
対の中心軸が鉛直方向にほぼ一致するように、N/2個
の異なる高さに、鉛直方向に並べたセクタアンテナであ
る。
【0012】請求項4の発明は、異なる水平方向に指向
方向を有するN個(Nは2以上の偶数)の平面状の素子
アンテナから成るセクタアンテナであって、N個の素子
アンテナのうちL個(2≦L≦N、Lは偶数)の水平面
内の開口長が全てd1 であり、残りの(N−L)個の水
平面内の開口長が全てd2 (d2 <d1 )であるとき、
【0013】上記開口長がd1 の素子アンテナを2個ず
つ指向方向が反対方向を向くように距離wを保つように
離して並べることにより、L/2個の素子アンテナの対
を作り、一方、上記開口長がd2 の素子アンテナを2個
ずつ指向方向が反対方向を向くように距離wを保つよう
に離して並べることにより、(N−L)/2個の素子ア
ンテナの対を作って、
【0014】上記L/2個の素子アンテナの対と、上記
(N−L)/2個の素子アンテナの対とを、各素子アン
テナの対の中心軸が鉛直方向にほぼ一致するように、N
/2個の異なる高さに、鉛直方向に並べると共に、水平
方向に指向方向を有する少なくとも1つの素子アンテナ
を、その中心軸を他の素子アンテナの中心軸または素子
アンテナの対の中心軸に一致させるように配設したセク
タアンテナである。
【0015】請求項5の発明は、請求項3または請求項
4のセクタアンテナにおいて、内径がほぼ(d1 2
2 1/2 の円柱状レドーム、若しくは対角線長がほぼ
(d1 2+w2 1/2 の多角柱状のレドームによってアン
テナを覆うように構成したものである。
【0016】請求項6の発明は、請求項3〜請求項5の
いずれか1項に記載のセクタアンテナにおいて、水平面
内の開口長がd1 であるL個の素子アンテナの垂直面内
の開口長と、水平面内の開口長がd2 (d2 <d1 )で
ある(N−L)個の素子アンテナの垂直面内の開口長と
の比がほぼd2 :d1 であるように構成したものであ
る。
【0017】請求項7の発明は、請求項1〜請求項6の
いずれか1項に記載のセクタアンテナにおいて、外部か
ら与えられた信号に基づいて、少なくとも1つの素子ア
ンテナを選択して、これを送信機または受信機と接続す
るセクタ切替回路を具備せしめて構成したものである。
【0018】請求項8の発明は、請求項1〜請求項7の
いずれか1項に記載したセクタアンテナにおいて、増幅
回路、または、混合回路、または、送受切替回路、また
は、ろ波回路を含む高周波回路を、素子アンテナの一
部、または、該素子アンテナを構成する基板上に具備
し、該高周波回路の一端を該素子アンテナに接続し、他
の一端をセクタ切替回路に接続するように構成したもの
である。
【0019】上述のように、本発明は、セクタアンテナ
を構成する各素子アンテナが、その中心軸が鉛直方向に
ほぼ一致するように、複数の異なる高さに設けられてい
ることを主要な特徴とするものであって、全ての素子ア
ンテナを同一の高さに設ける従来の技術によるセクタア
ンテナとは構成が全く異なるものである。
【0020】
【発明の実施の形態】図1は本発明の実施の形態の第1
の例を示す図であって、レドームに覆わしたセクタアン
テナの斜視図を示している。同図では、その構造の理解
を容易にするため、レドームについては、破線にて、レ
ドームの内側の面が存在する位置のみを表わすようにし
て、セレクタアンテナの内部の構造が露に見えるように
表示している。
【0021】これは以降に説明する他の例の斜視図につ
いても同様に扱っている。図1において、数字符号1a
〜1fは開口長dの素子アンテナ、2a〜2eは、それ
ぞれ、該素子アンテナ1a〜1eのビームを模擬的に表
わしたもの、10は円柱状レドーム、12はセクタ切替
回路を示している。
【0022】同図は、6セクタアンテナの例を示してお
り、6個の異なる水平方向にビームを有する素子アンテ
ナ1a〜1fが、中心軸が鉛直方向にほぼ一致するよう
に、6個の異なる高さに設けられている。上記中心軸の
一致度が高いほど、セクタアンテナの外径を小さくする
ことができる。
