JP3455733B2 - 屋根材取付構造 - Google Patents

屋根材取付構造

Info

Publication number
JP3455733B2
JP3455733B2 JP2001058609A JP2001058609A JP3455733B2 JP 3455733 B2 JP3455733 B2 JP 3455733B2 JP 2001058609 A JP2001058609 A JP 2001058609A JP 2001058609 A JP2001058609 A JP 2001058609A JP 3455733 B2 JP3455733 B2 JP 3455733B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
washer
packing
fixture
roof
peripheral edge
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2001058609A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2002256659A (ja
Inventor
大二郎 岩下
良典 田中
治男 志村
喜久雄 坂本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Works Ltd filed Critical Matsushita Electric Works Ltd
Priority to JP2001058609A priority Critical patent/JP3455733B2/ja
Publication of JP2002256659A publication Critical patent/JP2002256659A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3455733B2 publication Critical patent/JP3455733B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Roof Covering Using Slabs Or Stiff Sheets (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、屋根材を屋根下地
に取り付けた屋根材取付構造に関する発明である。
【0002】
【従来の技術】従来から、図7に示すように、屋根下地
(図示せず)の上に屋根材Aを葺いて屋根材Aの上から
屋根材Aを貫通してくぎ等の固定具1を屋根下地に打入
し、固定具1の頭部1aと屋根材Aの間にワッシャ2と
パッキン3とをワッシャ2が上になるように介装し、屋
根材Aを屋根下地の上に取り付けていた。このような屋
根材取付構造においては、屋根材Aを貫通して屋根下地
に打入した固定具1の頭部1aがワッシャ2を通じてパ
ッキン3を圧縮させ、上記圧縮されて弾性変形したパッ
キン3が固定具1,ワッシャ2及び屋根材Aに圧接する
ものであり、この屋根材取付構造に防水性を備えさせて
いた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、微視的には、
固定具1、ワッシャ2、パッキン3及び屋根材Aの間に
は隙間Sが生じてしまうことも多く、上記部材間の微少
な隙間Sから雨水W等の浸入を許して屋根下地(屋内
側)に水漏れをさせてしまい、屋根下地等の劣化を招い
てしまうといった問題があった。
【0004】本発明は上記の点に鑑みてなされたもので
あり、固定具、ワッシャ、パッキン及び屋根材の間の微
少な隙間をなくして屋根下地(屋内側)への水漏れを防
止した屋根材取付構造を提供することを課題とするもの
である。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明の請求項1に係る屋根材取付構造は、屋根下地
Bの上に屋根材Aを葺いて屋根材Aの上から屋根材Aを
貫通させてくぎ等の固定具1を屋根下地Bに打入し、固
定具1の頭部1aと屋根材Aの間にワッシャ2とパッキ
ン3とをワッシャ2が上になるように介装してなる屋根
材取付構造において、ワッシャ2の内周縁に亘って上記
固定具1の頭部1a側に立ち上がる水返し部4を設け、
固定具1の頭部1aの下面にワッシャ2に対して反対側
に凹設した収納凹所5に上記水返し部4を収納し、ワッ
シャ2の上面の内周縁と外周縁との間にワッシャ2の全
周に亘るような環形状で且つパッキン側に突出した環状
突条部11を設けたことを特徴とする。これにより、ワ
ッシャ2の内周縁に亘って上記固定具1の頭部1a側に
立ち上がる水返し部4を設けたことから、ワッシャ2と
固定具1の頭部1aとの間にワッシャ2の上面に沿って
雨水等が浸入した際にも上記水返し部4により上記雨水
を撥ね返すことができ、また、固定具1の頭部1aの下
面にワッシャ2に対して反対側に凹設した収納凹所5に
上記水返し部4を収納したことから、屋根材取付構造の
防水性を向上させる水返し部4をワッシャ2に設けても
上記屋根材取付構造の収まりを良くでき、また、ワッシ
