JP3455848B2 - ろ過・乾燥装置 - Google Patents

ろ過・乾燥装置

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JP3455848B2
JP3455848B2 JP2000396336A JP2000396336A JP3455848B2 JP 3455848 B2 JP3455848 B2 JP 3455848B2 JP 2000396336 A JP2000396336 A JP 2000396336A JP 2000396336 A JP2000396336 A JP 2000396336A JP 3455848 B2 JP3455848 B2 JP 3455848B2
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良二 山口
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スラリー状物質の
ろ過、乾燥を連続して行うことのできるろ過・乾燥装置
およびろ過・乾燥方法に関するものであり、特に、ろ過
後に形成されたケーキの乾燥および破砕、乾燥物の排出
を効率よく行なうことができるろ過・乾燥装置、ろ過・
乾燥方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】食品、化学品、医薬品等の広い産業分野
では種々の物質の製造、生成等を行っている。特に、ス
ラリー状物質の生成を行う場合には、ろ過機においてス
ラリーをろ過してケーキを形成し、多くの場合はケーキ
洗浄を行い、不純物を除去後にケーキを乾燥して結晶や
粉粒状物質のような乾燥物を得ることが行われている
が、各操作毎にろ過槽や乾燥機等を各別に設けることは
設備費が嵩むものである。また、ろ過作業が終了したケ
ーキをろ過槽から乾燥機に移す場合には、その間にケー
キのロスを生ずることが多く、作業の手間もかかるもの
であった。
【0003】特に、高価な薬品の製造や空気に酸化され
やすい結晶を扱う場合、上記のようにろ過作業や乾燥作
業等を装置を異にして各別に行うことは製品全体の品質
並びに収率が下がり、時には結晶が破壊されて品位が落
ちる欠点を有していた。そこで、特公昭46−2220
1号によって開示されるように一台のろ過兼乾燥装置で
ろ過、乾燥作業を連続して行うことのできる装置が提供
されている。
【0004】特公昭46−22201号で示されるろ過
兼乾燥装置Aは、中部が円筒形、上下を円錐形とし、円
筒部内の下端にはろ過板2を取り付けるとともに底部中
央端にろ液排出口3を設ける。また、上面の開口1には
処理液仕込管10、製品取出口および中央に洗浄水噴出
管8を具えた蓋体9を取り付ける。そして、左右の管形
機軸6、7によって回転可能に支持されている円筒部機
体はジャケット5で取り巻かれて二重壁となっており、
ジャケット5内には熱水が供給される。
【0005】上記のろ過兼乾燥装置Aでろ過作業を行う
には、ろ過すべき水溶液を処理液仕込管10から円筒部
機内に送り、ろ過板2でろ過処理を行い、ろ液はろ液排
出口3を通して外部に排出する。ある時間経過後、ろ過
板2上にある程度の厚さのケーキ層が形成されると水溶
液の供給を停止するとともに排出口3を閉じ、ジャケッ
ト5内に加熱用の熱媒体として熱水を循環させつつ円筒
部を一定の方向に連続して回転させる。
【0006】円筒部内を減圧した状態で円筒部を加熱し
つつ管形機軸6、7を中心にして回転させれば、ろ過板
2上に形成されたケーキ層は円筒部内を上下あるいは回
転方向に循環移動し、ケーキ層は円筒部の内壁面にぶつ
かり、また、ケーキ相互の接触により徐々に乾燥されて
最終的に結晶あるいは粉粒状物質の乾燥物が生成され
る。必要な時間、乾燥処理を行った後、蓋体9を下向き
にして開口し、乾燥物を取り出す。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記する従来のろ過・
乾燥装置において、ろ過後のケーキを乾燥処理するため
にろ過兼乾燥装置Aを構成する円筒部を回転させるが、
単なる回転運動ではケーキは混ざり合うだけであり、充
分な破砕効果は得られないものであった。そこで、従
来、別な装置として円筒状機体を立設して固定し、機体
内に攪拌羽根を回転可能に設置したものが提供されてい
る。ろ過板で原液スラリーをろ過した後、攪拌羽根を水
平方向に回転させてケーキを破砕し、結晶あるいは粉粒
状物質として得られた乾燥物を排出するようにしてい