【0023】また上記6個の素子アンテナを覆うよう
に、内径がほぼdの円柱状レドーム10を具備してい
る。該レドームは素子アンテナの支持の他、雨や、風を
避ける目的等に用いられる。材質はテフロン、ポリエチ
レン、FRP、ABS等の誘電体で実現される。
【0024】セクタ切替回路12は、各素子アンテナ1
a〜1fに給電線路により接続されており、無線送受信
装置からの電気信号を受けて、ビーム方向を切り替え
る。該セクタ切替回路は、ピンダイオード、FET等の
半導体スイッチによって実現される。また上記給電線路
は、同軸線路またはマイクロストリップ線路、あるいは
同波管等により実現される。
【0025】図2は、上記本発明の実施の形態の第1の
例のセクタアンテナの断面を示す図であって、(a)は
レドームが円柱状の場合の断面を、(b)は参考として
レドームを六角柱状にした場合の断面を示している。
【0026】同図において、数字符号1a〜1f,10
は図1の場合と同様であり、11は六角柱状のレドーム
を示している。素子アンテナ1aと1d,1bと1e,
1cと1fはその放射方向が反対側(180°)になる
が、セクタアンテナの上方から見た場合、素子アンテナ
そのものは重なり合うので図2に示すようになる。
【0027】また、このアンテナは、各素子アンテナの
中心軸が鉛直方向にほぼ一致するように配置されている
が、上記中心軸の一致度が高いほど、セクタアンテナの
外径は小さくなる。
【0028】図3は本発明の実施の形態の第2の例を示
す図であって、本発明のセクタアンテナの斜視図を示し
ている。同図において、数字符号3a〜3cはそれぞれ
素子アンテナの対(ペア)を表わしており、3aは素子
アンテナ1a,1dのペア、3bは素子アンテナ1bと
1eのペア、3cは素子アンテナ1cと1fのペアであ
る。また、数字符号2a〜2fはそれぞれ素子アンテナ
1a〜1fのビームを模擬的に表わしたものである。
【0029】この例は、6個の異なる水平方向に指向方
向を有する素子アンテナの水平面内の開口長が全てd1
であり、該素子アンテナを2個ずつ指向方向が反対方向
を向くように距離w離して並べ、6÷2=3個の素子ア
ンテナのペア3a〜3cを作り、該素子アンテナのペア
の中心軸が鉛直方向にほぼ一致するように、3個の異な
る高さに配置した場合を示している。対を形成する素子
アンテナの距離wの隙間には、給電線路を通すことがで
きる。上記中心軸の一致度が高いほど、セクタアンテナ
の外径は小さくなる。
【0030】また、上記3個の素子アンテナのペアを覆
うように、内径が、ほぼ(d1 2+w 2 1/2 の円柱状レ
ドーム10を具備している。レドームの構造や材質など
については、図1の説明で述べた通りである。
【0031】セクタ切替回路12は、各素子アンテナに
給電線路により接続されており、無線送受信装置からの
電気信号を受けてビーム方向を切り替える。セクタ切替
回路は、図1の場合と同様である。
【0032】図4は、上記本発明の実施の形態の第2の
例のセクタアンテナの断面を示す図であって、(a)は
レドームが円柱状の場合の断面を、(b)は参考として
レドームを六角柱状にした場合の断面を示している。
【0033】同図において、数字符号は、図3あるいは
図2の場合と同様である。詳細については、既に図3に
基づいて述べたとおりであるので、ここでは、その素子
アンテナ対の配列を図示するに止め、説明を省略する。
【0034】図5は本発明の実施の形態の第3の例を示
す図であって、セクタアンテナの斜視図を示している。
同図において、数字符号1a,1b,1d,1e,2
a,2b,2d,2eおよび10,12は図3あるいは
図4と同様であり、1g,1hは素子アンテナ、2gは
模擬的に表わした素子アンテナ1gのビーム、3dは素
子アンテナ1gと1hの対を示している。
【0035】この例は、6個の異なる水平方向に指向方
向を有する素子アンテナのうち4個の水平面内の開口長
が全てd1 であり、残りの2個の水平面内の開口長が全
てd 2 (d2 <d1 )である。上記開口長がd1 の素子