ャ2の環状突条部11がパッキン3に食い込むことでパ
ッキン3を屋根材Aやワッシャ2に局所的に強く押し付
けて密着させることができる。
【0006】
【0007】また、請求項2に係る屋根材取付構造は、
請求項1において、パッキン3の上面のうちパッキン3
の内周縁にワッシャ側に突出した突条部7を形成し、上
記突条部7をワッシャ2の内周縁と固定具1との間に圧
入させたことを特徴とする。これにより、ワッシャ2の
内周縁と固定具1との間に圧入される突条部7をパッキ
ン3に設けたことで、ワッシャ2の内周縁においてパッ
キン3とワッシャ2及び固定具1との密着を図ることが
でき、たとえ、ワッシャ2の水返し部4を乗り越えてワ
ッシャ2の内周縁と固定具1との間に雨水等が浸入した
としても上記突条部7により屋根材A及び屋根下地Bへ
の固定具1を伝っての雨水の浸入を防止できる。
【0008】また、請求項3に係る屋根材取付構造は、
請求項1において、ワッシャ2の外周縁からパッキン3
の外周面の全周を被覆するような垂下部6を延出し、上
記垂下部6の下縁を屋根材Aの表面に圧接したことを特
徴とする。これにより、上記ワッシャ2の垂下部6がパ
ッキン3の外周面の全周を被覆することでパッキン3を
外部に露出させないようにすることができ、また、上記
ワッシャ2の垂下部6の下縁を屋根材Aの表面に圧接し
たことでパッキン3の屋根材Aへの密着に加えてワッシ
ャ2も屋根材Aに密着させることができる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明を添付図面に示す実
施形態に基づいて説明する。
【0010】図1乃至図6に本発明の実施の形態の例を
示す。屋根材取付構造は、屋根下地Bの上に葺いた屋根
材Aを上記屋根下地Bに取り付ける際に、屋根材Aの上
から屋根材Aを貫通してくぎ等の固定具1を屋根下地B
に打入し、上記屋根下地Bに打入した固定具1の頭部1
aと屋根材Aの間にワッシャ2とパッキン3をワッシャ
2が上になるように挟み込ませた構成を有するものであ
る。つまり、屋根下地Bに打入した固定具1の頭部1a
がワッシャ2とパッキン3とを屋根材Aに押し付けてパ
ッキン3を各部材(固定具1,ワッシャ2,屋根材A)
に弾接させ、屋根下地Bに防水性を備えて屋根材Aを取
り付けた屋根材取付構造である。以下、構成部品につき
詳述する。
【0011】固定具1は、図3に示すように、その頭部
1aの下面に軸芯1bの周縁の全周に亘るような環状で
且つ上方に凹となるような収納凹所5が設けられてい
る。そして、上記頭部1aの下面の外周縁部分にはその
外周縁全周に亘るように下方に突出した押圧部13を設
けている。なお、本例では固定具1にはくぎが用いられ
ているものであるが、固定具1としては上記くぎに限定
されるものでなく、頭部1aの上面にドライバや六角レ
ンチ等の工具が挿入される十字溝や六角溝が設けられた
ビスやボルトでも代用できるものである。
【0012】ワッシャ2は、図4に示すような円環板状
の金属板から構成され、この金属板を下記の記す特定の
形状に屈曲させて形成したものである。上記固定具1が
挿入されるワッシャ2の内周縁には上記内周縁の全周に
亘って上方に向って屈曲させた水返し部4を設けてい
る。更に言うと、本例の水返し部4は上記固定具1の収
納凹所5に沿う形状になっているものである。また、ワ
ッシャ2の外周縁には上記外周縁の全周に亘って下方に
向って屈曲させた垂下部6を設けている。また、ワッシ
ャ2の内周縁と外周縁との間には、ワッシャ2の全周に
亘るような環形状で且つ下方に(パッキン側に)突出し
た環状突条部11を設けている。なお、本例では環状突
条部11は金属板であるワッシャ2を屈曲させて形成し
ており、上記環状突条部11の反対側のワッシャ2の上
面には下方に凹んだ環状凹条部12が形成されている。
【0013】パッキン3は、図5に示すように、中央に
上下への貫通孔15を有した円環柱状の弾性体である。
この貫通孔15には固定具1が挿通される。ここで、パ
ッキン3の上下高さにおいては少なくともワッシャ2の
垂下部6の上下高さよりも高い上下高さに設定してあ
り、パッキン3の外周縁の径においては少なくともワッ
シャ2の外周縁の径の長さよりも短い長さに設定してあ
る。また、パッキン3の上面のうちパッキン3の内周縁
近傍には上方に(ワッシャ側に)突出した突条部7を一
体に形成している。
【0014】このような構成部品を用いた屋根材取付構
造は、上述したように、固定具1を屋根材Aに貫通させ
ると共に屋根下地Bに打設し、屋根下地Bに固定させた
屋根材Aと固定具1の頭部1aとの間にワッシャ2及び
パッキン3を介装させて構成されるものである。このと
き、上記屋根下地Bに打入した固定具1においては、図
1に示すように、その頭部1aと屋根材Aとの間にワッ
シャ2とパッキン3とをワッシャ2が上になるように介
装させているものであり、固定具1の頭部1aの下面が
上記ワッシャ2及びパッキン3を屋根材Aに強く押し付
けている。以下、屋根材取付構造につき詳述する。
【0015】固定具1の頭部1aの下面とワッシャ2の
間では、ワッシャ2の水返し部4がワッシャ2の内周縁
に挿通した固定具1の軸芯1bから頭部1aに沿うよう