た。しかし、ろ過板と攪拌羽根とは離れた位置にあり、
ろ過板と攪拌羽根との間には空間が形成されているの
で、ろ過板に接している部分のケーキは破砕されること
なくそのまま残り、充分な破砕ができないものであっ
た。更に、上記空間内に残された乾燥物は、完全に排出
することができない問題点を有していた。
【0008】前記した円筒部機体はジャケット5により
覆われて二重壁構造となっており、ジャケット5上部か
ら熱媒体としての熱水を送り込むとともにジャケット5
内を一巡した熱水は外部に排出するようになっている。
しかし、円筒部機体とジャケット5間には単なる空間が
形成されているだけであり、熱水の進行流路がないの
で、ジャケット5の上部から供給された熱水はそのまま
流下して円筒部機体全面と均一に接することなく内管1
1を経て排出されることがあり、また、熱水流速の著し
い低下によりケーキ層の乾燥が効率よく行なえない事態
を生じていた。
【0009】また、従来の装置においては、ろ過後にろ
過板2に接しているケーキは、液分を有し、粘着性を有
しているので、円筒部の回転によってもろ過板2から剥
離されることがなく、そのまま乾燥されてろ過板2に付
着し、乾燥速度が小さくなるとともに目詰まりを生ずる
原因となっていた。
【0010】更には、乾燥が終わった後、蓋体9を下向
きにして開放し、乾燥物を排出するようにしてあるが、
乾燥物は自重により落下、排出するだけであるので、乾
燥物が円筒部の内壁面に付着したものは排出されず、材
料のロスを生じていた。
【0011】本発明は、上記する従来技術の問題点に鑑
み、ケーキと接することにより確実にケーキブロックの
破砕効率を高めることのできる攪拌機構を設けたろ過・
乾燥装置および方法を提供することを目的とするもので
ある。また、本発明は、ろ過・乾燥槽全体を平均して加
熱し、かつ、熱媒体の流速をある値以上に大きく確保し
てケーキの乾燥効率のよいろ過・乾燥装置および方法を
提供することを目的とするものである。更に、本発明
は、ろ過板上に付着したケーキを剥離し、形成された全
てのケーキの破砕を可能としたろ過・乾燥装置および方
法を提供することを目的とするものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記する目的を達成する
ために本発明装置は、原液スラリーのろ過、乾燥を連続
して行なうろ過・乾燥槽1は、円形胴部2の上下面を湾
曲面とした加圧あるいは減圧可能な密閉型容器3の外周
をジャケット4で被覆し、二重壁構造として二重壁空間
内には熱媒体を供給可能とするとともに容器3内はろ過
板5によりろ過室6と乾燥室7とに分割し、乾燥室7内
には回転可能な攪拌機構13を設置し、容器3の湾曲面
上には傾斜肩部に近く乾燥物の排出口19を設けたもの
である。
【0013】また、本発明装置は、原液スラリーのろ
過、乾燥を連続して行なうろ過・乾燥槽1は、円形胴部
2の上下面を湾曲面とした加圧あるいは減圧可能な密閉
型容器3の外周をジャケット4で被覆して二重壁構造と
し、二重壁空間内にはじゃま板25を設置して熱媒体を
回流可能とするとともに容器3内はろ過板5によりろ過
室6と乾燥室7とに分割し、乾燥室7内には回転可能な
攪拌機構13を設置し、容器3の湾曲面上には傾斜肩部
に近く乾燥物の排出口19を設けたものである。
【0014】更に、本発明装置は、原液スラリーのろ
過、乾燥を連続して行なうろ過・乾燥槽1は、円形胴部
2の上下面を湾曲面とした加圧あるいは減圧可能な密閉
型容器3の外周をジャケット4で被覆し、二重壁構造と
して二重壁空間内には熱媒体を回流可能とするとともに
容器3内はろ過板5を境として複数室36に分割したろ
過室6と乾燥室7とに分割し、乾燥室7内には回転可能
な攪拌機構13を設置し、容器3の湾曲面上には傾斜肩
部に近く乾燥物の排出口19を設けたものである。
【0015】更にまた、本発明装置は、原液スラリーの
ろ過、乾燥を連続して行なうろ過・乾燥槽1は、円形胴
部2の上下面を湾曲面とした加圧あるいは減圧可能な密
閉型容器3の外周をジャケット4で被覆して二重壁構造
とし、二重壁空間内には熱媒体を供給可能とするととも
に容器3内はろ過板5によりろ過室6と乾燥室7とに分
割し、乾燥室7内には回転可能な攪拌機構13を設置
し、容器3の湾曲面上には傾斜肩部に近く乾燥物の排出
口19を設けるとともにろ過板5上に形成されたケーキ
を剥離するためにろ過室6から乾燥室7に向けて圧力気
体を噴射する手段を設けたものである。
【0016】また、二重壁構造として加熱可能であり、