アンテナ1a,1d,1b,1eを2個ずつ指向方向が
反対方向を向くように距離wだけ離して並べ、2個の素
子アンテナのペア3a,3bを作っている。
【0036】一方、上記開口長がd2 の素子アンテナ2
個(1g,1h)を指向方向が反対方向を向くように距
離wだけ離して並べて、1個の素子アンテナのペア3d
を作り、上記3個の素子アンテナのペアを、各素子アン
テナのペアの中心軸が鉛直方向にほぼ一致するように、
3個の異なる高さに配設した構成のものを示している。
上記中心軸の一致度が高いほど、セレクタアンテナの外
径は小さくなる。
【0037】また上記3個の素子アンテナのペアを覆
う、内径がほぼ(d1 2+w2 1/2 の円柱状レドーム1
0を具備している。セクタ切替回路12は、各素子アン
テナ1a,1b,1d,1e,1g,1hに給電線路に
より接続されており、無線送受信装置からの電気信号を
受けてビーム方向を切り替える。
【0038】同図において、水平面内の開口長がd1
ある素子アンテナ1a,1d,1b,1eの垂直面内の
開口長と、水平面内の開口長がd2 (d2 <d1 )であ
る素子アンテナ1g,1hの垂直面内の開口長との比は
2 :d1 となっている。従って両素子アンテナのビー
ムの形状は異なるが、ほぼ最大利得を得ることができ、
全方位をほぼ同じ利得でカバーすることが可能となる。
【0039】図6は本発明の実施の形態の第4の例を示
す図であって、セクタアンテナを上面から見た図として
表わしたものである。同図において、数字符号は、図5
の場合と概ね同様であるが、13は長方形柱のレドーム
の断面を表わしている。
【0040】この例は、図5で示した例に比べて、素子
アンテナ長d1 とd2 の比を大きくすると共に、素子ア
ンテナのペア3aと3bの交差角度を変えることによ
り、セクタアンテナの断面形状が長方形となるようにし
たものである。これにより、アンテナの取付個所に制約
があり、円形あるいは正多角形のようなレドームを有す
るアンテナを取り付けることが困難な場合でも適用する
ことができるアンテナを実現することが可能となる。
【0041】図7は本発明の実施の形態の第5の例を示
す図であって、セクタアンテナの斜視図を示している。
同図において、数字符号14a,14fは高周波回路を
示している。実際には、各素子アンテナ1a〜1fのそ
れぞれに高周波回路を設けているが、該高周波回路は各
素子アンテナのビームの指向方向と反対側の面に向けて
いるので、この図では、14aと14fのみしか図の上
に表われていない。
【0042】他の数字符号については、これまでに説明
した他の図の場合と同様である。同図は図1に示したセ
クタアンテナと同じ素子アンテナの配置を有するが、各
素子アンテナが、増幅回路、または、混合回路、また
は、送受切替回路、または、ろ波回路を含む高周波回路
を、素子アンテナの一部または該素子アンテナを構成す
る基板上に具備し、該高周波回路の一端を該素子アンテ
ナに接続し、他の一端をセクタ切替回路に接続する構成
であることが図1の場合と異なる。
【0043】該高周波回路はモノリシックマイクロ波ミ
リ波集積回路(MMIC)、またはマイクロ波ミリ波集
積回路(MIC)、またはハイブリッド集積回路(HI
C)で実現される。本発明のセクタアンテナを受信機に
用いる場合、一般に、セクタ切替回路は数dBの挿入損
失を有し、受信機の雑音指数を数dB大きくしてしま
う。
【0044】しかし、素子アンテナとセクタ切替回路の
間に高周波回路を配設するこのセクタアンテナでは、受
信機の雑音指数が該高周波回路の雑音指数でほぼ決定さ
れるため、上記セクタ切替回路数dBの挿入損失が受信
機の雑音指数に付加されないという効果を有する。
【0045】一方、本発明のセクタアンテナを送信機に
用いる場合、一般にセクタ切替回路は数dBの挿入損失
を有し、送信機の出力電力を数dB小さくしてしまう。
そこで通常は上記挿入損失分だけ大きな出力を出せる増
幅回路を用いて補償する。しかし、素子アンテナとセク
タ切替回路の間に高周波回路を配設する本発明のセレク
タアンテナでは、該高周波回路が素子アンテナに直接接