にワッシャ2の上面よりも上方に立ち上がって位置する
と共に固定具1の頭部1aの収納凹所5に収納されい
る。また、固定具1の押圧部13がワッシャ2の上面の
環状凹条部12に嵌り込んで位置すると共にワッシャ2
を下方に押圧している。
【0016】これにより、雨水等がワッシャ2の上面に
沿ってワッシャ2と固定具1の頭部1aとの間に浸入し
た際にも上記水返し部4により上記雨水を撥ね返すこと
ができ、ワッシャ2の内周縁と固定具1との隙間への雨
水等の浸入を防止できるものである。ここでは、屋根材
取付構造の防水性、特に、固定具1とワッシャ2との間
の防水性を向上させているものである。また、固定具1
の頭部1aの収納凹所5に上記水返し部4を収納したこ
とから、屋根材取付構造の防水性を向上させる水返し部
4をワッシャ2に設けても上記屋根材取付構造の収まり
を良くしているものである。更に言うと、本例の水返し
部4は上記固定具1の収納凹所5に沿う形状になってい
ることから、収納凹所5に収納された水返し部4は収納
凹所5に沿う形で当接しているものであって、固定具1
とワッシャ2との間の防水性の更なる向上が図られてい
るものである。また、固定具1の押圧部13がワッシャ
2の上面の環状凹条部12に嵌り込みワッシャ2を押圧
していることから、雨水等がワッシャ2の上面に沿って
ワッシャ2の外周縁からワッシャ2と固定具1の頭部1
aとの間に浸入することを防いでいるものである。つま
り、この部分でも固定具1とワッシャ2との間の防水性
の向上が図られているものである。
【0017】また、ワッシャ2とパッキン3との間で
は、ワッシャ2がパッキン3を下方に押し付けるもので
あってパッキン3に弾性変形を促しているものである
が、特に、ワッシャ2の環状突条部11はパッキン3に
食い込む形でパッキン3に局所的に強い押圧力を加えて
いるものである。これにより、ワッシャ2の環状突条部
11が食い込んだパッキン3の部位は屋根材A及びワッ
シャ2に局所的に強く押し付けられて密着させることが
できるものであり、屋根材取付構造の防水性、特に、パ
ッキン3とワッシャ2及び屋根材Aとの防水性の向上が
大幅に図られているものである。また、ワッシャ2によ
りパッキン3が押圧されて弾性変形をした際には、固定
具1が挿通するパッキン3の内周縁近傍にある突条部7
は、ワッシャ2の内周縁とワッシャ2の内周縁に挿通し
た固定具1との隙間に圧入されるものであって、つま
り、ワッシャ2の内周縁においてパッキン3とワッシャ
2及び固定具1とが密着するものであり、例え、ワッシ
ャ2の水返し部4を乗り越えてワッシャ2の内周縁と固
定具1との間に雨水等が浸入したとしても上記突条部7
により固定具1を伝っての雨水等の屋内側への浸入を防
止するものであって、屋根材取付構造の防水性、特に、
パッキン3とワッシャ2及び固定具1との防水性が大幅
に向上しているものである。
【0018】また、ワッシャ2の垂下部6は、このと
き、パッキン3の外周面の全周を被覆するようにして垂
下部6の下縁が屋根材Aの表面に圧接されている。これ
により、ワッシャ2の垂下部6によってパッキン3を外
部に露出させないようにすることができるものであっ
て、パッキン3の耐用性を向上させることができ、ま
た、上記ワッシャ2の垂下部6の下縁と屋根材Aの表面
との圧接により、上記圧接部分からパッキン3側には雨
水等は浸入しにくいものであり、屋根材取付構造の防水
性、特に、ワッシャ2と屋根材Aとの防水性の向上が図
られているものである。
【0019】このように本例の屋根材取付構造において
は、固定具1,ワッシャ2,屋根材Aのそれぞれにパッ
キン3を密着させ、固定具1,ワッシャ2,屋根材Aの
間に微少な隙間も生じさせない充分な防水構造を有して
いることから、従来技術に比べて大幅に防水性が向上し
ているものである。
【0020】ここで、図6には、屋根下地Bに葺いた複
数の屋根材Aのうち、隣接した屋根材Aの隣接端部を上
下に重ね合わせて配置し、重ね合わせた屋根材Aの隣接
端部の対向面間に樹脂等で形成した粘着テープ14を介
在させて上記屋根材A同士を貼着し、上記屋根材Aが接
着した部分に固定具1を貫通させた屋根材取付構造を示
す。ここで、上記固定具1においては粘着テープ14を
貫通して屋根下地Bに打入しているものである。また、
上記粘着テープ14は重ね合わせた屋根材Aを貼着させ
るものであるが、重ね合わせた屋根材Aの対向面間に浸
入した雨水等を撥ね返して雨水等の屋根下地B(屋内
側)への水漏れを防ぐといった機能も併せ持つものであ
る。そして、上記粘着テープ14は屋根材Aにより上下
から挟持されたり固定具1が貫通したことによって弾性
変形が生じているものであるが、この弾性変形した粘着
テープ14は粘着テープ14を貫通した固定具1に弾接
されるものであり、固定具1と粘着テープ14との間で
の防水性の向上が図られているものである。つまり、粘
着テープ14はパッキン3同様の働きをもするものであ
って、固定具1を伝っての雨水等の屋内側への浸入を防
止することができ、屋根材取付構造の防水性の向上が図
られているものである。なお、本例の粘着テープ14
は、製造した屋根材Aの隣接端部の裏面にあらかじめ貼