ろ過板5によってろ過室6と乾燥室7とに分離し、加圧
あるいは減圧可能な密閉型容器3内において原液スラリ
ーをろ過し、ブローバックによってろ過板6に付着した
ケーキを剥離し、攪拌機構13によりケーキを破砕する
ようにしたものである。
【0017】上記装置における攪拌機構13は、回転軸
15との連結基部から容器3の湾曲面肩部に向けて傾斜
状態とした破砕体16は、湾曲内面に接するとともに回
転方向に向けて後方へ傾斜した攪拌板17とからなり、
破砕体16と攪拌板17とは連結したものである。ま
た、ろ過・乾燥槽1は、ろ過・乾燥槽1とともに回転す
る検出アーム41をセンサー42が検知することにより
上下反転位置で停止可能としてある。
【0018】じゃま板25は、ろ過・乾燥槽1のろ過室
6および乾燥室7を囲む容器3とジャケット4との間に
設けたものであり、また、じゃま板25は、ろ過・乾燥
槽1の乾燥室7を囲む容器3とジャケット4との間に設
けたものである。そして、じゃま板25は、一枚の帯状
金属板を容器3の外周面に螺旋状に巻き回したものであ
り、更には、じゃま板25は、容器3の外周面に円形金
属板27を同心円状に配設するとともに各金属板27を
仕切り板28により仕切り、熱媒体は仕切り板28にお
いて金属板27間の流通路26を反転回流可能としたも
のである。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、図面に従って、本発明の実
施の形態を詳細に説明する。図1、図2は本発明ろ過・
乾燥装置の第一の実施形態を示すものであり、ろ過・乾
燥槽1は、円形胴部2の上下面を対称の湾曲面に形成し
た密閉可能な加圧あるいは減圧型の容器3の外周面をジ
ャケット4で覆った二重壁構造とするとともに容器3内
の下方にはろ過板5を設置し、容器3内はろ過室6と乾
燥室7とに分割した構造となっている。ろ過室6の内部
には、後記するようにろ過板5を支持する支持板が設け
られている。
【0020】常態では図1に示すように、ろ過室6が下
方に位置し、乾燥室7が上方に位置しているが、容器3
の両側に突設した回転軸8を架台9上に設けた軸受に回
転可能に軸支し、一方の回転軸8を図示しないモータに
ベルトやチェーン等を介して連結することにより、ろ過
・乾燥槽1全体は上下が逆転可能となっている。
【0021】図2に示すように、容器3の側面あるいは
上方位置には原液スラリーの供給口10を設けるととも
に底部中央にはろ液の排出口11を形成し、この排出口
11と図示しないろ液受槽とを排出管12により連結
し、ろ過板5でろ過されたろ液は真空吸引するか、また
は、容器3内を加圧状態に保つことにより排出するよう
になっている。尚、ろ液受槽は、真空ろ過では減圧さ
れ、加圧ろ過では大気圧に維持されるようになってい
る。供給口10は、図示しないスラリー槽に配管によっ
て連結してあり、ポンプ等によって原液スラリーが供給
口10を通して容器3内に送り込まれるようになってい
る。
【0022】また、図1に示すように、乾燥室7の上部
には攪拌機構13を設置し、この攪拌機構13は、ろ過
・乾燥槽1の中央上部に設置した減速機付きモータ14
によって一方向に回転駆動されるようになっている。攪
拌機構13は、回転軸15を中心にして放射3方向に突
設した破砕体16と攪拌板17とからなっている。図1
は攪拌機構13を下向きにして正面から見た状態であ
り、図3は攪拌機構13を上向きとして平面から見た状
態を示し、図4はその側面を示している。
【0023】棒状あるいは板状の破砕体16は、回転軸
15との連結基部から容器3の湾曲面肩部に向けて傾斜
状としてあり、湾曲面とは離れた位置にある。一方、攪
拌板17は、湾曲の内面にそって回転するよう回転軸1
5に突設してある。このため、図3、図4に示すよう
に、各攪拌板17の長さ方向にそった下端縁(図1の状
態では上側に位置する)17aは、矢印に示す回転方向
に向かって前方に位置して容器3の湾曲内面と近接して
おり、また、反対側の上端縁(図1の状態では下側に位
置する)17bは後方に位置し、全体として回転方向に
対し後方へ傾斜した状態となっている。
【0024】上記のように攪拌機構13は、破砕体16
と攪拌板17の2つのアームにわけることにより、粉砕
と、乾燥のための固形物の伝熱面上での流動の2つの機
能を効率的に行なえる。乾燥物の流動には攪拌板17は
なるべく伝熱面に近いことが必要であり、また、破砕の
ためには破砕体16が伝熱面から離れていることが必要
である。
【0025】そして、破砕体16と攪拌板17の先端