続されるため、上記セクタ切替回路の挿入損失を補償す
るために高出力の高価な増幅回路を用いる必要がなくな
るという効果を有する。
【0046】以上説明した例では、いずれも素子アンテ
ナの数が6であり、またレドームが円柱状、断面が正六
角形の柱状、断面が長方形の四角である柱状の例につい
て示しているが、本発明はこれに限るものではなく、任
意の数の素子アンテナ数、任意の断面形状のレドームと
成し得ることは言うまでもない。
【0047】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のセクタア
ンテナは、各素子アンテナの中心軸が鉛直方向にほぼ一
致するように、複数の異なる高さに設けられているの
で、外径Dの大きさが素子アンテナの最大開口長dにほ
ぼ等しい。従ってセクタ数をNとするとき、D∝Nの関
係が成り立ち、同一セクタ数の従来のセクタアンテナが
D∝N2 となるのに比べて、外径を約N分の1に小さく
することが可能となる。
【0048】従って、本発明のセクタアンテナは小型の
形態端末や無線機、情報端末等にも用いることが可能で
ある。また、各素子アンテナに直接高周波回路を設けた
構成のセクタアンテナは、素子アンテナと高周波回路を
直接接続することができるので、受信機の雑音指数が小
さくでき、また送信用の増幅回路が低コストでできる利
点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の第1の例を示す図であ
る。
【図2】本発明の実施の形態の第1の例のセクタアンテ
ナの断面を示す図である。
【図3】本発明の実施の形態の第2の例を示す図であ
る。
【図4】本発明の実施の形態の第2の例のセクタアンテ
ナの断面を示す図である。
【図5】本発明の実施の形態の第3の例を示す図であ
る。
【図6】本発明の実施の形態の第4の例を示す図であ
る。
【図7】本発明の実施の形態の第5の例を示す図であ
る。
【図8】従来のセクタアンテナの構成の例を示す図であ
る。
【符号の説明】
1a〜1h 素子アンテナ 2a〜2h ビーム 3a〜3d 素子アンテナの対 10 円柱状レドーム 11 正六角柱状レドーム 12 セクタ切替回路 13 長方形の断面を有するレドーム 14a,14f 高周波回路
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平1−151325(JP,A) 特開 平1−146408(JP,A) 特開 平11−284433(JP,A) 特開 平6−237120(JP,A) 特開 平3−249586(JP,A) 特開 平8−32347(JP,A) 特開 昭57−123704(JP,A) 実開 昭61−29518(JP,U) 米国特許3430242(US,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01Q 21/00 - 21/28 H01Q 1/42 H01Q 3/00

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 異なる水平方向に指向方向を有するN個
    (Nは2以上の整数)の平面状の素子アンテナから成る
    セクタアンテナであって、 該N個の素子アンテナを、各素子アンテナの中心軸が鉛
    直方向にほぼ一致するように、M個(2≦M≦N、Mは
    整数)の異なる高さに、鉛直方向に並べたことを特徴と
    するセクタアンテナ。
  2. 【請求項2】 異なる水平方向に指向方向を有するN個
    (Nは2以上の整数)の平面状の素子アンテナから成る
    セクタアンテナであって、 該N個の素子アンテナを、各素子アンテナの中心軸が鉛
    直方向にほぼ一致するように、M個(2≦M≦N、Mは
    整数)の異なる高さに、鉛直方向に並べると共に、 各素子アンテナの水平面内の開口長が最大dであるとし
    たとき、 該N個の素子アンテナから成るアンテナ装置の外側に、
    内径がほぼdの円柱状レドーム、若しくは、対角線長が