着され、離型紙等で被覆してあるものであり、現場施工
で重ね合わせた一方の屋根材Aの粘着テープ14の離型
紙等を剥がして重ね合わせた屋根材A同士を貼着してい
るものである。このようにすると、屋根材Aを屋根下地
Bに葺くことが施工性よく行うことができるものであ
る。
【0021】また、屋根材Aには屋根材Aに降った雨水
を効率良く集水・流下させるための排水溝16が形成さ
れており(本例では、上記排水溝16は断面波型状の屋
根材Aの下方への凹曲面を有した部分に相当する)、屋
根材Aの上記排水溝16でない部分(本例では、断面波
型状の屋根材Aの上方への凸曲面を有した部分に相当す
る)において、隣接する屋根材A同士の上記粘着テープ
14を用いての連結が行われると共に固定具1等を用い
ての屋根材Aの屋根下地Bへの固定が行われるものであ
る。これにより、重ね合わせた屋根材Aの対向面間に雨
水等が浸入しにくい構造にできると共に、固定具1等を
用いての屋根材Aの屋根下地Bへの取付部分に雨水等が
浸りにくい構造にできることで、固定具1を伝っての雨
水等の屋内側への浸入を起きにくくすることができるも
のである。
【0022】
【発明の効果】本発明の請求項1記載の屋根材取付構造
にあっては、叙述したように、ワッシャの内周縁に亘っ
て上記固定具の頭部側に立ち上がる水返し部を設けたの
で、ワッシャと固定具の頭部との間に雨水等がワッシャ
の上面に沿って浸入した際にも上記水返し部が上記雨水
等を撥ね返すものであって、ワッシャの内周縁と固定具
との隙間への雨水等の浸入を防止できるものであり、屋
根材取付構造の防水性、特に、固定具とワッシャとの間
の防水性が向上し、屋根材から屋根下地への水漏れを防
止できるものであり、また、固定具の頭部の下面にワッ
シャに対して反対側に凹設した収納凹所に上記水返し部
を収納したので、屋根材取付構造の防水性を向上させる
水返し部をワッシャに設けても上記屋根材取付構造の収
まりを良くできるものであり、外観の向上が図られるも
のであり、更に、ワッシャの上面の内周縁と外周縁との
間にワッシャの全周に亘るような環形状で且つパッキン
側に突出した環状突条部を設けたので、ワッシャの環状
突条部がパッキンに食い込むことでパッキンを屋根材や
ワッシャに局所的に強く押し付けて密着させることがで
きて、屋根材取付構造の防水性、特に、パッキンとワッ
シャ及び屋根材との防水性の向上を図ることができるも
のである。
【0023】
【0024】また、請求項2記載の屋根材取付構造にあ
っては、請求項1の効果に加えて、パッキンの上面のう
ちパッキンの内周縁にワッシャ側に突出した突条部を形
成し、上記突条部をワッシャの内周縁と固定具との間に
圧入させたので、上記突条部がワッシャの内周縁におい
てパッキンとワッシャ及び固定具との密着し、たとえ
ワッシャの水返し部を乗り越えてワッシャの内周縁と固
定具との間に雨水等が浸入したとしても上記突条部によ
り屋根材及び屋根下地への固定具を伝っての雨水の浸入
を防止できるものであって、屋根材取付構造の防水性、
特に、パッキンとワッシャ及び固定具との防水性の向上
を図ることができるものである。
【0025】また、請求項3記載の屋根材取付構造にあ
っては、請求項1の効果に加えて、ワッシャの外周縁か
らパッキンの外周面の全周を被覆するような垂下部を延
出し、上記垂下部の下縁を屋根材の表面に圧接したの
で、上記ワッシャの垂下部がパッキンの外周面の全周を
被覆することでパッキンを外部に露出させないようにす
ることができるものであって、パッキンの耐用性を向上
させることができ、また、上記ワッシャの垂下部の下縁
を屋根材の表面に圧接したことでパッキンの屋根材への
密着に加えてワッシャも屋根材に密着させることがで
き、屋根材取付構造の防水性、特に、屋根材の上面に浸
る雨水等に対しての防水性の向上を図ることができるも
のである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の例を示す側面断面図であ
る。
【図2】同上の固定具を打入する前の側面断面図であ
る。
【図3】同上の固定具を示すものであり、(a)は斜視
図であり、(b)は側面断面図である。
【図4】同上のワッシャを示すものであり、(a)は上
面図であり、(b)は一部断面側面図であり、(c)は
(b)のC部の拡大図である。
【図5】同上のパッキンに固定具を挿入したものを示す
側面断面図である。
【図6】同上の正面断面図である。
【図7】従来の側面断面図である。
【符号の説明】
1 固定具 1a 頭部 2 ワッシャ 3 パッキン 4 水返し部 5 収納凹所 6 垂下部 7 突条部 11 環状突条部 12 環状凹条部 13 押圧部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 志村 治男 大阪府門真市大字門真1048番地 松下電 工株式会社内 (72)発明者 坂本 喜久雄 大分県日田市大字十二町503番地 中央 発条工業株式会社内 (56)参考文献 特開2000−328725(JP,A) 登録実用新案3050551(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E04D 3/36