は、連結体18により一体的に連結してある。図示にお
いて連結体18は、ねじれた板状体となっているが、棒
状体であってもよい。破砕体16と攪拌板17とを連結
することにより、両者の強度およびたわみを小さくする
ことができる。尚、図面において破砕体16および攪拌
板17は3本の場合が示してあるが、2本以上であれば
本数を限定するものではなく、ろ過・乾燥槽1の処理能
力に応じて本数を選択すればよい。
【0026】図2において符号19は、容器3の湾曲し
た傾斜肩部に近く、攪拌機構13のモータ14との間に
設置した結晶あるいは粉粒状物質等の乾燥物の排出口で
あり、開閉用シリンダー20によって開閉され、乾燥物
を排出可能となっている。
【0027】ろ過・乾燥槽1の容器3とジャケット4と
の二重壁間には空間が形成されている。この空間内に
は、熱水、熱風、蒸気等の熱媒体が図示しない供給装置
から供給管21を通し、ジャケット4の上部に設けた供
給口22から供給可能となっており、空間内を一巡した
熱媒体はジャケット4の底部に設けた排出口23から排
出管24を通し、ポンプにより吸引して取り出される。
【0028】そして、容器3とジャケット4との空間内
にはじゅま板25を設けることにより、熱媒体は、供給
口22から排出口23に向けじゃま板25にそって空間
内を回流するようになっており、容器3の全面が平均し
て加熱される。
【0029】図5は、じゃま板25の一例を示すもので
あり、螺旋形状のものを使用することができる。即ち、
一枚の長形帯状の金属板を、金属板の長さ方向にそった
下側端面を容器3の外面に接するようにして立て、容器
3の湾曲上面から円形胴部2の側面および湾曲下面にそ
って螺旋状に巻き回し、じゃま板25の下側端面と容器
3とを溶接して固定する。
【0030】そして、じゃま板25の上面にジャッケト
4を被せて固定すればよく、容器3とジャケット4との
間にはじゃま板25の帯状幅間隔の空間が形成され、容
器3とジャケット4との間にはじゃま板25により連続
して螺旋状の流通路26が形成されることになる。供給
口22から空間内に熱媒体を供給すれば、熱媒体は矢印
に示すように螺旋状の流通路26を回流して排出口23
から排出される。従って、熱媒体は容器3の全面と接し
て加熱することになる。
【0031】図6は、じゃま板25の他の例を示すもの
であり、長さを異にする複数枚の金属板27を同心円状
に配設したものを使用することができる。即ち、長さを
異にする複数枚の帯状の金属板27を円形に形成し、最
も径の小さい金属板27aを容器3の湾曲上面の中央部
に置き、湾曲傾斜上面にそって径の大きい金属板27を
等間隔で順に配設する。そして、円形胴部2の外周には
同径の金属板27を等間隔に設置し、更に、円形胴部2
の下部から容器3の湾曲傾斜下面にかけては、湾曲上面
と対称に順に径が小さくなるように金属板27を同心円
状に配設する。
【0032】容器3の湾曲上面から円形胴部2および湾
曲下面にかけて各金属板27を仕切るように、金属板2
7と同じ高さを有する一枚の仕切り板28を設置し、各
金属板27の容器3に接する端面および仕切り板28の
端面を容器3に溶接して固定し、前記の場合と同じくじ
ゃま板25の上面にジャケット4を被せて固定すればよ
い。
【0033】各金属板27の一端は仕切り板28に固定
するが、金属板27の他端と仕切り板28との間には反
転流通路29を形成する。この反転流通路29は、仕切
り板28を介して隣設する金属板27毎に交互に形成し
ておけば、供給口22から供給された熱媒体は、矢印に
示すように最も内側に位置する金属板27aにそって流
通路26を回流し、仕切り板28にぶつかって反転流通
路29を通り、隣設する金属板27との流通路26に入
って前記とは逆方向に回流する。同様にして熱媒体は、
順次、仕切り板28において反転して金属板27間の流
通路26を通るので容器3全体は均等に加熱され、排出
口23から排出される。
【0034】尚、ジャケット4は、容器3の全面を覆う
ようにし、空間内全てにじゃま板25を設けた場合につ
いて説明したが、これに限定されるものではなく、乾燥
室7を囲む容器3の外周面にジャケット4を設け、その
空間内にじゃま板25を形成し、乾燥室7のみを加熱す
るようにしてもよい。この場合、排出口23は、ジャケ
ット4の下部に設けて前記の排出管24に接続すればよ
い。
【0035】第一実施形態の構成は上記の通りであり、
次に原液スラリーのろ過、乾燥作業について説明する。
ろ過・乾燥槽1の上部に向けたスラリー供給口10から