    ほぼdの多角柱状のレドームを覆設したことを特徴とす
    るセクタアンテナ。
  3. 【請求項3】 異なる水平方向に指向方向を有するN個
    (Nは2以上の偶数)の平面状の素子アンテナから成る
    セクタアンテナであって、 N個の素子アンテナのうちL個(2≦L≦N、Lは偶
    数)の水平面内の開口長が全てd1 であり、 残りの(N−L)個の水平面内の開口長が、全てd
    2 (d2 <d1 )であるとき、 上記開口長がd1 の素子アンテナを2個ずつ指向方向が
    反対方向を向くように距離wを保つように離して並べる
    ことにより、L/2個の素子アンテナの対を作り、 一方、上記開口長がd2 の素子アンテナを2個ずつ指向
    方向が反対方向を向くように距離wを保つように離して
    並べることにより、(N−L)/2個の素子アンテナの
    対を作って、 上記L/2個の素子アンテナの対と、上記(N−L)/
    2個の素子アンテナの対とを、各素子アンテナの対の中
    心軸が鉛直方向にほぼ一致するように、N/2個の異な
    る高さに、鉛直方向に並べたことを特徴とするセクタア
    ンテナ。
  4. 【請求項4】 異なる水平方向に指向方向を有するN個
    (Nは2以上の偶数)の平面状の素子アンテナから成る
    セクタアンテナであって、 N個の素子アンテナのうちL個(2≦L≦N、Lは偶
    数)の水平面内の開口長が全てd1 であり、 残りの(N−L)個の水平面内の開口長が全てd2 (d
    2 <d1 )であるとき、 上記開口長がd1 の素子アンテナを2個ずつ指向方向が
    反対方向を向くように距離wを保つように離して並べる
    ことにより、L/2個の素子アンテナの対を作り、 一方、上記開口長がd2 の素子アンテナを2個ずつ指向
    方向が反対方向を向くように距離wを保つように離して
    並べることにより、(N−L)/2個の素子アンテナの
    対を作って、 上記L/2個の素子アンテナの対と、上記(N−L)/
    2個の素子アンテナの対とを、各素子アンテナの対の中
    心軸が鉛直方向にほぼ一致するように、N/2個の異な
    る高さに、鉛直方向に並べると共に、 水平方向に指向方向を有する少なくとも1つの素子アン
    テナを、その中心軸を他の素子アンテナの中心軸または
    素子アンテナの対の中心軸に一致させるように配設した
    ことを特徴とするセクタアンテナ。
  5. 【請求項5】 複数の素子アンテナから成るアンテナ装
    置の外側に、内径がほぼ(d1 2+w2 1/2 の円柱状レ
    ドーム、若しくは対角線長がほぼ(d1 2+w 2 1/2
    多角柱状のレドームを覆設した請求項3または請求項4
    記載のセクタアンテナ。
  6. 【請求項6】 水平面内の開口長がd1 であるL個の素
    子アンテナの垂直面内の開口長と、水平面内の開口長が
    2 (d2 <d1 )である(N−L)個の素子アンテナ
    の垂直面内の開口長との比がほぼd2 :d1 である請求
    項3〜請求項5のいずれか1項に記載のセクタアンテ
    ナ。
  7. 【請求項7】 外部から与えられた信号に基づいて、少
    なくとも1つの素子アンテナを選択して、これを送信機
    または受信機と接続するセクタ切替回路を具備せしめ
    た、請求項1〜請求項6のいずれか1項に記載のセクタ
    アンテナ。
  8. 【請求項8】 増幅回路、または、混合回路、または、
    送受切替回路、または、ろ波回路を含む高周波回路を、
    素子アンテナの一部、または、該素子アンテナを構成す
    る基板上に具備し、該高周波回路の一端を該素子アンテ
    ナに接続し、他の一端をセクタ切替回路に接続するよう
    に構成した請求項1〜請求項7のいずれか1項に記載し
    たセクタアンテナ。
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