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 屋根下地の上に屋根材を葺いて屋根材の
    上から屋根材を貫通させてくぎ等の固定具を屋根下地に
    打入し、固定具の頭部と屋根材の間にワッシャとパッキ
    ンとをワッシャが上になるように介装してなる屋根材取
    付構造において、ワッシャの内周縁に亘って上記固定具
    の頭部側に立ち上がる水返し部を設け、固定具の頭部の
    下面にワッシャに対して反対側に凹設した収納凹所に上
    記水返し部を収納し、ワッシャの上面の内周縁と外周縁
    との間にワッシャの全周に亘るような環形状で且つパッ
    キン側に突出した環状突条部を設けたことを特徴とする
    屋根材取付構造。
  2. 【請求項2】 パッキンの上面のうちパッキンの内周縁
    にワッシャ側に突出した突条部を形成し、上記突条部を
    ワッシャの内周縁と固定具との間に圧入させたことを特
    徴とする請求項1に記載の屋根材取付構造。
  3. 【請求項3】 ワッシャの外周縁からパッキンの外周面
    の全周を被覆するような垂下部を延出し、上記垂下部の
    下縁を屋根材の表面に圧接したことを特徴とする請求項
    1に記載の屋根材取付構造。
JP2001058609A 2001-03-02 2001-03-02 屋根材取付構造 Expired - Fee Related JP3455733B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001058609A JP3455733B2 (ja) 2001-03-02 2001-03-02 屋根材取付構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001058609A JP3455733B2 (ja) 2001-03-02 2001-03-02 屋根材取付構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2002256659A JP2002256659A (ja) 2002-09-11
JP3455733B2 true JP3455733B2 (ja) 2003-10-14