容器3内に原液スラリーを供給し、容器3内を加圧ある
いは減圧した状態でろ過処理を行い、ろ液はろ液排出口
11から排出管12を通して外部に放出する。尚、ろ液
は、排出管12のバルブ30を閉じ、バルブ31を開
き、配管を通して放出するようにしてもよい。
【0036】所定量の原液スラリーを供給した後、ある
いは、所定の時間ろ過処理を行なった後、原液スラリー
の供給を停止すればろ過板5上にはケーキ層が形成され
る。この状態で容器3とジャケット4との二重壁空間内
に熱媒体を供給し、かつ、容器3内を加圧あるいは減圧
した状態でろ過・乾燥槽1を回転軸8を中心にして上下
逆転させ、モータ14を真下の位置にすれば、ろ過板5
上に形成されたケーキは、攪拌機構13上に落下する。
【0037】ろ過・乾燥槽1を上下逆転した後、攪拌機
構13をモータ14によって回転させれば、ケーキは破
砕体16によって細かく砕かれる。破砕体16より下方
において容器3の湾曲面上に溜まったケーキは、攪拌板
17によって攪拌され、傾斜面によって掻き上げられる
ので上方で回転している破砕体16で破砕され、全ての
ケーキが破砕されることになる。尚、乾燥工程に先立っ
てスラリー供給口10から洗浄水を噴射してケーキの洗
浄を行い、不純物を洗い流すようにしてもよい。
【0038】乾燥しつつ攪拌機構13によってケーキを
破砕し、結晶や粉粒状物質等の乾燥物を生成した後、ろ
過・乾燥槽1を回転軸8を中心にして図7に示すよう
に、乾燥物排出口19が真下になるように位置を調節す
る。従って、ろ過・乾燥槽1全体が傾斜した状態とな
る。前記の開閉用シリンダー20内には開閉弁32があ
り、この開閉弁32が容器3に形成した排出孔33を開
閉するようになっている。
【0039】シリンダー20の操作により排出孔33を
開けば、容器3内の乾燥物が排出される。排出孔33は
湾曲面の肩部に近い位置にあるので、乾燥物はこの部分
に集まり、全ての乾燥物の排出が可能である。尚、乾燥
物の排出中、攪拌機構13を回転させ、ろ過・乾燥槽1
全体に微振動を与えれば、ろ過板5や容器3の内壁面に
付着していた乾燥物は落下して排出孔33の周辺に集ま
り、排出をより効果的に行なうことができる。
【0040】ケーキの破砕作業は、ろ過・乾燥槽1を上
下逆転させた状態で行なう場合を説明したが、ろ過・乾
燥槽1が図7の傾斜状態のままでケーキの破砕を行なう
ようにしてもよい。全ての乾燥物の排出が終了したらろ
過・乾燥槽1を図1の常態位置に戻し、再び原液スラリ
ーのろ過、乾燥処理を行なう。
【0041】図9、図10は、本発明の第二の実施形態
を示すものであり、前記の実施形態と同じ部分は同じ符
号を使用している。この実施形態においては、ろ過・乾
燥槽1全体の構造は前記の実施形態と同じであるが、ろ
過室6から乾燥室7に向けて空気のような圧力気体を噴
射するブローバック手段を設けたことに特徴を有してい
る。
【0042】このため、前記のろ過室6内には複数枚の
支持板34が設置してある。この支持板34は、積層し
たケーキの加重に対してろ過板5を下方から支持すると
ともにブローバックの際に噴射した気体の圧力からろ過
板5を保持し、かつ、気体の噴射方向の案内を兼ねてい
る。
【0043】図9は、ブローバックのためのろ過室6の
一例を示すものであり、格子状に組み合わせた支持板3
4の側面および底面をろ過室6内に溶接によって固定
し、ろ過室6内を複数に分割する。そして、格子状支持
板34の交差した下部は円形あるいは方形状に切り欠い
て連絡流路35を形成し、この連絡流路35を通して各
分割室36間にろ液や圧力気体等が流通可能となってい
る。
【0044】前記したようにろ過室6の中央底部に設け
た排出口11は、ろ過後のろ液を排出するとともにブロ
ーバックのための圧力気体の圧入口を兼ねており、排出
口兼圧入口11の上方に位置する支持板34の下端面に
は円形あるいは方形状の切り欠きを設けて拡散用空間3
7が形成してある。
【0045】図10は、ろ過室6の他の例を示すもので
あり、格子状支持板34によって区画された各分割室3
6に面してろ過室6の底部にはそれぞれ排出口兼圧入口
11を設け、各圧入口11は分岐管38によって連結
し、一本の排出管12に接続したものである。従って、
格子状支持板34の下端面はろ過室6の底面に固定状態
となっており、各分割室36は遮断されて独立した状態
となっている。このようにすれば、図9の場合と比較し
て圧力気体の量を少なくすることができる。
【0046】この実施形態は上記の通りであり、次にブ
ローバックについて説明する。尚、ろ過室6はろ過板5
を介して乾燥室7に密に連結され、原液スラリーをろ過
したろ液は、図9の場合には分割室36から連絡流路3
5を通り、排出口11から排出管12に案内されて排出
される。図10示す場合は、ろ液は各分割室36の排出
口11から分岐管38を通り、排出管12から排出され
る。
【0047】ろ過後のケーキは、ろ過・乾燥槽1を逆転
させ、容器3を加熱しつつ攪拌機構13によりケーキを
破砕することは前記の実施形態と同じであるが、この実
施形態においては、ろ過・乾燥槽1を逆転させた状態で
上方に位置するろ過室6から下方の乾燥室7に向けて下
向きに圧力気体を噴射する。即ち、前記のろ液排出口1
1および排出管12を利用して気体を噴射させるもので
あり、排出管12は図示しない気体圧送装置に接続して
おく。
【0048】図9に示すろ過室6の場合、排出口(気体
圧入口)11からろ過室6内に圧力気体を噴射させれ
ば、気体は、拡散用空間37から連絡流路35を通して
各室36内に分散し、ろ過板5の全面を通して乾燥室7
内に噴射される。図10に示すろ過室6の場合には、排
出管12から分岐管37を通して各気体圧入口11から
気体を噴射すれば、各室36からろ過板5に対して気体
が噴射されることになる。尚、気体の噴射に際して容器
3内は減圧した状態となっている。即ち、容器3から気
体が排出できる状態となっている。
【0049】このようにろ過板5の裏面側(ケーキ付着
面とは反対面)から圧力気体を噴射すれば(ブローバッ
ク)、ろ過板5に付着しているケーキは剥離して攪拌機
構13上に落下することになる。
【0050】圧力気体はバルブ31を通して圧入するよ
うにしてもよい。即ち、バルブ31を配管を通して気体
圧送装置に接続し、排出管12側のバルブ30を閉じ、
バルブ31を開いて気体圧入口11からろ過室6内に気
体を噴射させればよい。尚、ろ過室6と乾燥室7とを上
下に逆転させて気体を噴射させる場合について説明した
が、これに限定されるものではなく、図1の状態で下方
のろ過室6から上方の乾燥室7に向けて気体を噴射させ
るようにしてもよい。
【0051】上記する第二の実施形態において、ろ過板
5には圧力気体の噴射圧がかかるので、ろ過板5を堅牢
なものとする必要がある。図11は、堅牢性を有するろ
過板5の一例を示し、金属性のろ過用支持板39の上面
にろ布40を設けたものであり、ろ過室6と乾燥室7と
の間に設置する。ろ過室6から乾燥室7に向けて圧力気
体を噴射すれば、気体は支持板39およびろ布40を通
して乾燥室7内に圧入されるが、ろ布40は支持板39
で支持されているので、噴射圧によって持ち上げられる
ことがなく、安定状態を維持することができる。
【0052】前記した各実施形態において、ジャケット
4は容器3の全面を覆う場合について説明したが、ろ過
・乾燥槽1は、ろ過板5を境として上下に分割可能とし
たものがある。これは、ろ過室6や乾燥室7内の保守点
検、ろ過板5の洗浄、交換等のためである。このため、
容器3は、ろ過板5の部分を境として上下に分離し、か
つ、密に連結するようにしてある。
【0053】従って、ジャケット4も連結部を境界とし
て上下に分離してあり、乾燥室7およびろ過室6を囲む
ジャケット4にもそれぞれ供給管21、供給口22およ
び排出口23が独立して設けてある。そして、各排出口
23は一本の排出管24に接続しておく。
【0054】上記する各実施形態において、ケーキを乾
燥する際、ろ過・乾燥槽1を上下に反転させて停止する
ようになっている。この回転、停止のために回転軸8に
は検出アーム41を設け、架台9の側面にはセンサー4
2を設置しておく。検出アーム41は、常態では垂直上
方を向いており、ろ過・乾燥槽1とともに回転するよう
になっている。従って、ケーキを乾燥するために、図1
の常態位置からろ過・乾燥槽1を一方向に回転させれ
ば、検出アーム41も同じ方向に回転し、センサー42
が検出アーム41を検知するとろ過・乾燥槽1の回転駆
動モータに停止信号を送り、ろ過・乾燥槽1が上下に反
転した位置で停止させる。
【0055】尚、検出アーム41の回転方向にそって2
個のセンサー42を設置し、最初のセンサー42が検出
アーム41を検知した時、モータに停止信号を送り、次
のセンサー42が検出アーム41を検知した時にろ過・
乾燥槽1を停止させるようにしてもよい。
【0056】また、検出アーム41とは反対側に検出ア
ーム43を突設しておけば、乾燥物を排出した後、モー
タによってろ過・乾燥槽1を復帰方向へ回転させること
によりセンサー42が検出アーム43を検知し、ろ過・
乾燥槽1は図1の状態で停止することになる。
【0057】上記する各実施形態において、容器3には
洗浄パイプ44が付設してある。この洗浄パイプ44か
ら容器3内に洗浄水が噴射可能となっており、乾燥処理
する前のケーキを洗浄したり、あるいは、乾燥物を排出
した後、ろ過・乾燥槽1を図1の常態位置に復帰し、容
器3内面や攪拌機構13およびろ過板5等の洗浄を行な
う。尚、洗浄水は排出口11から排出すればよい。
【0058】
【発明の効果】以上、説明した本発明によれば、原液ス
ラリーをろ過後、ろ過・乾燥槽1を上下に逆転させてろ
過板5上に形成されたケーキを乾燥処理するに際し、円
形胴部2の上下を湾曲面に形成した容器3の外周をジャ
ケット4により覆って熱媒体の流通空間を形成し、この
空間内にはじゃま板25を設け、容器3とジャケット4
およびじゃま板25により形成される流通路26内に熱
媒体を回流させれば、容器3の外周面全面は均等に加熱
されるのでケーキは均一に加熱され、熱媒体の流速をあ
る値以上に大きく確保することにより乾燥効率がよいも
のである。
【0059】じゃま板25は、容器3の外周面にそって
一枚の長形な帯状金属板を螺旋状に巻き回して形成すれ
ば、熱媒体は螺旋流通路26にそって回流しつつ容器3
を平均して加熱することになる。また、じゃま板25
は、容器3の外周面にそって複数枚の金属板27を同心
円状に配設するとともに各金属板27を一枚の仕切り板
28によって仕切り、熱媒体をを仕切り板28で反転し
つつ金属板27間の流通路26に回流させることにより
容器3を平均して加熱することができる。特に、乾燥室
7を囲むようにジャケット4を設け、その間にじゃま板
25を設けるようにすれば、熱媒体の使用量を少なくし
て効率のよい乾燥処理が可能である。
【0060】また、乾燥室7内に攪拌機構13を設置
し、ろ過後のケーキを乾燥する際、ろ過・乾燥槽1を上
下逆転して停止し、ケーキを落下させて攪拌機構13を
回転させれば、ケーキは破砕体16によって破砕され、
湾曲面上に溜まったケーキは攪拌板17によって上方に
掻き上げられて破砕体16により破砕されるので短時間
で効率よく乾燥物を生成することができる。
【0061】更に、本発明においては、ブローバック手
段によりろ過室6から乾燥室7に向けて圧力気体を噴射
することができるので、ろ過板5に付着しているケーキ
を剥離することができるので、全てのケーキを破砕可能
であり、材料のロスを生ずることがなく、かつ、ろ過板
5は目詰まりを生ずることがない。
【0062】更にまた、センサー42がろ過・乾燥槽1
とともに回転する検出アーム41を検知することによ
り、ろ過・乾燥槽1を上下に反転させた位置で確実に停
止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明ろ過・乾燥装置の第一の実施形態を示す
一部を断面とした正面図である。
【図2】本発明ろ過・乾燥装置の第一の実施形態を示す
側面図である。
【図3】攪拌機構の平面図である。
【図4】攪拌機構の側面図である。
【図5】じゃま板の一例を示す平面図である。
【図6】じゃま板の他の例を示す平面図である。
【図7】乾燥物排出状態を示すろ過・乾燥槽の正面図で
ある。
【図8】乾燥物排出状態を示すろ過・乾燥槽の要部の断
面図である。
【図9】本発明ろ過・乾燥装置の第二の実施形態を示す
ろ過室の一例を示す斜視図である。
【図10】本発明ろ過・乾燥装置の第二の実施形態を示
すろ過室の他の例を示す斜視図である。
【図11】ろ過板の他の例を示す断面図である。
【符号の説明】
1 ろ過・乾燥槽 2 円形胴部 3 容器 4 ジャケット 5 ろ過板 6 ろ過室 7 乾燥室 8 回転軸 9 架台 10 スラリー供給口 11 ろ液排出口 12 ろ液排出管 13 攪拌機構 14 モータ 15 回転軸 16 破砕体 17 攪拌板 18 連結板 19 乾燥物排出口 20 開閉用シリンダー 21 熱媒体供給管 22 熱媒体供給口 23 熱媒体排出口 24 熱媒体排出管 25 じゃま板 26 流通路 27 金属板 28 仕切り板 29 反転流通路 30 バルブ 31 バルブ 32 開閉弁 33 乾燥物流出孔 34 格子状支持板 35 連絡流路 36 分割室 37 拡散用空間 38 分岐管 39 ろ過用支持板 40 ろ布 41 検出アーム 42 センサー 43 検出アーム 44 洗浄パイプ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI B01D 29/90 B02C 13/18 Z 29/94 21/00 A 35/30 F26B 3/24 36/00 11/14 B02C 13/18 23/10 Z 21/00 25/16 F26B 3/24 B01D 29/04 510E 11/14 520A 23/10 530D 25/16 29/38 540 29/42 501A 520 (72)発明者 岩崎 修二 東京都中央区佃2丁目17番15号 月島機 械株式会社内 (56)参考文献 特開 平2−187102(JP,A) 特開2002−45614(JP,A) 特公 昭46−22201(JP,B1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B01D 35/18 B01D 29/00 B01D 29/01 B01D 29/66 B01D 29/90 B01D 29/94 B01D 35/30

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原液スラリーのろ過、乾燥を連続して行
    うろ過・乾燥槽1は、円形胴部2の上下面を湾曲面とし
    た加圧あるいは減圧可能な密閉型容器3の外周をジャケ
    ット4で被覆して二重壁構造とし、二重壁空間内には熱
    媒体を供給可能とするとともに容器3内はろ過板5によ
    りろ過室6と乾燥室7とに分割し、乾燥室7内には、回
    転軸15との連結基部から容器3の湾曲面肩部に向けて
    傾斜状態とした破砕体16および湾曲内面に近接すると
    ともに回転方向に向けて後方へ傾斜した攪拌板17とか
    らなる攪拌機構13を設置し、容器3の湾曲上面には傾
    斜肩部に近く乾燥物の排出口19を設けたことを特徴と
    するろ過・乾燥装置。
  2. 【請求項2】 原液スラリーのろ過、乾燥を連続して行
    うろ過・乾燥槽1は、円形胴部2の上下面を湾曲面とし
    た加圧あるいは減圧可能な密閉型容器3の外周をジャケ
    ット4で被覆して二重壁構造とし、二重壁空間内にはじ
    ゃま板25を設置して熱媒体を回流可能とするとともに
    容器3内はろ過板5によりろ過室6と乾燥室7とに分割
    し、乾燥室7内には、回転軸15との連結基部から容器
    3の湾曲面肩部に向けて傾斜状態とした破砕体16と湾
    曲内面に近接するとともに回転方向に向けて後方へ傾斜
    した攪拌板17とからなる攪拌機構13を設置し、容器
    3の湾曲上面には傾斜肩部に近く乾燥物の排出口19を
    設けたことを特徴とするろ過・乾燥装置。
  3. 【請求項3】 原液スラリーのろ過、乾燥を連続して行
    うろ過・乾燥槽1は、円形胴部2の上下面を湾曲面とし
    た加圧あるいは減圧可能な密閉型容器3の外周をジャケ
    ット4で被覆して二重壁構造とし、二重壁空間内にはじ
    ゃま板25を設置して熱媒体を回流可能とするとともに
    容器3内はろ過板5によりろ過室6と乾燥室7とに分割
    し、ろ過室6はろ液や圧力気体が流通可能な複数室36
    に分割するとともに乾燥室7内には、回転軸15との連
    結基部から容器3の湾曲面肩部に向けて傾斜状態とした
    破砕体16と湾曲内面に近接するとともに回転方向に向
    けて後方へ傾斜した攪拌板17とからなる攪拌機構13
    を設置し、容器3の湾曲上面には傾斜肩部に近く乾燥物
    の排出口19を設けたことを特徴とするろ過・乾燥装
    置。
  4. 【請求項4】 原液スラリーのろ過、乾燥を連続して行
    うろ過・乾燥槽1は、円形胴部2の上下面を湾曲面とし
    た加圧あるいは減圧可能な密閉型容器3の外周をジャケ
    ット4で被覆して二重壁構造とし、二重壁空間内には熱
    媒体を供給可能とするとともに容器3内はろ過板5によ
    りろ過室6と乾燥室7とに分割し、乾燥室7内には、回
    転軸15との連結基部から容器3の湾曲面肩部に向けて
    傾斜状態とした破砕体16と湾曲内面に近接するととも
    に回転方向に向けて後方へ傾斜した攪拌板17とからな
    る攪拌機構13を設置し、容器3の湾曲上面には傾斜肩
    部に近く乾燥物の排出口19を設けるとともにろ過板5
    上に形成されたケーキを剥離するためにろ過室6から乾
    燥室7に向けて圧力気体を噴射する手段を設けたことを
    特徴とするろ過・乾燥装置。
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