Family

ID=18918305

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001058609A Expired - Fee Related JP3455733B2 (ja) 2001-03-02 2001-03-02 屋根材取付構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3455733B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5670140B2 (ja) * 2010-09-29 2015-02-18 タキロン株式会社 屋根取付け構造とそれに用いられるスペーサー

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3050551U (ja) 1998-01-14 1998-07-21 孝一 武岡 防水締結部材

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3050551U (ja) 1998-01-14 1998-07-21 孝一 武岡 防水締結部材

Also Published As

Publication number Publication date
JP2002256659A (ja) 2002-09-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4686808A (en) Roofing system, method and holddown apparatus
US4912900A (en) Perimeter securement assembly for roof deck covering
US4620402A (en) Penetrating roofing fastening and sealing system
JPH0221443B2 (ja)
JPS63261044A (ja) 屋根被覆材用のファスナー組立体
US4617771A (en) Mechanical fastener for roofing membrane and method of applying same
US4630422A (en) Penetrating roofing mechanical fastening sealing system and method
US4651490A (en) Fastening assembly for mechanically attaching a flexible membrane to a roof construction
US6952902B2 (en) Attachment plate
JP3455733B2 (ja) 屋根材取付構造
JP4262846B2 (ja) 雪止め体の取付構造
JP5060067B2 (ja) 防水シート固定構造
JP3718507B2 (ja) 金属屋根材の締結構造
JP3050551U (ja) 防水締結部材
JPH0339287Y2 (ja)
KR0137477Y1 (ko) 루핑용의 개량된 합성수지 캡
JP2604918Y2 (ja) ルーフドレン
JP2726430B2 (ja) 機械式屋根締結装置
JPS6120181Y2 (ja)
JP4068767B2 (ja) 水切り材及び窓上又は窓下の防水構造
JPH0224971Y2 (ja)
JPH0340961Y2 (ja)
JP2551421Y2 (ja) 外壁パネルの取付構造
WO2000005509A1 (en) Leak resistant fastener
JPS6127392Y2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20030708

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees